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BAT を使用すると、多数の電話機、CTI ポート、H.323 クライアント、Cisco VGC Virtual Phone、Cisco VGC Phone、およびこれらのデバイスとユーザとの組み合わせを一括して追加または更新できます。たとえば、電話機とユーザ、CTI ポートとユーザ、H.323 クライアントとユーザ、Cisco VGC Virtual Phone とユーザ、Cisco VGC Phone とユーザなどを処理できます。さらに、多数の電話機、CTI ポート、H.323 クライアント、Cisco VGC Virtual Phone、および Cisco VGC Phone を一括して削除することもできます。
• 「電話機およびその他の IP テレフォニー デバイスの追加」
• 「電話機、IP テレフォニー デバイス、およびデバイスとユーザとの組み合わせ用の CSV ファイルの作成」
• 「Cisco CallManager への電話機またはその他の IP テレフォニー デバイスの追加」
• 「Cisco CallManagerへの電話機とユーザまたはその他の IP テレフォニー デバイスとユーザの追加」
• 「ダミー MAC アドレスを使用する電話機リストの表示」
• 「電話機の更新」
• 「電話機の削除」
BAT を使用すると、各 Cisco IP Phone、CTI ポート、H.323 クライアント、Cisco VGC Virtual Phone、および Cisco VGC Phone を個々に追加するのではなく、これら複数を一括して Cisco CallManager データベースに追加することができます。
BAT は、電話機を既存のユーザに関連付けることもできます。また、BAT を使用すると、CTI ポートを既存ユーザに関連付けると同時に、「CTI アプリケーションの使用を可能にする」こともできます。この機能が役立つのは、Cisco IP SoftPhone などの、CTI ポートを必要とするアプリケーションを使用するユーザを追加する場合です。
電話機、Cisco VGC Virtual Phone、および Cisco VGC Phone を Cisco CallManager データベースに一括して追加する手順は、次のとおりです。
1. BAT 電話機テンプレートを作成して、一連の電話機または IP テレフォニー デバイスに共通の値を定義する。
(注) 電話機および Cisco VGC Phone に対して、サービス、短縮ダイヤル、および回線を指定できます。
2. コンマ区切り値(CSV)ファイルを作成して、追加する電話機またはデバイスごとに個々の値を定義する。CSV ファイルの作成には、Excel ファイル BAT.xlt を使用することをお勧めします。
3. BAT テンプレートおよび CSV ファイルを挿入して、電話機、デバイス、または電話機とユーザの組み合わせを Cisco CallManager データベースに追加する。
5. (オプション)CSV ファイル内にダミー MAC アドレスを作成した場合は、TAPS を使用して電話機を更新する。この機能を使用するには、Cisco CallManager で自動登録が使用可能になっている必要があります。
• 「電話機、IP テレフォニー デバイス、およびデバイスとユーザとの組み合わせ用の CSV ファイルの作成」
• 「Cisco CallManager への電話機またはその他の IP テレフォニー デバイスの追加」
• 「Cisco CallManagerへの電話機とユーザまたはその他の IP テレフォニー デバイスとユーザの追加」
• 自動登録の手順については、『Cisco CallManager アドミニストレーション ガイド』を参照してください。
BAT 電話機テンプレートと CSV ファイルは、バルク トランザクションで連携して動作します。一括で追加する電話機またはデバイスのタイプに基づいて、そのバッチ内のすべての電話機またはデバイスに共通した特性(たとえば、Model や Device Pool など)を指定したテンプレートを作成できます。システムはこれらのテンプレートを保存するので、今後のバルク トランザクションにこれらのテンプレートを再利用できます。たとえば、2 回線分の Cisco IP Phone 7960 用のテンプレートおよび、別の 4 回線分の Cisco IP Phone 7960 用テンプレートを設定できます。その後、同じ設定を持つ多数の電話機を追加する必要があるときに、これらの既存のテンプレートを再利用できます。
CSV ファイルは、個々の電話機ごとの詳細情報(たとえば、その電話機の MAC アドレス、説明など)を保存します。CSV ファイルの詳細については、「電話機、IP テレフォニー デバイス、およびデバイスとユーザとの組み合わせ用の CSV ファイルの作成」を参照してください。CSV ファイルは、バルク トランザクションごとにカスタマイズするため、BAT テンプレートと比較すると再利用する可能性は低くなります。
電話機テンプレートのフィールドに値を指定して、電話機テンプレートを作成します。また、回線属性、Cisco IP Phone サービス、および短縮ダイヤル(該当する場合)を指定することもできます。BAT 電話機テンプレートに必要な電話機設定値は、Cisco CallManager Administration で電話機を追加するときに入力する電話機設定値とほぼ同じです。しかし、BAT で一括処理を実行するときには、BAT 電話機テンプレートを使用する必要があります。
テンプレートの作成前に、デバイス プール、ロケーション、コール検索スペース、ボタン テンプレート、ソフトキー テンプレートなどの電話機設定値が、Cisco CallManager Administration で設定されていることを確認してください。BAT で新しい設定値を作成することはできません。
電話機テンプレートを作成する手順は、次のとおりです。テンプレートの作成後に、回線、サービス、および短縮ダイヤルを指定できます。テンプレートをすでに作成しているが、まだ回線を追加していない場合は、「BAT 電話機テンプレートへの回線の追加または更新」に進みます。
ステップ 1 BAT を起動します(「BAT の起動」を参照)。
ステップ 2 Configure > Template > Phone の順に選択します。
ステップ 3 Device Information 領域で、テンプレートを作成する電話機のモデル設定値を入力します。詳細については、「電話機テンプレートを追加する場合のフィールドの説明」を参照してください。
ステップ 4 Insert をクリックして、BAT 電話機テンプレートを作成します。
ステップ 5 挿入が完了したことが示されたら、スクロールダウンして Line Details 領域まで進み、回線属性(該当する場合)を追加します。この時点ではまだ回線を作成していないため、テンプレートの作成はこれで終了です。
テンプレートに設定する回線がある場合は、「BAT 電話機テンプレートへの回線の追加または更新」のステップ 4 に進みます。
• 「BAT 電話機テンプレートへの IP サービスの追加または更新」
次の手順を実行すると、BAT テンプレート内の電話機に複数の回線を追加することや、既存の回線を更新することができます。この BAT テンプレートで使用しているボタン テンプレートにより、追加または更新できる回線の数が決まります。
ステップ 1 BAT を起動します(「BAT の起動」を参照)。
ステップ 2 Configure > Template > Phone の順に選択します。
ステップ 3 テンプレートのリストから、回線を追加するテンプレートを選択します。
ステップ 4 テンプレートの下部までスクロールし、 Add Line をクリックします。
(注) BAT テンプレート用に表示される最大回線数は、BAT 電話機テンプレートの作成時に選択したモデルとボタン テンプレートによって決まります。
ステップ 5 「BAT 電話機テンプレートに回線を追加する場合のフィールドの説明」で説明されている回線設定値に対して、適切な値を入力または選択します。この回線に対して選択する設定値が、このバッチ内のすべての電話機で使用されることに注意してください。すべてのフィールドは、オプションです。
ステップ 6 Insert and Close をクリックします。
BAT により電話機テンプレート設定に回線が追加され、ポップアップ ウィンドウが閉じます。
ステップ 7 その他の回線の設定値を追加するには、ステップ 4~ステップ 6 を繰り返します。
ステップ 8 Cisco IP Phone サービスをテンプレートに追加する(Cisco IP Phone Model 7960/7940 だけ)場合は、「BAT 電話機テンプレートへの IP サービスの追加または更新」のステップ 4 に進みます。
各種の Cisco IP Phone サービスに電話機を登録できます。この機能は、Cisco IP Phone Model 7960/7940 に限り使用できます。
ステップ 1 BAT を起動します(「BAT の起動」を参照)。
ステップ 2 Configure > Template > Phone の順に選択します。
ステップ 3 テンプレートのリストから、サービスを追加するテンプレートを選択します。
ステップ 4 ウィンドウの右上隅にある Subscribe/Unsubscribe Services をクリックします。
ポップアップ ウィンドウが表示されます。このウィンドウで、利用可能な Cisco IP Phone サービスに登録できます(Cisco IP Phone Model 7960 と 7940 だけ)。
