電話機の Web ページへのアクセス
Cisco Unified IP Phone の Web ページにアクセスするには、次の手順を実行します。
(注) Web ページにアクセスできない場合は、アクセスが無効になっている可能性があります。詳細については、「Web ページへのアクセスの無効化および有効化」を参照してください。
手順
ステップ 1 次のいずれかの方法で、Cisco Unified IP Phone の IP アドレスを取得します。
• Cisco Unified CallManager で Device > Phone を選択して、電話機を検索します。Cisco Unified CallManager に登録された電話機は、Phone Configuration Web ページの上部に IP アドレスが表示されます。
• 電話機で 設定 ボタンを押して、 [ネットワークの設定] を選択した後、[IPアドレス]オプションまでスクロールします。
ステップ 2 Web ブラウザを開いて、次の URL を入力します。ここで、 IP_address は、Cisco Unified IP Phone の IP アドレスです。
http:// IP_address
Cisco Unified IP Phone 7970 シリーズの Web ページには、次のハイパーリンクが含まれています。
• デバイス情報 :デバイス設定と電話機に関連する情報を表示します。詳細については、「デバイス情報」を参照してください。
• ネットワークの設定 :ネットワーク構成情報と電話機の他の設定に関する情報を表示します。詳細については、「ネットワークの設定」を参照してください。
• ネットワーク統計 :ネットワーク トラフィックに関する情報を提供する次のハイパーリンクが含まれます。
– イーサネット情報 :イーサネット トラフィックに関する情報を表示します。詳細については、「ネットワーク統計」を参照してください。
– アクセス :電話機の PC ポートとの間のネットワーク トラフィックに関する情報を表示します。詳細については、「ネットワーク統計」を参照してください。
– ネットワーク :電話機のネットワーク ポートとの間のネットワーク トラフィックに関する情報を表示します。詳細については、「ネットワーク統計」を参照してください。
• デバイスログ :トラブルシューティングに使用できる情報を提供する、次のハイパーリンクが含まれます。
– コンソールログ :個々のログ ファイルへのハイパーリンクが含まれます。詳細については、「デバイスログ」を参照してください。
– コアダンプ :個々のダンプ ファイルへのハイパーリンクが含まれます。
– ステータスメッセージ :前回の電源投入以降に電話機が生成した最近のステータス メッセージを最大 10 件まで表示します。詳細については、「デバイスログ」を参照してください。
– デバッグの表示 :トラブルシューティングにおいてサポートを必要とする場合に、Cisco TAC の支援を受ける際に役立つメッセージを表示します。詳細については、「デバイスログ」を参照してください。
• ストリームの統計 :さまざまなストリーム統計情報を表示する [ストリーム1] 、 [ストリーム2] 、および [ストリーム3] のハイパーリンクが含まれます。詳細については、「ストリームの統計」を参照してください。
Web ページへのアクセスの無効化および有効化
セキュリティ上の目的で、電話機の Web ページにアクセスできないように選択する場合があります。その場合、この章で説明した Web ページと電話機のユーザ オプション Web ページへのアクセスを禁止します。
電話機の Web ページへのアクセスを無効にするには、Cisco Unified CallManager Administration で次の手順を実行します。
ステップ 1 Device > Phone を選択します。
ステップ 2 電話機を検索する条件を指定して、 Find をクリックします。または、 Find をクリックして、すべての電話機のリストを表示します。
ステップ 3 デバイス名をクリックすると、該当するデバイスの Phone Configuration ウィンドウが開きます。
ステップ 4 Web Access ドロップダウン リスト ボックスで、 Disabled を選択します。
ステップ 5 Update をクリックします。
