モバイル コネクトとモバイル ボイス アクセスの概要
モバイル コネクトを使用すると、ユーザは、デスクトップ電話機または携帯電話で着信コールに応答すること、接続を中断せずに進行中のコールをデスクトップ電話機または携帯電話で取得すること、および携帯電話から業務上のコールを開始することができます。
モバイル ボイス アクセスを使用すると、モバイル コネクト機能が拡張され、ユーザはデスクトップ電話機からダイヤルする場合と同じように、携帯電話などのリモート接続先からコールを発信できるようになります。リモート接続先とは、モバイル コネクトの応答およびピックアップに使用できるように指定された電話機です。ユーザは、リモート接続先からモバイル ボイス アクセスにダイヤルします。Cisco Unified Communications Manager でユーザに割り当てられた PIN を入力するように要求されます。認証が完了すると、ユーザは、企業のデスクトップ電話機からコールを発信する場合と同じモバイル コネクト機能を使用して、コールを発信できるようになります。
次のいずれかの条件に該当する場合、ユーザはモバイル コネクトにコールすると、PIN のほかに発信元の電話番号も入力するように要求されます。
• ユーザの発信元の番号が、ユーザのリモート接続先のいずれとも一致しない。
• 番号がユーザまたはユーザの通信事業者によってブロックされている(「不明な番号」と表示される)。
• 番号が Cisco Unified Communications Manager データベース内の番号と完全に一致しない(たとえば、ユーザの番号は 510-666-9999 だがデータベースでは 666-9999 となっている、または番号は 408-999-6666 だがデータベースでは 1-408-999-6666 となっている)。
要求された情報(携帯電話の番号や PIN など)をユーザが 3 回連続で誤入力すると、モバイル ボイス アクセス コールは切断され、ユーザは一定期間ロックアウトされます。
(注) Code Division Multiple Access(CDMA; 符号分割多重接続)電話や Global System for Mobile Communications(GSM; モバイル通信用グローバル システム)電話を含む既存の携帯電話は、モバイル コネクトとモバイル ボイス アクセスに使用できます。ただし、互換性を確保するために Cisco Unified Communications Manager でタイマー設定を変更することが必要になる場合があります。「リモート接続先の追加」を参照してください。
定義
表24-1 は、モバイル コネクトとモバイル ボイス アクセスに関連する用語の定義を示しています。
表24-1 定義
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アクセス リスト |
リモート接続先への送信が許可またはブロックされている電話番号を指定したリスト。 |
モバイル コネクト |
ユーザがデスクトップ電話機またはリモート接続先で着信コールに応答すること、および接続を中断せずに進行中のコールをデスクトップ電話機またはリモート接続先で取得することを可能にする機能。 |
モバイル ボイス アクセス |
モバイル コネクト コールを開始するため、およびモバイル コネクト機能をアクティブまたは非アクティブにするために使用される Integrated Voice Response(IVR)システム。 |
リモート接続先 |
モバイル コネクトの応答およびピックアップに使用できる電話機、およびモバイル ボイス アクセスに到達するために使用されるロケーション。リモート接続先には、次のいずれかのデバイスが含まれる場合があります。 • シングル モードの携帯電話 • スマートフォン • デュアル モード フォン • デスクトップ電話機とは別のクラスタにある企業の IP Phone。 • PSTN における自宅の電話番号 |
リモート接続先プロファイル |
ユーザのリモート接続先すべてに適用されるパラメータの集合。 |
機能と利点
モバイル コネクトとモバイル ボイス アクセスを使用すると、企業の電話通信と携帯電話通信を柔軟に管理できます。モバイル コネクトとモバイル ボイス アクセスの機能と利点は次のとおりです。
• デスクトップ同時呼び出し:コールが着信すると、IP Phone の内線番号と指定の携帯電話で同時に呼び出し音が鳴ります。ユーザが一方の回線で応答すると、応答しなかった回線の呼び出し音は自動的に停止します。ユーザは、コールが着信するたびに適切なデバイスを選択できます。
• デスクトップ コール ピックアップ:ユーザはアクティブなコールの接続中に、接続を中断せずにデスクトップ電話機と携帯電話を切り替えることができます。使用時のニーズに応じて、オフィスの有線電話の信頼性、または携帯電話の機動性を利用できます。
• 企業のボイスメールボックスの統合:企業のボイスメールボックスを、統合された 1 つのボイスメールボックスとして、デスクトップ デバイスや設定済みのリモート デバイスへのコールなど、あらゆる業務に使用することができます。着信コールの発信者は、わかりやすい方法で従業員に連絡できるようになり、ユーザは、時間をかけずに複数のボイス メッセージ システムをチェックできるようになります。
• システム リモート アクセス:ローカルの IP PBX 内線電話と同じように、ユーザの携帯電話からコールを開始できます。ユーザが開始するコールでは、ローカルの音声ゲートウェイおよび WAN トランキングを利用できるようになり、企業では、従業員によるコールの開始を追跡できるようになります。
• 許可アクセス リストと拒否アクセス リスト:ユーザは、指定されたリモート接続先で着信コールの呼び出し音が鳴るようにする発信者のグループを制限できます(許可アクセス リスト)。一方、リモート接続先で着信コールの呼び出し音が鳴ら ない ようにする発信者のグループを制限することもできます(拒否アクセス リスト)。各リモート接続先には、ユーザのデスクトップ電話機からの転送を受け入れるように設定可能な携帯電話またはその他の電話機が表示されます。
• 発信者 ID:すべてのコールに対して発信者 ID が保存および表示されるようになります。ユーザは、IP Phone の所定の機能を損なうことなく、モバイル コネクトを利用できます。
• リモートのオン/オフ制御:ユーザは、モバイル ボイス アクセスを使用する携帯電話から、またはエンド ユーザの設定ページから、モバイル コネクト機能のオンとオフの切り替えを行うことができます。
• コール トレース:モバイル コネクト コールの詳細情報がログに記録されます。この情報は、企業でトランク使用率を最適化する場合や、接続の問題をデバッグする場合に役立ちます。
• モバイル コネクト コールのセキュリティとプライバシー:アクティブなモバイル コネクト コールの接続中、関連付けられたデスクトップ IP Phone がセキュリティで保護されるようになります。携帯電話の接続がアクティブになるとすぐに、デスクトップからはコールにアクセスできなくなります。したがって、携帯電話に接続されたコールを不正な人物が傍受する可能性はなくなります。
• コール中のエンタープライズ機能のサポート:次の DTMF 機能のコードを Cisco Unified Communications Manager サービス パラメータとして設定できます。保留(デフォルトは *81)、排他保留(デフォルトは *82)、再開(デフォルトは *83)、転送(デフォルトは *84)、および会議(デフォルトは *85)。
• スマートフォンのサポート:ユーザはアクティブなコールにおいて、スマートフォンの[Enterprise Hold]、[Enterprise Resume]、[Enterprise Transfer]、および[Enterprise Conference]の各ソフトキーを使用できます。また、スマートフォンからモバイル コネクトを有効または無効にすることもできます。
• 2 段階ダイヤリングのエンタープライズ機能アクセス:スマートフォンの 2 段階ダイヤリングでエンタープライズ機能を利用できます。2 段階ダイヤリングを使用すると、スマートフォンがビジネス モードの場合に、スマートフォンのコールを Cisco Unified Communications Manager から発信できるようになります。スマートフォンは、Cisco Unified Communications Manager のエンタープライズ機能アクセス番号をダイヤルしてから、接続先番号をダイヤルします。