ステップ 5 Select a Service ボックスで、すべての電話機を登録するサービスを選択します。Service Description ボックスに、選択したサービスの詳細が表示されます。
ステップ 7 拡張モジュールに対してサービスを設定するには、ステップ 5 およびステップ 6 を繰り返します(該当する場合)。
ステップ 8 必要に応じて、Service Name フィールドで、サービスの名前を変更できます。
ステップ 9 Subscribe をクリックして、これらの電話サービスを電話機テンプレートに関連付けます。
ステップ 10 他のサービスを追加するには、ステップ 5~ステップ 9 を繰り返します。
ステップ 12 テンプレートに短縮ダイヤルを追加する場合は、「BAT 電話機テンプレートへの短縮ダイヤルの追加または更新」のステップ 4 に進みます。
BAT 電話機テンプレートに短縮ダイヤルを追加することや、テンプレート内の短縮ダイヤルを更新することができます。
ステップ 1 電話機ボタン テンプレートで短縮ダイヤル ボタンが設定されている場合は、電話機および Cisco VGC Phone に短縮ダイヤルを指定できます。BAT を起動します(「BAT の起動」を参照)。
ステップ 2 Configure > Template > Phone の順に選択します。
ステップ 3 テンプレートのリストから、短縮ダイヤルを追加するテンプレートを選択します。
ステップ 4 ウィンドウの右上隅にある Add/Update Speed Dials をクリックします。
ポップアップ ウィンドウが表示されます。このウィンドウで、ベースの Cisco IP Phone および拡張モジュールに対して、短縮ダイヤル ボタンを指定できます。このテンプレートに使用可能な短縮ダイヤル ボタンの数は、この BAT テンプレートで使用されている電話機ボタン テンプレートによって決まります。拡張モジュールのセクションは、Cisco IP Phone 7960 の場合だけ表示されます。
ステップ 5 Speed Dial Settings for Base Phone 領域で、アクセス コードや長距離コードを含めて、 Speed Dial Number フィールドに番号を入力します。
ステップ 6 Speed Dial Label フィールドに、入力した各短縮ダイヤル番号に対応するラベルを入力します。
ステップ 7 拡張モジュールに短縮ダイヤルを設定する(該当する場合)には、ステップ 5 およびステップ 6 を繰り返します(Cisco IP Phone 7960 テンプレートだけ)。
ステップ 8 Update and Close をクリックします。
BAT によりデータベースに短縮ダイヤル ボタンが挿入され、ポップアップ ウィンドウが閉じます。
CSV ファイルには、各デバイスについての情報が保持されます。CSV ファイル内のすべての電話機用およびデバイス用が同一モデルであり、同数の回線が設定されていることを確認してください。CTI ポート用および H.323 クライアント用レコードの場合、MAC アドレスではなく、デバイス名を入力します。また、既存のユーザに新しい CTI ポートを関連付けると同時に、CTI アプリケーションを使用可能に設定することもできます。
既存ユーザに電話機を関連付けることができます。既存ユーザに複数の電話機を関連付けるには、別々のレコードに情報を書き込む必要があります。たとえば、既存ユーザに 2 台の新しい Cisco IP Phone Model 7960 を関連付けるには、CSV ファイル内に 2 つのレコード、つまり、Cisco IP Phone Model 7960 ごとに 1 つずつのレコードを用意し、それぞれに同じユーザ ID を使用する必要があります。
CSV ファイルには、BAT テンプレートから値の一部が複写されています。CSV ファイル内で値を設定すると、BAT 電話機テンプレートで設定された値を上書きします。たとえば、短縮ダイヤル ボタンとラベルは、BAT 電話機テンプレートでも、CSV ファイルでも設定できます。場合によっては、この上書き機能により、特殊な設定が可能になります。たとえば、一括追加トランザクション内の大部分の電話機を、ボイスメールにリダイレクトする場合、Call Forward Busy および Call Forward No Answer フィールドにボイスメール番号を設定します。一括追加トランザクション内の一部の電話機について、ボイスメールではなく、秘書にコールをリダイレクトする場合は、この一部の電話機だけに対して、CSV ファイル内の Call Forward Busy(CFB)および Call Forward No Answer(CFNA)フィールドに、秘書の電話番号を指定できます。この設定により、大部分の電話機は、BAT 電話機テンプレートから CFB および CFNA 値を使用しますが、一部の電話機は、CSV ファイルで指定された秘書の電話番号を使用することになります。
電話機用の CSV ファイルには、該当の BAT 電話機テンプレートが複数の回線をサポートするかどうかにより、複数の電話番号が含まれる場合があります。
(注) CSV ファイルに入力された電話番号の数は、電話機テンプレートで設定された回線の数と同じでなければなりません。この数が異なると、エラーが発生します。
CSV ファイルを作成する方法は 3 つあります。1 つは、エクスポート ユーティリティを使用して、ディレクトリから既存のレコードを抽出し、CSV ファイルに挿入する方法です。または、 BAT.xlt という Microsoft Excel テンプレートを使用して CSV ファイルを作成する方法や、電話機挿入画面に表示されるサンプル テキスト ファイルに従って作成する方法もあります。新しいレコードを作成する場合は、BAT.xlt テンプレートを使用することをお勧めします。これは、CSV 形式へのエクスポート時に、データの自動検証が行われるからです。
All Phone Details オプションを指定して Export Phones を使用すると、電話デバイス、回線属性、およびその電話機に関連付けられたサービスについての情報を持つレコードが含まれたエクスポート ファイルが生成されます。回線の設定が類似した電話機が複数ある場合は、特定の詳細情報を持つ電話機レコードもエクスポートできます。
BAT.xlt は、マクロ、複数電話回線のサポート、エラー チェック機能をデータ ファイル テンプレートに提供し、各種デバイス用の CSV ファイルに値をエクスポートすることができます。
CSV ファイルの作成方法については、次のセクションを参照してください。
• 「電話機、IP テレフォニー デバイス、およびデバイスとユーザとの組み合わせ用の CSV ファイルの作成」(推奨方式)
BAT.xlt ファイルを使用すると、CSV ファイルを簡単に作成することができます。BAT.xlt ファイルは、自動的に検証とエラーチェックを行うので、設定エラーを減少させる手助けになります。BAT.xlt ファイルは、複数のタブ(Excel ファイルの下端にある)を備えています。これらのタブを使用すると、BAT 内のさまざまなデバイスとユーザの組み合わせに対して、CSV ファイルを作成できます。
BAT.xlt ファイルを使用して CSV ファイルを作成するには、まず、処理をするデバイス タイプのタブをクリックします。たとえば、電話機とユーザを同時に追加するには、 Phones-Users のマークが付いたタブをクリックします。各タブでは、フィールド名(必須フィールドかオプション フィールドかにかかわらず)、および使用可能な最大文字数が指定されています。
CSV ファイルは、BAT テンプレートと連携して動作します。たとえば、BAT.xlt ファイル内の Phone タブでは、CSV ファイル上の任意のレコードの Location、Forward Busy Destination、または Call Pickup Group をブランクのままにすることができ、その場合これらのフィールドには、BAT 電話機テンプレートからの値が使用されます。しかし、これらのフィールドに対して、CSV ファイル内で値を指定すると、BAT 電話機テンプレートでこれらのフィールドに対して設定された値を上書きします。
電話機や IP テレフォニー デバイスを追加したり、電話機とユーザ、および IP テレフォニー デバイスとユーザをまとめて追加するための CSV ファイルの作成手順は、次のとおりです。ここで指定した情報は、BAT テンプレートで電話機に対して指定した情報と一緒に、Cisco IP テレフォニー デバイスを Cisco CallManager データベースに追加するときに使用されます。
ステップ 1 BAT.xlt ファイルはパブリッシャ データベース サーバ上にありますが、通常、パブリッシャ データベース サーバでは Microsoft Excel が実行されていません。パブリッシャ データベースサーバから、作業用のローカル PC に BAT.xlt ファイルをコピーする必要があります。
フロッピー ディスク、またはマッピングされたネットワーク ドライブを使用して、パブリッシャ データベース サーバ上のパス C:\CiscoWebs\BAT\ExcelTemplate を開きます。Microsoft Excel がインストールされているローカル PC に、 BAT.xlt ファイルをコピーします。
ステップ 3 プロンプトが表示されたら、 Enable Macros をクリックします。
ステップ 4 追加する CSV ファイルのタイプに該当するタブをクリックします。
• 電話機を追加するには、スプレッドシートの下部にある Phones タブをクリックする。
