この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
この章では、Cisco Broadband Access Center(BAC)を Solaris オペレーティング システム環境にインストールするために必要な手順について説明します。
BAC をインストールする前に、 表3-1 で説明しているチェックリストを見直し、準備ができていることを確認します。
|
|
---|---|
1. システムが、「概要」で説明しているハードウェアとソフトウェアの最小限の要件を満たしていることを確認する。 |
|
3. ブラウザで BAC 管理者ユーザ インターフェイスを起動するシステムに、ライセンス ファイルを保存する。BAC ライセンスを設定するには、有効なサービス ライセンス ファイルが必要です。 |
|
4. BAC コンポーネントをインストールするホーム ディレクトリ( BPR_HOME )を決定する。デフォルトのディレクトリは /opt/CSCObac です。インストール ディレクトリに十分な空きディスク領域があることを確認します。 (注) 350 MB 以上の使用可能ディスク領域を確保しておくことを推奨します。 |
|
5. RDU に対して、データ ディレクトリ( BPR_DATA )とデータベース ログ (注) データ ディレクトリは、ホーム ディレクトリとは別の物理ディスク上、たとえば /var/disk0/CSCObac に置くことを推奨します。1 ~ 30 GB の空きディスク領域を確保しておく必要があります。 |
|
6. RDU に対して、リスニング ポート番号を決定する。RDU はこのインターフェイスを使用して、他の BAC コンポーネント(DPE や Cisco Network Registrar 拡張ポイントなど)と通信します。デフォルトのポートは 49187 です。 |
|
7. RDU に対して、共有秘密パスワードを決定する。このパスワードは、ネットワーク上の BAC サーバが、相互に通信を認証するためのトークンとして使用します。共有秘密パスワードは、ネットワーク上のすべての BAC サーバで同じである必要があります。 |
|
8. RDU に対して、HTTP または HTTP over SSL(HTTPS)を使用して管理者ユーザ インターフェイスにアクセスするためのポートを決定する。デフォルトのポートは次のとおりです。 |
|
9. BAC 拡張のインストール先のサーバに Network Registrar 7.0 がインストールされて実行されていることを確認する。 (注) BAC で IPv6 サポートをイネーブルにするには、バージョン 7.0 の Network Registrar をインストールする必要があります。 |
|
10. Network Registrar 拡張に対して、Network Registrar サーバが所属するプロビジョニング グループの名前を決定する。 |
|
11. Network Registrar 拡張に対して、データ ディレクトリ( BPR_DATA )のインストール先を決定する。デフォルトのディレクトリは /var/CSCObac です。 |
|
12. 必要な Network Registrar 設定ファイルがあることを確認する。設定ファイルの例については、 付録 A「Network Registrar 設定ファイル例」 を参照してください。 |
|
14. マシンが IPv6 をサポートするようにイネーブルにする。 IPv6 をイネーブルにするには、 root としてログインし、次を実行します。 |
インストールするコンポーネントに関係なく、BAC インストール プログラムの初期手順は同じです。この項では、インストール プログラムと初期インストール手順の実行方法について説明します。
ステップ 1 インストール先の BAC ホストに root としてログインします。
ステップ 2 Solaris システムのプロンプトで、CD-ROM ドライブまたはその他のインストール メディアのディレクトリに移動します。
gzip ユーティリティと gtar ユーティリティが使用可能で、BAC インストール ファイルを展開できることを確認し、次の手順を実行します。
a. インストール ファイルを展開して抽出するディレクトリに移動します。
b. 拡張子が .gtar.gz のファイルを展開します。次のように入力します。
c. gunzip で展開された拡張子が .gtar のファイルを展開します。次のように入力します。
このユーティリティによって BAC_400_Solaris ディレクトリが作成され、ここにインストール プログラムが抽出されます。
(注) 展開中にチェックサム エラーが表示された場合は、マシン上の GNU tar へのパスを指定します。
ステップ 3 インストール プログラムが抽出されたら、コンポーネントを対話モードまたは非対話モードでインストールするよう選択できます。
この項では、1 つまたは複数の BAC コンポーネントをコマンドラインからインタラクティブにインストールするための手順について説明します。
マシン上で IPv6 をイネーブルにしていない場合は、インストール中に次のようなメッセージが表示されます。
IPv6 は後でイネーブルにすることができます。その場合は、次のコマンドを実行します。
intf には、IPv6 をイネーブルにするインターフェイスを指定します。
(注) 次の手順のいずれかを実行する前に、「BAC のインストール」で説明している初期手順を完了している必要があります。
この項では、対話モードでコンポーネントをインストールする手順について説明します。
• 「対話モードでの Network Registrar 拡張のインストール」
RDU は、Solaris 9 または 10 を実行し、「オペレーティング システム要件」で説明している要件を満たすサーバにインストールします。RDU は、ネットワーク内で最も信頼性の高いサーバであるハイエンド システムにインストールする必要があります。
(注) 固定 IP アドレスを使用するように RDU サーバを設定することを推奨します。
RDU をインストールするには、まず「BAC のインストール」で説明している初期インストールを実行します。その後で、次の手順を実行します。
ステップ 1 インストール プログラムを対話モードで開始するには、次のように入力します。
install-path には、 BAC_400_Solaris ディレクトリが作成されたディレクトリへの完全パスを指定します。
インストール プログラムは、必要なパッチが Solaris オペレーティング システムにインストールされていることを確認します。確認が完了すると、ウェルカム メッセージが表示されます。
ステップ 3 RDU のプロンプトで、1 つまたは複数のコンポーネントを選択するように要求されたら、 y を入力し、 Enter キーを押します。
DPE、Network Registrar 拡張ポイント、および KDC のインストールを飛ばして進むには、 n を入力し、 Enter キーを押します。これらのコンポーネントは、後でインストールするように選択できます。
