Catalyst 3750 スイッチ ハードウェア インストレーション ガイド
偏向のない言語
この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
翻訳について
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
- Updated:
- 2017年5月29日
章のタイトル： 製品概要
製品概要
Catalyst 3750 ファミリのスイッチ（以降では スイッチ と呼びます）は、Cisco IP Phone、Cisco Wireless Access Points ワークスペース、およびその他のネットワーク装置（サーバ、ルータ、その他のスイッチなど）を接続できるスタック可能なイーサネット スイッチです。この章では、Catalyst 3750 スイッチ モジュールの機能の概要について説明します。次のトピックについて説明します。
•
「機能」
機能
スイッチはバックボーン スイッチとして導入し、他のネットワーク装置の 10BASE-T、100BASE-TX、および 1000BASE-T イーサネット トラフィックを集約できます。ネットワークにスイッチを導入する方法の例については、スイッチ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイドを参照してください。
図 1-3 ～図 1-15 は Catalyst 3750 スイッチを示します。
– Catalyst 3750-24FS スイッチ：24 100BASE-FX ポートと 2 個の Small Form-factor Pluggable（SFP）モジュール スロット
– Catalyst 3750-24TS スイッチ：24 10/100 イーサネット ポートと 2 個の SFP モジュール スロット
– Catalyst 3750-48TS スイッチ：48 10/100 イーサネット ポートと 4 個の SFP モジュール スロット
– Catalyst 3750-24PS スイッチ：24 10/100 Power over Ethernet（PoE; パワー オーバー イーサネット）ポートと 2 個の SFP モジュール スロット
– Catalyst 3750-48PS スイッチ：48 10/100 PoE ポートと 4 個の SFP モジュール スロット
– Catalyst 3750V2-24FS スイッチ：24 個の SFP モジュール スロット（ダウンリンク）と 2 個の SFP モジュール スロット（アップリンク）
– Catalyst 3750V2-24TS スイッチ：24 10/100 イーサネット ポートと 2 個の SFP モジュール スロット
– Catalyst 3750V2-48TS スイッチ：48 10/100 イーサネット ポートと 4 個の SFP モジュール スロット
– Catalyst 3750V2-24PS スイッチ：24 10/100 PoE ポートと 2 個の SFP モジュール スロット
– Catalyst 3750V2-48PS スイッチ：48 10/100 PoE ポートと 4 個の SFP モジュール スロット
– Catalyst 3750G-12S スイッチ：12 個の SFP モジュール スロット
– Catalyst 3750G-12S-SD スイッチ：12 個の SFP モジュール スロット
– Catalyst 3750G-24T スイッチ：24 個の 10/100/1000 イーサネット ポート
– Catalyst 3750G-24TS スイッチ：1.5 Rack Unit（RU; ラック ユニット）、24 個の 10/100/1000 イーサネット ポートおよび 4 個の SFP モジュール スロット
– Catalyst 3750G-24TS-1U スイッチ：1 個の RU、24 個の 10/100/1000 イーサネット ポート、および 4 個の SFP モジュール スロット
– Catalyst 3750G-48TS スイッチ：48 個の 10/100/1000 イーサネット ポート、および 4 個の SFP モジュール スロット
– Catalyst 3750G-24PS スイッチ：24 個の 10/100/1000 PoE ポート、および 4 個の SFP モジュール スロット
– Catalyst 3750G-48PS スイッチ：48 個の 10/100/1000 PoE ポート、および 4 個の SFP モジュール スロット
– Catalyst 3750G-24WS-S25 スイッチ：24 個の 10/100/1000 PoE ポート、2 個の SFP モジュール スロット、および統合 Cisco ワイヤレス LAN コントローラ（最大 25 の Cisco Lightweight Access Point をサポート）
– Catalyst 3750G-24WS-S50 スイッチ：24 個の 10/100/1000 PoE ポート、2 個の SFP モジュール スロット、および統合 Cisco ワイヤレス LAN コントローラ（最大 50 の Cisco Lightweight Access Point をサポート）
– Catalyst 3750G-16TD スイッチ：16 個の 10/100/1000 イーサネット ポート、および 1 個の 10 ギガビット イーサネット XENPAK モジュール スロット
（注） 10 ギガビット イーサネット XENPAK モジュールは、ソフトウェア マニュアルでは 10 ギガビット イーサネット モジュール ポートとも記載されています。
• スイッチがサポートする SFP モジュールは次のとおりです。
