この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
単一方向リンク検出(UDLD)プロトコルにおいて、アグレッシブまたは標準モードをイネーブルにし、設定可能なメッセージ時間を設定するには、グローバル コンフィギュレーション モードで udld コマンドを使用します。 アグレッシブ モード UDLD または標準モード UDLD をディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
udld { aggressive | enable | message time seconds }
no udld { aggressive | enable | message time seconds }
enable |
すべての光ファイバ インターフェイス上で、標準モード UDLD をデフォルトでイネーブルにします。 |
aggressive |
すべての光ファイバ インターフェイス上で、アグレッシブ モード UDLD をデフォルトでイネーブルにします。 |
message time seconds |
アドバタイズ モードであり、現在双方向であると判別されているポートに、UDLD プローブ メッセージの間隔を設定します。有効値は 7 ~ 90 秒です。 |
デフォルトの設定は次のとおりです。
グローバル コンフィギュレーション(config)
リリース |
変更内容 |
---|---|
12.2(14)SX |
このコマンドのサポートが Supervisor Engine 720 に追加されました。 |
12.2(17d)SXB |
Supervisor Engine 2 上のこのコマンドのサポートが Release 12.2(17d)SXB に拡張されました。 |
12.2(33)SRA |
このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(33)SRA に統合されました。 |
このコマンドの no 形式は、次の場合に使用します。
アグレッシブ モードがイネーブルである場合、ポートのすべてのネイバーがアドバタイズ フェーズまたは検出フェーズ中に期限切れになると、UDLD はリンクアップ シーケンスを再開して、同期化されない可能性のあるネイバーと再同期化し、リンクからのメッセージ リリースが未定の場合は、ポートをシャットダウンします。
このコマンドは、光ファイバ インターフェイスにだけ作用します。 他のインターフェイス タイプで UDLD をイネーブルにする場合は、udldport コマンドをインターフェイス コンフィギュレーション モードで使用します。
次に、すべての光ファイバ インターフェイスで UDLD をイネーブルにする例を示します。
Router(config)# udld enable Router(config)#
コマンド |
説明 |
---|---|
show udld |
管理上および運用上の UDLD ステータスを表示します。 |
udld port |
インターフェイス上で UDLD をイネーブルにしたり、インターフェイス上でアグレッシブ モード UDLD をイネーブルにしたりします。 |
インターフェイス上で単一方向リンク検出(UDLD)プロトコルをイネーブルにするか、またはインターフェイス上でアグレッシブ モード UDLD をイネーブルにするには、インターフェイス コンフィギュレーション モードで udldport コマンドを使用します。 デフォルト設定に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
udld port [aggressive]
no udld port [aggressive]
aggressive |
(任意)現在のインターフェイス上でアグレッシブ モード UDLD をイネーブルにします。詳細については、「使用上のガイドライン」の項を参照してください。 |
デフォルトの設定は次のとおりです。
インターフェイス コンフィギュレーション(config-if)
リリース |
変更内容 |
---|---|
12.2(14)SX |
このコマンドのサポートが Supervisor Engine 720 に追加されました。 |
12.2(17d)SXB |
Supervisor Engine 2 上のこのコマンドのサポートが Release 12.2(17d)SXB に拡張されました。 |
12.2(33)SRA |
このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(33)SRA に統合されました。 |
15.1(2)SNG |
このコマンドが、Cisco ASR 901 シリーズの集約サービス ルータに実装されました。 |
CLI でこのコマンドを表示するには、イネーブルにしようとしているポートに GBIC を装着する必要があります。
光ファイバ ポート上で、udldport および udldport aggressive コマンドを使用すると、グローバル udld(enable または aggressive)コマンドの設定を上書きします。 この設定を削除して、UDLD のイネーブル化に関する制御をグローバル udld コマンドに戻したり、光ファイバ以外のポートの場合に UDLD をディセーブルにしたりするには、光ファイバ ポート上でこのコマンドの no 形式を使用します。
アグレッシブ モードがイネーブルである場合、ポートのすべてのネイバーがアドバタイズ フェーズまたは検出フェーズ中に期限切れになると、UDLD はリンクアップ シーケンスを再開して、同期化されない可能性のあるネイバーと再同期化し、リンクからのメッセージ リリースが未定の場合は、ポートをシャットダウンします。
ポートが光ファイバ ポートから光ファイバ以外のポートに、またはその逆に変更された場合でも、プラットフォーム ソフトウェアによってモジュールまたはギガビット インターフェイス コンバータ(GBIC)の変更が検出されるため、すべての設定が維持されます。
次に、現在のグローバルな udld 設定に関係なく、すべてのポート インターフェイスで UDLD をイネーブルにする例を示します。
Router(config-if)# udld port Router(config-if)#
次に、現在のグローバルな udld(enable または aggressive)設定に関係なく、すべてのポート インターフェイス上でアグレッシブ モード UDLD をイネーブルにする例を示します。