インストールするコンポーネントを確認するように要求されます。
ステップ 4 y を入力し、 Enter キーを押して先に進みます。
BAC は、 表3-2 で説明している IP アドレスとポートをバインドすることにより、lease クエリ要求を実行します。
|
|
|
---|---|---|
ワイルドカード 1 |
||
上記のポートのいずれかが他のプロセスで使用中であることが検出された場合は、オペレーティング システムが選択するダイナミック ポートを使用することを推奨します。
ポート 67 とポート547 が RDU で使用可能な場合は、ホーム ディレクトリ プロンプトが表示されます。
ステップ 5 デフォルトのディレクトリ /opt/CSCObac を採用する場合は、 Enter キーを押します。採用しない場合は、他のディレクトリを入力します。
ステップ 6 ホーム ディレクトリの場所を確認するため、 y を入力し、 Enter キーを押します。
ステップ 7 デフォルトのディレクトリ /var/CSCObac を採用する場合は、 Enter キーを押します。採用しない場合は、他のディレクトリを入力します。
ステップ 8 データ ディレクトリの場所を確認するため、 y を入力し、 Enter キーを押します。
データベース ログ ディレクトリ プロンプトが表示されます。
ステップ 9 デフォルトのディレクトリ /var/CSCObac を採用する場合は、 Enter キーを押します。採用しない場合は、他のディレクトリを入力します。
ステップ 10 ディレクトリを確認するため、 y を入力し、 Enter キーを押します。
RDU に関連する情報、具体的には IP アドレスとリスニング ポートを入力するように要求されます。
インストール プログラムが自動的に RDU の IP アドレスを取得する間に、リスニング ポートの値を入力する必要があります。このリスニング ポートは、RDU が他の BAC コンポーネント(DPE や Network Registrar 拡張ポイントなど)との通信に使用するポート番号です。
ステップ 11 デフォルトのポート番号 49187 を採用する場合は、 Enter キーを押します。採用しない場合は、他のポート番号を入力します。
ステップ 12 リスニング ポートを確認し、 y を入力し、 Enter キーを押して先に進みます。
ステップ 13 BAC サーバ間の認証に使用する共有秘密パスワードを入力し、このパスワードを確認します。
(注) 共有秘密パスワードは、ネットワーク上の RDU、すべての DPE、および Network Registrar 拡張ポイントに対して同じものを使用する必要があります。
RDU をインストールするために選択したパラメータが表示されます。
ステップ 15 y を入力し、 Enter キーを押してインストール パラメータを確認します。
管理者ユーザ インターフェイス用の HTTP ポートを入力するように要求されます。
ステップ 16 デフォルトのポート番号 8100 を採用する場合は、 Enter キーを押します。採用しない場合は、他のポート番号を入力します。
ステップ 17 HTTP ポートを確認します。 y を入力し、 Enter キーを押します。
ユーザ インターフェイス用の HTTP ポートを入力するように要求されます。
ステップ 18 デフォルトのポート番号 8443 を採用する場合は、 Enter キーを押します。採用しない場合は、他のポート番号を入力します。
ステップ 19 HTTPS ポートを確認します。 y を入力し、 Enter キーを押します。
管理者ユーザ インターフェイスをインストールするために選択したパラメータが表示されます。
ステップ 20 y を入力し、 Enter キーを押します。
インストール パッケージで使用されているスクリプトはスーパーユーザ権限で実行されるため、インストールを続行するように要求されます。
ステップ 21 y を入力し、 Enter キーを押します。
インストールが正常に終了すると、次のメッセージが表示されます。
DPE は、Solaris 9 または 10 を実行し、「オペレーティング システム要件」で説明している要件を満たすサーバにインストールします。
(注) 固定 IP アドレスを使用するように DPE サーバを設定することを推奨します。
DPE のインストール中、DPE と同じサーバ上で実行されている TFTP サーバまたは ToD サーバが検出された場合、エラー メッセージが表示され、インストールは中止されます。TFTP サーバまたは ToD サーバを無効にするには、エラー メッセージに記載されている手順を実行します。
DPE をインストールするには、まず「BAC のインストール」で説明している初期インストールを実行します。その後で、次の手順を実行します。
ステップ 1 インストール プログラムを対話モードで開始するには、次のように入力します。
install-path には、 BAC_400_Solaris ディレクトリが作成されたディレクトリへの完全パスを指定します。
インストール プログラムは、必要なパッチが Solaris オペレーティング システムにインストールされていることを確認します。確認が完了すると、ウェルカム メッセージが表示されます。
ステップ 3 DPE のプロンプトで、1 つまたは複数のコンポーネントを選択するように要求されたら、 y を入力し、 Enter キーを押します。
RDU、Network Registrar 拡張ポイント、および KDC のインストールを飛ばして進むには、 n を入力し、 Enter キーを押します。
インストールするコンポーネントを確認するように要求されます。
ステップ 4 y を入力し、 Enter キーを押して先に進みます。
ステップ 5 デフォルトのディレクトリ /opt/CSCObac を採用する場合は、 Enter キーを押します。採用しない場合は、他のディレクトリを入力します。
ステップ 6 ディレクトリの場所を確認します。 y を入力し、 Enter キーを押します。
ステップ 7 デフォルトのディレクトリ /var/CSCObac を採用する場合は、 Enter キーを押します。採用しない場合は、他のディレクトリを入力します。
ステップ 8 ディレクトリの場所を確認します。 y を入力し、 Enter キーを押します。
ステップ 9 BAC サーバ間の認証に使用する共有秘密パスワードを入力します。
(注) 共有秘密パスワードは、ネットワーク上の RDU、すべての DPE、および Network Registrar 拡張ポイントに対して同じものを使用する必要があります。
ステップ 10 確認のためもう一度パスワードを入力し、 Enter キーを押します。
インストール パッケージで使用されているスクリプトはスーパーユーザ(root)権限で実行されるため、インストールの続行を確認するように要求されます。
ステップ 11 y を入力し、 Enter キーを押します。
(注) 続行しないように選択した場合、次のメッセージが表示され、インストールは中断されます。
Installation of <CSCObac> was terminated due to user request.