• デュアル モード フォンでの手動ハンドオフ コール:デュアル モード デバイスには、PSTN から WLAN に(またはその逆に)コールを手動で渡すオプションが用意されています。
使用例
モバイル コネクトは、次の使用例をサポートしています。
• デスクトップ電話機または携帯電話で外部コールを受信する:外部の発信者が、ユーザのデスクトップの内線番号をダイヤルします。デスクトップ電話機と携帯電話で、呼び出し音が同時に鳴ります。一方の電話機で応答すると、もう一方の電話機の呼び出し音は停止します。ユーザは、コールの接続中に、接続を中断せずにデスクトップ電話機と携帯電話を切り替えることができます。切り替えは、着信コールと発信コールの両方でサポートされています。
• 携帯電話からデスクトップ電話機に戻す:デスクトップ電話機でコールの発信または応答を開始した後で携帯電話に切り替えた場合、コールをデスクトップ電話機に戻すことができます。
• コール中のエンタープライズ機能を使用する:ユーザはモバイル コネクト コールの接続中に、保留/再開、排他保留、転送、および会議などのコール中機能を実行できます。
• 2 段階ダイヤリングでエンタープライズ機能を使用する:ユーザがスマートフォンからコールを発信する場合、スマートフォンがビジネス モードのときは、コールは Cisco Unified Communications Manager から発信されます。この機能はモバイル ボイス アクセスと似ていますが、音声プロンプトが用意されていません。また、ユーザはこの機能を使用して、モバイル コネクトをオンまたはオフにすることもできます。
モバイル ボイス アクセスは、次のシナリオをサポートしています。
• 携帯電話などのリモート電話機からモビリティ コールを開始する:ユーザはモバイル ボイス アクセスを使用して、デスクトップ電話機からダイヤルする場合と同じように、携帯電話からコールを開始することができます。
• 携帯電話から開始したコールの接続中に携帯電話からデスクトップ電話機に切り替える:モバイル ボイス アクセスを使用して携帯電話からコールを開始した場合、ユーザはコールの接続中に、接続を中断することなくデスクトップ電話機に切り替えることができます。その後、必要に応じて携帯電話に戻すこともできます。
インタラクションおよび制限事項
Cisco Unified Communications Manager の標準機能のほとんどは、モバイル コネクトおよびモバイル ボイス アクセスと互換性がありますが、次に示す例外があります。
• モバイル コネクト コールは同時に 2 つまでサポートされます。追加のコールが着信した場合、そのコールはユーザのボイスメールに自動的に転送されます。
• モバイル コネクト機能を使用するには、最初に自動コール ピックアップ機能を無効にする必要があります。
• Forced Authorization Code および Client Matter Code(FAC/CMC)機能は、モバイル ボイス アクセスとは連携しません。
• モバイル コネクトは、Multilevel Precedence and Preemption(MLPP)とは連携しません。コールが MLPP によってプリエンプション処理された場合、モバイル コネクト機能はそのコールに対して無効になります。
• モバイル コネクトのサービスは、ビデオ コールには提供されません。デスクトップ電話機で受信したビデオ コールを、携帯電話で取得することはできません。
• リモート接続先は、Time Division Multiplex(TDM; 時分割多重)デバイスである必要があります。Cisco Unified Communications Manager クラスタ内で IP Phone をリモート接続先として設定することはできません。
• モバイル ボイス アクセスを使用する場合、ユーザは会議の管理者としてミートミー会議を開始することはできませんが、ミートミー会議に参加することはできます。
• QSIG(Q シグナリング)パス置換はサポートされません。
• デュアル モード ハンドオフを使用するには、セルラー ネットワークで発信者 ID が使用可能になっている必要があります。
• デュアル モード フォンが Wi-Fi エンタープライズ モードの場合、この電話機を CTI アプリケーションで管理および監視することはできません。
• DTMF を使用する場合、GSM でエンタープライズ機能を使用できるかどうかは、サードパーティ製のスマートフォンでサポートされている機能によって異なります。
• モバイル ボイス アクセスでは、H.323 VoIP ゲートウェイだけがサポートされます。
• セルラー ネットワークからエンタープライズ機能を使用するには、アウトオブバンド DTMF が必要です。
• コールのアンカーは、発信者 ID に基づいて実行され、登録されているシングル モードの電話機またはデュアル モード フォンからのコールだけでサポートされます。
• リモート接続先は、PSTN 番号または ICT トランク上の番号に制限されます。
• Cisco Unified IP Phone で保留になっているコールを、リモート接続先から再開することはできません。
• WLAN でシェアドライン コールを受けているデュアル モード フォンの[リモートで使用中]インジケータは、デュアル モード フォンが WLAN の範囲外に移動した場合は、表示されなくなります。
• モバイル コネクト機能は、T1 CAS、FXO、FXS、および BRI ではサポートされません。
• 既存の会議コールが、リモート接続先のシェアドライン IP Phone、デュアル モード フォン、またはスマートフォンから開始されている場合、会議コールが携帯電話に送信された後や、デュアル モード ハンドオフ アクションが実行された後では、既存の会議に新しい会議参加者を追加することはできません。新しい会議参加者の追加を可能にするには、Advanced Ad Hoc Conference Enabled サービス パラメータを使用します。
• リモート接続先プロファイルに関連付けられた電話番号を設定する場合、[電話番号の設定(Directory Number Configuration)]ページの[表示(Display、内線発信者ID)]フィールドには、ASCII 文字だけを使用する必要があります。
• エンド ユーザがリモート接続先を設定した場合、未登録時の不在転送を設定する必要はありません。モバイル コネクト プロセスの一部として、適切なコール転送が処理されます。
• 複数ノード クラスタ環境では、Cisco Unified Communications Manager 6.0 パブリッシャが到達不能の場合、エンド ユーザがモバイル ボイス アクセスまたは 2 段階ダイヤリングを介して、モバイル コネクトをオンまたはオフにするための変更を加えても、その変更は保存されません。
• エンタープライズ機能アクセスのサービス パラメータは、標準の電話機またはスマートフォンに適用されます。ただし、スマートフォンは、通常、オンタッチ キーを使用して適切なコードを送信します。管理者は、モバイル コネクトで使用するすべてのスマートフォンに対して、エンタープライズ機能アクセスのデフォルト コードまたはスマートフォンのマニュアルで指定されているコードのどちらかを使用するように設定する必要があります。
システム要件
モバイル コネクトとモバイル ボイス アクセスは、SCCP Cisco Unified IP Phone および TNP ベースの SIP Cisco Unified IP Phone でサポートされます。次のソフトウェア コンポーネントが必要です。
• Cisco Unified Communications Manager 6.0
• Cisco Unified Communications Manager パブリッシャ上だけで稼働している Cisco Unified Mobile Voice Access サービス
• Cisco Unified Communications Manager Locale Installer(英語以外の電話ロケール、または国に固有のトーンを使用する場合)
Cisco Unified MobilityManager からの移行
スタンドアロンの Cisco Unified MobilityManager データを Cisco Unified Communications Manager Release 6.0 (1) へ移行するには、次のプロセスに従います。