(注) Web ページへのアクセスが無効になると、Cisco Quality Report Tool などの一部の機能は正しく動作しなくなります。また、Web アクセスを無効にすると、CiscoWorks などの Web アクセスを利用するサービスアビリティ アプリケーションにも影響します。
無効になっている Web ページ アクセスを有効にするには、上記のアクセスの無効化手順を参照してください。同じ手順を実行しますが、Web ページを有効にするには、ステップ 4で Enabled を選択します。
デバイス情報
電話機の Web ページの[デバイス情報]領域には、デバイス設定と電話機に関連する情報が表示されます。 表8-1 で、これらの項目について説明します。
[デバイス情報]領域を表示するには、「電話機の Web ページへのアクセス」の説明どおりに電話機の Web ページにアクセスし、 [デバイス情報] ハイパーリンクをクリックします。
表8-1 [デバイス情報]領域の項目
|
|
MACアドレス |
電話機のメディア アクセス制御(MAC)アドレス。 |
ホスト名 |
電話機に割り当てられた DHCP サーバのホスト名。 |
電話番号 |
電話機に割り当てられた電話番号。 |
アプリケーションロードID |
電話機で動作しているファームウェアの識別子。 |
起動ロードID |
電話機で動作しているインストール済みロードの識別子。 |
バージョン |
電話機で動作している起動ロードのバージョン。 |
拡張モジュール1 |
電話機に接続されている場合は、1 番目の Cisco Unified IP Phone 7914 拡張モジュールの電話機のロード ID。 |
拡張モジュール2 |
電話機に接続されている場合は、2 番目の Cisco Unified IP Phone 7914 拡張モジュールの電話機のロード ID。 |
ハードウェアのリビジョン |
電話機のハードウェアのバージョン。 |
シリアル番号 |
電話機のシリアル番号。 |
モデル番号 |
電話機のモデル番号。 |
メッセージ受信 |
この電話機の回線上で受信したボイス メッセージがあるかどうかを示します。 |
ネットワークの設定
電話機の Web ページ上の[ネットワークの設定]領域には、ネットワーク構成情報と電話機のその他の設定情報が表示されます。 表8-2 で、この情報について説明します。
これらの項目の多くは、Cisco Unified IP Phone の[ネットワークの設定]メニューおよび[デバイス設定]メニューで表示および設定できます。詳細については、「機能、テンプレート、サービス、およびユーザの設定」を参照してください。
[ネットワークの設定]領域を表示するには、「電話機の Web ページへのアクセス」の説明どおりに電話機の Web ページにアクセスし、 [ネットワークの設定] ハイパーリンクをクリックします。
表8-2 [ネットワークの設定]領域の項目
|
|
DHCPサーバ |
電話機が IP アドレスを取得する DHCP サーバの IP アドレス。 |
BOOTPサーバ |
電話機がブートストラップ プロトコル(BootP)サーバから設定を取得するかどうかを示します。 |
MACアドレス |
電話機の MAC アドレス。 |
ホスト名 |
電話機に割り当てられた DHCP サーバのホスト名。 |
ドメイン名 |
電話機が常駐するドメイン ネーム システム(DNS)ドメインの名前。 |
IPアドレス |
電話機のインターネット プロトコル(IP)アドレス。 |
サブネットマスク |
電話機が使用するサブネット マスク。 |
TFTPサーバ1 |
電話機が使用するプライマリ TFTP サーバ。 |
デフォルトルータ1 ~ 5 |
電話機が使用するデフォルト ルータ(デフォルトルータ 1)およびオプションのバックアップ ルータ(デフォルトルータ 2 ~ 5)。 |
DNSサーバ 1 ~ 5 |
電話機が使用するプライマリ DNS サーバ(DNS サーバ 1)およびオプションのバックアップ DNS サーバ(DNS サーバ 2 ~ 5)。 |
Operational VLAN ID |
電話機が所属する Cisco Catalyst スイッチ上に設定された補助バーチャル LAN(VLAN)。 |
Admin.VLAN ID |
電話機が所属する補助 VLAN。 |
CallManager1 ~ 5 |
