この製品のドキュメントセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このドキュメントセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブ ランゲージの取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
■警告
■次の作業
以下の警告は複数の言語に翻訳され、スイッチ付属のドキュメント CD に収録された『Regulatory Compliance and Safety Information for the Cisco IE 5000 Switch』に記載されています。
警告: この装置は、立ち入りが制限された場所への設置を前提としています。立ち入りが制限された場所とは、特殊な工具、錠と鍵、またはその他の保安手段を使用しないと入れない場所を意味します。ステートメント 1017
警告: この装置は必ずアース接続を行う必要があります。絶対にアース導体を破損させたり、アース線が正しく取り付けられていない装置を稼働させたりしないでください。アースが適切かどうかはっきりしない場合には、電気検査機関または電気技術者に確認してください。ステートメント 1024
警告: この装置には複数の電源装置接続が存在する場合があります。すべての接続を取り外し、装置の電源を遮断する必要があります。ステートメント 1028
警告: 本製品を最終処分する際は、各国のすべての法律および規制に従ってください。ステートメント 9001
注: 60 °C を超える動作温度は、製品安全規格認定と承認の対象にはなりません。ただし、スイッチは示されている環境条件の設置場所で動作可能です(スイッチの仕様)。
スイッチを設置する前に、次の注意事項が守られていることを確認してください。
■ケーブルがラジオ、電線、蛍光灯などの電気ノイズ源から離れていること。ケーブルは、損傷を与える可能性がある他の装置から十分に離して配置してください。
■動作環境が、技術仕様に記載されている範囲内にあること。
■スイッチ周辺の相対湿度が 95 % を超えないこと(結露しないこと)。
■10/100/1000 固定ポートの場合は、スイッチから接続先装置までのケーブル長が 100 m(328 フィート)以下であること。
■SFP/SFP+ モジュールおよびケーブルの詳細については、 トランシーバ モジュール を参照してください。
■スイッチの周囲や通気口のエアーフローが妨げられないこと。過熱を避けるために、スイッチの上と下のスペースを 4.4 cm(1.75 インチ)以上にする必要があります。
注: 閉じたラックまたはマルチラックにスイッチを設置する場合は、周辺温度が室温より高くなることがあります。内部温度がスイッチの最大周囲温度の仕様を超えないことを確認します。
スイッチをラック内または壁に設置する前に、スイッチの電源をオンにして、電源投入時自己診断テスト(POST)に合格することを確認する必要があります。
スイッチと電源を接続するには、電源モジュールの取り付けを参照してください。
スイッチが POST を開始すると、SYS LED が緑色に点滅し、他の LED が緑色に点灯します。スイッチが POST に合格すると、SYS LED が緑色に点灯します。他の LED は消灯し、動作状態に戻ります。スイッチが POST に失敗すると、SYS LED は橙色に点灯します。
注: スイッチが POST に合格しなかった場合は、すぐにシスコに連絡してください。
POST に合格したら、スイッチから電源を外します。詳細については、電源の配線を参照してください。スイッチをラック内または壁に設置するには、スイッチの設置を参照してください。
スイッチをラックに設置するには、ラック サイズを選択し、次の項の手順に従います。
■19 インチ ラック用ブラケットの取り付け(IP-30 に準拠する場合、オプション)
警告: 鉄道用アプリケーション機器の取り付けおよび EN50155 標準規格上、スイッチは、ラックの中間取り付け位置に設置しなければなりません。前面ラック取り付け位置(ケーブル側または電源側)もしくは壁側取り付け位置でスイッチを設置した場合、機械的な不具合が発生し、スイッチがラックから外れてしまう可能性があります。ステートメント 403
次の図では、スイッチにブラケットを取り付ける方法について説明します。
図 7 19 インチ ラック用ブラケットの取り付け(前面取り付け)
図 8 19 インチ ラック用ブラケットの取り付け(中間取り付け)
図 9 19 インチ ラック用ブラケットの取り付け(背面取り付け)
取り付けブラケットを固定する前に、使用しない取り付け穴にゴム製プラグを差し込んでください。図 10に、ゴム製プラグの拡大図を示します。図 11に示すように、ゴム製プラグを穴に差し込みます。
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1. ブラケットの取り付け位置を特定します。19 インチ ラック用ブラケットの取り付けを参照してください。