1. 必要に応じて、Cisco Unified MobilityManager システムを Release 1.2 (5)にアップグレードします。『Release Notes for Cisco Unified MobilityManager Release 1.2 (5)』を参照してください。
2. Cisco Unified MobilityManager にログインし、設定データを CSV 形式でエクスポートします。手順については、『Release Notes for Cisco Unified MobilityManager Release 1.2 (5)』を参照してください。
3. Release 6.0 (1) の Cisco Unified Communications Manager の管理ページにログインし、[一括管理]の[インポート/エクスポート]にあるウィンドウを使用して、Cisco Unified MobilityManager からエクスポートされた CSV データ ファイルをインポートします。『Cisco Unified
Communications Manager Bulk Administration ガイド Release 6.0 (1)』の「アクセス リスト」、「リモート接続先」および「リモート接続先プロファイル」の章を参照してください。
モバイル コネクトとモバイル ボイス アクセスの設定
表24-2 は、モバイル コネクトとモバイル ボイス アクセスの設定手順の概要を示しています。手順の詳細については、表に示されている章と項を参照してください。
表24-2 Cisco Unified Communications Manager モバイル コネクトおよびモバイル ボイス アクセスの設定チェックリスト
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ステップ 1 |
ユーザ アカウントを設定します。
(注) [エンドユーザの設定(End User Configuration)]ページで、[モビリティの有効化(Enable Mobility)]および[モバイルボイスアクセスの有効化(Enable Mobile Voice Access)]チェックボックスがオンになっていることを確認してください。
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『 Cisco Unified Communications Manager アドミニストレーション ガイド 』の「エンド ユーザの設定」の章を参照してください。 |
ステップ 2 |
モバイル コネクト用のアクセス リストを作成し、各リストをモバイル コネクト ユーザに割り当て、リストを許可するかどうかを指定します。 |
「アクセス リストの追加」を参照してください。 |
ステップ 3 |
リモート接続先プロファイルを作成し、各ユーザをプロファイルに割り当てます。 |
「リモート接続先プロファイルの追加」を参照してください。 |
ステップ 4 |
ユーザのデスクトップ電話番号(DN)を関連付けます。 |
「電話番号とリモート接続先プロファイルの関連付け」を参照してください。 |
ステップ 5 |
リモート接続先を追加し、すでに定義したプロファイルを設定の一部として選択します。 |
「リモート接続先の追加」を参照してください。 |
ステップ 6 |
[サービスパラメータ設定(Service Parameter Configuration)]ページで、次の設定を行います。 • [Enable Mobile Voice Access]に対して [True] を選択し、モバイル ボイス アクセス番号を入力します。この番号は、エンド ユーザがモバイル ボイス アクセスに到達するために使用する DID 番号です。
(注) モバイル ボイス アクセス コールを発信するには、これらのサービス パラメータを設定し、[エンドユーザの設定(End User Configuration)]ページで[モバイルボイスアクセスの有効化(Enable Mobile Voice Access)]をオンにする必要があります(この表の最初のステップを参照)。
• [Enable Enterprise Feature Access]に対して [True] を選択し、リモート接続先からの保留、再開、転送、および会議機能を有効にします。 |
『 Cisco Unified Communications Manager アドミニストレーション ガイド 』の「サービス パラメータの設定」の章を参照してください。 |
ステップ 7 |
モバイル ボイス アクセス用のメディア リソースを設定します。 |
「モバイル ボイス アクセスのメディア リソースの設定」を参照してください。 |
ステップ 8 |
デュアル モード フォンのハンドオフに対してモビリティを設定します。 |
「モビリティの設定」を参照してください。 |
アクセス リストの設定
リモート接続先プロファイルを作成した後、アクセス リストを定義して、モバイル コネクトに対する特定の電話番号の使用を明示的に許可またはブロックすることができます。
アクセス リストの設定については、次の項を参照してください。
• 「アクセス リストの検索」
• 「アクセス リストの追加」
• 「アクセス リストの更新」
• 「アクセス リストの削除」
アクセス リストの検索
Cisco Unified Communications Manager では、特定の条件に基づいて、特定のアクセス リストを検索できます。アクセス リストを検索するには、次の手順を実行します。
手順
ステップ 1 [デバイス]>[デバイスの設定]>[アクセスリスト] の順に選択します。
[アクセスリストの検索と一覧表示(Find and List Access Lists)]ウィンドウが表示されます。ウィンドウには、アクティブな(前の)クエリーのレコードも表示される場合があります。
ステップ 2 データベース内のすべてのレコードを検索するには、ダイアログボックスが空になっていることを確認し、ステップ 3 に進みます。
特定のレコードをフィルタリングまたは検索するには、次の操作を実行します。
• 最初のドロップダウン リスト ボックスで、検索パラメータを選択します。
• 2 番目のドロップダウン リスト ボックスで、検索パターンを選択します。
• 必要に応じて、適切な検索文字を入力します。
(注) 別の検索条件を追加するには、[+]ボタンをクリックします。条件を追加した場合は、指定したすべての条件に一致するレコードが検索されます。条件を削除するには、[-]ボタンをクリックして、最後に追加された条件を削除するか、または[フィルタのクリア]ボタンをクリックして、追加されたすべての検索条件を削除します。
ステップ 3 [検索] をクリックします。
条件に一致するレコードがすべて表示されます。[ページあたりの行数]ドロップダウン リスト ボックスで別の値を選択すると、各ページに表示される項目数を変更できます。
(注) 適切なレコードの横にあるチェックボックスをオンにして、[選択項目の削除]をクリックすると、データベースから複数のレコードを削除できます。[すべてを選択]をクリックして[選択項目の削除]をクリックすると、この選択対象として設定可能なすべてのレコードを削除できます。
ステップ 4 表示されたレコード リストから、目的のレコードのリンクをクリックします。
(注) ソート順を逆にするには、リストのヘッダーにある上矢印または下矢印をクリックします(使用可能な場合)。
選択した項目がウィンドウに表示されます。
追加情報
「関連項目」を参照してください。
アクセス リストの追加
アクセス リストを作成するには、次の手順を実行します。
手順
ステップ 1 [デバイス]>[デバイスの設定]>[アクセスリスト] の順に選択します。
ステップ 2 [新規追加] をクリックします。
[アクセスリストの設定(Access List Configuration)]ウィンドウが表示されます。
ステップ 3 パラメータの値を入力します( 表24-3 を参照)。
ステップ 4 [保存] をクリックします。
ウィンドウが再度開き、[アクセスリストメンバ情報(Access List Member Information)]領域が表示されます。
ステップ 5 [メンバの追加] をクリックします。
[アクセスリストメンバの詳細(Access List Member Detail)]ウィンドウが開きます。
ステップ 6 パラメータの値を入力します( 表24-4 を参照)。
ステップ 7 [保存] をクリックします。
[アクセスリストの設定(Access List Configuration)]ウィンドウが再度開き、[選択されたフィルタ(Selected Filters)]領域に、新しい番号またはフィルタが表示されます。
