Cisco Unity ゲートウェイと Cisco Unity Connection 8.x ゲートウェイをリンクする手順
配置の決定と重要な情報の収集
Cisco Unity と Cisco Unity Connection の相互運用性を設定する前に、次の項目について必ず計画し、必要な情報を収集してください。
• Cisco Unity Voice Connector と関連する Transport Event Sink を使用して Cisco Unity に VPIM を設定している場合、Voice Connector ではなく Interoperability Gateway for Microsoft Exchange を使用するように VPIM 設定を移行する必要があります。Cisco Unity を Cisco Unity Connection と相互運用するよう設定している場合、Interoperability Gateway と Voice Connector Transport Event Sink は共存できません。Interoperability Gateway を初めてインストールする場合は、VPIM ネットワークと Cisco Unity Connection ネットワークの両方用に設定してください。Voice Connector をアンインストールするタイミングは、タスク リストに記載されています。(Bridge ネットワークや AMIS ネットワークを処理するために Voice Connector が必要な場合は、再インストールしてこれらのオプションを処理します)。
• もう一方のサイトに対してゲートウェイとして機能する 1 つのロケーションを各サイトで選択します。ディレクトリの同期を行うために、選択するゲートウェイには HTTP または HTTPS 接続が必要です。
– Cisco Unity サイト ゲートウェイを選択する場合は、可能であれば、リソースが最も多く、ユーザ数とコール アクティビティの量が最も少ないサーバを選択します。特に、プラットフォーム オーバーレイ 1 サーバには CPU、メモリ、ディスク、および MSDE/SQL Express の制限があるため、同期のオーバーヘッドを処理するサーバの機能が低下します。
– Cisco Unity ロケーションを選択する場合、Connection サイトのすべてのロケーションが Cisco Unity サイト ゲートウェイと同じダイヤル発信ドメインに属することを検討してください。
Cisco Unity 相互運用性ドメイン名の決定
Cisco Unity Connection と Cisco Unity の間でメッセージを交換するには、Cisco Unity ユーザをメッセージの宛先に指定するときに Connection が使用するドメイン名を決定する必要があります。ドメイン名はメッセージング システムを一意に識別します。ドメイン名は、次の方法で設定します。
• Cisco Unity ゲートウェイの Cisco Unity Administrator の [ネットワーク(Network)] > [プライマリ ロケーション(Primary Location)] ページの [SMTP ドメイン名(SMTP Domain Name)] フィールド。
• Interoperability Gateway Administrator の [相互運用ドメイン FQDN(Interop Domain FQDN)] フィールド。
さらに、相互運用ドメイン FQDN に基づいて、ドメイン名は次のように設定します。
• Exchange 2010 または 2007 サーバに Interoperability Gateway をインストールする場合:
– Interoperability Gateway 外部コネクタの SMTP AddressSpace ドメインとして設定します。(この値は、Interoperability Gateway Administrator を使用して Interoperability Gateway 外部コネクタを作成または変更したときに、相互運用ドメイン FQDN に基づいて自動的に設定されます)。
– Interoperability Gateway 承認済みドメインの DomainName として設定します。(この値は、Interoperability Gateway Administrator を使用して Interoperability Gateway 承認済みドメインを作成または変更したときに、相互運用ドメイン FQDN に基づいて自動的に設定されます)。
• Exchange 2003 サーバに Interoperability Gateway をインストールする場合:
– Interoperability Gateway SMTP コネクタの SMTP アドレス空間ドメインとして設定します。
– Interoperability Gateway 受信者ポリシーの SMTP 電子メール アドレス ポリシーとして設定します。
Cisco Unity で VPIM または信用できるインターネットのユーザを処理するために Interoperability Gateway for Microsoft Exchange をすでにインストールしている場合は、その処理中に選択した相互運用ドメインを使用します。ただし、これが Cisco Unity Connection ゲートウェイ SMTP ドメインと一致していない場合に限ります。
