トレース パラメータの設定
この項では、Cisco Unified Serviceability を使用して管理する機能サービスおよびネットワーク サービスに対してトレース パラメータを設定する方法について説明します。
手順
ステップ 1 [Trace] > [Configuration] を選択します。
[Trace Configuration] ウィンドウが表示されます。
ステップ 2 [Server] ドロップダウン リスト ボックスから、トレースを設定する対象のサービスが動作しているサーバを選択し、次に [Go] をクリックします。
ステップ 3 [Service Group] ドロップダウン リスト ボックスから、トレースを設定する対象のサービスのサービス グループを選択し、次に [Go] をクリックします。
ヒント 表7-1 は、[Service Group] ドロップダウン リスト ボックスに表示されるオプションに対応するサービスおよびトレース ライブラリのリストです。
ステップ 4 [Service] ドロップダウン リスト ボックスから、トレースを設定する対象のサービスを選択し、次に [Go] をクリックします。
ドロップダウン リスト ボックスには、アクティブおよび非アクティブのサービスが表示されます。
ヒント Cisco CallManager サービスおよび CTIManager サービスに対して、SDL トレース パラメータを設定できます。そのためには、これらのサービスのいずれかに対して [Trace Configuration] ウィンドウを開き、[Related Links] ドロップダウン リスト ボックスの横にある [Go] ボタンをクリックします。
サービスに対してトラブルシューティング トレースを設定済みである場合、トラブルシューティング トレース機能が設定されていることを示すメッセージがウィンドウの上部に表示されます。これは、[Trace Configuration] ウィンドウ内の [Trace Output Settings] を除くすべてのフィールドが無効になることを意味します。[Trace Output Settings] を設定するには、ステップ 12 に進みます。トラブルシューティング トレースをリセットするには、「トラブルシューティング トレース設定値の設定」を参照してください。
選択したサービスのトレース パラメータが表示されます。さらに、[Apply to All Nodes] チェックボックスが表示されます。
ステップ 5 必要に応じて、 [Apply to All Nodes] チェックボックスをオンにすることにより、サービスまたはトレース ライブラリのトレース設定をクラスタ内のすべてのノードに適用できます(クラスタをサポートする設定の場合)。
ステップ 6 [Trace On] チェックボックスをオンにします。
ステップ 7 SDL トレース パラメータを設定している場合は、ステップ 10 に進みます。
ステップ 8 [Debug Trace Level] ドロップダウン リスト ボックスで、「デバッグ トレース レベルの設定値」の説明に従って、トレースする情報のレベルを選択します。
ステップ 9 選択したサービスの [Trace Fields] チェックボックス(たとえば、[Cisco Log Partition Monitoring Tool Trace Fields] チェックボックス)をオンにします。
(注) Cisco CallManager サービスまたは Cisco CTIManager サービスに対してトレースを設定していて、特定の Cisco Unified Communications Manager デバイスに関するトレース情報のみが必要な場合は、ステップ 11 に進みます。
ステップ 10 アクティブ化対象のトレースを指定できる複数のトレース設定がサービスに存在しない場合は、 [Enable All Trace] チェックボックスをオンにします。選択したサービスに複数のトレース設定が存在する場合は、次の項の説明に従って、有効にするトレースの横にあるチェックボックスをオンにします。
• 「Cisco CallManager SDI トレース フィールド」
• 「Cisco CallManager SDL トレース フィールド」
• 「Cisco CallManager Attendant Console Server トレース フィールド」
• 「Cisco CTIManager SDL トレース フィールド」
• 「Cisco Database Layer Monitor トレース フィールド」
• 「Cisco Extended Functions トレース フィールド」
• 「Cisco Extension Mobility トレース フィールド」
• 「Cisco IP Manager Assistant トレース フィールド」
• 「Cisco IP Voice Media Streaming App トレース フィールド」
• 「Cisco RIS Data Collector トレース フィールド」
• 「Cisco TFTP トレース フィールド」
• 「Cisco WebDialer Web Service トレース フィールド」
ステップ 11 Cisco CallManager サービスまたは Cisco CTIManager サービスに対してトレースを設定していて、特定の Cisco Unified Communications Manager デバイスに関するトレース情報が必要な場合は、次のタスクを実行します。
a. [Device Name Based Trace Monitoring] チェックボックスをオンにします。
[Device Name Based Trace Monitoring] オプションを選択すると、選択されたデバイスのみがトレースされるので、生成されるトレース ログの数が減少し、コール処理に対する影響が軽減されます。
b. [Select Devices] ボタンをクリックします。
[Device Selection for Tracing] ウィンドウが表示されます。
ヒント Cisco Unified Communications Manager の管理ページで[システム] >[エンタープライズパラメータ]を選択し、トレース可能なデバイスの最大数を設定します。[Max Number of Device Level Trace] フィールドに値を入力します。パラメータの設定に関するヘルプを表示するには、パラメータ名のリンク、または、ウィンドウの右上にある疑問符ボタンをクリックします。
c. [Find] ドロップダウン リスト ボックスから、トレースする対象のデバイスを選択します。