ステップ 8 [アクセスリストの設定(Access List Configuration)]ウィンドウで、フィルタを追加し、必要に応じて既存のアクセス リストを変更します。
• DN マスクを変更するには、画面下部の[アクセスリストメンバ(Access List Members)]の下にある電話番号のリンクをクリックし、変更値を入力してから、[保存]をクリックします。
• フィルタを削除するには、フィルタを選択し、[削除]をクリックします。
• フィルタを削除せずに非アクティブにするには、[選択されたフィルタ(Selected Filters)]領域でフィルタを選択し、下向きの矢印をクリックして[削除されたフィルタ(Removed Filters)]領域に移動します。
• フィルタをアクティブにするには、[削除されたフィルタ(Removed Filters)]領域でフィルタを選択し、上向きの矢印をクリックして[選択されたフィルタ(Selected Filters)]領域に移動します。
• 既存のリストと同じメンバを含む新しいアクセス リストを作成するには、 [コピー] をクリックします。
追加情報
「関連項目」を参照してください。
アクセス リストの更新
Cisco Unified Communications Manager の管理ページでアクセス リストを更新するには、次の手順を実行します。
手順
ステップ 1 更新するアクセス リストを検索します。検索の手順は、「アクセス リストの検索」を参照してください。
ステップ 2 表示されたフィールドを更新します。
ステップ 3 [更新] をクリックします。
追加情報
「関連項目」を参照してください。
アクセス リストの削除
Cisco Unified Communications Manager の管理ページでアクセス リストを削除するには、次の手順を実行します。
手順
ステップ 1 削除するアクセス リストを検索します。検索の手順は、「アクセス リストの検索」を参照してください。
ステップ 2 [アクセスリストの設定(Access List Configuration)]ウィンドウが表示された後に、 [削除] をクリックします。
ステップ 3 削除を続けるには、 [OK] をクリックします。
追加情報
「関連項目」を参照してください。
アクセス リストの設定項目
表24-3 は、[アクセスリストの設定(Access List Configuration)]ウィンドウ内の使用可能な設定を示しています。
表24-3 アクセス リストの設定項目
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[名前(Name)] |
リモート接続先プロファイルの名前を入力します。 |
[説明(Description)] |
リモート接続先プロファイルの説明を入力します。 |
[オーナー(Owner)] |
[オーナー(Owner)]ドロップダウン リスト ボックスから、アクセス リストを適用するユーザを選択します。 |
[許可(Allowed)] |
電話番号からのコールがリモート接続先に送信されるようにするには、チェックボックスをオンにします。チェックボックスがオフの場合、アクセス リストは、指定された電話番号からのコールがリモート接続先に送信されないようにします。 |
[選択されたフィルタ(Selected Filters)] |
矢印を使用して、含めるアクセス リストのメンバをこの領域に移動します。 |
[削除されたフィルタ(Removed Filters)] |
矢印を使用して、除外するアクセス リストのメンバをこの領域に移動します。 |
追加情報
「関連項目」を参照してください。
アクセス リスト メンバの詳細の設定項目
表24-4 は、[アクセスリストメンバの詳細(Access List Member Detail)]ウィンドウ内の使用可能な設定を示しています。
表24-4 アクセス リスト メンバの詳細の設定項目
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[フィルタマスク(Filter Mask)] |
ドロップダウン リスト ボックスからオプションを選択します。[電話番号](電話番号の入力)、[使用できません](発信者 ID を持たないコールの除外)、または[非通知](発信者 ID を表示せずに許可またはブロックする番号の指定)のいずれかを選択できます。 |
[DNマスク(DN Mask)] |
[フィルタマスク(Filter Mask)]フィールドで[電話番号]を選択した場合は、[DNマスク(DN Mask)]フィールドに電話番号またはフィルタを入力します。フィルタを定義するときは、次のワイルドカードを使用できます。 • X(大文字または小文字):1 桁の数字と一致します。 • !:任意の桁の数字と一致します。 • #:完全一致用の 1 桁の数字として使用します。 例: • 408! は、408 で始まるすべての番号と一致します。 • 408555123X は、4085551230 ~ 4085551239 のすべての番号と一致します。 |
追加情報
「関連項目」を参照してください。
リモート接続先プロファイルの設定
リモート接続先プロファイルの設定については、次の項を参照してください。
• 「リモート接続先プロファイルの検索」
• 「リモート接続先プロファイルの追加」
• 「リモート接続先プロファイルの更新」
• 「リモート接続先プロファイルの削除」
リモート接続先プロファイルの検索
Cisco Unified Communications Manager では、特定の条件に基づいて、特定のリモート接続先プロファイルを検索できます。リモート接続先プロファイルを検索するには、次の手順を実行します。
手順
ステップ 1 [デバイス]>[デバイスの設定]>[リモート接続先プロファイル] の順に選択します。
[リモート接続先プロファイルの検索と一覧表示(Find and List Remote Destination Profiles)]ウィンドウが表示されます。ウィンドウには、アクティブな(前の)クエリーのレコードも表示される場合があります。
ステップ 2 データベース内のすべてのレコードを検索するには、ダイアログボックスが空になっていることを確認し、ステップ 3 に進みます。
特定のレコードをフィルタリングまたは検索するには、次の操作を実行します。
• 最初のドロップダウン リスト ボックスで、検索パラメータを選択します。
• 2 番目のドロップダウン リスト ボックスで、検索パターンを選択します。
• 必要に応じて、適切な検索文字を入力します。
(注) 別の検索条件を追加するには、[+]ボタンをクリックします。条件を追加した場合は、指定したすべての条件に一致するレコードが検索されます。条件を削除するには、[-]ボタンをクリックして、最後に追加された条件を削除するか、または[フィルタのクリア]ボタンをクリックして、追加されたすべての検索条件を削除します。
ステップ 3 [検索] をクリックします。
条件に一致するレコードがすべて表示されます。[ページあたりの行数]ドロップダウン リスト ボックスで別の値を選択すると、各ページに表示される項目数を変更できます。
(注) 適切なレコードの横にあるチェックボックスをオンにして、[選択項目の削除]をクリックすると、データベースから複数のレコードを削除できます。[すべてを選択]をクリックして[選択項目の削除]をクリックすると、この選択対象として設定可能なすべてのレコードを削除できます。
ステップ 4 表示されたレコード リストから、目的のレコードのリンクをクリックします。
(注) ソート順を逆にするには、リストのヘッダーにある上矢印または下矢印をクリックします(使用可能な場合)。
選択した項目がウィンドウに表示されます。
追加情報
「関連項目」を参照してください。
リモート接続先プロファイルの追加
リモート接続先プロファイルには、ユーザのリモート接続先すべてに適用されるパラメータが含まれています。モバイル コネクト用のユーザ アカウントを設定した後に(設定方法については、『 Cisco Unified Communications Manager アドミニストレーション ガイド 』の「エンド ユーザの設定」の章を参照)、ユーザのリモート接続先プロファイルを作成できます。
リモート接続先プロファイルを作成するには、次の手順を実行します。
手順
ステップ 1 [デバイス]>[デバイスの設定]>[リモート接続先プロファイル] の順に選択します。
ステップ 2 [新規追加] をクリックします。
[リモート接続先プロファイルの設定(Remote Destination Profile Configuration)]ウィンドウが表示されます。