No changes were made to the system.
インストール プロセスが開始されます。インストールが正常に終了すると、次のメッセージが表示されます。
BAC 拡張は、BAC 環境内のすべての Network Registrar サーバにインストールします。フェールオーバー環境で BAC を展開している場合は、フェールオーバー サーバにも BAC 拡張をインストールする必要があります。インストール後、BAC 拡張を設定する必要があります。この項では、これらの拡張のインストール、設定、および有効化の方法について説明します。
(注) 固定 IP アドレスを使用するように Network Registrar サーバを設定することを推奨します。
Network Registrar 拡張をインストールする前に、「BAC のインストール」で説明している初期インストールを実行します。また、Network Registrar が実行されていることを確認します。その後で、次の手順を実行します。
ステップ 1 インストール プログラムを対話モードで開始するには、次のように入力します。
install-path には、 BAC_400_Solaris ディレクトリが作成されたディレクトリへの完全パスを指定します。
インストール プログラムは、必要なパッチが Solaris オペレーティング システムにインストールされていることを確認します。確認が完了すると、ウェルカム メッセージが表示されます。
ステップ 3 Network Registrar 拡張ポイントのプロンプトで、1 つまたは複数のコンポーネントを選択するように要求されたら、 y を入力し、 Enter キーを押します。
RDU、DPE、および KDC のインストールを飛ばして進むには、 n を入力し、 Enter キーを押します。
(注) インストール プログラムにより、Network Registrar のインストールが有効化されます。Network Registrar 7.0 をサーバにインストールする必要があります。必要なバージョンがインストールされていない場合、インストール プロセスは終了します。必要な Network Registrar バージョンにアップグレードしてから、インストールを続行します。
インストールするコンポーネントを確認するように要求されます。
ステップ 4 y を入力し、 Enter キーを押して先に進みます。
ステップ 5 デフォルトのディレクトリ /opt/CSCObac を採用する場合は、 Enter キーを押します。採用しない場合は、他のディレクトリを入力します。
ステップ 6 y キーを押し、 Enter キーを押して先に進みます。
ステップ 7 デフォルトのディレクトリ /var/CSCObac を採用する場合は、 Enter キーを押します。採用しない場合は、他のディレクトリを入力します。
(注) デフォルトでは、インストール プログラムは、データ ディレクトリ(BPR_DATA)をホーム ディレクトリ(BPR_HOME)以外の場所にインストールします。データ ディレクトリは、ホーム ディレクトリとは別の物理ディスク上、たとえば /var/disk0/CSCObac に置くことを推奨します。
ステップ 8 ディレクトリを確認するため、 y を入力し、 Enter キーを押します。
拡張のインストールに必要な RDU に関する情報を入力するように要求されます。
ステップ 9 RDU のインストール先のホストの IP アドレス(またはホスト名)とリスニング ポートを入力します。デフォルトの情報を採用する場合は、 Enter キーを押します。採用しない場合は、他の情報を入力します。
拡張ポイント プロビジョニング グループの名前を入力するように要求されます。
ステップ 10 Network Registrar 拡張ポイント グループの名前を入力します。
PacketCable デバイスまたは音声技術デバイスをプロビジョニングするかどうかたずねられます。
ステップ 11 PacketCable デバイスを使用する場合は、 y を入力して Enter キーを押します。使用しない場合は、 Enter キーを押します。
n を入力した場合は、ステップ 15 に進みます。 y を入力した場合は、いくつかの音声技術プロパティを入力するように要求されます。
ステップ 12 KDC 領域名、プライマリとセカンダリ DHCP サーバの IP アドレス、およびプライマリとセカンダリ DNS サーバに関する詳細を入力します。
(注) システム上に複数のインターフェイスが存在する場合、次の例のような警告が表示されます。
ステップ 13 情報を確認します。 y を入力し、 Enter キーを押します。
ステップ 15 BAC サーバ間の認証に使用する共有秘密パスワードを入力します。ネットワーク上のすべての BAC サーバで、同じ共有秘密パスワードを使用する必要があります。
ステップ 17 y を入力し、 Enter キーを押してパラメータを確認し、Network Registrar 拡張をインストールします。
インストール パッケージで使用されているスクリプトはスーパーユーザ(root)権限で実行されるため、インストールの続行を確認するように要求されます。
ステップ 19 y を入力し、 Enter キーを押します。
インストールが続行し、正常に終了すると次のメッセージが表示されます。
BAC 拡張を Network Registrar サーバにインストールしたら、この拡張を設定する必要があります。この項で説明する手順では、次のことが前提になっています。
• BAC コンポーネントは /opt/CSCObac にインストールされている。
• Network Registrar は /opt/nwreg2 にインストールされている。
• Network Registrar のユーザ名は admin で、パスワードは changeme 。
ステップ 1 root アクセス権で Network Registrar サーバにログインします。
ステップ 3 Network Registrar サーバをリロードするには、次のように入力します。
