デバイスのファイル システム、ディレクトリ、およびファイルの概要
ここでは、次の内容について説明します。
• 「ファイル システム」
• 「ディレクトリ」
• 「ファイル」
• 「仮想化サポート」
ファイル システム
ローカル ファイル システムを指定する構文は、 filesystem : [ // module / ] です。 表6-1 に、デバイスで参照可能なファイル システムの説明を示します。
表6-1 ファイル システムの構文コンポーネント
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bootflash |
sup-active sup-local |
イメージ ファイル、コンフィギュレーション ファイルおよびその他のファイルの保存に使用する、アクティブ スーパーバイザ モジュール上の内部 CompactFlash メモリ。初期のデフォルト ディレクトリは、bootflash です。 |
sup-standby sup-remote |
イメージ ファイル、コンフィギュレーション ファイルおよびその他のファイルの保存に使用する、スタンバイ スーパーバイザ モジュール上の内部 CompactFlash メモリ |
slot0 |
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システム イメージ、コンフィギュレーション ファイルおよびその他のファイルの保存に使用する、スーパーバイザ モジュールに取り付けられている外部 CompactFlash メモリ |
volatile |
-- |
一時的または保留中の変更に使用する、スーパーバイザ モジュール上の Volatile Random-Access Memory(VRAM; 揮発性 RAM) |
nvram |
-- |
スタートアップ コンフィギュレーション ファイルの保存に使用する、スーパーバイザ モジュール上の Nonvolatile Random-Access Memory(NVRAM; 不揮発性 RAM) |
log |
-- |
ロギング ファイル統計情報を保存するアクティブ スーパーバイザ上のメモリ |
system |
-- |
実行コンフィギュレーション ファイルの保存に使用するスーパーバイザ モジュール上のメモリ |
debug |
-- |
デバッグ ログに使用するスーパーバイザ モジュール上のメモリ |
usb1 |
-- |
イメージ ファイル、コンフィギュレーション ファイルおよびその他のファイルの保存に使用する、スーパーバイザ モジュールに取り付けられている外部 USB フラッシュ メモリ |
usb2 |
-- |
イメージ ファイル、コンフィギュレーション ファイルおよびその他のファイルの保存に使用されるスーパーバイザ モジュールに取り付けられている外部 USB フラッシュ メモリ |
ディレクトリ
ディレクトリは、bootflash: および外部フラッシュ メモリ(slot0:、usb1:、および usb2:)に作成できます。これらのディレクトリをナビゲートして、ファイル用に使用できます。
ファイル
bootflash:、volatile:、slot0:、usb1:、および usb2: ファイル システム上にファイルを作成して、それらのファイルにアクセスします。system: ファイル システム上のファイルには、アクセスのみが可能です。 debug logfile コマンドに指定されているデバッグ ログ ファイル用に debug: ファイル システムを使用できます。また、システム イメージ ファイルなどのファイルを FTP、Secure Copy(SCP)、Secure Shell FTP(SFTP)、および TFTP を使用してリモート サーバからダウンロードできます。
仮想化サポート
ほとんどのファイル システム、ディレクトリ、ファイル設定および操作は Virtual Device Context (VDC; 仮想デバイス コンテキスト)に対してローカルです。例外が 1 つあり、外部フラッシュ デバイスのフォーマットはデフォルト VDC から実行する必要があります。詳細については、VDC を参照してください。VDC の詳細については、『 Cisco NX-OS Virtual Device Context Configuration Guide 』Release 4.0 を参照してください
コンフィギュレーション ファイルのライセンス要件
次の表に、この機能のライセンス要件を示します。
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NX-OS |
ファイル システム、ディレクトリ、およびファイルの使用にライセンスは必要ありません。ライセンス パッケージに含まれていない機能は Cisco NX-OS システム イメージにバンドルされており、無料で提供されます。NX-OS ライセンス スキームの詳細については、『 Cisco NX-OS Licensing Guide 』Release 4.0 を参照してください。 |
Tab キーを使用したファイル名の完成
部分的に入力したファイル名を Tab キーを使用して完成させることができます。ファイル名を部分的に入力して Tab キーを押すと、入力した文字列が単一ファイルに対して一意であれば、NX-OS ソフトウェアによってファイル名が完成されます。部分的に入力した名前が一意でない場合は、この例のように、入力した文字列に一致するファイル名の選択肢のリストが NX-OS ソフトウェアによって表示されます。
switch# show file bootflash:e<Tab>
bootflash:eem_logs bootflash:epld.tar.gz
bootflash:epld.scr bootflash:eth_span.log