Router(config-if)# udld port aggressive Router(config-if)#
次に、現在のグローバルな udld 設定に関係なく、光ファイバ ポート インターフェイス上で UDLD をディセーブルにする例を示します。
Router(config-if)# no udld port Router(config-if)#
コマンド |
説明 |
---|---|
show udld |
管理上および運用上の UDLD ステータスを表示します。 |
udld |
アグレッシブ モード UDLD または標準モード UDLD をイネーブルにしたり、設定可能なメッセージ時間を設定したりします。 |
単一方向リンク検出(UDLD)プロトコルによってシャットダウンされたすべてのポートをリセットし、再度トラフィックの通過を許可する(ただし、スパニングツリー、ポート集約プロトコル(PAgP)、ダイナミック トランキング プロトコル(DTP)などの他の機能がイネーブルの場合は通常どおりに動作します)には、特権 EXEC モードで udldreset コマンドを使用します。
udld reset
このコマンドには引数またはキーワードはありません。
ポート シャット ダウンはリセットされません。
特権 EXEC(#)
リリース |
変更内容 |
---|---|
12.2(14)SX |
このコマンドのサポートが Supervisor Engine 720 に追加されました。 |
12.2(17d)SXB |
Supervisor Engine 2 上のこのコマンドのサポートが Release 12.2(17d)SXB に拡張されました。 |
12.2(33)SRA |
このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(33)SRA に統合されました。 |
UDLD のインターフェイス コンフィギュレーションがまだイネーブルの場合、これらのポートは UDLD の再実行を開始します。シャットダウンの原因が修正されていない場合は、何らかの理由によりポートがシャットダウンすることがあります。
次に、UDLD によってシャットダウンされたすべてのポートをリセットする例を示します。
Router# udld reset Router#
コマンド |
説明 |
---|---|
show udld |
管理上および運用上の UDLD ステータスを表示します。 |
VLAN を追加して、config-VLAN サブモードを開始するには、グローバル コンフィギュレーション モードで vlan コマンドを使用します。 VLAN を削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
vlan { vlan-id | vlan-range }
no vlan { vlan-id | vlan-range }
vlan-id |
VLAN の番号です。有効値の範囲は 1 ~ 4094 です。 VLAN ID 番号の設定の詳細については、「使用上のガイドライン」の項を参照してください。 |
vlan-range |
設定された VLAN の範囲。VLAN ID 番号の設定範囲の詳細については、「使用上のガイドライン」の項を参照してください。 |
このコマンドには、デフォルト設定がありません。
グローバル コンフィギュレーション(config)
リリース |
変更内容 |
---|---|
12.2(14)SX |
このコマンドのサポートが Supervisor Engine 720 に追加されました。 |
12.2(17d)SXB |
Supervisor Engine 2 上のこのコマンドのサポートが Cisco IOS Release 12.2(17d)SXB に統合されました。 |
12.2(33)SRA |
このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(33)SRA に統合されました。 |
12.4(15)T |
このコマンドは Cisco IOS Release 12.4(15)T に統合されました。 |
VLAN 1 パラメータは、出荷時に設定されており、変更できません。
VLAN 1 および VLAN 1002 ~ 1005 はデフォルトの VLAN です。 デフォルトの VLAN は自動的に作成されるため、ユーザによる削除または設定はできません。
config-VLAN サブモードを終了すると、指定された VLAN が VLAN データベースに対して追加または変更されます。
vlan vlan-id コマンドを入力すると、一時バッファ内のすべてのデフォルト パラメータを使用して新規 VLAN が作成され、CLI は config-VLAN サブモードを開始します。 入力した vlan-id が既存の VLAN と一致する場合は、config-VLAN サブモードで入力するコンフィギュレーション コマンドがすべて既存の VLAN に適用されます。 新しい VLAN は作成しません。
設定された VLAN の範囲を定義する場合は、config-VLAN サブモードで vlan-name 引数を設定できません。
vlan-range 引数を入力するには、カンマ(,)、ダッシュ(-)、および数字を使用します。
1006 ~ 4094 の範囲の VLAN ID は、「拡張された VLAN ID」であると見なされます。Cisco IOS Release 12.4(15)T 以降は、次のルータで拡張された VLAN ID を設定できます。
4000 VLAN をサポートするには、MAC アドレスの削減機能が必要です。 Cisco IOS Release 12.1(14)E1 以降のリリースは、64 または 1024 の MAC アドレスを持つシャーシをサポートします。 64 の MAC アドレスを持つシャーシの場合、スパニングツリー プロトコル(STP)は拡張システム ID(つまり VLAN ID)と MAC アドレスを使用して、各 VLAN に対してブリッジ ID を一意にします。 (MAC アドレス削減機能がサポートされていない場合、4096 の VLAN では、スイッチ上に 4096 の MAC アドレスが必要になります)
拡張 VLAN を設定する場合は、スパニングツリー拡張システム ID 機能もイネーブルにする必要があります。
レガシー vlan database モードは、拡張 VLAN コンフィギュレーションをサポートしていません。