他のネットワーク機能を処理するために Interoperability Gateway をインストールしていない場合は、相互運用ドメイン名は自由に付けられますが、<名前>.<ドメイン名> の形式に従った名前を使用することをお勧めします。<名前> は説明的用語で、<ドメイン名> は組織のドメイン名です。たとえば、interop.mydomain.com のようになります。ただし、選択する相互運用ドメイン名は、次の要件を満たす必要があります。
• Interoperability Gateway for Microsoft Exchange 経由でメッセージをルーティングする以外の目的で、Cisco Unity が属している Exchange 組織で使用されている SMTP ドメインと同じでないこと。
• Connection サイト ゲートウェイの SMTP ドメインと同じでないこと(SMTP ドメインは、Connection ゲートウェイの Cisco Unity Connection Administrationの [システム設定(System Settings)] > [SMTP の設定(SMTP Configuration)] > [サーバ(Server)] ページで確認できます)。
Cisco Unity ゲートウェイのプライマリ ロケーションのプロファイル ページの設定
Cisco Unity ゲートウェイのプライマリ ロケーションのプロファイル ページを設定する
ステップ 1 Cisco Unity ゲートウェイの Cisco Unity Administrator で、[ネットワーク(Network)] > [プライマリ ロケーション(Primary Location)] > [プロファイル(Profile)] ページに移動します。
ステップ 2 ロケーションの意味のある名前を入力します。
ステップ 3 ダイヤル ID が入力されていない場合は入力します。ダイヤル ID は Cisco Unity に対してこのロケーションを特定するもので、変更内容をページに保存する際に必要です。
ステップ 4 ダイヤル ドメイン名に対し、次の手順を実行します。
• インストールが 1 つの Cisco Unity サーバだけで構成されている場合は、ダイヤル発信ドメイン名を作成します。
• デジタル ネットワーキングで接続された複数の Cisco Unity サーバで環境が構成されており、このサーバが、ネットワークで接続された他の Cisco Unity サーバと同じ電話システムに組み込まれている場合、このサーバがダイヤル ドメインにすでに追加されている場合があります。そうでない場合は、ダイヤル ドメイン名を入力するか、リストから選択します。リストには、ネットワーク内にある少なくとも 1 つの他の Cisco Unity サーバですでに設定されているダイヤル ドメイン名の名前が含まれています。
ダイヤル ドメイン名では大文字小文字が区別されるため、すべてのサーバで正確に同じ名前を入力しなければならないことに注意してください。すべてのサーバを同じダイヤル ドメインに正しく追加するには、1 つの Cisco Unity サーバでダイヤル ドメイン名を入力して、その名前が他の Cisco Unity サーバに複製されるのを待機します。こうすることにより、レプリケーションがサーバ間で正しく動作することも確認できます。他の Cisco Unity サーバからのプライマリ ロケーション データがローカル サーバで反映されるのに要する時間は、ネットワーク設定とレプリケーション スケジュールによって異なります。
ステップ 5 [SMTP ドメイン名(SMTP Domain Name)] フィールドに、「Cisco Unity 相互運用性ドメイン名の決定」で選択した相互運用性ドメイン名を入力します。
ステップ 6 [保存(Save)] アイコンを選択します。
Cisco Unity Connection ユーザを作成するための Cisco Unity の権限の確認
Cisco Unity のインストール中に、Cisco Unity Permissions ウィザードを実行して必要な権限をインストール アカウントとサービス アカウントに与えるときに、[ボイス メッセージングの相互運用性を有効にするかどうかの選択音声(Choose Whether to Enable Voice Messaging Interoperability)] ページの [AMIS、Cisco Unity Bridge、および VPIM で必要とされる権限を設定(Set Permissions Required by AMIS, Cisco Unity Bridge, and VPIM)] チェックボックスをオンにしなかった場合は、「Cisco Unity に Cisco Unity Connection ユーザを作成するための権限を設定する」を実行します。
ヒント チェックボックスをオンにしたかどうかが不明な場合は、Permissions ウィザードをレポート モードで実行します。詳細については、Permissions ウィザードがインストールされているディレクトリにあるレポート モード ヘルプ ファイル(PWReportHelp_<言語>.htm)を参照してください。
Permissions ウィザードの実行の詳細については、Permissions ウィザードがインストールされているディレクトリにある Permissions ウィザード ヘルプ ファイル(PWHelp_<言語>.htm)を参照してください。