– 100BASE-FX Multimode Fiber（MMF; マルチモード ファイバ）
– Coarse Wavelength-division Multiplexing（CWDM; 低密度波長分割多重方式）
（注） 1000BASE-T SFP モジュールを Catalyst 3750 スイッチに取り付ける場合、全二重モードでは 10、100、または 1000 Mb/s、半二重モードでは 10 または 100 Mb/s で動作します。
• Catalyst 3750G-16TD スイッチがサポートする XENPAK モジュールのリストについては、表 B-2を参照してください。
– 10/100 ポートの場合、速度とデュプレックス設定は自動ネゴシエートされます
– 10/100/1000 ポートの場合、速度は自動ネゴシエートされ、全二重モードのみがサポートされます
（注） 速度が 10 または 100 Mb/s に設定されている場合は、ギガビット イーサネット インターフェイス上のデュプレックス モードを半二重、全二重、自動ネゴシエーションのいずれかに設定できます。インターフェイスの速度が 1000 Mb/s の場合は、ギガビット イーサネット インターフェイス上で半二重モードに設定できません。
• Catalyst 3750 スイッチはスタック構成をサポートします。StackWise ポートをケーブル接続することで、最大 9 台のスイッチをスタックできます。StackWise ポートはユーザ構成できません。
• AC 入力を処理し、バックアップ DC 電源出力を Catalyst 3750 に供給するオプションの Cisco RPS 2300 または Cisco RPS 675 Redundant Power System（RPS：冗長電源システム）の接続。Catalyst 3750G-12S-SD スイッチは RPS をサポートしません。
前面パネルの説明
ここでは、ファスト イーサネットおよびギガビット イーサネット スイッチについて説明します。
• 「10/100 ポートおよび 10/100/1000 ポート」
• 「XENPAK モジュール スロット（Catalyst 3750G-16TD スイッチ）」
• 「LED」
ファスト イーサネット スイッチ
Catalyst 3750-24FS および 3750V2-24FS スイッチの前面パネル
Catalyst 3750-24FS スイッチの 100BASE-FX ポートの番号は 1 ～ 24 です（図 1-1 を参照）。SFP モジュール スロットの番号は 1（左）および 2（右）です。
|
|
|
Catalyst 3750V2-24FS スイッチのダウンリンク SFP モジュール スロットの番号は 1 ～ 24 です。スロットは 2 つ 1 組のペアでグループ分けされています。図 1-2 に示すように、ペアの最初のメンバ（スロット 1）が、2 つ目のメンバ（スロット 2）の上にあります。
（注） Catalyst 3750V2-24FS スイッチは、ダウンリンク SFP モジュール スロットに限り 100BASE-FX Multimode Fiber（MMF; マルチモード ファイバ）SFP をサポートします。
アップリンク SFP モジュール スロットの番号は 1（左）および 2（右）です。
図 1-2 Catalyst 3750V2-24FS スイッチ
|
|
|
Catalyst 3750-24TS および 3750V2-24TS スイッチの前面パネル
スイッチの 10/100 ポートの番号は 1 ～ 24 です。ポートは 2 つ 1 組のペアでグループ分けされています。図 1-3 に示すように、ペアの最初のメンバ（ポート 1）が、2 つ目のメンバ（ポート 2）の上にあります。ポート 3 はポート 4 の上にあります。他のペアも同様です。SFP モジュール スロットの番号は 1（左）および 2（右）です。
図 1-3 Catalyst 3750-24TS および 3750V2-24TS スイッチ
|
|
|
Catalyst 3750-48TS および 3750V2-48TS スイッチの前面パネル
スイッチの 10/100 ポートの番号は 1 ～ 48 です。ポートは 2 つ 1 組のペアでグループ分けされています。図 1-4 に示すように、ペアの最初のメンバ（ポート 1）が、2 つ目のメンバ（ポート 2）の上にあります。ポート 3 はポート 4 の上にあります。他のペアも同様です。SFP モジュール スロットの番号は 1 ～ 4 です。
図 1-4 Catalyst 3750-48TS および 3750V2-48TS スイッチ
|
|
|
Catalyst 3750-24PS および 3750V2-24PS スイッチの前面パネル
スイッチの 10/100 PoE ポートは、2 つ 1 組のペアでグループ分けされています。図 1-5 に示すように、ペアの最初のメンバ（ポート 1）が、2 つ目のメンバ（ポート 2）の上にあります。ポート 3 はポート 4 の上にあります。他のペアも同様です。SFP モジュール スロットの番号は 1 と 2 です。
図 1-5 Catalyst 3750-24PS および 3750V2-24PS スイッチ
|
|
|
Catalyst 3750-48PS および 3750V2-48PS スイッチの前面パネル
スイッチの 10/100 PoE ポートは、2 つ 1 組のペアでグループ分けされています。図 1-6 に示すように、ペアの最初のメンバ（ポート 1）が、2 つ目のメンバ（ポート 2）の上にあります。ポート 3 はポート 4 の上にあります。他のペアも同様です。SFP モジュール スロットの番号は 1 ～ 4 です。
