show ddns update interface コマンド~ show ipv6 traffic コマンド
show ddns update interface
セキュリティ アプライアンス インターフェイスに割り当てられた DDNS 方式を表示するには、特権 EXEC モードで show ddns update interface コマンドを使用します。
show ddns update interface [ interface-name ]
構文の説明
interface-name |
(任意)ネットワーク インターフェイスの名前。 |
デフォルト
interface-name ストリングを省略すると、各インターフェイスに割り当てられている DDNS 方式が表示されます。
コマンド モード
次の表に、コマンドを入力できるモードを示します。
例
次に、内部インターフェイスに割り当てられている DDNS 方式を表示する例を示します。
hostname# show ddns update interface inside
Dynamic DNS Update on inside:
Update Method Name Update Destination
関連コマンド
|
|
ddns(DDNS 更新 方式モード) |
作成済みの DDNS 方式に対して、DDNS アップデート方式のタイプを指定します。 |
ddns update(インターフェイス コンフィギュレーション モード) |
セキュリティ アプライアンス インターフェイスを DDNS アップデート方式または DDNS アップデート ホスト名に関連付けます。 |
ddns update method(グローバル コンフィギュレーション モード) |
DNS のリソース レコードをダイナミックにアップデートするための方式を作成します。 |
show ddns update method |
設定済みの DDNS 方式ごとにタイプと間隔を表示します。DDNS アップデートを実行する DHCP サーバ。 |
show running-config ddns |
実行コンフィギュレーションに設定されているすべての DDNS 方式のタイプおよび間隔を表示します。 |
show ddns update method
実行コンフィギュレーションの DDNS 更新方式を表示するには、特権 EXEC モードで show ddns update method コマンドを使用します。
show ddns update method [ method-name ]
構文の説明
method-name |
(任意)設定済み DDNS 更新方式の名前。 |
デフォルト
method-name ストリングを省略すると、設定されているすべての DDNS 更新方式が表示されます。
コマンド モード
次の表に、コマンドを入力できるモードを示します。
例
次に、ddns-2 という名前の DDNS 方式を表示する例を示します。
hostname(config)# show ddns update method ddns-2
Dynamic DNS Update Method: ddns-2
IETF standardized Dynamic DNS 'A' and 'PTR' records update
Maximum update interval: 0 days 0 hours 10 minutes 0 seconds
関連コマンド
|
|
ddns(DDNS 更新 方式モード) |
作成済みの DDNS 方式に対して、DDNS アップデート方式のタイプを指定します。 |
ddns update(インターフェイス コンフィギュレーション モード) |
セキュリティ アプライアンス インターフェイスを Dynamic DNS(DDNS; ダイナミック DNS)更新方式または DDNS 更新ホスト名に関連付けます。 |
ddns update method(グローバル コンフィギュレーション モード) |
DNS のリソース レコードをダイナミックにアップデートするための方式を作成します。 |
show ddns update interface |
設定済みの各 DDNS 方式に関連付けられたインターフェイスを表示します。 |
show running-config ddns |
実行コンフィギュレーションに設定されているすべての DDNS 方式のタイプおよび間隔を表示します。 |
show debug
現在のデバッグ コンフィギュレーションを表示するには、 show debug コマンドを使用します。
show debug [ command [ keywords ]]
構文の説明
command |
(任意)現在のコンフィギュレーションを表示する対象のデバッグ コマンドを指定します。各 command では、 command の後の構文は、関連する debug コマンドでサポートされる構文と同一です。たとえば、 show debug aaa の後に続く有効な keywords は、 debug aaa コマンドの有効なキーワードと同じです。したがって、 show debug aaa は accounting キーワードをサポートし、このキーワードによって AAA デバッグのその部分についてのデバッグ コンフィギュレーションを表示することを指定できます。 |
デフォルト
このコマンドには、デフォルト設定がありません。
コマンド モード
次の表に、コマンドを入力できるモードを示します。
コマンド履歴
|
|
既存 |
このコマンドは既存です。 |
8.0(2) |
使用可能なコマンド値のリストに eigrp キーワードが追加されました。 |
使用上のガイドライン
有効な command 値が後に続きます。各 command では、 command の後の構文は、関連する debug コマンドでサポートされる構文と同一です。サポートされている構文については、関連する debug コマンドを参照してください。
(注) 各 command 値を使用できるかどうかは、該当する debug コマンドをサポートするコマンド モードによって決まります。
• aaa
• appfw
• arp
• asdm
• context
• crypto
• ctiqbe
• ctm
• dhcpc
• dhcpd
• dhcprelay
• disk
• dns
• eigrp
• email
• entity
• fixup
• fover
• fsm
• ftp
• generic
• gtp
• h323
• http
• http-map
• icmp
• igmp
• ils
• imagemgr
• ipsec-over-tcp
• ipv6
• iua-proxy
• kerberos
• ldap
• mfib
• mgcp
• mrib
• ntdomain
• ntp
• ospf
• parser
• pim
• pix
• pptp
• radius
• rip
• rtsp
• sdi
• sequence
• sip
• skinny
• smtp
• sqlnet
• ssh
• ssl
• sunrpc
• tacacs
• timestamps
• vpn-sessiondb
• webvpn
• xdmcp
• xml
例
次のコマンドでは、認証、アカウンティング、およびフラッシュ メモリのデバッグをイネーブルにします。 show debug コマンドが 3 通りの方法で使用され、すべてのデバッグ コンフィギュレーション、特定機能のデバッグ コンフィギュレーション、機能のサブセットのデバッグ コンフィギュレーションを表示するためのコマンドの使用方法が示されています。
hostname# debug aaa authentication
debug aaa authentication enabled at level 1
hostname# debug aaa accounting
debug aaa accounting enabled at level 1
hostname# debug disk filesystem
debug disk filesystem enabled at level 1
debug aaa authentication enabled at level 1
debug aaa accounting enabled at level 1
debug disk filesystem enabled at level 1
debug aaa authentication enabled at level 1
debug aaa authorization is disabled.
debug aaa accounting enabled at level 1
debug aaa internal is disabled.
debug aaa vpn is disabled.
hostname# show debug aaa accounting
debug aaa accounting enabled at level 1
関連コマンド
|
|
debug |
すべての debug コマンドを参照してください。 |
show debug mmp
MMP インスペクション モジュールの現在のデバッグ設定を表示するには、特権 EXEC モードで show debug mmp コマンドを使用します。
show debug mmp
構文の説明
このコマンドには引数またはキーワードはありません。
コマンド モード
次の表に、コマンドを入力できるモードを示します。
例
次に、MMP インスペクション モジュールの現在のデバッグ設定を表示するために show debug mmp コマンドを使用する例を示します。
debug mmp enabled at level 1
関連コマンド
|
|
debug mmp |
MMP イベントのインスペクションを表示します。 |
inspect mmp |
MMP インスペクション エンジンを設定します。 |
show dhcpd
DHCP のバインディング情報、状態情報、および統計情報を表示するには、特権 EXEC モードまたはグローバル コンフィギュレーション モードで show dhcpd コマンドを使用します。
show dhcpd { binding [ IP_address ] | state | statistics }
構文の説明
binding |
所定のサーバ IP アドレスおよび関連するクライアント ハードウェア アドレスについてのバインディング情報とリースの長さを表示します。 |
IP_address |
指定した IP アドレスのバインディング情報を表示します。 |
state |
DHCP サーバの状態(現在のコンテキストでイネーブルかどうか、各インターフェイスについてイネーブルかどうかなど)を表示します。 |
statistics |
統計情報(アドレス プール、バインディング、期限切れバインディング、不正な形式のメッセージ、送信済みメッセージ、および受信メッセージなどの数)を表示します。 |
コマンド モード
次の表に、コマンドを入力できるモードを示します。
使用上のガイドライン
オプションの IP アドレスを show dhcpd binding コマンドに含めた場合は、その IP アドレスのバインディングだけが表示されます。
show dhcpd binding | state | statistics コマンドはグローバル コンフィギュレーション モードでも使用可能です。
例
次に、 show dhcpd binding コマンドの出力例を示します。
hostname# show dhcpd binding
IP Address Hardware Address Lease Expiration Type
10.0.1.100 0100.a0c9.868e.43 84985 seconds automatic
次に、 show dhcpd state コマンドの出力例を示します。
hostname# show dhcpd state
Context Not Configured for DHCP
Interface outside, Not Configured for DHCP
Interface inside, Not Configured for DHCP
次に、 show dhcpd statistics コマンドの出力例を示します。
hostname# show dhcpd statistics
DHCP UDP Unreachable Errors: 0
関連コマンド
|
|
clear configure dhcpd |
すべての DHCP サーバ設定を削除します。 |
clear dhcpd |
DHCP サーバ バインディングおよび統計情報カウンタをクリアします。 |
dhcpd lease |
クライアントに付与される DHCP 情報のリースの長さを定義します。 |
show running-config dhcpd |
現在の DHCP サーバ コンフィギュレーションを表示します。 |
show dhcprelay state
DHCP リレー エージェントの状態を表示するには、特権 EXEC モードまたはグローバル コンフィギュレーション モードで show dhcprelay state コマンドを使用します。
show dhcprelay state
構文の説明
このコマンドには引数またはキーワードはありません。
コマンド モード
次の表に、コマンドを入力できるモードを示します。
使用上のガイドライン
このコマンドは、現在のコンテキストおよび各インターフェイスについての DHCP リレー エージェントの状態情報を表示します。
例
次に、 show dhcprelay state コマンドの出力例を示します。
hostname# show dhcprelay state
Context Configured as DHCP Relay
Interface outside, Not Configured for DHCP
Interface infrastructure, Configured for DHCP RELAY SERVER
Interface inside, Configured for DHCP RELAY
関連コマンド
|
|
show dhcpd |
DHCP サーバの統計情報と状態情報を表示します。 |
show dhcprelay statistics |
DHCP リレーの統計情報を表示します。 |
show running-config dhcprelay |
DHCP リレー エージェントの現在のコンフィギュレーションを表示します。 |
show dhcprelay statistics
DHCP リレーの統計情報を表示するには、特権 EXEC モードで show dhcprelay statistics コマンドを使用します。
show dhcprelay statistics
構文の説明
このコマンドには引数またはキーワードはありません。
コマンド モード
次の表に、コマンドを入力できるモードを示します。
使用上のガイドライン
show dhcprelay statistics コマンドの出力は、 clear dhcprelay statistics コマンドを入力するまで増加します。
例
次に、 show dhcprelay statistics コマンドの出力例を示します。
hostname# show dhcprelay statistics
DHCP UDP Unreachable Errors: 0
関連コマンド
|
|
clear configure dhcprelay |
DHCP リレー エージェントの設定をすべて削除します。 |
clear dhcprelay statistics |
DHCP リレー エージェントの統計カウンタをクリアします。 |
debug dhcprelay |
DHCP リレー エージェントのデバッグ情報を表示します。 |
show dhcprelay state |
DHCP リレー エージェントの状態を表示します。 |
show running-config dhcprelay |
DHCP リレー エージェントの現在のコンフィギュレーションを表示します。 |
show disk
適応型セキュリティ アプライアンスのフラッシュ メモリの内容だけを表示するには、特権 EXEC モードで show disk コマンドを使用します。PIX セキュリティ アプライアンスのフラッシュ メモリの内容だけを表示するには、 show flash コマンドを参照してください。
show disk [ 0 | 1 ] [ filesys | all ] controller
構文の説明
0 | 1 |
内部フラッシュ メモリ(0、デフォルト)または外部フラッシュ メモリ(1)を指定します。 |
controller |
フラッシュ コントローラのモデル番号を指定します。 |
filesys |
コンパクト フラッシュ カードの情報を表示します。 |
all |
フラッシュ メモリの内容およびファイル システム情報を表示します。 |
デフォルト
デフォルトでは内部フラッシュ メモリを表示します。
コマンド モード
次の表に、コマンドを入力できるモードを示します。
例
次に、 show disk コマンドの出力例を示します。
-#- --length-- -----date/time------ path
11 1301 Feb 21 2005 18:01:34 test.cfg
12 1949 Feb 21 2005 20:13:36 test1.cfg
13 2551 Jan 06 2005 10:07:36 test2.cfg
14 609223 Jan 21 2005 07:14:18 test3.cfg
15 1619 Jul 16 2004 16:06:48 test4.cfg
16 3184 Aug 03 2004 07:07:00 old_running.cfg
17 4787 Mar 04 2005 12:32:18 test5.cfg
20 1792 Jan 21 2005 07:29:24 test6.cfg
21 7765184 Mar 07 2005 19:38:30 test7.cfg
22 1674 Nov 11 2004 02:47:52 test8.cfg
23 1863 Jan 21 2005 07:29:18 test9.cfg
24 1197 Jan 19 2005 08:17:48 test10.cfg
25 608554 Jan 13 2005 06:20:54 backupconfig.cfg
26 5124096 Feb 20 2005 08:49:28 cdisk1
27 5124096 Mar 01 2005 17:59:56 cdisk2
28 2074 Jan 13 2005 08:13:26 test11.cfg
29 5124096 Mar 07 2005 19:56:58 cdisk3
30 1276 Jan 28 2005 08:31:58 lead
31 7756788 Feb 24 2005 12:59:46 asdmfile.dbg
32 7579792 Mar 08 2005 11:06:56 asdmfile1.dbg
33 7764344 Mar 04 2005 12:17:46 asdmfile2.dbg
34 5124096 Feb 24 2005 11:50:50 cdisk4
35 15322 Mar 04 2005 12:30:24 hs_err.log
10170368 bytes available (52711424 bytes used)
次に、 show disk filesys コマンドの出力例を示します。
hostname# show disk filesys
******** Flash Card Geometry/Format Info ********
COMPACT FLASH CARD GEOMETRY
COMPACT FLASH CARD FORMAT
Number of Data Sectors 122976
次に、 show disk controller コマンドの出力例を示します。
hostname# show disk1: controller
Flash Model: TOSHIBA THNCF064MBA
関連コマンド
|
|
dir |
ディレクトリの内容を表示します。 |
show flash |
PIX セキュリティ アプライアンス専用の内部フラッシュ メモリの内容を表示します。 |
show dns-hosts
DNS キャッシュを表示するには、特権 EXEC モードで show dns-hosts コマンドを使用します。DNS キャッシュには、DNS サーバからダイナミックに学習したエントリと、 name コマンドを使用して手動で入力された名前および IP アドレスが含まれています。
show dns-hosts
構文の説明
このコマンドには引数またはキーワードはありません。
コマンド モード
次の表に、コマンドを入力できるモードを示します。
例
次に、 show dns-hosts コマンドの出力例を示します。
Host Flags Age Type Address(es)
ns2.example.com (temp, OK) 0 IP 10.102.255.44
ns1.example.com (temp, OK) 0 IP 192.168.241.185
snowmass.example.com (temp, OK) 0 IP 10.94.146.101
server.example.com (temp, OK) 0 IP 10.94.146.80
表 11 に、各フィールドの説明を示します。
表 26-1 show dns-hosts の各フィールド
|
|
Host |
ホスト名を表示します。 |
Flags |
次の組み合わせとしてエントリのステータスを表示します。 • temp:このエントリは DNS サーバから取得されたため、一時的です。セキュリティ アプライアンスは、72 時間の無活動後にこのエントリを削除します。 • perm:このエントリは name コマンドを使用して追加されたため、永続的です。 • OK:このエントリは有効です。 • ??:このエントリは疑わしいため、再検証が必要です。 • EX:このエントリは期限切れです。 |
Age |
このエントリが最後に参照されてからの時間数を表示します。 |
Type |
DNS レコードのタイプを表示します。この値は常に IP です。 |
Address(es) |
IP アドレス。 |
関連コマンド
|
|
clear dns-hosts |
DNS キャッシュをクリアします。 |
dns domain-lookup |
セキュリティ アプライアンスによるネーム ルックアップの実行をイネーブルにします。 |
dns name-server |
DNS サーバ アドレスを設定します。 |
dns retries |
セキュリティ アプライアンスが応答を受信しないときに、DNS サーバのリストを再試行する回数を指定します。 |
dns timeout |
次の DNS サーバを試行するまでに待機する時間を指定します。 |
show eigrp events
EIGRP イベント ログを表示するには、特権 EXEC モードで show eigrp events コマンドを使用します。
show eigrp [ as-number ] events [{ start end } | type ]
構文の説明
as-number |
(任意)イベント ログを表示している EIGRP プロセスの自律システム番号を指定します。セキュリティ アプライアンスがサポートする EIGRP ルーティング プロセスは 1 つだけであるため、自律システム番号を指定する必要はありません。 |
end |
(任意)出力されるエントリを、インデックス番号 start で開始され、インデックス番号 end で終了するエントリに限定します。 |
start |
(任意)ログ エントリのインデックス番号を指定する数値。開始番号を指定すると、出力は指定されたイベントで開始し、 end 引数で指定されたイベントで終了します。有効な値は、1 ~ 4294967295 です。 |
type |
(任意)記録されるイベントを表示します。 |
デフォルト
start および end を指定しない場合、すべてのログ エントリが表示されます。
コマンド モード
次の表に、コマンドを入力できるモードを示します。
|
|
|
|
|
|
|
|
|
特権 EXEC |
• |
-- |
• |
-- |
-- |
使用上のガイドライン
show eigrp events の出力では最大 500 件のイベントが表示されます。イベントが最大数に到達すると、新しいイベントは出力の末尾に追加され、古いイベントは出力の先頭から削除されます。
clear eigrp events コマンドを使用すると、EIGRP イベント ログをクリアできます。
show eigrp events type コマンドは、EIGRP イベントのロギング ステータスを表示します。デフォルトでは、ネイバー変更、ネイバー警告、および DUAL FSM メッセージが記録されます。ネイバー変更イベントのロギングは、 no eigrp log-neighbor-changes コマンドを使用してディセーブルにできます。ネイバー警告イベントのロギングは、 no eigrp log-neighbor-warnings コマンドを使用してディセーブルにできます。DUAL FSM イベントのロギングはディセーブルにできません。
例
次に、 show eigrp events コマンドの出力例を示します。
hostname# show eigrp events
Event information for AS 100:
1 12:11:23.500 Change queue emptied, entries: 4
2 12:11:23.500 Metric set: 10.1.0.0/16 53760
3 12:11:23.500 Update reason, delay: new if 4294967295
4 12:11:23.500 Update sent, RD: 10.1.0.0/16 4294967295
5 12:11:23.500 Update reason, delay: metric chg 4294967295
6 12:11:23.500 Update sent, RD: 10.1.0.0/16 4294967295
7 12:11:23.500 Route install: 10.1.0.0/16 10.130.60.248
8 12:11:23.500 Find FS: 10.1.0.0/16 4294967295
9 12:11:23.500 Rcv update met/succmet: 53760 28160
10 12:11:23.500 Rcv update dest/nh: 10.1.0.0/16 10.130.60.248
11 12:11:23.500 Metric set: 10.1.0.0/16 4294967295
次に、 show eigrp events コマンドで開始番号と終了番号を定義したときの出力例を示します。
hostname# show eigrp events 3 8
Event information for AS 100:
3 12:11:23.500 Update reason, delay: new if 4294967295
4 12:11:23.500 Update sent, RD: 10.1.0.0/16 4294967295
5 12:11:23.500 Update reason, delay: metric chg 4294967295
6 12:11:23.500 Update sent, RD: 10.1.0.0/16 4294967295
7 12:11:23.500 Route install: 10.1.0.0/16 10.130.60.248
8 12:11:23.500 Find FS: 10.1.0.0/16 4294967295
次に、EIGRP イベント ログのエントリがない場合の show eigrp events コマンドの出力例を示します。
hostname# show eigrp events
Event information for AS 100: Event log is empty.