config-VLAN サブモードで利用できるコマンドの詳細については、vlan(config-VLAN)コマンドを参照してください。
次に、新規 VLAN を追加して、config-VLAN サブモードを開始する例を示します。
Router(config)# vlan 2 Router(config-vlan)#
次に、新規 VLAN 範囲を追加して、config-VLAN サブモードを開始する例を示します。
Router(config)# vlan 2,5,10-12,20,25,4000 Router(config-vlan)#
次に、VLAN を削除する例を示します。
Router(config)# no vlan 2 Router(config)#
コマンド |
説明 |
---|---|
vlan(config-VLAN) |
特定の VLAN を設定します。 |
VLAN アクセス マップを作成するか、または VLAN アクセス マップ コマンド モードを開始するには、グローバル コンフィギュレーション モードで vlanaccess-map コマンドを使用します。 マッピング シーケンスまたはマップ全体を削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
vlan access-map name [seq-number]
no vlan access-map name [seq-number]
name |
VLAN アクセス マップのタグです。 |
seq-number |
(任意)マップ シーケンス番号。有効値は 0 ~ 65535 です。 |
VLAN アクセス マップは作成されません。
グローバル コンフィギュレーション(config)
リリース |
変更内容 |
---|---|
12.2(14)SX |
このコマンドのサポートが Supervisor Engine 720 に追加されました。 |
12.2(17d)SXB |
Supervisor Engine 2 上のこのコマンドのサポートが Release 12.2(17d)SXB に拡張されました。 |
12.2(33)SRA |
このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(33)SRA に統合されました。 |
既存のマップ シーケンスのシーケンス番号を入力するには、VLAN アクセスマップ モードを開始します。
シーケンス番号を指定しないと、番号が自動的に割り当てられます。 各マップ シーケンスには、match 句および action 句をそれぞれ 1 つずつ入力できます。
シーケンス番号を指定しないで novlanaccess-mapname [seq-number] コマンドを入力すると、マップ全体が削除されます。
VLAN アクセスマップ モードを開始すると、次のコマンドが使用可能になります。
次の例では、VLAN アクセスマップ モードを開始する方法を示します。
Router(config)# vlan access-map tagname1 Router(config-access-map)#
コマンド |
説明 |
---|---|
action |
パケットの action 句を設定します。 |
match |
VLAN アクセス マップ シーケンスの ACL を 1 つ以上選択して、match 句を指定します。 |
show vlan access-map |
VLAN アクセス マップの内容を表示します。 |
(注) |
vlandatabase コマンドは、Cisco IOS Release 12.2(33)SXI5 および Cisco IOS 12.2SX 以降のリリースでは使用できません。 |
VLAN コンフィギュレーション モードを開始するには、特権 EXEC モードで vlandatabase コマンドを使用します。
vlan database
このコマンドには引数またはキーワードはありません。
VLAN コンフィギュレーション モードは開始されません。
特権 EXEC(#)
リリース |
変更内容 |
---|---|
12.0(7)XE |
このコマンドが、Catalyst 6500 シリーズ スイッチに追加されました。 |
12.1(1)E |
Catalyst 6500 シリーズ スイッチにおけるこのコマンドのサポートが E リリースに拡張されました。 |
12.2(2)XT |
このコマンドが、Cisco 2600 シリーズ、Cisco 3600 シリーズ、および Cisco 3700 シリーズ ルータで実装されました。 |
12.2(8)T |
このコマンドは、Cisco 2600 シリーズ、Cisco 3600 シリーズ、および Cisco 3700 シリーズ ルータ上の Cisco IOS Release 12.2(8)T に統合されました。 |
12.2(14)SX |
このコマンドのサポートが Supervisor Engine 720 に追加されました。 |
12.2(17d)SXB |
Supervisor Engine 2 上のこのコマンドのサポートが 12.2(17d)SXB に拡張されました。 |
12.2(33)SRA |
このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(33)SRA に統合されました。 |
(注) |
Cisco 7600 シリーズ ルータまたは Catalyst 6500 シリーズ スイッチで RPR+ モードを実行している場合は、VLAN-database モードで VLAN を設定しないでください。 アクティブ スーパーバイザ エンジンとスタンバイ スーパーバイザ エンジンの間での設定同期中に、パフォーマンスが低下することがあります。 |
VLAN コンフィギュレーション モードを開始すると、VLAN データベースにアクセスし、次のようなバッファ操作コマンドを編集できます。
次に、VLAN コンフィギュレーション モードを開始する例を示します。
Router# vlan database Router(vlan)#
次に、VLAN コンフィギュレーション モードの場合に、変更を適用しないで VLAN コンフィギュレーション モードを終了する例を示します。
Router(vlan)# abort Aborting.... Router#
次に、VLAN コンフィギュレーション モードの場合、VLAN を削除する例を示します。
Router(vlan)# no vlan 100 Deleting VLAN 100... Router(vlan)#
