ファームウェアの概要
E シリーズ サーバ は、使用しているE シリーズ サーバモデルに特有のシスコ認定ファームウェアを使用します。すべてのサポート対象サーバ モデルのファームウェアの新しいリリースは、Cisco.com からダウンロードできます。
潜在的な問題を回避するには、Host Upgrade Utility(HUU)を使用することを強く推奨します。このユーティリティーは、CIMC、BIOS、およびその他のファームウェア コンポーネントを互換性のあるレベルにアップグレードします。このユーティリティの詳細については、Cisco UCS E シリーズ サーバおよび Cisco UCS E シリーズ ネットワーク コンピュート エンジン スタートアップ ガイドの「Upgrading Firmware」の章を参照してください。この章には、互換性のある HUU、CIMC、および BIOS ソフトウェア リリースに関する情報も含まれています。
(注) |
HUU は、CIMC のリリース 2.1.0 以降のリリースでサポートされます。 |
HUU を使用する代わりに CIMC および BIOS ファームウェアを手動でアップグレードする場合、まず CIMC ファームウェアを更新してから、BIOS ファームウェアを更新します。一致する CIMC ファームウェアをアクティブ化するまでは、新しい BIOS ファームウェアをインストールしないでください。インストールすると、サーバがブートしなくなります。
CIMC ファームウェアの更新プロセスは、次の段階に分けられます。これは、サーバがオフラインになる時間を最小限にするためです。
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インストール:この段階では、CIMC は、選択した CIMC ファームウェアをサーバの非アクティブまたはバックアップ スロットにインストールします。
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アクティベーション:この段階では、CIMC は非アクティブ ファームウェア バージョンをアクティブとして設定してサーバをリブートします。これにより、サービスが中断されます。サーバをリブートすると、新規のアクティブ スロット内のファームウェアが、実行中のバージョンになります。
CIMC ファームウェアをアクティブ化した後は、BIOS ファームウェアを更新できます。サーバは、BIOS アップデート プロセス全体を通して、電源をオフにする必要があります。CIMC がリブートを完了すると、サーバの電源をオンにして、サービスに戻すことができます。
(注) |
古いファームウェア バージョンを新しいものにアップグレードしたり、新しいファームウェア バージョンを古いものにダウングレードしたりできます。 |