d. トレース対象のデバイスを検索するための適切な検索条件を入力し、 [Find] ボタンをクリックします。
ウィンドウに検索結果が表示されます。検索結果に続きのページがある場合は、 [First] 、 [Prev] 、 [Next] 、または [Last] ボタンをクリックします。
e. デバイス名に基づくトレース モニタリングを行う対象のデバイスの [Trace] チェックボックスをクリックします。
f. [Save] ボタンをクリックします。
g. 更新が完了した後、ブラウザの [閉じる] ボタンをクリックして [Device Selection for Tracing] ウィンドウを閉じ、[Trace Configuration] ウィンドウに戻ります。
h. デバイスに加え、非デバイスにもトレースを適用する場合は、 [Include Non-device Traces] チェックボックスをオンにします。このチェックボックスをオンにした場合は、「デバッグ トレース レベルの設定値」の説明に従って、適切なデバッグ トレース レベルを設定してください。
ステップ 12 トレース ファイルの数とサイズを制限するには、トレース出力設定を指定します。説明とデフォルト値については、 表7-18 を参照してください。
ステップ 13 トレース パラメータの設定を保存するには、 [Save] ボタンをクリックします。
Cisco Messaging Interface を除き、すべてのサービスに対するトレース設定の変更は、即時に有効になります。Cisco Messaging Interface に対するトレース設定の変更は、3 ~ 5 分以内に有効になります。
(注) デフォルトを設定するには、[Set Default] ボタンをクリックします。
追加情報
「関連項目」を参照してください。
トレース設定のサービス グループ
表7-1 は、[Trace Configuration] ウィンドウの [Service Group] ドロップダウン リスト ボックスのオプションに対応するサービスおよびトレース ライブラリを一覧表示しています。
表7-1 トレース設定のサービス グループ
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CM Services |
Cisco CTIManager、Cisco CallManager、Cisco CallManager Cisco IP Phone Service、Cisco DHCP Monitor Service、Cisco Dialed Number Analyzer、Cisco Extended Functions、Cisco Extension Mobility、Cisco Extension Mobility Application、Cisco IP Voice Media Streaming App、Cisco Messaging Interface、Cisco TFTP、Cisco Unified Mobile Voice Access Service |
これらのサービスの説明については、「サービスの概要」を参照してください。 CM Services グループのほとんどのサービスでは、そのサービスに対してすべてのトレースを有効にするのではなく、特定のコンポーネントに対してトレースを実行します。「トレース フィールドの説明」に、特定のコンポーネントに対してトレースを実行できるサービスを一覧表示しています。 |
CTI Services |
Cisco CallManager Attendant Console Server、Cisco IP Manager Assistant、Cisco WebDialer Web Service |
これらのサービスの説明については、「サービスの概要」を参照してください。 これらのサービスでは、そのサービスに対してすべてのトレースを有効にするのではなく、特定のコンポーネントに対してトレースを実行できます。「トレース フィールドの説明」を参照してください。 |
CDR Services |
Cisco CAR Scheduler、Cisco CAR Web Service、Cisco CDR Agent、Cisco CDR Repository Manager |
これらのサービスの説明については、「サービスの概要」を参照してください。 特定のコンポーネントに対してトレースを実行するのではなく、各サービスに対してすべてのトレースを有効にします。 CAR でストアド プロシージャを呼び出すレポートを実行する際は、ストアド プロシージャのロギングが開始する前に、[Trace Configuration] ウィンドウで Cisco CAR Scheduler サービスおよび Cisco CAR Web Service に対して設定されたデバッグ トレース レベルが CAR によって確認されます。事前に生成されたレポートの場合、Cisco CAR Scheduler サービスに対するレベルが確認されます。オンデマンド レポートの場合は、Cisco CAR Web Service に対するレベルが確認されます。[Debug Trace Level] ドロップダウン リスト ボックスから [Debug] を選択すると、ストアド プロシージャのロギングが有効になり、ドロップダウン リスト ボックスから別のオプションを選択するまで継続します。ストアド プロシージャのロギングを使用する CAR レポートは、Gateway Utilization レポート、Route and Line Group Utilization レポート、Route/Hunt List Utilization レポート、Route Pattern/Hunt Pilot Utilization レポート、Conference Call Details レポート、Conference Call Summary レポート、Conference Bridge Utilization レポート、Voice Messaging Utilization レポート、CDR Search レポートです。 |
Database and Admin Services |
Cisco AXL Web Service、Cisco Bulk Provisioning Service、Cisco CCM DBL Web Library、Cisco CCMAdmin Web Service、Cisco Database Layer Monitor、Cisco License Manager、Cisco Role-based Security、Cisco TAPS Service |