次に、VLAN コンフィギュレーション モードの場合、VLAN を削除する例を示します。
Router(vlan)# no vlan 100 Deleting VLAN 100... Router(vlan)#
次に、VLAN コンフィギュレーション モードの場合に、プルーニングをオフにする例を示します。
Router(vlan)# no vtp pruning Pruning switched OFF Router(vlan)#
コマンド |
説明 |
---|---|
show vlan |
VLAN 情報を表示します。 |
VLAN アクセス マップを適用するには、グローバル コンフィギュレーション モードで vlanfilter コマンドを使用します。 VLAN またはインターフェイスから VLAN アクセス マップを消去するには、このコマンドの no 形式を使用します。
vlan filter map-name { vlan-list vlan-list | interface interface interface-number }
no vlan filter map-name { vlan-list [vlan-list] | interface [ interface interface-number ] }
map-name |
VLAN アクセス マップのタグです。 |
vlan-list |
VLAN リスト。有効値は 1 ~ 4094 です。 vlan-list 引数の詳細については、「使用上のガイドライン」の項を参照してください。 |
interface interface |
インターフェイス タイプを指定します。有効値は pos、atm、またはserial です。 詳細については、「使用上のガイドライン」の項を参照してください。 |
interface-number |
インターフェイス番号。詳細については、「使用上のガイドライン」の項を参照してください。 |
VLAN アクセス マップは適用されません。
グローバル コンフィギュレーション(config)
リリース |
変更内容 |
---|---|
12.2(14)SX |
このコマンドのサポートが Supervisor Engine 720 に追加されました。 |
12.2(17d)SXB |
Supervisor Engine 2 上のこのコマンドのサポートが Release 12.2(17d)SXB に拡張されました。 |
12.2(33)SRA |
このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(33)SRA に統合されました。 |
VLAN アクセス マップに action 句を設定する場合は、次の点に注意してください。
このコマンドの no 形式を入力する場合、vlan-list 引数はオプションです(ただし、キーワード vlan-list は必須です)。 vlan-list 引数を入力しないと、map-name 引数が適用されるすべての VLAN から VACL が削除されます。
WAN インターフェイスにこのコマンドの no 形式を入力する場合、interface 引数はオプションです(ただし、interface キーワードは必須です)。 interface 引数を入力しないと、map-name が適用されるインターフェイスから VACL が削除されます。
vlanfiltermap-nameinterface コマンドに対応しているのは、ATM、POS、またはシリアル インターフェイス タイプだけです。 Cisco 7600 シリーズ ルータにこれらのインターフェイス タイプが装備されていない場合は、interfaceinterfaceinterface-number キーワードおよび引数を使用できません。
interface-number の形式は、mod/port または slot/port-adapter/port です。サブインターフェイスまたはチャネル グループ記述子を含めることができます。
次の例では、VLAN 7 ~ 9 に VLAN アクセス マップを適用する方法を示します。
Router(config)# vlan filter ganymede vlan-list 7-9 Router(config)#
コマンド |
説明 |
---|---|
action |
パケットの action 句を設定します。 |
match |
VLAN アクセス マップ シーケンスの ACL を 1 つ以上選択して、match 句を指定します。 |
show vlan filter |
VLAN フィルタに関する情報を表示します。 |
グローバル VLAN トランキング プロトコル(VTP)状態を設定するには、グローバル コンフィギュレーション モードで vtp コマンドを使用します。 デフォルト値に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
vtp { domain domain-name | file filename | interface interface-name [only] | mode { client | off | server | transparent } | password password-value | pruning | version { 1 | 2 } }
no vtp
vtp { domain domain-name | file filename | interface interface-name [only] | mode { client | off | server [ mst | unknown | vlan ] | transparent } | password password-value [ hidden | secret ] | pruning | version { 1 | 2 | 3 } }
no vtp
domain domain-name |
VTP 管理ドメイン名を設定します。 |
file filename |
VTP コンフィギュレーションを保存する IFS ファイル システム ファイルの ASCII 名を設定します。 |
interface interface-name |
この装置の VTP アップデータ ID の推奨送信元の名前を設定します。 |
only |
(任意)VTP IP アップデータ アドレスとして現在のインターフェイスの IP アドレスだけを使用するように指定します。 |
mode client |
VTP 装置のモード タイプをクライアント モードに設定します。 |