Cisco Unity に Cisco Unity Connection ユーザを作成するための権限を設定する
ステップ 1 次のアカウントを使用して、ゲートウェイ サーバにログインします。
• Cisco Unity サーバが属している、または Domain Admins グループのデフォルトの権限と同じ権限を持つドメインの Domain Admins グループのメンバー。
• Exchange 完全管理者または Cisco Unity ユーザのインポート元のドメインすべてを含むドメインの Domain Admins グループのメンバーのいずれか。
ステップ 2 Permissions ウィザードを再実行し、[ボイス メッセージ相互運用性を有効にするかどうかの選択(Choose Whether to Enable Voice Messaging Interoperability)] ページが表示されるまで、画面上のプロンプトに従います。
ステップ 3 [AMIS、Cisco Unity Bridge、および VPIM で必要とされる権限を設定(Set Permissions Required by AMIS, Cisco Unity Bridge, and VPIM)] チェックボックスをオンにします。
ステップ 4 画面表示に従って Permissions ウィザードを完了します。
Active Directory スキーマの拡張
Cisco Unity をインストールする前に、Cisco Unity 固有の情報を格納するために、Active Directory スキーマを拡張します。Cisco Unity Connection との相互運用性をサポートするために、Active Directory スキーマをさらに拡張する必要があります。
Cisco Unity Connection 相互運用性をサポートするために必要なスキーマの変更を確認するには、Cisco Unity ディスク 1 の Schema¥LdifScripts ディレクトリを参照し、vpimgateway.ldf ファイルを表示します(Cisco Unity Connection 相互運用性に必要な内線番号は、VPIM ネットワーキングに必要な内線番号と同じです)。
Active Directory スキーマを、VPIM ネットワーキングをサポートするように変更していない場合だけ、次の手順を実行します。スキーマがすでに変更されているかどうかを確認するには、スキーマが更新されるたびに生成されるログ ファイルを調べます。ログ ファイルが格納されているディレクトリへのショートカットが、Windows のデスクトップに配置されています。
Cisco Unity Connection 相互運用性と VPIM ネットワーキングの Active Directory スキーマを拡張する
ステップ 1 スキーマを更新する前に、すべてのドメイン コントローラがオンラインになっていることを確認します。スキーマの複製は、すべてのドメイン コントローラがオンラインの場合にだけ行われます。
ステップ 2 スキーマ マスターの役割をするドメイン コントローラ上で、Schema Administrators グループのメンバーであるアカウントを使用してログインします。
ステップ 3 Cisco Unity DVD 1 または CD 1、またはダウンロードした Cisco Unity CD 1 イメージ ファイルがある場所から、ディレクトリ ADSchemaSetup を参照し、 ADSchemaSetup.exe をダブルクリックします。
ステップ 4 ダイアログボックスで行をダブルクリックし、ADSchemaSetup を表示する言語を選択します。
ステップ 5 [Exchange VPIM と Connection ネットワーキング コネクタ(Exchange VPIM and Connection Networking Connector)] チェックボックスをオンにし、他のチェックボックスをオフにして、[OK] を選択します。
ステップ 6 LDAP Data Interchange Format(LDIF)スクリプトの実行が終了したら、[OK] を選択します。
ステップ 7 スキーマの拡張が終了すると、Ldif.log ファイルと LDif.err ファイルがデスクトップに保存されます。ファイルの内容を表示し、拡張が正常に完了したことを確認します。
ステップ 8 スキーマに対する変更がフォレスト全体に複製されるまで待ってから、プライマリ ロケーションと配信ロケーションに情報を追加します。スキーマが複製されるまでに 15 分以上かかる場合があります。
Exchange 2010 または 2007 にすでにインストールされている Interoperability Gateway for Cisco Unity Connection 相互運用性の設定
Interoperability Gateway for Microsoft Exchange を経由して Cisco Unity と Cisco Unity Connection 間でメッセージを交換するには、有効な外部コネクタが Exchange 2010 または 2007 サーバに存在していて、Interoperability Gateway 経由でメッセージを正しくルーティングする必要があります。さらに、Cisco Unity サーバが属する Exchange 組織が、リモート ネットワークにある SMTP ブリッジヘッド サーバとのメールの送受信を許可されている必要があります。リモート ネットワークが Cisco Unity Connection サイトの場合、設定に応じて、メールの送受信は Connection サイト ゲートウェイで直接行われるか、Connection ゲートウェイの代わりに SMTP 接続を処理する Exchange 組織の外のスマート ホストまたはその他のリレーで行われます。
