デバイスの地理的な位置の表示
Cisco vManage の [Geography] ウィンドウでは、オーバーレイネットワーク内の Cisco SD-WAN デバイスとリンクに関する情報を表示できます。[Geography] ウィンドウには、オーバーレイネットワーク内のデバイスの地理的位置を示すマップが表示されます。
(注) |
Cisco vManage を実行しているブラウザは、インターネットにアクセスできる必要があります。インターネットにアクセスできない場合は、ブラウザが「*.openstreetmaps.org」にアクセスできることを確認してください。 |
オーバーレイネットワーク内のデバイスの地理的位置を表示するには、次の手順を実行します。
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[VPN Group] リストから、VPN グループを選択します。
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[VPN Segment] リストから、VPN セグメントを選択します。
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フィルタを設定します。
マップフィルタの設定
マップに表示するデバイスとリンクを選択するには、次の手順を実行します。
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Cisco vManage のメニューから
の順に選択します。 -
[Filter] をクリックします。
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表示されるオプションから、デバイスグループを選択します。デフォルトでは、[All] のグループが選択されており、オーバーレイネットワーク内のすべてのデバイスが表示されます。[No Groups] のグループを選択すると、デバイスグループに属していないデバイスが表示されます。すべてのデバイスがグループに属している場合、[No Groups] オプションは表示されません。
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表示するデバイスを選択します。デフォルトでは、マップにはエッジデバイス、Cisco vBond、Cisco vSmart、Cisco vManage を含むすべてのデバイスタイプが表示されます。
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制御リンクとデータリンクの状態を選択します。デフォルトでは、マップにはすべての制御接続とデータ接続が表示されます。
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カーソルをボックスの外に移動して、[Filter] ボックスを閉じます。
マップは動的に更新され、選択内容が表示されます。
デバイス情報の表示
デバイスの基本情報を表示するには、デバイスアイコンにカーソルを合わせます。ポップアップボックスに、システム IP、ホスト名、サイト ID、デバイスタイプ、およびデバイスステータスが表示されます。
デバイスの詳細情報を表示するには、デバイスアイコンをダブルクリックします。[Device Dashboard]、[Device Details]、[SSH Terminal]、[Site Topology]、[Links] のいずれかをクリックして、デバイスの詳細を表示します。
リンクについての説明は以下のとおりです。
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細い青色の線は、2 つのデバイス間のアクティブな制御接続を示します。
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太い青色の線は、デバイス間の複数のアクティブな接続を示します。
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赤色の点線は、停止している制御接続を示します。
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太い赤色の点線は、停止している複数の制御接続を示します。
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細い緑色の線は、2 つのデバイス間のアクティブなデータ接続を示します。
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太い緑色の線は、複数のアクティブなデータ接続を示します。
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赤色の点線は、停止しているデータ接続を示します。
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太い赤色の点線は、停止している複数のデータ接続を示します。
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太い灰色の線は、2 つのデバイス間のアクティブな統合型の制御接続とデータ接続を示しています。
線にカーソルを合わせると、接続が稼働中か停止中かを示すホバーボックスが表示されます。
デバイスの地理座標の設定と表示
デバイスの地理座標を設定するには、
にある [System Feature] テンプレートを使用します。Cisco SD-WAN デバイスが設定テンプレートに関連付けられていない場合は、次の手順でデバイスで緯度と経度を直接設定できます。
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Cisco vManage のメニューから、
を選択します。 -
左ペインでデバイスを選択します。右ペインに [SSH Terminal] ウィンドウが開きます。
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ユーザー名とパスワードを入力して、デバイスにログインします。
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デバイスが設定テンプレートと関連付けられているかどうかを確認するには、 show system status
コマンドを使用します。
出力結果で、[vManaged] および [Configuration template] 出力フィールドの値を確認します。Device# show system status... Personality: vedge Model name: vedge-cloud Services: None vManaged: false Commit pending: false Configuration template: None
[vManaged] フィールドの値が false の場合、デバイスは設定テンプレートと関連付けられておらず、[Configuration template] フィールドの値は
None
になります。このようなデバイスの場合、CLI から直接 GPS 座標を設定できます。[vManaged] フィールドの値が
true
の場合、Cisco vManage サーバーはデバイス設定をダウンロードしており、[Configuration template] フィールドには設定テンプレートの名前が表示されます。このようなデバイスの場合、CLI から直接 GPS 座標を設定することはできません。GPS 座標を設定しようとすると、
validate
またはcommit
コマンドでエラーが発生し、次のメッセージが表示されます。Aborted: 'system is-vmanaged': This device is being managed by the vManage. Configuration through the CLI is not allowed.
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コンフィギュレーション モードに入ります。
Cisco vEdge デバイスの場合:
デバイス# config デバイス(config)#
Cisco IOS XE SD-WAN デバイスの場合:
Device# configure-transaction デバイス(config)#
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デバイスの緯度と経度を設定します。 デバイス(config)# system gps-location latitude degrees.minutes.seconds デバイス(config-system)# gps-location longitude degrees.minutes.seconds
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設定を保存します。 デバイス(config-system)# commit デバイス(config-system)#