図 1-6 Catalyst 3750-48PS および 3750V248-PS スイッチ
|
|
|
ギガビット イーサネット スイッチ
Catalyst 3750G-12S および Catalyst 3750G-12S-SD スイッチの前面パネル
スイッチの SFP モジュール スロットの番号は 1 ～ 12 です。スロットは図 1-7 に示すように 4 個 1 組の 3 セットにグループ分けされています。
図 1-7 Catalyst 3750G-12S および 3750G-12S-SD スイッチ
|
|
Catalyst 3750-24T、3750G-24TS、および 3750G-24TS-1U スイッチの前面パネル
スイッチ上の 10/100/1000 ポートは、2 つ 1 組のペアでグループ分けされています。図 1-8、図 1-9、および図 1-10 に示すように、ペアの最初のメンバ（ポート 1）が、2 つ目のメンバ（ポート 2）の上にあります。ポート 3 はポート 4 の上にあります。他のペアも同様です。
Catalyst 3750G-24TS スイッチ（図 1-9）および Catalyst 3750G-24TS-1U スイッチ（図 1-10）の SFP モジュール スロットの番号は 25 ～ 28 です。
|
|
図 1-9 Catalyst 3750G-24TS スイッチ
|
|
|
図 1-10 Catalyst 3750G-24TS-1U スイッチ
|
|
|
Catalyst 3750G-48TS スイッチの前面パネル
スイッチの 10/100/1000 ポートの番号は 1 ～ 48 です。また、2 つ 1 組のペアでグループ分けされています。図 1-11 に示すように、ペアの最初のメンバ（ポート 1）が、2 つ目のメンバ（ポート 2）の上にあります。ポート 3 はポート 4 の上にあります。他のペアも同様です。SFP モジュール スロットの番号は 49 ～ 52 です。
図 1-11 Catalyst 3750G-48TS スイッチ
|
|
|
Catalyst 3750G-24PS スイッチの前面パネル
スイッチの 10/100/1000 PoE ポートは、2 つ 1 組のペアでグループ分けされています。図 1-12 に示すように、ペアの最初のメンバ（ポート 1）が、2 つ目のメンバ（ポート 2）の上にあります。ポート 3 はポート 4 の上にあります。他のペアも同様です。SFP モジュール スロットの番号は 25 ～ 28 です。
図 1-12 Catalyst 3750G-24PS スイッチ
|
|
|
Catalyst 3750G-48PS スイッチの前面パネル
スイッチの 10/100/1000 PoE ポートは、2 つ 1 組のペアでグループ分けされています。図 1-13 に示すように、ペアの最初のメンバ（ポート 1）が、2 つ目のメンバ（ポート 2）の上にあります。ポート 3 はポート 4 の上にあります。他のペアも同様です。SFP モジュール スロットの番号は 49 ～ 52 です。
図 1-13 Catalyst 3750G-48PS スイッチ
|
|
|
Catalyst 3750G-16TD スイッチの前面パネル
スイッチの 10/100/1000 ポートは、2 つ 1 組のペアでグループ分けされています。図 1-14 に示すように、ペアの最初のメンバ（ポート 1）が、2 つ目のメンバ（ポート 2）の上にあります。ポート 3 はポート 4 の上にあります。他のペアも同様です。XENPAK モジュール スロットの番号は 1 です。
（注） 10 ギガビット イーサネット XENPAK モジュールは、ソフトウェア マニュアルでは 10 ギガビット イーサネット モジュール ポートとも記載されています。
図 1-14 Catalyst 3750G-16TD スイッチ
|
|
|
Catalyst 3750G Integrated Wireless LAN Controller スイッチの前面パネル
Catalyst 3750G Integrated Wireless LAN Controller スイッチには統合 Cisco ワイヤレス LAN コントローラがあります。スイッチ モデルによっては、統合ワイヤレス コントローラが最大 25 または 50 の Cisco Lightweight Access Points をサポートできます。10/100/1000 PoE ポート スイッチの番号は 1 ～ 24 です。また、2 つ 1 組のペアでグループ分けされています。図 1-15 に示すように、ペアの最初のメンバ（ポート 1）が、2 つ目のメンバ（ポート 2）の上にあります。ポート 3 はポート 4 の上にあります。他のペアも同様です。SFP モジュール スロットの番号は 25 と 26 です。また、スイッチには 2 つの内部ギガビット イーサネット ポートがあり、スイッチとコントローラを接続します。内部ポートの番号は 27 と 28 であり、前面パネルからは見えません。
図 1-15 Catalyst 3750G-24WS-S25 および 3750G-24WS-S50 スイッチ
|
|
|
10/100 ポートおよび 10/100/1000 ポート
スイッチの 10/100 ポートは、半二重、全二重、10 Mb/s、または 100 Mb/s の任意の組み合わせで動作するように設定できます。10/100/1000 ポートは、半二重または全二重の 10 または 100 Mb/s か、全二重の 1000 Mb/s で動作するように設定できます。
10/100 ポートと 10/100/1000 ポートはいずれも、IEEE 802.3AB に準拠した速度およびデュプレックスの自動ネゴシエーションを実行するように設定できます。（自動ネゴシエーションはデフォルトの設定です）。