電話機を登録できる Cisco Unified CallManager サーバのホスト名または IP アドレス(優先順位の昇順)。この項目では、Cisco Unified CallManager の限定機能を提供できる Survivable Remote Site Telephony(SRST)ルータが使用可能な場合、そのルータの IP アドレスも表示できます。 使用可能なサーバに対し、Cisco Unified CallManager サーバの IP アドレスと次のいずれかの状態を表示します。 • アクティブ:現在電話機にコール処理サービスを提供している Cisco Unified CallManager サーバ。 • スタンバイ:現在のサーバが利用できなくなった場合に電話機が切り替える Cisco Unified CallManager サーバ。 • ブランクの場合:この Cisco Unified CallManager サーバには現在何も接続されていません。 オプションには、SRST の指定が含まれる場合もあります。これは、Cisco Unified CallManager の限定機能セットを提供できる SRST ルータを示しています。このルータは、その他のすべての Cisco Unified CallManager サーバが使用できなくなった場合のコール処理の制御を担います。SRST Cisco Unified CallManager は、アクティブである場合でも、常にサーバのリストの最後に表示されます。SRST ルータ アドレスは、Cisco Unified CallManager の Device Pool セクションで設定します。 |
情報URL |
電話機に表示されるヘルプ テキストの URL。 |
ディレクトリURL |
電話機がディレクトリ情報を取得するサーバの URL。 |
メッセージURL |
電話機がメッセージ サービスを取得するサーバの URL。 |
サービスURL |
電話機が Cisco Unified IP Phone サービスを取得するサーバの URL。 |
DHCPを使う |
電話機が DHCP を使用しているかどうかを示します。 |
DHCPアドレスを解放する |
電話機の[ネットワークの設定]メニューの[DHCPアドレスを解放する]オプションの設定を示します。 |
代替TFTP |
電話機が代替 TFTP サーバを使用しているかどうかを示します。 |
アイドルURL |
[URLのアイドル時間]で指定された時間内に電話機が使用されず、メニューが開かれていない場合に電話機が表示する URL。 |
URLのアイドル時間 |
何秒間電話が使用されず、メニューが開かれなかった場合に、[アイドルURL]で指定した XML サービスを起動するかを示します。 |
プロキシサーバのURL |
電話機の HTTP クライアントに代わってローカルでないホスト アドレスに HTTP 要求を行い、ローカルでないホストからの応答を電話機の HTTP クライアントに提供するプロキシ サーバの URL。 |
認証URL |
電話機の Web サーバに対して行った要求を検証するために、電話機が使用する URL。 |
SWポート設定 |
スイッチ ポートの速度とデュプレックス モード。次のいずれかが表示されます。 • A:自動ネゴシエーション • 10H:10-BaseT/半二重 • 10F:10-BaseT/全二重 • 100H:100-BaseT/半二重 • 100F:100-BaseT/全二重 • 1000H:1000-BaseT/半二重 • 1000F:1000-BaseT/全二重 • リンクがありません:スイッチ ポートへの接続がありません。 |
PCポート設定 |
スイッチ ポートの速度とデュプレックス モード。次のいずれかが表示されます。 • A:自動ネゴシエーション • 10H:10-BaseT/半二重 • 10F:10-BaseT/全二重 • 100H:100-BaseT/半二重 • 100F:100-BaseT/全二重 • 1000H:1000-BaseT/半二重 • 1000F:1000-BaseT/全二重 • リンクがありません:スイッチ ポートへの接続がありません。 |
TFTPサーバ2 |
プライマリ TFTP サーバが使用できない場合に電話機が使用するバックアップ TFTP サーバ。 |
ユーザロケール |
電話機のユーザに関連付けられたユーザ ロケール。言語、フォント、日付と時刻の形式、英数字キーボードのテキスト情報など、ユーザをサポートするための一連の詳細情報を識別します。 |
ネットワークロケール |