この項ではまず「すでにインストールされている Interoperability Gateway for Cisco Unity Connection 相互運用性を設定するには(Exchange 2010 または 2007 のみ)」を実行します。
Cisco Unity Connection ゲートウェイ、スマート ホスト、またはリレーを使用してメッセージを送受信できるように Exchange 組織を設定する方法に精通している場合は、残りの手順をスキップして、組織で確立されているルールと方法に基づいてメッセージ送信設定を処理してください。そうでない場合は、残りの 2 つの手順を実行してください。
• 「リモート ボイス メッセージング システムの送信コネクタを設定するには(Exchange 2010 または 2007 のみ)」
• 「リモート ボイス メッセージング システムの受信コネクタを設定するには(Exchange 2010 または 2007 のみ)」
すでにインストールされている Interoperability Gateway for Cisco Unity Connection 相互運用性を設定するには(Exchange 2010 または 2007 のみ)
ステップ 1 Interoperability Gateway Administrator を開きます。(Windows の [スタート(Start)] メニューで、[スタート(Start)] > [すべてのプログラム(Programs)] > [Cisco] > [IGE 管理(IGE Admin)] を参照します)。
Exchange 2010 に Interoperability Gateway がインストールされている場合は、アカウントの資格情報を入力するように Interoperability Gateway Administrator によって求められます。完全な Exchange 管理者権限を持つアカウントを使用します。
ステップ 2 Administrator の一番上のペインの [アドレス空間(Address Spaces)] の下で、[UCI(Cisco Unity-Connection Interoperability)] チェックボックスがオンになっているかどうかを確認します。オンになっている場合は、Interoperability Gateway Administrator を閉じて、タスク リストの次のタスクに進みます。オンになっていない場合、オンにします。
ステップ 3 Interoperability Gateway Administrator の左にあるツリー制御で、[外部コネクタ(Foreign Connector)] を選択します。
ステップ 4 相互運用ドメインとステップ 2 でオンにした UCI 機能のアドレス空間をカバーする外部コネクタをまだ作成していない場合、[外部コネクタ(Foreign Connector)] ペインの一番上に、警告メッセージが赤で表示されます。
この警告が表示されず、有効な外部コネクタがペインの左上にあるリスト ボックスに表示された場合は、Interoperability Gateway Administrator を閉じて、タスク リストの次のタスクに進みます。
警告が表示された場合は、Interoperability Gateway for Microsoft Exchange を最初にインストールしたときに作成した既存の外部コネクタを変更できます。この処理を行うには、次のサブステップを実行します。
a. サーバをホームとし、Cisco Unity ネットワークに関連するアドレス空間を少なくとも 1 つ含む外部コネクタのリスト(左上)で、既存の外部コネクタを選択します。
b. リスト ボックスの下の [変更(Modify)] を選択します。
c. シェル コマンドの実行画面で [実行(Run)] を選択します。
ステップ 5 Interoperability Gateway Administrator を閉じます。
リモート ボイス メッセージング システムの送信コネクタを設定するには(Exchange 2010 または 2007 のみ)
ステップ 1 Interoperability Gateway がインストールされている Exchange サーバで、Exchange Management Shell を開きます。
ステップ 2 左側のペインで、[組織の構成(Organization Configuration)] を展開して [ハブ トランスポート(Hub Transport)] を選択します。
ステップ 3 メインの [ハブ トランスポート(Hub Transport)] ペインで、[送信コネクタ(Send Connectors)] タブを選択します。
ステップ 4 [アクション(Actions)] ペインの [ハブ トランスポート(Hub Transport)] の下で、[送信コネクタの新規作成(New Send Connector)] を選択します。
