この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
VSM バックアップとリカバリの手順を使用して、ハイ アベイラビリティ(HA)環境にある両方の VSM で障害が発生した場合に、VSM を再作成できるテンプレートを作成できます。
(注) 初期バックアップ後に定期的にバックアップを実行して、最新の設定を保持できるようにすることを推奨します。「定期的なバックアップの実行」を参照してください。
VSM バックアップとリカバリには次の注意事項と制約事項があります。
• VSM をバックアップするには、ネットワーク管理者とサーバ管理者間で調整をする必要があります。
• 次の手順は Release 4.0(4)SV1(3) 以降のリリースに当てはまります。
• これらの手順は、アップグレードやダウングレード用ではありません。
(注) Cisco NX-OS コマンドは Cisco IOS コマンドと異なる場合があることに注意してください。
この手順を開始する前に、次のことを確認または実行する必要があります。
• VSM が仮想イーサネット モジュール(VEM)ホストにある場合、システム VLAN として管理 VLAN を設定する必要があります。
• この手順を開始する前に、VSM で、 copy running-config startup-config コマンドを入力します。
[vSphere Client] ウィンドウが開きます。図 14-1 を参照してください。
ステップ 2 左側のナビゲーション ペインで、スタンバイ VSM を右クリックします。
ステップ 3 [Power] > [Power Off] を選択します。
図 14-2 [Clone to Template] ウィンドウ
ステップ 4 左側のナビゲーション ペインで、スタンバイ VSM を右クリックします。
ステップ 5 [Template] > [Clone to Template] を選択します。
[Clone Virtual Machine to Template] 画面が開きます。図 14-3 を参照してください。
図 14-3 [Clone Virtual Machine to Template] 画面
ステップ 6 [Template Name] フィールドに名前を入力します。
ステップ 7 [Template Inventory Location] ペインで、テンプレートの場所を選択します。
[Choosing the Host] 画面が開きます。図 14-4 を参照してください。
[Choosing a Datastore] 画面が開きます。図 14-5 を参照してください。
図 14-5 [Choosing a Datastore] 画面
ステップ 11 [Select a format in which to store the virtual machine's virtual disks] ドロップダウン リストで、[Same format as source] を選択します。
[Confirming Settings] 画面が開きます。図 14-6 を参照してください。
図 14-6 [Confirming Settings] 画面
ステップ 14 新しい仮想マシンの設定を確認し、[Finish] をクリックします。
バックアップのテンプレートが作成され、[Virtual Machines] タブに表示されます。
[Template Virtual Machine] ウィンドウが開きます。図 14-7 を参照してください。
図 14-7 [Template Virtual Machine] ウィンドウ
ここでは、スタンバイ VSM の初期バックアップ実行後に、アクティブ VSM をバックアップする方法について説明します。
ステップ 1 次のようなコマンドを入力して、VSM をバック アップします。
ステップ 1 バックアップした VSM VM を配置するには、「バックアップ VSM VM の配置」を参照してください。
ステップ 2 古い設定を削除するには、「古い設定の削除」を参照してください。
ステップ 3 バックアップ設定を復元するには、「VSM のバックアップ コンフィギュレーションの復元」を参照してください。
ここでは、プライマリおよびセカンダリ VSM が存在しない場合にバックアップ VSM VM を配置する方法について説明します。
(注) VSM VM の配置時には、その電源をオンにしないでください。
[vSphere Client] ウィンドウが開きます。図 14-8 を参照してください。
ステップ 2 左側のナビゲーション ペインで、スタンバイ VSM のホストを選択します。
ステップ 3 [Virtual Machines] タブをクリックします。
ステップ 4 [template_VSM] を右クリックします。
