この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
このモジュールでは、物理インターフェイスのプリコンフィギュレーションについて説明します。
プリコンフィギュレーションは、次のタイプのインターフェイスやコントローラでサポートされます。
プリコンフィギュレーションによって、モジュラ サービス カードをルータへの装着前に設定できます。カードを装着すると、ただちに設定されます。プリコンフィギュレーション情報は、通常の方法で設定されたインターフェイスの場合とは異なり、別のシステム データベース ツリー(ルート プロセッサ上の プリコンフィギュレーション ディレクトリ)に作成されます。
検証機能が動作するのはモジュラ サービス カード上に限られるため、モジュラ サービス カードが存在していなければ検証できないプリコンフィギュレーション データもあります。このようなプリコンフィギュレーション データは、モジュラ サービス カードを装着し、検証機能が起動したときに検証されます。設定がプリコンフィギュレーション領域からアクティブ領域にコピーされるときにエラーが検出されると、設定は拒否されます。
(注) |
1 ギガビット イーサネット インターフェイスはサポートされていません。10 ギガビット イーサネット インターフェイスは、光タイプに基づいて 1 GigE モードで動作できます。 |
(注) |
プリコンフィギュレーションを実行できるのは物理インターフェイスだけです。 |
プリコンフィギュレーションは、インターフェイスがシステムに存在しないうちにインターフェイスを設定する作業です。プリコンフィギュレーションされたインターフェイスは、位置(ラック/スロット/モジュール)が一致するインターフェイスが実際にルータに装着されるまで検証または適用されません。適切なモジュラ サービス カードが装着され、インターフェイスが作成されると、事前に作成された設定情報が検証され、問題がなければ、ただちにルータの実行コンフィギュレーションに適用されます。
(注) |
適切なモジュラ サービス カードを装着するときには、適切な show コマンドを使用してプリコンフィギュレーションの内容を検証してください。 |
プリコンフィギュレーション済みの状態にあるインターフェイスを表示するには、 show run コマンドを使用します。
(注) |
カードを装着し、インターフェイスをアップ状態にするときに、想定される設定と実際にプリコンフィギュレーションされたインターフェイスを比較できるように、サイト プランニング ガイドにプリコンフィギュレーション情報を記入することをお勧めします。 |
プリコンフィギュレーションによって、新しいカードをシステムに追加するときのダウンタイムが短縮されます。プリコンフィギュレーションを行うと、新しいモジュラ サービス カードが即座に設定され、カードのブートアップ中も動作します。
プリコンフィギュレーションを行うもう 1 つの利点は、モジュラ サービス カードの交換時に、カードを取り外した後でも、以前の設定を表示し、変更できることです。
2.
interface preconfigure
type interface-path-id
4. 追加のインターフェイス パラメータを設定します。詳細については、設定するインターフェイスのタイプに対応する、このマニュアルの設定の章を参照してください。
5. end または commitbest-effort
次に、基本的なイーサネット インターフェイスのプリコンフィギュレーションを行う例を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router# configure RP/0/RP0/CPU0:router(config)# interface preconfigure HundredGigE 0/0/1/0 RP/0/RP0/CPU0:router(config-if)# ipv4 address 192.168.1.2/32 RP/0/RP0/CPU0:router(config-if-pre)# commit
システムにまだ存在しないインターフェイスのプリコンフィギュレーションを行うには、グローバル コンフィギュレーション モードで interface preconfigure コマンドを使用します。
interface preconfigure コマンドによって、ルータはインターフェイス コンフィギュレーション モードに移行します。ユーザは、使用可能なすべてのコマンドを追加できます。プリコンフィギュレーションされたインターフェイス用に登録された検証機能により、設定が検証されます。ユーザが end コマンドを入力するか、それに対応する exit コマンドまたはグローバル コンフィギュレーション モード コマンドを入力すると、プリコンフィギュレーションが完了します。
(注) |
モジュラ サービス カードを装着しなければ検証できない設定もあります。 新たにプリコンフィギュレーションされたインターフェイスには no shutdown コマンドを入力しないでください。このコマンドの no 形式は既存の設定を削除するものであり、この場合は既存の設定が存在しないからです。 |
ユーザがプリコンフィギュレーション時に指定する名前は、作成するインターフェイスの名前と一致する必要があります。インターフェイス名が一致しない場合、インターフェイスの作成時にプリコンフィギュレーションを適用できません。インターフェイス名は、ルータがサポートし、対応するドライバがインストール済みのインターフェイス タイプから始めます。ただし、スロット、ポート、サブインターフェイス番号、およびチャネル インターフェイス番号の情報は検証できません。
(注) |
すでに存在し、設定されているインターフェイス名(または e0/3/0/0 のような省略形)は指定できません。 |