ネットワーク プロファイル設定の設定
Cisco Unified Wireless IP Phone 7920 では、特定の WLAN に対する無線ネットワーク設定のネットワーク プロファイルを設定できます。[ネットワーク プロファイル]メニューから、 表5-1 に示すネットワーク設定にアクセスできます。
表5-1 ネットワーク プロファイルの設定
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ヘンコウノテキヨウ |
ネットワーク プロファイルを変更する場合は、変更内容を適用してプロファイルを有効にする必要があります。 |
「ワイヤレス設定とネットワーク プロファイルへの変更の適用」を参照してください。 |
DHCP ユウコウ/ムコウ |
ダイナミック ホスト コンフィギュレーション プロトコル(DHCP)に従って電話機の IP アドレスを取得するには、[ユウコウ]に設定します。
(注) DHCP が無効である場合は、スタティック設定を設定する必要があります。
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「DHCP 設定の変更」を参照してください。 |
TFTP オプション |
DHCP によって割り当てられる TFTP サーバではなく、代替 TFTP サーバを割り当てるには、このオプションを設定します。 |
「TFTP オプションの設定」を参照してください。 |
802.11b セッテイ |
このメニューを使用して、SSID などの電話機のワイヤレス設定を設定します。 |
「プロファイルのワイヤレス設定の設定」を参照してください。 |
プロファイルメイノヘンコウ |
設定対象のプロファイルごとに分かりやすい名前を選択します。 |
「プロファイル名の変更」を参照してください。 |
関連項目
• 「プロファイル名の変更」
• 「DHCP 設定の変更」
• 「TFTP オプションの設定」
• 「ワイヤレス設定の入力と確認」
DHCP 設定の変更
ネットワークにデバイスを接続するときに、デバイスに IP アドレスを自動的に割り当てるようにするには、DHCP を使用できます。 ネットワークで DHCP を使用しない場合は、DHCP を無効にし、ネットワーク設定情報を手動で入力する必要があります。 電話機の[DHCP ユウコウ/ムコウ]メニュー(図 5-2 を参照)を使用して、DHCP を設定できます。
この項では、次の項目に分けて、DHCP の有効化/無効化に関する情報を提供します。
• DHCP の有効化または無効化(P.5-6)
• 「スタティック設定の設定」
図 5-2 [DHCP ユウコウ/ムコウ]メニューのオプション
DHCP の有効化または無効化
Cisco Unified IP Phone では DHCP がデフォルトで有効になりますが、ネットワークで DHCP を使用しない場合は、このプロトコルを無効にすることができます。 電話機から DHCP を有効または無効にするには、次の手順を実行します。
(注) ネットワークで DHCP が有効である場合は、IP 設定または TFTP オプションを設定する手順を完了することはできません。
手順
ステップ 1 [メニュー]>[プロファイル]>[ネットワーク プロファイル] を選択します。
ステップ 2 設定対象のプロファイル名までスクロールし、 [センタク] を押します。
ステップ 3 [DHCP ユウコウ/ムコウ] までスクロールし、 [センタク] を押します。
ステップ 4 [ユウコウ] または [ムコウ] までスクロールして、 [センタク] を押します。
選択したオプションの横にチェック マークが付きます。
ステップ 5 [モドル] を押してメニューを終了します。
関連項目
• 「スタティック設定の設定」
スタティック設定の設定
ネットワークで DHCP が無効である場合は、[スタティック セッテイ]メニューで次の設定値を設定する必要があります。
• IP アドレス
• サブネットマスク
• プライマリ ゲートウェイ
• プライマリ TFTP サーバ
• DNS サーバ(プライマリとセカンダリ)
IP 設定を手動で設定する場合は、次のガイドラインに従います。
• TFTP サーバに IP アドレスが割り当てられていることを確認します。
• デフォルト ゲートウェイの IP アドレスが、ホストの IP アドレスと同じサブネットにあることを確認します。
(注) ネットワークで DHCP が有効である場合は、IP 設定または TFTP オプションの設定に関する手順を実行できません。
手順