switch# show file bootflash:e
ファイル名が一意になるように追加の文字を入力すると、NX-OS によってファイル名が完成されます。
外部フラッシュ デバイスのフォーマット
外部フラッシュ デバイスをフォーマットして、デフォルト VDC の内容を消去して工場出荷時の状態に戻すことができます。
(注) 破損したブートフラッシュをフォーマットによって回復する詳細については、『Cisco NX-OS Troubleshooting Guide』Release 4.0 を参照してください。
開始前の作業
デフォルト VDC にいることを確認します。
外部フラッシュ デバイスをアクティブ スーパーバイザ モジュールに差し込みます。
手順の要約
1. dir { slot0: | usb1: | usb2: }
2. format { slot0: | usb1: | usb2: }
詳細な手順
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ステップ 1 |
dir { slot0: | usb1: | usb2: }
switch# dir slot0: |
(任意)外部フラッシュ デバイスの内容を表示します。 |
ステップ 2 |
format { slot0: | usb1: | usb2: }
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外部フラッシュ デバイスをフォーマットします。 |
ディレクトリの使用方法
ここでは、次の内容について説明します。
• 「現在のディレクトリの確認」
• 「現在のディレクトリの変更」
• 「ディレクトリの作成」
• 「ディレクトリの内容の表示」
• 「ディレクトリの削除」
• 「スタンバイ スーパーバイザ モジュール上のディレクトリへのアクセス」
現在のディレクトリの確認
現在のディレクトリのディレクトリ名を表示できます。
手順の要約
1. pwd
詳細な手順
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ステップ 1 |
pwd
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現在のデフォルト ディレクトリの名前を表示します。 |
現在のディレクトリの変更
ファイル システム操作に関する現在のディレクトリを変更できます。初期のデフォルト ディレクトリは、bootflash: です。
手順の要約
1. pwd
2. cd { directory | filesystem : [ // module / ][ directory ]}
詳細な手順
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ステップ 1 |
pwd
switch# pwd |
(任意)現在のデフォルト ディレクトリの名前を表示します。 |
ステップ 2 |
cd { directory | filesystem : [ // module / ][ directory ]}
switch# cd slot0: |
現在のディレクトリを新しいものに変更できます。ファイル システム、モジュール、ディレクトリ名では、大文字と小文字が区別されます。 |
ディレクトリの作成
ディレクトリは、bootflash: ファイル システムおよびフラッシュ デバイス ファイル システムに作成できます。
手順の要約
1. pwd
2. cd { directory | filesystem : [ // module / ][ directory ]}
3. mkdir [ filesystem : [ // module / ]] directory
詳細な手順
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ステップ 1 |
pwd
switch# pwd |
(任意)現在のデフォルト ディレクトリの名前を表示します。 |
ステップ 2 |
cd { directory | filesystem : [ // module / ][ directory ]}
switch# cd slot0: |
(任意)現在のディレクトリを新しいものに変更します。ファイル システム、モジュール、ディレクトリ名では、大文字と小文字が区別されます。 |
ステップ 3 |
mkdir [ filesystem : [ // module / ]] directory
switch# mkdir test |
新規ディレクトリを作成します。 filesystem 引数では、大文字と小文字が区別されます。 directory 引数は、英数字で指定します。大文字と小文字が区別され、最大文字数は 64 です。 |
ディレクトリの内容の表示
ディレクトリの内容を表示できます。
手順の要約
1. dir [ filesystem : [ // module / ][ directory ]]
詳細な手順
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ステップ 1 |
dir [ directory | filesystem : [ // module / ][ directory ]]
switch# dir bootflash:test |
ディレクトリの内容を表示します。デフォルトは、現在使用中のディレクトリです。ファイル システム名およびディレクトリ名では、大文字と小文字が区別されます。 |
ディレクトリの削除
デバイス上のファイル システムからディレクトリを削除できます。
開始前の作業
削除する前にディレクトリが空であることを確認してください(ファイルの削除を参照)。
手順の要約
1. pwd
