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指定したアドレス(または一連のアドレス)を MAC アドレス テーブルから削除するには、特権 EXEC モードで clear mac-address-table コマンドを使用します。
Cisco 2600 シリーズ、Cisco 3600 シリーズ、および Cisco 3700 シリーズ ルータの使用
clear mac-address-table [ dynamic | restricted static | permanent ] [ address mac-address ] [ interface type module port ]
clear mac-address-table notification mac-move counter [vlan]
clear mac-address-table dynamic [ address mac-address | interface interface-type interface-number | vlan vlan-id ]
Cisco 2600 シリーズ、Cisco 3600 シリーズ、および Cisco 3700 シリーズ ルータの使用
設定を行っているルータのすべての MAC アドレスがクリアされます。
Catalyst スイッチの使用
ダイナミック アドレスがクリアされます。
ダイナミック アドレスのクリア
このコマンドには、このモードでのデフォルトはありません。
特権 EXEC(#)
リリース |
変更内容 |
---|---|
12.2(2)XT |
このコマンドが Cisco 2600 シリーズ、Cisco 3600 シリーズ、および Cisco 3700 シリーズ ルータに導入されました。 |
12.2(8)T |
このコマンドが、Cisco 2600 シリーズ、Cisco 3600 シリーズ、および Cisco 3700 シリーズ ルータの Cisco IOS Release 12.2(8)T に統合されました。 |
12.2(11)T |
このコマンドが Cisco IOS Release 12.2(11)T に統合されました。 |
12.2(14)SX |
このコマンドのサポートが Supervisor Engine 720 に追加されました。 |
12.2(17d)SXB |
Supervisor Engine 2 上のこのコマンドのサポートが Cisco IOS Release 12.2(17d)SXB に拡張されました。 |
12.2(33)SRA |
このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(33)SRA に統合されました。 |
12.2(33)SXI |
このコマンドは、notificationmac-movecounter [vlan] キーワードおよび引数を追加するように変更されました。 |
Cisco 2600 シリーズ、Cisco 3600 シリーズ、および Cisco 3700 シリーズ ルータの使用
clearmac-address-table コマンドをオプションなしで実行すると、すべての MAC アドレスが削除されます。 アドレスを指定してインターフェイスを指定しないと、すべてのインターフェイスからアドレスが削除されます。 インターフェイスを指定してアドレスを指定しないと、指定したインターフェイス上のすべてのアドレスが削除されます。
Catalyst スイッチの使用
clearmac-address-table コマンドをオプションなしで実行すると、すべてのダイナミック アドレスが削除されます。 アドレスを指定してインターフェイスを指定しないと、すべてのインターフェイスからアドレスが削除されます。 インターフェイスを指定してアドレスを指定しないと、指定したインターフェイス上のすべてのアドレスが削除されます。
対象のアドレスが MAC 転送テーブルに存在しない場合、次のエラー メッセージが表示されます。
MAC address not found
ダイナミック アドレスのクリア
interface 引数の有効値には、Supervisor Engine 2 が搭載された Cisco 7600 シリーズ ルータでサポートされる ge-wan、atm、および pos キーワードが含まれます。
protocol {assigned | ip | ipx| other} キーワードは、Supervisor Engine 2 が搭載された Cisco 7600 シリーズ ルータでだけサポートされます。
すべてのダイナミック エントリをテーブルから削除するには、clearmac-address-tabledynamic コマンドを入力します。
interface-type で有効な値は次のとおりです。
モジュールとポートの設定
interface-number 引数では、モジュールおよびポート番号を指定します。 interface-number の有効な値は、指定するインターフェイス タイプと、使用するシャーシおよびモジュールによって異なります。 たとえば、13 スロット シャーシに 48 ポート 10/100BASE-T イーサネット モジュールが搭載されている場合に、ギガビット イーサネット インターフェイスを指定すると、モジュール番号の有効値は 1 ~ 13、ポート番号の有効値は 1 ~ 48 になります。
