この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
この章では、SPA Interface Processor(SIP; SPA インターフェイス プロセッサ)および Shared Port Adapter(SPA; 共有ポート アダプタ)を取り付けるために必要な機器、安全上の注意事項、および設置場所の準備について説明します。この章で説明する内容は、次のとおりです。
このマニュアルに記載されている作業を開始する前に、人身事故または機器の損傷を防ぐために、ここで説明する安全に関する注意事項を確認してください。
人身事故または機器の損傷を防ぐために、次の注意事項に従ってください。これらの注意事項は、危険な状況をすべて網羅しているとは限らないので、作業に際しては十分に注意してください。
• 「安全上の警告」
(注) ラインカードの取り付け、設定、またはメンテナンスを行う前に、ルータに付属の『Regulatory Compliance and Safety Information for Cisco XR 12000 Series Internet Router』(Text Part Number:78-4347-xx)に記載されている安全上の警告を確認してください。
• 取り付け作業中および取り付け後、作業場所周辺は、できるだけ埃のない清潔な状態に保ってください。レーザーを使用するコンポーネントに埃や塵が入らないようにしてください。
電磁適合性に関する規制事項は、ルータに付属の『Regulatory Compliance and Safety Information for Cisco XR 12000 Series Internet Router』(Text Part Number:78-4347-xx)に記載されています。SIP または SPA の取り付け、設定、またはメンテナンスを行う前に確認してください。
電気機器を取り扱う際には、次の基本的な注意事項に従ってください。
• シャーシ内部の作業を行う前に、室内の緊急電源遮断スイッチがどこにあるかを確認しておきます。
• シャーシを移動する前に、すべての電源コードおよび外部ケーブルを外してください。
• 回路の電源が切断されていると思い込まず、必ず確認してください。
• 人身事故や装置障害を引き起こす可能性のある作業は行わないでください。床が濡れていないか、アースされていない電源延長コードや保護アースの不備などがないかどうか、作業場所の安全を十分に確認してください。
電話回線または他のネットワーク配線に接続されている装置を取り扱う場合には、次の注意事項に従ってください。
• 雷が発生しているときには、電話線の接続を行わないでください。
• 防水設計されていない電話ジャックは、湿気の多い場所に取り付けないでください。
• 電話回線がネットワーク インターフェイスから切り離されている場合以外、絶縁されていない電話ケーブルや端子には、触れないでください。
モジュールのシングルモード トランスミッタは小容量レーザーを使用して、光信号をネットワーク リングに送信します。ケーブルが接続されていない送信ポートには、必ずカバーを付けてください。マルチモード トランシーバは通常、LED を使用して送信を行いますが、未使用のポートには必ずカバーを付け、未使用ポートまたは開口部を凝視しないようにしてください。シングルモード ポートの開口部には、レーザーの警告ラベルが貼付されています(図3-1 を参照)。
警告 光ファイバ ケーブルが接続されていない場合、シングルモード製品の開口部からは、目に見えないレーザー光が放射されている可能性があります。レーザー光にあたらないように、開口部をのぞきこまないでください。
マルチモード ポートの開口部には、クラス 1 LED の警告ラベルが貼付されています(図3-2 を参照)。
図3-2 マルチモード ポート用クラス 1 LED 警告ラベル
警告 光ファイバ ケーブルが接続されていない場合、ポートの開口部から目に見えないレーザー光が放射されている可能性があります。レーザー光にあたらないように、開口部をのぞきこまないでください。
ESD により、装置や電子回路が損傷を受けることがあります(静電破壊)。静電破壊は電子部品の取り扱いが不適切な場合に発生し、故障または間欠的な障害をもたらします。EMI(電磁波干渉)シールドは、ラインカードを構成する部品です。ネットワーク機器またはそのコンポーネントを取り扱うときは、必ず静電気防止用ストラップを着用してください。
ESD による損傷を防ぐために、次の注意事項に従ってください。
• 静電気防止用リストまたはアンクル ストラップを肌に密着させて着用してください。接続コードの装置側をルータの ESD 接続ソケット、またはシャーシの塗装されていない金属部分に接続します。
• SIP を取り扱うときは、非脱落型ネジ、提供されたハンドル、イジェクト レバー、またはラインカードの金属製フレームだけを持ってください。基板またはコネクタ ピンには手を触れないようにしてください。
• 取り外した SIP は、基板側を上向きにして、静電気防止用シートに置くか、静電気防止用袋に収めます。コンポーネントを返却する場合は、取り外し後、ただちに静電気防止用袋に入れてください。
• SIP と衣服が接触しないように注意してください。リスト ストラップは身体の静電気から基板を保護するだけです。衣服の静電気が、静電破壊の原因になることがあります。
警告 安全のために、静電気防止用ストラップの抵抗値を定期的にチェックしてください。抵抗値は 1 ~ 10 MΩでなければなりません。