2. dir [ filesystem : [ // module / ][ directory ]]
3. rmdir [ filesystem : [ // module / ]] directory
詳細な手順
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ステップ 1 |
pwd
switch# pwd |
(任意)現在のデフォルト ディレクトリの名前を表示します。 |
ステップ 2 |
dir [ filesystem : [ // module / ][ directory ]]
switch# dir bootflash:test |
(任意)現在のディレクトリの内容を表示します。ファイル システム、モジュール、ディレクトリ名では、大文字と小文字が区別されます。 ディレクトリが空でない場合は、ディレクトリを削除する前にすべてのファイルを削除する必要があります(ファイルの削除を参照)。 |
ステップ 3 |
rmdir [ filesystem : [ // module / ]] directory
switch# mkdir test |
ディレクトリを削除します。ファイル システム名およびディレクトリ名では、大文字と小文字が区別されます。 |
スタンバイ スーパーバイザ モジュール上のディレクトリへのアクセス
アクティブ スーパーバイザ モジュール上のセッションから、スタンバイ スーパーバイザ モジュール(リモート)上のすべてのファイル システムにアクセスできます。この機能は、アクティブ スーパーバイザ モジュールへファイルをコピーするときに、スタンバイ スーパーバイザ モジュール上に同様のファイルが存在する必要がある場合に役立ちます。アクティブ スーパーバイザ モジュール上のセッションから、スタンバイ スーパーバイザ モジュール上のファイル システムにアクセスするには、 filesystem ://sup-remote/ または filesystem ://sup-standby/ のいずれかを使用して、ファイル パスでスタンバイ スーパーバイザ モジュールを指定します。
ファイルの使用方法
ここでは、次の内容について説明します。
• 「ファイルの移動」
• 「ファイルのコピー」
• 「ファイルの削除」
• 「ファイルの内容の表示」
• 「ファイル チェックサムの表示」
• 「ファイルの圧縮および圧縮解除」
• 「ファイルの最終行の表示」
• 「show コマンド出力をファイルへリダイレクト」
• 「ファイルの検索」
ファイルの移動
ファイルをあるディレクトリから別のディレクトリに移動できます。
注意 移動先のディレクトリに同じ名前のファイルが存在する場合、そのファイルは移動したファイルによって上書きされます。
ヒント 同じディレクトリ内で move コマンドを使用すると、ファイル名を変更できます。
手順の要約
1. pwd
2. dir [ filesystem : [ // module / ][ directory ]]
3. move [ filesystem : [ // module / ][ directory /] | directory / ] source-filename {{ filesystem : [ // module / ][ directory / ] | directory / }[ target-filename ] | target-filename }
詳細な手順
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ステップ 1 |
pwd
switch# pwd |
(任意)現在のデフォルト ディレクトリの名前を表示します。 |
ステップ 2 |
dir [ filesystem : [ // module / ][ directory ]]
switch# dir bootflash |
(任意)現在のディレクトリの内容を表示します。ファイル システム名およびディレクトリ名では、大文字と小文字が区別されます。 |
ステップ 3 |
move [ filesystem : [ // module / ][ directory / ] | directory / ] source-filename {{ filesystem : [ // module / ][ directory / ] | directory / }[ target-filename ] | target-filename }
switch# move test old_tests/test1 |
ファイルを移動します。 ファイル システム、モジュール、ディレクトリ名では、大文字と小文字が区別されます。 target-filename 引数は、英数字で指定します。大文字と小文字が区別され、最大文字数は 64 です。 target-filename 引数を指定しない場合は、ファイル名が source-filename 引数の値にデフォルト設定されます。 |
ファイルのコピー
同じディレクトリまたは別ディレクトリにファイルのコピーを作成できます。
(注) dir コマンドを使用して、コピー先のファイル システムに十分な領域があることを確認します。十分な領域がない場合は、delete コマンドを使用して不要なファイルを削除します。
手順の要約
1. pwd
2. dir [ filesystem : [ // module / ][ directory ]]
3. copy [ filesystem : [ // module / ][ directory / ] | directory / ] source-filename {{ filesystem : [ // module / ][ directory / ]] | directory / }[ target-filename ]
詳細な手順
