Cisco CallManager を使用したテレフォニー機能の設定
Cisco IP Phone を Cisco CallManager に追加した後、その電話機に機能を追加することができます。 表 5-1 は、サポート対象のテレフォニー機能のリストを示しています。これらの機能の多くは、Cisco CallManager Administration を使用して設定できます。「参照先」の欄は、設定手順や関連情報が記載されている Cisco CallManager のマニュアルおよびその他のマニュアルを示しています。
電話機でテレフォニー機能を使用する方法については、『 Cisco IP Phone 7960G and 7940G Phone Guide 』を参照してください。
(注) Cisco CallManager Administration では、各種テレフォニー機能の設定に使用できるいくつかのサービス パラメータも用意しています。 サービス パラメータの詳細、およびサービス パラメータによって制御される機能の詳細については、『Cisco CallManager アドミニストレーション ガイド』を参照してください。
表 5-1 Cisco CallManager を使用したテレフォニー機能の設定
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固定短縮ダイヤル |
ユーザは短縮ダイヤルのエントリを最大 99 個まで設定できます。電話機の短縮ダイヤル ボタンに割り当てられていない短縮ダイヤル エントリは、固定短縮ダイヤル機能に使用されます。ユーザが電話番号のダイヤルを開始すると、 [タンシュク] ソフトキーが現れます。ユーザは適切なインデックスを入力することによって、短縮ダイヤルを利用することができます。 |
固定短縮ダイヤルと短縮ダイヤルの詳細については、『 Cisco CallManager アドミニストレーション ガイド 』を参照してください。 |
自動応答 |
着信コールを受信したときに、スピーカフォンまたはヘッドセットが自動的にオフフックになります。 |
• 『 Cisco CallManager アドミニストレーション ガイド 』を参照してください。 • 『 Cisco CallManager 機能およびサービス ガイド 』を参照してください。 |
割り込み |
ユーザが共有回線で進行中のコールに参加できるようにします。電話機では、次の 2 つの会議モードで割り込みがサポートされています。 • ターゲット デバイス(割り込み先の電話機)での組み込みのConference Bridge。このモードでは、 [ワリコミ] ソフトキーが使用されます。 • 共有された Conference Bridge。このモードでは、 [C ワリコミ] ソフトキーが使用されます。 |
『 Cisco CallManager 機能およびサービス ガイド 』を参照してください。 |
外線コールの外部転送禁止 |
外線コールを別の外線番号へ転送することを禁止します。 |
『 Cisco CallManager 機能およびサービス ガイド 』を参照してください。 |
コールの表示制限 |
コールに関与している通話相手に応じて、発信している回線または接続されている回線のどちらの情報を表示するかを決定します。 |
『 Cisco CallManager 機能およびサービス ガイド 』を参照してください。 |
コール パーク |
コールを保留にして、Cisco CallManager システムに接続している任意のユーザがそのコールを取得できるようにします。 |
• 『 Cisco CallManager アドミニストレーション ガイド 』を参照してください。 • 『 Cisco CallManager 機能およびサービス ガイド 』を参照してください。 |
コール ピック |
グループ内の着信コールを取得します。 |
• 『 Cisco CallManager アドミニストレーション ガイド 』を参照してください。 • 『 Cisco CallManager システム ガイド 』を参照してください。 |
コール待機 |
最初のコールを切ることなく、同じ回線で 2 番目に着信したコールを受けます。 |
• 『 Cisco CallManager アドミニストレーション ガイド 』を参照してください。 • 『 Cisco CallManager システム ガイド 』を参照してください。 |
発信者 ID |
発信者の電話番号と名前を表示します。 |
『 Cisco CallManager アドミニストレーション ガイド 』を参照してください。 |
Cisco Call Back |
着信側の回線が使用可能になったときに、Cisco IP Phone でユーザがコール バックの通知を受けることができるようにします。 |
設定手順については、『 Cisco CallManager 機能およびサービス ガイド 』を参照してください。 |
Cisco IP Manager Assistant(Cisco IPMA) |
コール ルーティング サービス、マネージャ向けの電話機の機能拡張、主にアシスタントが使用するデスクトップ インターフェイスを提供することによって、マネージャとアシスタントがより効率的に共同作業を行えるようにします。 |
システム要件、設置と設定の手順、および使用方法については、『 Cisco CallManager機能およびサービス ガイド 』および『 Cisco CallManager アドミニストレーション ガイド 』を参照してください。 |
Client matter codes(CMC) |