mode off |
VTP 装置のモード タイプをオフ モードに設定します。 |
mode server |
VTP 装置のモード タイプをサーバ モードに設定します。 |
mode transparent |
VTP 装置のモード タイプをトランスペアレント モードに設定します。 |
password password-value |
管理ドメイン パスワードを指定します。 |
pruning |
管理ドメインによるプルーニングの許可をイネーブルにします。 |
Catalyst 6500 シリーズ スイッチ |
|
hidden |
(任意)実行コンフィギュレーションで 16 進数形式で保存された秘密キーとともにパスワードを設定します。 Catalyst 6500 シリーズ スイッチでだけサポートされます。 |
secret |
(任意)パスワードの秘密キーを直接設定できます。 Catalyst 6500 シリーズ スイッチでだけサポートされます。 |
mst |
マルチ スパニングツリー(MST)VTP インスタンスのモードを設定します。 |
unknown |
不明な VTP 機能のモードを設定します。 |
vlan |
VLAN VTP インスタンスのモードを設定します。 |
version {1 | 2 | 3} |
管理ドメイン VTP バージョン番号を指定します。 |
デフォルトの設定は次のとおりです。
グローバル コンフィギュレーション(config)
(注) |
vtppruning、vtppassword、および vtpversion コマンドは、特権 EXEC モードでも使用できます。 これらのコマンドはグローバル コンフィギュレーション モードでだけ使用し、特権 EXEC モードでは使用しないでください。 |
拡張範囲 VLAN は、VTP バージョン 1 およびバージョン 2 ではサポートされていません。 拡張範囲 VLAN は、VTP バージョン 3 でサポートされています。
domain-name 値を定義する場合は、大文字と小文字を区別する 1 ~ 32 文字のドメイン名を指定してください。
filename および interface-name 値は、1 ~ 255 文字の ASCII 文字列です。
スイッチがセキュア モードの場合、管理ドメイン内の各ネットワーク装置にパスワードを設定する必要があります。
注意 |
VTP をセキュア モードで設定した場合、ドメイン内の各ネットワーク デバイスに管理ドメイン パスワードを割り当てるまで、管理ドメインは正常に動作しません。 |
VTP バージョン 2 対応のネットワーク デバイス上で VTP バージョン 2 をディセーブルに設定している場合、その VTP バージョン 2 対応ネットワーク デバイスは、同一 VTP ドメイン内で VTP バージョン 1 が稼働しているネットワーク デバイスとして動作します(VTP バージョン 2 は、デフォルトでディセーブルに設定されています)。
同一 VTP ドメイン内のすべてのネットワーク デバイスがバージョン 2 に対応する場合を除き、ネットワーク デバイス上で VTP バージョン 2 をイネーブルにしないでください。 ネットワーク デバイス上で VTP バージョン 2 をイネーブルにすると、ドメイン内のすべてのバージョン 2 対応ネットワーク デバイスで VTP バージョン 2 がイネーブルになります。
トークンリング環境で、VLAN スイッチング機能を正常に動作させるには、VTP バージョン 2 をイネーブルにする必要があります。
VTP サーバ上で VTP プルーニングをイネーブルまたはディセーブルにすると、管理ドメイン全体で VTP プルーニングがイネーブルまたはディセーブルになります。
該当するデバイス上で VLAN をプルーニング適格または不適格として設定した場合に、影響を受けるのは、そのスイッチ上の VLAN のプルーニング適性だけです。VTP ドメイン内のすべてのネットワーク装置のプルーニング適性に影響するわけではありません。
vtppassword、vtppruning、および vtpversion コマンドは、スタートアップ メモリに格納されないで、VTP トランスペアレント モード スタートアップ コンフィギュレーション ファイルに格納されます。
拡張範囲 VLAN は、VTP ではサポートされません。
VTP-server モードで pruning キーワードを設定できます。version キーワードは、VTP-server モードまたは VTP トランスペアレント モードで設定できます。
password-value 引数は、装置の管理ドメインを識別する 8 ~ 64 文字の ASCII 文字列です。
VTP プルーニングにより、プルーニング適格 VLAN に所属するステーションがない場合、その VLAN の情報は VTP 更新から削除されることになります。
VTP ドメイン内の該当するすべてのデバイスで、同じ VTP バージョンを実行する必要があります。 同一 VTP ドメイン内の該当デバイスで、VTP バージョン 1 とバージョン 2 を同時に実行できません。
ドメイン内のすべての該当デバイスが VTP バージョン 2 対応の場合、該当デバイス上で VTP バージョン 2 をイネーブルにするだけで、バージョン番号は、VTP ドメイン内の他のバージョン 2 対応の該当デバイスに伝播されます。
バージョン 2 モードを切り替えると、特定のデフォルト VLAN のパラメータが変更されます。
vtpmodeoff コマンドを入力すると、デバイスをオフに設定します。 novtpmodeoff コマンドを入力すると、デバイスを VTP サーバ モードに戻します。
Catalyst 6500 シリーズ スイッチ
VTP バージョン 3 は、バージョン 1 およびバージョン 2 のすべての機能をサポートします。 VTP バージョン 3 は、バージョン 1 およびバージョン 2 でサポートされていない次の機能もサポートします。
password password-string [hidden | secret]
password password-string :管理ドメイン パスワードを指定します。
hidden:(任意)実行コンフィギュレーションで 16 進数形式で保存された秘密キーとともにパスワードを設定します。
secret:(任意)パスワードの秘密キーを 16 進数形式で直接設定できます。
VTP パスワードの hidden キーワードは、VTP バージョン 3 だけでサポートされます。 VTP バージョン 3 から VTP バージョン 2 へ変換する場合は、変換を行う前に hidden キーワードを削除する必要があります。
