この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
この章では、Cisco ASR 1000 シリーズのアグリゲーション サービス ルータでサポートされる Shared Port Adapter(SPA; 共有ポート アダプタ)について説明します。この章の内容は次のとおりです。
• 「2 ポートおよび 4 ポート クリア チャネル T3/E3 Serial SPA の概要」
• 「2 ポート および 4 ポート チャネル化 T3 シリアル SPA の概要」
• 「4 ポート シリアル インターフェイス SPA の概要」
• 「8 ポート チャネル化 T1/E1 シリアル SPA の概要」
• 「1 ポート チャネル化 STM-1/OC-3 SPA の概要」
• 「4 ポートおよび 8 ポートの Fast Ethernet SPA の概要」
• 「2 ポート ギガビット イーサネット SPA の概要」
• 「5 ポート ギガビット イーサネット SPA の概要」
• 「8 ポート ギガビット イーサネット SPA の概要」
• 「10 ポート ギガビット イーサネット SPA の概要」
• 「2 ポートおよび 4 ポート OC-3c/STM-1 POS SPA の概要」
このセクションで示す SPA は、Cisco ASR 1000 シリーズ アグリゲーション サービス ルータ でサポートされています。
ルータ搭載ハードウェアに対する Cisco IOS ソフトウェアの最低要件を確認するには、Cisco.com の Software Advisor ツールを使用します。このツールでは、システム内の SPA Interface Processor(SIP)または SPA の互換性の有無を検査することはできませんが、個々のハードウェア モジュールまたはコンポーネントに対する最低限の Cisco IOS 要件を確認できます。
(注) このツールにアクセスするには、Cisco.com のログイン アカウントが必要です。
Software Advisor にアクセスするには、Cisco.com で Login をクリックした後、SEARCH ボックスに「Software Advisor」と入力し、GO をクリックします。Software Advisor ツールのリンクをクリックします。
ハードウェアに必要なソフトウェア リリースの最低要件を検索するための製品シリーズを選択するか、または特定の製品番号を入力します。
ここでは 2 ポートおよび 4 ポート クリア チャネル シリアル SPA について、次の内容を説明します。
• 「2 ポートおよび 4 ポート クリア チャネル シリアル SPA の LED」
• 「2 ポートおよび 4 ポート クリア チャネル シリアル SPA のインターフェイス仕様」
• 「2 ポートおよび 4 ポート クリア チャネル シリアル SPA のケーブルおよびコネクタ」
2 ポートおよび 4 ポート クリア チャネル シリアル SPA には、図3-1 に示すように、SPA の各ポート用の 2 つの LED、および 1 つの STATUS LED の 3 種類の LED があります。
図3-1 4 ポート T3/E3 クリア チャネル シリアル SPA の前面プレート
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表3-1 に、2 ポートおよび 4 ポート クリア チャネル シリアル SPAの各 LED の説明を示します。
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ソフトウェアによってポートがイネーブルにされています。有効な E3 または T3 信号が存在し、アラームは発生していません。 |
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フレーマーは、着信および送信 T3 フレーム(C ビット、m13/m23、非フレーム)および E3 フレーム(g751、g832、非フレーム)を処理します。フレーマーの処理速度は、設定されたモードに応じて T3 または E3 ラインレート(44.736Mbps /34.368 Mbps)となります。
パケット データは PPP(ポイントツーポイント プロトコル)や High-Level Data Link Control(HDLC; ハイレベル データリンク制御)など、ユーザが設定可能なカプセル化形式で転送され、T3 および E3 フレームにマッピングされます。カプセル化により、データ フレーム パケットは転送オーバーヘッドが付加されてから転送されます。このオーバーヘッドは、パケットが遠端に転送された時点で削除されます。
T3/E3 SPA インターフェイスは、ANSI および Telco 標準に準拠しています。このインターフェイスは、MIB(管理情報ベース)RFC 2496 および T1.231 のサポートも提供しています。
2 ポートおよび 4 ポート クリア チャネル シリアル SPA のインターフェイス コネクタは 75 Ω の同軸 Siemax 型であり、1 つのコネクタおよびケーブルが送信用(TX)、もう 1 つは受信用(RX)です。
2 ポートおよび 4 ポート クリア チャネル シリアル SPA には、次のケーブルを使用できます。ケーブルの一端は BNC コネクタであり、もう一端は Siemax コネクタです。
• CAB-T3E3-RF-BNC-M(T3 または E3 ケーブル、1.0/2.3 RF 対 BNC オス、10 フィート [3 m])
• CAB-T3E3-RF-BNC-F(T3 または E3 ケーブル、1.0/2.3 RF 対 BNC メス、10 フィート [3 m])
• CAB-T3E3-RF-OPEN(T3 または E3 ケーブル、1.0/2.3 RF 対 BNC オープンエンド、10 フィート [3 m])
(注) 各ケーブルのシスコの製品番号は 72-4124-01(オス BNC 端子)および 72-4131-01(メス BNC 端子)となります。
表3-2 に、4 ポート T3/E3 クリア チャネル シリアル SPA のコネクタを示します。また、 表3-2 では各コネクタの信号の意味を説明します。
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送信信号は中心コンタクト上で送信されます。外側シールドは、TX Siemax コネクタに接続する 75 Ω RG-59 同軸ケーブルのアースです。 |
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受信信号は中心コンタクト上で受信されます。外側シールドは、RX Siemax コネクタに接続する 75 Ω RG-59 同軸ケーブルのアースです。 |
ここでは 2 ポートおよび 4 ポート チャネル化 T3 シリアル SPA について、次の内容を説明します。
• 「2 ポートおよび 4 ポート チャネル化 T3 シリアル SPA の LED」
• 「2 ポートおよび 4 ポート チャネル化 T3 シリアル SPA のインターフェイス仕様」
• 「2 ポートおよび 4 ポート チャネル化 T3 シリアル SPA のケーブルおよびコネクタ」
2 ポートおよび 4 ポート チャネル化 T3 シリアル SPA には、図3-2 に示すように、SPA の各ポート用の 2 つの LED、および 1 つの STATUS LED の 3 種類の LED があります。