• 電話機とユーザを同時に追加するには、スプレッドシートの下部にある Phones-Users タブをクリックする。
• CTI ポートを追加するには、スプレッドシートの下部にある CTI Port タブをクリックする。
• CTI ポートとユーザを同時に追加するには、スプレッドシートの下部にある CTI Port-Users タブをクリックする。
• H.323 クライアントを追加するには、スプレッドシートの下部にある H.323 Client タブをクリックする。
• H.323 クライアントとユーザを同時に追加するには、シートの下部にある H.323 Client -Users タブをクリックする。
• Cisco VGC Virtual Phone を追加するには、スプレッドシートの下部にある VGC Virtual Phone タブをクリックする。
• VGC Virtual Phone とユーザを同時に追加するには、スプレッドシートの下部にある VGC Virtual Phone-Users タブをクリックする。
• Cisco VGC Phone を追加するには、スプレッドシートの下部にある VGC Phones タブをクリックする。
• VGC Phone とユーザを同時に追加するには、スプレッドシートの下部にある VGC Phones-Users タブをクリックする。
ステップ 5 Number of Phone Lines ボックスが表示されるまで、テンプレートを右側にスクロールします。そのボックスに、電話番号の数と等しい回線の数を入力します。
Cisco VGC Virtual Phone の Number of Phone Lines には、1 を入力する必要があります。これは、Cisco CallManager が Cisco VGC Phone 用の回線を 1 回線だけサポートしているためです。
(注) ここで指定する回線数は、BAT テンプレートで設定された回線数と一致している必要があります。一致していない場合は、BAT 電話機テンプレートと CSV を挿入するときに、エラーが発生します。
Phones ファイル、Cisco VGC phones ファイル、Phones-Users ファイル、または Cisco VGC phones-users ファイルを作成する場合は、Number of Speed Dials ボックスに、BAT 電話機テンプレートで設定された短縮ダイヤル ボタンの数を入力します。
(注) Number of Speed Dials ボックスが表示されるのは、Phone タブ、VGC phone タブ、Phones-Users タブ、および VGC phone-user タブだけです。
(注) ここで指定する短縮ダイヤルの数は、BAT テンプレートで設定された短縮ダイヤルの数を超えることはできません。超えた場合は、BAT 電話機テンプレートと CSV ファイルを挿入するときに、エラーが発生します。
ステップ 6 すべての必須フィールド、および該当するオプションフィールドに入力します。各列の見出しは、フィールドの長さ、およびそのフィールドが必須かオプションかを示しています。複数のデバイスを使用している場合、デバイスごとに 1 回ずつ、数個のフィールドが複数回表示されます。
(注) システムは、スプレッドシート内の空白行を「End of File(ファイルの終わり)」として扱い、それ以降のレコードを廃棄します。
表 3-1 の各行で説明されているフィールドに、次の情報を入力します。これらの説明は複数のタブに該当するので、追加するタブのフィールドだけを指定してください。
ステップ 7 (オプション)ダミー MAC アドレスのオプションを使用するには、 Create Dummy MAC Address チェックボックスをオンにします。
MAC アドレスを入力するか、ダミー MAC アドレス オプションを使用する必要があります。ダミー MAC アドレス オプションを選択する場合、後で、正しい MAC アドレスを使用して電話機を更新することができます。この更新を行うには、電話機ごとに Cisco CallManager Administration にこの情報を手作業で入力するか、TAPS ツールを使用します。TAPS の詳細については、 第9章「TAPS の設定と使用」 を参照してください。
CTI ポートを追加する場合にダミー MAC アドレス オプションを使用すると、擬似 MAC アドレスの形式で、CTI ポートごとに固有のデバイス名が指定されます。
Export to BAT Format をクリックして、BAT Excel スプレッドシートから CSV ファイルにデータを転送します。
システムは、このファイルに次の名前を付けて、 C:\XLSDataFiles\ (または、別の既存フォルダを指定可能)に保存します。
tabname#timestamp.txt (または、別のファイル名を指定可能)
ここで、「tabname」は、作成した CSV ファイルのタイプ(たとえば、phones、phones-users)を表し、「timestamp」は、ファイルが作成された正確な日時を表します。
(注) いずれかのフィールドにコンマを入力した場合、BAT.xltを使用して BAT 形式にエクスポートするときに、そのフィールド エントリは 2 重引用符で囲まれます。
ステップ 8 BAT からのアクセスを可能にするため、CSV ファイルはパブリッシャ データベース サーバ上に配置する必要がありますが、通常、パブリッシャ データベース サーバでは Microsoft Excel が実行されていません。したがって、この手順では、CSV ファイルがローカル PC(パブリッシャ データベース サーバではなく)に保存されていることを前提としています。その場合、ファイルをパブリッシャ データベース サーバにコピーする必要があります。
フロッピー ディスク、またはマッピングされたネットワーク ドライブを使用して、C:\XLSDataFiles\(または CSV ファイルの格納先として選択したフォルダ)から、Cisco CallManager 用のパブリッシャ データベースを実行しているサーバ上の適切な C:\BATFiles\ フォルダに、CSV ファイルをコピーします。電話機または IP テレフォニー デバイスの場合、CSV ファイルを C:\BATFiles\Phones にコピーします。電話機とユーザの組み合わせの場合、またはその他の IP テレフォニー デバイスとユーザの組み合わせの場合(たとえば、CTI ポートとユーザの組み合わせ、H.323 クライアントとユーザの組み合わせの場合)は、CSV ファイルを C:\BATFiles\PhonesUsers にコピーします。ユーザの場合は、CSV ファイルを C:\BATFiles\Users\Insert Users にコピーします。
ステップ 9 エクスポートされた CSV ファイルを読み取る方法については、BAT 内の Insert Phones ウィンドウ( Configure > Phones )で、 View Sample File へのリンクをクリックします。
電話機、または IP テレフォニー デバイスとユーザを追加するときに、データ入力に BAT.xlt ファイルを使用しない場合は、ASCII テキスト行を使用して、値をコンマで区切った CSV ファイルを作成する必要があります。BAT.xlt ファイルを使用して CSV ファイルを作成した場合は、このセクションの手順を実行する必要はありません。
(注) いずれかのフィールドの中で、コンマまたは 2 重引用符を文字列として使用する場合は、テキスト全体を 2 重引用符で囲む必要があります。
ヒント BAT.xlt ファイルでは、データの検証が実行されるので、データの入力には、BAT.xlt ファイルを使用してください。
コンマ区切り値(CSV)ファイルは、テキスト形式の情報を表形式で表示する一般的な方法です。データ ファイルの作成には、任意のファイル形式(たとえば、Microsoft Notepad、Microsoft Word など)を使用できます。作成した CSV ファイルは、それぞれ適切なフォルダに保存します。たとえば、電話機の場合には、このフォルダは Cisco CallManager 用のパブリッシャ データベースを実行しているサーバの C:\BATFiles\Phones\ です。
電話機、IP テレフォニー デバイス、およびユーザの組み合わせの CSV テキスト ファイルを作成する手順は、次のとおりです。
ステップ 1 テキスト エディタ(Microsoft Notepad など)、または CSV ファイルのエクスポートや作成が可能なアプリケーションを開きます。
電話機ごとに行を別にして、Cisco CallManager に追加する電話機、IP テレフォニー デバイス、またはユーザの組み合わせごとに、値を入力します。テキストベースの CSV ファイルで使用できる形式についての詳細は、 「テキストベースの CSV ファイルを作成する場合のヒント」 を参照してください。
(注) CSV ファイル内にブランク行があると、挿入時にエラーが発生します。
ステップ 2 Cisco CallManager 用のパブリッシャ データベースを実行するサーバ上の C:\BATFiles\(作成する CSV ファイルのタイプ、たとえば phones、CTI port-users などの名前を付けたフォルダ)に、ファイルを保存またはコピーします。
(注) Cisco CallManager 用のパブリッシャ データベース サーバ上の C:\BATFiles\ 下の適切なフォルダ以外の場所に、CSV ファイルが保存されている場合、その CSV ファイルは BAT の挿入に使用できません。
