この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
この章では、Cisco Nexus 2248TP FEX シャーシと各コンポーネントに付いて説明します。これらの取り付けや交換を行うと、Cisco Nexus 7000 シリーズ スイッチと接続することができます。この章で説明する内容は、次のとおりです。
• 「Cisco Nexus 7000 シリーズ スイッチでの FEX の使用に関する情報」
• 「Cisco Nexus 2000 シリーズ FEX シャーシ」
• 「ポート」
Cisco Nexus 7000 シリーズ スイッチのアーキテクチャは、最大 32 個の Cisco Nexus 2248 Fabric Extender(FEX)をリモート I/O モジュールとして接続することによって拡張することができます。各 FEX は、トップオブラックで最大 48 個のホストに接続できます。また、各 FEX は親の Cisco Nexus 7000 シリーズ スイッチ ファブリックの拡張機能になり、FEX とスイッチが組み合わされて仮想モジュラ システムになります。FEX は、1 ギガビット イーサネットのすべてのトラフィックを、10 Gb アップリンクを介してホストからスイッチに転送します。スイッチからのトラフィックは、FEX へは 10 Gb アップリンクを介して、個々のホストへは 10/1000 Mb イーサネット ダウンリンクを介して送信されます。
FEX を Cisco Nexus 7000 シリーズ スイッチに接続するには、32 ポート M1 シリーズ イーサネット I/O モジュールをスイッチに取り付けます。各 FEX を 4 つの共有ポートのセットのうちの 1 つのポートに接続して、完全に専用の 10 Gb の帯域幅を確保することが推奨されます。
Cisco Nexus 7000 シリーズ スイッチへの接続が可能な Cisco Nexus 2000 シリーズ FEX シャーシの特性を 表 1-1 に示します。このシャーシを 19 インチ(0.5 m)のラックに取り付けるには、1 RU が必要です。
|
|
|
|
|
|
---|---|---|---|---|---|
Cisco Nexus 2248TP FEX シャーシの前面には、図 1-1 に示すように、電源モジュールが 2 つ、ファン トレイが 1 つ、および LED が 2 つあります。このシャーシは、前面およびファン トレイがラックのコールド アイル(前面)側を向くように取り付けます。
図 1-1 Cisco Nexus 2248TP FEX シャーシの前面図
|
|
||
|
Cisco Nexus 2248 Fabric Extender の背面には、図 1-2 に示すように、48 個の 1 ギガビット イーサネット ポート、4 個の 10 ギガビット イーサネット ポート、ビーコン LED、およびステータス LED があります。このシャーシは、背面がラックのホット アイル(背面)側を向くように取り付けます。
図 1-2 Cisco Nexus 2248TP FEX シャーシの背面図
|
|
||
|
Cisco Nexus 2000 シリーズ Fabric Extender の各ポートには番号が付いています。また、ポート グループは、その機能に基づいて番号付けされています。各ポート グループのポートは、上から下、左から右の順に番号付けされます。図 1-3 に、ポートの番号付けがどのように行われているかを示します。この図には、ホスト側 1 Gb イーサネット ポートおよびネットワーク側 10 Gb イーサネット ポートがどのポートかも示されています。
図 1-3 Cisco Nexus 2248TP FEX でのポート番号付け
|
|
Cisco Nexus 2248TP FEX シャーシには、フロントエンドの電源モジュール用ベイが 2 つあります。このシャーシは 1 つの電源モジュールでも完全に機能しますが、電源の冗長性を確保するために、もう 1 つ電源モジュールを設置することができます。図 1-4 に電源モジュールを示します。この電源モジュールには LED が 2 つあります。1 つは電源ステータスを示し、もう 1 つは障害状態を示します。電源モジュールはホットスワップ可能です。電源モジュールの設置手順の詳細については、「電源モジュールの取り外しおよび取り付け」を参照してください。
図 1-4 Cisco Nexus 2000 シリーズ Fabric Extender の電源モジュール
|
|
LED の説明については、「LED の説明」を参照してください。