次に、 show eigrp events type コマンドの出力例を示します。
hostname# show eigrp events type
EIGRP-IPv4 Event Logging for AS 100:
関連コマンド
|
|
clear eigrp events |
EIGRP イベント ロギング バッファをクリアします。 |
eigrp log-neighbor-changes |
ネイバー変更イベントのロギングをイネーブルにします。 |
eigrp log-neighbor-warnings |
ネイバー警告イベントのロギングをイネーブルにします。 |
show eigrp interfaces
EIGRP ルーティングに参加しているインターフェイスを表示するには、特権 EXEC モードで show eigrp interfaces コマンドを使用します。
show eigrp [ as-number ] interfaces [ if-name ] [ detail ]
構文の説明
as-number |
(任意)アクティブ インターフェイスを表示する EIGRP プロセスの自律システム番号を指定します。セキュリティ アプライアンスがサポートする EIGRP ルーティング プロセスは 1 つだけであるため、自律システム番号を指定する必要はありません。 |
detail |
(任意)詳細情報を表示します。 |
if-name |
(任意) nameif コマンドで指定されたインターフェイスの名前。インターフェイス名を指定すると、指定されたインターフェイスに表示が制限されます。 |
デフォルト
インターフェイス名を指定しない場合、すべての EIGRP インターフェイスの情報が表示されます。
コマンド モード
次の表に、コマンドを入力できるモードを示します。
|
|
|
|
|
|
|
|
|
特権 EXEC |
• |
-- |
• |
-- |
-- |
使用上のガイドライン
show eigrp interfaces コマンドを使用して、EIGRP がアクティブなインターフェイスを判別し、それらのインターフェイスに関連する EIGRP についての情報を学習します。
インターフェイスが指定された場合、そのインターフェイスのみが表示されます。指定されない場合、EIGRP を実行しているすべてのインターフェイスが表示されます。
自律システムが指定された場合、指定された自律システムについてのルーティング プロセスのみが表示されます。指定されない場合、すべての EIGRP プロセスが表示されます。
例
次に、 show eigrp interfaces コマンドの出力例を示します。
hostname# show eigrp interfaces
EIGRP-IPv4 interfaces for process 100
Xmit Queue Mean Pacing Time Multicast Pending
Interface Peers Un/Reliable SRTT Un/Reliable Flow Timer Routes
outside 1 0/0 337 0/10 0 0
inside 1 0/0 10 1/63 103 0
表 26-2 に、この出力で表示される重要なフィールドの説明を示します。
表 26-2 show eigrp interfaces のフィールドの説明
|
|
process |
EIGRP ルーティング プロセスの自律システム番号です。 |
Peers |
直接接続されているピアの数。 |
Xmit Queue Un/Reliable |
信頼性の低い送信キューおよび信頼性の高い送信キューに残っているパケットの数。 |
Mean SRTT |
平均のスムーズ ラウンドトリップ時間間隔(秒)。 |
Pacing Time Un/Reliable |
EIGRP パケット(信頼性の低いパケットおよび信頼性の高いパケット)をインターフェイスに送信するタイミングを決定するために使用されるペーシング時間(秒)。 |
Multicast Flow Timer |
セキュリティ アプライアンスがマルチキャスト EIGRP パケットを送信する最大秒数。 |
Pending Routes |
送信キュー内で送信を待機しているパケット内のルートの数。 |
関連コマンド
|
|
network |
EIGRP ルーティング プロセスに参加するネットワークおよびインターフェイスを定義します。 |
show eigrp neighbors
EIGRP ネイバー テーブルを表示するには、特権 EXEC モードで show eigrp neighbors コマンドを使用します。
show eigrp [ as-number ] neighbors [ detail | static ] [ if-name ]
構文の説明
as-number |
(任意)ネイバー エントリを削除する EIGRP プロセスの自律システム番号を指定します。セキュリティ アプライアンスがサポートする EIGRP ルーティング プロセスは 1 つだけであるため、自律システム番号を指定する必要はありません。 |
detail |
(任意)詳細なネイバー情報を表示します。 |
if-name |
(任意) nameif コマンドで指定されたインターフェイスの名前。インターフェイス名を指定する場合、そのインターフェイスを介して学習されたすべてのネイバー テーブル エントリが表示されます。 |
static |
(任意) neighbor コマンドを使用してスタティックに定義された EIGRP ネイバーを表示します。 |
デフォルト
インターフェイス名を指定しない場合、すべてのインターフェイスを介して学習されたネイバーが表示されます。
コマンド モード
次の表に、コマンドを入力できるモードを示します。
|
|
|
|
|
|
|
|
|
特権 EXEC |
• |
-- |
• |
-- |
-- |
使用上のガイドライン
clear eigrp neighbors コマンドを使用して、ダイナミックに学習されたネイバーを EIGRP ネイバー テーブルからクリアできます。
static キーワードを使用しない限り、スタティック ネイバーは出力に含まれません。
例
次に、 show eigrp neighbors コマンドの出力例を示します。
hostname# show eigrp neighbors
EIGRP-IPv4 Neighbors for process 100
Address Interface Holdtime Uptime Q Seq SRTT RTO
(secs) (h:m:s) Count Num (ms) (ms)
172.16.81.28 Ethernet1 13 0:00:41 0 11 4 20
172.16.80.28 Ethernet0 14 0:02:01 0 10 12 24
172.16.80.31 Ethernet0 12 0:02:02 0 4 5 20
表 26-3 に、この出力で表示される重要なフィールドの説明を示します。
表 26-3 show eigrp neighbors のフィールドの説明
|
|
process |
EIGRP ルーティング プロセスの自律システム番号です。 |
Address |
EIGRP ネイバーの IP アドレス。 |
Interface |
セキュリティ アプライアンスがネイバーから hello パケットを受信するインターフェイス。 |
Holdtime |
セキュリティ アプライアンスがダウンと宣言されるまでにネイバーからの応答を待機する時間の長さ(秒単位)。このホールド タイムは、hello パケットでネイバーから受信し、別の hello パケットをネイバーから受信するまで減少し始めます。 ネイバーがデフォルトのホールド タイムを使用している場合は、この数値は 15 未満です。ピアがデフォルト以外のホールド タイムを設定している場合は、デフォルト以外のホールド タイムが表示されます。 この値が 0 に達すると、セキュリティ アプライアンスは、ネイバーを到達不能と見なします。 |
Uptime |
セキュリティ アプライアンスがこのネイバーからの応答を最初に受信してからの経過時間(時:分:秒)。 |
Q Count |
セキュリティ アプライアンスが送信を待機している EIGRP パケット(アップデート、クエリー、応答)の数。 |
Seq Num |
ネイバーから受信した最後のアップデート、クエリー、または応答パケットのシーケンス番号。 |
SRTT |
スムーズ ラウンドトリップ時間。これは、EIGRP パケットをこのネイバーに送信し、セキュリティ アプライアンスがそのパケットの確認応答を受信するために必要なミリ秒数です。 |
RTO |
Retransmission Timeout(再送信のタイムアウト)(ミリ秒)。これは、セキュリティ アプライアンスが再送信キューからネイバーにパケットを再送信するまでに待機する時間です。 |
次に、 show eigrp neighbors static コマンドの出力例を示します。
hostname# show eigrp neighbors static
EIGRP-IPv4 neighbors for process 100
表 26-4 に、この出力で表示される重要なフィールドの説明を示します。
表 26-4 show ip eigrp neighbors static のフィールドの説明
|
|
process |
EIGRP ルーティング プロセスの自律システム番号です。 |
Static Address |
EIGRP ネイバーの IP アドレス。 |
Interface |
セキュリティ アプライアンスがネイバーから hello パケットを受信するインターフェイス。 |
次に、 show eigrp neighbors detail コマンドの出力例を示します。
hostname# show eigrp neighbors detail
EIGRP-IPv4 neighbors for process 100
H Address Interface Hold Uptime SRTT RTO Q Seq Tye
3 1.1.1.3 Et0/0 12 00:04:48 1832 5000 0 14
Version 12.2/1.2, Retrans: 0, Retries: 0
0 10.4.9.5 Fa0/0 11 00:04:07 768 4608 0 4 S
Version 12.2/1.2, Retrans: 0, Retries: 0
2 10.4.9.10 Fa0/0 13 1w0d 1 3000 0 6 S
Version 12.2/1.2, Retrans: 1, Retries: 0
1 10.4.9.6 Fa0/0 12 1w0d 1 3000 0 4 S
Version 12.2/1.2, Retrans: 1, Retries: 0
表 26-5 に、この出力で表示される重要なフィールドの説明を示します。
表 26-5 show ip eigrp neighbors details のフィールドの説明
|
|
process |
EIGRP ルーティング プロセスの自律システム番号です。 |
H |
このカラムは、指定されたネイバーとの間で確立されたピアリング セッションの順番を示します。順番は、0 から始まる連続した番号で指定されます。 |
Address |
EIGRP ネイバーの IP アドレス。 |
Interface |
セキュリティ アプライアンスがネイバーから hello パケットを受信するインターフェイス。 |
Holdtime |
セキュリティ アプライアンスがダウンと宣言されるまでにネイバーからの応答を待機する時間の長さ(秒単位)。このホールド タイムは、hello パケットでネイバーから受信し、別の hello パケットをネイバーから受信するまで減少し始めます。 ネイバーがデフォルトのホールド タイムを使用している場合は、この数値は 15 未満です。ピアがデフォルト以外のホールド タイムを設定している場合は、デフォルト以外のホールド タイムが表示されます。 この値が 0 に達すると、セキュリティ アプライアンスは、ネイバーを到達不能と見なします。 |
Uptime |
セキュリティ アプライアンスがこのネイバーからの応答を最初に受信してからの経過時間(時:分:秒)。 |
SRTT |
スムーズ ラウンドトリップ時間。これは、EIGRP パケットをこのネイバーに送信し、セキュリティ アプライアンスがそのパケットの確認応答を受信するために必要なミリ秒数です。 |
RTO |
Retransmission Timeout(再送信のタイムアウト)(ミリ秒)。これは、セキュリティ アプライアンスが再送信キューからネイバーにパケットを再送信するまでに待機する時間です。 |
Q Count |
セキュリティ アプライアンスが送信を待機している EIGRP パケット(アップデート、クエリー、応答)の数。 |
Seq Num |
ネイバーから受信した最後のアップデート、クエリー、または応答パケットのシーケンス番号。 |
Version |
指定されたピアが実行中のソフトウェア バージョン。 |
Retrans |
パケットを再送した回数。 |
Retries |
パケットの再送を試行した回数。 |
Restart time |
指定されたネイバーが再起動してからの経過時間(時:分:秒)。 |
関連コマンド
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|
clear eigrp neighbors |
EIGRP ネイバー テーブルをクリアします。 |
debug eigrp neighbors |
EIGRP ネイバー デバッグ メッセージを表示します。 |
debug ip eigrp |
EIGRP パケット デバッグ メッセージを表示します。 |
show eigrp topology
EIGRP トポロジ テーブルを表示するには、特権 EXEC モードで show eigrp topology コマンドを使用します。
show eigrp [ as-number ] topology [ ip-addr [ mask ] | active | all-links | pending | summary | zero-successors ]
構文の説明
active |
(任意)EIGRP トポロジ テーブル内のアクティブ エントリのみ表示します。 |
all-links |
(任意)EIGRP トポロジ テーブル内のすべてのルート(フィジブル サクセサでない場合も)を表示します。 |
as-number |
(任意)EIGRP プロセスの自律システム番号を指定します。セキュリティ アプライアンスがサポートする EIGRP ルーティング プロセスは 1 つだけであるため、自律システム番号を指定する必要はありません。 |
ip-addr |
(任意)表示するトポロジ テーブルからの IP アドレス。マスクと一緒に指定した場合、エントリの詳細な説明が提供されます。 |
mask |
(任意) ip-addr 引数に適用するネットワーク マスク。 |
pending |
(任意)ネイバーからの更新を待機しているか、ネイバーへの応答を待機している、EIGRP トポロジ テーブル内のすべてのエントリを表示します。 |
summary |
(任意)EIGRP トポロジ テーブルの要約を表示します。 |
zero-successors |
(任意)EIGRP トポロジ テーブル内の使用可能なルートを表示します。 |
デフォルト
フィジブル サクセサであるルートのみが表示されます。 all-links キーワードを使用すると、フィジブル サクセサでないものも含めたすべてのルートが表示されます。
コマンド モード
次の表に、コマンドを入力できるモードを示します。
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特権 EXEC |
• |
-- |
• |
-- |
-- |
使用上のガイドライン
clear eigrp topology コマンドを使用して、ダイナミック エントリをトポロジ テーブルから削除できます。
例
次に、 show eigrp topology コマンドの出力例を示します。
hostname# show eigrp topology
EIGRP-IPv4 Topology Table for AS(100)/ID(192.168.1.1)
Codes: P - Passive, A - Active, U - Update, Q - Query, R - Reply,
P 10.16.90.0 255.255.255.0, 2 successors, FD is 0
via 10.16.80.28 (46251776/46226176), Ethernet0
via 10.16.81.28 (46251776/46226176), Ethernet1
P 10.16.81.0 255.255.255.0, 1 successors, FD is 307200
via 10.16.81.28 (307200/281600), Ethernet1
via 10.16.80.28 (307200/281600), Ethernet0
表 26-6 に、この出力で表示される重要なフィールドの説明を示します。
表 26-6 show eigrp topology のフィールド情報
|
|
Codes |
このトポロジ テーブル エントリの状態。Passive および Active は、この宛先に関する EIGRP 状態を示し、Update、Query、および Reply は、送信中のパケットのタイプを示します。 |
P - Passive |
ルートは良好だと認識され、この宛先についての EIGRP 計算は実行されません。 |
A - Active |
この宛先についての EIGRP 計算が実行されます。 |
U - Update |
この宛先に更新パケットが送信されたことを示します。 |
Q - Query |
この宛先にクエリー パケットが送信されたことを示します。 |
R - Reply |
この宛先に応答パケットが送信されたことを示します。 |
r - Reply status |
ソフトウェアがクエリーを送信し、応答を待機しているときに設定されるフラグ。 |
address mask |
宛先の IP アドレスとマスク。 |
successors |
サクセサの数。この数値は、IP ルーティング テーブル内のネクストホップの数に対応します。「successors」が大文字で表示される場合、ルートまたはネクスト ホップは遷移状態です。 |
FD |
フィジブル ディスタンス。フィジブル ディスタンスは、宛先に到達するための最適なメトリックか、ルートがアクティブだったときに認識された最適なメトリックです。この値はフィジビリティ条件チェックに使用されます。レポートされたルータのディスタンス(スラッシュの後のメトリック)がフィジブル ディスタンスより小さい場合、フィジビリティ条件が満たされて、そのパスはフィジブル サクセサになります。ソフトウェアによってパスがフィジブル サクセサだと判断されると、その宛先にクエリーを送信する必要はありません。 |
via |
この宛先についてソフトウェアに通知したピアの IP アドレス。これらのエントリの最初の n 個( n はサクセサの数)は、現在のサクセサです。リスト内の残りのエントリはフィジブル サクセサです。 |
( cost / adv_cost ) |
最初の数値は宛先へのコストを表す EIGRP メトリックです。2 番めの数値はこのピアがアドバタイズした EIGRP メトリックです。 |
interface |
情報の学習元のインターフェイス。 |
次に、IP アドレスとともに使用した show eigrp topology の出力例を示します。出力は内部ルートについてのものです。
hostname# show eigrp topology 10.2.1.0 255.255.255.0
EIGRP-IPv4 (AS 100): Topology Default-IP-Routing-Table(0) entry for entry for 10.2.1.0 255.255.255.0
State is Passive, Query origin flag is 1, 1 Successor(s), FD is 281600
Routing Descriptor Blocks:
0.0.0.0 (Ethernet0/0), from Connected, Send flag is 0x0
Composite metric is (281600/0), Route is Internal
Minimum bandwidth is 10000 Kbit
Total delay is 1000 microseconds
次に、IP アドレスとともに使用した show eigrp topology の出力例を示します。出力は外部ルートについてのものです。
hostname# show eigrp topology 10.4.80.0 255.255.255.0
EIGRP-IPv4 (AS 100): Topology Default-IP-Routing-Table(0) entry for entry for 10.4.80.0 255.255.255.0
State is Passive, Query origin flag is 1, 1 Successor(s), FD is 409600
Routing Descriptor Blocks:
10.2.1.1 (Ethernet0/0), from 10.2.1.1, Send flag is 0x0
Composite metric is (409600/128256), Route is External
Minimum bandwidth is 10000 Kbit
Total delay is 6000 microseconds
Originating router is 10.89.245.1
External protocol is Connected, external metric is 0
Administrator tag is 0 (0x00000000)
関連コマンド
|
|
clear eigrp topology |
ダイナミックに検出されたエントリを EIGRP トポロジ テーブルからクリアします。 |
show eigrp traffic
送受信された EIGRP パケットの数を表示するには、特権 EXEC モードで show eigrp traffic コマンドを使用します。
show eigrp [ as-number ] traffic
構文の説明
as-number |
(任意)イベント ログを表示している EIGRP プロセスの自律システム番号を指定します。セキュリティ アプライアンスがサポートする EIGRP ルーティング プロセスは 1 つだけであるため、自律システム番号を指定する必要はありません。 |
コマンド モード
次の表に、コマンドを入力できるモードを示します。
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特権 EXEC |
• |
-- |
• |
-- |
-- |
使用上のガイドライン
clear eigrp traffic コマンドを使用すると、EIGRP トラフィックの統計情報をクリアできます。
例
次に、 show eigrp traffic コマンドの出力例を示します。
hostname# show eigrp traffic
EIGRP-IPv4 Traffic Statistics for AS 100
Hellos sent/received: 218/205
Updates sent/received: 7/23
Queries sent/received: 2/0
Replies sent/received: 0/2
Acks sent/received: 21/14
Input queue high water mark 0, 0 drops
SIA-Queries sent/received: 0/0
SIA-Replies sent/received: 0/0
Hello Process ID: 1719439416
PDM Process ID: 1719439824
表 26-7 に、この出力で表示される重要なフィールドの説明を示します。
表 26-7 show eigrp traffic のフィールドの説明
|
|
process |
EIGRP ルーティング プロセスの自律システム番号です。 |
Hellos sent/received |
送受信された hello パケットの数。 |
Updates sent/received |
送受信された更新パケットの数。 |
Queries sent/received |
送受信されたクエリー パケットの数。 |
Replies sent/received |
送受信された応答パケットの数。 |
Acks sent/received |
送受信された確認応答パケットの数。 |
Input queue high water mark/drops |
最大受信しきい値に近づいている受信パケットの数と、ドロップされたパケットの数。 |
SIA-Queries sent/received |
送受信されたアクティブ クエリーのスタック。 |
SIA-Replies sent/received |
送受信されたアクティブ応答のスタック。 |
関連コマンド
|
|
debug eigrp packets |
送受信された EIGRP パケットのデバッグ情報を表示します。 |
debug eigrp transmit |
送信された EIGRP メッセージのデバッグ情報を表示します。 |
show failover
ユニットのフェールオーバー ステータスに関する情報を表示するには、特権 EXEC モードで show failover コマンドを使用します。
show failover [ group num | history | interface | state | statistics ]
構文の説明
group |
指定されたフェールオーバー グループの実行状態を表示します。 |
history |
フェールオーバー履歴を表示します。フェールオーバー履歴には、過去のフェールオーバーでの状態変更や、状態変更の理由が表示されます。履歴情報はデバイスをリブートするとクリアされます。 |
interface |
フェールオーバー コマンドとステートフル リンクの情報を表示します。 |
num |
フェールオーバー グループの番号。 |
state |
両方のフェールオーバー ユニットのフェールオーバー状態を表示します。表示される情報は、ユニットのプライマリまたはセカンダリ ステータス、ユニットのアクティブ/スタンバイ ステータス、最後にレポートされたフェールオーバーの理由などがあります。障害の理由が解消されても、障害の理由は出力に残ります。 |
statistics |
フェールオーバー コマンド インターフェイスの送信および受信パケット数を表示します。 |
コマンド モード
次の表に、コマンドを入力できるモードを示します。
コマンド履歴
|
|
7.0(1) |
このコマンドが変更されました。出力の情報が追加されました。 |
使用上のガイドライン
show failover コマンドは、ダイナミック フェールオーバー情報、インターフェイス ステータス、およびステートフル フェールオーバーの統計情報を表示します。Stateful Failover Logical Update Statistics 出力は、ステートフル フェールオーバーがイネーブルの場合のみ表示されます。「xerr」および「rerr」の値はフェールオーバーのエラーではなく、パケット送受信エラーの数を示します。
(注) ステートフル フェールオーバーは、ASA 5505 セキュリティ アプライアンスでは使用できません。したがって、ステートフル フェールオーバーの統計情報出力も使用できません。
show failover コマンド出力で、ステートフル フェールオーバーの各フィールドには次の値があります。
• Stateful Obj の値は次のとおりです。
– xmit:送信されたパケットの数を示します。
– xerr:送信エラーの数を示します。
– rcv:受信したパケットの数を示します。
– rerr:受信エラーの数を示します。
• 各行は、次に示す特定のオブジェクト スタティック カウントを表します。
– General:すべてのステートフル オブジェクトの合計を示します。
– sys cmd:login または stay alive などの論理的なシステム更新コマンドを示します。
– up time:セキュリティ アプライアンスのアップ タイムの値(アクティブなセキュリティ アプライアンスがスタンバイのセキュリティ アプライアンスに渡す)を示します。
– RPC services:リモート プロシージャ コール接続情報。
– TCP conn:ダイナミック TCP 接続情報。
– UDP conn:ダイナミック UDP 接続情報。
– ARP tbl:ダイナミック ARP テーブル情報。
– Xlate_Timeout:接続変換タイムアウト情報を示します。
– VPN IKE upd:IKE 接続情報。
– VPN IPSEC upd:IPSec 接続情報。
– VPN CTCP upd:cTCP トンネル接続情報。
– VPN SDI upd:SDI AAA 接続情報。
– VPN DHCP upd:トンネル型 DHCP 接続情報。
– SIP Sesson:SIP シグナリング セッション情報。
フェールオーバー IP アドレスを入力しない場合、 show failover コマンドでは IP アドレス 0.0.0.0 が表示され、インターフェイスのモニタリングは「waiting」状態のままになります。フェールオーバーを機能させるにはフェールオーバー IP アドレスを設定する必要があります。
表 26-8 に、フェールオーバーのインターフェイス状態の説明を示します。
表 26-8 フェールオーバー インターフェイス状態
|
|
Normal |
インターフェイスは稼働中で、ピア ユニットの対応するインターフェイスから hello パケットを受信中です。 |
Normal (Waiting) |
インターフェイスは稼働中ですが、ピア ユニットの対応するインターフェイスから hello パケットをまだ受信していません。インターフェイスのスタンバイ IP アドレスが設定されていること、および 2 つのインターフェイス間の接続が存在することを確認してください。 |
Normal (Not-Monitored) |
インターフェイスは動作中ですが、フェールオーバー プロセスによってモニタされていません。モニタされていないインターフェイスの障害によってフェールオーバーはトリガーされません。 |
No Link |
物理リンクがダウンしています。 |
No Link (Waiting) |
物理リンクがダウンし、インターフェイスはピア ユニットの対応するインターフェイスから hello パケットをまだ受信していません。リンクが復元した後、スタンバイ IP アドレスがそのインターフェイスに設定されているかどうか、および 2 つのインターフェイス間が接続されているかどうかを確認します。 |
No Link (Not-Monitored) |
物理リンクがダウンしていますが、フェールオーバー プロセスによってモニタされていません。モニタされていないインターフェイスの障害によってフェールオーバーはトリガーされません。 |
Link Down |
物理リンクは動作中ですが、インターフェイスは管理上ダウンしています。 |
Link Down (Waiting) |
物理リンクは動作中ですが、インターフェイスは管理上ダウンしており、インターフェイスはピア ユニットの対応するインターフェイスから hello パケットをまだ受信していません。インターフェイスを動作状態にした後(インターフェイス コンフィギュレーション モードで no shutdown コマンドを使用)、スタンバイ IP アドレスがそのインターフェイスに設定されているかどうか、および 2 つのインターフェイス間が接続されているかどうかを確認します。 |
Link Down (Not-Monitored) |
物理リンクは動作中ですが、インターフェイスは管理上ダウンしており、フェールオーバー プロセスによってモニタされていません。モニタされていないインターフェイスの障害によってフェールオーバーはトリガーされません。 |
Testing |
ピア ユニットの対応するインターフェイスから hello パケットが届かないため、インターフェイスはテスト モードです。 |
Failed |
インターフェイスのテストに失敗し、インターフェイスは障害が発生したとしてマークされます。インターフェイスの障害によってフェールオーバー基準が満たされた場合、インターフェイスの障害によって、セカンダリ ユニットまたはフェールオーバー グループへのフェールオーバーが発生します。 |
マルチ コンフィギュレーション モードでは、 show failover コマンドのみがセキュリティ コンテキストで使用でき、任意のキーワードを入力できません。
例
次に、Active/Standby フェールオーバーでの show failover コマンドの出力例を示します。セキュリティ アプライアンスは ASA 5500 シリーズのセキュリティ アプライアンスで、各セキュリティ アプライアンスのスロット 1 に詳細を示すように、それぞれ CSC SSM を装備しています。
Cable status: N/A - LAN-based failover enabled