デフォルトでは、すべてのデバイスはセカンダリ サーバとして起動します。 プライマリ サーバを指定するには vtpprimary 特権 EXEC モード コマンドを入力します。 次の構文が使用可能です。
vtp primary [vlan | mst] [force
vlan:(任意)VTP VLAN 機能のプライマリ サーバとしてデバイスを指定します。
mst:(任意)VTP MST 機能のプライマリ サーバとしてデバイスを指定します。
force:(任意)このデバイスを強制的にプライマリ サーバにします。
プライマリ サーバ ステータスは、データベース変更を実行する必要がある場合だけ必要であり、管理者がドメイン内で引継ぎメッセージを発行した場合に取得されます。 プライマリ サーバ ステータスは、リロードやスイッチオーバーを行ったとき、またはドメイン パラメータが変更したときに失われます。 セカンダリ サーバは設定をバックアップし、データベースを伝播し続けます。 プライマリ サーバなしで実用 VTP ドメインを持つことができます。
VTP バージョン 3 では、VLAN データベース情報だけを伝播できる制限がなくなりました。 VTP バージョン 3 を使用して VTP ドメイン全体でデータベース情報を伝播できます。 VTP を使用する各アプリケーションに対してプロトコルの個別インスタンスが実行されています。
グローバルでの VTP:VTP モードをグローバルに OFF に設定すると、システム内のすべてのトランキング ポートに適用されます。 ポートごとの設定とは異なり、1 つの VTP インスタンスごとに OFF オプションを指定できます。 たとえば、システムは VLAN データベースに対する VTP-server として、または MST データベースに対する VTP-off として設定できます。 この場合は、VLAN データベースが VTP によって伝播され、MST 更新がシステム内のトランク ポートに送信され、システムが受け取った MST 更新が破棄されます。
次に、デバイスの管理ドメインを設定する例を示します。
Router(config)# vtp domain DomainName1
次に、VTP コンフィギュレーションを保存する IFS ファイル システム内のファイルを指定する例を示します。
Router(config)# vtp file vtpconfig Setting device to store VLAN database at filename vtpconfig.
次に、VTP モードをクライアント モードに設定する例を示します。
Router(config)# vtp mode client Setting device to VTP CLIENT mode.
次に、VTP モードをグローバルにディセーブルにする例を示します。
Router(config)# vtp mode off Setting device to VTP OFF mode.
次に、デバイスを VTP サーバ モードにリセットする例を示します。
Router(config)# no vtp mode off Setting device to VTP OFF mode.
コマンド |
説明 |
---|---|
show vtp |
VTP 統計情報とドメイン情報を表示します。 |
vtp(インターフェイス) |
ポート単位で VTP をイネーブルにします。 |
ポート単位で VLAN トランキング プロトコル(VTP)をイネーブルにするには、インターフェイス コンフィギュレーション モードで vtp コマンドを使用します。 ポート単位で VTP をディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
vtp
no vtp
このコマンドには引数またはキーワードはありません。
ポート単位の VTP はイネーブルになりません。
インターフェイス コンフィギュレーション(config-if)
リリース |
変更内容 |
---|---|
12.2(33)SXH |
このコマンドが導入されました。 |
VTP イネーブル値は、ポートがスイッチされたポート状態で、トランク モードの場合にだけ適用されます。
次に、ポート単位で VTP をイネーブルにする例を示します。
Router(config-if)# vtp
次に、ポート単位で VTP をディセーブルにする例を示します。
Router(config-if)# no vtp
コマンド |
説明 |
---|---|
vtp mode |
グローバルに VTP モードを設定します。 |
デバイスを仮想トランキング プロトコル(VTP)クライアント モードにするには、VLAN コンフィギュレーション モードで vtpclient コマンドを使用します。 VTP サーバ モードに戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
vtp client
no vtp client
このコマンドには引数またはキーワードはありません。
VLAN モード
VLAN コンフィギュレーション(vlan)
リリース |
変更内容 |
---|---|
12.0(7)XE |
このコマンドが、Catalyst 6000 シリーズ スイッチに追加されました。 |
12.2(2)XT |
このコマンドが、Cisco 2600 シリーズ、Cisco 3600 シリーズ、および Cisco 3700 シリーズ ルータで実装されました。 |
12.2(8)T |
このコマンドは、Cisco 2600 シリーズ、Cisco 3600 シリーズ、および Cisco 3700 シリーズ ルータ上の Cisco IOS Release 12.2(8)T に統合されました。 |
12.2(33)SRA |
このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(33)SRA に統合されました。 |
12.2SX |
このコマンドは、Cisco IOS Release 12.2SX トレインでサポートされます。 このトレインの特定の 12.2SX リリースにおけるサポートは、フィーチャ セット、プラットフォーム、およびプラットフォーム ハードウェアによって異なります。 |