電話機のユーザに関連付けられたネットワーク ロケール。電話機が使用するトーンと断続周期の定義など、特定の場所で電話機をサポートするための一連の詳細情報を識別します。 |
ヘッドセットを使う |
電話機のヘッドセット ボタンが有効かどうかを示します。 |
ユーザロケールバージョン |
電話機にロードされたユーザ ロケールのバージョン。 |
ネットワークロケールバージョン |
電話機にロードされたネットワーク ロケールのバージョン。 |
PCポートを無効にする |
電話機の PC ポートが有効か、または無効かを示します。 |
スピーカを使う |
電話機のスピーカフォンを有効にするかどうかを示します。 |
GARPを使う |
電話機が Gratuitous ARP 応答から MAC アドレスを取得するかどうかを示します。 |
ビデオ機能を使う |
適切に装備された PC に接続されている場合に、電話機がビデオ コールに参加するかどうかを示します。 |
ボイスVLANを使う |
PC ポートに接続されたデバイスが電話機でボイス VLAN にアクセスできるかどうかを示します。 |
自動回線選択を使う |
電話機がすべての回線の着信コールにコール フォーカスをシフトするかどうかを示します。 |
通話制御のDSCP |
コール制御シグナリングに使用される DSCP IP 分類。 |
設定のDSCP |
電話機の設定を転送するために使用される DSCP IP 分類。 |
サービスのDSCP |
電話機ベースのサービスに使用される DSCP IP 分類。 |
セキュリティモード |
電話機に設定されているセキュリティ モードを表示します。 |
Webアクセス可能 |
電話機で Web アクセスが有効(Yes)か無効(No)かを示します。 |
PCポートへのスパン |
電話機がネットワーク ポートで送信および受信したパケットをアクセス ポートに転送するかどうかを示します。 |
PC VLAN |
PC に送信されたパケットの 802.1P/Q タグを識別し、それを削除するために使用される VLAN。 |
ネットワーク統計
電話機の Web ページの[ネットワーク統計]領域には、電話機のネットワーク トラフィックに関する情報が表示されます。
• [イーサネット情報]領域:イーサネット トラフィックに関する情報を表示します。 表8-3 で、この領域の項目について説明します。
• [アクセス]領域:電話機の PC ポートとの間のネットワーク トラフィックに関する情報を表示します。 表8-4 で、この領域の項目について説明します。
• [ネットワーク]領域:電話機のネットワーク ポートとの間のネットワーク トラフィックに関する情報を表示します。 表8-4 で、この領域の項目について説明します。
[ネットワーク統計]領域を表示するには、「電話機の Web ページへのアクセス」の説明どおりに電話機の Web ページにアクセスし、 [イーサネット情報] 、 [アクセス] 、または [ネットワーク] ハイパーリンクをクリックします。
表8-3 [イーサネット情報]領域の項目
|
|
Tx Frames |
電話機が送信したパケットの総数。 |
Tx Broadcast |
電話機が送信したブロードキャスト パケットの総数。 |
Tx Multicast |
電話機が送信したマルチキャスト パケットの総数。 |
Tx Unicast |
電話機が送信したユニキャスト パケットの総数。 |
Rx Frames |
電話機が受信したパケットの総数。 |
Rx Broadcast |
電話機が受信したブロードキャスト パケットの総数。 |
Rx Multicast |
電話機が受信したマルチキャスト パケットの総数。 |
Rx Unicast |
電話機が受信したユニキャスト パケットの総数。 |
RxPacketNoDes |
DMA 記述子が欠落していたために廃棄されたパケットの総数。 |
表8-4 [アクセス]領域および[ネットワーク]領域の項目
|
|
Rx totalPkt |
電話機が受信したパケットの総数。 |
Rx crcErr |
CRC に失敗した受信パケットの総数。 |
Rx alignErr |
FCS が無効で、長さが 64 ~ 1,522 バイトの受信パケットの総数。 |
Rx multicast |
電話機が受信したマルチキャスト パケットの総数。 |
Rx broadcast |
電話機が受信したブロードキャスト パケットの総数。 |
Rx unicast |
電話機が受信したユニキャスト パケットの総数。 |