ステップ 1 [メニュー]>[プロファイル]>[ネットワーク プロファイル] を選択します。
ステップ 2 設定対象のプロファイル名までスクロールし、 [センタク] を押します。
ステップ 3 [DHCP ユウコウ/ムコウ] > [スタティック セッテイ] を選択し、 [センタク] を押します。
[スタティック セッテイ]メニューのオプションが表示されます。
ステップ 4 対象のエントリまでスクロールして、 [センタク] を押します。
スタティック設定のフィールドの説明については、 表5-2 を参照してください。
ステップ 5 [ヘンシュウ] ソフトキーを押してエントリを入力または変更します。
(注) 矢印を使用して、IP アドレスのオクテットの間にスペースを入力します。
値の入力方法の詳細については、「ネットワーク プロファイル設定の設定」を参照してください。
ステップ 6 [モドル] を押して[スタティック セッテイ]のオプションに戻ります。
表5-2 DHCP が無効な場合のスタティック設定
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IP アドレス |
IP アドレスは、電話機のシステム管理者によって割り当てられる固有識別情報です。 |
サブネットマスク |
IP アドレスをネットワーク ID とホスト ID に分割し、TCP/IP でそれらの ID を区別できるようにするために使用します。 |
プライマリ ゲートウェイ |
電話機が属するサブネットを越えた IP ネットワークに接続する場合の経路となるゲートウェイを識別します。 |
プライマリ TFTP サーバ |
電話機が設定プロファイルを取得するために使用する TFTP サーバを識別します。 |
プライマリ DNS サーバ セカンダリ DNS サーバ |
システムが IP アドレスではなくサーバのホスト名を使用するように設定されている場合に、ホスト名を解決するプライマリとセカンダリの DNS サーバを識別します。 |
ネットワーク プロファイル メニューの設定を編集するときのガイドライン
[ネットワーク プロファイル]メニューのオプションの値を編集する場合は、電話機のキーパッドから、文字、数字、および特殊文字を入力できます。 キーパッドの数字キーを使用して、数字または割り当てられている文字を入力します。キーを押すたびに、設定されている別の文字に変わります。 値を入力するときには、次のガイドラインに従います。
• 文字を入力する :最初の文字を入力するには、数字キーを 1 回押します。 2 番目の文字を入力するにはキーを 2 回押し、3 番目の文字を入力するにはキーを 3 回押します。
• 数字を入力する:数字を入力するには、数字キーを 4 回押します。
• 最後の文字を削除する:文字列の最後の文字または数字を削除するには、 [クリア] を 1 回押します。
• 文字列全体を削除する:テキストまたは数字の文字列全体を削除するには、 [クリア] を押し続けます。
• 大文字を使用する:大文字と小文字を切り替えるには を押します。画面の右上隅に、大文字と小文字の別を示す または が表示されます。
• スペースを入力する:文字間にスペースを挿入するには、 または を押します。
• 特殊文字と記号を入力する: を押します。 記号画面が表示されます(図 5-3 を参照)。目的の記号を選択するには、 、 、 、または を使用します。テキストに記号を挿入するには、 [シヨウ] を押します。
• 編集モードをキャンセルする:メニュー オプションやメイン画面に戻るには、必要に応じて [モドル] を押します。
図 5-3 記号画面
関連項目
• ネットワーク プロファイル メニューの表示(P.5-2)
• 「DHCP 設定の変更」
• 「TFTP オプションの設定」
• 「802.11b 設定 メニューの表示」
TFTP オプションの設定
DHCP を使用して Cisco Unified IP Phone を TFTP サーバに結び付ける場合は、DHCP によって割り当てられる TFTP サーバではなく、代替 TFTP サーバを何台かの電話機に割り当てることもできます。 TFTP サーバを電話機に割り当てるには、次の手順を実行します。
手順
ステップ 1 [メニュー]>[プロファイル]>[ネットワーク プロファイル] を選択します。
ステップ 2 設定対象のプロファイル名までスクロールし、 [センタク] を押します。
ステップ 3 [TFTP オプション] までスクロールして、 [センタク] を押します。
ステップ 4 DHCP を使用して TFTP サーバに IP アドレスを割り当てるには、 [DHCP シヨウ] までスクロールします。