Failover LAN Interface: fover Ethernet2 (up)
Unit Poll frequency 1 seconds, holdtime 3 seconds
Interface Poll frequency 15 seconds
Monitored Interfaces 2 of 250 maximum
failover replication http
Last Failover at: 22:44:03 UTC Dec 8 2004
This host: Primary - Active
slot 0: ASA5520 hw/sw rev (1.0/7.1(0)10) status (Up Sys)
Interface inside (10.130.9.3): Normal
Interface outside (10.132.9.3): Normal
slot 1: ASA-SSM-20 hw/sw rev (1.0/CSC-SSM 5.0 (Build#1176)) status (Up/Up)
Logging port IP: 10.0.0.3/24
CSC-SSM, 5.0 (Build#1176)
Other host: Secondary - Standby Ready
slot 0: ASA5520 hw/sw rev (1.0/7.1(0)10) status (Up Sys)
Interface inside (10.130.9.4): Normal
Interface outside (10.132.9.4): Normal
slot 1: ASA-SSM-20 hw/sw rev (1.0/CSC-SSM 5.0 (Build#1176)) status (Up/Up)
Logging port IP: 10.0.0.4/24
CSC-SSM, 5.0 (Build#1176)
Stateful Failover Logical Update Statistics
Link : fover Ethernet2 (up)
Stateful Obj xmit xerr rcv rerr
Logical Update Queue Information
次に、Active/Active フェールオーバーでの show failover コマンドの出力例を示します。
Failover LAN Interface: third GigabitEthernet0/2 (up)
Unit Poll frequency 1 seconds, holdtime 15 seconds
Interface Poll frequency 4 seconds
Monitored Interfaces 8 of 250 maximum
failover replication http
Group 1 last failover at: 13:40:18 UTC Dec 9 2004
Group 2 last failover at: 13:40:06 UTC Dec 9 2004
Group 2 State: Standby Ready
slot 0: ASA-5530 hw/sw rev (1.0/7.0(0)79) status (Up Sys)
slot 1: SSM-IDS-20 hw/sw rev (1.0/5.0(0.11)S91(0.11)) status (Up)
admin Interface outside (10.132.8.5): Normal
admin Interface third (10.132.9.5): Normal
admin Interface inside (10.130.8.5): Normal
admin Interface fourth (10.130.9.5): Normal
ctx1 Interface outside (10.1.1.1): Normal
ctx1 Interface inside (10.2.2.1): Normal
ctx2 Interface outside (10.3.3.2): Normal
ctx2 Interface inside (10.4.4.2): Normal
Group 1 State: Standby Ready
slot 0: ASA-5530 hw/sw rev (1.0/7.0(0)79) status (Up Sys)
slot 1: SSM-IDS-20 hw/sw rev (1.0/5.0(0.1)S91(0.1)) status (Up)
admin Interface outside (10.132.8.6): Normal
admin Interface third (10.132.9.6): Normal
admin Interface inside (10.130.8.6): Normal
admin Interface fourth (10.130.9.6): Normal
ctx1 Interface outside (10.1.1.2): Normal
ctx1 Interface inside (10.2.2.2): Normal
ctx2 Interface outside (10.3.3.1): Normal
ctx2 Interface inside (10.4.4.1): Normal
Stateful Failover Logical Update Statistics
Link : third GigabitEthernet0/2 (up)
Stateful Obj xmit xerr rcv rerr
Logical Update Queue Information
次に、ASA 5505 シリーズのセキュリティ アプライアンスでの show failover コマンドの出力例を示します。
Failover LAN Interface: fover Vlan150 (up)
Unit Poll frequency 1 seconds, holdtime 15 seconds
Interface Poll frequency 5 seconds, holdtime 25 seconds
Monitored Interfaces 4 of 250 maximum
Version: Ours 7.2(0)55, Mate 7.2(0)55
Last Failover at: 19:59:58 PST Apr 6 2006
This host: Primary - Active
slot 0: ASA5505 hw/sw rev (1.0/7.2(0)55) status (Up Sys)
Interface inside (192.168.1.1): Normal
Interface outside (192.168.2.201): Normal
Interface dmz (172.16.0.1): Normal
Interface test (172.23.62.138): Normal
Other host: Secondary - Standby Ready
slot 0: ASA5505 hw/sw rev (1.0/7.2(0)55) status (Up Sys)
Interface inside (192.168.1.2): Normal
Interface outside (192.168.2.211): Normal
Interface dmz (172.16.0.2): Normal
Interface test (172.23.62.137): Normal
次に、アクティブ-アクティブ セットアップでの show failover state コマンドの出力例を示します。
hostname(config)# show failover state
State Last Failure Reason Date/Time
Group 1 Failed Backplane Failure 03:42:29 UTC Apr 17 2009
Group 2 Failed Backplane Failure 03:42:29 UTC Apr 17 2009
Group 1 Active Comm Failure 03:41:12 UTC Apr 17 2009
Group 2 Active Comm Failure 03:41:12 UTC Apr 17 2009
====Configuration State===
====Communication State===
次に、アクティブ-スタンバイ セットアップでの show failover state コマンドの出力例を示します。
hostname(config)# show failover state
State Last Failure Reason Date/Time
Negotiation Backplane Failure 15:44:56 UTC Jun 20 2009
Not Detected Comm Failure 15:36:30 UTC Jun 20 2009
====Configuration State===
====Communication State===
表 26-9 に、 show failover state コマンドの出力の説明を示します。
表 26-9 show failover state の出力の説明
|
|
Configuration State |
コンフィギュレーションの同期化の状態を表示します。 スタンバイ ユニットで可能なコンフィギュレーション状態は、次のとおりです。 • Config Syncing - STANDBY :コンフィギュレーションの同期化が実行されているときに設定されます。 • Interface Config Syncing - STANDBY • Sync Done - STANDBY :スタンバイ ユニットが、アクティブ ユニットとのコンフィギュレーションの同期化を完了したときに設定されます。 アクティブ ユニットで可能なコンフィギュレーション状態は、次のとおりです。 • Config Syncing :スタンバイ ユニットに対してコンフィギュレーションの同期化を実行しているときにアクティブ ユニット上で設定されます。 • Interface Config Syncing • Sync Done :アクティブ ユニットが、スタンバイ ユニットに対してコンフィギュレーションの同期化を正常に完了したときに設定されます。 • Ready for Config Sync :スタンバイ ユニットがコンフィギュレーションの同期化を受信する準備が完了したという信号を送るときにアクティブ ユニット上で設定されます。 |
Communication State |
MAC アドレスの同期化のステータスを表示します。 • Mac set :MAC アドレスがピア ユニットからこのユニットに同期化されました。 • Updated Mac :MAC アドレスが更新され、他のユニットに対して同期化する必要がある場合に使用されます。また、ユニットが遷移期間中に、ピア ユニットから同期化されたローカル MAC アドレスを更新する場合にも使用されます。 |
Date/Time |
障害の日付およびタイムスタンプを表示します。 |
Last Failure Reason |
最後にレポートされた障害の理由を表示します。この情報は、障害の条件が解消されてもクリアされません。この情報は、フェールオーバーが発生した場合にのみ変更されます。 可能な障害の理由は次のとおりです。 • Ifc Failure :障害が発生したインターフェイスの数がフェールオーバー基準を満たし、フェールオーバーが発生しました。 • Comm Failure :フェールオーバー リンクに障害が発生したか、ピアがダウンしています。 • Backplane Failure |
State |
ユニットの Primary/Secondary および Active/Standby ステータスを表示します。 |
This host/Other host |
This host は、コマンドが実行されたデバイスについての情報を示します。Other host は、フェールオーバーのペアとなる他のデバイスについての情報を示します。 |
次に、 show failover history コマンドの出力例を示します。
hostname# show failover history
==========================================================================
From State To State Reason
==========================================================================
At 16:28:50 UTC Sep 9 2006
Not Detected Negotiation No Error
At 16:29:18 UTC Sep 9 2006
Negotiation Cold Standby Detected an Active mate
At 16:29:19 UTC Sep 9 2006
Cold Standby Sync Config Detected an Active mate
At 16:29:31 UTC Sep 9 2006
Sync Config Sync File System Detected an Active mate
At 16:29:31 UTC Sep 9 2006
Sync File System Bulk Sync Detected an Active mate
At 16:29:36 UTC Sep 9 2006
Bulk Sync Standby Ready Detected an Active mate
At 16:30:52 UTC Sep 9 2006
Standby Ready Just Active Set by the CI config cmd
At 16:30:52 UTC Sep 9 2006
Just Active Active Drain Set by the CI config cmd
At 16:30:52 UTC Sep 9 2006
Active Drain Active Applying Config Set by the CI config cmd
At 16:30:52 UTC Sep 9 2006
Active Applying Config Active Config Applied Set by the CI config cmd
At 16:30:52 UTC Sep 9 2006
Active Config Applied Active Set by the CI config cmd
At 16:30:55 UTC Sep 9 2006
Active Disabled Set by the CI config cmd
==========================================================================
各エントリには、状態変更が発生した時刻および日付、開始状態、結果状態、および状態変更の理由が示されます。最も新しいエントリが表示の末尾に配置されます。古いエントリが上部に表示されます。最大で 60 エントリを表示できます。エントリが最大数に到達した場合、最も古いエントリが出力の上部から削除され、新しいエントリが末尾に追加されます。
表 26-10 に、フェールオーバーの状態を示します。状態には永続的と一時的の 2 つのタイプがあります。永続的な状態とは、障害などの何らかの出来事によって状態変更が発生するまで、ユニットが維持できる状態のことです。一時的な状態とは、ユニットが永続的な状態に到達するまでの間に経過する状態です。
表 26-10 フェールオーバーの状態
|
|
Initialization |
装置はプラットフォームの機能およびコンフィギュレーションをチェックし、フェールオーバー通信チャネルを準備しています。これは一時的なステートです。 |
Disabled |
フェールオーバーはディセーブルです。これは安定したステートです。 |
Negotiation |
ユニットはピアとの接続を確立し、ピアとネゴシエートして、ソフトウェア バージョンの互換性を判別し、Active/Standby ロールを決定します。ネゴシエートされたロールに基づき、ユニットはスタンバイ ユニット状態またはアクティブ ユニット状態になるか、障害状態になります。これは一時的なステートです。 |
Failed |
ユニットは障害状態です。これは安定したステートです。 |
|
Cold Standby |
ユニットはピアがアクティブ状態に到達するのを待機します。ピア ユニットがアクティブ状態に到達すると、このユニットは Standby Config 状態に進みます。これは一時的なステートです。 |
Sync Config |
ユニットはピア ユニットから実行コンフィギュレーションを要求します。コンフィギュレーションの同期化中にエラーが発生した場合、ユニットは初期化状態に戻ります。これは一時的なステートです。 |
Sync File System |
ユニットはピア システムとファイル システムを同期化します。これは一時的なステートです。 |
Bulk Sync |
ユニットはピアから状態情報を受信します。この状態は、ステートフル フェールオーバーがイネーブルの場合にのみ発生します。これは一時的なステートです。 |
Standby Ready |
ユニットは、アクティブ ユニットに障害が発生した場合に引き継ぐ準備が完了しています。これは安定したステートです。 |
|
Just Active |
ユニットがアクティブ ユニットになったときの最初の状態です。この状態にあるとき、ユニットがアクティブになること、および IP アドレスと MAC アドレスをインターフェイスに設定することをピアに通知するメッセージがピアに送信されます。これは一時的なステートです。 |
Active Drain |
ピアからのキュー メッセージが廃棄されます。これは一時的なステートです。 |
Active Applying Config |
ユニットはシステム コンフィギュレーションを適用します。これは一時的なステートです。 |
Active Config Applied |
ユニットはシステム コンフィギュレーションの適用を完了しました。これは一時的なステートです。 |
Active |
ユニットはアクティブで、トラフィックを処理しています。これは安定したステートです。 |
それぞれの状態変更の後に状態変更の理由が続きます。この理由は、ユニットが一時的な状態から永続的な状態に進んでも、通常同じままになります。次に、可能性がある状態変更の理由を示します。
• エラーなし
• CI config cmd によって設定されている
• フェールオーバー状態チェック
• フェールオーバー インターフェイスの準備ができた
• HELLO が受信されない
• 他のユニットのソフトウェア バージョンが異なっている
• 他のユニットの動作モードが異なっている
• 他のユニットのライセンスが異なっている
• 他のユニットのシャーシ コンフィギュレーションが異なっている
• 他のユニットのカード コンフィギュレーションが異なっている
• 他のユニットからアクティブ状態を要求された
• 他のユニットからスタンバイ状態を要求された
• 他のユニットが、このユニットに障害があるとレポートした
• 他のユニットが、そのユニットに障害があるとレポートした
• コンフィギュレーションの不一致
• アクティブ ユニットが検出された
• アクティブ ユニットが検出されなかった
• コンフィギュレーションの同期化が行われた
• 通信障害から回復した
• 他のユニットの VLAN コンフィギュレーションが異なっている
• VLAN コンフィギュレーションを確認できない
• コンフィギュレーションの同期化が不完全である
• コンフィギュレーションの同期化に失敗した
• インターフェイス チェック
• このユニットの通信が失敗した
• フェールオーバー メッセージの ACK を受信しなかった
• 同期後の学習状態で他のユニットが動作しなくなった
• ピアの電源が検出されない
• フェールオーバー ケーブルがない
• HA 状態の進行に失敗した
• サービス カード障害が検出された
• 他のユニットのサービス カードに障害が発生した
• このユニットのサービス カードはピアと同様である
• LAN インターフェイスが未設定状態になった
• ピア ユニットがリロードされた
• シリアル ケーブルから LAN ベース fover に切り替わった
• コンフィギュレーション同期化の状態を確認できない
• 自動更新要求
• 原因不明
関連コマンド
|
|
show running-config failover |
現在のコンフィギュレーション内の failover コマンドを表示します。 |
show failover exec
指定したユニットの failover exec コマンド モードを表示するには、特権 EXEC モードで show failover exec コマンドを使用します。
show failover exec { active | standby | mate }
構文の説明
active |
アクティブ ユニットの failover exec コマンド モードを表示します。 |
mate |
ピア ユニットの failover exec コマンド モードを表示します。 |
standby |
スタンバイ ユニットの failover exec コマンド モードを表示します。 |
コマンド モード
次の表に、コマンドを入力できるモードを示します。
使用上のガイドライン
failover exec コマンドは、指定したデバイスとのセッションを確立します。デフォルトでは、このセッションはグローバル コンフィギュレーション モードです。このセッションのコマンド モードは、 failover exec コマンドを使用して適切なコマンド( interface コマンドなど)を送信することによって変更できます。指定されたデバイスの failover exec コマンド モードを変更しても、デバイスへのアクセスに使用しているセッションのコマンド モードは変更されません。デバイスとの現在のセッションのコマンド モードを変更しても、 failover exec コマンドで使用されるコマンド モードには影響しません。
show failover exec コマンドは、 failover exec コマンドで送信されるコマンドが実行される、指定したデバイス上のコマンド モードを表示します。
例
次に、 show failover exec コマンドの出力例を示します。この例では、 failover exec コマンドが入力されるユニットのコマンド モードが、コマンドが実行される failover exec コマンド モードと同じである必要がないことを示しています。
この例では、スタンバイ ユニットにログインした管理者が、アクティブ ユニット上のインターフェイスに名前を追加します。この例で、 show failover exec mate コマンドを 2 回めに入力したとき、ピア デバイスはインターフェイス コンフィギュレーション モードであると表示されます。 failover exec コマンドでデバイスに送信されるコマンドは、このモードで実行されます。
hostname(config)# show failover exec mate
Active unit Failover EXEC is at config mode
! The following command changes the standby unit failover exec mode
! to interface configuration mode.
hostname(config)# failover exec mate interface GigabitEthernet0/1
hostname(config)# show failover exec mate
Active unit Failover EXEC is at interface sub-command mode
! Because the following command is sent to the active unit, it is replicated
! back to the standby unit.
hostname(config)# failover exec mate nameif test
関連コマンド
|
|
failover exec |
フェールオーバー ペアの指定されたユニット上で、入力されたコマンドを実行します。 |
show file
ファイル システムについての情報を表示するには、特権 EXEC モードで show file コマンドを使用します。
show file descriptors | system | information filename
構文の説明
descriptors |
開かれているファイル記述子をすべて表示します。 |
information |
特定のファイルに関する情報を表示します。 |
filename |
ファイル名を指定します。 |
system |
ディスク ファイル システムについて、サイズ、利用可能なバイト数、メディアのタイプ、フラグ、およびプレフィックス情報を表示します。 |
コマンド モード
次の表に、コマンドを入力できるモードを示します。
例
次に、ファイル システム情報を表示する例を示します。
hostname# show file descriptors
hostname# show file system
Size(b) Free(b) Type Flags Prefixes
* 60985344 60973056 disk rw disk:
関連コマンド
|
|
dir |
ディレクトリの内容を表示します。 |
pwd |
現在の作業ディレクトリを表示します。 |
show firewall
現在のファイアウォール モード(ルーテッドまたはトランスペアレント)を表示するには、特権 EXEC モードで show firewall コマンドを使用します。
show firewall
構文の説明
このコマンドには引数またはキーワードはありません。
コマンド モード
次の表に、コマンドを入力できるモードを示します。
例
次に、 show firewall コマンドの出力例を示します。
関連コマンド
|
|
firewall transparent |
ファイアウォール モードを設定します。 |
show mode |
現在のコンテキスト モード(シングルまたはマルチ)を表示します。 |
show flash
内部フラッシュ メモリの内容を表示するには、特権 EXEC モードで show flash: コマンドを使用します。
show flash:
(注) ASA 5500 シリーズでは、flash キーワードは disk0 のエイリアスです。
構文の説明
このコマンドには引数またはキーワードはありません。
コマンド モード
次の表に、コマンドを入力できるモードを示します。
例
次の例は、内部フラッシュ メモリの内容を表示する方法を示しています。
-#- --length-- -----date/time------ path
11 1301 Feb 21 2005 18:01:34 test.cfg
12 1949 Feb 21 2005 20:13:36 pepsi.cfg
13 2551 Jan 06 2005 10:07:36 Leo.cfg
14 609223 Jan 21 2005 07:14:18 rr.cfg
15 1619 Jul 16 2004 16:06:48 hackers.cfg
16 3184 Aug 03 2004 07:07:00 old_running.cfg
17 4787 Mar 04 2005 12:32:18 admin.cfg
20 1792 Jan 21 2005 07:29:24 Marketing.cfg
21 7765184 Mar 07 2005 19:38:30 asdmfile-RLK
22 1674 Nov 11 2004 02:47:52 potts.cfg
23 1863 Jan 21 2005 07:29:18 r.cfg
24 1197 Jan 19 2005 08:17:48 tst.cfg
25 608554 Jan 13 2005 06:20:54 500kconfig
26 5124096 Feb 20 2005 08:49:28 cdisk70102
27 5124096 Mar 01 2005 17:59:56 cdisk70104
28 2074 Jan 13 2005 08:13:26 negateACL
29 5124096 Mar 07 2005 19:56:58 cdisk70105
30 1276 Jan 28 2005 08:31:58 steel
31 7756788 Feb 24 2005 12:59:46 asdmfile.50074.dbg
32 7579792 Mar 08 2005 11:06:56 asdmfile.gusingh
33 7764344 Mar 04 2005 12:17:46 asdmfile.50075.dbg
34 5124096 Feb 24 2005 11:50:50 cdisk70103
35 15322 Mar 04 2005 12:30:24 hs_err_pid2240.log
10170368 bytes available (52711424 bytes used)
関連コマンド
|
|
dir |
ディレクトリの内容を表示します。 |
show disk0 |
内部フラッシュ メモリの内容を表示します。 |
show disk1 |
外部フラッシュ メモリ カードの内容を表示します。 |
show fragment
IP フラグメント再構築モジュールの動作データを表示するには、特権 EXEC モードで show fragment コマンドを使用します。
show fragment [ interface ]
構文の説明
interface |
(任意)セキュリティ アプライアンスのインターフェイスを指定します。 |
デフォルト
interface が指定されていない場合、このコマンドはすべてのインターフェイスに適用されます。
コマンド モード
次の表に、コマンドを入力できるモードを示します。
コマンド履歴
|
|
7.0(1) |
このコマンドは、コンフィギュレーション データと動作データを分けるために、 show fragment および show running-config fragment の 2 つのコマンドに分けられました。 |
例
次に、IP フラグメント再構築モジュールの動作データを表示する方法の例を示します。
Size: 200, Chain: 24, Timeout: 5, Threshold: 133
Queue: 0, Assembled: 0, Fail: 0, Overflow: 0
Size: 200, Chain: 24, Timeout: 5, Threshold: 133
Queue: 0, Assembled: 0, Fail: 0, Overflow: 0
Size: 200, Chain: 24, Timeout: 5, Threshold: 133
Queue: 0, Assembled: 0, Fail: 0, Overflow: 0
Size: 200, Chain: 24, Timeout: 5, Threshold: 133
Queue: 0, Assembled: 0, Fail: 0, Overflow: 0
関連コマンド
|
|
clear configure fragment |
IP フラグメント再構成コンフィギュレーションをクリアし、デフォルトにリセットします。 |
clear fragment |
IP フラグメント再構成モジュールの動作データをクリアします。 |
fragment |
パケット フラグメンテーションを詳細に管理できるようにし、NFS との互換性を高めます。 |
show running-config fragment |
IP フラグメント再構成コンフィギュレーションを表示します。 |
show gc
ガーベッジ コレクション プロセスの統計情報を表示するには、特権 EXEC モードで show gc コマンドを使用します。
show gc
構文の説明
このコマンドには引数またはキーワードはありません。
コマンド モード
次の表に、コマンドを入力できるモードを示します。
例
次に、 show gc コマンドの出力例を示します。
Garbage collection process stats:
Total tcp conn delete response : 0
Total udp conn delete response : 0
Total number of zombie cleaned : 0
Total number of embryonic conn cleaned : 0
Total queries generated : 0
Total queries with conn present response : 0
Total number of sweeps : 946
Total number of invalid vcid : 0
Total number of zombie vcid : 0
関連コマンド
|
|
clear gc |
ガーベッジ コレクション プロセスの統計情報を削除します。 |
show h225
セキュリティ アプライアンスを越えて確立された H.225 セッションの情報を表示するには、特権 EXEC モードで show h225 コマンドを使用します。
show h225
構文の説明
このコマンドには引数またはキーワードはありません。
コマンド モード
次の表に、コマンドを入力できるモードを示します。
使用上のガイドライン