ステップ 5 [SMTP 送信コネクタの新規作成(New SMTP Send Connector)] ウィザードの [概要(Introduction)] ページで、新規コネクタの名前を入力します。
ステップ 6 [この送信コネクタの使用目的を選択する(Select the Intended Use for this Send Connector)] の下の [カスタム(Custom)] を選択して、[次へ(Next)] を選択します。
ステップ 7 [アドレス空間(Address space)] ページで [追加(Add)] を選択します。
ステップ 8 [アドレス(Address)] に、リモート ネットワークの SMTP ドメインを入力して [OK] を選択します。
ステップ 9 [次へ(Next)] を選択します。
ステップ 10 [ネットワーク設定(Network settings)] ページで、[メールを次のスマート ホストを経由してルーティングする(Route Mail through the Following Smart Hosts)] を選択します。
ステップ 11 [追加(Add)] を選択します。
ステップ 12 IP アドレスに対して、メッセージを直接ゲートウェイにルーティングする場合は Cisco Unity Connection ゲートウェイの IP アドレスを入力し、Exchange 組織から Connection ゲートウェイにメッセージを送信するように設定している場合は、スマート ホストまたは他のリレーの IP アドレスを入力します。
ステップ 13 [OK] を選択します。
ステップ 14 [次へ(Next)] を選択して、次のページに進みます。
ステップ 15 [スマート ホスト認証の設定(Configure Smart Host Authentication Settings)] ページで、Exchange 組織と Connection ゲートウェイ間でメールを送信するときに使用する認証のタイプを選択します。
ステップ 16 [次へ(Next)] を選択して、次のページに進みます。
ステップ 17 [送信元サーバ(Source Server)] ページで、デフォルトでローカルの Exchange サーバがリストされています。[次へ(Next)] を選択して続行します。
ステップ 18 [コネクタの新規作成(New Connector)] ページの設定を確認し、[新規作成(New)] を選択して新しいコネクタを追加します。
ステップ 19 [終了(Finish)] を選択してウィザードを終了します。
ステップ 20 [送信コネクタ(Send Connectors)] タブで、作成したコネクタを右クリックして [プロパティ(Properties)] を選択します。
ステップ 21 [プロトコルのログ出力レベル(Protocol Logging Level)] を [詳細(Verbose)] に設定します。
ステップ 22 [OK] を選択してプロパティ ウィンドウを閉じます。
リモート ボイス メッセージング システムの受信コネクタを設定するには(Exchange 2010 または 2007 のみ)
ステップ 1 Interoperability Gateway がインストールされている Exchange サーバで、Exchange Management Shell を開きます。
ステップ 2 左側のペインで、[サーバの設定(Server Configuration)] を展開して [ハブ トランスポート(Hub Transport)] を選択します。
ステップ 3 上部の [ハブ トランスポート(Hub Transport)] ペインで、サーバのリストからローカル Exchange サーバを選択します。
ステップ 4 下のペインのタイトルがローカルの Exchange サーバの名前になっていることを確認し、[受信コネクタ(Receive Connectors)] タブを選択します。
ステップ 5 [アクション(Actions)] ペインのローカル サーバ名の下で、[受信コネクタの新規作成(New Receive Connector)] を選択します。
ステップ 6 [SMTP 送信コネクタの新規作成(New SMTP Send Connector)] ウィザードの [概要(Introduction)] ページで、新規コネクタの名前を入力します。
ステップ 7 [この送信コネクタの使用目的を選択する(Select the Intended Use for this Send Connector)] の下の [カスタム(Custom)] を選択して、[次へ(Next)] を選択します。
ステップ 8 [ローカル ネットワークの設定(Local Network settings)] ページの [HELO または EHLO に応答してこのコネクタが提供する FQDN を指定する:(Specify the FQDN this Connector Will Provide in Response to HELO or EHLO:)] フィールドに、ローカル サーバの完全修飾ドメイン名を入力します。
ステップ 9 [次へ(Next)] を選択して、次のページに進みます。
ステップ 10 [リモート ネットワークの設定(Remote Network settings)] ページのリスト ボックスで、[0.0.0.0-255.255.255.255] を選択し、[編集(Edit)] を選択します。