次の形式例とサンプルは、フィールド、フィールド長、およびフィールドがオプションか必須かを示しています。
CSV ファイルでオプションのラベルが付いているフィールドであっても、所定の条件が満たされる場合は、実際には必須となります。たとえば、Password フィールドと PIN フィールドを指定する必要がありますが、これらは CSV ファイルではオプションとして表示されます。これは、CSV ファイルを挿入するときに、BAT でパスワードと PIN を指定できるからです。電話番号もオプションとして表示されていますが、対応する電話機または電話機とユーザの BAT テンプレートに、1 つ以上の回線が設定されている場合は、必須になります。その場合、電話番号は必須であり、CSV ファイルで指定する Directory Number フィールドの数は、BAT テンプレートで設定されている回線の数と一致する必要があります。
電話機、Cisco VGC Virtual Phone、および Cisco VGC Phone
MAC Address (必須、12 文字)、 Description (オプション、50 文字以下)、 Location( オプション、50 文字以下)、 Directory Number (オプション、50 桁以下の数字)、 Display (オプション、30 文字以下)、 Line Text Label (オプション、30 文字以下)、 Forward Busy Destination (オプション、50 桁以下の数字と特殊文字)、 Forward No Answer Destination (オプション、50 文字以下の数字と特殊文字)、 Call Pickup Group (オプション、50/50 文字以下) 、User ID (オプション、30 文字以下)、 Speed Dial( オプション、50 桁以下の数字と特殊文字)、 Speed Dial Label (オプション、30 文字以下)
(注) Cisco VGC Phone の MAC アドレスは、ゲートウェイの MAC アドレスとポート番号の組み合わせで構成されています。Cisco VGC Phone の MAC アドレスの先頭から 10 桁、および設定するポートの下 2 桁を入力します。
(注) Cisco VGC Virtual Phone の MAC アドレスは、VGC ゲートウェイの先頭から 10 桁と下 2 桁の 00で構成されています。
電話機とユーザの組み合わせ、Cisco VGC Virtual Phone とユーザ、または Cisco VCG Phone とユーザ
First Name (必須、1 ~ 50 文字)、 Last Name (必須、1 ~ 50 文字)、 User ID (オプション、1 ~ 30 文字)、 Password (オプション、20 文字以下)、 Manager (オプション、30 文字以下)、 Department (オプション、50 文字以下)、 PIN (オプション、20 桁以下の数字)、 User Device Profile (オプション、50 文字以下)、 User Locale (オプション、50 文字以下)、 MAC Address (必須、12 文字)、 Description (オプション、50 文字以下)、 Location (オプション、50 文字以下)、 Directory Number (オプション、50 桁以下の数字)、 Display (オプション、30 文字以下)、 Line Text Label (オプション、30 文字以下)、 Forward Busy Destination (オプション、50 桁以下の数字と特殊文字)、 Forward No Answer Destination (オプション、50 桁以下の数字と特殊文字)、 Call Pickup Group (オプション、50/50 文字以下)、 Speed Dial (オプション、50 桁以下の数字と特殊文字)、 Speed Dial Label (オプション、30 文字以下)
Device Name (必須、CTI ポートの場合 15 文字以下、H.323 クライアントの場合 50 文字以下)、 Description (オプション、50 文字以下)、 Location( オプション、50 文字以下)、 Directory Number (オプション、50 桁以下の数字)、 Display (オプション、30 文字以下)、 Line Text Label (オプション、30 文字以下)、 Forward Busy Destination (オプション、50 桁以下の数字と特殊文字)、 Forward No Answer (オプション、50 桁以下の数字と特殊文字)、 Call Pickup Group (オプション、50/50 文字以下)、 User ID (オプション、1 ~ 30 文字)
CTI ポートとユーザの組み合わせ、H.323 クライアントとユーザの組み合わせ
First Name (必須、1 ~ 50 文字)、 Last Name (必須、1 ~ 50 文字)、 User ID (必須、1 ~ 30 文字)、 Password (オプション、20 文字以下)、 Manager (オプション、30 文字以下)、 Department (オプション、50 文字以下)、 PIN (オプション、20 桁以下の数字)、 User Device Profile (オプション、50 文字以下)、 User Locale (オプション、50 文字以下) Device Name (必須、CTI ポートとユーザの組み合わせの場合 15 文字以下、H.323 クライアントとユーザの組み合わせの場合 50 文字以下)、 Description (オプション、50 文字以下)、 Location (オプション、50 文字以下)、 Directory Number (オプション、50 桁以下の数字)、 Display (オプション、30 文字以下)、 Line Text Label (オプション、30 文字以下)、 Forward Busy Destination (オプション、50 桁以下の数字と特殊文字)、 Forward No Answer (オプション、50 桁以下の数字と特殊文字)、 Call Pickup Group (オプション、50/50 文字以下)
次の形式例は、エクスポート ユーティリティの All Phone Details オプションを使用したときに生成されるファイルに含まれている、フィールドの種類と長さを示しています。
<<DEVICE>> Device Name (必須、15 文字)、 Description (オプション、50 文字以下)、 Device Pool(必須、50 文字以下) 、 Calling Search Space (オプション、24 文字以下)、 AAR Calling Search Space (オプション、24 文字以下)、 Media Resource Group List(必須、50 文字以下) 、 User Hold Audio Service (オプション、50 文字以下)、 Network Hold Audio Source (オプション、50 文字以下)、 Location (オプション、50 文字以下)、 User Locale (オプション、50 文字以下)、 Network Locale (オプション、100 文字以下)、 Phone Button Template (必須、 50 文字以下 )、 Expansion Module 1 (オプション、 50 文字以下 )、 Expansion Module 2 (オプション、 50 文字以下 )、 Softkey Template (オプション、50 文字以下)、 Phone Load name (オプション、32 文字以下)、 Module I load name (オプション、32 文字以下)、 Module II load name (オプション、32 文字以下)、 Login user ID (オプション、1 ~ 30 文字)
<<MODEL SPECIFIC> > Information (オプション、 255 文字以下) 、 Directory (オプション、 255 文字以下) 、 Messages (オプション、 255 文字以下) 、 Services (オプション、 255 文字以下) 、 Authentication Server (オプション、 255 文字以下) 、 Proxy Server (オプション、 255 文字以下) 、 Idle (オプション、 255 文字以下) 、 Idle timer (オプション、 5 桁以下の数字) 、 Enable extension mobility (オプション、ブール値 ) 、 Logout Profile (オプション、1 ~ 50 文字 ) 、 Login User ID (オプション、1 ~ 30 文字)、 Logout time(ログイン サービスによって書き込まれる) 、 Login time(ログイン サービスによって書き込まれる) 、 Product Specific XML(オプション)
