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リカバリ メカニズムとして使用する場合、または複数の Cisco Nexus Virtual Services Appliance の間で VSB を移動する必要がある場合は、VSB のバックアップ コピーを作成し、リモートに格納することができます。
図 6-1 に、VSB をバックアップおよび回復するプロセスを示します。
VSB のバックアップおよびリカバリ時に使用する注意事項および制約事項は、次のとおりです。
• このプロセスで複数のエクスポート ファイルが作成される場合があります。番号を設定する目的でファイルのサフィックスを変更しないでください。1 つのファイルのプレフィックスを変更すると、すべてを変更しなければならなくなります。
• エクスポートするファイルを作成する前に VSB をシャット ダウンする必要があります。
• bootflash: export-import ディレクトリは、エクスポート ファイルを作成するか、または外部ストレージからファイルをコピーして戻す前に空にしておく必要があります。
• コンフィギュレーション ファイルには VSM を再作成するための十分な情報はありません。
• 定期的なバックアップの場合、VSB を一度エクスポートする必要があり(vCenter Server に接続後)、VSM 設定だけを定期的にバックアップする必要があります。
• 「フロー チャート:VSB の設定のバックアップおよび復元」
• 「バックアップコンフィギュレーション ファイルを使用した VSM のリカバリ」
VSB の設定をバックアップおよび復元するには、次の手順を使用できます。
図 6-1 フロー チャート:VSB の設定のバック アップおよび復元
VSB のバックアップ コピーを作成し、リモートに格納してから VSM を回復するために再インポートする、または複数の Cisco Nexus Virtual Services Appliance の間で VSB を移動するには、以下の手順を使用できます。
この手順を開始する前に、次のことを確認または実行する必要があります。
• EXEC モードで Cisco Nexus Virtual Services Appliance のコマンドライン インターフェイス(CLI)にログインしていること。
• エクスポートするファイルを作成している VSB の名前を知っていること。
• bootflash: export-import ディレクトリが空であることを確認していること。このディレクトリにファイルがある場合は、この手順を開始する前に削除する必要があります。
• エクスポートするファイルを作成する前にバックアップする VSB をシャット ダウンする必要があります。この手順には、VSB をシャット ダウンする手順と、その後ファイルを作成してから VSB を再起動する手順が含まれます。
(注) 複数のファイルが作成される可能性があります。番号を設定する目的でファイルのサフィックスを変更しないでください。1 つのファイルのプレフィックスを変更すると、すべてを変更しなければならなくなります。
5. shutdown [primary | secondary]
6. show virtual-service-blade summary
7. export [primary | secondary]
8. dir bootflash:export-import
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switch-1(config-vsb-config)# delete bootflash:/export-import/1/*.* switch-1(config-vsb-config)# delete bootflash:/export-import/1 |
(注) export-import フォルダは削除しないでください。 | |
shutdown [primary | secondary] |
Cisco Nexus Virtual Services Appliance の冗長ペアの場合、プライマリまたはセカンダリのどちらをシャット ダウンするのか指定する必要があります。 |
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switch-1(config-vsb-config)# show virtual-service-blade summary ------------------------------------------------------------------------------- Name Role State Nexus1010-Module ------------------------------------------------------------------------------- VSM1 PRIMARY VSB POWERED ON Nexus1010-PRIMARY |
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switch-1(config-vsb-config)# export secondary Note: export completed...switch-1(config-vsb-config)# switch-1(config-vsb-config)# export primary ERROR: Please clean export-import directory first, then proceed. switch-1(config-vsb-config)# export secondary ERROR: Cannot export active virtual-service-blade, please shut and retry. |
VSB の圧縮された tar イメージを含むエクスポートされた VSB のスロット ID という名前のディレクトリが作成されます。 Cisco Nexus Virtual Services Appliance の冗長ペアからエクスポートする場合、プライマリまたはセカンダリのどちらからエクスポートするのかを指定する必要があります。 (注) export コマンドは Cisco Nexus Virtual Services Appliance のコンフィギュレーション ファイルを移動しません。export コマンドはリモート ストレージにコピーする必要があるバックアップ コピーを作成します。これには個別の手順があります。 |
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switch-1(config-vsb-config)# dir bootflash:export-import |
確認のため、VSB の圧縮された tar イメージがあるフォルダのディレクトリ名を含む、bootflash: export-import ディレクトリの内容を表示します。 (注) このフォルダ名は、ステップ 11 で必要です。 |
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no shutdown [primary | secondary] |
エクスポート用のファイルの作成時に電源をオフにした VSB の電源をオンにします。 Cisco Nexus Virtual Services Appliance の冗長ペアの場合、プライマリまたはセカンダリを指定する必要があります。 |
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switch-1(config-vsb-config)# show virtual-service-blade summary ------------------------------------------------------------------------------- Name Role State Nexus1010-Module ------------------------------------------------------------------------------- VSM1 PRIMARY VSB POWERED ON Nexus1010-PRIMARY |