ユーザは、コールが特定のクライアント マターに関連するように指定できます。 |
『 Cisco CallManager 機能およびサービス ガイド 』を参照してください。 |
会議 |
Ad Hoc 会議を開始した後、他の参加者を一度に 1 人ずつ会議に参加させます。 |
• 『 Cisco CallManager アドミニストレーション ガイド 』を参照してください。 • 『 Cisco CallManager システム ガイド 』を参照してください。 |
設定可能なコール転送の表示 |
コールの転送時に電話機に表示される情報を指定できます。この情報には、発信者の名前、電話番号、転送先の番号、および最初にダイヤルされた番号が含まれます。 |
『 Cisco CallManager アドミニストレーション ガイド 』を参照してください。 |
直接転送 |
確立されている 2 つのコール(保留中または接続状態にある)を 1 つのコールにし、機能の開始者をコールから切断します。この機能によって、打診コールが開始されることも、アクティブなコールが保留になることもありません。 |
『 Cisco CallManager システム ガイド 』を参照してください。 |
エクステンション モビリティ |
ユーザがどの Cisco IP Phone からでも自分の電話番号にログインできるようにします。 |
『 Cisco CallManager 機能およびサービス ガイド 』を参照してください。 |
Forced Authorization Codes(FAC) |
特定のユーザが発信したコールのタイプを制御します。 |
『 Cisco CallManager 機能およびサービス ガイド 』を参照してください。 |
自動転送 |
すべてのコールを指定された電話番号に自動的に転送します。 |
『 Cisco CallManager アドミニストレーション ガイド 』を参照してください。 |
グループ コール ピック |
ユーザが所属グループ内または他のグループ内の着信コールを取得できるようにします。 |
• 『 Cisco CallManager アドミニストレーション ガイド 』を参照してください。 • 『 Cisco CallManager システム ガイド 』を参照してください。 |
保留 |
アクティブなコールを保留にします。 |
この機能は、保留音(Music-on- Hold)を使用する場合を除いて、設定する必要はありません。詳細については、この表内の「保留音」を参照してください。 |
即時転送 |
コールをボイス メッセージ システムにすぐに転送します。コールが転送されると、回線で新しいコールの発信や受信が可能になります。 |
『 Cisco CallManager機能およびサービス ガイド 』を参照してください。 |
参加 |
[サンカ] ソフトキーを使用することによって、ユーザが Ad Hoc 会議を開始できるようにします。 参加機能では、打診コールが開始されることも、アクティブなコールが保留になることもありません。3 つ以上のコールを参加させることができます。つまり、1 つのコールの通話相手は 4 人以上になります。1 つのコールに参加できる人数は 16 人までです。 |
• 「ソフトキー テンプレートの設定」を参照してください。 • 『 Cisco CallManager アドミニストレーション ガイド 』を参照してください。 |
迷惑呼の発信者 ID(MCID) |
ネットワークにおける着信コールの発信元の特定と登録を Cisco CallManager に要求することによって、迷惑コールを報告できます。 |
『 Cisco CallManager 機能およびサービス ガイド 』を参照してください。 |
Meet-Me 会議 |
他の発信者が電話会議に参加できるようにします。 |
『 Cisco CallManager アドミニストレーション ガイド 』を参照してください。 |
メッセージ受信 |
ユーザへのボイス メッセージがあることを示します。 |
• 『 Cisco CallManager アドミニストレーション ガイド 』を参照してください。 • 『 Cisco CallManager システム ガイド 』を参照してください。 |
Multi-level Precedence and Preemption(MLPP) |
正しく検証されたユーザが、プライオリティ コールをかけられるようにします。この機能を使用すると、ユーザはプライオリティの低いコールを必要に応じて取って代わることができます。また、優先コールを転送するために、Call-Forward Alternate Party(CFAP)機能を使用することもできます。 |
設定手順については、『 Cisco CallManager 機能およびサービス ガイド 』を参照してください。 |
保留音 |
発信者が保留になっている間、音楽を再生します。 |
『 Cisco CallManager 機能およびサービス ガイド 』を参照してください。 |
プライバシー |
同じ回線を共有している電話機のユーザの間で、コール ステータスの表示やコールの割り込みを有効にするかどうかを指定します。 |
システム要件、設定手順、および使用方法については、『 Cisco CallManager 機能およびサービス ガイド 』を参照してください。 |
Quality Reporting Tool(QRT) |
電話機の [ヒンシツ] ソフトキーを使用して、ユーザが問題のあるコールに関する情報を送信できるようにします。 QRT とユーザとの相互対話の必要量に応じて、2 つのユーザ モードのどちらかに対して QRT を設定できます。 |