show h225 コマンドは、セキュリティ アプライアンス を越えて確立されている H.225 セッションの情報を表示します。このコマンドは、 debug h323 h225 event 、 debug h323 h245 event 、および show local-host コマンドとともに、H.323 インスペクション エンジンの問題のトラブルシューティングに使用されます。
show h225 、 show h245 、または show h323-ras コマンドを使用する前に、 pager コマンドを設定することを推奨します。セッション レコードが多いときに pager コマンドが設定されていない場合、 show コマンドの出力が末端に届くまでに時間がかかる場合があります。異常なほど多くの接続が存在する場合は、デフォルトのタイムアウト値または設定した値に基づいてセッションがタイムアウトしているかどうか確認します。タイムアウトしていなければ問題があるので、調査が必要です。
例
次に、 show h225 コマンドの出力例を示します。
| Local: | 10.130.56.3/1040 | Foreign: 172.30.254.203/1720
| Local: | 10.130.56.3/1040 | Foreign: 172.30.254.203/1720
| Local: | 10.130.56.4/1050 | Foreign: 172.30.254.205/1720
この出力は、ローカル エンドポイント 10.130.56.3 と外部ホスト 172.30.254.203 との間でセキュリティ アプライアンスを通過するアクティブな H.323 コールが 1 つ存在し、これらのエンドポイントの間には、コールの CRV(Call Reference Value)が 9861 の同時コールが 1 つ存在することを示しています。
ローカル エンドポイント 10.130.56.4 と外部ホスト 172.30.254.205 については、同時コールの数は 0 です。つまり H.225 セッションがまだ存在しているものの、このエンドポイント間にはアクティブ コールがないことを意味します。この状況は、 show h225 コマンドを実行したときに、コールはすでに終了しているが、H.225 セッションがまだ削除されていない場合に発生する可能性があります。または、2 つのエンドポイントが、「maintainConnection」を TRUE に設定しているため、TCP 接続をまだ開いたままにしていることを意味する可能性もあります。したがって、「maintainConnection」を再度 FALSE に設定するまで、またはコンフィギュレーション内の H.225 タイムアウト値に基づくセッションのタイムアウトが起こるまで、セッションは開いたままになります。
関連コマンド
|
|
debug h323 |
H.323 のデバッグ情報の表示をイネーブルにします。 |
inspect h323 |
H.323 アプリケーション インスペクションをイネーブルにします。 |
show h245 |
スロー スタートを使用しているエンドポイントによってセキュリティ アプライアンス間で確立された H.245 セッションの情報を表示します。 |
show h323-ras |
セキュリティ アプライアンス間で確立された H.323 RAS セッションの情報を表示します。 |
timeout h225 | h323 |
H.225 シグナリング接続または H.323 制御接続が終了するまでのアイドル時間を設定します。 |
show h245
スロー スタートを使用しているエンドポイントがセキュリティ アプライアンスを越えて確立した H.245 セッションの情報を表示するには、特権 EXEC モードで show h245 コマンドを使用します。
show h245
構文の説明
このコマンドには引数またはキーワードはありません。
コマンド モード
次の表に、コマンドを入力できるモードを示します。
使用上のガイドライン
show h245 コマンドは、スロースタートを使用しているエンドポイントが セキュリティ アプライアンス を越えて確立した H.245 セッションの情報を表示します。(スロー スタートでは、コールの 2 つのエンドポイントが H.245 用に別の TCP コントロール チャネルを開きます。ファースト スタートは、H.245 メッセージが H.225 コントロール チャネル上の H.225 メッセージの一部として交換された場合です。このコマンドは、 debug h323 h245 event 、 debug h323 h225 event 、および show local-host コマンドとともに、H.323 インスペクション エンジンの問題のトラブルシューティングに使用されます。
例
次に、 show h245 コマンドの出力例を示します。
| LOCAL | TPKT | FOREIGN | TPKT
1 | 10.130.56.3/1041 | 0 | 172.30.254.203/1245 | 0
| MEDIA: LCN 258 Foreign 172.30.254.203 RTP 49608 RTCP 49609
| Local | 10.130.56.3 RTP 49608 RTCP 49609
| MEDIA: LCN 259 Foreign 172.30.254.203 RTP 49606 RTCP 49607
| Local | 10.130.56.3 RTP 49606 RTCP 49607
セキュリティ アプライアンスでアクティブな H.245 コントロール セッションが、現在 1 つあります。ローカル エンドポイントは、10.130.56.3 であり、TPKT 値が 0 であることから、このエンドポイントからの次のパケットには TPKT ヘッダーがあると予測します。(TKTP ヘッダーは、各 H.225/H.245 メッセージの先頭の 4 バイト ヘッダーです。このヘッダーは、4 バイト ヘッダーを含むメッセージの長さを指定します)。外部ホスト エンドポイントは 172.30.254.203 で、TPKT 値が 0 のため、このエンドポイントからの次のパケットが TPKT ヘッダーを持つことが予想されます。
これらのエンドポイント間でネゴシエートされるメディアは、Logical Channel Number(LCN; 論理チャネル番号)が 258 で、外部の RTP IP アドレス/ポート ペアが 172.30.254.203/49608、RTCP IP アドレス/ポートが 172.30.254.203/49609、ローカルの RTP IP アドレス/ポート ペアが 10.130.56.3/49608、RTCP ポートが 49609 です。
値が 259 の 2 番めの LCN は、外部の RTP IP アドレス/ポート ペアが 172.30.254.203/49606、RTCP IP アドレス/ポート ペアが 172.30.254.203/49607、ローカルの RTP IP アドレス/ポート ペアが 10.130.56.3/49606、RTCP ポートが 49607 です。
関連コマンド
|
|
debug h323 |
H.323 のデバッグ情報の表示をイネーブルにします。 |
inspect h323 |
H.323 アプリケーション インスペクションをイネーブルにします。 |
show h245 |
スロー スタートを使用しているエンドポイントによってセキュリティ アプライアンス間で確立された H.245 セッションの情報を表示します。 |
show h323-ras |
セキュリティ アプライアンス間で確立された H.323 RAS セッションの情報を表示します。 |
timeout h225 | h323 |
H.225 シグナリング接続または H.323 制御接続が終了するまでのアイドル時間を設定します。 |
show h323-ras
ゲートキーパーとその H.323 エンドポイントの間でセキュリティ アプライアンスを越えて確立された H.323 RAS セッションの情報を表示するには、特権 EXEC モードで show h323-ras コマンドを使用します。
show h323-ras
構文の説明
このコマンドには引数またはキーワードはありません。
コマンド モード
次の表に、コマンドを入力できるモードを示します。
使用上のガイドライン
show h323-ras コマンドは、セキュリティ アプライアンス を越えてゲートキーパーとその H.323 エンドポイントの間に確立されている H.323 RAS セッションの情報を表示します。このコマンドは、 debug h323 ras event および show local-host コマンドとともに、H.323 RAS インスペクション エンジンの問題のトラブルシューティングに使用されます。
show h323-ras コマンドは、H.323 インスペクション エンジンの問題をトラブルシューティングするための接続情報を表示し、inspect protocol h323 {h225 | ras} コマンド ページに説明されています。
例
次に、 show h323-ras コマンドの出力例を示します。
| 172.30.254.214 10.130.56.14
この出力は、ゲートキーパー 172.30.254.214 とそのクライアント 10.130.56.14 の間にアクティブな登録が 1 つあることを示しています。
関連コマンド
|
|
debug h323 |
H.323 のデバッグ情報の表示をイネーブルにします。 |
inspect h323 |
H.323 アプリケーション インスペクションをイネーブルにします。 |
show h245 |
スロー スタートを使用しているエンドポイントによってセキュリティ アプライアンス間で確立された H.245 セッションの情報を表示します。 |
show h323-ras |
セキュリティ アプライアンス間で確立された H.323 RAS セッションの情報を表示します。 |
timeout h225 | h323 |
H.225 シグナリング接続または H.323 制御接続が終了するまでのアイドル時間を設定します。 |
show history
以前入力したコマンドを表示するには、ユーザ EXEC モードで show history コマンドを使用します。
show history
構文の説明
このコマンドには引数またはキーワードはありません。
コマンド モード
次の表に、コマンドを入力できるモードを示します。
使用上のガイドライン
show history コマンドを使用すると、以前入力したコマンドを表示できます。上矢印と下矢印を使用してコマンドを個別に調べて、^p を入力して以前に入力した行を表示するか、^n を入力して次の行を表示できます。
例
次の例は、以前に入力したコマンドをユーザ EXEC モードに入っているときに表示する方法を示しています。
次の例は、以前に入力したコマンドを特権 EXEC モードに入っているときに表示する方法を示しています。
次の例は、以前に入力したコマンドをグローバル コンフィギュレーション モードに入っているときに表示する方法を示しています。
hostname(config)# show history
関連コマンド
|
|
help |
指定したコマンドのヘルプ情報を表示します。 |
show icmp
ICMP コンフィギュレーションを表示するには、特権 EXEC モードで show icmp コマンドを使用します。
show icmp
コマンド モード
次の表に、コマンドを入力できるモードを示します。
使用上のガイドライン
show icmp コマンドは ICMP コンフィギュレーションを表示します。
例
次に、ICMP コンフィギュレーションを表示する例を示します。
関連コマンド
clear configure icmp |
ICMP コンフィギュレーションをクリアします。 |
debug icmp |
ICMP のデバッグ情報の表示をイネーブルにします。 |
icmp |
セキュリティ アプライアンス インターフェイスで終了する ICMP トラフィックのアクセス ルールを設定します。 |
inspect icmp |
ICMP インスペクション エンジンをイネーブルまたはディセーブルにします。 |
timeout icmp |
ICMP のアイドル タイムアウトを設定します。 |
show idb
Interface Descriptor Block のステータスについての情報を表示するには、特権 EXEC モードで show idb コマンドを使用します。
show idb
構文の説明
このコマンドには引数またはキーワードはありません。
コマンド モード
次の表に、コマンドを入力できるモードを示します。
使用上のガイドライン
IDB はインターフェイス リソースを表す内部データ構造です。出力表示の詳細については、「例」を参照してください。
例
次に、 show idb コマンドの出力例を示します。
Maximum number of Software IDBs 280. In use 23.
Size each (bytes) 116 212
HWIDB# 1 0xbb68ebc Control0/0
HWIDB# 2 0xcd47d84 GigabitEthernet0/0
HWIDB# 3 0xcd4c1dc GigabitEthernet0/1
HWIDB# 4 0xcd5063c GigabitEthernet0/2
HWIDB# 5 0xcd54a9c GigabitEthernet0/3
HWIDB# 6 0xcd58f04 Management0/0
SWIDB# 1 0x0bb68f54 0x01010001 Control0/0
SWIDB# 2 0x0cd47e1c 0xffffffff GigabitEthernet0/0
SWIDB# 3 0x0cd772b4 0xffffffff GigabitEthernet0/0.1
PEER IDB# 1 0x0d44109c 0xffffffff 3 GigabitEthernet0/0.1
PEER IDB# 2 0x0d2c0674 0x00020002 2 GigabitEthernet0/0.1
PEER IDB# 3 0x0d05a084 0x00010001 1 GigabitEthernet0/0.1
SWIDB# 4 0x0bb7501c 0xffffffff GigabitEthernet0/0.2
SWIDB# 5 0x0cd4c274 0xffffffff GigabitEthernet0/1
SWIDB# 6 0x0bb75704 0xffffffff GigabitEthernet0/1.1
PEER IDB# 1 0x0cf8686c 0x00020003 2 GigabitEthernet0/1.1
SWIDB# 7 0x0bb75dec 0xffffffff GigabitEthernet0/1.2
PEER IDB# 1 0x0d2c08ac 0xffffffff 2 GigabitEthernet0/1.2
SWIDB# 8 0x0bb764d4 0xffffffff GigabitEthernet0/1.3
PEER IDB# 1 0x0d441294 0x00030001 3 GigabitEthernet0/1.3
SWIDB# 9 0x0cd506d4 0x01010002 GigabitEthernet0/2
SWIDB# 10 0x0cd54b34 0xffffffff GigabitEthernet0/3
PEER IDB# 1 0x0d3291ec 0x00030002 3 GigabitEthernet0/3
PEER IDB# 2 0x0d2c0aa4 0x00020001 2 GigabitEthernet0/3
PEER IDB# 3 0x0d05a474 0x00010002 1 GigabitEthernet0/3
SWIDB# 11 0x0cd58f9c 0xffffffff Management0/0
PEER IDB# 1 0x0d05a65c 0x00010003 1 Management0/0
表 26-11 に、各フィールドの説明を示します。
表 26-11 show idb stats の各フィールド
|
|
HWIDBs |
すべての HWIDB の統計情報を表示します。HWIDB は、システム内の各ハードウェア ポートについて作成されます。 |
SWIDBs |
すべての SWIDB の統計情報を表示します。SWIDB は、システム内の各メインおよびサブインターフェイスについて、およびコンテキストに割り当てられている各インターフェイスについて作成されます。 他の一部の内部ソフトウェア モジュールも IDB を作成します。 |
HWIDB# |
ハードウェア インターフェイス エントリを示します。IDB シーケンス番号、アドレス、およびインターフェイス名が各行に表示されます。 |
SWIDB# |
ソフトウェア インターフェイス エントリを示します。IDB シーケンス番号、アドレス、対応する vPif ID、およびインターフェイス名が各行に表示されます。 |
PEER IDB# |
コンテキストに割り当てられているインターフェイスを示します。IDB シーケンス番号、アドレス、対応する vPif ID、コンテキスト ID、およびインターフェイス名が各行に表示されます。 |
関連コマンド
|
|
interface |
インターフェイスを設定し、インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。 |
show interface |
インターフェイスの実行時ステータスと統計情報を表示します。 |
show igmp groups
セキュリティ アプライアンスに直接接続された受信者、および IGMP によって学習された受信者を含むマルチキャスト グループを表示するには、特権 EXEC モードで show igmp groups コマンドを使用します。
show igmp groups [[ reserved | group ] [ if_name ] [ detail ]] | summary ]
構文の説明
detail |
(任意)ソースの詳細説明を出力します。 |
group |
(任意)IGMP グループのアドレス。このオプション引数を含めると、表示は指定されたグループに限定されます。 |
if_name |
(任意)指定されたインターフェイスについてのグループ情報を表示します。 |
reserved |
(任意)予約されたグループについての情報を表示します。 |
summary |
(任意)グループ加入の要約情報を表示します。 |
コマンド モード
次の表に、コマンドを入力できるモードを示します。
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特権 EXEC |
• |
-- |
• |
-- |
-- |
使用上のガイドライン
オプションの引数およびキーワードをすべて省略すると、 show igmp groups コマンドは、直接接続されたマルチキャスト グループを、グループ アドレス、インターフェイス タイプ、およびインターフェイス番号別に表示します。
例
次に、 show igmp groups コマンドの出力例を示します。
hostname#show igmp groups
IGMP Connected Group Membership
Group Address Interface Uptime Expires Last Reporter
224.1.1.1 inside 00:00:53 00:03:26 192.168.1.6
関連コマンド
|
|
show igmp interface |
インターフェイスのマルチキャスト情報を表示します。 |
show igmp interface
インターフェイスのマルチキャスト情報を表示するには、特権 EXEC モードで show igmp interface コマンドを使用します。
show igmp interface [ if_name ]
構文の説明
if_name |
(任意)選択したインターフェイスについての IGMP グループ情報を表示します。 |
コマンド モード
次の表に、コマンドを入力できるモードを示します。
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特権 EXEC |
• |
-- |
• |
-- |
-- |
コマンド履歴
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7.0(1) |
このコマンドが変更されました。 detail キーワードが削除されました。 |
使用上のガイドライン
オプションの if_name 引数を省略すると、 show igmp interface コマンドはすべてのインターフェイスについての情報を表示します。
例
次に、 show igmp interface コマンドの出力例を示します。
hostname# show igmp interface inside
inside is up, line protocol is up
Internet address is 192.168.37.6, subnet mask is 255.255.255.0
IGMP is enabled on interface
IGMP query interval is 60 seconds
Inbound IGMP access group is not set
Multicast routing is enabled on interface
Multicast TTL threshold is 0
Multicast designated router (DR) is 192.168.37.33
No multicast groups joined
関連コマンド
|
|
show igmp groups |
セキュリティ アプライアンスに直接接続されている受信者、および IGMP を通じて学習された受信者を含むマルチキャスト グループを表示します。 |
show igmp traffic
IGMP トラフィックの統計情報を表示するには、特権 EXEC モードで show igmp traffic コマンドを使用します。
show igmp traffic
構文の説明
このコマンドには引数またはキーワードはありません。
コマンド モード
次の表に、コマンドを入力できるモードを示します。
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特権 EXEC |
• |
-- |
• |
-- |
-- |
例
次に、 show igmp traffic コマンドの出力例を示します。
hostname# show igmp traffic
Elapsed time since counters cleared: 00:02:30
関連コマンド
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clear igmp counters |
すべての IGMP 統計カウンタをクリアします。 |
clear igmp traffic |
IGMP トラフィック カウンタをクリアします。 |
show import webvpn
セキュリティ アプライアンスのフラッシュ メモリに現在存在する WebVPN カスタム データとプラグインをリストするには、特権 EXEC モードで show import webvpn( 任意 ) コマンドを入力します。
show import webvpn | customization | plug-in | plug-in detail | translation-table | url-list | webcontent
構文の説明
このコマンドには引数またはキーワードはありません。
コマンド モード
次の表に、コマンドを入力できるモードを示します。
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特権 EXEC モード |
• |
-- |
• |
-- |
-- |
使用上のガイドライン
show import webvpn コマンドを使用すると、WebVPN ユーザが使用可能なカスタム データおよび Java ベースのクライアント アプリケーションが識別されます。表示されるリストでは、セキュリティ アプライアンスのフラッシュ メモリにある要求されるすべてのデータ タイプの詳細が表示されます。
それぞれの show import webvpn コマンドでは、次に示す現在ロードされている WebVPN データが表示されます。
• カスタマイゼーション:カスタマイゼーション オブジェクト(ファイル名は base64 でデコード)
• プラグイン:サード パーティ製 Java ベースのクライアント アプリケーション(SSH、VNC、および RDP)
• プラグインの詳細情報:各プラグインのハッシュ情報と日付情報
• 変換テーブル:ローカリゼーションおよび国際化辞書テーブル
• URL リスト:URL リスト オブジェクト(ファイル名は base64 でデコード)
• Web コンテンツ:再帰的な disk0:/csco_config/htms(すべてのファイルのフルネーム)
例
次に、さまざまな show import webvpn コマンドによって表示される WebVPN データの例を示します。
hostname# show import webvpn plug-in
hostname# show import webvpn customization
hostname# show import webvpn translation-table
Translation Tables' Templates:
hostname# show import webvpn url-list
No bookmarks are currently defined
hostname# show import webvpn webcontent
No custom webcontent is loaded
関連コマンド
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|
revert webvpn all |
セキュリティ アプライアンスに現在存在するすべての WebVPN データおよびプラグインを削除します。 |
show interface
インターフェイス統計情報を表示するには、特権 EXEC モードで show interface コマンドを使用します。
show interface [{ physical_interface | redundant number }[ . subinterface ] | mapped_name | interface_name | vlan number ] [ stats | detail ]
構文の説明
detail |
(任意)インターフェイスの詳細な情報を表示します。この情報には、インターフェイスが追加された順序、設定されている状態、実際の状態、非対称ルーティングの統計情報( asr-group コマンドによって非対称ルーティングがイネーブルになっている場合)が含まれます。すべてのインターフェイスを表示する場合、SSM 用の内部インターフェイスが ASA 5500 シリーズ適応型セキュリティ アプライアンスにインストールされているとき、それらのインターフェイスに関する情報が表示されます。内部インターフェイスは、ユーザによる設定は不可能です。情報はデバッグだけを目的としています。 |
interface_name |
(任意) nameif コマンド内にインターフェイス名のセットを指定します。 |
mapped_name |
(任意) allocate-interface コマンドを使用してマッピング名を割り当てた場合、マルチ コンテキスト モードでその名前を指定します。 |
physical_interface |
(任意) gigabit ethernet 0/1 のようなインターフェイス ID を識別します。有効値については、 interface コマンドを参照してください。 |
redundant number |
(任意) redundant 1 のような冗長インターフェイス ID を識別します。 |
stats |
(デフォルト)インターフェイス情報および統計情報を表示します。このキーワードはデフォルトであるため、このキーワードはオプションです。 |
subinterface |
(任意)論理サブインターフェイスを示す 1 ~ 4294967293 の整数を指定します。 |
vlan number |
(任意)ASA 5505 適応型セキュリティ アプライアンスなど、組み込みスイッチのあるモデルでは、VLAN インターフェイスを指定します。 |
デフォルト
いずれのオプションも識別しない場合、このコマンドはすべてのインターフェイスについての基本的な統計情報を表示します。
コマンド モード
次の表に、コマンドを入力できるモードを示します。
コマンド履歴
|
|
7.0(1) |
このコマンドは、新しいインターフェイス番号付け方式を取り入れるように変更され、明示的に指定するための stats キーワード、および detail キーワードが追加されました。 |
7.0(4) |
このコマンドに、4GE SSM インターフェイス用のサポートが追加されました。 |
7.2(1) |
このコマンドに、スイッチ インターフェイス用のサポートが追加されました。 |
8.0(2) |
このコマンドに、冗長インターフェイス用のサポートが追加されました。また、サブインターフェイス用の遅延が追加されました。入力リセット ドロップと出力リセット ドロップの 2 つの新しいカウンタが追加されました。 |
使用上のガイドライン
1 つのインターフェイスが複数のコンテキストで共有されているときに、あるコンテキストでこのコマンドを入力した場合、セキュリティ アプライアンスは現在のコンテキストの統計情報だけを表示します。物理インターフェイスのシステム実行スペース内でこのコマンドを使用すると、セキュリティ アプライアンスはすべてのコンテキストについて組み合わせた統計情報を表示します。
サブインターフェイスについて表示される統計情報の数は、物理インターフェイスについて表示される統計情報の数のサブセットです。
インターフェイス名は、システム実行スペースでは使用できません。これは、 nameif コマンドはコンテキスト内だけで使用できるためです。同様に、 allocate-interface コマンドを使用してインターフェイス ID をマッピング名にマッピングした場合、そのマッピング名はコンテキスト内だけで使用できます。 allocate-interface コマンドで visible キーワードを設定した場合、セキュリティ アプライアンスは show interface コマンドの出力にインターフェイス ID を表示します。
(注) Hardware カウントと Traffic Statistics カウントでは、送信または受信されるバイト数が異なります。
ハードウェア カウントでは、トラフィック量はハードウェアから直接取得され、レイヤ 2 のパケット サイズが反映されます。一方、Traffic Statistics では、レイヤ 3 パケットのサイズが反映されます。
カウントの差はインターフェイス カード ハードウェアの設計に基づいて異なります。
たとえば、ファスト イーサネット カードの場合、レイヤ 2 カウントはイーサネット ヘッダーを含むため、トラフィック カウントよりも 14 バイト大きくなります。ギガビット イーサネット カードの場合、レイヤ 2 カウントはイーサネット ヘッダーと CRC の両方を含むため、トラフィック カウントよりも 18 バイト大きくなります。
出力表示の詳細については、「例」を参照してください。
例
次に、 show interface コマンドの出力例を示します。
Interface GigabitEthernet0/0 "outside", is up, line protocol is up
Hardware is i82546GB rev03, BW 1000 Mbps, DLY 1000 usec
Auto-Duplex(Full-duplex), Auto-Speed(100 Mbps)
MAC address 000b.fcf8.c44e, MTU 1500
IP address 10.86.194.60, subnet mask 255.255.254.0
1328522 packets input, 124426545 bytes, 0 no buffer
Received 1215464 broadcasts, 0 runts, 0 giants
0 input errors, 0 CRC, 0 frame, 0 overrun, 0 ignored, 0 abort
124606 packets output, 86803402 bytes, 0 underruns
0 output errors, 0 collisions
0 late collisions, 0 deferred
0 input reset drops, 0 output reset drops
input queue (curr/max packets): hardware (0/7)
output queue (curr/max packets): hardware (0/13)
Traffic Statistics for "outside":
1328509 packets input, 99873203 bytes
124606 packets output, 84502975 bytes