||
dir bootflash:export-import switch-1(config-vsb-config)# dir bootflash:export-import/1 279955021 Sep 08 19:13:21 2011 Vdisk1.img.tar.00 |
VSB の圧縮された tar イメージのファイル名を含む、Cisco Nexus Virtual Services Appliance のエクスポート フォルダの内容を表示します。 (注) ステップ 8 で、このフォルダ名を確認します。 (注) 複数のファイルが作成される可能性があります。番号を設定する目的でファイルのサフィックスを変更しないでください。1 つのファイルのプレフィックスを変更すると、すべてを変更しなければならなくなります。 |
VSB のコンフィギュレーション ファイルをリモート ストレージにコピーし、この目的のために作成されたフォルダを Cisco Nexus Virtual Services Appliance から削除するには、この手順を使用します。
この手順を開始する前に、次のことを確認または実行する必要があります。
• 「VSB のバックアップ ファイルの作成」を使用してエクスポートするファイルが作成済みであり、そのファイルの名前と存在するフォルダの名前を知っていること。
(注) 複数のファイルが作成される可能性があります。その場合、この手順で最初のファイル名を使用します。番号を設定する目的でファイルのサフィックスを変更しないでください。1 つのファイルのプレフィックスを変更すると、すべてを変更しなければならなくなります。
• EXEC モードで Cisco Nexus Virtual Services Appliance のコマンドライン インターフェイス(CLI)にログインしていること。
• リモート ストレージの位置のパスの名前を知っていること。
• エクスポートのバックアップ ファイルをコピーした後、export-import 内のファイルおよびフォルダを含む内容を削除すること。export-import フォルダは削除しないでください。
1. copy bootflash:export-import/ folder-name / filename ftp:
以前保存した VSB のバックアップ コピーを、リモート ストレージから Cisco Nexus 1010 にインポートするには、次の手順を使用します。
• アクティブな Cisco Nexus 1010 の CLI に、EXEC モードでログインします。
• Cisco Nexus 1010 のリモート ストレージの位置での設定のコピーを、「バックアップした VSB 設定のエクスポート」を使用して、以前に作成して保存していること。
(注) 複数のファイルが作成される可能性があります。その場合、import コマンドの最初のファイル名だけを使用してください。番号を設定する目的でファイルのサフィックスを変更しないでください。1 つのファイルのプレフィックスを変更すると、すべてを変更しなければならなくなります。
• リモート ストレージの位置の VSB の名前とパスを知っていること。
• bootflash: export-import ディレクトリが空であることを確認していること。このディレクトリにファイルがある場合、VSB のコンフィギュレーション ファイルをインポートする前に削除する必要があります。
• インポートされた VSB の役割がインポートされた Cisco Nexus Virtual Services Appliance の役割と一致しない場合、VSB の役割が Cisco Nexus Virtual Services Appliance の役割と一致するように内部的に変更されます。
3. copy ftp: filename bootflash:export-import
6. import [primary | secondary] filename
7. show virtual-service-blade summary
この手順を開始する前に、次のことを確認または実行する必要があります。
• 「VSB のバックアップ ファイルのインポート」を使用して、コンフィギュレーション ファイルのバックアップ コピーをインポートしていること。
• リモート ストレージに VSM 実行コンフィギュレーションのコピーがあること。
• EXEC モードで Cisco Nexus Virtual Services Appliance のコマンドライン インターフェイス(CLI)にログインしていること。
• この手順では、Cisco Nexus 1000V のライセンスを更新するためのステップについて説明します。詳細については、『 Cisco Nexus 1000V License Configuration Guide, Release 4.2(1)SV1(5.1) 』を参照してください。
• この手順では、リカバリ中の VEM vCenter の通信を防ぐため、VSM 管理ポートと制御ポートをシャットダウンする必要があります。VSM 制御ポートおよび管理ポート、および VSB のシリアル ポートの ID を知っておく必要があります。
• この手順では、VSM ソフトウェアを設定する必要があります。VSM VSB に対して次の情報を使用できるようにする必要があります。
– HA ロール(インポートされた VSM と同じ役割としての設定が必要)
VSM ソフトウェアの設定に関する詳細については、『 Cisco Nexus 1000V Getting Started Guide, Release 4.2(1)SV1(5.1) 』を参照してください。
vCenter Server 接続に関する詳細については、を参照してください。
ステップ 1 Cisco Nexus Virtual Services Appliance で、VSM VSB 制御および管理インターフェイスをシャット ダウンします。
switch-1(config)# interface vethernet1/1
VSM 管理および制御インターフェイスは VEM および vCenter と通信していません。
ステップ 2 制御および管理インターフェイスがダウンしていることを確認します。
show virtual-service-blade name name
switch-1(config)# show virtual-service-blade name VSM1
VsbEthernet1/1/1: control vlan: 1306 state: down
VsbEthernet1/1/2: management vlan: 1304 state: down
VsbEthernet1/1/3: packet vlan: 1307 state: up
Interface: internal vlan: NA state: up
virtual-service-blade name
no shutdown [primary | secondary]
switch-1(config)# virtual-service-blade VSM1
switch-1(config)# no shutdown primary
ステップ 4 プライマリ VSM のCisco Nexus Virtual Services Appliance シリアル ポートにログインします。
ステップ 5 スタートアップ コンフィギュレーションを消去します。
以前の設定は消去されます。ステップ 11で、以前に保存した実行コンフィギュレーションのバックアップと置き換えます。
Cisco Nexus Virtual Services Appliance が起動し、セットアップ ウィザードが開始されます。
ステップ 7 VSM を設定するためにセットアップ ウィザードを使用します。次を除くすべてのデフォルト値を受け入れます。