[スタティック セッテイ]のオプションで割り当てられた TFTP サーバの IP アドレスを使用するには、 [スタティックシヨウ] までスクロールします。
ステップ 5 [センタク] を押します。
ステップ 6 [モドル] を押して[ネットワークセッテイ]メニューに戻ります。
関連項目
• スタティック設定の設定(P.5-7)
• 「DHCP 設定の変更」
• 「プロファイルのワイヤレス設定の設定」
プロファイルのワイヤレス設定の設定
[802.11b セッテイ]メニューには、電話機がアクセス ポイントでの認証に使用する設定が含まれています。 これらの設定には、電話機が使用する SSID、認証タイプ、および暗号化データなどがあります。
この項は、次の項目で構成されています。
• 「802.11b 設定 メニューの表示」
• 「802.11b 設定メニューの ワイヤレス設定のオプション」
• 「ワイヤレス設定の入力と確認」
802.11b 設定 メニューの表示
Cisco Unified Wireless IP Phone 7920 の[802.11bセッテイ]メニューを表示するには、次の手順を実行します。
手順
ステップ 1 [メニュー]>[プロファイル]>[ネットワーク プロファイル] を選択します。
ステップ 2 設定対象のプロファイル名までスクロールし、 [センタク] を押します。
ステップ 3 変更するプロファイルまでスクロールして選択します。
ステップ 4 [802.11bセッテイ] までスクロールして選択します。
図 5-4 に、[802.11bセッテイ]メニューのメニュー オプションを示します。
図 5-4 [802.11b セッテイ]メニューのオプション
関連項目
• 「802.11b 設定メニューの ワイヤレス設定のオプション」
• 「電話機のネットワーク プロファイルへのアクセス」
• 「ネットワーク プロファイル設定の設定」
802.11b 設定メニューの ワイヤレス設定のオプション
Cisco Unified Wireless IP Phone 7920 では、この電話機の異なるネットワーク プロファイルについての設定情報を表示できます。 この情報を使用して、問題のトラブルシューティングを行ったり、設定を変更したりできます。[802.11bセッテイ]メニューから、 表5-3 の説明にある無線ネットワーク設定にアクセスできます。
認証および暗号化の設定の選択
WLAN で使用している認証方式および暗号化方式のタイプにより、Cisco Unified Wireless IP Phone のネットワーク プロファイルでの認証および暗号化オプションの設定方法が決まります。 表5-4 に、Cisco Unified Wireless IP Phone 7920 で設定可能な、サポートされる認証方式と暗号化方式の一覧を示します。
表5-4 認証および暗号化の設定オプション
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オープン |
静的 WEP (使用する場合は WEP キーが必要) |
共有 キー |
静的 WEP(必須) (WEP キーが必要) |
EAP (ユーザ名とパスワードが必要) |
WEP |
AKM と CCKM (ユーザ名とパスワードが必要) |
TKIP または WEP |
AKM と WPA |
TKIP |
AKM と WPA 事前共有キー (WPA-PSK パスワードが必要) |
TKIP |
関連項目
• 「ワイヤレス設定の入力と確認」
• 「認証方式と暗号化方式の選択」
• 「ネットワーク プロファイル設定の設定」
Service Set Identifier (SSID; サービス セット ID)の設定
SSID は、各 Cisco Unified Wireless IP Phone 7920 が、1 つ以上のアクセス ポイント(AP)を介して相互に通信するために使用する固有識別情報です。 無線ネットワークのアクセス ポイントにも割り当てられている SSID と同じ SSID を電話機に割り当てる必要があります。 複数のアクセス ポイントが、1 つのネットワークまたはサブネットで同じ SSID を共有できます。
ネットワーク プロファイルに SSID を割り当てるには、「スベテ」オプションを選択して電話機がすべてのアクセス ポイントにアクセスできるようにします。 または、「シテイ」オプションを選択し、特定の SSID を入力することもできます。 SSID には任意の値を指定できますが、32 文字を超える英数字文字列を指定することはできません。
SSID を設定するには、次の手順を実行します。