あるいは、DHCP サーバだけをリロードするには、次のように入力します。
(注) Network Registrar サーバを使用する前に、クライアント クラス、スコープ選択タグ、ポリシー、およびスコープを設定する必要があります。IPv6 環境の場合は、リンクとプレフィクスも設定する必要があります。『User Guide for Cisco Network Registrar 7.0』を参照してください。
Network Registrar サーバにインストールされた拡張を有効にするには、Network Registrar Command Line Tool( nrcmd )から、次を実行します。
(注) ローカル クラスタまたはリージョナル クラスタをインストールしたかに応じて、nrcmd ツールの場所は次のようになります。
• ローカルの場合: /opt/nwreg2/local/usrbin
• リージョナルの場合: /opt/nwreg2/regional/usrbin
(注) BPR_HOME と BPR_DATA の値は、インストールによって異なる場合があります。
音声技術操作をサポートするようにシステムを設定した場合にのみ、KDC をインストールする必要があります。
KDC は、「オペレーティング システム要件」で説明している要件を満たす Solaris 9 または 10 サーバにインストールします。パフォーマンス上の理由から、KDC は別のサーバにインストールする必要があります。
KDC をインストールするには、まず「BAC のインストール」で説明している初期インストールを実行します。その後で、次の手順を実行します。
ステップ 1 インストール プログラムを対話モードで開始するには、次のように入力します。
install-path には、 BAC_400_Solaris ディレクトリが作成されたディレクトリへの完全パスを指定します。
インストール プログラムは、必要なパッチが Solaris オペレーティング システムにインストールされていることを確認します。確認が完了すると、ウェルカム メッセージが表示されます。
ステップ 3 KDC のプロンプトで、1 つまたは複数のコンポーネントを選択するように要求されたら、 y を入力し、 Enter キーを押します。
RDU、DPE、および Network Registrar 拡張ポイントのインストールを飛ばして進むには、 n を入力し、 Enter キーを押します。
ステップ 4 インストールするコンポーネントを確認します。 y を入力し、 Enter キーを押します。
ステップ 5 デフォルトのディレクトリ /opt/CSCObac を採用する場合は、 Enter キーを押します。採用しない場合は、他のディレクトリを入力します。
ステップ 7 デフォルトのディレクトリ /var/CSCObac を採用する場合は、 Enter キーを押します。採用しない場合は、他のディレクトリを入力します。
ステップ 8 確認するため、 y を入力し、 Enter キーを押します。
KDC Configuration プロンプトが表示されます。
ステップ 9 KDC インターフェイス アドレス、完全修飾ドメイン名(FQDN)、および Kerberos 領域名を入力します。この領域名は、このプロビジョニング グループに所属する DPE に対して指定する領域と一致している必要があります。
(注) システム上に複数のインターフェイスが存在する場合、次の例のような警告が表示されます。
ステップ 10 入力内容を確認して先に進むため、 y を入力し、 Enter キーを押します。
KDC サービス キーを生成するためのパスワードを入力するように要求されます。
ステップ 11 DPE ごとに、6 ~ 20 文字のパスワードを入力します。ここで説明している KDC サービス キーとは、DPE と KDC に生成し、この 2 つのコンポーネント間の通信をイネーブルにする必要のあるサービス キーのことです。このサービス キーを生成するには、KDC 用に入力したパスワードと、対応する DPE 用に入力したパスワードが一致している必要があります。一致しない場合、DPE は機能しません。
(注) サービス キーを生成するには、次の手順を実行します。
• DPE に生成するには、DPE CLI から service packetcable 1..1 registration kdc-service-key コマンドを実行する。詳細については、『 Cisco Broadband Access Center DPE CLI Reference 4.0 』を参照してください。
• KDC に生成するには、KeyGen ツールを使用する。詳細については、『 Cisco Broadband Access Center Administrator Guide 4.0 』を参照してください。
ステップ 13 確認して先に進むため、 y を入力し、 Enter キーを押します。
ステップ 14 DPE の FQDN を入力し、 Enter キーを押します。
ステップ 15 y を入力し、 Enter キーを押して確認し、先に進みます。
ステップ 16 別の DPE を追加するには、 y を入力して Enter キーを押します。追加しない場合は、 n を入力して Enter キーを押します。インストール プログラムでは、すべての DPE に対して同じ音声技術共有鍵が使用されます。
インストール パッケージで使用されているスクリプトはスーパーユーザ(root)権限で実行されるため、インストールの続行を確認するように要求されます。
ステップ 17 y を入力し、 Enter キーを押します。
インストールが続行し、正常に終了すると次のメッセージが表示されます。
この項では、1 つまたは複数の BAC コンポーネントをコマンドラインから非対話モードでインストールするための手順について説明します。
非対話モードで BAC をインストールするには、コンポーネントをインストールするための値を格納する応答ファイルを先に生成する必要があります。その後、コンポーネントをインストールするときに、この応答ファイルを入力として使用します。同じコンポーネントを引き続きインストールする場合、すべてのインストール プロンプトを削除し、応答ファイルに含まれる値を使用してコンポーネントをインストールする単一のコマンドを使用するだけです。