Cisco 2600 シリーズ、Cisco 3600 シリーズ、および Cisco 3700 シリーズ ルータの使用
次に、MAC 転送テーブル内のすべてのダイナミック アドレスをクリアする例を示します。
Router# clear mac-address-table dynamic
次に、イーサネット ポート 1 上のスタティック アドレス 0040.C80A.2F07 をクリアする例を示します。
Router# clear mac-address-table static address 0040.C80A.2F07 interface ethernet 0/1
Catalyst スイッチの使用
次に、MAC 転送テーブル内のすべてのダイナミック アドレスをクリアする例を示します。
Router# clear mac-address-table dynamic
次に、特定の VLAN の MAC 移動通知カウンタをクリアする例を示します。
Router# clear mac-address-table notification mac-move counter 202
次に、イーサネット ポート 1 上で永久アドレス 0040.C80A.2F07 をクリアする例を示します。
Router# clear mac-address-table permanent address 0040.C80A.2F07 interface ethernet 0/1
Supervisor Engine 2 を使用した 7600 上でのダイナミック アドレスのクリア
次に、特定のインターフェイス(abc)およびプロトコル タイプ(IPX)のすべてのダイナミック レイヤ 2 エントリをクリアする例を示します。
Router# clear mac-address-table dynamic interface abc protocol ipx
コマンド |
説明 |
---|---|
mac -address-tableaging-time |
スイッチで、ダイナミック MAC アドレスが廃棄される前にメモリに保持される時間の長さを設定します。 |
mac -address-tablepermanent |
永久ユニキャストまたはマルチキャスト MAC アドレスを特定のスイッチ ポート インターフェイスに関連付けます。 |
mac -address-tablerestrictedstatic |
制限付きスタティック アドレスを特定のスイッチ ポート インターフェイスに関連付けます。 |
mac -address-tablesecure |
セキュア スタティック アドレスを特定のスイッチ ポート インターフェイスに関連付けます。 |
mac-address-table static |
スタティック エントリを MAC アドレス テーブルに追加するか、IGMP スヌーピングをアドレスに対してディセーブルにしてスタティック MAC アドレスを設定します。 |
show mac -address-table |
スイッチ ポートまたはモジュールに対する MAC アドレス テーブルのアドレスを表示します。 |
show mac -address-tablesecure |
アドレッシング セキュリティ コンフィギュレーションを表示します。 |
show mac -address-tablesecurity |
アドレッシング セキュリティ コンフィギュレーションを表示します。 |
ポート チャネル情報をクリアするには、特権 EXEC モードで clearpagp コマンドを使用します。
clear pagp { group-number | counters }
group-number |
チャネル グループ番号。有効値は 1 ~ 256 の範囲の最大 64 個の値です。 |
counters |
トラフィック フィルタをクリアします。 |
このコマンドには、デフォルト設定がありません。
特権 EXEC(#)
リリース |
変更内容 |
---|---|
12.2(14)SX |
このコマンドが Supervisor Engine 720 に導入されました。 |
12.2(17d)SXB |
Supervisor Engine 2 上のこのコマンドのサポートが Release 12.2(17d)SXB に拡張されました。 |
12.2(33)SRA |
このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(33)SRA に統合されました。 |
次に、特定グループのポート チャネル情報をクリアする例を示します。
Router# clear pagp 324
次に、ポート チャネル トラフィック フィルタをクリアする例を示します。
Router# clear pagp counters
コマンド |
説明 |
---|---|
show pagp |
ポート チャネル情報を表示します。 |
VLAN トランク プロトコル(VTP)カウンタを削除するには、特権 EXEC モードで clearvtpcounters コマンドを使用します。
clear vtp counters
このコマンドには引数またはキーワードはありません。
特権 EXEC(#)