これらのサービス(Cisco CCM DBL Web Library オプションまたは Cisco Role-based Security オプションを除く)の説明については、「サービスの概要」を参照してください。 Cisco CCM DBL Web Library オプションを選択すると、Java アプリケーションのデータベース アクセスのトレースがアクティブになります。C++ アプリケーションのデータベース アクセスの場合は、「Cisco Database Layer Monitor トレース フィールド」の説明のとおり、Cisco Database Layer Monitor のトレースをアクティブにします。 Cisco Unified Communications Manager をサポートしている Cisco Role-based Security オプションを選択すると、ユーザ権限認可のトレースがアクティブになります。 Database and Admin Services グループのほとんどのサービスでは、特定のコンポーネントに対してトレースを有効にするのではなく、サービスまたはライブラリに対してすべてのトレースを有効にします。Cisco Database Layer Monitor の場合は、特定のコンポーネントに対してトレースを実行できます。 |
Performance and Monitoring Services |
Cisco AMC Service、Cisco CCM NCS Web Library、Cisco CCM PD Web Service、Cisco CallManager SNMP Service、Cisco Log Partition Monitoring Tool、Cisco RIS Data Collector、Cisco RTMT Web Service |
これらのサービス(Cisco CCM NCS Web Library または Cisco RTMT Web Service を除く)の説明については、「サービスの概要」を参照してください。 Cisco CCM NCS Web Library オプションを選択すると、Java クライアントのデータベース変更通知のトレースがアクティブになります。 Cisco RTMT Web Service オプションを選択すると、RTMT servlet のトレースがアクティブになります。このトレースを実行すると、RTMT クライアント クエリーのサーバ側ログが作成されます。 |
Security Services |
Cisco CTL Provider、Cisco Certificate Authority Proxy Function |
これらのサービスの説明については、「サービスの概要」を参照してください。 特定のコンポーネントに対してトレースを実行するのではなく、各サービスに対してすべてのトレースを有効にします。 |
Directory Services |
Cisco DirSync |
このサービスの説明については、「サービスの概要」を参照してください。 特定のコンポーネントに対してトレースを実行するのではなく、このサービスに対してすべてのトレースを有効にします。 |
Backup and Restore Services |
Cisco DRF Local、Cisco DRF Master |
これらのサービスの説明については、「サービスの概要」を参照してください。 特定のコンポーネントに対してトレースを実行するのではなく、各サービスに対してすべてのトレースを有効にします。 |
System Services |
Cisco CCMRealm Web Service、Cisco CCMService Web Service、Cisco Common User Interface、Cisco Trace Collection Service |
Cisco Trace Collection サービスの説明については、「サービスの概要」を参照してください。 Cisco CCMRealm Web Service オプションを選択すると、ログイン認証のトレースがアクティブになります。 Cisco Common User Interface オプションを選択すると、Cisco Unified オペレーティング システムの管理ページや Cisco Unified Serviceability など、複数のアプリケーションが使用する共通コードのトレースがアクティブになります。 Cisco CCMService Web Service オプションを選択すると、Cisco Unified Serviceability Web アプリケーション(GUI)のトレースがアクティブになります。 特定のコンポーネントに対してトレースを実行するのではなく、各オプションまたはサービスに対してすべてのトレースを有効にします。 |
SOAP Services |
Cisco SOAP Web Service |
Cisco SOAP Web Service オプションを選択すると、AXL Serviceability API のトレースがアクティブになります。 特定のコンポーネントに対してトレースを実行するのではなく、このサービスに対してすべてのトレースを有効にします。 |
Platform Services |
Cisco Unified OS Admin Web Service |
Cisco Unified OS Admin Web Service は、Cisco Unified オペレーティング システムの管理ページをサポートしています。これは、証明書管理、バージョン設定、インストールとアップグレードなど、プラットフォーム関連の機能を管理する Web アプリケーションです。 特定のコンポーネントに対してトレースを実行するのではなく、このサービスに対してすべてのトレースを有効にします。 |
デバッグ トレース レベルの設定値
表7-2 に、サービスのデバッグ トレース レベルの設定値を示します。
表7-2 サービスのデバッグ トレース レベル
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Error |
アラーム状態とイベントをトレースします。異常なパスで生成されたすべてのトレースに使用されます。最小限の CPU サイクルを使用します。 |
Special |
すべての Error 状態に加えて、プロセス メッセージとデバイス初期化メッセージをトレースします。 |
State Transition |
すべての Special 状態に加えて、通常の動作時に発生するサブシステムの状態遷移をトレースします。コール処理イベントをトレースします。 |
Significant |
すべての State Transition 状態に加えて、通常の動作中に発生するメディア レイヤ イベントをトレースします。 |