Rx shortErr |
サイズが 64 バイト未満で、受信した FCS エラー パケットまたは Align エラー パケットの総数。 |
Rx shortGood |
サイズが 64 バイト未満の、受信した有効なパケットの総数。 |
Rx longGood |
サイズが 1,522 バイトより大きい、受信した有効なパケットの総数。 |
Rx longErr |
サイズが 1,522 バイトより大きい、受信した FCS エラー パケットまたは Align エラー パケットの総数。 |
Rx size64 |
無効なパケットを含め、サイズが 0 ~ 64 バイトの受信パケットの総数。 |
Rx size65to127 |
無効なパケットを含め、サイズが 65 ~ 127 バイトの受信パケットの総数。 |
Rx size128to255 |
無効なパケットを含め、サイズが 128 ~ 255 バイトの受信パケットの総数。 |
Rx size256to511 |
無効なパケットを含め、サイズが 256 ~ 511 バイトの受信パケットの総数。 |
Rx size512to1023 |
無効なパケットを含め、サイズが 512 ~ 1,023 バイトの受信パケットの総数。 |
Rx size1024to1518 |
無効なパケットを含め、サイズが 1,024 ~ 1,518 バイトの受信パケットの総数。 |
Rx tokenDrop |
リソース不足(たとえば、FIFO オーバーフロー)が原因でドロップされたパケットの総数。 |
Tx excessDefer |
メディアが使用中だったために送信が遅れたパケットの総数。 |
Tx lateCollision |
パケット転送の開始後 512 ビット時間すぎてから衝突が起こった回数。 |
Tx totalGoodPkt |
電話機が受信した有効なパケット(マルチキャスト、ブロードキャスト、ユニキャスト)の総数。 |
Tx collisions |
パケットの送信中に生じた衝突の合計回数。 |
Tx excessLength |
パケットの転送試行が 16 回に達したため、送信されなかったパケットの総数。 |
Tx broadcast |
電話機が送信したブロードキャスト パケットの総数。 |
Tx multicast |
電話機が送信したマルチキャスト パケットの総数。 |
近接デバイスID |
このポートに接続されているデバイスの ID。 |
近接IPアドレス |
近接デバイスの IP アドレス。 |
近接ポート |
電話機が接続されている近接デバイス ポート。 |
デバイスログ
電話機の Web ページの[デバイスログ]領域には、電話機のモニタとトラブルシューティングに役立つ情報が表示されます。
• コンソールログ:個々のログ ファイルのハイパーリンクが含まれます。コンソール ログ ファイルには、電話機が受信したデバッグ メッセージとエラー メッセージが含まれます。
• コアダンプ:個々のダンプ ファイルへのハイパーリンクが含まれます。
• [ステータスメッセージ]領域:前回の電源投入以降に電話機が生成した最近のステータス メッセージを最大 10 件まで表示します。この情報は、電話機の[ステータスメッセージ]画面にも表示できます。 表7-1 で、表示される可能性があるステータス メッセージについて説明します。
ステータス メッセージを表示するには、「電話機の Web ページへのアクセス」の説明どおりに電話機の Web ページにアクセスし、 [ステータスメッセージ] ハイパーリンクをクリックします。
• [デバッグの表示]領域:トラブルシューティングにおいてサポートを必要とする場合に、Cisco TAC の支援を受ける際に役立つメッセージを表示します。
ストリームの統計
Cisco Unified IP Phone は、最大 3 台のデバイスとの間で、同時に情報をストリームできます。電話機は、通話中、あるいは音声またはデータの送受信サービスの稼働中に情報をストリームします。
電話機の Web ページの[ストリーム の統計]領域には、ストリームに関する情報が表示されます。ほとんどのコールは、1 つのストリーム(ストリーム 1)だけを使用しますが、コールによっては、2 つまたは 3 つのストリームを使用するものがあります。たとえば、割り込まれたコールはストリーム 1 およびストリーム 2 を使用します。
表8-5 で、[ストリームの統計]領域の項目について説明します。
音声品質メトリックの使用方法の詳細については、「コールの音声品質のモニタリング」を参照してください。