• HA ロール(インポートされた VSM と同じ役割としての設定が必要)
ステップ 8 実行コンフィギュレーションをスタートアップ コンフィギュレーションにコピーします。
copy running-config startup-config
n1000v# copy running-config startup-config
[########################################] 100%
ステップ 9 VSM VSB 上の管理インターフェイスを再度開きます。
switch-1(config)# interface vethernet1/2
VSM 管理インターフェイスは、VEM および vCenter と再度通信しています。
ステップ 10 管理インターフェイスが動作していることを確認します。
show virtual-service-blade name name
switch-1(config)# show virtual-service-blade name VSM1
VsbEthernet1/1/1: control vlan: 1306 state: down
VsbEthernet1/1/2: management vlan: 1304 state: up
VsbEthernet1/1/3: packet vlan: 1307 state: up
Interface: internal vlan: NA state: up
ステップ 11 保存されている実行コンフィギュレーションのバックアップを VSM のブートフラッシュにコピーします。
ステップ 12 実行コンフィギュレーションをスタートアップ コンフィギュレーションにコピーします。
copy running-config startup-config
n1000v# copy running-config startup-config
[########################################] 100%
ステップ 13 VSM VSB の制御インターフェイスを再度開きます。
switch-1(config)# interface vethernet1/1
VSM 管理インターフェイスは VEM および vCenter と再度通信しています。
ステップ 14 制御インターフェイスが動作していることを確認します。
show virtual-service-blade name name
switch-1(config)# show virtual-service-blade name VSM1
VsbEthernet1/1/1: control vlan: 1306 state: up
VsbEthernet1/1/2: management vlan: 1304 state: up
VsbEthernet1/1/3: packet vlan: 1307 state: up
Interface: internal vlan: NA state: up
ステップ 15 VSM CLI で show module コマンドを入力して、モジュールを確認します。
Mod Ports Module-Type Model Status
--- ----- -------------------------------- ------------------ ------------
1 0 Virtual Supervisor Module Nexus1000V active *
2 0 Virtual Supervisor Module Nexus1000V ha-standby
3 248 Virtual Ethernet Module NA ok
4 248 Virtual Ethernet Module NA ok
--- ---------------- ------------------------------------------------
3 4.2(1)SV1(4a) VMware ESXi 4.0.0 Releasebuild-208167 (1.9)
4 4.2(1)SV1(4a) VMware ESX 4.1.0 Releasebuild-260247 (2.0)
Mod MAC-Address(es) Serial-Num
--- -------------------------------------- ----------
1 00-19-07-6c-5a-a8 to 00-19-07-6c-62-a8 NA
2 00-19-07-6c-5a-a8 to 00-19-07-6c-62-a8 NA
3 02-00-0c-00-03-00 to 02-00-0c-00-03-80 NA
4 02-00-0c-00-04-00 to 02-00-0c-00-04-80 NA
Mod Server-IP Server-UUID Server-Name
--- --------------- ------------------------------------ --------------------
3 10.78.109.72 44454c4c-4300-1046-8043-b6c04f563153 10.78.109.72
4 10.78.109.71 44454c4c-3300-1056-8057-b3c04f583153 10.78.109.71
switch-1(config)# enable secondary
VSM がプライマリおよびセカンダリ モジュールで、HA モードで再度実行中です。
バックアップおよびリカバリを確認するには、次のコマンドを使用します。
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各 VSB の冗長ステート(アクティブまたはスタンバイ)と冗長ロール(プライマリまたはセカンダリ)を表示します。 (注) このコマンドはアクティブ Cisco Nexus Virtual Services Appliance だけが認識します。例 6-2(P.6-17) を参照してください。 |
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例 6-3(P.6-17) を参照してください。 |
switch-1(config-vsb-config)# dir bootflash:export-import/1
279955021 Sep 08 19:13:21 2011 Vdisk1.img.tar.00
Usage for bootflash://sup-local
switch-1(config-vsb-config)# show virtual-service-blade summary
-------------------------------------------------------------------------------
Name Role State Nexus1010-Module
-------------------------------------------------------------------------------
VSM1 PRIMARY VSB POWERED OFF Nexus1010-PRIMARY
VSM1 SECONDARY VSB POWERED ON Nexus1010-SECONDARY
VsbEthernet1/1/1: control vlan: 1306 state: down
VsbEthernet1/1/2: management vlan: 1304 state: down
VsbEthernet1/1/3: packet vlan: 1307 state: up
システムレベルの HA 機能の実装に関する詳細については、次の各セクションを参照してください。
• 「関連資料」
• 「標準」
• 「RFC」
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ここでは、エクスポートおよびインポート機能のリリース履歴を示します。
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