（注） 速度が 10 または 100 Mb/s に設定されている場合は、ギガビット イーサネット インターフェイス上のデュプレックス モードを半二重、全二重、自動ネゴシエーションのいずれかに設定できます。インターフェイスの速度が 1000 Mb/s の場合は、ギガビット イーサネット インターフェイス上で半二重モードに設定できません。
自動ネゴシエーションを設定した場合、ポートは接続先装置の速度とデュプレックスを検知し、処理能力をアドバタイズします。接続先装置も自動ネゴシエーションをサポートしている場合、スイッチ ポートは最適な接続（両方の装置がサポートする最大の回線速度、および接続先装置が対応している場合は全二重伝送）のネゴシエーションを行い、それに応じた動作をするよう自動的に設定されます。いずれの場合も、接続先装置との距離が 328 フィート（100 m）以内でなければなりません。
スイッチの 10/100 または 10/100/1000 PoE ポートでは、IEEE 802.3af に準拠する装置向けに PoE をサポートしています。また、Cisco IP Phone と Cisco Aironet アクセス ポイントのシスコ先行標準 PoE もサポートします。
24 ポート スイッチでは、ポートは最大 15.4 W の PoE をサポートします。48 ポート スイッチでは、48 ポートのうち任意の 24 ポートで 15.4 W の PoE をサポートできます。また、任意の組み合わせのポートで同時に 7.7 W の PoE、370 W の最大スイッチの出力までをサポートします。
Catalyst 3750G-24WS-S25 および 3750G-24WS-S50 スイッチ PoE ポートのそれぞれが最大 15.4 W の PoE をサポートできます。
IP Phone やアクセス ポイントが接続されたときに、Catalyst 3750 PoE ポートで自動的に電力を供給するかどうかは、ポート単位で制御できます。デバイス マネージャおよび CLI は、10/100 または 10/100/1000 PoE ポートのそれぞれに Auto（デフォルト）と Never という 2 つの PoE 設定を用意しています。
• Auto を選択すると、有効な受電デバイス（IEEE 802.3af 互換の受電デバイス、シスコ先行標準 IP Phone、Cisco 先行標準 Cisco アクセス ポイントなど）が接続されている場合のみ、ポートから電力が供給されます。
• Never を選択した場合は、Cisco IP Phone やアクセス ポイントが接続されている場合でも、ポートから電力が供給されません。PoE ポートの設定とモニタリングについては、デバイス マネージャのオンライン ヘルプとスイッチ ソフトウェアのコンフィギュレーション ガイドを参照してください。
シスコの強化した電力ネゴシエーションによって、Cisco 7970G IP Phone などの一部の装置は、Catalyst 3750 PoE スイッチ上で高電力モードで動作できます。受電デバイスとスイッチは、電力消費レベルの合意に向け、電力ネゴシエーション Cisco Discovery Protocol（CDP）メッセージを通じてネゴシエーションします。このネゴシエーションにより、7 W より多くを消費する高電力のシスコ受電デバイスは、最も高い電力モードで動作できるようになります。受電デバイスは、最初に低電力モードでブートして 7 W 未満の電力を消費し、ネゴシエーションを行って高電力モードで動作するための十分な電力を取得します。受電装置が高電力モードに切り替わるのは、スイッチから確認を受信した場合に限られます。高電力装置は、電力ネゴシエーション CDP をサポートしないスイッチで低電力モードによって動作できます。
PoE ポートの設定とモニタリングについては、デバイス マネージャのオンライン ヘルプとスイッチ ソフトウェアのコンフィギュレーション ガイドを参照してください。
（注） また、Cisco IP Phone または Cisco Aironet Access Point を Catalyst 3750 PoE スイッチの 10/100 または 10/100/1000 ポートと AC 電源装置に接続して電源の冗長性を確保することができます。AC 電源装置に接続すると、受電デバイスはその主電源を AC 電源装置に切り替えることができます。この場合、PoE ポートは受電デバイスのバックアップ電源になります。
主電源装置に障害が発生した場合は、2 つ目の電源装置が受電デバイスの主電源になります。電源が切り替わる際に、IP Phone は再起動するか、またはスイッチとのリンクを再度確立します。
Cisco IP Phone および Cisco Aironet アクセス ポイントについては、IP Phone またはアクセス ポイントに付属のマニュアルを参照してください。
（注） 100BASE-TX および 1000BASE-T トラフィックではカテゴリ 5 以上のケーブルが必要です。10BASE-T トラフィックには、カテゴリ 3 またはカテゴリ 4 のケーブルを使用できます。
スイッチをワークステーション、サーバ、ルータ、および Cisco IP Phone に接続する場合、ケーブルがストレート ケーブルであることを確認します。スイッチをスイッチまたはハブに接続する場合は、クロス ケーブルを使用してください。1000BASE-T 接続にストレート ケーブルまたはクロス ケーブルを使用する場合は、正しく動作させるため必ずカテゴリ 5 以上の 4 ツイストペア ケーブルを使用してください。ケーブルのピン割り当てについては、付録 A「技術仕様」を参照してください。