<<LINE>> Directory number (オプション、50 桁以下の数字)、 Partition (オプション、50 文字以下)、 Voice mail Profile (オプション、50 文字以下)、 Calling Search Space (オプション、24 文字以下)、 AAR Group (オプション、20 文字以下)、 User Hold Audio Source (オプション、50 文字以下)、 Network hold audio source (オプション、50 文字以下)、 Call waiting (オプション、ブール値)、 Auto Answer (必須、50 文字以下)、 Forward all to Voice Mail (オプション、50 桁以下の数字)、 Forward all destination (オプション、50 桁以下の数字)、 Forward all CSS (オプション、24 桁以下の数字)、 Forward Busy to Voice Mail (オプション、50 桁以下の数字)、 Forward Busy destination (オプション、50 桁以下の数字)、 Forward Busy CSS (オプション、24 桁以下の数字)、 Forward No Answer to Voice Mail (オプション、50 桁以下の数字)、 Forward No Answer destination (オプション、50 桁以下の数字)、 Forward No Answer CSS (オプション、24 桁以下の数字)、 Forward on Failure to Voice Mail (オプション、50 桁以下の数字)、 Forward on Failure destination (オプション、50 桁以下の数字)、 Forward on Failure CSS (オプション、24 桁以下の数字)、 Call Pickup Group (オプション、50/50 文字以下)、 Display (オプション、内線発信者識別情報の場合 30 文字以下)、 External phone mask (オプション、30 桁以下の数字または X。X はマスクを表す)、 Message Waiting Lamp Policy (オプション、 50 文字以下) 、 Ring Setting when idle (オプション、 50 文字以下) 、 Ring Setting when Active (オプション、 50 文字以下) 、 Line Text label (オプション、30 文字以下)
<<USER>> User ID (オプション、1 ~ 30 文字)
<<SPEEDDIALS>> Speed Dial Number 1 (オプション、50 桁以下の数字と特殊文字)、 Speed Dial Label 1 (オプション、30 文字以下)
<<SERVICES>> Service Name 1 (オプション、 100 文字以下) 、 Subscribed Service Name 1 (オプション、 50 文字以下) 、 Parameter Name 1 (オプション、 50 文字以下) 、 Parameter Value 1 (オプション、 100 文字以下)
ブール値の設定には、True と False を使用します。
フィールドがブランクであっても、必ず、コンマの区切り文字を入力してください。コール ピックアップ グループへのアクセスがルート パーティションによって制限されている場合、Call Pickup Group を Directory Number か Directory Number/Route Partition Name のどちらかとして指定します。電話機がユーザに関連付けられる場合は、ユーザ ID を指定します。
ヒント オプションの Directory Number フィールドが適用されるのは、回線が設定されていない BAT テンプレートで使用するために CSV ファイルを作成する場合だけです。BAT 電話機テンプレートで回線が設定されている場合は、デバイスごとに CSV ファイル内で同数の電話番号を指定する必要があります。
電話機テンプレートで Forward Busy Destination が 3001 の場合、CSV ファイル内で Forward Busy Destination に値の指定がないすべてのレコードは、3001 を使用します。
電話機の説明(description)がブランクである場合、次のようになります。
アクティブの回線が必要ない場合で、Location もブランクの場合は、次のようになります。
アクティブの回線が 2 回線必要な場合は、次のようになります。
(注) MAC Address に対しては、MAC アドレス値を入力するか、ダミー MAC アドレスの作成オプションのチェックボックスをオンにしてください。
単一の回線が必要であるときに、必須値だけを組み込み、オプション値をまったく組み込まない場合は、次のようになります。
ダミー MAC アドレスのオプションにチェックマークが付いているときに、1 回線を使用する場合は、次のようになります。
Cisco CallManager に複数の電話機、Cisco VGC Phone、CTI ポート、または H.323 クライアントを一括して追加する手順は、次のとおりです。
• Cisco CallManager に電話機またはその他の IP テレフォニー デバイスを追加する前に、CSV ファイルを作成しておく必要があります。
• 電話機またはその他の IP テレフォニー デバイスを Cisco CallManager に追加する場合は、BAT 電話機テンプレートを事前に作成しておく必要があります。
ステップ 1 BAT を起動します(「BAT の起動」を参照)。
ステップ 2 Configure > Phones の順に選択します。
ステップ 3 File Name フィールドで、このタイプのバルク トランザクション用に作成した CSV ファイルを選択します。
(注) エクスポート ユーティリティを使用して生成したファイルを挿入する場合は、ファイルに付加されているサフィックスを参照すると、適切な回線設定とともに適切な電話機テンプレートを選択できます。エクスポート ユーティリティは、電話機に対して設定される回線ごとに、数字のサフィックス _n を付加します。たとえば、test_1_3.txt というファイルは、このファイル内のすべての電話機レコードに対して、回線 1 と回線 3 が設定されることを意味します。
ステップ 4 Enable CTI Application Use チェックボックスをオンにすると、Cisco IP SoftPhone などのアプリケーションが使用可能になります。
ステップ 5 Insert オプションを選択します。デフォルトの電話機 CSV テンプレート形式に従った電話機レコードを挿入する場合は、 Specific Details オプション ボタンを選択します。エクスポート ユーティリティで All Detail オプションを使用して生成したファイルにある電話機レコードを挿入する場合は、 All Details オプション ボタンを選択します。
デフォルトの電話機 CSV テンプレートに従っている電話機レコードには、同一の回線設定と設定値が指定されています。All Phone Details CSV テンプレートに従っている電話機レコードには、さまざまな回線設定と設定値が指定されている可能性があります。
デフォルトの電話機 CSV ファイルに含まれている電話機フィールドについては、 表 3-1 を参照してください。
All Details オプションを使用してエクスポートした生成済みファイルに含まれている電話機フィールドについては、 表 3-1 および 表 3-2 を参照してください。これらのファイルに含まれている回線フィールドについては、 表 3-3 を参照してください。
Specific Details オプション ボタンを選択した場合は、ステップ 6 とステップ 7 の作業を行ってください。 All Details オプション ボタンを選択した場合は、ステップ 8 に進みます。
ステップ 6 Phone Template Name フィールドで、このタイプのバルク トランザクション用に作成した BAT テンプレートを選択します。
(注) 別の電話機テンプレートを必要とする電話機を挿入する場合には、CSV ファイルは別個に作成する必要があります。Line Details リンクは、選択されたテンプレート用に設定された回線の数を示しています。
ステップ 7 CSV ファイルに個々の MAC アドレスを入力しなかった場合は、 Create Dummy MAC Address チェックボックスをオンにする必要があります。 TAPS を使用するか、電話機ごとに Cisco CallManager Administration にこの情報を手作業で入力すれば、後で、電話機またはデバイスを正しい MAC アドレスで更新することができます。TAPS の詳細については、 第9章「TAPS の設定と使用」 を参照してください。
CTI ポートを追加する場合、ダミー MAC アドレス オプションを使用すると、擬似 MAC アドレスの形式で、CTI ポートごとに固有のデバイス名が指定されます。CSV ファイルにデバイス名を指定しなかった場合は、Create Dummy MAC Address チェックボックスをオンにする必要があります。
Create Dummy MAC Address フィールドは、自動的に次の形式で擬似 MAC アドレスを生成します。
XXXXXXXXXXXX
ここで、X は、12 桁の任意の 16 進数(0 ~ 9 および A ~ F)を表します。
• 自動登録機能が使用可能である場合だけ、このオプションを選択する。
• ユーザに割り当てられる電話機の MAC アドレスが分からない場合に、このオプションを選択する。電話機が接続されると、そのデバイスに対する MAC アドレスが登録されます。
• CSV ファイルに MAC アドレスまたはデバイス名を指定した場合は、このオプションを選択しない。
電話機がユーザに割り当てられるときに、必ず、電話機レコードを有効な MAC アドレスで更新してください。この更新には、TAPS を使用するか、Cisco CallManager Administration で手作業で更新します。ステップ 9 に進みます。