ステップ 5 [Deploy Virtual Machine from this Template] を選択します。
[Deploy Template Wizard] 画面が開きます。図 14-9 を参照してください。
図 14-9 [Deploy Template Wizard] 画面
ステップ 6 [Name] フィールドに VSM の名前を入力します。
ステップ 7 [Inventory Location] ペインでクラスタを選択します。
[Choosing a Host] 画面が開きます。図 14-10 を参照してください。
[Choosing a Datastore] 画面が開きます。図 14-11 を参照してください。
図 14-11 [Choosing the Datastore] 画面
ステップ 11 [Select a format in which to store the virtual machine's virtual disks] ドロップダウン リストで、[Same format as source] を選択します。
[Guest Customization] 画面が開きます。図 14-12 を参照してください。
図 14-12 [Guest Customization] 画面
(注) [Power on this virtual machine after creation] チェックボックスがオフになっていることを確認します。
[Deploy Template - Ready to Complete] 画面が開きます。図 14-13 を参照してください。
図 14-13 [Deploy Template - Ready to Complete] 画面
ステップ 15 新しい仮想マシンの設定を確認し、[Finish] をクリックします。
(注) VEM で管理 VLAN を使用できない場合は、vSwitch に管理インターフェイスを追加する必要があります。
ステップ 17 [Edit Settings] を選択します。
[Virtual Machine Properties] ウィンドウが開きます。図 14-14 を参照してください。
図 14-14 [Virtual Machine Properties] ウィンドウ
ステップ 18 [Hardware / Summary] ペインで、[Network adapter 1] を選択します。
ステップ 19 [Hardware / Summary] ペインで、[Connect at power on] チェックボックスをオフにします。
ステップ 20 [Hardware / Summary] ペインで、[Network adapter 2] を選択します。
ステップ 21 [Device Status] 領域で、[Connect at power on] チェックボックスをオフにします。
[Power On] ウィンドウが開きます。図 14-15 を参照してください。
ステップ 23 新たに配置した VSM を右クリックします。
ステップ 24 [Power] > [Power On] を選択します。
ステップ 1 新たに配置した VSM の仮想マシンのコンソールを起動します。
ステップ 2 次のコマンドを入力して、プライマリに冗長ロールを設定します。
ステップ 3 次のコマンドを入力して、実行コンフィギュレーションをスタートアップ コンフィギュレーションにコピーします。
ステップ 4 次のコマンドを入力して、スタートアップ コンフィギュレーションを削除します。
ステップ 5 次のコマンドを入力して、プライマリ VSM とセカンダリ VSM をリブートします。
ここでは、VSM のバックアップ コンフィギュレーションを復元する方法について説明します。
ステップ 1 VSM をリブートすると、[System Admin Account Setup] ウィンドウが開きます。図 14-16 を参照してください。
図 14-16 [System Admin Account Setup] ウィンドウ
---- System Admin Account Setup ----
Enter the password for "admin":
Confirm the password for "admin":
ロールを指定しない場合は、スタンドアロン ロールがデフォルトで割り当てられます。
Enter HA role[standalone/primary/secondary]:
primary
[#########################################] 100%
ステップ 5 基本設定ダイアログボックスを開始するように求められたら、yes を入力します。
Would you like to enter the basic configuration dialog (yes/no):
yes
ステップ 6 別のログイン アカウントを作成するように求められたら、no を入力します。.