ステップ 3 パラメータの値を入力します( 表24-5 を参照)。
ステップ 4 [保存] をクリックします。
電話番号とリモート接続先プロファイルの関連付け
リモート接続先プロファイルを作成した後に、ユーザのデスクトップ電話機(複数可)の DN レコードを関連付ける必要があります。[リモート接続先プロファイル(Remote Destination Profiles)]ウィンドウの[新規DNを追加]リンクをクリックし、『 Cisco Unified Communications Manager アドミニストレーション ガイド 』の「電話番号の設定」の章に記載されている手順を実行します。
(注) [電話番号の設定(Directory Number Configuration)]ページでリモート接続先プロファイルの関連付けが解除されている場合は、[リモート接続先]ページで、DN に対する[回線アソシエーション(Line Association)]チェックボックスをオンにして、再度関連付ける必要があります。
追加情報
「関連項目」を参照してください。
リモート接続先プロファイルの更新
Cisco Unified Communications Manager の管理ページでリモート接続先プロファイルを更新するには、次の手順を実行します。
手順
ステップ 1 更新するリモート接続先プロファイルを検索します。検索の手順は、「リモート接続先プロファイルの検索」を参照してください。
ステップ 2 表24-5 に従って、表示されるフィールドを更新します。
ステップ 3 [更新] をクリックします。
追加情報
「関連項目」を参照してください。
リモート接続先プロファイルの削除
Cisco Unified Communications Manager の管理ページでリモート接続先プロファイルを削除するには、次の手順を実行します。
手順
ステップ 1 更新するリモート接続先プロファイルを検索します。検索の手順は、「リモート接続先プロファイルの検索」を参照してください。
ステップ 2 [リモート接続先プロファイル(Remote Destination Profiles)]ウィンドウが表示され後に、 [削除] をクリックします。
ステップ 3 削除を続けるには、 [OK] をクリックします。
追加情報
「関連項目」を参照してください。
リモート接続先プロファイルの設定項目
表24-5 は、[リモート接続先プロファイルの設定(Remote Destination Profile Configuration)]ウィンドウ内の使用可能な設定を示しています。
表24-5 リモート接続先プロファイルの設定項目
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[名前(Name)] |
リモート接続先プロファイルの名前を入力します。 |
[説明(Description)] |
リモート接続先プロファイルの説明を入力します。 |
[ユーザID(User ID)] |
このプロファイルを割り当てるユーザを選択します。このユーザは、[エンドユーザの設定(End User Configuration)]ページで[モビリティの有効化(Enable Mobility)]がオンになっているユーザの ID と一致している必要があります。 |
[デバイスプール(Device Pool)] |
このプロファイルに適用するデバイス プールを選択します。デバイス プールは、リージョン、日時グループ、ソフトキー テンプレート、および MLPP 情報などのデバイスの共通特性のセットを定義します。 |
[コーリングサーチスペース(Calling Search Space)] |
モバイル コネクト コールとモバイル ボイス アクセス コールのルーティングに使用するコーリング サーチ スペースを選択します。 |
[ユーザ保留音源(User Hold Audio Source)] |
モバイル コネクト コールとモバイル ボイス アクセス コールにおいてユーザを保留にする場合のオーディオ オプションを選択します。 |
[ネットワーク保留音源(Network Hold MOH Audio Source)] |
モバイル コネクト コールとモバイル ボイス アクセス コールに対するマルチキャスト オーディオ ソースを提供する IOS ゲートウェイのオーディオ ソースを選択します。 |
[プライバシ(Privacy)] |
プロファイルのプライバシー オプションを選択します。 設定情報の詳細については、「コールパークとダイレクト コールパーク」を参照してください。 |
[コーリングサーチスペースの再ルーティング(Rerouting Calling Search Space)] |
モバイル コネクト コールを再ルーティングする場合に使用するコーリング サーチ スペースを選択します。
(注) [コーリングサーチスペースの再ルーティング(Rerouting Calling Search Space)]に割り当てるパーティションには、モバイル コールをルーティングするように設定されたゲートウェイが割り当てられている必要があります。Cisco Unified Communications Manager は、リモート接続先番号と[コーリングサーチスペースの再ルーティング(Rerouting Calling Search Space)]に基づいて、コールのルーティング方法を判別します。
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[発呼側変換CSS(Calling Party Transformation CSS)] |
変換用のコーリング サーチ スペースを選択します。
(注) コーリング サーチ スペース内のパーティションには、発信側の変換だけを含める必要があります。
(注) コーリング サーチ スペースはヌルにしないでください。ヌル パーティションには変換を適用できません。
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[プレゼンテーションインジケータを無視(Ignore Presentation Indicators、内線コールのみ)] |
接続側の回線 ID 表示を無視する場合は、チェックボックスをオンにします。内線コールにはこの設定をお勧めします。 |
リモート接続先の設定
リモート接続先プロファイルとアクセス リストを作成した後に、個々のリモート接続先を入力し、プロファイルに割り当てることができます。各リモート接続先には、ユーザのデスクトップ電話機からの転送を受け入れるように設定可能な携帯電話またはその他の電話機が表示されます。
新しいリモート接続先を保存すると、画面が再表示され、左のパネルに[割り当て情報(Association Information)]セクションが表示されます。このセクションには、リモート接続先プロファイルに割り当てられているデスクトップ電話番号が表示されます。リンクをクリックすると、関連付けられた[電話番号情報(Directory Number Information)]ページが開きます。『 Cisco Unified Communications Manager アドミニストレーション ガイド 』の「電話番号の設定」を参照してください。
(注) この項では、[リモート接続先]ページを開いてリモート接続先のレコードにアクセスする方法について説明します。また、既存または新規のレコードを開くには、[リモート接続先の設定(Remote Destination Configuration)]ページで、リモート接続先プロファイルの下部にある[新規リモート接続先の追加]リンクをクリックする方法もあります。リモート接続先プロファイルを表示する手順については、「リモート接続先プロファイルの検索」を参照してください。
リモート接続先の設定については、次の項を参照してください。
• 「リモート接続先の検索」
• 「リモート接続先の追加」
• 「リモート接続先の更新」
• 「リモート接続先の削除」
リモート接続先の検索
Cisco Unified Communications Manager では、特定の条件に基づいて、特定のリモート接続先を検索できます。
リモート接続先を検索するには、次の手順を実行します。
手順
ステップ 1 [デバイス]>[リモート接続先] の順に選択します。
[リモート接続先の検索と一覧表示(Find and List Remote Destinations)]ウィンドウが表示されます。ウィンドウには、アクティブな(前の)クエリーのレコードも表示される場合があります。
ステップ 2 データベース内のすべてのレコードを検索するには、ダイアログボックスが空になっていることを確認し、ステップ 3 に進みます。