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ステップ 1 |
pwd
switch# pwd |
(任意)現在のデフォルト ディレクトリの名前を表示します。 |
ステップ 2 |
dir [ filesystem : [ // module / ][ directory ]]
switch# dir bootflash |
(任意)現在のディレクトリの内容を表示します。ファイル システム名およびディレクトリ名では、大文字と小文字が区別されます。 |
ステップ 3 |
copy [ filesystem : [ // module / ][ directory / ] | directory / ] source-filename | { filesystem : [ // module / ][ directory / ]] | directory / }[ target-filename ]
switch# move test old_tests/test1 |
ファイルをコピーします。ファイル システム、モジュール、ディレクトリ名では、大文字と小文字が区別されます。 source-filename 引数は、英数字で指定します。大文字と小文字が区別され、最大文字数は 64 です。 target-filename 引数を指定しない場合は、ファイル名が source-filename 引数の値にデフォルト設定されます。 |
ファイルの削除
ファイルまたはディレクトリとそのすべての内容を削除できます。
手順の要約
1. dir [ filesystem : [ // module / ][ directory ]]
2. delete { filesystem : [ // module / ][ directory /] | directory / } filename
詳細な手順
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ステップ 1 |
dir [ filesystem : [//module/][ directory ]]
switch# dir bootflash |
(任意)現在のディレクトリの内容を表示します。ファイル システム名およびディレクトリ名では、大文字と小文字が区別されます。 |
ステップ 2 |
delete {
filesystem
: [//module/][
directory /] |
directory /}
filename
switch# move test old_tests/test1 |
ファイルを削除します。ファイル システム、モジュール、ディレクトリ名では、大文字と小文字が区別されます。 source-filename 引数では、大文字と小文字が区別されます。
注意 ディレクトリを指定して
delete コマンドを実行すると、ディレクトリ全体およびそのすべての内容が削除されます。
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ファイルの内容の表示
ファイルの内容を表示できます。
手順の要約
1. show file [ filesystem : [ // module / ]][ directory / ] filename
詳細な手順
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ステップ 1 |
show file [
filesy stem:[//module/]][directory/]filename
switch# show file bootflash:test-results
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ファイルの内容を表示します。 |
ファイル チェックサムの表示
チェックサムを表示して、ファイルの整合性をチェックできます。
手順の要約
1. show file [ filesystem : [ // module / ]][ directory / ] filename { cksum | md5sum }
詳細な手順
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ステップ 1 |
show file [ filesystem : [ // module / ]][ directory / ]filename {cksum | md5sum}
switch# show file bootflash:trunks2.cfg cksum |
ファイルのチェックサムまたは MD5 チェックサムを表示します。 |
ファイルの圧縮および圧縮解除
Lempel-Ziv 1977(LZ77)コーディングを使用して NX-OS デバイス上のファイルを圧縮および圧縮解除できます。
手順の要約
1. dir [ filesystem : [ // module / ][ directory ]]
2. gzip [ filesystem : [ // module / ][ directory / ] | directory / ] filename
gunzip [ filesystem : [ // module / ][ directory / ] | directory / ] filename .gz
詳細な手順
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ステップ 1 |
dir [ filesystem : [ // module / ][ directory ]]
switch# dir bootflash |
(任意)現在のディレクトリの内容を表示します。ファイル システム名およびディレクトリ名では、大文字と小文字が区別されます。 |
ステップ 2 |