CLI で mdix auto インターフェイス コンフィギュレーション コマンドを使用すると、Automatic Medium-Dependent Interface crossover（auto-MDIX）機能をイネーブルにすることができます。auto-MDIX 機能がイネーブルになっている場合、スイッチで銅線イーサネット接続に必要なケーブル タイプが検出され、それに応じてインターフェイスが設定されます。したがって、スイッチ上の 10/100、10/100/1000、または 1000BASE-T の銅線 SFP モジュール ポートには、接続先装置のタイプに関係なく、クロス ケーブルとストレート ケーブルのいずれも使用できます。
Cisco IOS Release 12.2(18)SE 以上が作動するスイッチでは、デフォルトで auto-MDIX 機能がイネーブルに設定されます。Cisco IOS Release 12.1(14)EA1 ～ 12.2(18)SE のリリースでは、auto-MDIX 機能がデフォルトの設定でディセーブルになります。この機能の設定については、スイッチのソフトウェア コンフィギュレーション ガイドまたはスイッチのコマンド リファレンスを参照してください 。
IEEE 802.3af を完全にはサポートしていない Cisco IP Phone やアクセス ポイントなど、旧型の受電デバイスの多くは、クロス ケーブルでスイッチに接続すると PoE に対応できない場合があります。
100BASE-FX ポート
100BASE-FX ポートは 50/125 または 62.5/125 ミクロン マルチモード光ファイバのケーブル接続を使用します。全二重モードの場合、スイッチから接続装置までのケーブルの長さは 2 km（6,562 フィート）以下にする必要があります。
全二重モードでも半二重モードでも、100BASE-FX ポートは 100 Mb/s でのみ動作します。また、自動ネゴシエートをサポートしません。半二重モードがデフォルト設定です。
100BASE-FX ポートを対象装置の SC または ST ポートに接続するには、表 B-1に記載されている MT-RJ 光ファイバ パッチ ケーブルのいずれかを使用します。
SFP モジュール スロット
SFP モジュール スロットがある Catalyst 3750 スイッチは、次の SFP モジュールをサポートします。
（注） Catalyst 3750V2-24FS スイッチは、ダウンリンク SFP モジュール スロットに限り 100BASE-FX Multimode Fiber（MMF; マルチモード ファイバ）SFP をサポートします。
スイッチがサポートする SFP モジュールのリストについては、Catalyst 3750 スイッチのリリース ノートを参照してください。
SFP モジュール
Catalyst 3750 スイッチはギガビット イーサネット SFP モジュールを使用して他の装置との接続を確立します。これらのトランシーバ モジュールは、現地交換が可能で、SFP モジュール スロットに実装されることによって、アップリンク インターフェイスを提供します。他のスイッチとのギガビット アップリンク接続にも SFP モジュールを使用できます。光ファイバ SFP モジュールへの接続には、LC コネクタまたは MT-RJ コネクタ付きの光ファイバ ケーブルを使用します。銅線 SFP モジュールの接続には、RJ-45 コネクタでカテゴリ 5 以上のケーブルを使用します。
XENPAK モジュール スロット（Catalyst 3750G-16TD スイッチ）
Catalyst 3750G-16TD スイッチは 10 ギガビット イーサネット XENPAK モジュールを使用して、ネットワークとの接続を確立します。スイッチの前面パネルにあるモジュール スロットにモジュールを取り付けます。Catalyst 3750G-16TD スイッチがサポートする XENPAK モジュールのリストについては、表 B-2を参照してください。
（注） 10 ギガビット イーサネット XENPAK モジュールは、ソフトウェア マニュアルでは 10 ギガビット イーサネット モジュール ポートとも記載されています。
LED
LED を使用することで、スイッチの動作やパフォーマンスをモニタできます。図 1-16、図 1-17、図 1-18 に、スイッチの LED と、ポートのモードの選択に使用する MODE ボタンを示します。
すべての LED が、GUI 管理アプリケーション（スイッチが複数の場合は Network Assistant アプリケーション、スイッチが 1 台の場合はデバイス マネージャ GUI）で表示できます。コマンドライン インターフェイス（CLI）を使用して個々のスイッチおよびスイッチ クラスタを設定およびモニタする方法については、スイッチのソフトウェア コンフィギュレーション ガイドを参照してください。
|
|
|
||
|
|
|
||
|
|
|
RPS LED1 |
|
|
|
|
|
|
|
||
|
|
|
||
|
|
|
||
|
|
|
||
|
|
図 1-18 Catalyst 3750G-24WS-S25 および 3750G-24WS-S50 スイッチの LED
|
|
|
||
|
|
|
||
|
|
|
||
|
|
|
||
|
|
システム LED
システム LED は、そのシステムに電力が供給され、正常に機能しているかどうかを示します。 表 1-1 に、LED のカラーとその意味を示します。
|
|
|
|---|---|
グリーンとオレンジに交互に点滅2 |
電源投入時セルフテスト（POST）実行中のシステム LED のカラーについては、「スイッチへの電源投入と POST の実行」を参照してください。