特定のレコードをフィルタリングまたは検索するには、次の操作を実行します。
• 最初のドロップダウン リスト ボックスで、検索パラメータを選択します。
• 2 番目のドロップダウン リスト ボックスで、検索パターンを選択します。
• 必要に応じて、適切な検索文字を入力します。
(注) 別の検索条件を追加するには、[+]ボタンをクリックします。条件を追加した場合は、指定したすべての条件に一致するレコードが検索されます。条件を削除するには、[-]ボタンをクリックして、最後に追加された条件を削除するか、または[フィルタのクリア]ボタンをクリックして、追加されたすべての検索条件を削除します。
ステップ 3 [検索] をクリックします。
条件に一致するレコードがすべて表示されます。[ページあたりの行数]ドロップダウン リスト ボックスで別の値を選択すると、各ページに表示される項目数を変更できます。
(注) 適切なレコードの横にあるチェックボックスをオンにして、[選択項目の削除]をクリックすると、データベースから複数のレコードを削除できます。[すべてを選択]をクリックして[選択項目の削除]をクリックすると、この選択対象として設定可能なすべてのレコードを削除できます。
ステップ 4 表示されたレコード リストから、目的のレコードのリンクをクリックします。
(注) ソート順を逆にするには、リストのヘッダーにある上矢印または下矢印をクリックします(使用可能な場合)。
選択した項目がウィンドウに表示されます。
追加情報
「関連項目」を参照してください。
リモート接続先の追加
(注) エンド ユーザは、ユーザ オプション ページで独自のリモート接続先を作成できます。電話機モデルに適合するユーザ ガイドを参照してください。
新しいリモート接続先を追加するには、次の手順を実行します。
手順
ステップ 1 [デバイス]>[リモート接続先] の順に選択します。
ステップ 2 [新規追加] をクリックします。
ステップ 3 [リモート接続先の設定(Remote Destination Configuration)]ウィンドウが表示されます。
ステップ 4 パラメータの値を入力します( 表24-6 を参照)。
(注) 表24-6 にあるタイマー設定は、ベンダー固有となる場合があります。デフォルトのタイマー設定を使用したときにコールを転送できない場合は、設定を調整して、リモート接続先の電話機のベンダーに適合させる必要があります。
ステップ 5 このリモート接続先とともに使用するデスクトップ電話機の[回線アソシエーション(Line Association)]チェックボックスをオンにします。この設定は、モバイル コネクトを動作させるのに必要です。
ステップ 6 [保存] をクリックします。
追加情報
「関連項目」を参照してください。
リモート接続先の更新
Cisco Unified Communications Manager の管理ページでリモート接続先を更新するには、次の手順を実行します。
手順
ステップ 1 更新するリモート接続先を検索します。検索の手順は、「リモート接続先の検索」を参照してください。
ステップ 2 表24-6 に従って、表示されるフィールドを更新します。
ステップ 3 [更新] をクリックします。
追加情報
「関連項目」を参照してください。
リモート接続先の削除
Cisco Unified Communications Manager の管理ページでリモート接続先を削除するには、次の手順を実行します。
手順
ステップ 1 更新するリモート接続先を検索します。検索の手順は、「リモート接続先の検索」を参照してください。
ステップ 2 [リモート接続先の設定(Remote Destination Configuration)]ウィンドウが表示され後に、 [削除] をクリックします。
ステップ 3 削除を続けるには、 [OK] をクリックします。
追加情報
「関連項目」を参照してください。
リモート接続先の設定項目
表24-6 は、[リモート接続先の設定(Remote Destination Configuration)]ウィンドウ内の使用可能な設定を示しています。
表24-6 リモート接続先の設定項目
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[名前(Name)] |
リモート接続先を識別する名前を入力します。 |
[接続先番号(Destination Number)] |
接続先の電話番号を入力します。市外局番のほか、外線へのアクセスに必要な追加の番号があればすべて含めます。フィールドの最大長は 20 文字です。個々の文字には、0 ~ 9 の数値または A ~ D を使用できます。リモート接続先の発信者 ID を設定することをお勧めします。
(注) 接続先番号のルーティングに必要なトランスレーション パターンまたはルート パターンを追加してください。
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[最短応答タイマー(Answer Too Soon Timer)] |
携帯電話が応答可能になるまでの最短時間を入力します。 範囲:0 ~ 10,000 ミリ秒 デフォルト:1,500 ミリ秒 |
[最長応答タイマー(Answer Too Late Timer)] |
携帯電話が応答可能になっている最長時間を入力します。 範囲:10,000 ~ 300,000 ミリ秒 デフォルト:19,000 ミリ秒 |
[呼び出し前の遅延タイマー(Delay Before Ringing Timer)] |
デスクトップ電話機からコールが転送された時点から、携帯電話で呼び出し音を鳴らすまでの時間を入力します。 範囲:0 ~ 30,000 ミリ秒 デフォルト:4,000 ミリ秒 |
[リモート接続先プロファイル(Remote Destination Profile)] |
ドロップダウン リスト ボックスから、このリモート接続先を割り当てるリモート接続先プロファイルを選択します。 |
[許可アクセスリスト(Allowed Access List)] |
ドロップダウン リスト ボックスから、このリモート接続先を追加する許可リストを選択します。
(注) 1 つのリモート接続先を許可アクセス リストと拒否アクセス リストの両方に追加することはできません。
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[拒否アクセスリスト(Blocked Access List)] |
ドロップダウン リスト ボックスから、このリモート接続先を追加する拒否リストを選択します。
(注) 1 つのリモート接続先を許可アクセス リストと拒否アクセス リストの両方に追加することはできません。
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[携帯電話(Mobile Phone)] |
デスクトップ電話機で応答したコールがリモート接続先の携帯電話に送信されるようにする場合は、チェックボックスをオンにします。
(注) モバイル コネクトをこのリモート接続先と連携させる場合は、このチェックボックスをオンにする必要があります。
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[モバイルコネクトの有効化(Enable Mobile Connect)] |
コールの着信時にデスクトップ電話機とリモート接続先で呼び出し音を同時に鳴らすには、このチェックボックスをオンにします。 |
[スマートクライアントインストール済み(Smart Client Installed)] |
リモート接続先がスマートフォンの場合は、チェックボックスをオンにします。 |
モバイル ボイス アクセスのメディア リソースの設定
[メディアリソース]の下にある[モバイルボイスアクセス(Mobile Voice Access)]ウィンドウを使用すると、モバイル ボイス アクセス用にローカライズされたユーザ プロンプト セットを割り当てることができます。
モバイル ボイス アクセス用にローカライズされたユーザ プロンプト セットを割り当てるには、次の手順を実行します。
手順
ステップ 1 [メディアリソース]>[モバイルボイスアクセス] の順に選択します。
ステップ 2 パラメータの値を入力します( 表24-7 を参照)。
ステップ 3 [保存] をクリックします。
モバイル ボイス アクセスの設定項目
表24-7 は、[モバイルボイスアクセス(Mobile Voice Access)]ウィンドウ内の使用可能な設定を示しています。
表24-7 モバイル ボイス アクセスの設定項目