gzip [ filesystem : [ // module / ][ directory / ] | directory / ] filename
switch# gzip show_tech |
ファイルを圧縮します。圧縮後は、ファイルに .gz 拡張子が付きます。 |
gunzip [ filesystem : [ // module / ][ directory / ] | directory / ] filename .gz
switch# gunzip show_tech.gz |
ファイルを圧縮解除します。圧縮解除の対象ファイルは、.gz 拡張子が付いたものでなければなりません。圧縮解除後のファイルには、.gz 拡張子は付きません。 |
ファイルの最終行の表示
ファイルの最終行を表示できます。
手順の要約
1. tail [ filesystem : [ // module / ]][ directory / ] filename [ lines ]
詳細な手順
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ステップ 1 |
tail [ filesystem : [ // module / ]][ directory / ] filename [ lines ]
switch# tail ospf-gr.conf |
ファイルの最終行を表示します。デフォルトの行数は 10 です。範囲は 0 ~ 80 行です。 |
show コマンド出力をファイルへリダイレクト
show コマンド出力を、bootflash:、slot0:、volatile:、またはリモート サーバ上のファイルにリダイレクトできます。
コンフィギュレーション ファイルの保存の詳細については、「コンフィギュレーション ファイルの使用方法」を参照してください。
手順の要約
1. show-command > [ filesystem : [ // module / ][ directory /] | directory / ] filename
詳細な手順
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ステップ 1 |
show-command > [ filesystem : [ // module / ][ directory ]] directory / ] filename
switch# show tech-support > bootflash:techinfo |
show コマンド出力をファイルにリダイレクトします。 |
ファイルの検索
現在使用中のディレクトリ内で、ファイルおよび名前が特定の文字ストリングで始まるサブディレクトリを検索できます。
手順の要約
1. pwd
2. cd { filesystem : [ // module / ][ directory /] | directory }
3. find filename-prefix
詳細な手順
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ステップ 1 |
pwd
switch# pwd |
(任意)現在のデフォルト ディレクトリの名前を表示します。 |
ステップ 2 |
cd { filesystem : [ // module / ][ directory ]} directory }
switch# cd bootflash:test_scripts |
(任意)デフォルト ディレクトリを変更します。 |
ステップ 3 |
find filename-prefix
switch# find bgp_script |
デフォルト ディレクトリおよびファイル名プレフィクスで始まるそのサブディレクトリ内のすべてのファイル名を検索できます。ファイル名プレフィクスでは、大文字と小文字が区別されます。 |
ファイル システムの使用例
ここでは、次の内容について説明します。
• 「スタンバイ スーパーバイザ モジュール上のディレクトリへのアクセス」
• 「ファイルの削除」
• 「ファイルのコピー」
• 「ファイルの削除」
• 「ファイルの内容の表示」
• 「ファイルの内容の表示」
• 「ファイル チェックサムの表示」
• 「ファイルの圧縮および圧縮解除」
スタンバイ スーパーバイザ モジュール上のディレクトリへのアクセス
次に、スタンバイ スーパーバイザ モジュール上のファイルのリストを表示する例を示します。
switch# dir bootflash://sup-remote
12198912 Aug 27 16:29:18 2003 m9500-sf1ek9-kickstart-mzg.1.3.0.39a.bin
1864931 Apr 29 12:41:59 2003 dplug2
12288 Apr 18 20:23:11 2003 lost+found/
12097024 Nov 21 16:34:18 2003 m9500-sf1ek9-kickstart-mz.1.3.1.1.bin
41574014 Nov 21 16:34:47 2003 m9500-sf1ek9-mz.1.3.1.1.bin
Usage for bootflash://sup-remote
次に、スタンバイ スーパーバイザ モジュール上のファイルを削除する例を示します。
switch# delete bootflash://sup-remote/aOldConfig.txt
ファイルの削除
次に、外部フラッシュ デバイス上のファイルを移動する例を示します。
switch# move slot0:samplefile slot0:mystorage/samplefile
次に、デフォルト ファイル システム内のファイルを移動する例を示します。
switch# move samplefile mystorage/samplefile