RPS LED
RPS LED は、RPS のステータスを示します。 表 1-2 に、LED のカラーとその意味を示します。RPS LED は Catalyst 3750G-12S-SD スイッチで使用されません。
Cisco RPS 2300 の詳細については、『 Cisco Redundant Power System 2300 Hardware Installation Guide 』を参照してください。Cisco RPS 675 の詳細については、『 Cisco RPS 675 Redundant Power System Hardware Installation Guide 』を参照してください。これらのガイドは Cisco.com で入手できます。
マスター LED
マスター LED はスタック マスターのステータスを示します。 表 1-2 に、LED のカラーとその意味を示します。
|
|
|
|---|---|
ポート LED とモード
RJ-45 port、SFP モジュール スロット、および XENPAK モジュール スロットのそれぞれにポート LED があります。ポート LED は、グループとして、または個別に、スイッチに関する情報と個別のポートに関する情報を表示します。ポート モードによって、ポート LED が示す情報の種類が決まります。 表 1-4 に、モード LED、その対応するポート モード、および意味を示します。
|
|
|
|
|---|---|---|
| （注） 10/100/1000 ポートは全二重モードでのみ動作します。 | ||
| StackWise ポート ステータス。詳細については、「スタック LED」を参照してください。 |
||
表 1-5 に、PoE LED のカラーとその意味を示します。
モードを選択または変更するには、目的のモードが強調表示されるまで MODE ボタンを押します。ポート モードを変更すると、ポートの LED カラーの意味も変わります。 表 1-6 に、各種ポート モードでのポート LED のカラーの意味を示します。
|
|
|
|
|---|---|---|
| PoE3 |
PoE がオフになっています。AC 電源から電力が供給されている装置をスイッチ ポートに接続しても、ポート LED は点灯しません。 |
|
|
||
| （注） PoE はデフォルトでイネーブルになっています。 | ||
リンク障害が発生しています。エラー フレームが接続に影響を与えている可能性があります。過度のコリジョン、巡回冗長検査（CRC）エラー、アライメント/ジャバー エラーなどがモニタされ、リンク障害が表示されています。 |
||
ポートがスパニングツリー プロトコル（STP）によってブロックされており、データを転送していません。 （注） ポートを再設定すると、STP がスイッチ ループの検出を実行します。その間、ポート LED はオレンジに点灯します（最大 30 秒）。 |
||
|
|
||
|
|
||
| （注） Catalyst 3750 スイッチに取り付けられている場合、1000BASE-T SFP モジュールは、10 Mb/s、100 Mb/s、または 1000 Mb/s の全二重モード、あるいは 10 Mb/s または 100 Mb/s の半二重モードでの動作が可能です。 | ||
|
|
||
| 3.PoE LED があるのは、Catalyst 3750-24PS、3750G-24PS、3750-48PS、3750G-48PS、3750G-24WS-S25、および 3750G-24WS-S50 スイッチのみです。 |
スイッチがスタックされ、スタックのいずれかのスイッチの MODE ボタンを押すと、スタックのすべてのスイッチはその選択したモードの表示に切り替わります。たとえば、スタック マスターで SPEED を表示する MODE ボタンを押すと、スタックのその他すべてのスイッチにも SPEED が表示されます。
PoE LED があるのは、Catalyst 3750-24PS、3750G-24PS、3750-48PS、3750G-48PS、3750G-24WS-S25、および 3750G-24WS-S50 スイッチです。スイッチで PoE モードを選択していない場合でも、PoE の問題が検出されればこの LED に示されます。Catalyst 3750G-S-SD には PoE LED がありません。
スタック LED
スタック LED には、スタックのメンバ スイッチのシーケンスが示されます。最大で 9 台のスイッチを同じスタックのメンバにすることができます。1 ～ 9 番目のポート LED には、スタック内の 1 スイッチのメンバ番号が示されます。 に、スタック メンバ番号が 1 である最初のスイッチの LED を示します。たとえば、MODE ボタンを押して STACK を選択すると、ポート 1 の LED はグリーンに点滅します。ポート 2 と 3 の LED はグリーンに点灯し、これらがスタックの他のスイッチのメンバ番号であることを表します。そのスタックにはもうメンバが含まれていないため、その他のポート LED は消灯します。
|
|
|
||
|
|
スタック LED を選択すると、（スイッチ背面パネルの）StackWise ポートがアップの状態であれば対応するスタック LED がグリーンに点灯します。ポートがダウンの状態であれば、スタック LED がオレンジに点灯します。
• Catalyst 3750-24TS および 3750V2-24TS スイッチの SFP モジュール ポートの LED 1 および 2 は、それぞれ StackWise ポート 1 および 2 のステータスを示します。