Entry/Exit |
(注) このトレース レベルを使用しないサービスもあります。
すべての Significant 状態に加えて、ルーチンの Entry Point と Exit Point をトレースします。 |
Arbitrary |
(注) Cisco CallManager サービスまたは Cisco IP Voice Media Streaming Application サービスに対して、通常の動作中にこのトレース レベルを使用しないでください。
すべての Entry/Exit 状態に加えて、低いレベルのデバッグ情報をトレースします。 |
Detailed |
(注) Cisco CallManager サービスまたは Cisco IP Voice Media Streaming Application サービスに対して、通常の動作中
にこのトレース レベルを使用しないでください。 すべての Arbitrary 状態に加えて、詳細なデバッグ情報をトレースします。 |
表7-3 に、servlet のデバッグ トレース レベルの設定値を示します。
表7-3 servlet のデバッグ トレース レベル
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Fatal |
アプリケーションの中止の原因となる、非常に重大なエラー イベントをトレースします。 |
Error |
アラーム状態とイベントをトレースします。異常なパスで生成されたすべてのトレースに使用されます。 |
Warn |
潜在的に有害な状況をトレースします。 |
Info |
servlet の問題の大部分をトレースします。システムのパフォーマンスに対する影響は最小限です。 |
Debug |
すべての State Transition 状態に加えて、通常の動作中に発生するメディア レイヤ イベントをトレースします。 すべてのロギングをオンにするトレース レベルです。 |
追加情報
「関連項目」を参照してください。
トレース フィールドの説明
一部のサービスでは、サービスに対してすべてのトレースを有効にするのではなく、特定のコンポーネントに対してトレースをアクティブにできます。次のリストは、特定のコンポーネントに対してトレースをアクティブにできるサービスを示しています。サービスの各トレース フィールドの説明については、該当する項を参照してください。次のリストに存在しないサービスについては、[Trace Configuration] ウィンドウで [Enable All Trace] チェックボックスが表示されます。
• 「Cisco CallManager SDI トレース フィールド」
• 「Cisco CallManager SDL トレース フィールド」
• 「Cisco CallManager Attendant Console Server トレース フィールド」
• 「Cisco CTIManager SDL トレース フィールド」
• 「Cisco Database Layer Monitor トレース フィールド」
• 「Cisco Extended Functions トレース フィールド」
• 「Cisco Extension Mobility トレース フィールド」
• 「Cisco IP Manager Assistant トレース フィールド」
• 「Cisco IP Voice Media Streaming App トレース フィールド」
• 「Cisco RIS Data Collector トレース フィールド」
• 「Cisco TFTP トレース フィールド」
• 「Cisco WebDialer Web Service トレース フィールド」
Cisco CallManager SDI トレース フィールド
表7-4 では、Cisco CallManager SDI トレース フィールドについて説明します。
表7-4 Cisco CallManager SDI トレース フィールド
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Enable H245 Message Trace |
H245 メッセージのトレースをアクティブにします。 |
Enable DT-24+/DE-30+ Trace |
DT-24+/DE-30+ デバイス トレースの ISDN タイプのロギングをアクティブにします。 |
Enable PRI Trace |
一次群速度インターフェイス(PRI)デバイスのトレースをアクティブにします。 |
Enable ISDN Translation Trace |
ISDN メッセージのトレースをアクティブにします。通常のデバッグ時に使用されます。 |
Enable H225 & Gatekeeper Trace |
H.225 デバイスのトレースをアクティブにします。通常のデバッグ時に使用されます。 |
Enable Miscellaneous Trace |
各種デバイスのトレースをアクティブにします。
(注) 通常のシステム操作時には、このチェックボックスをオンにしないでください。
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Enable Conference Bridge Trace |
会議ブリッジのトレースをアクティブにします。通常のデバッグ時に使用されます。 |
Enable Music on Hold Trace |
Music On Hold(MOH; 保留音)デバイスのトレースをアクティブにします。Cisco Unified Communications Manager に登録済み、Cisco Unified Communications Manager に未登録、リソース割り当て処理成功、リソース割り当て処理失敗など、MOH デバイスのステータスのトレースに使用されます。 |
Enable Unified CMReal-Time Information Server Trace |
リアルタイム情報サーバが使用する Cisco Unified Communications Manager リアルタイム情報トレースをアクティブにします。 |
Enable SIP Stack Trace |
SIP スタックのトレースをアクティブにします。 |
Enable Annunciator Trace |
アナンシエータのトレースをアクティブにします。アナンシエータは、Cisco IP Voice Media Streaming Application サービスを使用する SCCP デバイスです。これを使用すると、Cisco Unified IP Phone、ゲートウェイ、その他の設定可能なデバイスなどに対する、あらかじめ録音されたアナウンス(.wav ファイル)およびトーンを Cisco Unified Communications Manager で再生できます。 |