2. スイッチ両側の使用しない穴にゴム製プラグを差し込みます。図 11を参照してください。
3. ドライバまたはペンを使用してゴム製プラグを完全に押し込みます。図 10を参照してください。
4. スイッチの両側にブラケットを取り付けます。19 インチ ラック用ブラケットの取り付けおよび 19 インチ ラック用ブラケットの取り付け(IP-30 に準拠する場合、オプション)を参照してください。
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注: IP-30 に準拠するには:23 インチ ブラケットまたは ETSI ブラケットを使用する場合は、ブラケットを取り付ける前に、図 11に示すとおりの位置にゴム製プラグを挿入します。
23 インチ ブラケット(RM-RGD-23IN=)が必要な場合は、図 12の手順に従って取り付けます。
注: 23 インチ ブラケットと ETSI ブラケットは、鉄道アプリケーションなどの高振動環境で使用しないでください(EN50155)。
注: IP-30 に準拠するには:23 インチ ブラケットまたは ETSI ブラケットを使用する場合は、ブラケットを取り付ける前に、図 11に示すとおりの位置にゴム製プラグを挿入します。
注: IP-30 に準拠するには:23 インチ ブラケットを使用する場合は、ブラケットを取り付ける前に、図 11に示すとおりの位置にゴム製プラグを挿入します。
図 13 ETSI ラックのブラケット(RM-RGD-ETSI=)の取り付け
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注: 23 インチ ブラケットと ETSI ブラケットは、鉄道アプリケーションなどの高振動環境で使用しないでください(EN50155)。
注: IP-30 に準拠するには:ETSI ブラケットを使用する場合は、ブラケットを取り付ける前に、図 11に示すとおりの位置にゴム製プラグを挿入します。
ブラケットをスイッチに取り付けてから、ブラケットをラックに取り付けます。図 14を参照してください。
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1. スイッチと電源を配線します。電源の配線を参照してください。
2. ポートを接続します。装置とイーサネット ポートの接続を参照してください。
3. ケーブルがラック内の装置の LED パネルを覆い隠さないように、ケーブル ガイドを取り付けてください。付属のブラックのネジを使用して、左右いずれかのブラケットにケーブル ガイドを取り付けます。
CLI セットアップ プログラムに関する設定手順については、CLI セットアップ プログラムによるスイッチの設定を参照してください。
■ブラケットの取り付け(IP-30 に準拠する場合、オプション)
警告: 壁面への設置手順をよく読んでから、設置を開始してください。適切なハードウェアを使用しなかった場合、または、正しい手順に従わなかった場合は、人体に危険が及んだり、システムが破損したりする可能性があります。ステートメント 1094
警告: 鉄道用アプリケーション機器の取り付けおよび EN50155 標準規格上、スイッチは、ラックの中間取り付け位置に設置しなければなりません。前面ラック取り付け位置(ケーブル側または電源側)もしくは壁側取り付け位置でスイッチを設置した場合、機械的な不具合が発生し、スイッチがラックから外れてしまう可能性があります。ステートメント 403
スイッチをラックの壁面に取り付ける場合は、次の最小スペースを確保してください。
■スイッチの側面(上向きと下向き):9.52 cm(3.75 インチ)
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1. スイッチ両側の使用しない穴にゴム製プラグを差し込みます。図 10を参照してください。
2. ドライバまたはペンを使用してゴム製プラグを完全に押し込みます。図 10を参照してください。
3. スイッチの両側にブラケットを取り付けます。19 インチ ラック用ブラケットの取り付けを参照してください。
スイッチおよびケーブルを確実に支えるために、スイッチを壁面の間柱、または固定した合板の背板にしっかりと取り付けてください。
向きは次の図と完全に同じにします。つまり、電源端子を下、LED を上にし、通気口とシスコ ロゴが壁面側にならないようにします。図 16およびスイッチを壁面に取り付けたら、次の手順を実行します。を参照してください。
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■スイッチと電源を配線します。電源の配線を参照してください。
■CLI セットアップ プログラムを使用する設定手順については、CLI セットアップ プログラムによるスイッチの設定を参照してください。