非対話モードで BAC をインストールするには、2 つの手順を実行する必要があります。各手順の詳細については、この後の項で説明します。
install-path には、 BAC_400_Solaris ディレクトリが作成されたディレクトリへの完全パスを指定します。
このコマンドを実行しても、BAC はシステムにインストールされません。インストール用の値を格納するための応答ファイルが生成されるだけです。
生成できる応答ファイルは、1 つだけです。このため、応答ファイルは、その応答ファイルを生成したコンポーネントをインストールするためだけに使用します。他のコンポーネントをインストールする場合は、そのコンポーネント用の応答ファイルを生成し、生成した応答ファイルを使用してそのコンポーネントをインストールします。
たとえば、DPE をインストールするための応答ファイルを生成し、その後 Network Registrar 拡張をインストールする場合、Network Registrar 拡張をインストールするために別の応答ファイルを生成する必要があります。DPE をインストールするために生成した応答ファイルを使用して、Network Registrar 拡張をインストールすることはできません。
2. 応答ファイルを生成したら、インストール プログラムを非対話モードで起動し、次のコマンドを実行します。
その後同じコンポーネントをインストールする場合は、この pkgadd コマンドを実行するだけです。
マシン上で IPv6 をイネーブルにしていない場合は、次のような警告メッセージが表示されます。
IPv6 は後でイネーブルにすることができます。その場合は、次のコマンドを実行します。
intf には、IPv6 をイネーブルにするインターフェイスを指定します。
(注) この項で説明する手順のいずれかを実行する前に、「BAC のインストール」で説明している初期手順を実行します。
この項では、非対話モードでコンポーネントをインストールする手順について説明します。
• 「非対話モードでの Network Registrar 拡張のインストール」
RDU は、Solaris 9 または 10 を実行し、「オペレーティング システム要件」で説明している要件を満たすサーバにインストールします。RDU は、ネットワーク内で最も信頼性の高いサーバであるハイエンド システムにインストールする必要があります。
(注) 固定 IP アドレスを使用するように RDU サーバを設定することを推奨します。
RDU をインストールするには、まず「BAC のインストール」で説明している初期インストールを実行します。その後で、次の手順を実行します。
次の手順を実行して、RDU インストール用の応答ファイルを生成します。
ステップ 1 応答ファイルを生成するには、次のように入力します。
install-path には、 BAC_400_Solaris ディレクトリが作成されたディレクトリへの完全パスを指定します。
(注) 応答ファイルは、pkgask -r コマンドを実行したディレクトリに作成されます。応答ファイルを別の場所に生成する場合は、次のように入力します。
# pkgask -r response-file-path -d CSCObac.pkg
response-file-path には、/tmp/response のように、応答ファイルを生成するディレクトリを指定します。また応答ファイルには、outputFile のように、任意の名前を付けることができます。
インストール プログラムは、必要なパッチが Solaris オペレーティング システムにインストールされていることを確認します。確認が完了すると、ウェルカム メッセージが表示されます。
ステップ 3 RDU のプロンプトで、1 つまたは複数のコンポーネントを選択するように要求されたら、 y を入力し、 Enter キーを押します。
DPE、Network Registrar 拡張ポイント、および KDC のインストールを飛ばして進むには、 n を入力し、 Enter キーを押します。これらのコンポーネントは、後でインストールするように選択できます。
インストールするコンポーネントを確認するように要求されます。
ステップ 4 y を入力し、 Enter キーを押して先に進みます。
BAC は、 表3-3 で説明している IP アドレスとポートをバインドすることにより、lease クエリ要求を実行します。
|
|
|
---|---|---|
ワイルドカード 2 |
||
上記のポートのいずれかが他のプロセスで使用中であることが検出された場合は、オペレーティング システムが選択するダイナミック ポートを使用することを推奨します。
ポート 547 とポート 67 が使用可能な場合は、ホーム ディレクトリ プロンプトが表示されます。
ステップ 5 デフォルトのディレクトリ /opt/CSCObac を採用する場合は、 Enter キーを押します。採用しない場合は、他のディレクトリを入力します。
ステップ 6 ホーム ディレクトリの場所を確認するため、 y を入力し、 Enter キーを押します。
ステップ 7 デフォルトのディレクトリ /var/CSCObac を採用する場合は、 Enter キーを押します。採用しない場合は、他のディレクトリを入力します。
ステップ 8 データ ディレクトリの場所を確認するため、 y を入力し、 Enter キーを押します。
データベース ログ ディレクトリ プロンプトが表示されます。
ステップ 9 デフォルトのディレクトリ /var/CSCObac を採用する場合は、 Enter キーを押します。採用しない場合は、他のディレクトリを入力します。
ステップ 10 ディレクトリを確認するため、 y を入力し、 Enter キーを押して先に進みます。
RDU に関連する情報、具体的には IP アドレスとリスニング ポートを入力するように要求されます。