1 minute input rate 0 pkts/sec, 0 bytes/sec
1 minute output rate 0 pkts/sec, 0 bytes/sec
1 minute drop rate, 0 pkts/sec
5 minute input rate 0 pkts/sec, 0 bytes/sec
5 minute output rate 0 pkts/sec, 0 bytes/sec
5 minute drop rate, 0 pkts/sec
Interface GigabitEthernet0/1 "inside", is administratively down, line protocol is down
Hardware is i82546GB rev03, BW 1000 Mbps, DLY 1000 usec
MAC address 000b.fcf8.c44f, MTU 1500
IP address 10.10.0.1, subnet mask 255.255.0.0
0 packets input, 0 bytes, 0 no buffer
Received 0 broadcasts, 0 runts, 0 giants
0 input errors, 0 CRC, 0 frame, 0 overrun, 0 ignored, 0 abort
0 packets output, 0 bytes, 0 underruns
0 output errors, 0 collisions
0 late collisions, 0 deferred
0 input reset drops, 0 output reset drops
input queue (curr/max packets): hardware (0/0)
output queue (curr/max packets): hardware (0/0)
Traffic Statistics for "inside":
0 packets output, 0 bytes
1 minute input rate 0 pkts/sec, 0 bytes/sec
1 minute output rate 0 pkts/sec, 0 bytes/sec
1 minute drop rate, 0 pkts/sec
5 minute input rate 0 pkts/sec, 0 bytes/sec
5 minute output rate 0 pkts/sec, 0 bytes/sec
5 minute drop rate, 0 pkts/sec
Interface GigabitEthernet0/2 "faillink", is administratively down, line protocol is down
Hardware is i82546GB rev03, BW 1000 Mbps, DLY 1000 usec
Description: LAN/STATE Failover Interface
MAC address 000b.fcf8.c450, MTU 1500
IP address 192.168.1.1, subnet mask 255.255.255.0
0 packets input, 0 bytes, 0 no buffer
Received 0 broadcasts, 0 runts, 0 giants
0 input errors, 0 CRC, 0 frame, 0 overrun, 0 ignored, 0 abort
0 packets output, 0 bytes, 0 underruns
0 output errors, 0 collisions
0 late collisions, 0 deferred
0 input reset drops, 0 output reset drops
input queue (curr/max packets): hardware (0/0)
output queue (curr/max packets): hardware (0/0)
Traffic Statistics for "faillink":
1 packets output, 28 bytes
1 minute input rate 0 pkts/sec, 0 bytes/sec
1 minute output rate 0 pkts/sec, 0 bytes/sec
1 minute drop rate, 0 pkts/sec
5 minute input rate 0 pkts/sec, 0 bytes/sec
5 minute output rate 0 pkts/sec, 0 bytes/sec
5 minute drop rate, 0 pkts/sec
Interface GigabitEthernet0/3 "", is administratively down, line protocol is down
Hardware is i82546GB rev03, BW 1000 Mbps, DLY 1000 usec
Active member of Redundant5
MAC address 000b.fcf8.c451, MTU not set
0 packets input, 0 bytes, 0 no buffer
Received 0 broadcasts, 0 runts, 0 giants
0 input errors, 0 CRC, 0 frame, 0 overrun, 0 ignored, 0 abort
0 packets output, 0 bytes, 0 underruns
0 output errors, 0 collisions
0 late collisions, 0 deferred
0 input reset drops, 0 output reset drops
input queue (curr/max packets): hardware (0/0)
output queue (curr/max packets): hardware (0/0)
Interface Management0/0 "", is administratively down, line protocol is down
Hardware is i82557, BW 100 Mbps, DLY 1000 usec
Available but not configured via nameif
MAC address 000b.fcf8.c44d, MTU not set
0 packets input, 0 bytes, 0 no buffer
Received 0 broadcasts, 0 runts, 0 giants
0 input errors, 0 CRC, 0 frame, 0 overrun, 0 ignored, 0 abort
0 packets output, 0 bytes, 0 underruns
0 output errors, 0 collisions, 0 interface resets
0 babbles, 0 late collisions, 0 deferred
0 lost carrier, 0 no carrier
input queue (curr/max packets): hardware (128/128) software (0/0)
output queue (curr/max packets): hardware (0/0) software (0/0)
Interface Redundant1 "", is down, line protocol is down
Interface Redundant5 "redundant", is administratively down, line protocol is down
Hardware is i82546GB rev03, BW 1000 Mbps, DLY 1000 usec
MAC address 000b.fcf8.c451, MTU 1500
IP address 10.2.3.5, subnet mask 255.255.255.0
0 packets input, 0 bytes, 0 no buffer
Received 0 broadcasts, 0 runts, 0 giants
0 input errors, 0 CRC, 0 frame, 0 overrun, 0 ignored, 0 abort
0 packets output, 0 bytes, 0 underruns
0 output errors, 0 collisions
0 late collisions, 0 deferred
0 input reset drops, 0 output reset drops
input queue (curr/max packets): hardware (0/0) software (0/0)
output queue (curr/max packets): hardware (0/0) software (0/0)
Traffic Statistics for "redundant":
0 packets output, 0 bytes
1 minute input rate 0 pkts/sec, 0 bytes/sec
1 minute output rate 0 pkts/sec, 0 bytes/sec
1 minute drop rate, 0 pkts/sec
5 minute input rate 0 pkts/sec, 0 bytes/sec
5 minute output rate 0 pkts/sec, 0 bytes/sec
5 minute drop rate, 0 pkts/sec
Member GigabitEthernet0/3(Active), GigabitEthernet0/2
Last switchover at 15:15:26 UTC Oct 24 2006
Interface Redundant5.1 "", is down, line protocol is down
Available but not configured with VLAN or via nameif
表 26-12 に、各フィールドの説明を示します。
表 26-12 show interface のフィールド
|
|
Interface ID |
インターフェイス ID。コンテキスト内では、 allocate-interface コマンドで visible キーワードを設定しない限り、セキュリティ アプライアンスはマッピング名(設定されている場合)を表示します。 |
" interface_name " |
nameif コマンドで設定されたインターフェイス名。システム実行スペースでは、システムに名前を設定できないため、このフィールドはブランクです。名前を設定しない場合、Hardware 行の下に次のメッセージが表示されます。
Available but not configured via nameif
|
is state |
管理ステートは次のとおりです。 • up:インターフェイスはシャットダウンされません。 • administratively down:インターフェイスは、 shutdown コマンドを使用してシャットダウンされます。 |
Line protocol is state |
回線ステータスは次のとおりです。 • up:動作するケーブルがネットワーク インターフェイスに接続されています。 • down:ケーブルが正しくないか、インターフェイス コネクタに接続されていません。 |
VLAN identifier |
サブインターフェイスの場合、VLAN ID。 |
Hardware |
インターフェイスのタイプ、最大帯域幅、遅延、デュプレックス方式、および速度。リンクがダウンしている場合は、デュプレックス方式と速度は設定値が表示されます。リンクが動作している場合、これらのフィールドには実際の設定がカッコで囲まれて設定値とともに表示されます。次に、一般的なハードウェア タイプを示します。 • i82542:PIX プラットフォームで使用される Intel PCI ファイバ ギガビット カード • i82543:PIX プラットフォームで使用される Intel PCI-X ファイバ ギガビット カード • i82546GB:ASA プラットフォーム上で使用される Intel PCI-X 銅線ギガビット • i82547GI:ASA プラットフォーム上でバックプレーンとして使用される Intel CSA 銅線ギガビット • i82557:ASA プラットフォーム上で使用される Intel PCI 銅線ファスト イーサネット • i82559:PIX プラットフォームで使用される Intel PCI 銅線ファスト イーサネット • VCS7380:SSM-4GE で使用される Vitesse 4 ポート ギガビット スイッチ |
Media-type |
(4GE SSM インターフェイスの場合のみ)インターフェイスが RJ-45 または SFP のいずれとして設定されているかを示します。 |
message area |
一部の状況で、メッセージが表示される場合もあります。次の例を参照してください。 • システム実行スペースで、次のメッセージが表示される場合があります。
Available for allocation to a context
• 名前を設定しない場合、次のメッセージが表示されます。
Available but not configured via nameif
• インターフェイスが冗長インターフェイスのメンバの場合、次のメッセージが表示されます。
Active member of Redundant5
|
MAC address |
インターフェイスの MAC アドレス。 |
MTU |
このインターフェイス上で許可されるパケットの最大サイズ(バイト単位)。インターフェイス名を設定しない場合、このフィールドには「MTU not set」と表示されます。 |
IP address |
ip address コマンドを使用して設定したか、DHCP サーバから受信したインターフェイスの IP アドレス。システム実行スペースでは、システムに IP アドレスを設定できないため、このフィールドには「IP address unassigned」と表示されます。 |
Subnet mask |
IP アドレスのサブネット マスク。 |
Packets input |
このインターフェイスで受信したパケットの数。 |
Bytes |
このインターフェイスで受信したバイト数。 |
No buffer |
メイン システムのバッファ スペースがなかったために、廃棄された受信済みパケットの数。この数を、無視された数と比較してください。イーサネット ネットワーク上のブロードキャスト ストームは、多くの場合、入力バッファ イベントがないことに原因があります。 |
Received: |
|
Broadcasts |
受信したブロードキャストの数。 |
Input errors |
次に示すタイプを含めた入力エラーの総数。入力に関係する他のエラーも入力エラーのカウントが増加する原因になります。また、一部のデータグラムは複数のエラーを含んでいることもあります。したがって、この合計数は、次に示すタイプについて表示されるエラーの数を超えることがあります。 |
Runts |
最小のパケット サイズ(64 バイト)よりも小さいために廃棄されたパケットの数。ラントは通常、コリジョンによって発生します。不適切な配線や電気干渉によって発生することもあります。 |
Giants |
最大パケット サイズを超えたため廃棄されるパケットの数。たとえば、1518 バイトよりも大きいイーサネット パケットはジャイアントと見なされます。 |
CRC |
Cyclical Redundancy Check(CRC; 巡回冗長検査)エラーの数。ステーションがフレームを送信すると、フレームの末尾に CRC を付加します。この CRC は、フレーム内のデータに基づくアルゴリズムから生成されます。送信元と宛先の間でフレームが変更された場合、セキュリティ アプライアンスは CRC が一致しないことを通知します。CRC の数値が高いことは、通常、コリジョンの結果であるか、ステーションが不良データを送信することが原因です。 |
Frame |
フレーム エラーの数。不良フレームには、長さが正しくないパケットや、フレーム チェックサムが正しくないパケットがあります。このエラーは通常、コリジョンまたはイーサネット デバイスの誤動作が原因です。 |
Overrun |
セキュリティ アプライアンスのデータ処理能力を入力レートが超えたため、セキュリティ アプライアンスがハードウェア バッファに受信したデータを処理できなかった回数。 |
Ignored |
このフィールドは使用されません。値は常に 0 です。 |
Abort |
このフィールドは使用されません。値は常に 0 です。 |
L2 decode drops |
名前がまだ設定されていないか( nameif コマンド)、無効な VLAN ID を持つフレームが受信されたためにドロップしたパケットの数。 |
Packets output |
このインターフェイスに送信されたパケットの数。 |
Bytes |
このインターフェイスに送信されたバイトの数。 |
Underruns |
セキュリティ アプライアンスが処理できるよりも速くトランスミッタが稼働した回数。 |
Output Errors |
設定されたコリジョンの最大数を超えたため送信されなかったフレームの数。このカウンタは、ネットワーク トラフィックが多い場合にのみ増加します。 |
Collisions |
イーサネット コリジョン(単一および複数のコリジョン)が原因で再送信されたメッセージの数。これは通常、過渡に延長した LAN で発生します(イーサネット ケーブルまたはトランシーバ ケーブルが長すぎる、ステーション間のリピータが 2 つよりも多い、またはマルチポート トランシーバのカスケードが多すぎる場合)。衝突するパケットは、出力パケットによって 1 回だけカウントされます。 |
Interface resets |
インターフェイスがリセットされた回数。インターフェイスで 3 秒間送信できない場合、セキュリティ アプライアンスはインターフェイスをリセットして送信を再開します。この間隔では、接続状態が維持されます。インターフェイスのリセットは、インターフェイスがループバックまたはシャットダウンする場合も発生します。 |
Babbles |
未使用。(「バブル」は、トランスミッタが最長フレームの送信に要した時間よりも長くインターフェイスに留まっていたことを意味します)。 |
Late collisions |
通常のコリジョン ウィンドウの外側でコリジョンが発生したため、送信されなかったフレームの数。レイト コリジョンは、パケットの送信中に遅れて検出されるコリジョンです。これは通常発生しません。2 つのイーサネット ホストが同時に通信しようとした場合、早期にパケットが衝突して両者がバックオフするか、2 番目のホストが 1 番目のホストの通信状態を確認して待機します。 レイト コリジョンが発生すると、デバイスは割り込みを行ってイーサネット上にパケットを送信しようとしますが、セキュリティ アプライアンスはパケットの送信を部分的に完了しています。セキュリティ アプライアンスは、パケットの最初の部分を保持するバッファを解放した可能性があるため、パケットを再送しません。このことはあまり問題になりません。その理由は、ネットワーキング プロトコルはパケットを再送することでコリジョンを処理する設計になっているためです。ただし、レイト コリジョンはネットワークに問題が存在することを示しています。一般的な問題は、リピータで接続された大規模ネットワーク、および仕様の範囲を超えて動作しているイーサネット ネットワークです。 |
Deferred |
リンク上のアクティビティが原因で送信前に保留されたフレームの数。 |
input reset drops |
リセットが発生したときに RX リングでドロップしたパケットの数をカウントします。 |
output reset drops |
リセットが発生したときに TX リングでドロップしたパケットの数をカウントします。 |
Rate limit drops |
(4GE SSM インターフェイスの場合だけ)ギガビット以外の速度でインターフェイスを設定して、設定に応じて 10 Mbps または 100 Mbps を超えて送信しようとした場合にドロップされたパケットの数。 |
Lost carrier |
送信中に搬送波信号が消失した回数。 |
No carrier |
未使用。 |
Input queue (curr/max packets): |
入力キュー内のパケットの数(現行値と最大値)。 |
Hardware |
ハードウェア キュー内のパケットの数。 |
Software |
ソフトウェア キュー内のパケットの数。ギガビット イーサネット インターフェイスでは使用できません。 |
Output queue (curr/max packets): |
出力キュー内のパケットの数(現行値と最大値)。 |
Hardware |
ハードウェア キュー内のパケットの数。 |
Software |
ソフトウェア キュー内のパケットの数。 |
Traffic Statistics: |
受信、送信、またはドロップしたパケットの数。 |
Packets input |
受信したパケットの数とバイトの数。 |
Packets output |
送信したパケットの数とバイトの数。 |
Packets dropped |
ドロップしたパケットの数。このカウンタは通常、Accelerated Security Path(ASP; 高速セキュリティ パス)上でドロップしたパケットについて増分します(たとえば、アクセス リスト拒否が原因でパケットをドロップした場合など)。 インターフェイス上でドロップが発生する原因については、 show asp drop コマンドを参照してください。 |
1 minute input rate |
過去 1 分間に受信したパケットの数(パケット/秒およびバイト/秒)。 |
1 minute output rate |
過去 1 分間に送信したパケットの数(パケット/秒およびバイト/秒)。 |
1 minute drop rate |
過去 1 分間にドロップしたパケットの数(パケット/秒)。 |
5 minute input rate |
過去 5 分間に受信したパケットの数(パケット/秒およびバイト/秒)。 |
5 minute output rate |
過去 5 分間に送信したパケットの数(パケット/秒およびバイト/秒)。 |
5 minute drop rate |
過去 5 分間にドロップしたパケットの数(パケット/秒)。 |
Redundancy Information: |
冗長インターフェイスについて、メンバー物理インターフェイスを示します。アクティブ インターフェイスの場合はインターフェイス ID の後に「(Active)」と表示されます。 メンバーをまだ割り当てていない場合、次の出力が表示されます。
|
Last switchover |
冗長インターフェイスの場合、アクティブ インターフェイスがスタンバイ インターフェイスにフェールオーバーした時刻を表示します。 |
次に、スイッチ ポートを含む ASA 5505 適応型セキュリティ アプライアンス上での show interface コマンドの出力例を示します。
Interface Vlan1 "inside", is up, line protocol is up
Hardware is EtherSVI, BW 100 Mbps, DLY 100 usec
MAC address 00d0.2bff.449f, MTU 1500
IP address 1.1.1.1, subnet mask 255.0.0.0
Traffic Statistics for "inside":
0 packets output, 0 bytes
1 minute input rate 0 pkts/sec, 0 bytes/sec
1 minute output rate 0 pkts/sec, 0 bytes/sec
1 minute drop rate, 0 pkts/sec
5 minute input rate 0 pkts/sec, 0 bytes/sec
5 minute output rate 0 pkts/sec, 0 bytes/sec
5 minute drop rate, 0 pkts/sec
Interface Ethernet0/0 "", is up, line protocol is up
Hardware is 88E6095, BW 100 Mbps, DLY 1000 usec
Auto-Duplex(Half-duplex), Auto-Speed(100 Mbps)
Available but not configured via nameif
MAC address 00d0.2bfd.6ec5, MTU not set
407 packets input, 53587 bytes, 0 no buffer
Received 103 broadcasts, 0 runts, 0 giants
0 input errors, 0 CRC, 0 frame, 0 overrun, 0 ignored, 0 abort
43 switch ingress policy drops
0 packets output, 0 bytes, 0 underruns
0 output errors, 0 collisions, 0 interface resets
0 babbles, 0 late collisions, 0 deferred
0 lost carrier, 0 no carrier
0 switch egress policy drops
表 26-13 に、ASA 5505 適応型セキュリティ アプライアンスのスイッチ インターフェイスなどのスイッチ インターフェイスに対する show interface コマンドの各フィールドの説明を示します。 show interface コマンドでも表示されるフィールドについては、 表 26-1 を参照してください。
表 26-13 スイッチ インターフェイスの show interface のフィールド
|
|
switch ingress policy drops |
このドロップは通常、ポートが正しく設定されていないときに表示されます。このドロップは、デフォルトまたはユーザ設定のスイッチ ポート設定の結果としてスイッチ ポート内でパケットが正常に転送できない場合に増分されます。このドロップの原因として、次のコンフィギュレーションが考えられます。 • nameif コマンドが VLAN インターフェイス上で設定されていない。 コマンドが設定されていなかった場合でも、VLAN 内のスイッチングは正常で、このカウンタは増分されません。 • VLAN がシャットダウンしている。 • アクセス ポートで 802.1Q タグが付いたパケットを受信した。 • トランク ポートで許可されないタグまたはタグのないパケットを受信した。 • セキュリティ アプライアンスが、イーサネット キープアライブを持つ別のシスコ デバイスに接続されている。たとえば、Cisco IOS ソフトウェアではインターフェイス ヘルス状態を確認するためにイーサネット ループバック パケットを使用します。このパケットは、他のデバイスによって受信されるためのものではなく、パケットをただ送信できることによって、ヘルス状態が確認されます。これらのタイプのパケットはスイッチ ポートでドロップされ、カウンタが増分されます。 • VLAN に物理インターフェイスが 1 つしか存在しないが、パケットの DEST は VLAN の MAC アドレスと一致せず、ブロードキャスト アドレスでない。 |
switch egress policy drops |
現在使用されていません。 |
次に、 show interface detail コマンドの出力例を示します。次に、すべてのインターフェイス(プラットフォームに存在する場合は内部インターフェイスを含む)についての詳細なインターフェイス統計情報および非対称ルーティング統計情報( asr-group コマンドでイネーブルにされている場合)を表示する例を示します。
hostname# show interface detail
Interface GigabitEthernet0/0 "outside", is up, line protocol is up
Hardware is i82546GB rev03, BW 1000 Mbps, DLY 1000 usec
Auto-Duplex(Full-duplex), Auto-Speed(100 Mbps)
MAC address 000b.fcf8.c44e, MTU 1500
IP address 10.86.194.60, subnet mask 255.255.254.0
1330214 packets input, 124580214 bytes, 0 no buffer
Received 1216917 broadcasts, 0 runts, 0 giants
0 input errors, 0 CRC, 0 frame, 0 overrun, 0 ignored, 0 abort
124863 packets output, 86956597 bytes, 0 underruns
0 output errors, 0 collisions
0 late collisions, 0 deferred
input queue (curr/max packets): hardware (0/7)
output queue (curr/max packets): hardware (0/13)
Traffic Statistics for "outside":
1330201 packets input, 99995120 bytes
124863 packets output, 84651382 bytes
Control Point Interface States:
Interface config status is active
Interface state is active
Interface Internal-Data0/0 "", is up, line protocol is up
Hardware is i82547GI rev00, BW 1000 Mbps, DLY 1000 usec
(Full-duplex), (1000 Mbps)
MAC address 0000.0001.0002, MTU not set
6 packets input, 1094 bytes, 0 no buffer
Received 6 broadcasts, 0 runts, 0 giants
0 input errors, 0 CRC, 0 frame, 0 overrun, 0 ignored, 0 abort
0 L2 decode drops, 0 demux drops
0 packets output, 0 bytes, 0 underruns
0 output errors, 0 collisions
0 late collisions, 0 deferred
input queue (curr/max packets): hardware (0/2) software (0/0)
output queue (curr/max packets): hardware (0/0) software (0/0)
Control Point Interface States:
Interface number is unassigned
表 26-14 に、 show interface detail コマンドの各フィールドの説明を示します。 show interface コマンドでも表示されるフィールドについては、 表 26-1 を参照してください。
表 26-14 show interface detail の各フィールド
|
|
Demux drops |
(内部データ インターフェイスのみ)セキュリティ アプライアンスが SSM インターフェイスからのパケットを逆多重化できなかったためドロップしたパケットの数。SSM インターフェイスはバックプレーンを介してネイティブ インターフェイスと通信し、すべての SSM インターフェイスからのパケットはバックプレーン上で多重化されます。 |
Control Point Interface States: |
|
Interface number |
デバッグに使用される 0 から始まる番号で、このインターフェイスが作成された順番を示します。 |
Interface config status |
管理ステートは次のとおりです。 • active:インターフェイスはシャット ダウンされていません。 • not active:インターフェイスは shutdown コマンドでシャット ダウンされています。 |
Interface state |
インターフェイスの実際の状態。この状態は通常、上記の config status と一致します。ハイ アベイラビリティに設定した場合、セキュリティ アプライアンスは必要に応じてインターフェイスを動作状態またはダウン状態にするため、不一致が生じる可能性があります。 |
Asymmetrical Routing Statistics: |
|
Received X1 packets |
このインターフェイスで受信した ASR パケットの数。 |
Transmitted X2 packets |
このインターフェイスで送信した ASR パケットの数。 |