■スイッチ ポートを接続します。装置とイーサネット ポートの接続を参照してください。
ここでは、光ファイバと 1000BASE-T SFP トランシーバ モジュールの取り付け方法と取り外し方法について説明します。
注: 10G アップリンク SFP+ スロットは、最大 4 W の SFP 合計電力をサポートします。ほとんどの SFP モジュールの消費電力は 1 W 未満のため、4 つの SFP+ アップリンクをすべて使用できます。消費電力の高いモジュールを取り付ける場合は、定格消費電力の合計が 4 W 未満になるようにしてください。消費電力が 1 W を超えるモジュールを取り付ける場合は、1 つ以上のスロットに何も接続しないでください。
注: 一部の 10G SFP+ モジュールは、非常に低温での動作の評価が確立されていません。このようなモジュールが低温環境で動作できるよう、IE5000 システムの 4 個のアップリンク SFP スロットにはヒーターが用意されています。
ここでは、SFP モジュールの脱着方法について説明します。SFP モジュールは、スイッチの前面にある SFP モジュール スロットに挿入します。SFP モジュールは現場交換可能であり、送信(TX)と受信(RX)のアップリンク インターフェイスを提供します。
任意の組み合わせの高耐久性 SFP モジュールを使用できます。各 SFP モジュールは、ケーブルの反対側の SFP モジュールと同じタイプでなければなりません。また、通信の信頼性を確保するために、ケーブルが規定のケーブル長を超えないようにする必要があります。
SFP モジュールの詳細については、 Cisco トランシーバ モジュール を参照してください。
注意: 使用する SFP モジュールによっては、動作温度の制限に影響する場合があります。設置環境に適した SFP モジュールを選択してください。
注意: 静電破壊を防ぐために、標準基板およびコンポーネントの取り扱い手順を順守してください。
注: SFP モジュールの取り外しや取り付けを行うと、モジュールの耐用期間が短くなる可能性があります。必要な場合以外は、モジュールの着脱を行わないようにしてください。
注意: ケーブル、ケーブル コネクタ、または SFP モジュール内の光インターフェイスの損傷を防ぐため、SFP モジュールの着脱は、光ファイバ ケーブルを接続した状態では行わないでください。SFP モジュールを着脱する前にすべてのケーブルを外してください。
SFP モジュールは、着脱によって製品寿命が短くなることがあります。必要な場合以外には、SFP モジュールの着脱を行わないようにしてください。
警告: クラス 1 レーザー製品です。ステートメント 1008
光 SFP トランシーバ アップリンク ポートを取り付けてケーブルを接続する手順は、次のとおりです。
1. 静電気防止用リスト ストラップを手首に巻き、ストラップの機器側を塗装されていない金属面に取り付けます。
2. モジュール上部で送信(TX)および受信(RX)マークを探します。
SFP モジュールによっては、送信と受信(TX と RX)の印の代わりに、接続の方向(TX または RX)を示す矢印が付いている場合もあります。
3. ベールクラスプ ラッチ付きのモジュールの場合は、ロック解除の位置までラッチを開きます。
4. モジュールをスロットの開口部に合わせて、コネクタをスロットの奥にはめ込みます。
5. ベールクラスプ ラッチ付きのモジュールの場合は、ラッチを閉じます。
6. 光ファイバ SFP モジュールの場合は、埃よけプラグを取り外して保管しておきます。
注意: 光ファイバ SFP モジュールポートのダストプラグや光ファイバケーブルのゴム製キャップは、ケーブルを接続する準備が整うまで取り外さないでください。これらのプラグおよびキャップは、SFP モジュール ポートおよびケーブルを汚れや周辺光から保護する役割を果たします。
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100/1000BASE-T(銅線)SFP トランシーバ(図 18を参照)には、モジュール ソケット内のトランシーバを固定するベールクラスプ ロック機構があります。SFP ネットワーク インターフェイスは RJ-45 コネクタです。
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注意: GR-1089 の建物内電力サージ耐性要件に適合するためには、アースおよびシールド付きの CAT5 ツイストペア ケーブルを使用する必要があります。
注: 100/1000BASE-T 対応のサーバー、ワークステーション、またはルータに接続する場合は、CAT5 のツイストペア ストレート ケーブルを SFP トランシーバ ポートに対して 4 本使用します。100/1000BASE-T 対応のスイッチまたはリピータに接続する場合は、CAT5 のツイストペア クロス ケーブルを 4 本使用します。
100/1000BASE-T SFP トランシーバを取り付けるには、次を実行します。
