この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
この章では、Cisco Broadband Access Center(BAC)をインストールした後に実行する作業について説明します。
この BAC リリースは、サービス ファイルを使用してライセンシングをイネーブルにします。これらのライセンスにより、BAC を使用する一連のサービスをプロビジョニングすることができます。各サービスは、システムでプロビジョニングされた 3 つの IP アドレスに変換されます。つまり、10,000 個のサービス ライセンスは 30,000 個の IP アドレスに相当します。ユーザが受け取るライセンス ファイルには、購入したサービスの数ではなく、ライセンスされている IP アドレスの数が格納されています。
次の BAC コンポーネントに対しては、別のライセンスが必要になります。
• KDC(音声技術をサポートするようにシステムを設定する場合)
DPE ライセンスはライセンス ファイルに含まれていて、管理者ユーザ インターフェイスからライセンス ファイルをインストールするときに、DPE がライセンスされます。前の BAC リリースと同様に、KDC ライセンスによって所有権が認められ、BAC インストール時にライセンスされます。
ライセンス ファイルの取得方法の詳細については、『 Release Notes for Cisco Broadband Access Center 4.0 』を参照してください。
ライセンス ファイルをインストールする前に、BAC ソフトウェアを再インストールする場合に備えて、ライセンスをバックアップします。
永久ライセンスまたは評価ライセンスをインストールするには、次の手順を実行します。
ステップ 1 ライセンス ファイルを受け取ったら、Web ブラウザを起動するローカル システムに各ファイルを保存します。
ステップ 2 ローカル システムで Web ブラウザを起動します。
ステップ 3 次の構文を使用して、管理者の場所を入力します。
http://
machine_name:port_number /
• machine_name には RDU が動作しているコンピュータを指定します。
(注) HTTP over SSL(HTTPS とも呼ばれる)を介して管理者ユーザ インターフェイスにアクセスするには、次のように入力します。https://
machine_name:port_number/
• port_number には管理者アプリケーションが実行されているサーバ側のコンピュータ ポートを指定します。デフォルトのポートは、次のとおりです。
ステップ 4 デフォルトのユーザ名( admin )とパスワード( changeme )を入力します。
(注) 初めてログインした場合は、Change Password 画面が表示されます。新しいパスワードを入力し、確認します。
ステップ 6 Main Menu ページの一番上にあるライセンス リンクをクリックするか、 Configuration > License Keys を選択します。
Manage License Keys ページが表示されます。
ステップ 7 License File フィールドに、ローカル システム上のライセンス ファイルの場所への完全パスを入力します。パス名を指定するときは、ライセンス ファイルの名前も忘れずに入力してください。
あるいは、 Browse をクリックし、ライセンス ファイルに移動します。
サービスの数とライセンスされている DPE に関する詳細情報が表示されます。
Cisco の担当者から KDC ライセンスを取得し、適切なディレクトリにインストールします。
KDC ライセンス ファイル( bacckdc.license )をインストールするには、次の手順を実行します。
ステップ 1 Cisco の担当者からライセンス ファイルを取得します。
ステップ 2 BAC ホストに root としてログインします。
ステップ 3 BPR_HOME/kdc ディレクトリに移動します。
ステップ 4 ライセンス ファイルをこの BPR_HOME/kdc ディレクトリにコピーします。
ステップ 5 KDC サーバを再起動して変更を有効にするには、 /etc/init.d ディレクトリから bprAgent restart kdc コマンドを実行します。
スプーフィング DNS サーバは、すべての DNS 要求を同じ IP アドレスにリダイレクトします。スプーフィングをイネーブルにすると、新しい加入者にセルフプロビジョニング フローを適用できます。
たとえば、DNS ホストが dns.example.com、IP アドレスが 10.10.10.5 であるとします。また、セルフプロビジョニング フロー機能を持つ Web サーバが 10.10.10.6 であるとします。
DNS サーバで、次の Cisco Network Registrar のパラメータを設定します。
DHCP サーバで、次の Network Registrar のパラメータを設定します。
システムからアラートとデバッグ情報を受信するように、あらゆる BAC コンポーネント サーバ上で syslog ファイルを設定できます。
(注) syslog ファイルの設定は、省略可能な作業です。
BAC は、Solaris の syslog サービスを通じてアラートを生成します。syslog は、クライアント/サーバ プロトコルで、UNIX での情報のロギングを管理します。BAC の syslog アラートは、ロギング サービスではありません。問題が存在していることは通知しますが、必ずしも問題の原因を特定しません。そのような情報は、適切な BAC ログ ファイル( rdu.log および dpe.log )にある可能性があります。syslog ファイルを設定すると、これらのアラートは別のログ ファイルに記録されます。
エラー メッセージとアラートの詳細については、『 Cisco Broadband Access Center Administrator Guide 4.0 』を参照してください。
Network Registrar 拡張ポイントと RDU サーバ上で syslog ユーティリティを設定するには、次の手順を実行します。
ステップ 1 Network Registrar サーバに root としてログインします。
ステップ 3 vi などのテキスト エディタを使用して /etc/syslog.conf ファイルを開きます。
ステップ 4 /etc/syslog.conf ファイルに次の行を追加します。
(注) local6:info と /var/log/bpr.log 情報の間に、タブを 1 つ以上挿入する必要があります。
ステップ 5 /etc/syslog.conf ファイルを保存して閉じます。
ステップ 6 syslog ユーティリティが新しい設定を採用するようにするには、次のように入力します。
(注) プロセス ID(PID)は、この例では 217 になっていますが、ps -ef | grep syslogd の実行時には変わっている可能性があります。このコマンドからの正しい出力を kill -HUP への入力に使用してください。
syslog は、この時点で BAC からのアラートを受信できる状態になります。