ステップ 8 Model を選択します。BAT に表示されるのは、現時点で Cisco CallManager データベースに登録されているモデルだけです。
Cisco CallManager データベースにレコードを挿入するのに要する、おおよその時間を知らせるメッセージが表示されます。パフォーマンスの低下が起こりそうな場合は、トランザクションを取り消すことができます。
ステップ 10 この電話機を挿入するには、 OK をクリックします。トランザクションを取り消すには、 Cancel をクリックします。
OK をクリックすると、Transaction Status ウィンドウが表示されます。 Show Latest Status ボタンをクリックすると、トランザクションの進行状況が表示されます。
(注) 電話機レコードの回線情報に何らかの問題がある場合、BAT は、その電話機レコードを挿入しません。
トランザクションが完了したら、 View Latest Log File をクリックすると、追加されたレコード数と問題のあるレコード数を示すログ ファイル(エラー コードを含む)が表示されます。ログ ファイルの詳細については、 第10章「BAT および TAPS のトラブルシューティング」 を参照してください。
電話機とユーザ、またはその他の IP テレフォニー デバイスとユーザを一括して追加する手順は、次のとおりです。
• 電話機とユーザまたは CTI ポートとユーザを Cisco CallManager に追加する前に、Phones-Users、CTI Port-Users、H.323 Client-Users、Cisco VGC virtual phone-users、または Cisco VGC phone-users 用の CSV ファイルを作成しておく必要があります。
• 電話機とユーザ、またはその他の IP テレフォニー デバイスとユーザを Cisco CallManager に追加する場合は、BAT 電話機テンプレートを事前に作成しておく必要があります。
ステップ 1 BAT を起動します(「BAT の起動」を参照)。
ステップ 2 Configure > Phones/Users の順に選択します。
Insert Phones/Users ウィンドウが表示されます。
ステップ 3 File Name フィールドで、このタイプのバルク トランザクション用に作成した CSV ファイルを選択します。
ステップ 4 Phone Template Name フィールドで、このタイプのバルク トランザクション用に作成した BAT テンプレートを選択します。
(注) 別の電話機テンプレートを必要とする電話機を挿入する場合には、CSV ファイルは別個に作成する必要があります。Line Details リンクは、選択されたテンプレート用に設定された回線の数を示しています。
ステップ 5 CSV ファイルに個々の MAC アドレスを入力しなかった場合は、 Create Dummy MAC Address チェックボックスをオンにする必要があります。TAPS を使用するか、電話機ごとに Cisco CallManager Administration にこの情報を手作業で入力すれば、後で、電話機またはデバイスを正しい MAC アドレスで更新することができます。TAPS の詳細については、 第9章「TAPS の設定と使用」 を参照してください。
CTI ポートを追加する場合、ダミー MAC アドレス オプションを使用すると、擬似 MAC アドレスの形式で、CTI ポート クライアントごとに固有のデバイス名が指定されます。CSV ファイルにデバイス名を指定しなかった場合は、Create Dummy MAC Address チェックボックスをオンにする必要があります。
Create Dummy MAC Address フィールドは、自動的に次の形式で擬似 MAC アドレスを生成します。
XXXXXXXXXXXX
ここで、X は、12 桁の任意の 16 進数(0 ~ 9 および A ~ F)を表します。
• 自動登録機能が使用可能である場合だけ、このオプションを選択する。
• ユーザに割り当てられる電話機の MAC アドレスが分からない場合に、このオプションを使用する。電話機が差し込まれた後、そのデバイスに対する MAC アドレスが登録されます。
• CSV ファイルに MAC アドレスまたはデバイス名を指定した場合は、このオプションを選択しない。
電話機がユーザに割り当てられるときに、必ず、電話機レコードを有効な MAC アドレスで更新してください。この更新には、TAPS を使用するか、Cisco CallManager Administration で手作業で更新します。
このトランザクションで追加されたすべてのユーザが、他の誰かに代わって電話機にログオンできるようにするには、Enable Authentication Proxy Rights チェックボックスをオンにします。認証プロキシ権限が使用可能になっているユーザは、「スーパーユーザ」または「admin ユーザ」と見なされます。このユーザは、すべてのユーザがエクステンション モビリティ用に接続するときに使用する、シングルポイント認証の役目をします。Cisco CRA Server 上の Application Administration で、追加の設定が必要です。
ステップ 6 Enable CTI Application Use チェックボックスをオンにすると、Cisco IP SoftPhone などのアプリケーションが使用可能になります。
ステップ 7 (オプション)User Default Values 領域で、CSV ファイル内に次の情報をまだ指定していない場合は、その情報をここで指定します。
• Password:Cisco IP Phone User Options ウィンドウにログオンするときに、ユーザが入力するパスワードを指定する。ここで値を指定する必要があるのは、Cisco IP Phone User Options ウィンドウへのアクセスに、デフォルト パスワードを指定する場合、および CSV ファイル内でユーザごとに個別のパスワードをまだ指定していない場合だけです。CSV ファイルで指定された Password 値が、ここで指定する値より優先されます。
• Confirm Password:パスワードをもう一度指定する。
• PIN:エクステンション モビリティ用に Cisco IP Phone Model 7960/7940 にログインするときに、ユーザが入力する必要のある PIN を指定する。ここで値を指定する必要があるのは、エクステンション モビリティ用にデフォルトの PIN を指定する場合、および CSV ファイルでユーザごとに個別の PIN をまだ指定していない場合だけです。CSV ファイルで指定された PIN 値が、ここで指定する値より優先されます。
• User Locale:このユーザに関連付ける言語と国/地域の組み合わせを選択する。この選択内容によって、言語やフォントを含むロケール属性のどれをこのユーザに適用するか、および Cisco CallManager のユーザ ウィンドウと電話機をどの言語で表示するかが決まります。
• User Device Profile:このユーザとデバイスのユーザ デバイス プロファイルを入力する。このレコードを Cisco CallManager データベースに正常に挿入するには、ユーザ デバイス プロファイルが Cisco CallManager Administration に存在している必要があります。
Cisco CallManager データベースにレコードを挿入するのに要する、おおよその時間を知らせるメッセージが表示されます。パフォーマンスの低下が起こりそうな場合は、トランザクションを取り消すことができます。
ステップ 9 この電話機およびユーザを挿入するには、 OK をクリックします。トランザクションを取り消すには、 Cancel をクリックします。
OK をクリックした場合、Transaction Status ウィンドウが表示されます。 Show Latest Status ボタンをクリックすると、トランザクションの進行状況が表示されます。
(注) 電話機レコードの回線情報に何らかの問題がある場合、BAT は、その電話機レコードを挿入しません。
トランザクションが完了したら、 View Latest Log File をクリックすると、追加されたレコード数と問題のあるレコード数を示すログ ファイル(エラー コードを含む)が表示されます。ログ ファイルの詳細については、 第10章「BAT および TAPS のトラブルシューティング」 を参照してください。
• 「電話機、IP テレフォニー デバイス、およびデバイスとユーザとの組み合わせ用の CSV ファイルの作成」
• 「電話機の更新」
電話機テンプレートのプロパティを、新しい電話機テンプレートにコピーすることができます。このコピー機能が役立つのは、類似した複数の一括追加トランザクションがあり、数個の詳細情報だけの変更が必要な場合です。
(注) 元のテンプレートから作成するテンプレートは、デバイス タイプが同じでなければなりません(たとえば、Cisco IP Phone Model 7960)。テンプレートのコピーでは、デバイス タイプの変更はできません。
既存の BAT 電話機テンプレートをコピーする手順は、次のとおりです。
ステップ 1 BAT を起動します(「BAT の起動」を参照)。
ステップ 2 Configure > Template > Phone の順に選択します。
Phone Template Configuration ウィンドウが表示されます。
ステップ 3 左側の Phone Templates 列で、コピーするテンプレートをクリックします。