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[モバイルボイスアクセス電話番号(Mobile Voice Access Directory Number)] |
モバイル ボイス アクセス コールをゲートウェイから受信するための内部 DN を入力します。 |
[モバイルボイスアクセスパーティション(Mobile Voice Access Partition)] |
[モバイルボイスアクセスパーティション(Mobile Voice Access Partition)]ドロップダウン リスト ボックスから、モバイル ボイス アクセスのパーティションを選択します。電話番号とパーティションを組み合せることにより、モバイル ボイス アクセス電話番号は一意になります。 |
[使用可能なロケール(Available Locales)] |
矢印を使用して、選択しないロケールをこの領域に移動します。 |
[選択済みのロケール(Selected Locales)] |
矢印を使用して、選択するロケールをこの領域に移動します。 |
モバイル ボイス アクセス用の H.323 ゲートウェイの設定
モバイル ボイス アクセス用の H.323 ゲートウェイを設定するには、PRI を使用するかどうかに応じて、次のどちらかのオプションを使用します。
• 「PRI を使用したシステム リモート アクセス用の H.323 ゲートウェイの設定」
• 「ヘアピニングを使用したシステム リモート アクセス用の H.323 ゲートウェイの設定」
PRI を使用したシステム リモート アクセス用の H.323 ゲートウェイの設定
Cisco Unified Communications Manager で H.323 ゲートウェイがすでに設定されている場合は、そのゲートウェイを使用してシステム リモート アクセスをサポートすることができます。H.323 ゲートウェイが設定されていない場合は、このゲートウェイを追加および設定する必要があります。詳細については、『 Cisco Unified Communications Manager アドミニストレーション ガイド 』で Cisco IOS H.323 ゲートウェイの追加に関する項を参照してください。
(注) モバイル コネクト コールが内線番号から発信された場合は、その内線番号だけが発信者 ID として表示されます。H.323 ゲートウェイを使用している場合は、トランスレーション パターンを使用して、この問題に対処することができます。
ゲートウェイを設定するには、次の手順を実行します。
手順
ステップ 1 PSTN からの PRI に対する T1/E1 コントローラを設定します。
設定例:
• controller T1 1/0
• framing esf
• linecode b8zs
• pri-group timeslots 1-24
ステップ 2 PRI(T1/E1)に対するシリアル インターフェイスを設定します。
設定例:
• interface Serial 1/0:23
• ip address none
• logging event link-status none
• isdn switch-type primary 4ess
• isdn incoming-voice voice
• isdn bchan-number-order ascending
• no cdp enable
ステップ 3 Cisco Unified Communications Manager サーバ(パブリッシャ)から VXML アプリケーションをロードします。
IOS Version 12.3 (13) 以降の設定例:
• application service CCM
• http://<Unified CM cluster Publisher IP Addr>:8080/ccmivr/pages/IVRMainpage.vxml
IOS Version 12.3 (12) 以前の設定例:
• call application voice Unified CM
• http://<Unified CM cluster Publisher IP Addr>:8080/ccmivr/pages/IVRMainpage.vxml
(注) VXML は Version 12.2 (11) で追加されましたが、Versions 12.3 (8)、12.3 (9)、12.3 (14) T1、および 12.2 (15) は、VXML に関する問題を含んでいるため使用しないでください。
ステップ 4 モバイル コネクト アプリケーションをシステム リモート アクセスと関連付けるように、ダイヤルピアを設定します。
IOS 12.3 (13) 以降の設定例:
• dial-peer voice 58888 pots
• service cmm
• incoming called-number 58888
• no digit-strip
IOS 12.3 (12) 以前の設定例:
• dial-peer voice 100 pots
• application CMM (モバイル コネクト VXML アプリケーション)
• incoming called-number 58888 ( 58888 はモバイル ボイス アクセス番号)
• no digit-strip
ステップ 5 「モバイル ボイス アクセスのメディア リソースの設定」で設定したモバイル ボイス アクセス DN にコールを転送するためのダイヤルピアを追加します。
プライマリ Cisco Unified Communications Manager の設定例:
• dial-peer voice 101 voip
• preference 1
• destination-number <Mobile Voice Access DN>
(注) コールを終端するように設定された一般的なダイヤルピアがすでにあり、そのダイヤルピアがモバイル ボイス アクセス DN と整合している場合、このステップは不要です。
• session target ipv4:10.1.30.3
• codec g711ulaw
• dtmf-relay h245-alphanumeric
• no vad
セカンダリ Cisco Unified Communications Manager の設定例(必要な場合):
• dial-peer voice 102 voip
• preference 2
• destination-number <Mobile Voice Access DN>
(注) コールを終端するように設定された一般的なダイヤルピアがすでにあり、そのダイヤルピアがモバイル ボイス アクセス DN と整合している場合、このステップは不要です。
• session target ipv4:10.1.30.4
• codec g711ulaw
• dtmf-relay h245-alphanumeric
• no vad
ヘアピニングを使用したシステム リモート アクセス用の H.323 ゲートウェイの設定
H.323 ゲートウェイが設定されていない場合、別個の PRI を H.323 ゲートウェイに接続せずに、H.323 ゲートウェイだけを使用してシステム リモート アクセスをサポートするには、このゲートウェイを追加および設定する必要があります。詳細については、『 Cisco Unified Communications Manager アドミニストレーション ガイド 』で Cisco IOS H.323 ゲートウェイの追加に関する項を参照してください。
(注) ヘアピニングを設定するために Cisco Unified Communications Manager で H.323 ゲートウェイを追加する場合は、[メディアターミネーションポイントが必須(Media Termination Point Required)]パラメータをオンにする必要があります。このパラメータがオンになっていないと、ほとんどのゲートウェイ イメージに対してコールが正常に完了しない場合があります。
ゲートウェイを設定するには、次の手順を実行します。
手順
ステップ 1 Cisco Unified Communications Manager サーバ(パブリッシャ)から VXML アプリケーションをロードします。
IOS Version 12.3 (13) 以降の設定例:
• application service CMM
• http://<Unified CM cluster Publisher IP Addr>:8080/ccmivr/pages/IVRMainpage.vxml