手順
ステップ 1 [メニュー] > [プロファイル] > [ネットワーク プロファイル] を選択します。
ステップ 2 変更するプロファイルまでスクロールして選択します。
ステップ 3 [802.11bセッテイ] までスクロールして選択します。
ステップ 4 SSID までスクロールして、 [センタク] を押します。
SSID のオプションが表示されます。
ステップ 5 [スベテ] または [シテイ] を選択します。
ステップ 6 「シテイ」を選択する場合は、 [ヘンシュウ] を押して SSID 値を入力します。
(注) SSID では大文字と小文字が区別されます。値は、ネットワークで設定されているとおり正確に入力する必要があります。
ステップ 7 エントリの編集が完了したら、 [ホゾン] を押します。
ステップ 8 [モドル] を押して無線のオプションに戻ります。
関連項目
• 「認証タイプの選択」
• 「Wired Equivalent Privacy(WEP)キーの設定」
• 「ワイヤレス設定とネットワーク プロファイルへの変更の適用」
認証タイプの選択
Cisco Unified Wireless IP Phone 7920 は、4 つのタイプの認証方式をサポートします。
• オープン:すべてのアクセス ポイントにアクセスでき、ローカル アクセス ポイントで WEP キーをオプションとして使用して認証を行うことができます。
• 共有キー:ローカル アクセス ポイントで WEP キーを使用する方法により、共有キー認証を行います。
• EAP:802.11 無線 LAN 環境で使用するシスコ独自のプロトコルです。ネットワークの RADIUS サーバとの間でパスワードとユーザ名を交換します。
• AKM:認証およびキー管理のオプション(無線ドメイン サーバ(WDS)を使用する必要がある WPA-PSK、WPA、または CCKM など)を提供します。
プロファイルの認証タイプを選択するには、次の手順を実行します。
手順
ステップ 1 [メニュー] > [プロファイル] > [ネットワーク プロファイル] を選択します。
ステップ 2 変更するプロファイルまでスクロールして選択します。
ステップ 3 [802.11bセッテイ] までスクロールして選択します。
ステップ 4 [ニンショウ] までスクロールして、 [センタク] を押します。
認証のオプションが表示されます。
ステップ 5 次のオプションのいずれか 1 つまでスクロールし、 [センタク] を押します。
• AKM
• オープン
• キョウユウキー
• EAP
センタクした認証タイプの横にチェック マークが付きます。
(注) [キョウユウキー]認証タイプを選択する前に、WEP キー暗号化を有効にする必要があります。 選択する前に有効にしないと、「WEPキーヲ サキニユウコウカシテクダサイ」というメッセージが表示されます。
関連項目
• 「Wired Equivalent Privacy(WEP)キーの設定」
• 「Service Set Identifier (SSID; サービス セット ID)の設定」
• 「ワイヤレス設定とネットワーク プロファイルへの変更の適用」
Extensible Authentication Protocol(EAP; 拡張認証プロトコル)の設定
ネットワークでのユーザ認証に Cisco EAP または AKM を使用する場合は、アクセス コントロール サーバ(ACS)と電話機でユーザ名とパスワードを両方とも設定する必要があります。
(注) ネットワーク内でドメインを使用する場合は、domain\username の形式で、ドメイン名を付けてユーザ名を入力することが必要になる場合もあります。
電話機で EAP の要件を設定するには、次の手順を実行します。
EAP ユーザ名またはパスワードの設定
EAP ユーザ名またはパスワードを入力または変更するには、電話オプションのユーザ名とまったく同じユーザ名、または RADIUS サーバで設定されているのと同じパスワード文字列を使用する必要があります。
(注) EAP ユーザ名エントリまたはパスワード エントリの最大長は、32 文字です。
電話機で EAP ユーザ名とパスワードを設定するには、次の手順を実行します。
手順
ステップ 1 [メニュー] > [プロファイル] > [ネットワーク プロファイル] を選択します。
ステップ 2 変更するプロファイルまでスクロールして選択します。
ステップ 3 [802.11bセッテイ]> EAP までスクロールして選択します。
EAP のオプションが表示されます。
ステップ 4 [ユーザメイ] または [パスワード] までスクロールして、 [センタク] を押します。