1. 静電気防止用リスト ストラップを、手首と、シャーシの静電気防止用アース コネクタまたは適切にアースされたベア メタル表面に取り付けます。
注意: 静電破壊を防ぐため、SFP の側面を持つようにして、コネクタ ピンには触れないでください。
3. SFP トランシーバのマーキングを見て、ネットワークに適合するモデルであることを確認します。
4. SFP トランシーバをポート ソケットの開口部の前に持っていきます。
注: SFP トランシーバのソケット構成はシスコのデバイスごとに異なります。デバイスにより、SFP トランシーバを取り付けるときに、ベールクラスプをラッチアップまたはラッチダウンの向きにする必要があります。SFP トランシーバをポート ソケットの前に持って行くときに、正しい向きになっていることを確認してください。
5. ベールクラスプを閉じ(ロックされた状態)、SFP トランシーバをソケットに差し込んで、確実にはめ込みます。SFP トランシーバ ラッチがソケットにはめ込まれるときにカチッという音が聞こえることがあります(図 17)。
6. ネットワーク インターフェイス ケーブルの RJ-45 プラグを SFP RJ-45 コネクタに接続します。
–緑色は、SFP トランシーバと接続先装置がリンクを確立したことを示しています。
–橙色は、ポートがネットワーク トポロジを検出して、ループを探していることを示します。このプロセスには約 30 秒を要し、その後 LED は緑色に変わります。
–点灯しない場合、接続先装置が起動していない、ケーブルに問題がある、接続先装置のアダプタに問題がある可能性があることを示します。ケーブルに関する問題の解決方法については、トラブルシューティングを参照してください。
ここでは、光ファイバ、または 1000BASE-T SFP ポートへの接続方法について説明します。SFP モジュールの取り付けおよび取り外し手順については、装置とイーサネット ポートの接続を参照してください。
警告: クラス 1 レーザー製品です。ステートメント 1008
注意: SFP モジュール ポートのゴム製プラグ、または光ファイバ ケーブルのゴム製キャップは、ケーブルを接続する準備が整うまでは取り外さないでください。これらのプラグおよびキャップは、SFP モジュール ポートおよびケーブルを汚れや周辺光から保護する役割を果たします。
SFP モジュールへの接続を行う前に、SFP モジュールの取り付けおよび取り外しを参照して、ポートおよびケーブル接続に関する注意事項を確認してください。SFP モジュールの LC については、ケーブルおよびコネクタを参照してください。
光ファイバ ケーブルを SFP モジュールに接続するには、次の手順に従います。
1. モジュール ポートと光ファイバ ケーブルからゴム製プラグを取り外し、再使用できるように保管しておきます。
2. SFP モジュール ポートに光ファイバ ケーブルの一端を挿入します。
3. ケーブルのもう一端を接続先装置の光ファイバ レセプタクルに差し込みます。
–スイッチと接続先装置がリンクを確立すると、LED は緑色に点灯します。
–STP がネットワーク トポロジを検出し、ループの有無を確認している間、LED は橙色に点灯します。このプロセスには 30 秒ほどかかり、その後、ポート LED は緑色に点灯します。
–ポート LED が点灯しない場合、接続先装置が起動していない、ケーブルに問題がある、接続先装置のアダプタに問題があるといった理由が考えられます。ケーブルに関する問題の解決方法については、トラブルシューティングを参照してください。
CAT5 ケーブルを 1000BASE-T SFP モジュールに接続するには、次の手順に従います。
注意: 静電破壊を防ぐために、標準基板およびコンポーネントの取り扱い手順を順守してください。
1. サーバー、ワークステーション、およびルータに接続する場合は、ストレートの 4 ツイストペア ケーブルを RJ-45 コネクタに取り付けます。スイッチまたはリピータに接続する場合は、クロスの 4 ツイストペア ケーブルを使用します。
注: 1000BASE-T 装置に接続する場合は、CAT5 の 4 対のツイストペア ケーブルを使用してください。
2. 接続先装置の RJ-45 コネクタにケーブルの反対側を差し込みます。
–スイッチと接続先装置がリンクを確立すると、LED は緑色に点灯します。
–STP がネットワーク トポロジを検出し、ループの有無を確認している間、LED は橙色に点灯します。このプロセスには 30 秒ほどかかり、その後、ポート LED は緑色に点灯します。
–ポート LED が点灯しない場合は、接続先装置が起動していないか、ケーブルに問題があるか、または接続先装置のアダプタに問題があることが推測されます。ケーブルに関する問題の解決方法については、トラブルシューティングを参照してください。
1. 静電気防止用リスト ストラップを手首に巻き、ストラップの機器側を塗装されていない金属面に取り付けます。