IOS Version 12.3 (12) 以前の設定例:
• call application voice CMM
• http://<Unified CM cluster Publisher IP Addr>:8080/ccmivr/pages/IVRMainpage.vxml
(注) VXML は Version 12.2 (11) で追加されましたが、Versions 12.3 (8)、12.3 (9)、12.3 (14)T1、および 12.2(15) は、VXML に関する問題を含んでいるため使用しないでください。
ステップ 2 モバイル コネクト アプリケーションをシステム リモート アクセスと関連付けるように、ダイヤルピアを設定します。
IOS 12.3 (13) 以降の設定例:
• dial-peer voice 1234567 voip
• service CMM
• incoming called-number 1234567
• codec g711u
• session target ipv4:<ip_address of call manager>
IOS 12.3 (12) 以前の設定例:
• dial-peer voice 1234567 voip
• application CMM
• incoming called-number 1234567
• codec g711u
• session target ipv4:<ip_address of call manager>
ステップ 3 コールを発信 CTI ポートに転送するためのダイヤルピアを追加します。
プライマリ Cisco Communications Manager の設定例:
• dial-peer voice 101 voip
• preference 1
• destination-number <Mobile Voice Access DN>
(注) コールを終端するように設定された一般的なダイヤルピアがすでにあり、そのダイヤルピアがモバイル ボイス アクセス DN と整合している場合、このステップは不要です。
• session target ipv4:10.1.30.3
• voice-class h323 1
• codec g711ulaw
• dtmf-relay h245-alphanumeric
• no vad
セカンダリ Cisco Communications Manager の設定例(必要な場合):
• dial-peer voice 102 voip
• preference 2
• destination-number <Mobile Voice Access DN>
(注) コールを終端するように設定された一般的なダイヤルピアがすでにあり、そのダイヤルピアがモバイル ボイス アクセス DN と整合している場合、このステップは不要です。
• session target ipv4:10.1.30.4
• voice-class h323 1
• codec g711ulaw
• dtmf-relay h245-alphanumeric
• no vad
ステップ 4 ヘアピンを設定します。
• voice service voip
• allow-connections h323 to h323
モビリティの設定
Wi-Fi ネットワークとモバイル通信用グローバル システム(GSM)または符号分割多重接続(CDMA)ネットワーク間のデュアル モード フォンのハンドオフに関するモビリティを設定するには、次の手順を実行します。
手順
ステップ 1 [コールルーティング]>[モビリティの設定] を選択します。
ステップ 2 Wi-Fi ネットワークと GSM または CDMA ネットワーク間のハンドオフの DID 番号を入力します。この番号は、ハンドオフ機能を動作させるのに必要です。
ステップ 3 ドロップダウン リスト ボックスから、ハンドオフ Direct Inward Dial(DID; ダイヤルイン方式)を割り当てるパーティションを選択します。
ステップ 4 [エンタープライズ機能アクセス電話番号(Enterprise Feature Access Directory Number)]フィールドに、エンタープライズ機能アクセスに必要な DID 番号を入力します。この番号は、転送、会議、および再開のサポートのほか、スマートフォンからの 2 段階ダイヤリングに必要です。
(注) 各 DID 番号は一意である必要があります。
ステップ 5 ドロップダウン リスト ボックスから、エンタープライズ機能アクセス番号のパーティションを選択します。
ステップ 6 [保存] をクリックします。
モビリティの設定項目
表24-8 は、[モビリティの設定(Mobility Configuration)]ウィンドウ内の使用可能な設定を示しています。
表24-8 モビリティの設定項目
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[ハンドオフ番号(Handoff Number)] |
Wi-Fi ネットワークと GSM または CDMA ネットワーク間のハンドオフの DID 番号を入力します。この番号は、ハンドオフ機能を動作させるのに必要です。 |
[ハンドオフ番号パーティション(Handoff Number Partition)] |
ハンドオフ ダイヤルイン方式(DID)を割り当てるパーティションを選択します。 |
[エンタープライズ機能アクセス電話番号(Enterprise Feature Access Directory Number)] |
エンタープライズ機能アクセスに必要な DID 番号を入力します。この番号は、転送、会議、および再開のサポートのほか、スマートフォンからの 2 段階ダイヤリングに必要です。 |
[エンタープライズ機能アクセス電話番号パーティション(Enterprise Feature Access Directory Number Partition)] |
エンタープライズ機能アクセスに必要な DID のパーティションを選択します。 |
モビリティ ソフトキーの設定
モバイル コネクトに使用するデュアル モード フォンのモビリティ ハンドオフを設定するには、次の手順を実行します。
手順
ステップ 1 [デバイス] >[デバイスの設定] >[ソフトキーテンプレート] の順に選択します。
ステップ 2 [検索]をクリックして、既存のテンプレートを表示します。
ステップ 3 [Standard User]をクリックし、[コピー]をクリックして新しいテンプレートを作成します。
ステップ 4 ソフトキー テンプレートの名前と説明を入力し、[保存]をクリックします。
ステップ 5 ページの右上にある[関連リンク]メニューの横の[移動]から [ソフトキーレイアウトの設定] を選択し、[移動]をクリックします。
ステップ 6 プルダウン リスト ボックスから [オンフック] を選択します。
ステップ 7 [選択されたソフトキー(Selected Softkeys、位置順)]に[Mobility]を追加し、[保存]をクリックします。
ステップ 8 プルダウン リスト ボックスから [接続時] を選択します。
ステップ 9 [選択されたソフトキー(Selected Softkeys、位置順)]に[Mobility]を追加し、[保存]をクリックします。
ステップ 10 [電話の設定(Phone Configuration)]ページを開き、[ソフトキーテンプレート(Softkey Template)]と、作成したソフトキー テンプレートを関連付けます。『 Cisco Unified Communications Manager アドミニストレーション ガイド 』の「Cisco Unified IP Phone の設定」を参照してください。
ステップ 11 [オーナーのユーザID(Owner User ID)]で、モバイル コネクト電話機ユーザを選択します。
ステップ 12 [保存]をクリックします。
追加情報
「関連項目」を参照してください。
関連項目
• 『 Cisco Unified Communications Manager アドミニストレーション ガイド 』の「エンド ユーザの設定」
• 『 Cisco Unified Communications Manager アドミニストレーション ガイド 』の「サービス パラメータの設定」
その他のシスコ マニュアル
• Cisco Unified Communications Manager Serviceability システム ガイド
• 適切な Cisco Unified IP Phone のユーザ ガイド
• 適切な Cisco Unified IP Phone のアドミニストレーション ガイド