ステップ 11 メッセージを Cisco Unity Connection ゲートウェイから直接受け取る場合は、開始アドレスと終了アドレスの両方の値としてゲートウェイの IP アドレスを入力します。Connection ゲートウェイの代わりに、スマート ホストまたは Exchange 組織外部のその他のリレーがメッセージを送信する場合は、開始アドレスと終了アドレスの両方の値としてスマートホストまたはリレーの IP アドレスを入力します。
ステップ 12 [OK] を選択します。
ステップ 13 [次へ(Next)] を選択して、次のページに進みます。
ステップ 14 [コネクタの新規作成(New Connector)] ページの設定を確認し、[新規作成(New)] を選択して新しいコネクタを追加します。
ステップ 15 [終了(Finish)] を選択してウィザードを終了します。
ステップ 16 [受信コネクタ(Receive Connectors)] タブで、作成したコネクタを右クリックして [プロパティ(Properties)] を選択します。
ステップ 17 [プロトコルのログ出力レベル(Protocol Logging Level)] を [詳細(Verbose)] に設定します。
ステップ 18 [許可グループ(Permission Groups)] タブを選択します。
ステップ 19 [匿名ユーザ(Anonymous Users)] チェックボックスをオンにします。
ステップ 20 [OK] を選択してプロパティ ウィンドウを閉じます。
Exchange 2003 にすでにインストールされている Interoperability Gateway for Cisco Unity Connection 相互運用性の設定
すでにインストールされている Interoperability Gateway for Cisco Unity Connection 相互運用性の SMTP コネクタ設定を確認する(Exchange 2003 のみ)
ステップ 1 Interoperability Gateway Administrator を開きます。(Windows の [スタート(Start)] メニューで、[スタート(Start)] > [すべてのプログラム(Programs)] > [Cisco] > [IGE 管理(IGE Admin)] を参照します)。
ステップ 2 Administrator の一番上のペインの [アドレス空間(Address Spaces)] の下で、[UCI(Cisco Unity-Connection Interoperability)] チェックボックスがオンになっていない場合はオンにします。
ステップ 3 Interoperability Gateway Administrator の左にあるツリー制御で、[SMTP コネクタ(SMTP Connector)] を選択します。
ステップ 4 相互運用ドメインと UCI 機能のアドレス空間をカバーする SMTP コネクタをこれまでに作成していない場合、[SMTP コネクタ(SMTP Connector)] ペインの一番上に、警告メッセージが赤で表示されます。
• この警告が表示されず、有効な SMTP コネクタがペインの左上にあるリスト ボックスに表示された場合は、Interoperability Gateway Administrator を閉じて、タスク リストの次のタスクに進みます。これ以上の SMTP コネクタの設定は不要です。
• 警告が表示され、SMTP コネクタがペインの左上にあるリスト ボックスに表示された場合は、SMTP コネクタの名前をメモして、「相互運用ドメイン SMTP コネクタを更新する(Exchange 2003 のみ)」に進みます。
相互運用ドメイン SMTP コネクタを更新する(Exchange 2003 のみ)
ステップ 1 Interoperability Gateway for Microsoft Exchange がインストールされている Exchange サーバで、Exchange システム マネージャを開きます。
ステップ 2 Exchange システム マネージャの左ペインで、[コネクタ(Connectors)] に移動して展開します。(設定によっては、Interoperability Gateway のインストール先となるサーバを含む [管理グループ(Administrative Groups)] ツリーと [ルーティング グループ(Routing Group)] ツリーの一方または両方を展開する必要があります)。
ステップ 3 「すでにインストールされている Interoperability Gateway for Cisco Unity Connection 相互運用性の SMTP コネクタ設定を確認する(Exchange 2003 のみ)」のステップ 4 でメモした SMTP コネクタを右クリックして、[プロパティ(Properties)] を選択します。
ステップ 4 [アドレス空間(Address space)] タブで [追加(Add)] を選択し、新しいアドレス空間を追加します。
ステップ 5 [アドレス空間の追加(Add Address Space)] ウィンドウで、[その他(Other)] を選択し、[OK] を選択します。
ステップ 6 [タイプ(Type)] に「 UCI 」と入力します。[コスト(Cost)] フィールドで、 1 を入力します。[アドレス(Address)] フィールドに「 * 」と入力して、[OK] を選択します。
ステップ 7 [アドレス空間(Address space)] タブで、コネクタの範囲として [組織全体(Entire Organization)] を選択します。