図3-2 4 ポート チャネル化 T3 SPA の前面プレート
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表3-3 に、2 ポートおよび 4 ポート チャネル化 T3 シリアル SPAの各 LED の説明を示します。
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フレーマーは、着信および送信 T3 フレーム(C ビット、m13/m23、非フレーム)を処理します。フレーマーの処理速度は T3 ラインレート(44.2 Mbps)です。
パケット データは、PPP や HDLC など、ユーザが設定可能なカプセル化形式で転送され、T3 フレームにマッピングされます。カプセル化により、データ フレーム パケットは転送オーバーヘッドが付加されてから転送されます。このオーバーヘッドは、パケットが遠端に転送された時点で削除されます。
T3 SPA インターフェイスは、ANSI および Telco 標準に準拠しています。このインターフェイスは、MIB RFC 2495、RFC 2496、および T1.231 のサポートも提供しています。
2 ポートおよび 4 ポート チャネル化 T3 シリアル SPA のインターフェイス コネクタは 75 Ω の同軸 Siemax 型であり、1 つのコネクタおよびケーブルが送信用(TX)、もう 1 つは受信用(RX)です。
2 ポートおよび 4 ポート チャネル化 T3 シリアル SPA には、次のケーブルを使用できます。ケーブルの一端は BNC コネクタであり、もう一端は Siemax コネクタです。
• CAB-T3E3-RF-BNC-M(T3 または E3 ケーブル、1.0/2.3 RF 対 BNC オス、10 フィート [3 m])
• CAB-T3E3-RF-BNC-F(T3 または E3 ケーブル、1.0/2.3 RF 対 BNC メス、10 フィート [3 m])
• CAB-T3E3-RF-OPEN(T3 または E3 ケーブル、1.0/2.3 RF 対 BNC オープンエンド、10 フィート [3 m])
(注) 各ケーブルのシスコの製品番号は 72-4124-01(オス BNC 端子)および 72-4131-01(メス BNC 端子)となります。
図3-2 に、4 ポート チャネル化 T3 SPA のコネクタを示します。また、 表3-4 では各コネクタの信号の意味を説明します。
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送信信号は中心コンタクト上で送信されます。外側シールドは、TX Siemax コネクタに接続する 75 Ω RG-59 同軸ケーブルのアースです。 |
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受信信号は中心コンタクト上で受信されます。外側シールドは、RX Siemax コネクタに接続する 75 Ω RG-59 同軸ケーブルのアースです。 |
以降のセクションでは、4 ポート シリアル インターフェイス SPA について説明します。
• 「4 ポート シリアル インターフェイス SPA LED」
• 「4 ポート シリアル インターフェイス SPA のインターフェイス仕様」
• 「4 ポート シリアル インターフェイス SPA のケーブル、コネクタ、およびピン割り当て」
4 ポート シリアル インターフェイス SPA には、図3-3 に示すように、SPA の各ポート用の 2 つの LED、および 1 つの STATUS LED の 3 種類の LED があります。
図3-3 4 ポート シリアル インターフェイス SPA の前面プレート
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表3-5 に、4 ポート シリアル インターフェイス SPA の LED について説明します。
4 ポート シリアル インターフェイス SPA は、DCE モードと DTE モードで、次の 6 つのインターフェイスをサポートしています。
4 ポート シリアル インターフェイス SPA は、最大 4 つの同期シリアル インターフェイスを提供します。各ポートの最大帯域幅は 8064 Kbps です(ただし、X.21 および EIA/TIA-232 インターフェイスは除く)。
通信速度が 128 kbps 以下の場合は、EIA/TIA-232 を使用します。通信速度が 2 Mbps 未満の場合は、X.21 を使用します。通信速度が 2 Mbps 以上の場合は、EIA/TIA-449、V.35、EIA/TIA-530、または EIA/TIA-530A を使用します。
4 ポート シリアル インターフェイス SPA は、2 つの独立したシリアル インターフェイス ポートをサポートするスマート シリアル ケーブル インターフェイスを採用しています。スマート シリアル ケーブルのシリアル端は、26 ピン コネクタです。
表3-6 に、4 ポート シリアル インターフェイス SPA のケーブル インターフェイスの一覧を示します。
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図3-4 に、スマート シリアル ケーブル コネクタを示します。
表3-7 に、4 ポート シリアル インターフェイス SPA ポートに接続されるスマート シリアル コネクタのピン割り当てを示します。
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以降のセクションでは 8 ポート チャネル化 T1/E1 シリアル SPA について説明します。
• 「8 ポート チャネル化 T1/E1 シリアル SPA の LED」
• 「8 ポート チャネル化 T1/E1 SPA のインターフェイス仕様」
• 「8 ポート チャネル化 T1/E1 シリアル SPA のケーブル、コネクタ、およびピン割り当て」
8 ポート チャネル化 T1/E1 シリアル SPA には、図3-5 に示すように、SPA の各ポート用の 2 つの LED、および 1 つの STATUS LED の 3 種類の LED があります。
図3-5 8 ポート チャネル化 T1/E1 SPA の前面プレート
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表3-8 では、8 ポート チャネル化 T1/E1 シリアル SPA LED について説明します。
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ソフトウェアによってポートがイネーブルにされています。有効な T1 または E1 信号が存在し、アラームは発生していません。 |
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8 ポート チャネル化 T1/E1 シリアル SPA の E1 インターフェイスは、RJ-45 コネクタを備えた E1(122 Ω)ケーブル用の RJ-48c レセプタクルを使用します。すべてのポートは同時に使用できます。各 E1 接続では、G.703 標準を満たすインターフェイスがサポートされます。RJ-45 接続には、外部トランシーバは必要ありません。E1 ポートは、120 Ω の Shielded Twisted-Pair(STP; シールド付きツイストペア)ケーブルを使用する E1 インターフェイスです。