受信スイッチがクライアント モードである場合、クライアント スイッチはその設定を変更して、サーバのコンフィギュレーションをコピーします。 クライアント モードのスイッチがある場合には、必ずサーバ モードのスイッチですべての VTP または VLAN 設定変更を行ってください。
vtpserver コマンドは、装置がクライアント モードではない場合にエラーを返さないという点を除き、novtpclient コマンドと同等の機能を提供します。
次に、装置を VTP クライアント モードにする例を示します。
Router(vlan)# vtp client
コマンド |
説明 |
---|---|
show vtp |
VTP 統計情報およびドメイン情報を表示します。 |
vtp(グローバル) |
VTP コンフィギュレーション ストレージ ファイルの名前を変更します。 |
vtp server |
装置を VTP サーバ モードにします。 |
vtp transparent |
装置を VTP トランスペアレント モードにします。 |
装置の管理ドメイン名を作成するには、VLAN コンフィギュレーション モードで vtpdomain コマンドを使用します。 管理ドメイン名を削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
vtp domain domain-name
no vtp domain
domain -name |
ドメイン名。 ドメイン名は最大 32 文字です。 |
管理ドメイン名は作成されません。
VLAN コンフィギュレーション(vlan)
リリース |
変更内容 |
---|---|
12.0(7)XE |
このコマンドが、Catalyst 6000 シリーズ スイッチに追加されました。 |
12.2(2)XT |
このコマンドが、Cisco 2600 シリーズ、Cisco 3600 シリーズ、および Cisco 3700 シリーズ ルータで実装されました。 |
12.2(8)T |
このコマンドは、Cisco 2600 シリーズ、Cisco 3600 シリーズ、および Cisco 3700 シリーズ ルータ上の Cisco IOS Release 12.2(8)T に統合されました。 |
12.2(33)SRA |
このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(33)SRA に統合されました。 |
12.2SX |
このコマンドは、Cisco IOS Release 12.2SX トレインでサポートされます。 このトレインの特定の 12.2SX リリースにおけるサポートは、フィーチャ セット、プラットフォーム、およびプラットフォーム ハードウェアによって異なります。 |
domainname 引数を定義すると、ドメイン名は大文字と小文字が区別されます。
ドメイン名が設定されるまでは、装置は no-management-domain 状態になります。 この状態では、ローカル VLAN 設定の変更の有無に関係なく、VLAN トランキング プロトコル(VTP)アドバタイズを送信しません。 現在トランキング中であるポート上で最初の VTP サマリー パケットを受信したとき、あるいは vtpdomain コマンドで設定されたドメイン名を受け取ったときに、装置の no-management-domain 状態が終了します。 装置がサマリー パケットからドメインを受け取る場合は、コンフィギュレーション リビジョン番号が 0 にリセットされます。
装置の no-management-domain 状態が終了すると、NVRAM を消去して、装置をリロードしない限り、再度 no-management-domain 状態になるように設定できません。
次に、装置の管理ドメインを DomainChandon に設定する例を示します。
Router(vlan)# vtp domain DomainChandon
コマンド |
説明 |
---|---|
show vtp |
VTP 統計情報およびドメイン情報を表示します。 |
vtp(グローバル) |
VTP コンフィギュレーション ストレージ ファイルの名前を変更します。 |
仮想トランキング プロトコル(VTP)ドメイン パスワードを作成するには、VLAN コンフィギュレーション モードで vtppassword コマンドを使用します。 パスワードを削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
vtp password password-value
no vtp password
password value |
パスワード。 値は 1 ~ 32 文字の範囲の ASCII 文字列です。 |
デフォルトは password です。
VLAN コンフィギュレーション(vlan)
リリース |
変更内容 |
---|---|
12.0(7)XE |
このコマンドが、Catalyst 6000 シリーズ スイッチに追加されました。 |
12.1(1)E |
Catalyst 6000 シリーズ スイッチにおけるこのコマンドのサポートが E トレインに拡張されました。 |
12.2(2)XT |
このコマンドが、Cisco 2600 シリーズ、Cisco 3600 シリーズ、および Cisco 3700 シリーズ ルータで実装されました。 |
12.2(8)T |
このコマンドは、Cisco 2600 シリーズ、Cisco 3600 シリーズ、および Cisco 3700 シリーズ ルータ上の Cisco IOS Release 12.2(8)T に統合されました。 |
12.2(33)SRA |
このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(33)SRA に統合されました。 |
12.2SX |
このコマンドは、Cisco IOS Release 12.2SX トレインでサポートされます。 このトレインの特定の 12.2SX リリースにおけるサポートは、フィーチャ セット、プラットフォーム、およびプラットフォーム ハードウェアによって異なります。 |
passwordvalue 引数の値は、1 ~ 32 文字の ASCII 文字列です。
次に、DomainChandon の VTP ドメイン パスワードを作成する例を示します。
Router(vlan)# vtp password DomainChandon
次に、VTP ドメイン パスワードを削除する例を示します。
Router(vlan)# no vtp password Clearing device VLAN database password.