Enable CDR Trace |
CDR のトレースをアクティブにします。 |
Enable Analog Trunk Trace |
Analog Trunk(AT; アナログ トランク)ゲートウェイすべてのトレースをアクティブにします。 |
Enable All Phone Device Trace |
電話機のトレースをアクティブにします。トレース情報には SoftPhone デバイスが含まれます。通常のデバッグ時に使用されます。 |
Enable MTP Trace |
Media Termination Point(MTP; メディア ターミネーション ポイント)デバイスのトレースをアクティブにします。通常のデバッグ時に使用されます。 |
Enable All Gateway Trace |
アナログおよびデジタルのゲートウェイすべてのトレースをアクティブにします。 |
Enable Forward and Miscellaneous Trace |
コール転送、および他のチェックボックスに含まれないすべてのサブシステムのトレースをアクティブにします。通常のデバッグ時に使用されます。 |
Enable MGCP Trace |
Media Gateway Control Protocol(MGCP)デバイスのトレースをアクティブにします。通常のデバッグ時に使用されます。 |
Enable Media Resource Manager Trace |
Media Resource Manager(MRM)のアクティビティのトレースをアクティブにします。 |
Enable SIP Call Processing Trace |
SIP コール処理のトレースをアクティブにします。 |
Enable SCCP Keep Alive Trace |
Cisco CallManager トレースで、SCCP キープアライブ トレース情報のトレースをアクティブにします。各 SCCP デバイスはキープアライブ メッセージを 30 秒ごとにレポートし、各キープアライブ メッセージは 3 行のトレース データを作成するので、このチェックボックスをオンにすると、大量のトレース データがシステムによって生成されます。 |
Enable SIP Keep Alive (REGISTER Refresh) Trace |
Cisco CallManager トレースで、SIP キープアライブ(REGISTER リフレッシュ)トレース情報のトレースをアクティブにします。各 SIP デバイスはキープアライブ メッセージを 2 分ごとにレポートし、各キープアライブ メッセージは複数行のトレース データを作成できるので、このチェックボックスをオンにすると、大量のトレース データがシステムによって生成されます。 |
追加情報
「関連項目」を参照してください。
Cisco CallManager SDL トレース フィールド
表7-5 では、Cisco CallManager SDL トレース フィルタの設定値について説明します。 表7-6 では、Cisco CallManager SDL 設定の特性について説明します。
(注) シスコのエンジニアから特別の指示がない限り、デフォルトを使用することをお勧めします。
表7-5 Cisco CallManager SDL 設定のトレース フィルタ設定値
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Enable all Layer 1 traces. |
レイヤ 1 のトレースをアクティブにします。 |
Enable detailed Layer 1 traces. |
詳細なレイヤ 1 のトレースをアクティブにします。 |
Enable all Layer 2 traces. |
レイヤ 2 のトレースをアクティブにします。 |
Enable Layer 2 interface trace. |
レイヤ 2 インターフェイスのトレースをアクティブにします。 |
Enable Layer 2 TCP trace. |
レイヤ 2 Transmission Control Program(TCP)トレースをアクティブにします。 |
Enable detailed dump Layer 2 trace. |
ダンプ レイヤ 2 の詳細トレースをアクティブにします。 |
Enable all Layer 3 traces. |
レイヤ 3 のトレースをアクティブにします。 |
Enable all call control traces. |
コール制御のトレースをアクティブにします。 |
Enable miscellaneous polls trace. |
各種ポーリングのトレースをアクティブにします。 |
Enable miscellaneous trace (database signals). |
データベース信号などの各種トレースをアクティブにします。 |
Enable message translation signals trace. |
メッセージ変換信号のトレースをアクティブにします。 |
Enable UUIE output trace. |
user-to-user informational element(UUIE)出力のトレースをアクティブにします。 |
Enable gateway signals trace. |
ゲートウェイ信号のトレースをアクティブにします。 |
Enable CTI trace. |
CTI トレースをアクティブにします。 |
Enable network service data trace |
ネットワーク サービス データのトレースをアクティブにします。 |
Enable network service event trace |
ネットワーク サービス イベントのトレースをアクティブにします。 |
Enable ICCP admin trace |
ICCP 管理のトレースをアクティブにします。 |
Enable default trace |
デフォルト トレースをアクティブにします。 |
表7-6 Cisco CallManager SDL 設定のトレースの特性
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Enable SDL link states trace. |
Intracluster Communication Protocol(ICCP; クラスタ内通信プロトコル)リンク状態のトレースをアクティブにします。 |
Enable low-level SDL trace. |