図3-6 に、RJ-45 コネクタを示します。
表3-9 では、RJ-45 ケーブル コネクタの信号およびコネクタのピン割り当てを説明します。
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ここでは 1 ポート チャネル化 STM-1/OC-3 SPA について、次の内容を説明します。
• 「1 ポート チャネル化 STM-1/OC-3 SPA の LED」
• 「1 ポート チャネル化 STM-1/OC-3 SPA インターフェイス仕様」
• 「1 ポート チャネル化 STM-1/OC-3 SPA ケーブルおよびコネクタ」
1 ポート チャネル化 STM-1/OC-3 SPA には、図3-7 に示すように、C\A LED、A/L LED、および STATUS LED の 3 種類の LED があります。
図3-7 1 ポート チャネル化 STM-1/OC-3 SPA の前面プレート
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表3-10 に、1 ポート チャネル化 STM-1/OC-3 SPA の各 LED の説明を示します。
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フレーマーは、送受信 SONET(SDH)フレームを処理します。フレーマーの処理速度は OC-3c/STM-1 ラインレート(155.52 Mbps)です。
パケット データは PPP など、ユーザが設定可能なカプセル化形式によって転送され、STS-3c/STM-1 フレームにマッピングされます。
1 ポート チャネル化 STM-1/OC-3 SPA のインターフェイスは RFC 1619、 PPP over SONET/SDH 、および RFC 1662、 PPP in HDLC-like Framing に準拠しています。また、1 ポート チャネル化 STM-1/OC-3 SPA は SNMP v1 エージェント(RFC 1155 ~ 1157)および MIB(管理情報ベース) II (RFC 1213) のサポートも提供しています。
1 ポート チャネル化 STM-1/OC-3 SPA のポートには SFP 光トランシーバ モジュール が取り付けられており、これによって SONET、SDH シングルモードおよびマルチモード光ファイバ接続を実現します(図3-8 を参照)。
1 ポート チャネル化 STM-1/OC-3 SPA で使用される SFP 光トランシーバ モジュール は、以下の光ファイバ オプションを提供します。
• マルチモード--155 Mbps、OC-3c/STM-1 光ファイバ(SONET STS-3c または SDH STM-1)
コアとクラッドの直径がそれぞれ 62.5、125 ミクロンのマルチモード光ファイバを使用してください。
• シングルモード--155 Mbps、OC-3c/STM-1 光ファイバ(SONET STS-3c または SDH STM-1)
モードフィールド径が 8.7±0.5 ミクロンのシングルモード光ファイバを使用してください (公称径は約 10/125 ミクロン)。
シングルモードおよびマルチモード光ファイバ接続には、デュプレックス LC タイプ ケーブルを 1 本使用するか(図3-9 を参照)、または 2 本のシンプレックス LC タイプ ケーブルを使用して、1 つは送信用(TX)、もう 1 つは受信用(RX)に使用します。
シングルモード(中距離または長距離構成用)、またはマルチモード光ファイバ ケーブルは、ルータとネットワークの接続、または 1 ポート チャネル化 STM-1/OC-3 SPA を備えた 2 台のルータどうしのバックツーバック接続に使用します。
長距離 SFP 光トランシーバ モジュール(長距離構成用)の場合は、2 つのモジュール間に減衰器を使用しないと、バックツーバックで接続できません。
以降のセクションでは、4 ポートおよび 8 ポートの Fast Ethernet SPA について説明します。
• 「4 ポートおよび 8 ポートの Fast Ethernet SPA の LED」
• 「4 ポートおよび 8 ポートの Fast Ethernet SPA のケーブル、 コネクタ、およびピン割り当て」
4 ポートおよび 8 ポート FastEthernet SPA には、図3-10 に示すように、SPA の各ポート用の A/L LED、および 1 つの STATUS LED の 2 種類の LED があります。
図3-10 8 ポート FastEthernet SPA の前面プレート
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表3-11 では、4 ポートおよび 8 ポート FastEthernet SPA の LED について説明します。
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ポート番号 |
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1.この場合、ポート番号は 8 ポート FastEthernet SPA 上の番号指定の LED(0、1、2、3、4、5、6、または 7)を表します。8 ポート FastEthernet SPA の各 LED の番号は、SPA のポートを表します。 |
4 ポートおよび 8 ポート FastEthernet SPA のインターフェイス コネクタは、4 つまたは 8 つの個別の RJ-45 レセプタクルです。すべてのインターフェイス コネクタを同時に使用できます。各接続は、該当する標準に準拠する IEEE802.3 およびイーサネット 10/100BASE-T インターフェイスをサポートします。カテゴリ 5 の UTP RJ-45 ケーブルは付属していません。別途、購入する必要があります。
図3-11 に、RJ-45 コネクタを示します。 表3-12 に、RJ-45 コネクタのピン割り当ておよび信号を示します。
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(注) 表3-12 の RJ-45 のピン割り当てを参照して、未使用のカテゴリ 5 UTP ケーブルのペア 4/5 および 7/8 にコモンモード ライン ターミネータを適切に使用する必要があります。コモンモード ターミネータを使用すると、EMI(電磁波干渉)の発生が抑えられ、コモンモード送信元に対して影響を受けにくくなります。配線ペア 4/5 および 7/8 は、4 ポートおよび 8 ポート FastEthernet SPA の RJ-45 ポート回線でアクティブに終端されます。
4 ポートおよび 8 ポート FastEthernet SPA はすべての動作速度で自動 MDI/MDIX クロスオーバーをサポートするため、SPA にストレートおよびクロス イーサネット ケーブルのどちらを使用しても機能します。RJ-45 インターフェイスのケーブル接続要件に応じて、図3-12 および図3-13 のピン割り当てを使用します。
図3-12 ストレート ケーブルのピン割り当て、ハブまたはリピータとの RJ-45 接続
図3-13 クロス ケーブルのピン割り当て、ルータ間の RJ-45 接続
以降のセクションでは、1 ポート 10 ギガビット イーサネット SPA について説明します。
• 「1 ポート 10-ギガビット イーサネット SPA の LED」
