診断テストの概要
診断はE シリーズ サーバまたはNCE上で実行されるスタンドアロン ユーティリティで、同サーバで動作するオペレーティング システムやアプリケーションからは独立しています。E シリーズ サーバまたはNCEで問題が発生した場合、診断テストを使用して事前チェックを実行し、問題点を特定することができます。診断テストはサーバの CPU、メモリ、およびブロック デバイスで実行できます。ブロック デバイスにはハード ドライブ、USB ドライブ、SD カードなどがあります。
診断テストに合格した場合、サーバの CPU、メモリ、ブロック デバイスに問題はありません。他のハードウェア コンポーネントまたはソフトウェア設定に問題がある可能性があります。http://www.cisco.com/cisco/web/support/index.html の Cisco Technical Assistance Center(TAC)でサービス要求を開始し、問題点を特定してください。
診断テストが失敗した場合は、Cisco TAC でサービス要求を開いて支援を求めます。
注意 |
診断テストは非破壊テストですが、テストの実行中に停電または機器の故障が発生した場合、ディスク データが破損することがあります。診断テストを実行する前に、データをバックアップしておくことを強く推奨します。 |
診断テストを実行するための基本的なワークフロー
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データをバックアップします。
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診断イメージは購入時にE シリーズ サーバまたはNCEに事前にインストールされています。最新の診断イメージを、指定した FTP または HTTP サーバから CIMC 内部リポジトリにダウンロードすることもできます。
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診断イメージを USB コントローラの HDD 仮想ドライブにマウントします。
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内部 EFI シェルが最初のブート デバイスになるようにブート順を設定します。
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サーバをリブートします。
(注)
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E シリーズ サーバおよびSM E シリーズ NCEの場合:サーバのリブート時に EFI シェルが表示されます。
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EHWIC E シリーズ NCE および NIM E シリーズ NCE の場合:サーバのリブート時に AMIDiag EFI シェルが表示されます。
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必要に応じて EFI シェルまたは AMIDiag EFI シェルから診断テストを実行します。
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仮想メディアのブート順を元の設定にリセットします。