『 Cisco CallManager アドミニストレーション ガイド 』を参照してください。 |
リダイヤル |
Cisco IP Phone で前回ダイヤルした番号にリダイヤルします。 |
この機能は設定する必要はありません。 |
呼び出し音の設定 |
電話機に別のアクティブ コールが着信した場合に、回線で使用される呼び出し音のタイプを指定します。 |
『 Cisco CallManager アドミニストレーション ガイド 』を参照してください。 ユーザ オプション Web ページで [ 電話の呼び出し音設定を変更]をクリックすると、ユーザが呼び出し音の設定を調整できます。 |
サービス |
Cisco CallManager Administration で、システム管理者が Cisco IP Phone Services Configuration メニューを使用して、ユーザが登録できる電話サービスのリストを定義および管理できるようにします。 |
詳細については、『 Cisco CallManager アドミニストレーション ガイド 』および『 Cisco CallManager システム ガイド 』を参照してください。 |
サービス URL ボタン |
情報サービスへのワンタッチ アクセスを有効にします。 |
設定手順については、『 Cisco CallManager アドミニストレーション ガイド 』を参照してください。 |
Time-of-Day ルーティング |
指定されたテレフォニー機能へのアクセスを時間で制限します。 |
• 『 Cisco CallManager アドミニストレーション ガイド 』を参照してください。 • 『 Cisco CallManager システム ガイド 』を参照してください。 |
転送 |
アクティブなコールを別の電話番号に転送します。 |
この機能は設定する必要はありません。 |
ビデオ サポート |
電話機のビデオ サポートを有効にします。 |
『 Cisco VT Advantage アドミニストレーション ガイド 』を参照してください。 |
ボイス メッセージ システム |
コールに応答がない場合、発信者がボイス メッセージを残すことができるようにします。 |
• 『 Cisco CallManager アドミニストレーション ガイド 』を参照してください。 • 『 Cisco CallManager システム ガイド 』を参照してください。 |
カスタムの電話呼び出し音の作成
Cisco CallManager に付属の電話呼び出し音のセットを使用して、サイトの電話呼び出し音のタイプをカスタマイズできます。また、独自のパルス符号変調(PCM)ファイルを作成し、RingList.xml ファイルを編集して、カスタマイズすることもできます。
詳細については、『 Cisco CallManager 機能およびサービス ガイド 』を参照してください。
社内ディレクトリと個人ディレクトリの設定
Cisco IP Phone 7960G/7940G モデルでは、ユーザが ディレクトリ ボタンを使用して、さまざまなディレクトリにアクセスできます。ディレクトリには次の 2 種類があります。
• 社内ディレクトリ:ユーザが社内従業員の電話番号を検索できます。
この機能を使用するには、システム管理者が社内ディレクトリを設定する必要があります。詳細については、「社内ディレクトリの設定」を参照してください。
• 個人ディレクトリ:ユーザが個人の電話番号を保存できます。
この機能を使用するには、個人ディレクトリを設定するためのソフトウェアを、管理者がユーザに提供する必要があります。詳細については、「個人ディレクトリの設定」を参照してください。
社内ディレクトリの設定
Cisco CallManager では、LDAP(Lightweight Directory Access Protocol)ディレクトリを使用して、Cisco CallManager とインターフェイスする Cisco CallManager アプリケーションのユーザに関する認証と許可の情報が保存されます。認証によって、システムにアクセスするためのユーザ権限が確立されます。一方、許可は、ユーザが使用許可を持つテレフォニー リソース(特定の内線番号など)を指定するものです。
これらの機能のインストールと設定方法については、『 Installing and Configuring the Cisco Customer Directory Configuration Plugin 』を参照してください。このマニュアルでは、Cisco CallManager を Microsoft Active Directory および Netscape Directory Server に統合する設定手順について説明しています。
LDAP ディレクトリの設定が完了すると、Cisco IP Phone 7960G/7940G モデルの社内ディレクトリ サービスを使用して、社内ディレクトリからユーザを検索できます。
個人ディレクトリの設定
個人ディレクトリには、Cisco CallManager LDAP(Lightweight Directory Access Protocol)ディレクトリに保存されている個人アドレス帳が備わっています。また、Cisco IP Phone 同期アプリケーションおよび 2 つの Cisco IP Phone サービス(個人アドレス帳と個人ファースト ダイヤル)も提供されます。Cisco IP Phone Address Book Synchronizer を使用すると、ユーザは Microsoft Outlook や Outlook Express のアドレス帳のエントリを、Cisco CallManager のディレクトリと同期させることができます。Cisco IP Phone 7960G/7940G モデルから Personal Address Book サービスを使用してエントリを検索し、選択してソフトキーを押すと、選択した番号をダイヤルできます。