選択されたテンプレートの詳細が、Phone Template Configuration ウィンドウに表示されます。
ステップ 4 これが、コピーするテンプレートであることを確認してから、 Copy をクリックします。
テンプレートが複製され、コピーが作成されます。このコピーには、元のテンプレートで指定された値がすべて複写されます。
ステップ 5 Phone Template Name フィールドに、新しいテンプレート名を入力します。
ステップ 6 必要に応じて、新しいテンプレートのフィールドを更新します。
BAT に追加されるテンプレートが、左側の Phone Templates 列に表示されます。
ステップ 8 Add Line をクリックして、回線の属性を指定します(該当する場合)。詳細については、「BAT 電話機テンプレートへの回線の追加または更新」を参照してください。各種のサービスと短縮ダイヤル ボタンを定義することもできます。
• 「電話機およびその他の IP テレフォニー デバイスの追加」
Cisco CallManager データベース内の電話機レコードと Cisco VGC Phone レコードを、一括して更新することができます。この機能が役立つのは、同じような多数の電話機に対して設定値の一部分(たとえば、デバイス プールやコール検索スペース)を変更する場合です。
管理者は、一連の電話機レコードを更新するためのクエリーを作成できます。クエリーの作成には、フィルタの定義が必要です。また、 AND ボタンか OR ボタンのいずれかをクリックすると、複合クエリーを作成できます。
(注) 属性を更新しなくても、デバイスをリセットまたは再起動できます。この機能が役立つのは、問題が発生したために、複数の電話機を一括してリセットまたは再起動する必要が生じた場合です。
(注) サービスの更新中は、一度に 1 つのサービスにだけ登録できます。
ステップ 1 BAT を起動します(「BAT の起動」を参照)。
ステップ 2 Configure > Phones の順に選択します。
ステップ 3 ウィンドウの右上隅にある Update Phones リンクをクリックします。
Update Phones ウィンドウが表示されます。更新するレコードを探すために、フィルタを定義します。
ステップ 4 最初のドロップダウン リストボックスで、クエリー対象のフィールド(たとえば、Model、Device Name)を選択します。
ステップ 5 2 番目のドロップダウン リストボックスで、検索基準(たとえば、begins with(~で始まる)、contains(を含む)、is empty(空白))を選択します。
ステップ 6 検索フィールドまたはリストボックスで、検索する値(たとえば、特定の電話機モデル)を選択するか、入力します。
BAT に表示されるのは、現時点で Cisco CallManager データベースに登録されているモデルだけです。
ステップ 7 Add To Query をクリックして、定義したフィルタをクエリーに追加します。複数のフィルタを追加するには、 AND または OR をクリックします。クエリーをさらに定義するには、ステップ 4 ~ステップ 6 を繰り返します。
(注) 最初のドロップダウン リストボックスで Directory Number を使用している場合、複数のクエリーは実行できません。これは、AND と OR が Directory Number に対しては有効な演算子として機能しないためです。
誤りがあった場合は、 Clear Query ボタンをクリックして、そのクエリーを削除します。その後、ステップ 3 からの手順をやり直します。
ステップ 8 View Query Result をクリックして、検索対象のレコードを表示します。
クエリーで定義したすべてのレコードに対して、更新する設定値を指定します。
ステップ 9 Parameter リストボックスで、設定値を選択します。
表示されるパラメータのフィールドの説明については、表 3-5 を参照してください。
デバイスのリセットまたは再起動だけを実行する場合は、このフィールドを空白のままにして、ステップ 12 に進みます。
ステップ 10 Value フィールドに、新しい値を入力するか、リストボックスから値を選択します。
デバイスのリセットまたは再起動だけを実行する場合は、このフィールドを空白のままにして、ステップ 12 に進みます。
ステップ 11 Set Values ボックスを指す矢印をクリックして、指定されたパラメータと値を Set Value ボックスに追加します。Set Value ボックス内の値が、クエリーで定義したレコードに適用されます。値を削除するには、Set Values ボックスから削除する値を選択し、Value フィールドに向いた矢印をクリックします。
更新するパラメータを複数、選択できます。他のパラメータを追加するには、ステップ 9 ~10 を繰り返します。
ステップ 12 電話機をリセットする(電源をオン/オフする)には、Reset devices チェックボックスをオンにします。電源のオン/オフをせずに電話機をリセットする場合は、Restart devices チェックボックスをオンにします。
属性を追加しなくても、デバイスをリセットおよび再起動できます。
(注) 後でデバイスのリセットまたは再起動を行う場合は、どちらのチェックボックスもオンにしないでください。Update をクリックすると、指定されたパラメータを使用して、レコードが更新されます。ただし、デバイスをリセットまたは再起動するまで、変更は有効になりません。
ステップ 13 Update をクリックして、更新内容をレコードに適用します。
• 「電話機およびその他の IP テレフォニー デバイスの追加」
• 「回線の更新」
• 「電話機の削除」
BAT を使用すると、選択されたデバイス グループに対して、回線属性を一括して更新できます。
(注) Update Lines ウィンドウを使用すると、ユーザ デバイス プロファイル用の回線をクエリーできます。クエリー結果に電話機とユーザ デバイス プロファイル用の回線の両方が含まれている場合は、これらが同時に更新されます。
ステップ 1 BAT を起動します(「BAT の起動」を参照)。
ステップ 2 Configure > Phones の順に選択します。
ステップ 3 ウィンドウの右上隅にある Update Lines リンクをクリックします。
Update Lines ウィンドウが表示されます。更新するレコードを探すために、フィルタを定義します。
ステップ 4 最初のドロップダウン リストボックスで、クエリーするフィールド(たとえば、Device Pool、Phone Calling Search Space、Directory Number、Line Number、または Line Partition)を選択します。Line Number は、電話機上の実際の回線番号(たとえば、ライン 1 やライン 2)を指定します。その回線に関連付けられている電話番号を指定するのではありません。
ステップ 5 2 番目のドロップダウン リストボックスで、たとえば、begins with、contains、is empty などの検索基準を選択します。
ステップ 6 検索フィールドまたはリストボックスで、検索する値(たとえば、特定のコール検索スペース)を選択するか、入力します。
ステップ 7 Add To Query をクリックして、定義したフィルタをクエリーに追加します。複数のフィルタを追加するには、 AND または OR をクリックします。クエリーをさらに定義するには、ステップ 4 ~ステップ 7 を繰り返します。
誤りがあった場合は、 Clear Query をクリックして、そのクエリーを削除します。その後、ステップ 4 からの手順をやり直します。
ステップ 8 View Query Result をクリックして、検索対象のレコードを表示します。
クエリーで定義したすべてのレコードに対して、更新する設定値を指定します。
ステップ 9 Parameter リストボックスで、設定値を選択します。
パラメータの説明については、 表 3-4 を参照してください。
ステップ 10 Value フィールドに、新しい値を入力するか、リストボックスから値を選択します。
ステップ 11 Set Values ボックスを指す矢印をクリックして、指定されたパラメータと値を Set Value ボックスに追加します。Set Value ボックス内の値が、クエリーで定義したレコードに適用されます。値を削除するには、Set Values ボックスから削除する値を選択し、Value フィールドに向いた矢印をクリックします。
更新するパラメータを複数、選択できます。他のパラメータを追加するには、ステップ 9 とステップ 10 を繰り返します。
ステップ 12 Update をクリックして、回線を更新し、影響を受ける電話機を再起動します。
Cisco CallManager データベース内のレコードを更新するのに要する、おおよその時間を知らせるメッセージが表示されます。このメッセージは、影響を受ける回線を持つ電話機が自動的に再起動することも知らせます。電話機を再起動すると、アクティブ コールが削除されます。トランザクションを取り消すか、または OK をクリックして処理を続行することができます。
ステップ 13 トランザクションが完了したら、ステータス メッセージを確認します。完了ステータスまたは失敗ステータスを示すメッセージが BAT に表示されます。
BAT が生成したログ ファイルを表示するには、 View Latest Log File リンクをクリックします。ログ ファイルには、更新が成功した電話機数と失敗した電話機数(エラー コードを含む)が示されます。ログ ファイルの詳細については、 第10章「BAT および TAPS のトラブルシューティング」 を参照してください。
