メンテナンスドメインは、ネットワークの管理を行うための管理空間です。ドメインは、単一のエンティティによって所有および運用され、一連の内部ドメインポートとその境界によって定義されます。メンテナンス アソシエーションとは、メンテナンスドメイン内で一意に識別されるサービスを指します。CFM
プロトコルは、メンテナンス アソシエーション内で動作します。
メンテナンスエンドポイント(MEP)は、メンテナンスドメイン内で CFM に参加するインターフェイス上の境界点です。MEP より低いレベルのフレームはすべて廃棄され、高いレベルのフレームはすべて転送されます。MEP はメンテナンスドメイン(レベル)およびサービス(S-VLAN
またはイーサネット仮想回線(EVC))ごとに定義されます。ドメインのエッジに存在して境界を定義し、CFM メッセージをその境界内に限定します。MEP は CFM 連続性チェックメッセージ(CCM)をプロアクティブに送信し、管理者の要求に応じてトレースルートとループバックメッセージを送信できます。
ダウン MEP は、MEP が設定されているポートに接続された回線を経由して、CFM フレームを送受信します。リレー側からの CFM フレームの場合、ダウン MEP はそのレベル以下のフレームを破棄します。回線側から CFM フレームを受信した場合、ダウン
MEP は他の下位レベルのダウン MEP へのトラフィックを除いて、同じレベルのすべてのフレームは処理し、それより低いレベルのフレームは廃棄します。より高いレベルの CFM フレームはすべて、リレー側と回線側のどちらから受信した場合も、透過的に転送します。
サブインターフェイスごとにダウン MEP を展開するには、最初に EVC+VLAN メンテナンス アソシエーションを作成し、サブインターフェイスで VLAN ID を設定してから、そのサブインターフェイスの親インターフェイスでダウン MEP を設定する必要があります。