Create another login account (yes/no) [n]: no
ステップ 7 読み取り専用の SNMP コミュニティ ストリングを設定するように求められたら、no を入力します。
Configure read-only SNMP community string (yes/no) [n]: no
ステップ 8 読み取り/書き込みの SNMP コミュニティ ストリングを設定するように求められたら、no を入力します。
Configure read-write SNMP community string (yes/no) [n]: no
ステップ 10 アウトオブバンド管理を設定するように求められたら、yes を入力し、mgmt0 IPv4 アドレスとサブネット マスクを入力します。
Continue with Out-of-band (mgmt0) management configuration? [yes/no] [y]: yes
Mgmt0 IPv4 address:
172.28.15.152Mgmt0 IPv4 netmask: 255.255.255.0
ステップ 11 デフォルト ゲートウェイを設定するように求められたら、no を入力します。
Configure the default-gateway: (yes/no) [y]: no
ステップ 12 Telnet サービスをイネーブルにするように求められたら、yes を入力します。
Enable the telnet service? (yes/no) [y]: yes
ステップ 13 SSH サービスをイネーブルにするように求められたら、yes を入力して、キー タイプとキー ビット数を入力します。
詳細については、『 Cisco Nexus 1000V Security Configuration Guide, Release 4.2(1)SV1(5.1) 』を参照してください。
Enable the ssh service? (yes/no) [y]: yes
Type of ssh key you would like to generate (dsa/rsa) : rsa
Number of key bits <768-2048> : 1024
ステップ 14 HTTP サーバをイネーブルにするように求められたら、yes を入力します。
Enable the http-server? (yes/no)
yes
ステップ 15 NTP サーバを設定するように求められたら、no を入力します。
Configure NTP server? (yes/no) [n]: no
ステップ 16 VEM 機能レベルを設定するように求められたら、no を入力します。
ステップ 17 設定を編集するかどうか尋ねられたら、no を入力します。
Would you like to edit the configuration? (yes/no) [n]: no
ステップ 18 この設定を使用し、保存するように求められたら、yes を入力します。
Use this configuration and save it? (yes/no) [y]: yes
ステップ 19 vSphere Client で、VSM を右クリックし、[Edit Settings] を選択します。
[VSM Virtual Machine Properties] ウィンドウが開きます。図 14-17 を参照してください。
図 14-17 [VSM Virtual Machine Properties] ウィンドウ
ステップ 20 [Hardware / Summary] ペインで、[Network adapter 2] を選択します。
ステップ 21 [Connect at power on] チェックボックスをオンにします。
ステップ 23 次のコマンドを入力して、VSM のブートフラッシュにバックアップ コンフィギュレーションをコピーします。
ステップ 24 次のコマンドを入力して、実行コンフィギュレーションにバックアップ コンフィギュレーションをコピーします。
(注) 構文エラーが表示されることがあります。構文エラーは無視できます。
図 14-18 [Virtual Machine Properties] ウィンドウ
ステップ 25 [Hardware / Summary] ペインで、[Network adapter 1] を選択します。
ステップ 26 [Device Status] 領域で、[Connect at power on] チェックボックスをオンにします。
ステップ 27 次のコマンドを入力して、VEM が VSM に接続されていることを確認します。
ステップ 28 すべての VEM を接続した後で、次のコマンドを入力して、実行コンフィギュレーションにバックアップ コンフィギュレーションをコピーします。
(注) このステップは、イーサネット インターフェイスにインターフェイス コンフィギュレーション モードで直接機能が設定されている場合や、ERSPAN/NFM のような機能がある場合に、実行する必要があります。
ステップ 29 次のコマンドを入力して、実行コンフィギュレーションをスタートアップ コンフィギュレーションにコピーします。
ステップ 30 OVA/OVF ファイルを使用してスタンバイ VSM を作成し、HA ペアを形成します。『 Cisco Nexus 1000V Installation and Upgrade Guide, Release 4.2(1)SV1(5.1) 』の「Installing the Software from an OVA or OVF Image」を参照してください。
• Release 4.2(1)SV1(4) 以降のリリースでは、VMware vSphere Client から OVF テンプレートを展開し、[Configuration] ドロップダウン リストから [Nexus 1000V Secondary] を選択します。
• Release 4.0(4)SV1(2) ~ Release 4.0(4)SV1(3d) では、[Configuration] ドロップダウン リストから [Manual Install of Nexus 1000V] を選択し、VSM の [System Admin Setup] にセカンダリの HA ロールを割り当てます。
システム メッセージ ロギングの実装に関連する詳細情報については、次の項を参照してください。
• 「関連資料」
• 「標準」
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『 Cisco Nexus 1000V Command Reference, Release 4.2(1)SV1(5.1) 』 |
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ここでは、VSM バックアップとリカバリ機能のリリース履歴を示します。
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