• 「1 ポート 10-ギガビット イーサネット SPA の XFP 光トランシーバ モジュール、コネクタ、およびケーブル」
1 ポート 10-ギガビット イーサネット SPA は、2 つの LED を備えています。すなわち、ポート用の ACTIVE/LINK LED と STATUS LED です(図3-14 を参照)。
図3-14 1 ポート 10-ギガビット イーサネット SPA の前面プレート
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表3-13 に、1 ポート 10-ギガビット イーサネット SPA の各 LED の説明を示します。
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1 ポート 10-ギガビット イーサネット SPA は、次のタイプの光トランシーバ モジュールをサポートします。
• シングルモード SR XFP モジュール--XFP-10GLR-OC192SR
• シングルモード IR XFP モジュール--XFP-10GER-OC192IR
• シングルモード超長距離(ZR) XFP モジュール--XFP-10GZR-OC192LR
シスコでは、SPA での使用を承認された光ファイバを認定しています。使用可能と認定されている光トランシーバ モジュールは上記の着脱可能小型フォーム ファクタのみです。
ルータとネットワークの接続には、モードフィールド径が 8.7 ±0.5 ミクロン(公称径は約 10/125 ミクロン)のシングルモード光ファイバを使用してください。
図3-15 に、 1 ポート 10-ギガビット イーサネット SPA の XFP 光トランシーバ モジュールで使用するケーブル タイプを示します。
(注) 1 ポート 10-ギガビット イーサネット SPA の 40 ピン コネクタは RPR(Resilient Packet Ring; 復元パケット リング)接続に使用されます。
XFP-10GLR-OC192SR、XFP-10GER-OC192IR、XFP-10GZR-OC192LR モジュールには、Clock and Data Recovery(CDR)集積回路に統合された光トランスミッタおよびレシーバーのペアが組み込まれています。XFP モジュールを使用すると、シングル モード光ファイバ(SMF)上で、10.3125 Gbps(10 ギガビット イーサネット)の高速シリアル リンクが実現します。転送側は 10 Gbps シリアル データを回復し、時間再調整を行い、レーザー ドライバに渡します。レーザー ドライバは 1310 nm または 1550 nm レーザーにバイアスをかけて変調し、LC コネクタを介して SMF 上でデータを転送できるようにします。受信側はフォト検出器のトランス インピーダンス増幅器から受信した 10 Gbps の光データ ストリームを回復し、時間再調整を行い、出力ドライバに渡します。
テクノロジーのタイプおよびモデルについては、XFP モジュールのラベルを参照してください。図3-16 に XFP モジュール、 表3-14 に XFP モジュールの仕様を示します。
表3-15 に、XFP モジュールのポート ケーブル配線仕様を示します。
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ここでは 2-Port Copper and Optical Gigabit Ethernet SPA について、次の内容を説明します。
• 「2-Port Copper and Optical Gigabit Ethernet SPA の LED」
• 「2-Port Copper and Optical Gigabit Ethernet SPA ケーブル、コネクタ、およびピン割り当て」
2-Port Copper and Optical Gigabit Ethernet SPA には、図3-17 に示すように、SPA の各ポート用の A/L LED、および 1 つの STATUS LED の 2 種類の LED があります。
図3-17 2-Port Copper and Optical Gigabit Ethernet SPA の前面プレート
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表3-16 に、2-Port Copper and Optical Gigabit Ethernet SPA の各 LED の説明を示します。
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2-Port Copper and Optical Gigabit Ethernet SPA には、SFP モジュールをサポートする個別の光ファイバ レシーバーが 2 機装備されています。各ポートは、光ファイバ接続を使用してトラフィックを送受信できます。
SFPモジュールは、2-Port Copper and Optical Gigabit Ethernet SPA のギガビット イーサネット ポートに挿入する入出力デバイスであり、光ファイバ ネットワークとポートを接続します。
(注) 2-Port Copper and Optical Gigabit Ethernet SPA に使用できるのは、このマニュアルにサポート対象として記載されている SFP モジュールだけです。2-Port Copper and Optical Gigabit Ethernet SPA に SFP モジュールが差し込まれるたびに SFP チェックが実行され、このチェックに合格した SFP モジュールだけが 2-Port Copper and Optical Gigabit Ethernet SPA で使用可能になります。
SFP モジュールは本来ギガビット イーサネット以外のテクノロジー用、および 2-Port Copper and Optical Gigabit Ethernet SPA 以外の製品用に使用します。ただし、このマニュアル内の説明は、2-Port Copper and Optical Gigabit Ethernet SPA のポートに挿入する SFP モジュールのみを対象としています。
SFP モジュールのオプション、モジュールの仕様、ケーブル接続の仕様については、「10 ギガビット イーサネット SPA の SFP モジュールおよびケーブル接続仕様」を参照してください。
CWDM および DWDM SFP モジュールの仕様については、「ギガビット イーサネット SPA の CWDM と DWDM の SFP モジュール」 を参照してください。
2-Port Copper and Optical Gigabit Ethernet SPA には、2 つの光ファイバ レシーバーの他に、2 つの個別の RJ-45 レセプタクルがあります。両方のインターフェイス コネクタを同時に使用できます。各接続は、該当する標準に準拠する IEEE802.3 およびイーサネット 10/100BASE-T インターフェイスをサポートします。カテゴリ 5 の UTP RJ-45 ケーブルは付属していません。別途、購入する必要があります。
図3-18 に、RJ-45 コネクタを示します。 表3-17 に、RJ-45 コネクタのピン割り当ておよび信号を示します。