• Catalyst 3750-48TS および 3750V2-48TS スイッチの SFP モジュール ポートの LED 3 および 4 は、それぞれ StackWise ポート 1 および 2 のステータスを示します。
• Catalyst 3750G-48TS および 3750G-48PS スイッチの SFP モジュール ポートの LED 51 および 52 は、それぞれ StackWise ポート 1 および 2 のステータスを示します。
• Catalyst 3750G-24TS、3750G-24TS-1U、および 3750G-24PS スイッチの SFP モジュール ポートの LED 27 および 28 は、それぞれ StackWise ポート 1 および 2 のステータスを示します。
• Catalyst 3750G-24T スイッチの 10/100/1000 ポートの LED 23 および 24 は、それぞれ StackWise ポート 1 および 2 を示します。
• Catalyst 3750G-12S および Catalyst 3750G-12S-SD スイッチの SFP モジュール ポートの LED 11 および 12 は、それぞれ StackWise ポート 1 および 2 のステータスを示します。
• Catalyst 3750G-24WS-S25 および 3750G-24WS-S50 スイッチの SFP モジュール ポートの LED 25 および 26 は、それぞれ StackWise ポート 1 および 2 のステータスを示します。
（注） スタック内のすべてのスイッチでポート LED がグリーンに点灯している場合、そのスタックは全帯域幅（32 Gb/s）で動作中です。いずれかのポート LED がグリーンでない場合、そのスタックは全帯域幅で動作していません。
背面パネルの説明
スイッチの背面パネルには、AC または DC 電源コネクタ、RPS コネクタ（Catalyst 3750G-12S-SD スイッチを除く）、RJ-45 コンソール ポート、2 つの StackWise ポート、およびサービス ポート（Catalyst 3750G Integrated Wireless LAN Controller スイッチのみ）があります。
図 1-20 Catalyst 3750-24TS、3750G-24T、3750G-12S、3750G-16TD、および 3750-48TS スイッチ
|
|
|
||
|
|
|
||
|
|
図 1-21 Catalyst 3750V2-24TS、3750V2-24PS、3750V2-48TS、および 3750V2-48PS スイッチ
|
|
|
||
|
|
|
||
|
|
図 1-22 Catalyst 3750G-24TS スイッチ
|
|
|
||
|
|
|
||
|
|
図 1-23 Catalyst 3750G-12S-SD スイッチの背面パネル
|
|
|
||
|
|
|
||
|
|
図 1-24 Catalyst 3750-24FS および 3750V2-FS スイッチ
|
|
|
||
|
|
|
||
|
|
図 1-25 Catalyst 3750-24PS および 3750-48PS スイッチ
|
|
|
||
|
|
|
図 1-26 Catalyst 3750G-24PS、3750G-24TS-1U、3750G-48PS、および 3750G-48TS スイッチ
|
|
|
||
|
|
|
||
|
|
図 1-27 Catalyst 3750G-24WS-S25 および 3750G-24WS-S50 スイッチ
|
|
|
||
|
|
|
||
|
|
|
||
|
|
StackWise ポート
スイッチには 0.5 m の StackWise ケーブル（72-2632-XX CABASY）が付属しており、StackWise ポートの接続に使用できます。
電源コネクタ
スイッチは、内蔵の電源装置から電力を供給されます。Catalyst 3750G-12S-SD スイッチを除き、Cisco RPS 2300 または Cisco RPS 675 を接続して、スイッチの内蔵電源装置に障害が発生した場合にバックアップ電源が機能するようにできます。
（注） Catalyst 3750 スイッチおよび冗長電源システムは同じ AC 電源に接続する必要があります。
内蔵電源装置のコネクタ
内蔵 AC 電源装置は、入力電圧 100 ～ 240 VAC に対応するオートレンジング ユニットです。AC 電源コネクタと AC 電源コンセントの接続には、付属の AC 電源コードを使用します。
DC 電源コネクタ
Catalyst 3750G-12S-SD には DC 電源コンバータが内蔵されています。また、単一の電源ブロックにダイオード OR 接続された 2 系統の給電口（A と B）があります。インストレーション手順については、 付録 C「DC 電源への接続」 を参照してください。
Cisco RPS コネクタ
Cisco RPS 2300（モデル PWR-RPS2300）と Cisco RPS 675（モデル PWR675-AC-RPS-N1=）は、Catalyst 3750 ファミリのスイッチ（Catalyst 3750G-12S-SD スイッチを除く）をサポートしています。
Cisco RPS 2300
Cisco RPS 2300 には、2 つの出力レベル（-52 V と 12 V）があり、出力は最大 2300 W です。
Cisco RPS 2300 は、内蔵電源装置の障害発生時に対して、最大 6 台のネットワーク装置にシームレスなフェールオーバーを提供する冗長電源システムです。接続装置の内蔵電源装置に障害が発生した場合は自動的に認識され、障害が発生した装置に即時に電力が供給されます。Cisco RPS 2300 の詳細については、『 Cisco RPS 2300 Redundant Power System Hardware Installation Guide 』を参照してください。