ステップ 8 [OK] を選択して、SMTP コネクタの設定を保存します。
ヒント SMTP コネクタの設定を再度確認するには、Interoperability Gateway Administrator に戻ります。[SMTP コネクタ(SMTP Connector)] ペインがまだ開いている場合は、左側のツリー制御の他の項目を選択し、[SMTP コネクタ(SMTP Connector)] を選択してペインを更新します。警告メッセージが表示されなくなります。
Cisco Unity Connection ゲートウェイでの SMTP アクセスの設定
各システムで実行されている Cisco Unity Connection SMTP サーバには IP アクセス リストがあり、このリストによってどの IP アドレスがそのサーバへの接続を確立できるかを制御します。着信 SMTP 接続は、システム全体のスマート ホストなどの一部のサーバ([システム設定(System Settings)] > [SMTP の設定(SMTP Configuration)] > [スマート ホスト(Smart Host)] ページで設定)と、同一サイトまたは Cisco ボイスメール組織の一部である任意の Connection ロケーションまたは Cisco Unity ロケーションから自動的に受け入れられます。
Cisco Unity ユーザからのメッセージが、システム全体のスマート ホストまたは Cisco Unity ロケーションのいずれかとしてまだ定義されていない(たとえばこれは、1 つの Cisco Unity サーバが Interoperability Gateway for Microsoft Exchange と Exchange 組織全体のホストとなっている非常に簡単な設定で起こる場合があります)、または IP アクセス リストに定義されていない 1 つまたは複数のサーバによって Connection ゲートウェイに送信される場合、次の手順を実行して、送信サーバの IP アドレスを Connection ゲートウェイの IP アドレス リストに追加します。
(注) 送信サーバの IP アドレスを Connection ゲートウェイ IP アクセス リストに追加する必要があるかどうか不明の場合は、この手順を実行してください。SMTP 接続を自動的に受け入れるサーバのアドレスを明示的に追加しても、SMTP サーバに悪影響を及ぼしません。
Cisco Unity Connection ゲートウェイで SMTP アクセスを設定する
ステップ 1 Cisco Unity Connection ゲートウェイの Cisco Unity Connection Administration で、[システム設定(System Settings)] > [SMTP の設定(SMTP Configuration)] を展開して、[サーバ(Server)] を選択します。
ステップ 2 [編集(Edit)] メニューで [IP アドレス アクセス リストの検索(Search IP Address Access List)] を選択します。
ステップ 3 [新規追加(Add New)] を選択します。
ステップ 4 [アクセス IP アドレスの新規作成(New Access IP Address)] ページで、Cisco Unity サイトの代わりにメッセージを送信するサーバの IP アドレスを入力します。
ステップ 5 [保存(Save)] を選択します。
ステップ 6 [アクセス IP アドレス(Access IP Address)] ページで [Connection を許可する(Allow Connection)] チェックボックスをオンにします。
ステップ 7 [保存(Save)] を選択します。
ステップ 8 Cisco Unity サイトの代わりにメッセージを送信する追加のサーバごとに、ステップ 2 ~ステップ 7 を繰り返します。
Cisco Unity ゲートウェイ設定ファイルのダウンロード
Cisco Unity ゲートウェイと Cisco Unity Connection ゲートウェイをリンクさせるには、ゲートウェイごとの設定ファイルをダウンロードして、相手のゲートウェイにロードします。まず、Connection ゲートウェイの Cisco Unity Connection Administrationからアクセスできるようにするロケーションに、Cisco Unity 構成ファイルをダウンロードします。
Cisco Unity ゲートウェイ設定ファイルをダウンロードする
ステップ 1 Cisco Unity サイト ゲートウェイの Cisco Unity Administrator で、[ネットワーク(Network)] を参照して、[Connection ネットワーキング(Connection Networking)] を選択します。
ステップ 2 [ダウンロード(Download)] を選択して、ローカル サイトの設定ファイルをダウンロードします。
ステップ 3 ファイルをハード ドライブの場所に保存するか、Cisco Unity ゲートウェイへのファイルのコピーに使用できるメディアに保存します。ファイルには公開キーの証明書が含まれているため、機密データとして扱う必要があります。
Cisco Unity ゲートウェイでの Cisco Unity Connection ユーザ用のテンプレートの設定