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(注) 表3-17 の RJ-45 のピン割り当てを参照して、未使用のカテゴリ 5 UTP ケーブルのペア 4/5 および 7/8 にコモンモード ライン ターミネータを適切に使用する必要があります。コモンモード ターミネータを使用すると、EMI(電磁波干渉)の発生が抑えられ、コモンモード送信元に対して影響を受けにくくなります。配線ペア 4/5 および 7/8 は、2-Port Copper and Optical Gigabit Ethernet SPA の RJ-45 ポート回線でアクティブに終端されます。
2-Port Copper and Optical Gigabit Ethernet SPA はすべての動作速度で自動 MDI/MDIX クロスオーバーをサポートするため、SPA にストレートおよびクロス イーサネット ケーブルのどちらを使用しても機能します。
ここでは 5 ポート ギガビット イーサネット SPA について、次の内容を説明します。
• 「5 ポート ギガビット イーサネット SPA の LED」
• 「5 ポート ギガビット イーサネット SPA のコネクタ」
5 ポート ギガビット イーサネット SPA には、図3-19 に示すように、SPA の各ポート用の A/L LED、および 1 つの STATUS LED の 2 種類の LED があります。
図3-19 5 ポート ギガビット イーサネット SPA の前面プレート
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表3-18 に、5 ポート ギガビット イーサネット SPA の各 LED の説明を示します。
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5 ポート ギガビット イーサネット SPA には、SFP モジュールをサポートする個別の光ファイバ レシーバーが 5 個装備されています。各ポートは、光ファイバ接続を使用してトラフィックを送受信できます。
SFP モジュールは、5 ポート ギガビット イーサネット SPA のギガビット イーサネット光スロットに挿入する入出力デバイスであり、1000BASE-X 光ファイバ ネットワークとポートを接続します。
(注) 5 ポート ギガビット イーサネット SPA に使用できるのは、このマニュアルにサポート対象として記載されている SFP モジュールだけです。5 ポート ギガビット イーサネット SPA に SFP モジュールが差し込まれるたびに SFP チェックが実行され、このチェックに合格した SFP モジュールだけが 5 ポート ギガビット イーサネット SPA で使用可能になります。
SFP モジュールは本来ギガビット イーサネット以外のテクノロジー用、および 5 ポート ギガビット イーサネット SPA 以外の製品用に使用します。ただし、このマニュアル内の説明は、5 ポート ギガビット イーサネット SPA のポートに挿入する SFP モジュールのみを対象としています。
SFP モジュールのオプション、モジュールの仕様、ケーブル接続の仕様については、「10 ギガビット イーサネット SPA の SFP モジュールおよびケーブル接続仕様」を参照してください。
CWDM および DWDM SFP モジュールの仕様については、「ギガビット イーサネット SPA の CWDM と DWDM の SFP モジュール」 を参照してください。
以降のセクションでは、8 ポート ギガビット イーサネット SPA について説明します。
• 「8 ポート ギガビット イーサネット SPA の LED」
• 「8 ポート ギガビット イーサネット SPA のコネクタ」
8 ポート ギガビット イーサネット SPA には、2 種類の LED を備えています。すなわち、SPA 上の各ポートごとの A/L LED、および 1 つの STATUS LED です(図3-20 を参照)。
図3-20 8 ポート ギガビット イーサネット SPA の前面プレート
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表3-19 に、8 ポート ギガビット イーサネット SPA の LED について説明します。
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8 ポート ギガビット イーサネット SPA のインターフェイス コネクタは、SFP モジュールをサポートする 8 つの光ファイバ レシーバーです。各ポートは、光ファイバ接続を使用してトラフィックを送受信できます。
SFP モジュールは、8 ポート ギガビット イーサネット SPA のギガビット イーサネット ポートに挿入する入出力デバイスであり、光ファイバ ネットワークとポートを接続します。
(注) 8 ポート ギガビット イーサネット SPA に使用できるのは、このマニュアルにサポート対象として記載されている SFP モジュールだけです。8 ポート ギガビット イーサネット SPA に SFP モジュールが差し込まれるたびに SFP モジュール チェックが実行され、このチェックに合格した SFP モジュールだけが 8 ポート ギガビット イーサネット SPA で使用可能になります。
SFP モジュールは本来ギガビット イーサネット以外のテクノロジー用、および 8 ポート ギガビット イーサネット SPA 以外の製品用に使用します。ただし、このマニュアル内の説明は、8 ポート ギガビット イーサネット SPA のポートに挿入する SFP モジュールのみを対象としています。
SFP モジュールのオプション、モジュールの仕様、ケーブル接続の仕様については、「10 ギガビット イーサネット SPA の SFP モジュールおよびケーブル接続仕様」 を参照してください。
CWDM および DWDM SFP モジュールの仕様については、「ギガビット イーサネット SPA の CWDM と DWDM の SFP モジュール」 を参照してください。
ここでは 10 ポート ギガビット イーサネット SPA について、次の内容を説明します。
• 「10 ポート ギガビット イーサネット SPA の LED」
• 「10 ポート ギガビット イーサネット SPA コネクタ」
• 「10 ギガビット イーサネット SPA の SFP モジュールおよびケーブル接続仕様」
• 「ギガビット イーサネット SPA の CWDM と DWDM の SFP モジュール」
10 ポート ギガビット イーサネット SPA には、図3-21 に示すように、SPA の各ポート用の A/L LED、および 1 つの STATUS LED の 2 種類の LED があります。
図3-21 10 ポート ギガビット イーサネット SPA の前面プレート
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表3-20 に、10 ポート ギガビット イーサネット SPA の各 LED の説明を示します。
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10 ポート ギガビット イーサネット SPA には、SFP モジュールをサポートする電気コネクタが 10 個装備されています。各ポートは、装着された SFP モジュールに適したケーブル配線を使用してトラフィックを送受信できます。
SFP モジュールは、10 ポート ギガビット イーサネット SPA のギガビット イーサネット光スロットに挿入する入出力デバイスであり、1000BASE-X 光ファイバ ネットワークとポートを接続します。