2. SFP モジュールからケーブルを取り外します。ケーブル コネクタ プラグを再び取り付ける際には、送信(TX)と受信(RX)を間違えないように注意してください。
3. SFP モジュールの光ポートにダスト プラグを取り付けます。
4. ベールクラスプ ラッチ付きのモジュールの場合は、ベールを下げて、モジュールを取り外します。ラッチが手の届きにくい場所にあり、指でラッチを解除できない場合には、小型マイナス ドライバなどの細長い工具を使用します。
5. SFP モジュールを持ち上げて、スロットからゆっくり引き出します。
6. モジュールは、静電気防止用袋に収めるか、その他の保護環境下に置いてください。
図 19 ベールクラスプ ラッチ SFP モジュールの取り外し
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1. スイッチのケーブル側でフラッシュ メモリ カード スロットを探します。
2. 非脱落型ネジを緩めます。(ネジを斜めに取り付けたり、締め付けすぎたりしないよう注意してください)
3. カバーを引いて開け、ヒンジからカバー タブを引き抜きます。
4. フラッシュ メモリ カードを軽く押して取り出します。それを静電気防止用袋に入れて、静電放電から保護します。
5. 交換カードをスロットに差し込み、しっかり押し込みます。カードには誤った向きに挿入しないための切り欠きが付いています。
イーサネット ポートは、標準の RJ-45 コネクタとイーサネット ピン割り当てを使用します。最大ケーブル長は 328 フィート(100 m)です。100BASE-TX と 1000BASE-T のトラフィックでは、カテゴリ 5、カテゴリ 5e、またはカテゴリ 6 のシールドなしツイストペア ケーブルが必要です。10BASE-T トラフィックでは、カテゴリ 3 またはカテゴリ 4 のケーブルを使用します。
スイッチ上では、自動ネゴシエーション機能がデフォルトでイネーブルになっています。この機能がイネーブルになっていると、スイッチ ポートは接続先装置の速度で動作するように自動的に設定されます。装置が自動ネゴシエーションをサポートしていない場合は、ポートの速度とデュプレックスのパラメータを設定できます。性能を最大限に引き出すために、ポートで速度とデュプレックスの両方を自動ネゴシエートするか、接続の両端でポート速度とデュプレックスのパラメータを設定します。
配線を簡易にするために、Automatic Medium-Dependent Interface crossover(Auto-MDIX)機能がデフォルトでイネーブルになっています。Auto-MDIX 機能がイネーブルになっている場合は、スイッチで銅線イーサネット接続に必要なケーブル タイプが検出され、それに応じてインターフェイスが設定されます。そのため、接続先の装置のタイプに関係なく、クロス ケーブルとストレート ケーブルのどちらかを使用してイーサネット ポートに接続することができます。
自動ネゴシエーションおよび Auto-MDIX の詳細については、Cisco.com にあるスイッチのソフトウェア コンフィギュレーション ガイドまたはスイッチのコマンド リファレンスを参照してください。
Auto-MDIX がディセーブルの場合は、ケーブルおよびアダプタに従ってケーブルを選択し、イーサネット ポートを他の装置に接続します。
PoE/PoE+ ポートを使用する場合、これらにも 装置とイーサネット ポートの接続の説明と同じ自動ネゴシエーション設定およびケーブル要件があります。これらのポートは、PoE 電力を供給します。
ケーブルとコネクタについては、ケーブルおよびコネクタを参照してください。
各ポートは、IEEE 802.3af/at に準拠した装置をサポートする PoE/PoE+ 機能を備えており、Cisco IP Phone や Cisco Aironet アクセス ポイントをサポートするシスコ独自規格の PoE/PoE+ 機能も備えています。
接続されている IP Phone またはアクセス ポイントに対して、各ポートが自動的に電力を供給するかどうかを個別に制御できます。
高度な PoE プランニング ツールにアクセスするには、Cisco.com の次の URL で Cisco Power Calculator を利用してください。
http://tools.cisco.com/cpc/launch.jsp
このアプリケーションを利用することで、特定の PoE/PoE+ 構成の電源要件を計算することができます。計算結果には、出力電流、出力電力、および熱放散が表示されます。
注意: カテゴリ 5e およびカテゴリ 6 のケーブルには、高レベルの静電気が蓄積されることがあります。必ずケーブルを適切かつ安全な方法でアースしてから、スイッチや他の装置に接続してください。
デフォルト設定を使用することも、管理オプションに記載されているいずれかの管理オプションを使用してスイッチ設定を変更することもできます。