インストール プログラムが自動的に RDU の IP アドレスを取得する間に、リスニング ポートの値を入力する必要があります。このリスニング ポートは、RDU が他の BAC コンポーネント(DPE や Network Registrar 拡張ポイントなど)との通信に使用するポート番号です。
ステップ 11 デフォルトのポート番号 49187 を採用する場合は、 Enter キーを押します。採用しない場合は、他のポート番号を入力します。
ステップ 12 リスニング ポートを確認し、 y を入力し、 Enter キーを押して先に進みます。
ステップ 13 BAC サーバ間の認証に使用する共有秘密パスワードを入力し、このパスワードを確認します。
(注) 共有秘密パスワードは、ネットワーク上の RDU、すべての DPE、および Network Registrar 拡張ポイントに対して同じものを使用する必要があります。
RDU をインストールするために選択したパラメータが表示されます。
ステップ 15 y を入力し、 Enter キーを押してインストール パラメータを確認します。
管理者ユーザ インターフェイス用の HTTP ポートを入力するように要求されます。
ステップ 16 デフォルトのポート番号 8100 を採用する場合は、 Enter キーを押します。採用しない場合は、他のポート番号を入力します。
ステップ 17 HTTP ポートを確認します。 y を入力し、 Enter キーを押します。
ユーザ インターフェイス用の HTTP ポートを入力するように要求されます。
ステップ 18 デフォルトのポート番号 8443 を採用する場合は、 Enter キーを押します。採用しない場合は、他のポート番号を入力します。
ステップ 19 HTTPS ポートを確認します。 y を入力し、 Enter キーを押します。
管理者ユーザ インターフェイスをインストールするために選択したパラメータが表示されます。
ステップ 20 パラメータを確認するため、 y を入力し、 Enter キーを押します。
ステップ 21 先に進むには、 Enter キーを押します。
応答ファイルが作成されたことを示すメッセージが表示されます。
RDU 用の応答ファイルを生成したら、その後次のコマンドを使用して、RDU をインストールできます。
上記のコマンドを実行すると、RDU がインストールされます。インストールが正常に終了すると、次のメッセージが表示されます。
DPE は、Solaris 9 または 10 を実行し、「オペレーティング システム要件」で説明している要件を満たすサーバにインストールします。
(注) 固定 IP アドレスを使用するように DPE サーバを設定することを推奨します。
DPE のインストール中、DPE と同じサーバ上で実行されている TFTP サーバまたは ToD サーバが検出された場合、エラー メッセージが表示され、インストールは中止されます。TFTP サーバまたは ToD サーバを無効にするには、エラー メッセージに記載されている手順を実行します。
DPE をインストールするには、まず「BAC のインストール」で説明している初期手順を実行します。その後で、次の手順を実行します。
次の手順を実行して、DPE インストール用の応答ファイルを生成します。
ステップ 1 応答ファイルを生成するには、次のように入力します。
install-path には、 BAC_400_Solaris ディレクトリが作成されたディレクトリへの完全パスを指定します。
(注) 応答ファイルは、pkgask -r コマンドを実行したディレクトリに作成されます。応答ファイルを別の場所に生成する場合は、次のように入力します。# pkgask -r response-file-path -d CSCObac.pkg
response-file-path には、/tmp/response のように、応答ファイルを生成するディレクトリを指定します。また応答ファイルには、outputFile のように、任意の名前を付けることができます。
インストール プログラムは、必要なパッチが Solaris オペレーティング システムにインストールされていることを確認します。確認が完了すると、ウェルカム メッセージが表示されます。
ステップ 3 DPE のプロンプトで、1 つまたは複数のコンポーネントを選択するように要求されたら、 y を入力し、 Enter キーを押します。
RDU、Network Registrar 拡張ポイント、および KDC のインストールを飛ばして進むには、 n を入力し、 Enter キーを押します。
インストールするコンポーネントを確認するように要求されます。
ステップ 4 y を入力し、 Enter キーを押して先に進みます。
ステップ 5 デフォルトのディレクトリ /opt/CSCObac を採用する場合は、 Enter キーを押します。採用しない場合は、他のディレクトリを入力します。
ステップ 6 ディレクトリの場所を確認します。 y を入力し、 Enter キーを押します。
ステップ 7 デフォルトのディレクトリ /var/CSCObac を採用する場合は、 Enter キーを押します。採用しない場合は、他のディレクトリを入力します。
ステップ 8 ディレクトリの場所を確認します。 y を入力し、 Enter キーを押します。
ステップ 9 BAC サーバ間の認証に使用する共有秘密パスワードを入力します。共有秘密パスワードは、ネットワーク上の RDU、すべての DPE、および Network Registrar 拡張ポイントに対して同じものを使用する必要があります。
ステップ 10 確認のためもう一度パスワードを入力し、 Enter キーを押します。
応答ファイルが作成されたことを示すメッセージが表示されます。
DPE 用の応答ファイルを生成したら、その後次のコマンドを使用して、DPE をインストールできます。
上記のコマンドを実行すると、DPE がインストールされます。インストールが正常に終了すると、次のメッセージが表示されます。
BAC 拡張は、BAC 環境内のすべての Network Registrar サーバにインストールします。フェールオーバー環境で BAC を展開している場合は、フェールオーバー サーバにも BAC 拡張をインストールする必要があります。インストール後、BAC 拡張を設定する必要があります。この項では、これらの拡張のインストール、設定、および有効化の方法について説明します。