(注) 10 ポート ギガビット イーサネット SPA に使用できるのは、このマニュアルにサポート対象として記載されている SFP モジュールだけです。10 ポート ギガビット イーサネット SPA に SFP が差し込まれるたびに SFP チェックが実行され、このチェックに合格した SFP モジュールだけが 10 ポート ギガビット イーサネット SPA で使用可能になります。
SFP モジュールは本来ギガビット イーサネット以外のテクノロジー用、および 10 ポート ギガビット イーサネット SPA 以外の製品用に使用します。ただし、このマニュアル内の説明は、10 ポート ギガビット イーサネット SPA のポートに挿入する SFP モジュールのみを対象としています。
SFP モジュールのオプション、モジュールの仕様、ケーブル接続の仕様については、「10 ギガビット イーサネット SPA の SFP モジュールおよびケーブル接続仕様」を参照してください。
CWDM および DWDM SFP モジュールの仕様については、「ギガビット イーサネット SPA の CWDM と DWDM の SFP モジュール」 を参照してください。
ここでは 10 ギガビット イーサネット SPA の SFP モジュールおよびケーブル接続仕様について、次の内容を説明します。
SFP モジュールは、レシーバー ポート(RX)とトランスミッタ ポート(TX)からなる 1 つの光インターフェイスを備えています。 表3-21 、 表3-22 、 表3-23 、 表3-24 、および 表3-25 に、SFP モジュールについての説明と仕様を示します。
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1000BASE-T SFP モジュールは、最大リンク長 328 フィート(100 m)の標準のカテゴリ 5 ケーブルで動作します。 |
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1000BASE-FX SFP モジュールは、通常のマルチモード光ファイバ(MMF)リンク距離(最大 6562 フィート[2 km])で動作します。 |
1000BASE-SX(短波)モジュールは、50/125um MMF(マルチモード光ファイバ)では最大1640 フィート(500 m)、62.5/125um MMF では最大 984 フィート(300 m)の標準的なマルチモード光ファイバ リンク距離で動作します。
1000BASE-LX/LH(長波/長距離)モジュール インターフェイスは、IEEE 802.3z 1000BASE-LX 標準に完全準拠します。ただし、光学上の品質が優れているため、SMF で 6.2 マイル(10 km)の距離まで到達可能です(標準規格で定められている到達距離は 3.1 マイル[5 km])。
1000BASE-ZX(超長波)モジュールは、通常のシングルモード光ファイバ リンク距離(最大 49.7 マイル [80 km])で動作します。プレミアム シングルモード光ファイバまたは分散シフト型シングルモード光ファイバを使用すれば、最大 62.1 マイル(100 km)のリンク距離まで到達可能になります。プレミアム シングルモード光ファイバは、通常のシングルモード光ファイバより単位長あたりの減衰量が低く、分散シフト型シングルモード光ファイバは通常より減衰量が低く、分散が少ないという特性を持ちます。
1000BASE-ZX モジュールは、シングルモード光ファイバ ケーブルに接続する必要があります。これは長距離通信アプリケーションで一般に使用されるケーブル タイプです。1000BASE-ZX モジュールは、マルチモード光ファイバに接続すると正常に動作しません。これは、マルチモード光ファイバが敷設されていることが多い環境(建物内バックボーンまたは水平ケーブル接続など)での使用を想定していないためです。
1000BASE-ZX モジュールは、さまざまなスイッチおよびルータ製品で見られるように、ギガビット イーサネット インターフェイス用の PMD コンポーネントとして使用することを目的としています。これは 1250 M ボーの信号速度で動作し、8B/10B の符号化データを送受信します。
短距離のシングルモード光ファイバを使用する際、レシーバーに負荷がかかり過ぎないようにするため、リンクに光減衰器を直列に挿入しなければならない場合があります。次の注意事項に従ってください。
• 光ファイバ ケーブルの距離が 15.5 マイル(25 km)未満の場合には、リンクの両側で光ファイバ ケーブル プラントと 1000BASE-ZX モジュールの受信ポートとの間に、10 dB の光減衰器を直列に挿入してください。
• 光ファイバ ケーブルの距離が 15.5 マイル(25 km)以上 31 マイル(50 km)未満の場合には、リンクの両側で光ファイバ ケーブル プラントと 1000BASE-ZX モジュールの受信ポートとの間に、5 dB の光減衰器を直列に挿入してください。
1000BASE-T(SFP-GE-T)SFP モジュールは、IEEE 802.3:2000 に準拠しており、標準のギガビット イーサネット SFP モジュールのポートに装着できます。このモジュールは、標準のカテゴリ 5 ケーブルを使用し、RJ-45 コネクタを備えています。
SFP-GE-T はホットスワップ可能です。SFP-GE-T モジュールは、10/100/1000 の各通信速度をサポートしています。10/100 構成では、半二重モードと全二重モードがサポートされています。オートネゴシエーションもサポートされています。SFP-GE-T の最大ケーブル長は、328 フィート(100 m)です。
表3-23 に、ギガビット イーサネット SPA に取り付け可能な SFP モジュールのケーブル仕様を示します。すべての SFP ポートは LC タイプ コネクタを備えていることに注意してください。
SFP-GE-S の最短ケーブル長は 6.5 フィート(2 m)であり、リンクの両端に 8 dB の減衰器が取り付けられた場合の SFP-GE-Z の最短リンク距離は 6.2 マイル(10 km)です。減衰器を使用しない場合は、SFP-GE-Z の最短リンク距離は 24.9 マイル(40 km)です。
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(ミクロン) |
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MMF 2 |
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MMF 3 |
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SMF 4 |
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3.モードコンディショニング パッチ コードが必要です。SFP-GE-L に直径 62.5 ミクロンの MMF ケーブルを使用する場合で、リンク長が 984 フィート(300 m)を超える場合は、SFP モジュールと MMF ケーブルの間のリンクの送信側と受信側の両方に、モードコンディショニング パッチ コードを取り付ける必要があります。 |