低レベル SDL のトレースをアクティブにします。 |
Enable SDL link poll trace. |
ICCP リンク ポーリングのトレースをアクティブにします。 |
Enable SDL link messages trace. |
ICCP の生のメッセージのトレースをアクティブにします。 |
Enable signal data dump trace. |
信号データ ダンプのトレースをアクティブにします。 |
Enable correlation tag mapping trace. |
相関タグ マッピングのトレースをアクティブにします。 |
Enable SDL process states trace. |
SDL プロセス状態のトレースをアクティブにします。 |
Disable pretty print of SDL trace. |
SDL の Pretty Print のトレースを使用不可にします。Pretty Print は、後処理を実行せずにトレース ファイル内のタブとスペースを追加します。 |
Enable SDL TCP event trace. |
SDL TCP イベントのトレースをアクティブにします。 |
追加情報
「関連項目」を参照してください。
Cisco CallManager Attendant Console Server トレース フィールド
表7-7 では、Cisco CallManager Attendant Console Server トレース フィールドについて説明します。
表7-7 Cisco CallManager Attendant Console Server トレース フィールド
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Enable low level trace |
低レベルのトレースをアクティブにします。 |
Enable high level trace |
高レベルのトレースをアクティブにします。 |
追加情報
「関連項目」を参照してください。
Cisco CTIManager SDL トレース フィールド
表7-8 では、Cisco CTIManager SDL 設定のトレース フィルタの設定値について説明します。 表7-9 では、Cisco CTIManager SDL 設定のトレースの特性について説明します。
ヒント シスコのエンジニアから特別の指示がない限り、デフォルトを使用することをお勧めします。
[Service Group] ドロップダウン リスト ボックスから CTIManager サービスを選択すると、このサービスに対する SDI トレースが [Trace Configuration] ウィンドウに表示されます。Cisco CTI Manager サービスに対する SDI トレースをアクティブにするには、Cisco CTIManager サービスの [Trace Configuration] ウィンドウで、[Enable All Trace] チェックボックスをオンにします。[SDL Configuration] ウィンドウにアクセスするには、[Related Links] ドロップダウン リスト ボックスから [SDL Configuration] を選択します。表7-8 および表7-9 で説明されている設定が表示されます。
表7-8 Cisco CTIManager SDL 設定のトレース フィルタ設定値
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Enable miscellaneous polls trace. |
各種ポーリングのトレースをアクティブにします。 |
Enable miscellaneous trace (database signals). |
データベース信号などの各種トレースをアクティブにします。 |
Enable CTI trace. |
CTI トレースをアクティブにします。 |
Enable Network Service Data Trace |
ネットワーク サービス データのトレースをアクティブにします。 |
Enable Network Service Event Trace |
ネットワーク サービス イベントのトレースをアクティブにします。 |
Enable ICCP Admin Trace |
ICCP 管理のトレースをアクティブにします。 |
Enable Default Trace |
デフォルト トレースをアクティブにします。 |
表7-9 Cisco CTIManager SDL 設定のトレースの特性
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Enable SDL link states trace. |
ICCP リンク状態のトレースをアクティブにします。 |
Enable low-level SDL trace. |
低レベル SDL のトレースをアクティブにします。 |
Enable SDL link poll trace. |
ICCP リンク ポーリングのトレースをアクティブにします。 |
Enable SDL link messages trace. |
ICCP の生のメッセージのトレースをアクティブにします。 |
Enable signal data dump trace. |
信号データ ダンプのトレースをアクティブにします。 |
Enable correlation tag mapping trace. |
相関タグ マッピングのトレースをアクティブにします。 |
Enable SDL process states trace. |
SDL プロセス状態のトレースをアクティブにします。 |
Disable pretty print of SDL trace. |
SDL の Pretty Print のトレースを使用不可にします。Pretty Print は、後処理を実行せずにトレース ファイル内のタブとスペースを追加します。 |
Enable SDL TCP Event trace |
SDL TCP イベントのトレースをアクティブにします。 |
追加情報
「関連項目」を参照してください。
Cisco Database Layer Monitor トレース フィールド
表7-10 では、Cisco Database Layer Monitor トレース フィールドについて説明します。
表7-10 Cisco Database Layer Monitor トレース フィールド
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Enable DB Library Trace |