個人ディレクトリを設定するには、ユーザがユーザ オプション Web ページにアクセスする必要があります。また、ユーザが Microsoft Outlook との同期を希望する場合は、システム管理者から Cisco IP Phone Address Book Synchronizer ユーティリティを入手し、それをインストールする必要があります。
このソフトウェアを入手するには、Cisco CallManager Administration で Application > Install Plugins の順に選択し、 Cisco IP Phone Address Book Synchronizer をクリックします。
電話ボタン テンプレートの変更
Cisco IP Phone 7960G/7940G モデルでは、ほぼ同じ機能がサポートされていますが、その機能の実装方法は、それぞれの電話機で変えることができます。機能を電話機のボタンに割り当てたり、電話機のモデルに合わせてカスタマイズしたりするには、電話ボタン テンプレートを変更します。
テンプレートを変更してから電話機をネットワークに登録するのが、適切な方法です。この方法によって、登録時に Cisco CallManager Administration から、カスタマイズ済みの電話ボタン テンプレート オプションにアクセスできます。
電話ボタン テンプレートを変更するには、Cisco CallManager Administration で、 Device > Device Settings> Phone Button Template の順に選択します。電話ボタン テンプレートを電話機に割り当てるには、Cisco CallManager Administration の Phone Configuration ページの Phone Button Template フィールドを使用します。詳細については、『 Cisco CallManager アドミニストレーション ガイド 』および『 Cisco CallManager システム ガイド 』を参照してください。
カスタマイズ可能なボタンと機能の数は、Cisco IP Phone のモデルによって異なります。 表 5-2 で設定オプションを確認してください。
表 5-2 標準の電話ボタン テンプレートのモデル別リスト
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Cisco IP Phone 7960G |
Cisco IP Phone 7960G の標準テンプレートでは、回線用にボタン 1 と 2 を使用し、短縮ダイヤル用またはサービス利用のためにボタン 3 ~ 6 を割り当てています。その他の電話機能(コール パーク、コール転送、リダイヤル、保留、復帰、ボイス メッセージ システム、会議など)を利用するには、Cisco IP Phone 7960G のソフトキーを使用します。 |
Cisco IP Phone 7940G |
Cisco IP Phone 7940G には、事前に設定済みの電話ボタン テンプレートが付属しています。 • 7940(2-Line):回線用にボタン 1 および 2 を使用します。 • 7940(1-Line):回線 1 用にボタン 1、短縮ダイヤル用にボタン 2 を使用します。 Cisco IP Phone 7940G のすべての電話機で、上記のテンプレートのいずれかを使用します。 その他の電話機能(コール パーク、コール転送、リダイヤル、保留、復帰、ボイス メッセージ システム、会議など)を利用するには、Cisco IP Phone 7940G のソフトキーを使用します。 |
ソフトキー テンプレートの設定
Cisco IP Phone 7940G/7960G モデルでサポートされているアプリケーションに関連付けるソフトキーは、Cisco CallManager を使用して管理できます。Cisco CallManager では、2 種類のソフトキー テンプレート(標準と非標準)をサポートしています。標準のソフトキー テンプレートには、Standard User、Standard Feature、Standard IPMA Assistant、Standard IPMA Manager、Standard IPMA Shared Mode Manager などがあります。ソフトキーをサポートしているアプリケーションには、1 つまたは複数の標準のソフトキー テンプレートを関連付けることができます。標準のソフトキー テンプレートを変更するには、そのコピーを作成して別の名前を付け、コピーしたソフトキー テンプレートに変更を加えます。非標準のソフトキー テンプレートも変更できます。
ソフトキー テンプレートを設定するには、Cisco CallManager Administration で、 Device > Device Settings > Softkey Template の順に選択します。ソフトキー テンプレートを電話機に割り当てるには、Cisco CallManager Administration Phone Configuration ページの Softkey Template フィールドを使用します。詳細については、『 Cisco CallManager アドミニストレーション ガイド 』および『 Cisco CallManager システム ガイド 』を参照してください。