Dropped X3 packets |
このインターフェイスでドロップした ASR パケットの数。パケットは、パケットを転送しようとしたときにインターフェイスがダウン状態の場合にドロップされることがあります。 |
関連コマンド
|
|
allocate-interface |
インターフェイスおよびサブインターフェイスをセキュリティ コンテキストに割り当てます。 |
clear interface |
show interface コマンドのカウンタをクリアします。 |
delay |
インターフェイスの遅延メトリックを変更します。 |
interface |
インターフェイスを設定し、インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。 |
nameif |
インターフェイス名を設定します。 |
show interface ip brief |
インターフェイスの IP アドレスとステータスを表示します。 |
show interface ip brief
インターフェイスの IP アドレスおよびステータスを表示するには、特権 EXEC モードで show interface ip brief コマンドを使用します。
show interface [ physical_interface [ . subinterface ] | mapped_name | interface_name | vlan number ] ip brief
構文の説明
interface_name |
(任意) nameif コマンド内にインターフェイス名のセットを指定します。 |
mapped_name |
(任意) allocate-interface コマンドを使用してマッピング名を割り当てた場合、マルチ コンテキスト モードでその名前を指定します。 |
physical_interface |
(任意) gigabit ernet0/1 などのインターフェイス ID を指定します。有効値については、 interface コマンドを参照してください。 |
subinterface |
(任意)論理サブインターフェイスを示す 1 ~ 4294967293 の整数を指定します。 |
vlan number |
(任意)ASA 5505 適応型セキュリティ アプライアンスなど、組み込みスイッチのあるモデルでは、VLAN インターフェイスを指定します。 |
デフォルト
インターフェイスを指定しない場合、セキュリティ アプライアンスはすべてのインターフェイスを表示します。
コマンド モード
次の表に、コマンドを入力できるモードを示します。
コマンド履歴
|
|
7.0(1) |
このコマンドが導入されました。 |
7.2(1) |
このコマンドでは、VLAN インターフェイス、およびトランスペアレント モードでの管理 0/0 インターフェイスまたはサブインターフェイスのサポートが追加されました。 |
使用上のガイドライン
マルチ コンテキスト モードで、 allocate-interface コマンドを使用してインターフェイス ID をマッピングした場合、そのマッピング名またはインターフェイス名はコンテキスト内だけで指定できます。
出力表示の詳細については、「例」を参照してください。
例
次に、 show ip brief コマンドの出力例を示します。
hostname# show interface ip brief
Interface IP-Address OK? Method Status Protocol
Control0/0 127.0.1.1 YES CONFIG up up
GigabitEthernet0/0 209.165.200.226 YES CONFIG up up
GigabitEthernet0/1 unassigned YES unset administratively down down
GigabitEthernet0/2 10.1.1.50 YES manual administratively down down
GigabitEthernet0/3 192.168.2.6 YES DHCP administratively down down
Management0/0 209.165.201.3 YES CONFIG up
表 26-15 に、各フィールドの説明を示します。
表 26-15 show interface ip brief の各フィールド
|
|
Interface |
allocate-interface コマンドを使用して設定した場合の、マルチ コンテキスト モードでのインターフェイス ID またはマッピング名。すべてのインターフェイスを表示する場合、AIP SSM の内部インターフェイスに関する情報が表示されます(ASA 適応型セキュリティ アプライアンスに取り付けられている場合)。内部インターフェイスは、ユーザによる設定は不可能です。情報はデバッグだけを目的としています。 |
IP-Address |
インターフェイスの IP アドレス。 |
OK? |
このカラムは現在使用されておらず、常に「Yes」と表示されます。 |
Method |
インターフェイスが IP アドレスを受信した方法。値は次のとおりです。 • unset:IP アドレスは設定されていません。 • manual:実行コンフィギュレーションを設定しました。 • CONFIG:スタートアップ コンフィギュレーションからロードしました。 • DHCP:DHCP サーバから受信しました。 |
Status |
管理ステートは次のとおりです。 • up:インターフェイスはシャットダウンされません。 • administratively down:インターフェイスは、 shutdown コマンドを使用してシャットダウンされます。 |
Protocol |
回線ステータスは次のとおりです。 • up:動作するケーブルがネットワーク インターフェイスに接続されています。 • down:ケーブルが正しくないか、インターフェイス コネクタに接続されていません。 |
関連コマンド
|
|
allocate-interface |
インターフェイスおよびサブインターフェイスをセキュリティ コンテキストに割り当てます。 |
interface |
インターフェイスを設定し、インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ip address |
インターフェイスの IP アドレス、またはトランスペアレント ファイアウォールの管理 IP アドレスを設定します。 |
nameif |
インターフェイス名を設定します。 |
show interface |
インターフェイスの実行時ステータスと統計情報を表示します。 |
show inventory
Product Identifier(PID; 製品 ID)、Version Identifier(VID; バージョン ID)、および Serial Number(SN; シリアル番号)が割り当てられているネットワーキング デバイスにインストールされているすべてのシスコ製品に関する情報を表示するには、ユーザ EXEC モードまたは特権 EXEC モードで show inventory コマンドを使用します。シスコ エンティティに PID が割り当てられていない場合、そのエンティティは取得または表示されません。
show inventory [slot]
構文の説明
slot |
(任意)SSM スロット番号を指定します(システムはスロット 0)。 |
デフォルト
インベントリを表示するスロットを指定しない場合は、次のように処理されます。
• 電源を含めて、すべての SSM のインベントリ情報が表示されます。
コマンド モード
次の表に、コマンドを入力できるモードを示します。
|
|
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|
|
|
|
|
グローバル コンフィギュレーション |
• |
• |
-- |
-- |
• |
コマンド履歴
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7.0 |
セマンティックに小さな変更が加えられました。 |
使用上のガイドライン
show inventory コマンドを使用すると、各シスコ製品に関するインベントリ情報が取得され、UDI 形式で表示されます。UDI は、製品 ID(PID)、バージョン ID(VID)、シリアル番号(SN)という 3 つの別個のデータ要素を結合したものです。
PID は、製品の注文に使用する名前です。歴史的には、「製品名」または「部品番号」と呼ばれていました。これは、正確な交換部品を注文するために使用する ID です。
VID は製品のバージョンです。製品が改訂されるたびに、VID は増加します。VID は、製品変更の通知を管理する業界のガイドラインである、Telcordia GR-209-CORE から取得された厳格なプロセスに従って増加されます。
SN はベンダー固有の製品の通し番号です。それぞれの製造済み製品には、現場では変更できない固有のシリアル番号が工場で割り当てられます。この番号は、製品の特定のインスタンスを個々に識別するための手段です。
UDI では各製品をエンティティと呼びます。シャーシなどの一部のエンティティには、スロットのようなサブエンティティがあります。各エンティティは、シスコ エンティティごとに階層的に配置された論理的な表示順で別々の行に表示されます。
オプションを指定せずに show inventory コマンドを使用すると、ネットワーキング デバイスに取り付けられており、PID が割り当てられているシスコ エンティティのリストが表示されます。
例
次に、キーワードまたは引数を指定していない show inventory コマンドの出力例を示します。この出力例では、ルータにインストールされた、PID を割り当てられているシスコ エンティティのリストが表示されています。
Name:"Chassis", DESCR:"ASA 5540 Adaptive Security Appliance"
PID:ASA5540 , VID:V01 , SN:P3000000998
Name:"slot 1", DESCR:"ASA 5500 Series Security Services Module-20"
PID:ASA-SSM-20 , VID:V01 , SN:P0000000999
Name:"power supply", DESCR:"ASA 5500 Series 180W AC Power Supply"
PID:ASA-180W-PWR-AC , VID:V01 , SN:123456789AB
ciscoasa# show inventory 0
Name:"Chassis", DESCR:"ASA 5540 Adaptive Security Appliance"
PID:ASA5540 , VID:V01 , SN:P3000000998
ciscoasa# show inventory 1
Name:"slot 1", DESCR:"ASA 5500 Series Security Services Module-20"
PID:ASA-SSM-20 , VID:V01 , SN:P0000000999
表 26-16 は、この出力で表示されるフィールドについて説明しています。
表 26-16 show inventory フィールドの説明
|
|
Name |
シスコ エンティティに割り当てられた物理名(テキスト ストリング)。たとえば、デバイスの物理コンポーネント命名構文に応じた「1」などのコンソールまたは簡易コンポーネントの番号(ポートまたはモジュールの番号)。RFC 2737 の entPhysicalName MIB 変数に相当します。 |
DESCR |
オブジェクトを特徴付けるシスコ エンティティの物理的な説明。RFC 2737 の entPhysicalDesc MIB 変数に相当します。 |
PID |
エンティティ製品 ID。RFC 2737 の entPhysicalModelName MIB 変数に相当します。 |
VID |
エンティティのバージョン番号。RFC 2737 の entPhysicalHardwareRev MIB 変数に相当します。 |
SN |
エンティティのシリアル番号。RFC 2737 の entPhysicalSerialNum MIB 変数に相当します。 |
関連コマンド
|
|
show diag |
ネットワーキング デバイスのコントローラ、インターフェイス プロセッサ、およびポート アダプタについての診断情報を表示します。 |
show tech-support |
ルータが問題を報告したときに、ルータに関する一般情報を表示します。 |
show ip address
インターフェイス IP アドレス(トランスペアレント モードの場合は管理 IP アドレス)を表示するには、特権 EXEC モードで show ip address コマンドを使用します。
show ip address [ physical_interface [ . subinterface ] | mapped_name | interface_name | vlan number ]
構文の説明
interface_name |
(任意) nameif コマンド内にインターフェイス名のセットを指定します。 |
mapped_name |
(任意) allocate-interface コマンドを使用してマッピング名を割り当てた場合、マルチ コンテキスト モードでその名前を指定します。 |
physical_interface |
(任意) gigabit ernet0/1 などのインターフェイス ID を指定します。有効値については、 interface コマンドを参照してください。 |
subinterface |
(任意)論理サブインターフェイスを示す 1 ~ 4294967293 の整数を指定します。 |
vlan number |
(任意)ASA 5505 適応型セキュリティ アプライアンスなど、組み込みスイッチのあるモデルでは、VLAN インターフェイスを指定します。 |
デフォルト
インターフェイスを指定しない場合、セキュリティ アプライアンスはすべてのインターフェイス IP アドレスを表示します。
コマンド モード
次の表に、コマンドを入力できるモードを示します。
コマンド履歴
|
|
7.2(1) |
このコマンドに、VLAN インターフェイス用のサポートが追加されました。 |
使用上のガイドライン
このコマンドは、ハイ アベイラビリティに設定するときのためのプライマリ IP アドレス(表示では「System」と記載される)と現在の IP アドレスを表示します。ユニットがアクティブの場合、システム IP アドレスと現在の IP アドレスは一致します。ユニットがスタンバイの場合、現在の IP アドレスにはスタンバイ アドレスが表示されます。
例
次に、 show ip address コマンドの出力例を示します。
hostname# show ip address
Interface Name IP address Subnet mask Method
GigabitEthernet0/0 mgmt 10.7.12.100 255.255.255.0 CONFIG
GigabitEthernet0/1 inside 10.1.1.100 255.255.255.0 CONFIG
GigabitEthernet0/2.40 outside 209.165.201.2 255.255.255.224 DHCP
GigabitEthernet0/3 dmz 209.165.200.225 255.255.255.224 manual
Interface Name IP address Subnet mask Method
GigabitEthernet0/0 mgmt 10.7.12.100 255.255.255.0 CONFIG
GigabitEthernet0/1 inside 10.1.1.100 255.255.255.0 CONFIG
GigabitEthernet0/2.40 outside 209.165.201.2 255.255.255.224 DHCP
GigabitEthernet0/3 dmz 209.165.200.225 255.255.255.224 manual
表 26-17 に、各フィールドの説明を示します。
表 26-17 show ip address の各フィールド
|
|
Interface |
allocate-interface コマンドを使用して設定した場合の、マルチ コンテキスト モードでのインターフェイス ID またはマッピング名。 |
Name |
nameif コマンドで設定されたインターフェイス名。 |
IP address |
インターフェイスの IP アドレス。 |
Subnet mask |
IP アドレスのサブネット マスク。 |
Method |
インターフェイスが IP アドレスを受信した方法。値は次のとおりです。 • unset:IP アドレスは設定されていません。 • manual:実行コンフィギュレーションを設定しました。 • CONFIG:スタートアップ コンフィギュレーションからロードしました。 • DHCP:DHCP サーバから受信しました。 |
関連コマンド
|
|
allocate-interface |
インターフェイスおよびサブインターフェイスをセキュリティ コンテキストに割り当てます。 |
interface |
インターフェイスを設定し、インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。 |
nameif |
インターフェイス名を設定します。 |
show interface |
インターフェイスの実行時ステータスと統計情報を表示します。 |
show interface ip brief |
インターフェイスの IP アドレスとステータスを表示します。 |
show ip address dhcp
インターフェイスに対する DHCP リースまたはサーバに関する詳細情報を表示するには、特権 EXEC モードで show ip address dhcp コマンドを使用します。
show ip address { physical_interface [ . subinterface ] | mapped_name | interface_name } dhcp { lease | server }
構文の説明
interface_name |
nameif コマンドを使用して設定されたインターフェイス名を指定します。 |
lease |
DHCP リースに関する情報を表示します。 |
mapped_name |
マルチ コンテキスト モードで、マッピング名を allocate-interface コマンドを使用して割り当てた場合、その名前を指定します。 |
physical_interface |
gigabit ernet0/1 などのインターフェイス ID を指定します。有効値については、 interface コマンドを参照してください。 |
server |
DHCP サーバに関する情報を表示します。 |
subinterface |
論理サブインターフェイスを示す 1 ~ 4294967293 の整数を指定します。 |
コマンド モード
次の表に、コマンドを入力できるモードを示します。
コマンド履歴
|
|
7.0(1) |
このコマンドは、新しいサーバ機能に対応するように lease および server キーワードが追加されました。 |
7.2(1) |
このコマンドでは、VLAN インターフェイス、およびトランスペアレント モードでの管理 0/0 インターフェイスまたはサブインターフェイスのサポートが追加されました。 |
使用上のガイドライン
出力表示の詳細については、「例」を参照してください。
例
次に、 show ip address dhcp lease コマンドの出力例を示します。
hostname# show ip address outside dhcp lease
Temp IP Addr:209.165.201.57 for peer on interface:outside
Temp sub net mask:255.255.255.224
DHCP Lease server:209.165.200.225, state:3 Bound
DHCP Transaction id:0x4123
Lease:259200 secs, Renewal:129600 secs, Rebind:226800 secs
Temp default-gateway addr:209.165.201.1
Temp ip static route0: dest 10.9.0.0 router 10.7.12.255
Next timer fires after:111797 secs
Retry count:0, Client-ID:cisco-0000.0000.0000-outside
Proxy: TRUE Proxy Network: 10.1.1.1
表 26-18 に、各フィールドの説明を示します。
表 26-18 show ip address dhcp lease の各フィールド
|
|
Temp IP Addr |
インターフェイスに割り当てられている IP アドレス。 |
Temp sub net mask |
インターフェイスに割り当てられているサブネット マスク。 |
DHCP Lease server |
DHCP サーバ アドレス。 |
state |
DHCP リースの状態で、次のとおりです。 • [Initial]:初期化状態で、セキュリティ アプライアンスがリースを取得するプロセスを開始します。この状態は、リースが終了したか、リースのネゴシエーションに失敗したときにも表示されます。 • [Selecting]:セキュリティ アプライアンスは 1 つ以上の DHCP サーバから DHCPOFFER メッセージを受信することを待機しており、メッセージを選択できます。 • [Requesting]:セキュリティ アプライアンスは、要求を送信した送信先サーバからの応答を待機しています。 • Purging:クライアントが IP アドレスを解放したか、他のエラーが発生したため、セキュリティ アプライアンスはリースを削除します。 • [Bound]:セキュリティ アプライアンスは有効なリースを保持し、正常に動作しています。 • [Renewing]:セキュリティ アプライアンスはリースを更新しようとしています。DHCPREQUEST メッセージを現在の DHCP サーバに定期的に送信し、応答を待機します。 • [Rebinding]:セキュリティ アプライアンスは元のサーバのリースを更新することに失敗したため、いずれかのサーバから応答を受け取るかリースが終了するまで DHCPREQUEST メッセージを送信します。 • [Holddown]:セキュリティ アプライアンスはリースを削除するプロセスを開始しました。 • [Releasing]:セキュリティ アプライアンスは IP アドレスが不要になったことを示すリリース メッセージをサーバに送信します。 |
DHCP transaction id |
クライアントによって選択され、要求メッセージを関連付けるためにクライアントとサーバによって使用される乱数。 |
Lease |
DHCP サーバによって指定される、インターフェイスがこの IP アドレスを使用できる時間の長さ。 |
Renewal |
インターフェイスがこのリースを自動的に更新しようとするまでの時間の長さ。 |
Rebind |
セキュリティ アプライアンスが DHCP サーバに再バインドしようとするまでの時間の長さ。再バインドが発生するのは、セキュリティ アプライアンスが元の DHCP サーバと通信できず、リース期間の 87.5% を経過した場合です。セキュリティ アプライアンスは、DHCP 要求をブロードキャストすることによって、使用可能な任意の DHCP サーバに接続を試みます。 |
Temp default-gateway addr |
DHCP サーバによって指定されるデフォルト ゲートウェイ アドレス。 |
Temp ip static route0 |
デフォルト スタティック ルート。 |
Next timer fires after |
内部タイマーがトリガーするまでの秒数。 |
Retry count |
セキュリティ アプライアンスがリースを設定しようとしているとき、このフィールドは、セキュリティ アプライアンスが DHCP メッセージの送信を試行した回数を示します。たとえば、セキュリティ アプライアンスが Selecting 状態の場合、この値はセキュリティ アプライアンスが探索メッセージを送信した回数を示します。セキュリティ アプライアンスが Requesting 状態の場合、この値はセキュリティ アプライアンスが要求メッセージを送信した回数を示します。 |
Client-ID |
サーバとのすべての通信に使用したクライアント ID。 |
Proxy |
このインターフェイスが VPN クライアント用のプロキシ DHCP クライアントかどうかを True または False で指定します。 |
Proxy Network |
要求されたネットワーク。 |
Hostname |
クライアントのホスト名。 |
次に、 show ip address dhcp server コマンドの出力例を示します。
hostname# show ip address outside dhcp server
DHCP server: ANY (255.255.255.255)
Offers: 0 Requests: 0 Acks: 0 Naks: 0
Declines: 0 Releases: 0 Bad: 0
Offers: 1 Requests: 17 Acks: 17 Naks: 0
Declines: 0 Releases: 0 Bad: 0
DNS0: 171.69.161.23, DNS1: 171.69.161.24
WINS0: 172.69.161.23, WINS1: 172.69.161.23
Subnet: 255.255.0.0 DNS Domain: cisco.com
表 26-19 に、各フィールドの説明を示します。
表 26-19 show ip address dhcp server の各フィールド
|
|
DHCP server |
このインターフェイスがリースを取得した DHCP サーバ アドレス。最上位エントリ(「ANY」)はデフォルト サーバで常に存在します。 |
Leases |
サーバから取得したリースの数。インターフェイスの場合、リースの数は一般的に 1 です。VPN 用のプロキシを実行中のインターフェイスに対してサーバがアドレスを提供している場合、リースは複数となります。 |
Offers |
サーバからのオファーの数。 |
Requests |
サーバに送信された要求の数。 |
Acks |
サーバから受信した確認応答の数。 |
Naks |
サーバから受信した否定応答の数。 |
Declines |
サーバから受信した拒否の数。 |
Releases |
サーバに送信されたリリースの数。 |
Bad |
サーバから受信した不良パケットの数。 |
DNS0 |
DHCP サーバから取得したプライマリ DNS サーバ アドレス。 |
DNS1 |
DHCP サーバから取得したセカンダリ DNS サーバ アドレス。 |
WINS0 |
DHCP サーバから取得したプライマリ WINS サーバ アドレス。 |
WINS1 |
DHCP サーバから取得したセカンダリ WINS サーバ アドレス。 |
Subnet |
DHCP サーバから取得したサブネット アドレス。 |
DNS Domain |
DHCP サーバから取得したドメイン。 |
関連コマンド
|
|
interface |
インターフェイスを設定し、インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ip address dhcp |
インターフェイスで DHCP サーバから IP アドレスを取得できるように設定します。 |
nameif |
インターフェイス名を設定します。 |
show interface ip brief |
インターフェイスの IP アドレスとステータスを表示します。 |
show ip address |
インターフェイスの IP アドレスを表示します。 |
show ip address pppoe
PPPoE 接続に関する詳細情報を表示するには、特権 EXEC モードで show ip address pppoe コマンドを使用します。
show ip address { physical_interface [ . subinterface ] | mapped_name | interface_name | vlan number } pppoe
構文の説明
interface_name |
nameif コマンドを使用して設定されたインターフェイス名を指定します。 |
mapped_name |
マルチ コンテキスト モードで、マッピング名を allocate-interface コマンドを使用して割り当てた場合、その名前を指定します。 |
physical_interface |
gigabit ernet0/1 などのインターフェイス ID を指定します。有効値については、 interface コマンドを参照してください。 |
subinterface |
論理サブインターフェイスを示す 1 ~ 4294967293 の整数を指定します。 |
vlan number |
(任意)ASA 5505 適応型セキュリティ アプライアンスなど、組み込みスイッチのあるモデルでは、VLAN インターフェイスを指定します。 |
コマンド モード
次の表に、コマンドを入力できるモードを示します。
使用上のガイドライン
出力表示の詳細については、「例」を参照してください。
例
次に、 show ip address pppoe コマンドの出力例を示します。
hostname# show ip address outside pppoe
関連コマンド
|
|
interface |
インターフェイスを設定し、インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ip address ppoe |
PPPoE サーバから IP アドレスを取得するようにインターフェイスを設定します。 |
nameif |
インターフェイス名を設定します。 |
show interface ip brief |
インターフェイスの IP アドレスとステータスを表示します。 |
show ip address |
インターフェイスの IP アドレスを表示します。 |
show ip audit count
監査ポリシーをインターフェイスに適用するときシグニチャの一致数を表示するには、特権 EXEC モードで show ip audit count コマンドを使用します。
show ip audit count [ global | interface interface_name ]
構文の説明
global |
(デフォルト)すべてのインターフェイスについての一致数を表示します。 |
interface interface_name |
(任意)指定したインターフェイスについての一致数を表示します。 |
デフォルト
キーワードを指定しない場合、このコマンドは、すべてのインターフェイスについての一致数を表示します( global )。
コマンド モード
次の表に、コマンドを入力できるモードを示します。
使用上のガイドライン
監査ポリシーを作成するには、 ip audit name コマンドを使用します。ポリシーを適用するには、 ip audit interface コマンドを使用します。
例
次に、 show ip audit count コマンドの出力例を示します。
hostname# show ip audit count
1000 I Bad IP Options List 0
1001 I Record Packet Route 0
1003 I Provide s,c,h,tcc 0
1004 I Loose Source Route 0
1006 I Strict Source Route 0
1100 A IP Fragment Attack 0
1102 A Impossible IP Packet 0
2001 I ICMP Unreachable 0
2002 I ICMP Source Quench 0
2004 I ICMP Echo Request 10
2005 I ICMP Time Exceed 0
2006 I ICMP Parameter Problem 0
2007 I ICMP Time Request 0
2009 I ICMP Info Request 0
2011 I ICMP Address Mask Request 0
2012 I ICMP Address Mask Reply 0
3041 A TCP SYN & FIN Flags Only 0
3042 A TCP FIN Flag Only 0
3153 A FTP Improper Address 0
3154 A FTP Improper Port 0
6052 I DNS Zone Xfer High Port 0
6100 I RPC Port Registration 0
6101 I RPC Port Unregistration 0
6150 I ypserv Portmap Request 0
6151 I ypbind Portmap Request 0