[ストリームの統計]領域を表示するには、「電話機の Web ページへのアクセス」の説明どおりに電話機の Web ページにアクセスし、 [ストリーム1] 、 [ストリーム2] 、または [ストリーム3] ハイパーリンクをクリックします。
表8-5 [ストリームの統計]領域の項目
|
|
ドメイン |
電話機のドメイン。 |
リモートアドレス |
ストリームの宛先の IP アドレス。 |
ローカルアドレス |
電話機の IP アドレス。 |
送信者の参加 |
電話機がストリームの送信を開始した回数。 |
受信者の参加 |
電話機がストリームの受信を開始した回数。 |
バイト |
電話機がストリームの送信を停止した回数。 |
開始時間 |
Cisco Unified CallManager が電話機のパケット送信の開始を要求した時刻を示す内部タイム スタンプ。 |
ステータス |
電話機がストリーミング中かどうかを示します。 |
ホスト名 |
電話機のホスト名。 |
送信パケット |
電話機が送信したパケットの総数。 |
送信オクテット |
電話機が送信したオクテットの総数。 |
送信ツール |
ストリームに利用される音声符号化の種類。 |
送信レポート |
Web ページからこのストリームの統計レポートにアクセスされた回数(電話機のリセット時にリセットされます)。 |
送信レポート時間 |
このストリームの統計レポートが生成された時刻を示す内部タイム スタンプ。 |
送信開始時間 |
ストリームが開始された時刻。 |
受信喪失パケット |
失われたパケットの総数。 |
受信ジッタ |
ストリームの最大ジッタ。 |
受信ツール |
ストリームに利用される音声符号化の種類。 |
受信レポート |
Web ページからこのストリームの統計レポートにアクセスされた回数(電話機のリセット時にリセットされます)。 |
受信レポート時間 |
このストリームの統計レポートが生成された時刻を示す内部タイム スタンプ。 |
受信パケット |
電話機が受信したパケットの総数。 |
受信オクテット |
電話機が受信したオクテットの総数。 |
受信開始時間 |
Cisco Unified CallManager が電話機のパケット受信の開始を要求した時刻を示す内部タイム スタンプ。 |
音声品質メトリック |
MOS LQK |
Listening Quality(LQK; リスニング品質)を 5(優良)から 1 (不良)の間で評価する Mean Opinion Score(MOS; 平均オピニオン評点)を客観的に見積もったスコア。このスコアは、音声ストリームに先行する 8 秒間インターバルにおけるフレーム損失に起因する音声秘匿イベントに基づいています。詳細については、「コールの音声品質のモニタリング」を参照してください。
(注) MOS LQK スコアは、Cisco Unified IP Phone が使用するコーディックの種類によって異なります。
|
平均MOS LQK |
音声ストリーム全体を対象に観測された平均 MOS LQK スコア。 |
最小MOS LQK |
音声ストリームの開始以降に観測された最小 MOS LQK スコア。 |
最大MOS LQK |
音声ストリームの開始以降に観測されたベースラインまたは最大 MOS LQK スコア。 これらのコーデックは、フレーム損失のない正常な状態で、次の最大 MOS LQK スコアを提供します。 • G.711 は 4.5 • G.729 A /AB は 3.7 |
MOS LQKのバージョン |
MOS LQK スコアの算出に使用されるシスコ独自のアルゴリズムのバージョン。 |
累積秘匿率 |
音声ストリームの開始から受信した音声フレームの総数で秘匿フレームの総数を割った比率。 |
間隔秘匿率 |
アクティブな会話に先行する 3 秒間インターバルにおける秘匿フレームと音声フレームの比率。Voice Activity Detection(VAD;音声アクティビティ検出)を使用している場合、3 秒間に相当するアクティブな会話を蓄積するために、より長いインターバルが必要となることがあります。 |
最大秘匿率 |
音声ストリームの開始以降の最大間隔秘匿率。 |
秒数を秘匿 |
音声ストリームの開始以降、秘匿イベント(フレームの損失)がある秒数([厳密に秒数を秘匿]の値を含む)。 |
厳密に秒数を秘匿 |
音声ストリームの開始以降、5% を超える秘匿イベント(フレームの損失)を持つ秒数。 |