(注) 1000BASE-ZX SFP モジュールの光パワー バジェットは、21.5 dB です。使用するケーブル プラントを光損失テストによって測定してください。このテストは、ケーブル プラント(コネクタとスプライスを含む)の光損失が 21.5 dB 以下であることを検査するように設定する必要があります。光損失の測定は、1550 nm の光源を使用して実行する必要があります。
Course Wave Division Multiplexer(CWDM)と高密度波長分割多重方式(DWDM)の SFP モジュールの仕様については、次の章で説明します。
表3-24 に、SFP モジュールを使用したすべてのギガビット イーサネット SPA 用の CWDM SFP モジュール仕様を示します(XFP モジュールを使用したギガビット イーサネット SPA 用のモジュールは除く)。
表3-25 で、DWDM SFP モジュールの仕様を説明します。
(注) DWDM SFP モジュールは次の SPA のみでサポートされます。
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2 ポートおよび 4 ポート OC-3c/STM-1 POS SPA はシングルハイト SPA であり、1 つの SIP サブスロットに取り付けます。SFP 光トランシーバ モジュール を取り付けた 2 ポートおよび 4 ポート OC-3c/STM-1 POS SPA は、ポート当たりの 帯域幅 155.52 Mbps の SONET(SDH)方式のネットワーク接続を提供します。2 ポートおよび 4 ポート OC-3c/STM-1 POS SPA は、4 分の 1 の帯域幅で動作します。
(注) SFP モジュールを交換した場合、SPA インターフェイスでは定義済みの設定が保持されます。保持されるのは、IP アドレス、クロック ソース、ループバック、CRC、POS フラグの設定などです。
SPA の詳細と、SIP および光モジュールに対する SPA の互換性の詳細については、「SIP および SPA の互換性」 を参照してください。
ここでは 2 ポートおよび 4 ポート OC-3c/STM-1 POS SPA について、次の内容を説明します。
• 「2 ポートおよび 4 ポート OC-3c/STM-1 POS SPA の LED」
• 「2 ポートおよび 4 ポート OC-3c/STM-1 POS SPA のインターフェイス仕様」
• 「2 ポートおよび 4 ポート OC-3c/STM-1 POS SPA 光トランシーバ モジュールとケーブル」
2 ポートおよび 4 ポート OC-3c/STM-1 POS SPA には、図3-22 に示すように、SPA の各ポート用の 2 つの LED、および 1 つの STATUS LED の 3 種類の LED があります。
図3-22 4 ポート OC-3c/STM-1 POS SPA の前面プレート
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表3-26 に、2 ポートおよび 4 ポート OC-3c/STM-1 POS SPA の各 LED の説明を示します。
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フレーマーは、送受信 SONET(SDH)フレームを処理します。フレーマーの処理速度は OC-3c/STM-1 ラインレート(155.52 Mbps)です。
パケット データは PPP など、ユーザが設定可能なカプセル化形式によって転送され、STS-3c/STM-1 フレームにマッピングされます。
2 ポートおよび 4 ポート OC-3c/STM-1 POS SPA のインターフェイスは、以下の RFC に準拠しています。
• RFC 1662「 PPP in HDLC-like Framing 」
2 ポートおよび 4 ポート OC-3c/STM-1 POS SPA の各ポートには SFP 光トランシーバ モジュール が取り付けられており、これによって SONET および SDH シングルモードおよびマルチモード光ファイバ接続を実現します(図3-23を参照)。
シスコでは、SPA での使用を承認された光ファイバを認定しています。2 ポートおよび 4 ポート OC-3c/STM-1 POS SPA は、次のタイプの光トランシーバ モジュールをサポートします。
• MM(マルチモード)SFP モジュール--SFP-OC3-MM
• 短距離(SR)SFP モジュール--SFP-OC3-SR
• 中距離用(IR)SFP モジュール(15 km)--SFP-OC3-IR1
• 長距離用(LR)SFP モジュール(40 km)--SFP-OC3-LR1
• 長距離用(LR)SFP モジュール(80 km)--SFP-OC3-LR2
2 ポートおよび 4 ポート OC-3c/STM-1 POS SPA で使用される SFP 光トランシーバ モジュール は、以下の光ファイバ オプションを提供します。
• マルチモード--155 Mbps、OC-3c/STM-1 光ファイバ(SONET STS-3c または SDH STM-1)
コアとクラッドの直径がそれぞれ 62.5、125 ミクロンのマルチモード光ファイバを使用してください。
• シングルモード--155 Mbps、OC-3c/STM-1 光ファイバ(SONET STS-3c または SDH STM-1)
モードフィールド径が 8.7±0.5 ミクロンのシングルモード光ファイバを使用してください (公称径は約 10/125 ミクロン)。
シングルモードおよびマルチモード光ファイバ接続には、デュプレックス LC タイプ ケーブルを 1 本使用するか(図3-24 を参照)、または 2 本のシンプレックス LC タイプ ケーブルを使用して、1 つは送信用(TX)、もう 1 つは受信用(RX)に使用します。
シングルモード(中距離または長距離構成用)、またはマルチモード光ファイバ ケーブルは、ルータとネットワークの接続、または 2 ポートおよび 4 ポート OC-3c/STM-1 POS SPA を備えた 2 台のルータどうしのバックツーバック接続に使用します。
長距離 SFP 光トランシーバ モジュール(長距離構成用)の場合は、2 つのモジュール間に減衰器を使用しないと、バックツーバックで接続できません。
表3-27 に、2 ポートおよび 4 ポート OC-3c/STM-1 POS SPA に搭載された光モジュールの OC-3 仕様を示します。
ここでは 2 ポートおよび 4 ポート OC-48c/STM-16 POS/RPR SPA について、次の内容を説明します。
• 「2 ポートおよび 4 ポート OC-48c/STM-16 POS/RPR SPA の LED」
• 「2 ポートおよび 4 ポート OC-48c/STM-16 POS/RPR SPA インターフェイス仕様」
• 「2 ポートおよび 4 ポート OC-48c/STM-16 POS/RPR SPA ケーブル、光トランシーバ モジュール、およびコネクタ」
2 ポートおよび 4 ポート OC-48c/STM-16 POS/RPR SPA には、図3-25 に示すように、SPA の各ポート用の 4 つの LED、および 1 つの STATUS LED の 5 種類の LED があります。
図3-25 1 ポート OC-48c/STM-16 POS SPA の前面プレート
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表3-28 に、2 ポートおよび 4 ポート OC-48c/STM-16 POS/RPR SPAの各 LED の説明を示します。