ステップ 5 [ヘンシュウ] ソフトキーを押します。
ステップ 6 ユーザ名またはパスワードを入力または変更します。
値の入力方法の詳細については、「ネットワーク プロファイル メニューの設定を編集するときのガイドライン」を参照してください。
ステップ 7 変更を確定するには、 OK を押します。
ステップ 8 [モドル] を押して EAP のオプションに戻ります。
EAP モードの設定
ネットワークでの設定を実行する場合に使用する EAP モードを選択できます。 デフォルト モードは EAP です。[ジドウ]を選択すると、EAP-FAST が優先されます。
電話機の EAP モードを変更するには、次の手順を実行します。
手順
ステップ 1 [メニュー] > [プロファイル] > [ネットワーク プロファイル] を選択します。
ステップ 2 変更するプロファイルまでスクロールして選択します。
ステップ 3 [802.11bセッテイ]> EAP までスクロールして選択します。
EAP のオプションが表示されます。
ステップ 4 [モード] までスクロールして、 [センタク] を押します。
ステップ 5 選択するモード オプションまでスクロールして、 [センタク] を押します。
ステップ 6 [モドル] を押して EAP のオプションに戻ります。
EAP プロンプト モードのオンとオフの切り替え
EAP プロンプト モードがオンになっている場合は、Cisco Unified Wireless IP Phone 7920 の電源をオンにすると必ず、EAP ユーザ名とパスワードの入力を求めるメッセージが電話機に表示されます。
電話機で EAP プロンプトを設定するには、次の手順を実行します。
手順
ステップ 1 [メニュー] > [プロファイル] > [ネットワーク プロファイル] を選択します。
ステップ 2 変更するプロファイルまでスクロールして選択します。
ステップ 3 [802.11bセッテイ]> EAP までスクロールして選択します。
EAP のオプションが表示されます。
ステップ 4 [プロンプト モード] までスクロールして、 [センタク] を押します。
ステップ 5 プロンプト モードをオフにするには、 [オフ] までスクロールします。
プロンプト モードをオンにするには、 [オン] までスクロールします。
ステップ 6 変更を確定するには、 [センタク] を押します。
選択したオプションの横にチェック マークが付きます。
ステップ 7 [モドル] を押して EAP オプションに戻ります。
関連項目
• 「プロファイルのワイヤレス設定の設定」
Wireless Protected Access(WPA; 無線保護アクセス)事前共有キー のタイプの選択
WPA 事前共有キーを認証で使用する場合、Cisco Unified Wireless IP Phone 7920 では 2 種類の文字形式をサポートします。
• 16 進数:64 文字の文字列中で 0 ~ 9 および A ~ F を使用可能な認証キー。
• ASCII:長さ 8 ~ 63 文字の中で、0 ~ 9、A ~ Z(大文字と小文字)、およびすべての記号を使用可能な認証キー。
WPA 事前共有キーを設定するには、次の手順を実行します。
手順
ステップ 1 [メニュー] > [プロファイル] > [ネットワーク プロファイル] を選択します。
ステップ 2 変更するプロファイルまでスクロールして選択します。
ステップ 3 [802.11bセッテイ] までスクロールして選択します。
ステップ 4 [WPA ジゼンキョウユウキー] までスクロールして、 [センタク] を押します。
オプションが表示されます。
ステップ 5 次のオプションのいずれか 1 つまでスクロールし、 [センタク] を押します。
• 16 シンスウ
• ASCII
センタクした形式の横にチェック マークが付きます。
ステップ 6 パスワードに適切な文字列を入力します。
• 16 進数:64 個の 16 進数文字列
• ASCII:8 ~ 63 個の ASCII 文字列
Wired Equivalent Privacy(WEP)キーの設定
802.11b 規格では、Wired Equivalent Privacy (WEP)という暗号化オプションを規定しています。 無線ネットワークで WEP 暗号化を使用する場合は、16 進数キーを入力してから WEP キーをアクティブにする必要があります。