ファイルのコピー
次に、slot0: ファイル システムのルート ディレクトリから mystorage ディレクトリに samplefile という名前のファイルをコピーする例を示します。
switch# copy slot0:samplefile slot0:mystorage/samplefile
次に、現在のディレクトリ レベルからファイルをコピーする例を示します。
switch# copy samplefile mystorage/samplefile
次に、アクティブ スーパーバイザ モジュールのブートフラッシュからスタンバイ スーパーバイザ モジュールのブートフラッシュへファイルをコピーする例を示します。
switch# copy bootflash:system_image bootflash://sup-2/system_image
次に、NVRAM の既存のコンフィギュレーションの内容を上書きする例を示します。
switch# copy nvram:snapshot-config nvram:startup-config
Warning: this command is going to overwrite your current startup-config:
Do you wish to continue? {y/n} [y] y
また、 copy コマンドを使用して、slot0:または bootflash: ファイル システムから FTP、TFTP、SFTP、または SCP サーバにファイルをアップロードおよびダウンロードできます。
ファイルの削除
次に、現在使用中のディレクトリからファイルを削除する例を示します。
switch# delete dns_config.cfg
次に、外部 CompactFlash(slot0)からファイルを削除する例を示します。
switch# delete slot0:dns_config.cfg
次に、ディレクトリ全体およびそのすべての内容を削除する例を示します。
switch# delete bootflash:my-dir
This is a directory. Do you want to continue (y/n)? [y] y
ファイルの内容の表示
次に、外部フラッシュ デバイス上のファイルの内容を表示する例を示します。
switch# show file slot0:test
次に、現在のディレクトリ内に存在するファイルの内容を表示する例を示します。
ファイル チェックサムの表示
次に、ファイルのチェックサムを表示する例を示します。
switch# show file bootflash:trunks2.cfg cksum
次に、ファイルの MD5 チェックサムを表示する例を示します。
switch# show file bootflash:trunks2.cfg md5sum
3b94707198aabefcf46459de10c9281c
ファイルの圧縮および圧縮解除
次に、ファイルを圧縮する例を示します。
1525859 Jul 04 00:51:03 2003 Samplefile
switch# gzip volatile:Samplefile
266069 Jul 04 00:51:03 2003 Samplefile.gz
次に、圧縮ファイルを圧縮解除する例を示します。
266069 Jul 04 00:51:03 2003 Samplefile.gz
switch# gunzip samplefile
1525859 Jul 04 00:51:03 2003 Samplefile
show コマンド出力のリダイレクト
次に、bootflash: ファイルシステム上のファイルに出力を送信する例を示します。
switch# show interface > bootflash:switch1-intf.cfg
次に、外部フラッシュ メモリ上のファイルに出力を送信する例を示します。
switch# show interface > slot0:switch-intf.cfg
次に、TFTP サーバ上のファイルに出力を送信する例を示します。
switch# show interface > tftp://10.10.1.1/home/configs/switch-intf.cfg
次に、 show tech-support コマンド出力をファイルに送信する例を示します。
switch# show tech-support > Samplefile
Building Configuration ...
1525859 Jul 04 00:51:03 2003 Samplefile
ファイルの検索
次に、現在のデフォルト ディレクトリでファイルを検索する例を示します。
/usr/bin/find: ./lost+found: Permission denied
./newer-fs/isan/etc/routing-sw/smm_shm.cfg
./newer-fs/isan/etc/smm_shm.cfg
デフォルト設定
表6-2 に、ファイル システム パラメータのデフォルト設定を示します。
表6-2 デフォルトのファイル システム設定
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デフォルト ファイルシステム |
bootflash: |
詳細な資料
ファイル システムに関連する詳細情報は、次のとおりです。
• 「関連資料」
関連資料
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ライセンス |
『 Cisco NX-OS Licensing Guide 』Release 4.0 |
コマンド リファレンス |
『 Cisco NX-OS Fundamentals Command Reference 』Release 4.0 |