6152 I yppasswdd Portmap Request 0
6153 I ypupdated Portmap Request 0
6154 I ypxfrd Portmap Request 0
6155 I mountd Portmap Request 0
6175 I rexd Portmap Request 0
6190 A statd Buffer Overflow 0
IP AUDIT INTERFACE COUNTERS: inside
関連コマンド
|
|
clear ip audit count |
監査ポリシーのシグニチャ一致カウントをクリアします。 |
ip audit interface |
監査ポリシーをインターフェイスに割り当てます。 |
ip audit name |
パケットが攻撃シグニチャまたは情報シグニチャに一致した場合に実行するアクションを指定する、名前付き監査ポリシーを作成します。 |
show running-config ip audit attack |
ip audit attack コマンドのコンフィギュレーションを表示します。 |
show ip verify statistics
ユニキャスト RPF 機能が原因でドロップしたパケットの数を表示するには、特権 EXEC モードで show ip verify statistics コマンドを使用します。ユニキャスト RPF をイネーブルにするには、 ip verify reverse-path コマンドを使用します。
show ip verify statistics [interface interface_name ]
構文の説明
interface interface_name |
(任意)指定したインターフェイスの統計情報を表示します。 |
デフォルト
このコマンドは、すべてのインターフェイスの統計情報を表示します。
コマンド モード
次の表に、コマンドを入力できるモードを示します。
例
次に、 show ip verify statistics コマンドの出力例を示します。
hostname# show ip verify statistics
interface outside: 2 unicast rpf drops
interface inside: 1 unicast rpf drops
interface intf2: 3 unicast rpf drops
関連コマンド
|
|
clear configure ip verify reverse-path |
ip verify reverse-path コンフィギュレーションをクリアします。 |
clear ip verify statistics |
ユニキャスト RPF の統計情報をクリアします。 |
ip verify reverse-path |
IP スプーフィングを防ぐユニキャスト リバース パス転送機能をイネーブルにします。 |
show running-config ip verify reverse-path |
ip verify reverse-path コンフィギュレーションを表示します。 |
show ips
AIP SSM で設定されている使用可能な IPS 仮想センサーをすべて表示するには、特権 EXEC モードで show ips コマンドを使用します。
show ips [ detail ]
構文の説明
detail |
(任意)センサーの ID 番号と名前を表示します。 |
コマンド モード
次の表に、コマンドを入力できるモードを示します。
使用上のガイドライン
マルチ コンテキスト モードでは、このコマンドは、システム実行スペースで入力するとすべての仮想センサーを表示しますが、コンテキスト実行スペース内ではコンテキストに割り当てられた仮想センサーのみ表示します。仮想センサーをコンテキストに割り当てることについては、 allocate-ips コマンドを参照してください。
仮想センサーは IPS バージョン 6.0 以降で使用できます。
例
次に、 show ips コマンドの出力例を示します。
次に、 show ips detail コマンドの出力例を示します。
hostname# show ips detail
関連コマンド
|
|
allocate-ips |
セキュリティ コンテキストに仮想センサーを割り当てます。 |
ips |
トラフィックを AIP SSM に迂回させます。 |
show ipsec sa
IPSec SA のリストを表示するには、グローバル コンフィギュレーション モードまたは特権 EXEC モードで show ipsec sa コマンドを使用します。また、このコマンドの代替形式の show crypto ipsec sa も使用できます。
show ipsec sa [ entry | identity | map map-name | peer peer-addr ] [ detail ]
構文の説明
detail |
(任意)表示されているものに対する詳細なエラー情報を表示します。 |
entry |
(任意)IPSec SA をピア アドレスの順に表示します。 |
identity |
(任意)IPSec SA を ID の順に表示します。ESP は含まれません。これは簡略化された形式です。 |
map map-name |
(任意)指定されたクリプト マップの IPSec SA を表示します。 |
peer peer-addr |
(任意)指定されたピア IP アドレスの IPSec SA を表示します。 |
コマンド モード
次の表に、コマンドを入力できるモードを示します。
|
|
|
|
|
|
|
|
|
グローバル コンフィギュレーション |
• |
• |
• |
-- |
-- |
特権 EXEC |
• |
• |
• |
-- |
-- |
例
次の例をグローバル コンフィギュレーション モードで入力すると、IPSec SA が表示されます。
hostname(config)# show ipsec sa
Crypto map tag: def, local addr: 10.132.0.17
local ident (addr/mask/prot/port): (0.0.0.0/0.0.0.0/0/0)
remote ident (addr/mask/prot/port): (172.20.0.21/255.255.255.255/0/0)
current_peer: 172.20.0.21
dynamic allocated peer ip: 10.135.1.5
#pkts encaps: 0, #pkts encrypt: 0, #pkts digest: 0
#pkts decaps: 1145, #pkts decrypt: 1145, #pkts verify: 1145
#pkts compressed: 0, #pkts decompressed: 0
#pkts not compressed: 0, #pkts comp failed: 0, #pkts decomp failed: 0
#pre-frag successes: 2, #pre-frag failures: 1, #fragments created: 10
#PMTUs sent: 5, #PMTUs rcvd: 2, #decapstulated frags needing reassembly: 1
#send errors: 0, #recv errors: 0
local crypto endpt.: 10.132.0.17, remote crypto endpt.: 172.20.0.21
path mtu 1500, ipsec overhead 60, media mtu 1500
current outbound spi: DC15BF68
spi: 0x1E8246FC (511854332)
transform: esp-3des esp-md5-hmac
in use settings ={RA, Tunnel, }
slot: 0, conn_id: 3, crypto-map: def
sa timing: remaining key lifetime (sec): 548
replay detection support: Y
spi: 0xDC15BF68 (3692412776)
transform: esp-3des esp-md5-hmac
in use settings ={RA, Tunnel, }
slot: 0, conn_id: 3, crypto-map: def
sa timing: remaining key lifetime (sec): 548
replay detection support: Y
Crypto map tag: def, local addr: 10.132.0.17
local ident (addr/mask/prot/port): (0.0.0.0/0.0.0.0/0/0)
(注) IPSec SA ポリシーに、フラグメンテーションは IPSec 処理の前に発生すると明記されている場合、フラグメンテーション統計情報は、フラグメンテーション前の統計情報です。SA ポリシーで、フラグメンテーションは IPSec 処理の後に発生すると明記されている場合、フラグメンテーション後の統計情報が表示されます。
次の例をグローバル コンフィギュレーション モードで入力すると、def という名前のクリプト マップの IPSec SA が表示されます。
hostname(config)# show ipsec sa map def
Crypto map tag: def, local addr: 172.20.0.17
local ident (addr/mask/prot/port): (0.0.0.0/0.0.0.0/0/0)
remote ident (addr/mask/prot/port): (10.132.0.21/255.255.255.255/0/0)
current_peer: 10.132.0.21
dynamic allocated peer ip: 90.135.1.5
#pkts encaps: 0, #pkts encrypt: 0, #pkts digest: 0
#pkts decaps: 1146, #pkts decrypt: 1146, #pkts verify: 1146
#pkts compressed: 0, #pkts decompressed: 0
#pkts not compressed: 0, #pkts comp failed: 0, #pkts decomp failed: 0
#send errors: 0, #recv errors: 0
local crypto endpt.: 172.20.0.17, remote crypto endpt.: 10.132.0.21
path mtu 1500, ipsec overhead 60, media mtu 1500
current outbound spi: DC15BF68
spi: 0x1E8246FC (511854332)
transform: esp-3des esp-md5-hmac
in use settings ={RA, Tunnel, }
slot: 0, conn_id: 3, crypto-map: def
sa timing: remaining key lifetime (sec): 480
replay detection support: Y
spi: 0xDC15BF68 (3692412776)
transform: esp-3des esp-md5-hmac
in use settings ={RA, Tunnel, }
slot: 0, conn_id: 3, crypto-map: def
sa timing: remaining key lifetime (sec): 480
replay detection support: Y
Crypto map tag: def, local addr: 172.20.0.17
local ident (addr/mask/prot/port): (0.0.0.0/0.0.0.0/0/0)
remote ident (addr/mask/prot/port): (192.168.132.0/255.255.255.0/0/0)
dynamic allocated peer ip: 0.0.0.0
#pkts encaps: 73672, #pkts encrypt: 73672, #pkts digest: 73672
#pkts decaps: 78824, #pkts decrypt: 78824, #pkts verify: 78824
#pkts compressed: 0, #pkts decompressed: 0
#pkts not compressed: 73672, #pkts comp failed: 0, #pkts decomp failed: 0
#send errors: 0, #recv errors: 0
local crypto endpt.: 172.20.0.17, remote crypto endpt.: 10.135.1.8
path mtu 1500, ipsec overhead 60, media mtu 1500
current outbound spi: 3B6F6A35
spi: 0xB32CF0BD (3006066877)
transform: esp-3des esp-md5-hmac
in use settings ={RA, Tunnel, }
slot: 0, conn_id: 4, crypto-map: def
sa timing: remaining key lifetime (sec): 263
replay detection support: Y
spi: 0x3B6F6A35 (997157429)
transform: esp-3des esp-md5-hmac
in use settings ={RA, Tunnel, }
slot: 0, conn_id: 4, crypto-map: def
sa timing: remaining key lifetime (sec): 263
replay detection support: Y
次の例をグローバル コンフィギュレーション モードで入力すると、キーワード entry に対する IPSec SA が表示されます。
hostname(config)# show ipsec sa entry
peer address: 10.132.0.21
Crypto map tag: def, local addr: 172.20.0.17
local ident (addr/mask/prot/port): (0.0.0.0/0.0.0.0/0/0)
remote ident (addr/mask/prot/port): (10.132.0.21/255.255.255.255/0/0)
current_peer: 10.132.0.21
dynamic allocated peer ip: 90.135.1.5
#pkts encaps: 0, #pkts encrypt: 0, #pkts digest: 0
#pkts decaps: 1147, #pkts decrypt: 1147, #pkts verify: 1147
#pkts compressed: 0, #pkts decompressed: 0
#pkts not compressed: 0, #pkts comp failed: 0, #pkts decomp failed: 0
#send errors: 0, #recv errors: 0
local crypto endpt.: 172.20.0.17, remote crypto endpt.: 10.132.0.21
path mtu 1500, ipsec overhead 60, media mtu 1500
current outbound spi: DC15BF68
spi: 0x1E8246FC (511854332)
transform: esp-3des esp-md5-hmac
in use settings ={RA, Tunnel, }
slot: 0, conn_id: 3, crypto-map: def
sa timing: remaining key lifetime (sec): 429
replay detection support: Y
spi: 0xDC15BF68 (3692412776)
transform: esp-3des esp-md5-hmac
in use settings ={RA, Tunnel, }
slot: 0, conn_id: 3, crypto-map: def
sa timing: remaining key lifetime (sec): 429
replay detection support: Y
Crypto map tag: def, local addr: 172.20.0.17
local ident (addr/mask/prot/port): (0.0.0.0/0.0.0.0/0/0)
remote ident (addr/mask/prot/port): (192.168.132.0/255.255.255.0/0/0)
dynamic allocated peer ip: 0.0.0.0
#pkts encaps: 73723, #pkts encrypt: 73723, #pkts digest: 73723
#pkts decaps: 78878, #pkts decrypt: 78878, #pkts verify: 78878
#pkts compressed: 0, #pkts decompressed: 0
#pkts not compressed: 73723, #pkts comp failed: 0, #pkts decomp failed: 0
#send errors: 0, #recv errors: 0
local crypto endpt.: 172.20.0.17, remote crypto endpt.: 10.135.1.8
path mtu 1500, ipsec overhead 60, media mtu 1500
current outbound spi: 3B6F6A35
spi: 0xB32CF0BD (3006066877)
transform: esp-3des esp-md5-hmac
in use settings ={RA, Tunnel, }
slot: 0, conn_id: 4, crypto-map: def
sa timing: remaining key lifetime (sec): 212
replay detection support: Y
spi: 0x3B6F6A35 (997157429)
transform: esp-3des esp-md5-hmac
in use settings ={RA, Tunnel, }
slot: 0, conn_id: 4, crypto-map: def
sa timing: remaining key lifetime (sec): 212
replay detection support: Y
次の例をグローバル コンフィギュレーション モードで入力すると、キーワード entry detail を使って、IPSec SA が表示されます。
hostname(config)# show ipsec sa entry detail
peer address: 10.132.0.21
Crypto map tag: def, local addr: 172.20.0.17
local ident (addr/mask/prot/port): (0.0.0.0/0.0.0.0/0/0)
remote ident (addr/mask/prot/port): (10.132.0.21/255.255.255.255/0/0)
current_peer: 10.132.0.21
dynamic allocated peer ip: 90.135.1.5
#pkts encaps: 0, #pkts encrypt: 0, #pkts digest: 0
#pkts decaps: 1148, #pkts decrypt: 1148, #pkts verify: 1148
#pkts compressed: 0, #pkts decompressed: 0
#pkts not compressed: 0, #pkts comp failed: 0, #pkts decomp failed: 0
#pkts no sa (send): 0, #pkts invalid sa (rcv): 0
#pkts encaps failed (send): 0, #pkts decaps failed (rcv): 0
#pkts invalid prot (rcv): 0, #pkts verify failed: 0
#pkts invalid identity (rcv): 0, #pkts invalid len (rcv): 0
#pkts replay rollover (send): 0, #pkts replay rollover (rcv): 0
#pkts replay failed (rcv): 0
#pkts internal err (send): 0, #pkts internal err (rcv): 0
local crypto endpt.: 172.20.0.17, remote crypto endpt.: 10.132.0.21
path mtu 1500, ipsec overhead 60, media mtu 1500
current outbound spi: DC15BF68
spi: 0x1E8246FC (511854332)
transform: esp-3des esp-md5-hmac
in use settings ={RA, Tunnel, }
slot: 0, conn_id: 3, crypto-map: def
sa timing: remaining key lifetime (sec): 322
replay detection support: Y
spi: 0xDC15BF68 (3692412776)
transform: esp-3des esp-md5-hmac
in use settings ={RA, Tunnel, }
slot: 0, conn_id: 3, crypto-map: def
sa timing: remaining key lifetime (sec): 322
replay detection support: Y
Crypto map tag: def, local addr: 172.20.0.17
local ident (addr/mask/prot/port): (0.0.0.0/0.0.0.0/0/0)
remote ident (addr/mask/prot/port): (192.168.132.0/255.255.255.0/0/0)
dynamic allocated peer ip: 0.0.0.0
#pkts encaps: 73831, #pkts encrypt: 73831, #pkts digest: 73831
#pkts decaps: 78989, #pkts decrypt: 78989, #pkts verify: 78989
#pkts compressed: 0, #pkts decompressed: 0
#pkts not compressed: 73831, #pkts comp failed: 0, #pkts decomp failed: 0
#pkts no sa (send): 0, #pkts invalid sa (rcv): 0
#pkts encaps failed (send): 0, #pkts decaps failed (rcv): 0
#pkts invalid prot (rcv): 0, #pkts verify failed: 0
#pkts invalid identity (rcv): 0, #pkts invalid len (rcv): 0
#pkts replay rollover (send): 0, #pkts replay rollover (rcv): 0
#pkts replay failed (rcv): 0
#pkts internal err (send): 0, #pkts internal err (rcv): 0
local crypto endpt.: 172.20.0.17, remote crypto endpt.: 10.135.1.8
path mtu 1500, ipsec overhead 60, media mtu 1500
current outbound spi: 3B6F6A35
spi: 0xB32CF0BD (3006066877)
transform: esp-3des esp-md5-hmac
in use settings ={RA, Tunnel, }
slot: 0, conn_id: 4, crypto-map: def
sa timing: remaining key lifetime (sec): 104
replay detection support: Y
spi: 0x3B6F6A35 (997157429)
transform: esp-3des esp-md5-hmac
in use settings ={RA, Tunnel, }
slot: 0, conn_id: 4, crypto-map: def
sa timing: remaining key lifetime (sec): 104
replay detection support: Y
次に、キーワード identity を使った IPSec SA の例を示します。
hostname(config)# show ipsec sa identity
Crypto map tag: def, local addr: 172.20.0.17
local ident (addr/mask/prot/port): (0.0.0.0/0.0.0.0/0/0)
remote ident (addr/mask/prot/port): (10.132.0.21/255.255.255.255/0/0)
current_peer: 10.132.0.21
dynamic allocated peer ip: 90.135.1.5
#pkts encaps: 0, #pkts encrypt: 0, #pkts digest: 0
#pkts decaps: 1147, #pkts decrypt: 1147, #pkts verify: 1147
#pkts compressed: 0, #pkts decompressed: 0
#pkts not compressed: 0, #pkts comp failed: 0, #pkts decomp failed: 0
#send errors: 0, #recv errors: 0
local crypto endpt.: 172.20.0.17, remote crypto endpt.: 10.132.0.21
path mtu 1500, ipsec overhead 60, media mtu 1500
current outbound spi: DC15BF68
Crypto map tag: def, local addr: 172.20.0.17
local ident (addr/mask/prot/port): (0.0.0.0/0.0.0.0/0/0)
remote ident (addr/mask/prot/port): (192.168.132.0/255.255.255.0/0/0)
dynamic allocated peer ip: 0.0.0.0
#pkts encaps: 73756, #pkts encrypt: 73756, #pkts digest: 73756
#pkts decaps: 78911, #pkts decrypt: 78911, #pkts verify: 78911
#pkts compressed: 0, #pkts decompressed: 0
#pkts not compressed: 73756, #pkts comp failed: 0, #pkts decomp failed: 0
#send errors: 0, #recv errors: 0
local crypto endpt.: 172.20.0.17, remote crypto endpt.: 10.135.1.8
path mtu 1500, ipsec overhead 60, media mtu 1500
current outbound spi: 3B6F6A35
次に、キーワード identity および detail を使った IPSec SA の例を示します。
hostname(config)# show ipsec sa identity detail
Crypto map tag: def, local addr: 172.20.0.17
local ident (addr/mask/prot/port): (0.0.0.0/0.0.0.0/0/0)
remote ident (addr/mask/prot/port): (10.132.0.21/255.255.255.255/0/0)
current_peer: 10.132.0.21
dynamic allocated peer ip: 90.135.1.5
#pkts encaps: 0, #pkts encrypt: 0, #pkts digest: 0
#pkts decaps: 1147, #pkts decrypt: 1147, #pkts verify: 1147
#pkts compressed: 0, #pkts decompressed: 0
#pkts not compressed: 0, #pkts comp failed: 0, #pkts decomp failed: 0
#pkts no sa (send): 0, #pkts invalid sa (rcv): 0
#pkts encaps failed (send): 0, #pkts decaps failed (rcv): 0
#pkts invalid prot (rcv): 0, #pkts verify failed: 0
#pkts invalid identity (rcv): 0, #pkts invalid len (rcv): 0
#pkts replay rollover (send): 0, #pkts replay rollover (rcv): 0
#pkts replay failed (rcv): 0
#pkts internal err (send): 0, #pkts internal err (rcv): 0
local crypto endpt.: 172.20.0.17, remote crypto endpt.: 10.132.0.21
path mtu 1500, ipsec overhead 60, media mtu 1500
current outbound spi: DC15BF68
Crypto map tag: def, local addr: 172.20.0.17
local ident (addr/mask/prot/port): (0.0.0.0/0.0.0.0/0/0)
remote ident (addr/mask/prot/port): (192.168.132.0/255.255.255.0/0/0)
dynamic allocated peer ip: 0.0.0.0
#pkts encaps: 73771, #pkts encrypt: 73771, #pkts digest: 73771
#pkts decaps: 78926, #pkts decrypt: 78926, #pkts verify: 78926
#pkts compressed: 0, #pkts decompressed: 0
#pkts not compressed: 73771, #pkts comp failed: 0, #pkts decomp failed: 0
#pkts no sa (send): 0, #pkts invalid sa (rcv): 0
#pkts encaps failed (send): 0, #pkts decaps failed (rcv): 0
#pkts invalid prot (rcv): 0, #pkts verify failed: 0
#pkts invalid identity (rcv): 0, #pkts invalid len (rcv): 0
#pkts replay rollover (send): 0, #pkts replay rollover (rcv): 0
#pkts replay failed (rcv): 0
#pkts internal err (send): 0, #pkts internal err (rcv): 0
local crypto endpt.: 172.20.0.17, remote crypto endpt.: 10.135.1.8
path mtu 1500, ipsec overhead 60, media mtu 1500
current outbound spi: 3B6F6A35
関連コマンド
|
|
clear configure isakmp |
すべての ISAKMP コンフィギュレーションをクリアします。 |
clear configure isakmp policy |
すべての ISAKMP ポリシー コンフィギュレーションをクリアします。 |