(注) 固定 IP アドレスを使用するように Network Registrar サーバを設定することを推奨します。
Network Registrar 拡張をインストールする前に、「BAC のインストール」で説明している初期インストールを実行します。また、Network Registrar が実行されていることを確認します。その後で、この項で説明している手順を実行します。
次の手順を実行して、Network Registrar 拡張をインストールするための応答ファイルを生成します。
ステップ 1 応答ファイルを生成するには、次のように入力します。
install-path には、 BAC_400_Solaris ディレクトリが作成されたディレクトリへの完全パスを指定します。
(注) 応答ファイルは、pkgask -r コマンドを実行したディレクトリに作成されます。応答ファイルを別の場所に生成する場合は、次のように入力します。# pkgask -r response-file-path -d CSCObac.pkg
response-file-path には、/tmp/response のように、応答ファイルを生成するディレクトリを指定します。また応答ファイルには、outputFile のように、任意の名前を付けることができます。
インストール プログラムは、必要なパッチが Solaris オペレーティング システムにインストールされていることを確認します。確認が完了すると、ウェルカム メッセージが表示されます。
ステップ 3 Network Registrar 拡張ポイントのプロンプトで、1 つまたは複数のコンポーネントを選択するように要求されたら、 y を入力し、 Enter キーを押します。
RDU、DPE、および KDC のインストールを飛ばして進むには、 n を入力し、 Enter キーを押します。
(注) インストール プログラムにより、Network Registrar のインストールが有効化されます。Network Registrar 7.0 をサーバにインストールする必要があります。必要なバージョンがインストールされていない場合、インストール プロセスは終了します。必要な Network Registrar バージョンにアップグレードしてから、インストールを続行します。
インストールするコンポーネントを確認するように要求されます。
ステップ 4 y を入力し、 Enter キーを押して先に進みます。
ステップ 5 デフォルトのディレクトリ /opt/CSCObac を採用する場合は、 Enter キーを押します。採用しない場合は、他のディレクトリを入力します。
ステップ 6 y キーを押し、 Enter キーを押して先に進みます。
ステップ 7 デフォルトのディレクトリ /var/CSCObac を採用する場合は、 Enter キーを押します。採用しない場合は、他のディレクトリを入力します。
(注) デフォルトでは、インストール プログラムは、データ ディレクトリ(BPR_DATA)をホーム ディレクトリ(BPR_HOME)以外の場所にインストールします。データ ディレクトリは、ホーム ディレクトリとは別の物理ディスク上、たとえば /var/disk0/CSCObac に置くことを推奨します。
ステップ 8 ディレクトリを確認するため、 y を入力し、 Enter キーを押します。
拡張のインストールに必要な RDU に関する情報を入力するように要求されます。
ステップ 9 RDU のインストール先のホストの IP アドレス(またはホスト名)とリスニング ポートを入力します。デフォルトの情報を採用する場合は、 Enter キーを押します。採用しない場合は、他の情報を入力します。
拡張ポイント プロビジョニング グループの名前を入力するように要求されます。
ステップ 10 Network Registrar 拡張ポイント グループの名前を入力します。
PacketCable デバイスまたは音声技術デバイスをプロビジョニングするかどうかたずねられます。
ステップ 11 PacketCable デバイスを使用する場合は、 y を入力して Enter キーを押します。使用しない場合は、 Enter キーを押します。
n を入力した場合は、ステップ 15 に進みます。 y を入力した場合は、いくつかの音声技術プロパティを入力するように要求されます。
ステップ 12 KDC 領域名、プライマリとセカンダリ DHCP サーバの IP アドレス、およびプライマリとセカンダリ DNS サーバに関する詳細を入力します。
(注) システム上に複数のインターフェイスが存在する場合、次の例のような警告が表示されます。
ステップ 13 情報を確認します。 y を入力し、 Enter キーを押します。
ステップ 15 BAC サーバ間の認証に使用する共有秘密パスワードを入力します。ネットワーク上のすべての BAC サーバで、同じ共有秘密パスワードを使用する必要があります。
ステップ 17 y を入力し、 Enter キーを押してパラメータを確認し、Network Registrar 拡張をインストールします。
ステップ 18 先に進むには、 Enter キーを押します。
応答ファイルが作成されたことを示すメッセージが表示されます。
Network Registrar 拡張用の応答ファイルを生成したら、その後次のコマンドを使用して、拡張をインストールできます。
上記のコマンドを実行すると、Network Registrar 拡張がインストールされます。インストールが正常に終了すると、次のメッセージが表示されます。
すべての拡張をインストールしたら、これらの拡張を設定して有効にする必要があります。詳細については、「拡張の設定」と「拡張の有効化」を参照してください。
音声技術操作をサポートするようにシステムを設定した場合にのみ、KDC をインストールする必要があります。
KDC は、「オペレーティング システム要件」で説明している要件を満たす Solaris 9 または 10 サーバにインストールします。パフォーマンス上の理由から、KDC は別のサーバにインストールする必要があります。