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2 ポートおよび 4 ポート OC-48c/STM-16 POS/RPR SPA の物理レイヤ インターフェイスはオプティカル キャリア 48(OC-48)で、SONET と SDH の間のポート当たりの帯域幅 2.488 Gbps のネットワーク接続を提供します。
シングルモード(中距離構成用)光ファイバ ケーブルは、ルータとネットワークの接続、または 2 台のルータ同士のバックツーバック接続に使用します。
2 ポートおよび 4 ポート OC-48c/STM-16 POS/RPR SPA は、次のタイプの光トランシーバ モジュールをサポートします。
• シングルモード 短距離(SR)SFP モジュール--SFP-OC48-SR
• シングルモード 中距離(IR)SFP モジュール--SFP-OC48-IR1
• シングルモード 長距離(LR)SFP モジュール--SFP-OC48-LR2
2 ポートおよび 4 ポート OC-48c/STM-16 POS/RPR SPA の各ポートには、デュプレックス LC タイプ レセプタクルがあります。シングルモード光ファイバ接続には、デュプレックス LC タイプ ケーブルを 1 本使用するか(図3-26 を参照)、または 2 本のシンプレックス LC タイプ ケーブルを使用して、1 つは送信用(TX)、もう 1 つは受信用(RX)に使用します。
表3-29 では、2 ポートおよび 4 ポート OC-48c/STM-16 POS/RPR SPA で使用する OC-48 仕様について説明します。
1 ポート OC-12c/STM-4 POS SPA はシングルハイト SPA であり、1 つの SIP サブスロットに取り付けます。SFP 光トランシーバ モジュールが取り付けられた 1 ポート OC-12c/STM-4 POS SPA は、帯域幅 622.08 Mbps の SONET(SDH)ネットワーク接続を提供します。
SPA の詳細と SIP および光モジュールに対する SPA の互換性の詳細については、「SIP および SPA の互換性」 を参照してください。
ここでは 1 ポート OC-12c/STM-4 POS SPA について、次の内容を説明します。
• 「1 ポート OC-12c/STM-4 POS SPA LED」
• 「1 ポート OC-12c/STM-4 POS SPA のインターフェイス仕様」
• 「1 ポート OC-12c/STM-4 POS SPA SFP 光トランシーバ モジュールとケーブル」
1 ポート OC-12c/STM-4 POS SPA には、図3-27 に示すように、SPA の各ポート用の 2 つの LED、および 1 つの STATUS LED の 3 種類の LED があります。
図3-27 1 ポート OC-12c/STM-4 POS SPA の前面プレート
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表3-30 に、1 ポート OC-12c/STM-4 POS SPA の各 LED の説明を示します。
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フレーマーは、送受信 SONET(SDH)フレームを処理します。フレーマーの処理速度は OC-12c/STM-4 ラインレート(622.08 Mbps)です。
パケット データは PPP など、ユーザが設定可能なカプセル化形式によって転送され、STS-12c/STM-4 フレームにマッピングされます。
1 ポート OC-12c/STM-4 POS SPA のインターフェイスは、以下の RFC に準拠しています。
• RFC 1619「 PPP over SONET/SDH 」
• RFC 1662「 PPP in HDLC-like Framing 」
また、1 ポート OC-12c/STM-4 POS SPA は SNMP v1 エージェント(RFC 1155 ~ 1157)および RFC 1213 のサポートも提供しています。
• RFC 1155「 Structure and Identification of Management Information for TCP/IP-based Internets 」
• RFC 1156、「 Management Information Base for Network Management of TCP/IP-Based Internets 」
• RFC 1157「 Simple Network Management Protocol (SNMP) 」
• RFC 1213「 Management Information Base (MIB) for Network Management of TCP/IP-Based Internets:MIB II 」
1 ポート OC-12c/STM-4 POS SPA のポートには SFP 光トランシーバ モジュールが取り付けられており、これによって SONET(SDH)シングルモードおよびマルチモード光ファイバ接続を実現します(図3-28を参照)。
シスコでは、SPA での使用を承認された光ファイバを認定しています。1 ポート OC-12c/STM-4 POS SPA は、次のタイプの光トランシーバ モジュールをサポートします。
• MM(マルチモード)SFP モジュール--SFP-OC12-MM
• 短距離用(SR) SFP モジュール--SFP-OC12-SR
• 中距離用(IR)SFP モジュール(15 km)--SFP-OC12-IR1
• 長距離用(LR)SFP モジュール(40 km)--SFP-OC12-LR1
• 長距離用(LR)SFP モジュール(80 km)--SFP-OC12-LR2
1 ポート OC-12c/STM-4 POS SPA で使用される SFP 光トランシーバ モジュールは、以下の 光ファイバ オプションを提供します。
• マルチモード--622.08 Mbps、OC-12 光ファイバ(SONET STS-12c または SDH STM-4)
コアとクラッドの直径がそれぞれ 62.5、125 ミクロンのマルチモード光ファイバを使用してください。
• シングルモード--622.08 Mbps、OC-12 光ファイバ(SONET STS-12c または SDH STM-4)
モードフィールド径が 8.7±0.5 ミクロンのシングルモード光ファイバを使用してください (公称径は約 10/125 ミクロン)。
シングルモードおよびマルチモード光ファイバ接続には、デュプレックス LC タイプ ケーブルを 1 本使用するか(図3-29 を参照)、または 2 本のシンプレックス LC タイプ ケーブルを使用して、1 つは送信用(TX)、もう 1 つは受信用(RX)に使用します。
シングルモード(中距離または長距離構成用)、またはマルチモード光ファイバ ケーブルは、ルータとネットワークの接続、または 1 ポート OC-12c/STM-4 POS SPA を備えた 2 台のルータどうしのバックツーバック接続に使用します。
長距離 SFP 光トランシーバ モジュール(長距離構成用)の場合は、2 つのモジュール間に減衰器を使用しないと、バックツーバックで接続できません。
表3-31 に、1 ポート OC-12c/STM-4 POS SPA に搭載された光モジュールの OC-12 仕様を示します。