C++ アプリケーションのデータベース ライブラリ トレースをアクティブにします。 |
Enable Service Trace |
サービスのトレースをアクティブにします。 |
Enable DB Change Notification Trace |
C++ アプリケーションのデータベース変更通知トレースをアクティブにします。 |
Enable Unit Test Trace |
このチェックボックスはオンにしません。シスコのエンジニアがデバッグ用に使用します。 |
追加情報
「関連項目」を参照してください。
Cisco Extended Functions トレース フィールド
表7-11 では、Cisco Extended Functions トレース フィールドについて説明します。
表7-11 Cisco Extended Functions トレース フィールド
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Enable QBE Helper TSP Trace |
テレフォニー サービス プロバイダーのトレースをアクティブにします。 |
Enable QBE Helper TSPI Trace |
QBE Helper TSP インターフェイスのトレースをアクティブにします。 |
Enable QRT Dictionary Trace |
Quality Report Tool サービス ディクショナリのトレースをアクティブにします。 |
Enable DOM Helper Traces |
DOM へルパーのトレースをアクティブにします。 |
Enable Redundancy and Change Notification Trace |
データベース変更通知のトレースをアクティブにします。 |
Enable QRT Report Handler Trace |
Quality Report Tool レポート ハンドラのトレースをアクティブにします。 |
Enable QBE Helper CTI Trace |
QBE ヘルパー CTI のトレースをアクティブにします。 |
Enable QRT Service Trace |
Quality Report Tool サービス関連のトレースをアクティブにします。 |
Enable QRT DB Traces |
QRT DB アクセスのトレースをアクティブにします。 |
Enable Template Map Traces |
標準テンプレート マップおよびマルチマップのトレースをアクティブにします。 |
Enable QRT Event Handler Trace |
Quality Report Tool イベント ハンドラのトレースをアクティブにします。 |
Enable QRT Real-Time Information Server Trace |
Quality Report Tool のリアルタイム情報サーバのトレースをアクティブにします。 |
追加情報
「関連項目」を参照してください。
Cisco Extension Mobility トレース フィールド
表7-12 では、Cisco Extension Mobility トレース フィールドについて説明します。
表7-12 Cisco Extension Mobility トレース フィールド
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Enable EM Service Trace |
Extension Mobility サービスのトレースをアクティブにします。 |
ヒント Cisco Extension Mobility Application サービスに対するトレースをアクティブにする場合は、Cisco Extension Mobility Application サービスの [Trace Configuration] ウィンドウで [Enable All Trace] チェックボックスをオンにします。
追加情報
「関連項目」を参照してください。
Cisco IP Manager Assistant トレース フィールド
表7-13 では、Cisco IP Manager Assistant トレース フィールドについて説明します。
表7-13 Cisco IP Manager Assistant トレース フィールド
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Enable IPMA Service Trace |
Cisco IP Manager Assistant サービスのトレースをアクティブにします。 |
Enable IPMA Manager Configuration Change Log |
マネージャとアシスタントの設定に対する変更のトレースをアクティブにします。 |
Enable IPMA CTI Trace |
CTI Manager 接続のトレースをアクティブにします。 |
Enable IPMA CTI Security Trace |
CTIManager への安全な接続のトレースをアクティブにします。 |
追加情報
「関連項目」を参照してください。
Cisco IP Voice Media Streaming App トレース フィールド
表7-14 では、Cisco IP Voice Media Streaming App トレース フィールドについて説明します。
表7-14 Cisco IP Voice Media Streaming App トレース フィールド
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Enable Service Initialization Trace |
初期化情報のトレースをアクティブにします。 |
Enable MTP Device Trace |
MTP に関する処理済みメッセージをモニタするためのトレースをアクティブにします。 |
Enable Device Recovery Trace |
MTP、会議ブリッジ、および MOH のデバイス回復関連情報のトレースをアクティブにします。 |
Enable Skinny Station Messages Trace |
Skinny Station Protocol のトレースをアクティブにします。 |
Enable WinSock Level 2 Trace |
高レベルの詳細な WinSock 関連情報のトレースをアクティブにします。 |
Enable Music On Hold Manager Trace |
MOH オーディオ ソース マネージャをモニタするためのトレースをアクティブにします。 |