鍵発行局(KDC)をインストールするには、まず「BAC のインストール」で説明している初期インストールを実行します。その後で、この項で説明している手順を実行します。
次の手順を実行して、KDC インストール用の応答ファイルを生成します。
ステップ 1 応答ファイルを生成するには、次のように入力します。
install-path には、 BAC_400_Solaris ディレクトリが作成されたディレクトリへの完全パスを指定します。
(注) 応答ファイルは、pkgask -r コマンドを実行したディレクトリに作成されます。応答ファイルを別の場所に生成する場合は、次のように入力します。# pkgask -r response-file-path -d CSCObac.pkg
response-file-path には、/tmp/response のように、応答ファイルを生成するディレクトリを指定します。また応答ファイルには、outputFile のように、任意の名前を付けることができます。
インストール プログラムは、必要なパッチが Solaris オペレーティング システムにインストールされていることを確認します。確認が完了すると、ウェルカム メッセージが表示されます。
ステップ 3 KDC のプロンプトで、1 つまたは複数のコンポーネントを選択するように要求されたら、 y を入力し、 Enter キーを押します。
RDU、DPE、および Network Registrar 拡張ポイントのインストールを飛ばして進むには、 n を入力し、 Enter キーを押します。
ステップ 4 インストールするコンポーネントを確認します。 y を入力し、 Enter キーを押します。
ステップ 5 デフォルトのディレクトリ /opt/CSCObac を採用する場合は、 Enter キーを押します。採用しない場合は、他のディレクトリを入力します。
ステップ 7 デフォルトのディレクトリ /var/CSCObac を採用する場合は、 Enter キーを押します。採用しない場合は、他のディレクトリを入力します。
ステップ 8 確認するため、 y を入力し、 Enter キーを押します。
KDC Configuration プロンプトが表示されます。
ステップ 9 KDC インターフェイス アドレス、完全修飾ドメイン名(FQDN)、および Kerberos 領域名を入力します。この領域名は、このプロビジョニング グループに所属する DPE に対して指定する領域と一致している必要があります。
(注) システム上に複数のインターフェイスが存在する場合、次の例のような警告が表示されます。
ステップ 10 入力内容を確認して先に進むため、 y を入力し、 Enter キーを押します。
KDC サービス キーを生成するためのパスワードを入力するように要求されます。
ステップ 11 DPE ごとに、6 ~ 20 文字のパスワードを入力します。ここで説明している KDC サービス キーとは、DPE と KDC に生成し、この 2 つのコンポーネント間の通信をイネーブルにする必要のあるサービス キーのことです。このサービス キーを生成するには、KDC 用に入力したパスワードと、対応する DPE 用に入力したパスワードが一致している必要があります。一致しない場合、DPE は機能しません。
(注) サービス キーを生成するには、次の手順を実行します。
• DPE に生成するには、DPE CLI から service packetcable 1..1 registration kdc-service-key コマンドを実行する。詳細については、『 Cisco Broadband Access Center DPE CLI Reference 4.0 』を参照してください。
• KDC に生成するには、KeyGen ツールを使用する。詳細については、『 Cisco Broadband Access Center Administrator Guide 4.0 』を参照してください。
ステップ 13 確認して先に進むため、 y を入力し、 Enter キーを押します。
ステップ 15 Enter キーを押し、確認して先に進みます。
ステップ 16 別の DPE を追加するには、 y を入力して Enter キーを押します。追加しない場合は、 n を入力して Enter キーを押します。インストール プログラムでは、すべての DPE に対して同じ音声技術共有鍵が使用されます。
応答ファイルが作成されたことを示すメッセージが表示されます。
KDC 用の応答ファイルを生成したら、その後次のコマンドを使用して、KDC をインストールできます。
上記のコマンドを実行すると、KDC がインストールされます。インストールが正常に終了すると、次のメッセージが表示されます。
この項では、他の BAC コンポーネントがインストール済みのシステムに BAC コンポーネントを追加する方法について説明します。この状況が生じるのは、ほとんどの場合、テスト目的での試験環境への展開で、複数の BAC コンポーネントが 1 台のマシンにインストールされます。新しいコンポーネントを追加するたびに、定義ファイル( bpr_definitions.sh )が更新されます。
(注) コンポーネントの追加に進む前に、すべてのコンポーネントが BAC 4.0 バージョンであることを確認します。
インストール プログラムによってシステムに 1 つのコンポーネントが検出された場合、特定のコンポーネントは追加できません。その他のコンポーネントだけを追加またはインストールするように要求されます。
たとえば、DPE をシステムにインストールした後でインストール プログラムを再実行する場合、DPE をインストールすることはできません。
コンポーネントを追加する手順は、新規インストールの手順とほぼ同じです。ただし、インストール済みのコンポーネントを追加することはできません。
(注) すでにインストール済みのコンポーネントを、再インストールすることはできません。再インストールを実行する必要がある場合、まずそのコンポーネントをアンインストールしてから再インストールします。