Cisco Unified Communications Manager リリース 7.1(2)
このセクションでは、Cisco Unified Communications Manager リリース 7.1(2) の新機能と変更された機能について説明します。
• 任意の通話者のドロップ(Drop Any Party):電話会議から任意の通話者をドロップする機能。詳細は、「任意の通話者のドロップ(Drop Any Party)」を参照してください。
• IPv6:IPv6 アドレスがサポートされ、Cisco JTAPI は CTIManager への IPv6 接続をサポートするように拡張されました。詳細は、「IPv6 のサポート」を参照してください。
• 回線をまたいで直接転送(Direct Transfer Across Lines):デバイス上に設定された回線をまたいでコールを直接転送できます。詳細は、「回線をまたいで直接転送(Direct Transfer Across Lines)」を参照してください。
• 回線をまたいで参加(Join Across Lines)または Connected Conference Across Lines:この機能はこのリリースで拡張されました。新しく導入された電話モデルでは、既存の回線をまたいで参加(Join Across Lines)とは異なり、サービス パラメータを使用せず、常に有効となります。詳細は、「回線をまたいで参加(Join Across Lines)または Connected Conference Across Lines」を参照してください。
• スワップまたはキャンセル、および転送または会議の動作:サポートされている IP フォンでのスワップおよびキャンセルが Cisco Unified JTAPI でサポート可能になりました。詳細は、「スワップまたはキャンセルと転送または会議の動作」を参照してください。
• 拡張された MWI:アプリケーションがメッセージをカウントし、拡張されたメッセージ受信数をサポートしている電話機で表示できるようになりました。詳細は、「メッセージ受信インジケータの拡張」を参照してください。
• パーク モニタリングと Assisted DPark のサポート:新しいパークの復帰動作が提供され、アプリケーションは新しい電話機からのパーク要求を呼び出せるようになりました。詳細は、「パーク監視と Assisted DPark のサポート」を参照してください。
• 論理パーティション設定:管理者が地域を設定し、VoIP の電話機に直接接続されている PSTN ゲートウェイまたは別の地域の VoIP PSTN ゲートウェイをパス スルーするコールを制限できます。詳細は、「論理パーティション化」を参照してください。
• コンポーネントのアップデータ:この機能は、アプリケーションがアップデータのログの場所を指定できるように拡張された。現在のアップデータのログは、アプリケーションと同じディレクトリに作成されます。詳細は、「Component Updater」を参照してください。
• Cisco Unified IP Phone 6900 シリーズのサポート:Cisco Unified JTAPI アプリケーションでロール オーバー モードを有効にして端末を制御できます。詳細は、「Cisco Unified IP Phone 6900 シリーズのサポート」を参照してください。
下位互換性
このリリースの JTAPI は、Cisco Unified Communications Manager リリース 6.0 用に作成されたアプリケーションと下位互換性があります。CiscoJtapiClient のアップグレードは必須ではありません。
Cisco JtapiClient のアップグレードは必須ではありません。アプリケーションを Cisco Unified Communications Manager リリース 6.1、CiscoJTAPIClient にアップグレードする必要があるのは、Cisco Unified Communications Manager リリース 6.1 から導入された新しい機能をすべて使用する場合だけです。
ユーザが Cisco Unified Communications Manager 4.x (Windows) から Cisco Unified Communications Manager 7.0(1) (Linux) にアップグレードした場合は、jtapi.jar をダウンロードするためのプラグイン URL が異なります。Cisco Unified Communications Manager リリース 7.0(1) のプラグイン URL は、リリース 6.x のプラグイン URL と同じです。
アプリケーションは次のルールに従う必要があります。
• Cisco Unified JTAPI イベントの順序は、JTAPI プロトコルの処理に必要かどうかに関係なく、変更される可能性があります。アプリケーションの開発者は、JTAPI プロトコルの処理に必要かどうかに関係のないイベントの順序に従わないでください。アプリケーションは、その順序が(API Name)プロトコルの処理に必要な場合でも、順序の変わってしまったイベントを復元できるようにする必要があります。
• アプリケーションは、推奨されないメソッドの使用は避ける必要があります。
• アプリケーションは、新しい電話機では新しい動作やイベントの順序が返される可能性があることを考慮する必要があります。
– アプリケーションで処理しないイベントは無視する必要があります。例:アプリケーションが CiscoTransferStart と End イベントの使用を選択した場合、CiscoCallChangedEv は無視される場合があります。
– アプリケーションには、認識されていない理由に対する、デフォルトの動作を用意しておく必要があります。
– 未定義のエラー コードに対するデフォルトの動作を用意しておく必要があります。
– JTAPI 1.2 仕様に定義されておらず、『 Cisco Unified JTAPI Developers Guide 』にも記載のない動作については、機能とは見なさないでください。
Cisco Unified Communications Manager Administration リリース 4.x (Windows) の場合、URL は http://<サーバ名または IP アドレス>/CCMPluginsServer/jtapi.jar です。
Cisco Unified Communications Manager Administration リリース 6.x と 7.0(1) (Linux) の場合、URL は
http://<サーバ名または IP アドレス>/plugins/jtapi.jar です。
Cisco Unified Communications Manager リリース 4.x と Cisco Unified Communications Manager リリース 7.0(1) 間では、プラグイン URL の下位互換性はありません。