リリース |
変更内容 |
---|---|
15.0(1)M |
このコマンドは、Cisco IOS Release 15.0(1)M よりも前のリリースに導入されました。 |
12.2(33)SRE |
このコマンドは、Cisco IOS Release 12.2(33)SRE よりも前のリリースに統合されました。 |
12.2(33)SXI |
このコマンドは、Cisco IOS Release 12.2(33)SXI よりも前のリリースに統合されました。 |
次に、VTP カウンタをクリアする例を示します。
Router# clear vtp counters
コマンド |
説明 |
---|---|
show vtp |
VTP 管理ドメイン、ステータス、カウンタの一般情報を表示します。 |
vtp |
グローバル VTP ステートを設定します。 |
ポートがポーズ フレームを送信または受信するよう設定するには、インターフェイス コンフィギュレーション モードで flowcontrol コマンドを使用します。 デフォルト設定に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
flowcontrol { send | receive } { desired | off | on }
no flowcontrol { send | receive } { desired | off | on }
send |
ポートがポーズ フレームを送信するよう指定します。 |
receive |
ポートがポーズ フレームを処理するよう指定します。 |
desired |
リモート ポートが on、off、または desired のいずれに設定されていても、予測できる結果を得ます。 |
off |
ローカル ポートがリモート ポートからポーズ フレームを受信して処理したり、リモート ポートにポーズ フレームを送信したりできないようにします。 |
on |
ローカル ポートがリモート ポートからポーズ フレームを受信して処理したり、リモート ポートにポーズ フレームを送信したりできるようにします。 |
フロー制御はディセーブルです。
フロー制御のデフォルト値は、ポートの速度によって異なります。 デフォルトの設定は次のとおりです。
インターフェイス コンフィギュレーション(config-if)
リリース |
変更内容 |
---|---|
12.2(14)SX |
このコマンドが Supervisor Engine 720 に導入されました。 |
12.2(17d)SXB |
このコマンドが Supervisor Engine 2 に追加されました。 |
12.2(33)SRA |
このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(33)SRA に統合されました。 |
12.2(33)SCB |
このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(33)SCB に統合されました。 |
send および desired のキーワードをサポートするのはギガビット イーサネット ポートだけです。
ポーズ フレームは、バッファが満杯であるために特定の期間フレームの送信を停止する信号を送信元に送る特殊なパケットです。
Catalyst 6500 シリーズ スイッチおよび Cisco 7600 シリーズ ルータのギガビット イーサネット ポートはフロー制御を使用して、一定時間、ポートへのパケットの伝送を禁止します。その他のイーサネット ポートは、フロー制御を使用してフロー制御要求に応答します。
ギガビット イーサネット ポートの受信バッファが満杯になると、指定された時間中、パケットの送信を遅らせるようにリモート ポートに要求する「ポーズ」パケットが送信されます。 すべてのイーサネット ポート(1000 Mbps、100 Mbps、および 10 Mbps)は、他の装置から「ポーズ」パケットを受信し、これに応答できます。
ギガビット イーサネット以外のポートを、受信したポーズ フレームを無視したり(disable)、対応したり(enable)するように設定できます。
receive キーワードを使用すると、on および desired のキーワードの結果は同一になります。
Catalyst 6500 シリーズ スイッチおよび Cisco 7600 シリーズ ルータ上のすべてのギガビット イーサネット ポートは、リモート装置からのポーズ フレームを受信および処理できます。
予測できる結果を得るには、次の注意事項に従います。
次に、ローカル ポートがリモート ポートによるいかなるレベルのフロー制御もサポートしないよう設定する例を示します。
Router# configure terminal Router(config)# interface GigabitEthernet1/9 10.4.9.157 255.255.255.0 Router(config-if)# flowcontrol receive off Router(config-if)# flowcontrol send off
コマンド |
説明 |
---|---|
show interfaces flowcontrol |
フロー制御情報を表示します。 |