Cisco RPS 675
Cisco RPS 675 には、2 つの出力レベル（-48 V と 12 V）があり、出力は最大 675 W です。RPS をスイッチに接続するには、付属する RPS コネクタ ケーブルを使用します。
RPS は、6 台の外部ネットワーク装置をサポートし、一度に 1 台の障害が発生した装置に電力を供給する冗長電源システムです。接続された装置の内部電源装置の障害を自動的に検知して、ネットワーク トラフィックの損失を防ぎながら、障害が発生した装置に必要な電力を供給します。Cisco RPS 675 の詳細については、『 Cisco RPS 675 Redundant Power System Hardware Installation Guide 』を参照してください。
コンソール ポート
スイッチと PC を接続するには、コンソール ポートと付属の RJ-45/DB-9 メス ケーブルを使用します。スイッチのコンソール ポートに端末を接続する場合は、ユーザ側でメスの RJ-45/DB-25 DTE アダプタを用意する必要があります。このアダプタが入ったキット（部品番号：ACS-DSBUASYN=）をシスコに発注してください。コンソール ポートおよびアダプタのピン割り当てについては、「コネクタおよびケーブルの仕様」を参照してください。
（注） Catalyst 3750G-24WS-S25 および 3750G-24WS-S50 スイッチには、スイッチ コンソール ポートとコントローラ コンソール ポートという 2 つのコンソール ポートがあります。スイッチとコントローラ間の接続が失われた場合、コントローラを直接構成するためにコントローラ コンソール ポートを使用できます。
管理オプション
Catalyst 3750 スイッチには次の管理オプションがあります。
Cisco Network Assistant は、中小企業の LAN に合わせて最適化された、PC ベースのネットワーク管理 GUI アプリケーションです。Cisco Network Assistant には、Cisco Catalyst 2950 から Cisco Catalyst 4506 までの Cisco スイッチの集中管理機能があります。ユーザフレンドリな GUI を使用して、スイッチ クラスタやスタンドアロン スイッチの構成と管理を行うことができます。Cisco Network Assistant は、次の URL から無料でダウンロードできます。
http://www.cisco.com/cisco/software/navigator.html?mdfid=279230132http://www.cisco.com/pcgi-bin/tablebuild.pl/NetworkAssistanti=rp
Network Assistant アプリケーションの起動については、Cisco.com にある『 Getting Started with Cisco Network Assistant 』を参照してください。
スイッチのメモリ内にあるデバイス マネージャを使用すると、個々のスタンドアロン スイッチを管理できます。これは使いやすい Web インターフェイスで、簡単な設定とモニタリングが可能です。デバイス マネージャには、Web ブラウザを介して、ネットワーク上のどこからでもアクセスできます。詳細については、デバイス マネージャのオンライン ヘルプを参照してください。
• Cisco IOS コマンドライン インターフェイス（CLI）
スイッチの CLI は Cisco IOS ソフトウェアに基づいており、デスクトップ スイッチング機能をサポートするよう拡張されています。CLI を使用してスイッチおよびスイッチ クラスタ メンバを詳細に設定し、モニタできます。CLI にアクセスするには、管理ステーションをスイッチ コンソール ポートに直接接続するか、リモート管理ステーションから Telnet を利用します。詳細については、Cisco.com にある『 Catalyst 3750 Switch Command Reference 』を参照してください。
CiscoView デバイス管理アプリケーションには、スイッチのイメージが表示されます。これを使用して、コンフィギュレーション パラメータを設定したり、スイッチの状態やパフォーマンスを確認したりすることができます。CiscoView アプリケーション（別売）は、スタンドアロン アプリケーションとして利用することも、簡易ネットワーク管理プロトコル（SNMP）に組み込むこともできます。詳細については、CiscoView のマニュアルを参照してください。
HP OpenView または SunNet Manager などのプラットフォームが作動している SNMP 対応管理ステーションから、スイッチを管理できます。スイッチは、管理情報ベース（MIB）拡張機能の包括的なセットと 4 つの Remote Monitoring（RMON）グループをサポートしています。詳細については、Cisco.com にあるスイッチのソフトウェア コンフィギュレーション ガイドおよび SNMP アプリケーションに付属のマニュアルを参照してください。
ネットワーク構成
ネットワーク構成の概念と、スイッチを使用して専用ネットワーク セグメントを作成しギガビット イーサネットで相互接続する例については、Cisco.com にあるスイッチのソフトウェア コンフィギュレーション ガイドを参照してください。
フィードバック