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このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
Broadband Access Center for Cable(BACC)は、ケーブル ネットワーク デバイスの設定とプロビジョニングのプロセスを自動化するものです。BACC には、Cisco Network Registrar とのインターフェイスがあります。Cisco Network Registrar は、IP アドレス管理用の高速 DHCP サーバと DNS サーバを備えています。
BACC は、Solaris 8 または 9 オペレーティング システムを実行しているコンピュータにインストールしなければなりません。BACC をインストールする前に、正しい種類と数のパッチをシステムにインストールしておく必要があります。
BACC を正常にインストールするために、次の JDK パッチが推奨されています。
BACC を正常にインストールするために、次の JDK パッチが推奨されています。
BACC をインストールする前に、次の Cisco Network Registrar 要件を確認してください。
• BACC 2.7 では Network Registrar 6.1.2.3 以降を使用することを推奨します。
• Solaris 8 または 9 のコンピュータに Network Registrar DHCP サーバがインストールされている必要があります。
• BACC をフェールオーバー方式で展開する場合は、フェールオーバー用に 2 台の DHCP サーバによる冗長構成が必要です。
• BACC のインストール終了後に、Network Registrar のスコープが、フェールオーバー機能、および BACC をインストールしたネットワークのトポロジを反映するように設定されていることを確認してください。
Network Registrar サーバでフェールオーバーを設定する方法については、『 Network Registrar User's Guide 』を参照してください。
• Regional Distribution Unit(RDU)。これは BACC を展開する場合のプライマリ サーバです。RDU は、BACC の中央データベースを保持しており、設定の生成を管理します。
• 1 つまたは複数の Device Provisioning Engine(DPE)。Cisco Device Provisioning Engine は、プロビジョニング情報をキャッシュし、デバイスへの設定ファイルの転送を含め、すべての設定要求を処理します。DPE は、Cisco Network Registrar の IP アドレス割り当てを制御する DHCP サーバと統合されます。複数の DPE が 1 台の DHCP サーバと通信できます。DPE は、プロビジョニングをイネーブルにするソフトウェアがプリインストール済みですが、いくつかの初期セットアップが必要です。
(注) Device Provisioning Engine のハードウェア設置手順については、次のマニュアルに説明してあります。
• DPE-590 の場合は、『 Cisco Content Engine 500 Series Hardware Installation Guide 』を参照してください。このマニュアルには、次の URL からアクセできます。
www.cisco.com/en/US/products/hw/contnetw/ps761/products_installation_guide_book09186a00800801e0.html
• DPE-2115 の場合は、『 Installation and Setup Guide for the Cisco 1102 VLAN Policy Server 』を参照してください。このマニュアルには、次の URL からアクセスできます。
www.cisco.com/en/US/products/sw/secursw/ps2136/products_installation_and_configuration_guide_book09186a00801f0d02.html
• Key Distribution Center(KDC)。KDC および DPE 登録サービスは、すべての音声テクノロジー メディア ターミナル アダプタ(MTA)の認証を処理します。試験インストールを実行すると、KDC は試験コンピュータにインストールされます。しかし、パフォーマンス上の理由から、コンポーネントのインストールでは、KDC を別のサーバにインストールしてください。
(注) KDC が必要となるのは、音声テクノロジーの動作をサポートするようにシステムを設定する場合に限られます。
• 1 つまたは複数の Cisco Network Registrar サーバ。Network Registrar は、Dynamic Host Configuration Protocol(DHCP; ダイナミック ホスト コンフィギュレーション プロトコル)機能および Domain Name System(DNS; ドメイン ネーム システム)機能を提供します。Network Registrar にダイナミック DNS(DDNS)を実装する場合は、展開が必要なサーバの数が増えます。
表1-1 では、各サーバのハードウェア要件について説明します。
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SUN V210 1GHz2 |
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NA3 |
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2 GB または 4 GB4 |
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1.サーバの推奨数は、2 つのデバイス(1 つのケーブル モデムと 1 つの PC)を持つ平均的な加入者を基準としています。 2.BACC 2.6.1 以降のリリースでは、非アプライアンス Sun DPE を DPE-2115 シングル 3.06 Ghz CPU および 2 GB メモリに置き換えることにより、パフォーマンスの維持向上を実現できます。 |
このマニュアルでは、2 種類のインストールについて説明します。
• コンポーネントの個別インストール:インストール プログラムを使用して、BACC の個々のコンポーネントを 1 つ以上インストールできます。個々のコンポーネントとは、RDU、Cisco Network Registrar 拡張機能、Solaris Device Provisioning Engine(DPE)、および KDC です。個々のコンポーネントのインストール手順については、「コンポーネントのインストール」を参照してください。
• 試験インストール:インストール プログラムを使用して、BACC を試験環境において使用するためにインストールできます。この試験環境において、BACC をネットワーク全体に実装して展開する前に、デモンストレーションや評価を行うことができます。詳細については、「試験環境へのインストール」を参照してください。
BACC は、インストール プログラムのグラフィカル ユーザ インターフェイス(GUI)またはコマンドラインを使用してインストールできます。