即時転送の使用
次のシナリオでは、即時転送機能の使用例を示します。
着信側が iDivert ソフトキーを押した場合
1. ユーザ A がマネージャ A に電話をかけます。
2. マネージャ A が iDivert ソフトキーを押します(Call Offering 状態)。
3. 即時転送によって、マネージャ A のボイスメール メールボックスにコールが転送されます。
4. ユーザ A にマネージャ A のボイスメール メールボックス グリーティングが再生されます。
元の着信側のボイスメール プロファイルにボイスメール パイロットがない場合
1. ユーザ A がユーザ B に電話をかけます。
2. コールがアシスタント B の個人回線に転送されます。
3. アシスタント B が iDivert ソフトキーを押します(Call Offering 状態)。
4. 即時転送によって、アシスタント B のボイスメール メールボックスにコールが転送されます。ユーザ B ではボイスメール パイロット番号が設定されていませんが、アシスタント B では設定されています。
5. ユーザ A にアシスタント B のボイスメール メールボックス グリーティングが再生されます。
マネージャ A がマネージャ B へコールを転送する場合
1. ユーザ A がマネージャ A に電話をかけます。
2. マネージャ A の回線はマネージャ B へ転送されます。
3. マネージャ B が iDivert ソフトキーを押します(Call Offering 状態)。
4. マネージャ B の回線ではデフォルトのボイスメール プロファイルがボイスメール パイロットと最後の着信側に関連付けられているので、即時転送によってマネージャ B のボイスメール メールボックスへコールが転送されます。
5. ユーザ A にマネージャ B のボイスメール メールボックス グリーティングが再生されます。
ボイスメール プロファイルで定義されたボイスメール ポートが通話中の場合
1. ユーザ A がユーザ B に電話をかけます。
2. ユーザ B が iDivert ソフトキーを押します(Call Offering 状態)。
3. ボイスメール ポートが通話中なので、即時転送によってボイスメール メールボックスへコールを転送することができません。
4. ユーザ B の IP Phone に「Busy」というメッセージが表示されます。
5. 元のコールは Call Offering 状態のままです。
発信側がハント パイロット番号を使用するコール センターに電話をかける場合
1. ユーザ A がハント リスト A に電話をかけます。
2. ハント リスト A のメンバーが iDivert ソフトキーを押します(Call Offering 状態)。
3. ハント リスト A にはボイスメール プロファイルがないので、即時転送でボイスメール メールボックスへコールを転送することはできません。
4. ハント リスト A のメンバーの IP Phone に「Key Is Not Active」というメッセージが表示されます。
発信側 B が別の Cisco CallManager クラスタ上のユーザ C へコールを転送する場合
1. ユーザ A がユーザ B に電話をかけます。
2. ユーザ B が別の Cisco CallManager クラスタ上のユーザ C へコールを転送します。
3. ユーザ C が着信コールに応答します。
4. ユーザ C が iDivert ソフトキーを押します。
5. ユーザ A にユーザ C のボイスメール メールボックス グリーティングが再生されます。