Enable Annunciator Trace |
アナンシエータをモニタするためのトレースをアクティブにします。 |
Enable DB Setup Manager Trace |
データベースのセットアップ、および MTP、会議ブリッジ、MOH の変更をモニタするためのトレースをアクティブにします。 |
Enable Conference Bridge Device Trace |
会議ブリッジに関する処理済みメッセージをモニタするためのトレースをアクティブにします。 |
Enable Device Driver Trace |
デバイス ドライバのトレースをアクティブにします。 |
Enable WinSock Level 1 Trace |
低レベルの一般的な WinSock 関連情報のトレースをアクティブにします。 |
Enable Music on Hold Device Trace |
MOH に関する処理済みメッセージをモニタするためのトレースをアクティブにします。 |
Enable TFTP Downloads Trace |
MOH オーディオ ソース ファイルのダウンロードをモニタするためのトレースをアクティブにします。 |
追加情報
「関連項目」を参照してください。
Cisco RIS Data Collector トレース フィールド
表7-15 では、Cisco RIS Data Collector トレース フィールドについて説明します。
表7-15 Cisco RIS Data Collector トレース フィールド
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Enable RISDC Trace |
RIS データ コレクタ サービス(RIS)の RISDC スレッドのトレースをアクティブにします。 |
Enable System Access Trace |
RIS データ コレクタにあるシステム アクセス ライブラリのトレースをアクティブにします。 |
Enable Link Services Trace |
RIS データ コレクタにあるリンク サービス ライブラリのトレースをアクティブにします。 |
Enable RISDC Access Trace |
RIS データ コレクタにある RISDC アクセス ライブラリのトレースをアクティブにします。 |
Enable RISDB Trace |
RIS データ コレクタにある RISDB ライブラリのトレースをアクティブにします。 |
Enable PI Trace |
RIS データ コレクタにある PI ライブラリのトレースをアクティブにします。 |
Enable XML Trace |
RIS データ コレクタ サービスの入出力 XML メッセージのトレースをアクティブにします。 |
Enable Perfmon Logger Trace |
RIS データ コレクタにある、トラブルシューティング用の perfmon データ ロギングのトレースをアクティブにします。ログ ファイル名、ロギングされたカウンタの合計数、アプリケーションやシステムのカウンタとインスタンスの名前、プロセスとスレッド CPU 使用率、およびログ ファイル ロールオーバーと削除の発生回数のトレースに使用します。 |
追加情報
「関連項目」を参照してください。
Cisco TFTP トレース フィールド
表7-16 では、Cisco TFTP トレース フィールドについて説明します。
表7-16 Cisco TFTP トレース フィールド
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Enable Service System Trace |
サービス システムのトレースをアクティブにします。 |
Enable Build File Trace |
ファイルの作成に関するトレースをアクティブにします。 |
Enable Serve File Trace |
ファイルの提供に関するトレースをアクティブにします。 |
追加情報
「関連項目」を参照してください。
Cisco WebDialer Web Service トレース フィールド
表7-17 では、Cisco WebDialer Web Service トレース フィールドについて説明します。
表7-17 Cisco WebDialer Web Service トレース フィールド
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Enable WebDialer Servlet Trace |
Cisco WebDialer servlet のトレースをアクティブにします。 |
Enable Redirector Servlet Trace |
Redirector servlet のトレースをアクティブにします。 |
追加情報
「関連項目」を参照してください。
トレース出力設定値の説明とデフォルト値
表7-18 に、トレース ログ ファイルの説明とデフォルト値を示します。
注意 [Trace Configuration] ウィンドウで Maximum No. of Files または Maximum File Size のいずれかの設定値を変更すると、サービスが実行中の場合は、現在のファイルを除くすべてのサービス ログ ファイルが削除されます。サービスがアクティブにされていない場合は、サービスをアクティブにした直後にファイルが削除されます。ログ ファイルの記録を保存するには、[Maximum No. of Files] または [Maximum File Size] の設定を変更する前に、サービス ログ ファイルを別のサーバにダウンロードし、保存します。このタスクを実行するには、RTMT で Trace and Log Central を使用します。
表7-18 トレース出力設定値
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Maximum number of files |
このフィールドには、特定のサービスに対するトレース ファイルの合計数を指定します。 Cisco Unified Serviceability は、各ファイルを識別するために、ファイル名にシーケンス番号を自動的に追加します(例:cus299.txt)。シーケンスの最後のファイルが満杯になると、トレース データは最初のファイルに上書きされます。デフォルト値は、サービスによって異なります。 |
Maximum file size (MB) |
このフィールドには、トレース ファイルの最大サイズを MB 単位で指定します。デフォルト値は、サービスによって異なります。 |
追加情報
「関連項目」を参照してください。