• 「電話機およびその他の IP テレフォニー デバイスの追加」
• 「電話機の更新」
• 「電話機の削除」
BAT を使用すると、ダミー MAC アドレスを使用しているすべての電話機のリストを表示できます。次の手順では、ダミー MAC アドレスを使用している電話機を検索する方法を示しています。ただし、この手順の検索基準を変更することで、任意の電話機の検索にも使用できます。
ダミー MAC アドレスを使用している電話機のリストを生成する手順は、次のとおりです。
ステップ 1 BAT を起動します(「BAT の起動」を参照)。
ステップ 2 Configure > Phones の順に選択します。
ステップ 3 ウィンドウの右上隅にある Update Phones リンクをクリックします。
ステップ 4 最初のドロップダウン リストボックスで、 Device Name を選択します。
ステップ 5 2 番目のドロップダウン リストボックスで、 begins with を選択します。
ステップ 6 ダミー MAC アドレスを使用して追加されたすべての電話機のデバイス名は、先頭が BAT で始まります。フィールドに、 BAT と入力します。
ステップ 8 View Query Results をクリックします。
ダミー MAC アドレスを使用して Cisco CallManager データベースに追加されたすべての電話機レコードがウィンドウに表示されます。このリストを印刷するには、ウィンドウの内側で右クリックし、 Print を選択します。または、キーボードのショートカットキー Ctrl + P を使用します。
BAT を使用すると、任意の検索基準を使用して、すべてのデバイスのリストを表示できます。次の手順では、デバイスを検索する方法を示します。
ステップ 1 BAT を起動します(「BAT の起動」を参照)。
ステップ 2 Configure > Phones の順に選択します。
ステップ 3 ウィンドウの右上隅にある Update Phones リンクをクリックします。
最初のドロップダウン リストボックスで、 Device Name を選択するか、または使用する検索基準を選択します。
ステップ 4 2 番目のドロップダウン リストボックスで、 Begin with を選択するか、または使用する検索基準を選択します。
ステップ 5 フィールド内に、任意の必要な情報を入力します。または、フィールドを空白のままにします。
ステップ 7 View Query Results をクリックします。
指定した検索基準を使用して Cisco CallManager データベースに追加されたすべての電話機レコードがウィンドウに表示されます。このリストを印刷するには、ウィンドウの内側で右クリックし、 Print を選択します。または、キーボードのショートカットキー Ctrl + P を使用します。
電話機およびその他の IP テレフォニー デバイスを Cisco CallManager データベースから一括して削除するには、ここで説明する手順を実行します。電話機を削除するには、電話機を削除する際の手順に従って、パラメータが共通している電話機のリストを生成するクエリーを使用します。または、削除対象となる電話機のリストが含まれたカスタム ファイルを最初に作成し、Cisco Callmanager データベースから電話機を削除します。
カスタム ファイルを使用して電話機を削除するには、削除の対象となる電話機のリストが含まれたカスタム ファイルを最初に作成します。カスタム ファイルは、一連の MAC アドレス、デバイス名、または電話番号が、1 行に 1 レコードずつ記述されているシンプル テキスト ファイルです。MAC アドレスまたは電話番号の後に続く他のフィールドは、すべて無視されます。このファイルは、C:\BATFiles\phones\delete\ フォルダに保存します。保存した後は、このファイルを Custom file オプションで検索基準の一部として選択できます。
(注) 同一ファイルの中に、MAC アドレスとデバイス名の両方を含めることができます。MAC アドレスと電話番号の両方を使用して電話機を削除する場合は、複数のファイルを作成する必要があります。1 つのファイルにはすべての MAC アドレスを含め、もう 1 つのファイルにはすべての電話番号を含めます。
(注) 回線を共有している電話機は、カスタム ファイルを使用して削除することはできません。
ステップ 1 BAT を起動します(「BAT の起動」を参照)。
ステップ 2 Configure > Phones の順に選択します。
ステップ 3 ウィンドウの右上隅にある Delete Phones リンクをクリックします。
ステップ 4 最初のドロップダウン リストボックスで、クエリー対象のフィールド(たとえば、Model、Device Name)を選択します。
ステップ 5 2 番目のドロップダウン リストボックスで、たとえば、begins with、contains、is empty などの検索基準を選択します。
ステップ 6 検索フィールドまたはリストボックスで、検索する値(たとえば、特定の IP Phone モデル)を選択するか、入力します。
BAT には、現時点で Cisco CallManager データベースに登録されているモデルだけが表示されます。
ステップ 7 Add To Query をクリックして、定義したフィルタをクエリーに追加します。複数のフィルタを追加するには、 AND または OR をクリックします。クエリーをさらに定義するには、ステップ 4 ~ステップ 7 を繰り返します。
(注) 最初のドロップダウン リストボックスで Directory Number を使用している場合、複数のクエリーは実行できません。これは、AND と OR が Directory Number に対しては有効な演算子として機能しないためです。
誤りがあった場合は、 Clear Query ボタンをクリックして、そのクエリーを削除します。その後、ステップ 4 からの手順をやり直します。
ステップ 8 View Query Result をクリックして、削除されるレコードを確認します。
ステップ 9 Delete をクリックして、レコードを削除します。
Cisco CallManager データベースからレコードを削除するのに要する、おおよその時間を知らせるメッセージが表示されます。トランザクションを取り消すか、または OK をクリックして処理を続行することができます。
電話機が削除された後、BAT は、削除したレコード数と削除に失敗したレコード数を示すログ ファイル(エラー コードを含む)を生成します。ログ ファイルの詳細については、 第10章「BAT および TAPS のトラブルシューティング」 を参照してください。
• 「電話機およびその他の IP テレフォニー デバイスの追加」
• 「電話機の更新」
• 「回線の更新」
BAT テンプレートが不要になった場合は、削除することができます。テンプレートを削除する手順は、次のとおりです。
ステップ 1 BAT を起動します(「BAT の起動」を参照)。
ステップ 2 Configure > Template > の順に選択します。次に、削除するテンプレートのタイプ(たとえば、Phone または VG200 Gateway)をクリックします。
Template Configuration ウィンドウが表示されます。
ステップ 3 左側の Templates 列で、削除するテンプレートをクリックします。
選択されたテンプレートの詳細が、Template Configuration ウィンドウに表示されます。
ステップ 4 これが、削除するテンプレートであることを確認してから、 Delete をクリックします。
ステップ 5 OK をクリックして、テンプレートを削除します。または、テンプレートを削除せずに削除操作を取り消すには、 Cancel をクリックします。
当該テンプレートは BAT から削除され、バルク トランザクションで使用できなくなりました。
次のセクションでは、値の追加または更新時に表示されるフィールドについて説明します。
表 3-2 では、BAT 電話機テンプレートの追加時に表示されるフィールドを説明します。
(注) 値が表示されるフィールドは、Device Type、Device Pool、Calling Search Space、Media Resource Group List、User Hold Audio Source、Network Hold Audio Source、Location、Phone Button Template、および Phone Load Name です。Cisco CallManager Administration を使用して、システム内でこれらの値を設定してください。
表 3-3 では、BAT 電話機テンプレートに回線の詳細を追加する場合のオプション フィールドについて説明しています。
表 3-4 では、回線の詳細を更新する場合のオプション フィールドを説明します。
表 3-5 では、電話機の更新時に表示されるフィールドについて説明しています。
(注) 値が表示されるフィールドは、Device Type、Device Pool、Calling Search Space、Media Resource Group List、User Hold Audio Source、Network Hold Audio Source、Location、Phone Button Template、および Phone Load Name です。システム内でこれらの値を設定するには、Cisco CallManager Administration を使用します。