シャーシに電源モジュールを 1 つ取り付け、もう一方の電源モジュール スロットを空にする場合は、ブランク フィラー パネルを使用して空のスロットをカバーする必要があります。図 1-5図 1-5 に、電源モジュール用ブランク フィラー パネルを示します。
Cisco Nexus 2000 シリーズ Fabric Extender には、ファン トレイが 1 つあります。このファン トレイは、別のファン トレイとのホットスワップが可能です。ファン トレイのホットスワップを行う場合、元のファン トレイを取り外してから 60 秒以内に交換用のファン トレイを取り付けるか、Fabric Extender をシャットダウンする必要があります。図 1-6 にファン トレイを示します。
図 1-6 Cisco Nexus 2000 シリーズ Fabric Extender ファン モジュール
表 1-2 に、Cisco Nexus 2000 シリーズ Fabric Extender の LED の説明を示します。
|
|
|
|
|
|
---|---|---|---|---|---|
過熱状態が発生しています。環境モニタリング中に温度のしきい値を大幅に超過しました。 |
|||||
AC 電力が供給されていて、3.3 Voltage Standby(VSB)がオンで、電源モジュールがオフになっています。 |
|||||
Cisco Nexus 2248TP FEX は、ネットワークのアップリンク接続用として、SFP+ イーサネットの光トランシーバと銅線トランシーバ、および Fabric Extender Transceiver(FET; Fabric Extender トランシーバ)をサポートしています。また、ホスト接続用として、RJ-45 コネクタをサポートしています。
• 「10 ギガビット イーサネットの銅線アップリンク トランシーバ」
Enhanced Small Form Factor Pluggable(SFP+; 拡張着脱可能小型フォーム ファクタ)10 Gb 光トランシーバは、トランスミッタとレシーバーが搭載された双方向装置です。現在、Cisco Nexus 2248TP FEX は、ショートレンジおよびロングレンジの SFP+ トランシーバおよび FET トランシーバをサポートしています。これらのトランシーバは、Cisco Nexus 2248TP FEX の 4 つのアップリンク ポートで使用されます。また、Cisco Nexus 7000 シリーズ スイッチの 32 ポート 10 Gb イーサネット I/O モジュール(M132XP-12)でも使用されます。各ケーブルの両端では、同じトランシーバを使用する必要があります。
(注) トランシーバを使用して FEX をスイッチに接続する場合、32 ポート I/O モジュールで、4 つの共有ポートの別々のセットに各 10 Gb アップリンクを接続する必要があります。
図 1-7 に、SFP+ 光トランシーバの主な機能を示します。これらのトランシーバに適用されるケーブル仕様については、 表 1-3 を参照してください。また、これらのトランシーバに適用される環境仕様については、 表 1-4 を参照してください。
|
|
||
|
|
||
|
|
|
|
|
|
|
|
---|---|---|---|---|---|---|
|
|
---|---|
Enhanced Small Form Factor Pluggable(SFP+; 拡張着脱可能小型フォーム ファクタ)10 ギガビット イーサネット トランシーバは、トランスミッタとレシーバーが搭載された双方向装置です。Cisco Nexus 2248TP FEX は、このケーブルの 1 m、3 m、5 m、7 m、および 10 m のバージョンをサポートしていますが、Cisco Nexus 7000 シリーズ スイッチは、このケーブルの 7 m と 10 m のバージョンしかサポートしていません。そのため、銅ケーブルを使用して FEX を Cisco Nexus 7000 シリーズ スイッチに接続する場合は、このケーブルの 7 m および 10 m のバージョンを使用する必要があります。
図 1-7 に、SFP+ 銅線トランシーバとケーブルを示します。これらのトランシーバに適用されるケーブル仕様については、 表 1-3 を参照してください。また、これらのトランシーバに適用される環境仕様については、 表 1-4 を参照してください。
図 1-8 SFP+ 銅線 10 ギガビット イーサネット トランシーバ モジュール
|
|
---|---|
Cisco Nexus 2248TP FEX と各ホストを接続するには、RJ-45 コネクタを使用します。
図 1-7 に、RJ-45 コネクタの主な機能を示します。
|
|