コマンド |
説明 |
---|---|
show vtp |
VTP 統計情報およびドメイン情報を表示します。 |
vtp(グローバル) |
VTP コンフィギュレーション ストレージ ファイルの名前を変更します。 |
装置を仮想トランキング プロトコル(VTP)サーバ モードにするには、VLAN コンフィギュレーション モードで vtpserver コマンドを使用します。
vtp server
このコマンドには引数またはキーワードはありません。
デフォルトは VTP サーバ モードです。
VLAN コンフィギュレーション(vlan)
リリース |
変更内容 |
---|---|
12.0(7)XE |
このコマンドが、Catalyst 6000 シリーズ スイッチに追加されました。 |
12.1(1)E |
Catalyst 6000 シリーズ スイッチにおけるこのコマンドのサポートが E トレインに拡張されました。 |
12.2(2)XT |
このコマンドが、Cisco 2600 シリーズ、Cisco 3600 シリーズ、および Cisco 3700 シリーズ ルータで実装されました。 |
12.2(8)T |
このコマンドは、Cisco 2600 シリーズ、Cisco 3600 シリーズ、および Cisco 3700 シリーズ ルータ上の Cisco IOS Release 12.2(8)T に統合されました。 |
12.2(33)SRA |
このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(33)SRA に統合されました。 |
12.2SX |
このコマンドは、Cisco IOS Release 12.2SX トレインでサポートされます。 このトレインの特定の 12.2SX リリースにおけるサポートは、フィーチャ セット、プラットフォーム、およびプラットフォーム ハードウェアによって異なります。 |
サーバ モードのスイッチで VTP または VLAN 設定を変更した場合、その変更は同じ VTP ドメインのすべてのスイッチに伝播されます。
ダイナミック VLAN 作成がディセーブルの場合、VTP に設定できるモードは、サーバ モードまたはクライアント モードのいずれかに限ります。
受信スイッチがサーバ モードの場合、設定は変更されません。
vtpserver コマンドは、装置がクライアント モードではない場合にエラーを返さないという点を除き、novtpclient コマンドと同等の機能を提供します。
次に、装置を VTP サーバ モードにする例を示します。
Router(vlan)# vtp server
コマンド |
説明 |
---|---|
show vtp |
VTP 統計情報およびドメイン情報を表示します。 |
vtp(グローバル) |
VTP コンフィギュレーション ストレージ ファイルの名前を変更します。 |
vtp client |
デバイスを VTP クライアント モードにします。 |
vtp transparent |
装置を VTP トランスペアレント モードにします。 |
装置を仮想トランキング プロトコル(VTP)トランスペアレント モードにするには、VLAN コンフィギュレーション モードで vtptransparent コマンドを使用します。 VTP サーバ モードに戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
vtp transparent
no vtp transparent
このコマンドには引数またはキーワードはありません。
デフォルトは VTP サーバ モードです。
VLAN コンフィギュレーション(vlan)
リリース |
変更内容 |
---|---|
12.0(7)XE |
このコマンドが、Catalyst 6000 シリーズ スイッチに追加されました。 |
12.1(1)E |
Catalyst 6000 シリーズ スイッチにおけるこのコマンドのサポートが E トレインに拡張されました。 |
12.2(2)XT |
このコマンドが、Cisco 2600 シリーズ、Cisco 3600 シリーズ、および Cisco 3700 シリーズ ルータで実装されました。 |
12.2(8)T |
このコマンドは、Cisco 2600 シリーズ、Cisco 3600 シリーズ、および Cisco 3700 シリーズ ルータ上の Cisco IOS Release 12.2(8)T に統合されました。 |
12.2(33)SRA |
このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(33)SRA に統合されました。 |
12.2SX |
このコマンドは、Cisco IOS Release 12.2SX トレインでサポートされます。 このトレインの特定の 12.2SX リリースにおけるサポートは、フィーチャ セット、プラットフォーム、およびプラットフォーム ハードウェアによって異なります。 |
vtptransparent コマンドは、ドメインの VTP をディセーブルにしますが、スイッチからドメインを削除しません。
受信スイッチがトランスペアレント モードの場合、設定は変更されません。 トランスペアレント モードのスイッチは、VTP に参加しません。 トランスペアレント モードでスイッチ上の VTP または VLAN 設定を変更しても、変更はネットワーク上の他のスイッチに伝播しません。
vtpserver コマンドは、装置がトランスペアレント モードの場合にエラーを返さないという点を除き、novtptransparent コマンドと類似しています。
次に、装置を VTP トランスペアレント モードにする例を示します。
Router(vlan)# vtp transparent
次に、装置を VTP サーバ モードに戻す例を示します。
Router(vlan)# no vtp transparent
コマンド |
説明 |
---|---|
show vtp |
VTP 統計情報およびドメイン情報を表示します。 |
vtp(グローバル) |
VTP コンフィギュレーション ストレージ ファイルの名前を変更します。 |
vtp client |
デバイスを VTP クライアント モードにします。 |
vtp server |
装置を VTP サーバ モードにします。 |