電話機の WEP キーは、アクセス ポイントに割り当てられた WEP キーと一致する必要があります。Cisco Unified Wireless IP Phone 7920 および Cisco Aironet アクセス ポイントは、40 ビットと 128 ビットの両方の暗号化キーをサポートしています。 WLAN で WEP 暗号化を使用しない場合は、[ナシ]を選択します。
WEP キーの設定
次の暗号化方式の中から、いずれか 1 つを選択できます。
• 40 ビット暗号化:0 ~ 9 および A ~ F の 16 進数形式を使用する 10 桁のパスワードを入力する必要があります(ABCD123456 など)。
• 128 ビット暗号化:0 ~ 9 および A ~ F の 16 進数形式を使用する 26 桁のパスワードを入力する必要があります(AB123456789CD01234567890EF など)。
• なし:WEP キー機能を無効にします。
WEP キーを設定するには、次の手順を実行します。
手順
ステップ 1 [メニュー] > [プロファイル] > [ネットワーク プロファイル] を選択します。
ステップ 2 変更するプロファイルまでスクロールして選択します。
ステップ 3 [802.11bセッテイ]>[アンゴウカ] までスクロールして選択します。
WEP キーのオプションが表示されます。
ステップ 4 アクティブにした WEP キー(WEP Key 1 など)までスクロールして、 [センタク] を押します。
ステップ 5 [WEPキー セッテイ] までスクロールして、 [センタク] を押します。
ステップ 6 次のオプションのいずれかを選択します。
• ナシ:WEP キー機能を無効にします。チェック マークが表示されます。
• 40 Bits:10 桁のパスワードを入力します。
• 128 Bits:26 桁のパスワードを入力します。
ステップ 7 入力を終了したら、 [モドル] を押します。
選択したオプションの横にチェック マークが付きます。
WEP キーのアクティブ化
WEP キーを設定した後は、アクティブにする必要があります。 キーをアクティブにするには、次の手順を実行します。
手順
ステップ 1 [メニュー] > [プロファイル] > [ネットワーク プロファイル] を選択します。
ステップ 2 変更するプロファイルまでスクロールして選択します。
ステップ 3 [802.11bセッテイ]>[アンゴウカ] までスクロールして選択します。
WEP キーのオプションが表示されます。
ステップ 4 アクティブにする WEP キーまでスクロールして、 [センタク] を押します。
ステップ 5 [アクティベート] までスクロールして、 OK を押し、キーをアクティブにします。
アクティブにされたキーの横にチェック マークが付きます。
ステップ 6 [モドル] を押して[ワイヤレス セッテイ]のオプションに戻ります。
関連項目
• 「ワイヤレス設定とネットワーク プロファイルへの変更の適用」
• 「Service Set Identifier (SSID; サービス セット ID)の設定」
• 「認証タイプの選択」
ワイヤレス設定とネットワーク プロファイルへの変更の適用
ネットワーク プロファイルで設定を変更した場合は、必ずネットワーク プロファイルにその変更を適用する必要があります。 変更点をアクティブにするには、次の手順を実行します。
手順
ステップ 1 [メニュー] > [プロファイル] > [ネットワーク プロファイル] を選択します。
ステップ 2 変更したプロファイルまでスクロールして選択します。
ステップ 3 [ヘンコウノテキヨウ] を選択します。
Service Set Identifier(SSID; サービス セット ID)、認証タイプ、または暗号化データがアクティブになります。
プロファイル名の変更
ネットワーク プロファイルのデフォルト名は、「Headquarters」や「Branch office」のように、ユーザにとって分かりやすい名前に変更できます。プロファイル名は、ネットワーク プロファイルに変更を加える前または後に変更できます。
プロファイルの名前を変更するには、次の手順を実行します。
手順
ステップ 1 [メニュー] > [プロファイル] > [ネットワーク プロファイル] を選択します。
ステップ 2 名前変更するプロファイルまでスクロールして選択します。
ステップ 3 [プロファイルメイノヘンコウ] までスクロールして選択します。
ステップ 4 [ヘンシュウ] を押して新しい名前を入力します。
ステップ 5 OK と[ モドル] を押して名前の変更を完了します。
関連項目
• 「802.11b 設定メニューの ワイヤレス設定のオプション」
• 802.11b 設定 メニューの表示(P.5-11)