サービスの設定
Cisco IP Phone 7960G/7940G モデルでは、 サービス ボタンを使用することによって、ユーザは各種の Cisco IP Phone サービスにアクセスできます。これらのサービスは、XML アプリケーションで構成されているので、電話機でテキストとグラフィックスを使用した対話型のコンテンツの表示が可能です。たとえば、地元の映画館の上映時間、株価情報、天気予報のようなサービスがあります。システム管理者は、自分のサイト用にカスタマイズしたアプリケーションを作成できます。
ユーザがサービスにアクセスできるようにするには、次の作業を行っておく必要があります。
• システム管理者は、Cisco CallManager Administration を使用して、利用可能なサービスを設定します。
• ユーザは、Cisco CallManager のユーザ オプション アプリケーションを使用して、ほとんどのサービスに登録します。この Web ベースのアプリケーションが提供する GUI(グラフィカル ユーザ インターフェイス)を使用すると、エンド ユーザは IP Phone のアプリケーションの設定を一部行うことができます。
サービスを設定する前に、設定するサイトの URL アドレスをすべて入手し、ユーザが社内 IP テレフォニー ネットワークからこれらのサイトにアクセスできるかどうかを確認してください。
これらのサービスを設定するには、Cisco CallManager Administration で、 Feature > Cisco IP Phone Services の順に選択します。詳細については、『 Cisco CallManager アドミニストレーション ガイド 』および『 Cisco CallManager システム ガイド 』を参照してください。
これらのサービスを設定した後、ユーザが Cisco CallManager IP Phone Options の Web ベースのアプリケーションにアクセスできるかどうかを確認してください。このアプリケーションでは、ユーザは設定済みのサービスを選択し、登録することができます。システム管理者がエンド ユーザに提供する必要のある情報については、「サービスへの登録方法と電話機能の設定方法」を参照してください。
(注) ユーザ用にエクステンション モビリティ サービスを設定する方法については、『Cisco CallManager 機能およびサービス ガイド』を参照してください。
Cisco CallManager へのユーザの追加
Cisco CallManager にユーザを追加すると、ユーザに関する情報を表示および管理することができます。また、各ユーザは次の操作を実行できるようになります。
• Cisco IP Phone から、社内ディレクトリやその他のカスタマイズされたディレクトリにアクセスする。
• 個人ディレクトリを作成する。
• 短縮ダイヤル番号とコール転送番号を設定する。
• Cisco IP Phone からアクセスできるサービスに登録する。
次のいずれかの方法を使用して、Cisco CallManager にユーザを追加できます。
• ユーザを個別に追加するには、Cisco CallManager Administration アプリケーションを使用し、 User > Add a New User の順に選択します。
ユーザの追加の詳細については、『 Cisco CallManager アドミニストレーション ガイド 』を参照してください。ユーザ情報の詳細については、『 Cisco CallManager システム ガイド 』を参照してください。
• ユーザを一括して追加するには、Bulk Administration Tool を使用します。この方法では、すべてのユーザに対して同じデフォルト パスワードを設定することもできます。
詳細については、『 Bulk Administration Tool ユーザ ガイド 』を参照してください。
ユーザ オプション Web ページに表示されるオプションの指定
ユーザ オプション Web ページから、ユーザは電話機のいくつかの機能と設定をカスタマイズおよび制御することができます (ユーザ オプション Web ページの詳細については、『 Web での Cisco IP Phone のカスタマイズ 』を参照してください)。
デフォルトでは、ユーザ オプション Web ページのすべてのオプションが表示されます。 ただし、Cisco CallManager Administration を使用してエンタープライズ パラメータを設定することによって、オプションを無効にすることもできます。
ここで行った設定は、ご使用のサイトのすべてのユーザ オプション Web ページに反映されます。
手順
ステップ 1 Cisco CallManager Administration で、 System > Enterprise Parameters の順に選択します。
Enterprise Parameters Configuration ページが表示されます。
ステップ 2 CCMUser Parameters エリアの Parameter Value ドロップダウン リストから、パラメータに対して次のどちらかの値を選択することにより、そのパラメータがユーザ オプション Web ページに表示されるかどうかを指定します。
True :オプションがユーザ オプション Web ページに表示されます(デフォルト)。
False :オプションがユーザ オプション Web ページに表示されません。