この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
この章では、BACC のインストール後に実行できる作業について説明します。
• 「Network Registrar のスプーフィング DNS サーバをイネーブルにする方法」
スプーフィング DNS サーバは、すべての DNS 要求を同じ IP アドレスにリダイレクトします。この機能は、新しい加入者にセルフプロビジョニング フローを強制するために使用できます。
たとえば、DNS ホストが dns.acme.com で、その IP アドレスが 10.10.10.5 であると仮定します。また、セルフプロビジョニング フローを持つ Web サーバの IP アドレスが 10.10.10.6 であるとします。
DNS サーバで、Network Registrar に次の設定を行います。
DHCP サーバで、Network Registrar に次の設定を行います。
この項では、syslog ユーティリティを、Network Registrar 拡張ポイントと RDU サーバの両方で、BACC からアラートとデバッグ情報を受信するように設定する方法について説明します。
ステップ 1 Network Registrar サーバに root としてログインします。
ステップ 2 コマンドラインでログ ファイルを作成します。次の例を参考にしてください。
ステップ 3 テキスト エディタを使用して /etc/syslog.conf ファイルを開きます。
ステップ 4 /etc/syslog.conf ファイルに次の行を追加します。
(注) local6:info と /var/log/bpr.log 情報の間に、タブを 1 つ以上挿入する必要があります。
ステップ 5 /etc/syslog.conf ファイルを保存して閉じます。
ステップ 6 syslog ユーティリティが新しい設定を取り込むように強制するために、コマンドラインで次のコマンドを入力します。
(注) pid は、この例では 217 になっていますが、-ef | grep syslogd の実行時には変わっている可能性があります。このコマンドからの修正出力を kill -HUP への入力に使用してください。
syslog は、この時点で BACC からのアラートを受信できる状態になります。
この項で説明するプログラムで、RDU、Network Registrar 拡張機能、DPE、および KDC はアンインストールしますが、Network Registrar アプリケーションはアンインストールしません。BACC を削除するには、あらかじめ Network Registrar 上の BACC の設定を手作業で削除しておく必要があります。
アンインストール プログラムは、インストール ディレクトリ(デフォルトのインストール ディレクトリは /opt/CSCObpr)に格納されているファイルをすべて削除します。インストール ディレクトリにデータベースが検出された場合は、データベースが削除されることを示す警告メッセージが表示されます。これは、試験インストール プログラムでインストールした場合に発生することがあります。この時点でアンインストール プログラムを終了することも、次に進めることもできます。
また、アンインストール プログラムは、RDU、KDC、SNMP エージェント、JRun、BACC エージェント、および DPE のプロセスが検出された場合は、それらのプロセスをシャットダウンし、削除します。
アンインストール プログラムは、インストール ディレクトリ以外に格納されているファイルは削除 しません 。たとえば、コンポーネントをインストールするとき、データベース ディレクトリとデータベース トランザクション ログ ディレクトリは /var/CSCObpr の下に置かれます。したがって、これらのディレクトリにあるファイルは削除されません。また、アンインストール プログラムは、Network Registrar ディレクトリに配置されているファイルも一切削除 しません 。
BACC を削除するには、次の 2 とおりの方法があります。
• 「グラフィカル ユーザ インターフェイスからの BACC のアンインストール」
• 「コンソール モードからの BACC のアンインストール」
グラフィカル ユーザ インターフェイスを使用して BACC をアンインストールするには、次の手順を実行します。
ステップ 2 Network Registrar サーバ上の BACC 拡張機能の設定を手作業で削除します。この処理は、 nrcmd がインストールされ、かつ Network Registrar に接続可能なサーバならどれからでも実行できます。
a. Network Registrar の設定から BACC 拡張機能をアンインストールするには、次のコマンドを使用します。
b. DHCP サーバをリロードするには、次のコマンドを使用します。
c. Network Registrar 拡張機能のディレクトリから BACC 拡張機能を削除するには、次のコマンドを使用します。
ステップ 3 CLI プロンプトに対して、次のように入力します。
アンインストール プログラムの Welcome 画面が表示されます。
ステップ 4 Next をクリックします。アンインストール プログラムが BACC ファイルの削除を開始します。
アンインストールが完了すると、Cisco Broadband Provisioning Registrar was Uninstalled 画面が表示されます。
ステップ 5 Finish をクリックして、アンインストール プログラムを終了します。
(注) BACC のアンインストールが正常に完了しなかった場合は、画面にエラー メッセージが表示されます。
コンソール モードから BACC をアンインストールするには、次の手順を実行します。
(注) 試験環境から BACC をアンインストールすると、データベースはユーザの確認を得た上で自動的に削除されます。データベースが予定外に間違って削除されるのを防ぐには、データベース ファイルとログ ファイルをコピーまたはバックアップしておきます。詳細については、『Cisco Broadband Access Center for Cable Administrator's Guide』を参照してください。
ステップ 2 Network Registrar サーバ上の BACC 拡張機能の設定を手作業で削除します。この処理は、 nrcmd がインストールされ、かつ Network Registrar に接続可能なサーバならどれからでも実行できます。次の手順を実行します。
a. Network Registrar の設定から BACC 拡張機能をアンインストールするには、次のコマンドを使用します。
b. DHCP サーバをリロードするには、次のコマンドを使用します。
c. Network Registrar 拡張機能のディレクトリから BACC 拡張機能を削除するには、次のコマンドを使用します。
ステップ 3 CLI プロンプトに対して、次のように入力します。
ステップ 4 Enter キーを押して、削除プロセスを開始します。アンインストールが完了すると、次のメッセージが表示されます。
ステップ 5 Enter キーを押して、プログラムを終了します。