clear isakmp sa |
IKE ランタイム SA データベースをクリアします。 |
isakmp enable |
IPSec ピアがセキュリティ アプライアンスと通信するインターフェイス上の ISAKMP ネゴシエーションをイネーブルにします。 |
show running-config isakmp |
アクティブな ISAKMP コンフィギュレーションをすべて表示します。 |
show ipsec sa summary
IPSec SA の要約を表示するには、グローバル コンフィギュレーション モードまたは特権 EXEC モードで show ipsec sa summary コマンドを使用します。
show ipsec sa summary
構文の説明
このコマンドには、引数または変数はありません。
コマンド モード
次の表に、コマンドを入力できるモードを示します。
|
|
|
|
|
|
|
|
|
グローバル コンフィギュレーション |
• |
• |
• |
-- |
-- |
特権 EXEC |
• |
• |
• |
-- |
-- |
例
次に、IPSec SA の要約を次の接続タイプ別に表示する例を示します(グローバル コンフィギュレーション モードで入力)。
• IPSec
• IPSec over UDP
• IPSec over NAT-T
• IPSec over TCP
• IPSec VPN ロード バランシング
hostname(config)# show ipsec sa summary
Current IPSec SA's: Peak IPSec SA's:
IPSec : 2 Peak Concurrent SA : 14
IPSec over UDP : 2 Peak Concurrent L2L : 0
IPSec over NAT-T : 4 Peak Concurrent RA : 14
関連コマンド
|
|
clear ipsec sa |
IPSec SA を完全に削除するか、特定のパラメータに基づいて削除します。 |
show ipsec sa |
IPSec SA のリストを表示します。 |
show ipsec stats |
IPSec 統計情報のリストを表示します。 |
show ipsec stats
IPSec 統計情報のリストを表示するには、グローバル コンフィギュレーション モードまたは特権 EXEC モードで show ipsec stats コマンドを使用します。
show ipsec stats
構文の説明
このコマンドには、キーワードや変数はありません。
コマンド モード
次の表に、コマンドを入力できるモードを示します。
|
|
|
|
|
|
|
|
|
グローバル コンフィギュレーション |
• |
• |
• |
-- |
-- |
特権 EXEC |
• |
• |
• |
-- |
-- |
使用上のガイドライン
次に、出力エントリが示す内容について説明した表を示します。
|
|
IPsec Global Statistics |
このセクションは、セキュリティ アプライアンスがサポートする IPsec トンネルの総数に関係します。 |
Active tunnels |
現在接続されている IPsec トンネルの数。 |
Previous tunnels |
接続されたことがある IPsec トンネルの数(アクティブなトンネルを含む)。 |
Inbound |
このセクションは、IPsec トンネルを介して受信した着信暗号トラフィックに関係します。 |
Bytes |
受信した暗号トラフィックのバイト数。 |
Decompressed bytes |
圧縮解除が実行された後に受信された暗号トラフィックのバイト数(該当する場合)。圧縮がイネーブルでない場合、このカウンタは常に上記のカウンタと等しくなるはずです。 |
Packets |
受信された IPsec 暗号化パケットの数。 |
Dropped packets |
受信されたがエラーのためドロップされた IPsec 暗号化パケットの数。 |
Replay failures |
受信された IPsec 暗号化パケットについて検出されたアンチリプレイの失敗数。 |
Authentications |
受信された IPsec 暗号化パケットについて実行された認証の成功数。 |
Authentication failures |
受信された IPsec 暗号化パケットについて検出された認証の失敗数。 |
Decryptions |
受信された IPsec 暗号化パケットについて実行された復号化の成功数。 |
Decryption failures |
受信された IPsec 暗号化パケットについて検出された復号の失敗数。 |
Decapsulated fragments needing reassembly |
再構築が必要な IP フラグメントを含む復号 IPSec パケットの数。 |
Outbound |
このセクションは、IPsec トラフィックを介して送信される発信クリアテキスト トラフィックに関係します。 |
Bytes |
IPsec トンネルを介して暗号化および送信されるクリアテキスト トラフィックのバイト数。 |
Uncompressed bytes |
IPsec トンネルを介して暗号化および送信される圧縮解除されたクリアテキスト トラフィックのバイト数。圧縮がイネーブルでない場合、このカウンタは常に上記のカウンタと等しくなるはずです。 |
Packets |
IPsec トンネルを介して暗号化および送信されるクリアテキスト パケットの数。 |
Dropped packets |
IPsec トンネルを介して暗号化および送信されるが、エラーが原因でドロップされたクリアテキスト パケットの数。 |
Authentications |
IPsec トンネルを介して送信されるパケットについて実行された認証の成功数。 |
Authentication failures |
IPsec トンネルを介して送信されるパケットについて検出された認証の失敗数。 |
Encryptions |
IPsec トンネルを介して送信されるパケットについて実行された暗号化の成功数。 |
Encryption failures |
IPsec トンネルを介して送信されるパケットについて検出された暗号化の失敗数。 |
Fragmentation successes |
発信 IPsec パケットの変換の一部として実行されたフラグメンテーション操作の成功数。 |
Pre-fragmentation successes |
発信 IPsec パケット変換の一部として実行された、成功した事前フラグメンテーション操作の数。事前フラグメンテーションは、クリアテキスト パケットが暗号化され、1 つ以上の IPsec パケットとしてカプセル化される前に行われます。 |
Post-fragmentation successes |
発信 IPsec パケット変換の一部として実行された、成功した事前フラグメンテーション操作の数。事後フラグメンテーションは、クリアテキスト パケットが暗号化され、IPsec パケットとしてカプセル化されることによって複数の IP フラグメントが作成される前に行われます。これらのフラグメントは、復号化前に再構築する必要があります。 |
Fragmentation failures |
発信 IPsec パケットの変換中に発生したフラグメンテーションの失敗数。 |
Pre-fragmentation failures |
発信 IPsec パケットの変換中に発生したプリフラグメンテーションの失敗数。事前フラグメンテーションは、クリアテキスト パケットが暗号化され、1 つ以上の IPsec パケットとしてカプセル化される前に行われます。 |
Post-fragmentation failure |
発信 IPsec パケットの変換中に発生したポストフラグメンテーションの失敗数。事後フラグメンテーションは、クリアテキスト パケットが暗号化され、IPsec パケットとしてカプセル化されることによって複数の IP フラグメントが作成される前に行われます。これらのフラグメントは、復号化前に再構築する必要があります。 |
Fragments created |
IPsec の変換の一部として作成されたフラグメントの数。 |
PMTUs sent |
IPsec システムによって送信されたパス MTU メッセージの数。IPsec は、暗号化後に、IPsec トンネルを介して送信するには大きすぎるパケットを送信している内部ホストに対して PMTU メッセージを送信します。PMTU メッセージは、ホストの MTU を低くして、IPsec トンネルを介して送信するパケットのサイズを小さくすることをホストに求めるメッセージです。 |
PMTUs recvd |
IPsec システムによって受信されたパス MTU メッセージの数。IPsec は、トンネルを介して送信するパケットが大きすぎてネットワーク要素を通過できない場合、ダウンストリームのネットワーク要素からパス MTU メッセージを受信します。パス MTU メッセージを受信すると、IPsec は通常、トンネル MTU を低くします。 |
Protocol failures |
受信した不正な形式の IPsec パケットの数。 |
Missing SA failures |
指定された IPsec セキュリティ アソシエーションが存在しない、要求された IPsec の動作の数。 |
System capacity failures |
IPsec システムの容量が十分でないためデータ レートをサポートできないことが原因で完了できない IPsec の動作の数。 |
例
次の例をグローバル コンフィギュレーション モードで入力すると、IPSec 統計情報が表示されます。
hostname(config)# show ipsec stats
Decompressed bytes: 4933013
Authentication failures: 0
Decapsulated fragments needing reassembly: 0
Uncompressed bytes: 4441740
Authentication failures: 0
Fragmentation successes: 3
Pre-fragmentation successes:2
Post-fragmentation successes: 1
Fragmentation failures: 2
Pre-fragmentation failures:1
Post-fragmentation failures: 1
System capacity failures: 0
関連コマンド
|
|
clear ipsec sa |
指定されたパラメータに基づいて、IPSec SA またはカウンタをクリアします。 |
crypto ipsec transform-set |
トランスフォーム セットを定義します。 |
show ipsec sa |
指定されたパラメータに基づいて IPSec SA を表示します。 |
show ipsec sa summary |
IPSec SA の要約を表示します。 |
show ipv6 access-list
IPv6 アクセス リストを表示するには、特権 EXEC モードで show ipv6 access-list コマンドを使用します。IPv6 アクセス リストは、セキュリティ アプライアンスを通過できる IPv6 トラフィックを決定します。
show ipv6 access-list [ id [ source-ipv6-prefix / prefix-length | any | host source-ipv6-address ]]
構文の説明
any |
(任意)IPv6 プレフィックス ::/0 の省略形。 |
host source-ipv6-address |
(任意)特定のホストの IPv6 アドレス。指定した場合、指定されたホストについてのアクセス ルールのみが表示されます。 |
id |
(任意)アクセス リストの名前。指定した場合、指定されたアクセス リストのみが表示されます。 |
source-ipv6-prefix / prefix-length |
(任意)IPv6 ネットワーク アドレスおよびプレフィックス。指定した場合、指定された IPv6 ネットワークについてのアクセス ルールのみが表示されます。 |
デフォルト
すべての IPv6 アクセス リストを表示します。
コマンド モード
次の表に、コマンドを入力できるモードを示します。
使用上のガイドライン
IPv6 専用である点を除いて、 show ipv6 access-list コマンドの出力は show ip access-list コマンドと類似しています。
例
次に、 show ipv6 access-list コマンドの出力例を示します。inbound、tcptraffic、および outbound という名前の IPv6 アクセス リストが表示されています。
hostname# show ipv6 access-list
permit tcp any any eq bgp reflect tcptraffic (8 matches) sequence 10
permit tcp any any eq telnet reflect tcptraffic (15 matches) sequence 20
permit udp any any reflect udptraffic sequence 30
IPv6 access list tcptraffic (reflexive) (per-user)
permit tcp host 2001:0DB8:1::1 eq bgp host 2001:0DB8:1::2 eq 11000 timeout 300 (time
permit tcp host 2001:0DB8:1::1 eq telnet host 2001:0DB8:1::2 eq 11001 timeout 300
(time left 296) sequence 2
IPv6 access list outbound
関連コマンド
|
|
ipv6 access-list |
IPv6 アクセス リストを作成します。 |
show ipv6 interface
IPv6 用に設定されたインターフェイスのステータスを表示するには、特権 EXEC モードで show ipv6 interface コマンドを使用します。
show ipv6 interface [ brief ] [ if_name [ prefix ]]
構文の説明
brief |
各インターフェイスの IPv6 ステータスおよびコンフィギュレーションの要約を表示します。 |
if_name |
(任意) nameif コマンドで指定された内部または外部のインターフェイス名。指定されたインターフェイスのステータスおよびコンフィギュレーションのみが表示されます。 |
prefix |
(任意)ローカルの IPv6 プレフィックス プールから生成されるプレフィックス。プレフィックスは、IPv6 アドレスのネットワーク部分です。 |
デフォルト
すべての IPv6 インターフェイスを表示します。
コマンド モード
次の表に、コマンドを入力できるモードを示します。
使用上のガイドライン
IPv6 専用である点を除いて、 show ipv6 interface コマンドの出力は show interface コマンドと類似しています。インターフェイスのハードウェアが使用できる場合、インターフェイスは up とマークされます。インターフェイスが双方向通信を提供できる場合、回線プロトコルは up とマークされます。
インターフェイス名が指定されていない場合は、すべての IPv6 インターフェイスの情報が表示されます。インターフェイス名を指定すると、指定されたインターフェイスに関する情報が表示されます。
例
次に、 show ipv6 interface コマンドの出力例を示します。
hostname# show ipv6 interface outside
interface ethernet0 “outside” is up, line protocol is up
IPv6 is enabled, link-local address is 2001:0DB8::/29 [TENTATIVE]
Global unicast address(es):
2000::2, subnet is 2000::/64
Joined group address(es):
ND DAD is enabled, number of DAD attempts: 1
ND reachable time is 30000 milliseconds
ND advertised reachable time is 0 milliseconds
ND advertised retransmit interval is 0 milliseconds
ND router advertisements are sent every 200 seconds
ND router advertisements live for 1800 seconds
次に、 brief キーワードを入力した show ipv6 interface コマンドの出力例を示します。
hostname# show ipv6 interface brief
次に、 show ipv6 interface コマンドの出力例を示します。アドレスからプレフィックスを生成したインターフェイスの特性が表示されています。
hostname# show ipv6 interface inside prefix
IPv6 Prefix Advertisements inside
Codes: A - Address, P - Prefix-Advertisement, O - Pool
U - Per-user prefix, D - Default N - Not advertised, C - Calendar
AD fec0:0:0:a::/64 [LA] Valid lifetime 2592000, preferred lifetime 604800
show ipv6 mld traffic
Multicast Listener Discovery(MLD; マルチキャスト リスナー検出)トラフィック カウンタ情報を表示するには、特権 EXEC モードで show ipv6 mld traffic コマンドを使用します。
show ipv6 mld traffic
構文の説明
このコマンドには、キーワードや変数はありません。
コマンド モード
次の表に、コマンドを入力できるモードを示します。
使用上のガイドライン
show ipv6 mld traffic コマンドを使用すると、予期される数の MLD メッセージが受信および送信されたかどうかをチェックできます。
show ipv6 mld traffic コマンドで提供される情報は次のとおりです。
• Elapsed time since counters cleared :カウンタがクリアされてからの経過時間。
• Valid MLD Packets : 受信および送信された有効な MLD パケットの数。
• Queries :受信および送信された有効なクエリーの数 。
• Reports :受信および送信された有効なレポートの数 。
• Leaves :受信および送信された有効な脱退の数。
• Mtraee packets :受信および送信されたマルチキャスト トレース パケットの数。
• Errors :発生したエラーのタイプと数。
例
次に、 show ipv6 mld traffic コマンドの出力例を示します。
hostname# show ipv6 mld traffic
Elapsed time since counters cleared: 00:01:19
Hop limit is not equal to 1 0
関連コマンド
|
|
clear ipv6 mld traffic |
すべての MLD トラフィック カウンタをリセットします。 |
show ipv6 neighbor
IPv6 ネイバー探索キャッシュ情報を表示するには、特権 EXEC モードで show ipv6 neighbor コマンドを使用します。
show ipv6 neighbor [ if_name | address ]
構文の説明
address |
(任意)指定された IPv6 アドレスについてのみネイバー探索キャッシュ情報を表示します。 |
if_name |
(任意) nameif コマンドで設定する、指定されたインターフェイス名についてのみキャッシュ情報を表示します。 |
コマンド モード
次の表に、コマンドを入力できるモードを示します。
使用上のガイドライン
show ipv6 neighbor コマンドで提供される情報は次のとおりです。
• IPv6 Address : ネイバーまたはインターフェイスの IPv6 アドレス。
• Age : アドレスが到達可能と確認されてからの経過時間(分単位)。ハイフン(-)はスタティック エントリを示します。
• Link-layer Addr : MAC アドレス。アドレスが不明の場合、ハイフン(-)が表示されます。
• State :ネイバー キャッシュ エントリの状態。
(注) 到達可能性検出は IPv6 ネイバー探索キャッシュのスタティック エントリに適用されないため、INCMP(不完全)状態と REACH(到達可能)状態の記述は、ダイナミック キャッシュ エントリとスタティック キャッシュ エントリで異なります。
次に、IPv6 ネイバー探索キャッシュのダイナミック エントリについて表示される可能性のある状態を示します。
– INCMP :(不完全)エントリに対してアドレス解決を実行中です。ネイバー送信要求メッセージがターゲットの送信要求ノード マルチキャスト アドレスに送信されましたが、対応するネイバー アドバタイズメント メッセージが受信されていません。
– REACH :(到達可能)ネイバーへの転送パスが正常に機能していることを示す肯定確認が、直近の ReachableTime ミリ秒以内に受信されました。 REACH 状態になっている間は、パケットが送信されるときにデバイスは特別なアクションを実行しません。
– STALE :転送パスが正常に機能していることを示す最後の肯定確認を受信してから ReachableTime ミリ秒を超える時間が経過しました。 STALE 状態になっている間は、パケットが送信されるまでデバイスはアクションを実行しません。
– DELAY :転送パスが正常に機能していることを示す最後の肯定確認を受信してから ReachableTime ミリ秒を超える時間が経過しました。パケットは直近の DELAY_FIRST_PROBE_TIME 秒以内に送信されました。 DELAY 状態に入ってから、DELAY_FIRST_PROBE_TIME 秒以内に到達可能性確認を受信できない場合は、ネイバー送信要求メッセージが送信され、状態が PROBE に変更されます。
– PROBE :到達可能性確認が受信されるまで、RetransTimer ミリ秒ごとにネイバー送信要求メッセージを再送信して、到達可能性確認をアクティブに要求します。
– ???? :不明な状態。
次に、IPv6 ネイバー探索キャッシュのスタティック エントリについて表示される可能性のある状態を示します。
– INCMP :(不完全)このエントリのインターフェイスはダウンしています。
– REACH :(到達可能)このエントリのインターフェイスは動作しています。
• Interface
アドレスに到達可能であったインターフェイス。
例
次に、インターフェイスを指定して入力した show ipv6 neighbor コマンドの出力例を示します。
hostname# show ipv6 neighbor inside
IPv6 Address Age Link-layer Addr State Interface
2000:0:0:4::2 0 0003.a0d6.141e REACH inside
FE80::203:A0FF:FED6:141E 0 0003.a0d6.141e REACH inside
3001:1::45a - 0002.7d1a.9472 REACH inside
次に、IPv6 アドレスを指定して入力した show ipv6 neighbor コマンドの出力例を示します。
hostname# show ipv6 neighbor 2000:0:0:4::2
IPv6 Address Age Link-layer Addr State Interface
2000:0:0:4::2 0 0003.a0d6.141e REACH inside
関連コマンド
|
|
clear ipv6 neighbors |
スタティック エントリを除く、IPv6 ネイバー探索キャッシュ内のすべてのエントリを削除します。 |
ipv6 neighbor |
IPv6 ネイバー探索キャッシュのスタティック エントリを設定します。 |
show ipv6 route
IPv6 ルーティング テーブルの内容を表示するには、特権 EXEC モードで show ipv6 route コマンドを使用します。
show ipv6 route
構文の説明
このコマンドには引数またはキーワードはありません。
コマンド モード
次の表に、コマンドを入力できるモードを示します。
使用上のガイドライン
IPv6 専用の情報である点を除いて、 show ipv6 route コマンドの出力は、 show route コマンドと類似しています。
次に、IPv6 ルーティング テーブルに表示される情報を示します。
• Codes : ルートを生成したプロトコルを示します。表示される値は次のとおりです。
– C : 接続済み
– L : ローカル
– S : スタティック
– R : RIP 生成
– B : BGP 生成
– I1 : ISIS L1:統合 IS-IS Level 1 生成
– I2 : ISIS L2:統合 IS-IS Level 2 生成
– IA : ISIS エリア間:統合 IS-IS エリア間生成
• fe80::/10 : リモート ネットワークの IPv6 プレフィックスを示します。
• [0/0] : カッコ内の最初の数値は情報ソースのアドミニストレーティブ ディスタンスです。2 番めの数値はルートのメトリックです。
• via :: : リモート ネットワークへの次のルータのアドレスを指定します。
• inside : 指定されたネットワークへの次のルータに到達できるインターフェイスを指定します。
例
次に、 show ipv6 route コマンドの出力例を示します。
hostname# show ipv6 route
IPv6 Routing Table - 7 entries
Codes: C - Connected, L - Local, S - Static, R - RIP, B - BGP
U - Per-user Static route
I1 - ISIS L1, I2 - ISIS L2, IA - ISIS interarea
O - OSPF intra, OI - OSPF inter, OE1 - OSPF ext 1, OE2 - OSPF ext 2
L fec0::a:0:0:a0a:a70/128 [0/0]
L fec0::65:0:0:a0a:6570/128 [0/0]
via fec0::65:0:0:a0a:6575, vlan101
関連コマンド
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|
debug ipv6 route |
IPv6 ルーティング テーブル アップデートおよびルート キャッシュ アップデートのデバッグ メッセージを表示します。 |
ipv6 route |
IPv6 ルーティング テーブルにスタティック エントリを追加します。 |
show ipv6 routers
オンリンク ルータから受信した IPv6 ルータ アドバタイズメント情報を表示するには、特権 EXEC モードで show ipv6 routers コマンドを使用します。
show ipv6 routers [ if_name ]
構文の説明
if_name |
(任意)情報を表示する対象となる、 nameif コマンドによって指定される内部インターフェイス名または外部インターフェイス名。 |
コマンド モード
次の表に、コマンドを入力できるモードを示します。
使用上のガイドライン
インターフェイス名が指定されていない場合は、すべての IPv6 インターフェイスの情報が表示されます。インターフェイス名を指定すると、指定されたインターフェイスに関する情報が表示されます。
例
次に、インターフェイス名を指定せずに入力した show ipv6 routers コマンドの出力例を示します。
hostname# show ipv6 routers
Router FE80::83B3:60A4 on outside, last update 3 min
Hops 0, Lifetime 6000 sec, AddrFlag=0, OtherFlag=0
Reachable time 0 msec, Retransmit time 0 msec
Prefix 3FFE:C00:8007::800:207C:4E37/96 autoconfig
Valid lifetime -1, preferred lifetime -1
Router FE80::290:27FF:FE8C:B709 on inside, last update 0 min
Hops 64, Lifetime 1800 sec, AddrFlag=0, OtherFlag=0
Reachable time 0 msec, Retransmit time 0 msec
関連コマンド
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|
ipv6 route |
IPv6 ルーティング テーブルにスタティック エントリを追加します。 |
show ipv6 traffic
IPv6 トラフィックの統計情報を表示するには、特権 EXEC モードで show ipv6 traffic コマンドを使用します。
show ipv6 traffic
構文の説明
このコマンドには引数またはキーワードはありません。
コマンド モード
次の表に、コマンドを入力できるモードを示します。
使用上のガイドライン
トラフィック カウンタをクリアするには、 clear ipv6 traffic コマンドを使用します。
例
次に、 show ipv6 traffic コマンドの出力例を示します。
hostname# show ipv6 traffic
Rcvd: 545 total, 545 local destination
0 source-routed, 0 truncated
0 format errors, 0 hop count exceeded
0 bad header, 0 unknown option, 0 bad source
0 unknown protocol, 0 not a router
218 fragments, 109 total reassembled
0 reassembly timeouts, 0 reassembly failures
Sent: 228 generated, 0 forwarded
1 fragmented into 2 fragments, 0 failed
0 encapsulation failed, 0 no route, 0 too big
Mcast: 168 received, 70 sent
Rcvd: 116 input, 0 checksum errors, 0 too short
0 unknown info type, 0 unknown error type
unreach: 0 routing, 0 admin, 0 neighbor, 0 address, 0 port
parameter: 0 error, 0 header, 0 option
0 hopcount expired, 0 reassembly timeout,0 too big
0 echo request, 0 echo reply
0 group query, 0 group report, 0 group reduce
0 router solicit, 60 router advert, 0 redirects
31 neighbor solicit, 25 neighbor advert
Sent: 85 output, 0 rate-limited
unreach: 0 routing, 0 admin, 0 neighbor, 0 address, 0 port
parameter: 0 error, 0 header, 0 option
0 hopcount expired, 0 reassembly timeout,0 too big
0 echo request, 0 echo reply
0 group query, 0 group report, 0 group reduce
0 router solicit, 18 router advert, 0 redirects
33 neighbor solicit, 34 neighbor advert
Rcvd: 109 input, 0 checksum errors, 0 length errors
Rcvd: 85 input, 0 checksum errors
Sent: 103 output, 0 retransmitted
関連コマンド
|
|
clear ipv6 traffic |
ipv6 トラフィック カウンタをクリアします。 |