Cisco Unity ゲートウェイにサイト間リンクを作成するときに、Cisco Unity ゲートウェイが Cisco Unity Connection ユーザ用のディレクトリ オブジェクトの作成に使用するテンプレートを選択する必要があります。リンクを作成する前に、既存のテンプレートを確認するか、Connection ユーザ専用の新しいテンプレートを作成することをお勧めします。
選択するテンプレートによって、次のような多数の重要な設定が決まります。
• パブリック同報リストのメンバーシップ(Public distribution list membership):Connection ユーザは、テンプレートに設定されているすべての Cisco Unity パブリック同報リストにリスト メンバーとして追加されます。
• 電子メール サーバのアドレス帳のユーザを表示(Show Subscriber in Email Server Address Book):Connection ユーザを Outlook アドレス帳に表示するかどうかを制御します。
• サービス クラス(Class of Service):ほとんどのサービス クラスは Connection ユーザに直接影響しませんが、Connection ユーザはサービス クラスのメンバーと見なされるため、サービス クラスがディレクトリ ハンドラなどのオブジェクトの検索範囲として使用される場合には、検索結果に影響する場合があります。
Cisco Unity Administrator で既存のテンプレートを確認するには、任意の [ユーザ(Subscribers)] > [ユーザ テンプレート(Subscriber Template)] ページを開き、[検索(Find)] アイコンを選択します。新しいテンプレートを作成するには、次の手順を実行します。
Cisco Unity Connection ゲートウェイで Cisco Unity ユーザの新しいテンプレートを設定する
ステップ 1 Cisco Unity Administrator で、任意の [ユーザ(Subscribers)] > [ユーザ テンプレート(Subscriber Template)] ページを開きます。
ステップ 2 [追加(Add)] アイコンを選択します。
ステップ 3 [ユーザ テンプレートの追加(Add a Subscriber Template)] ダイアログボックスで、名前を入力します。
ステップ 4 [新規テンプレート(New Template)] または [既存のテンプレートに基づく(Based on existing Template)] を選択します。[既存のテンプレートに基づく(Based on existing Template)] を選択した場合は、[基準(Based On)] フィールドで該当するテンプレートを選択します。
ステップ 5 [追加(Add)] を選択します。
ステップ 6 [プロファイル(Profile)] ページで、サービス クラスを選択し、必要に応じて [電子メール サーバのアドレス帳のユーザを表示(Show Subscriber in Email Server Address Book)] チェックボックスをオンまたはオフにします。
ステップ 7 [同報リスト(Distribution Lists)] ページを選択します。
ステップ 8 [同報リスト(Distribution Lists)] ページで、このテンプレートをベースにすべての新しいユーザをパブリック同報リストに割り当てるには、[パブリック同報リスト(Public Distribution Lists)] ボックスでリストを選択して、[>>] を選択します。
新しいユーザを追加するパブリック同報リストから同報リストを削除するには、リストを選択して、[<<] を選択します。
ステップ 9 [保存(Save)] アイコンを選択します。
Cisco Unity Connection ゲートウェイでのサイト間リンクの作成
次の手順を実行して、Cisco Unity Connection ゲートウェイにサイト間リンクを作成します。
サイト ゲートウェイが Connection クラスタの場合、この手順はパブリッシャ サーバだけで実行します。この手順を実行する場合、パブリッシャ サーバはプライマリとして機能している必要があります。
Cisco Unity Connection ゲートウェイでサイト間リンクを作成する
ステップ 1 Cisco Unity Connection ゲートウェイの Cisco Unity Connection Administrationで、[ネットワーク(Networking)]、[リンク(Links)] を展開し、[サイト間リンク(Intersite Links)] を選択します。
ステップ 2 [追加(Add)] を選択します。
ステップ 3 [サイト間リンクの新規作成(New Intersite Link)] ページで、[設定ファイルを手動交換して Cisco Unity サイトまたは Cisco Unity Connection にリンクする(Link to Cisco Unity Site or Cisco Unity Connection Site by Manually Exchanging Configuration Files)] を選択します。
ステップ 4 [ダウンロード(Download)] を選択して、Cisco Unity Connection サイトの設定ファイルをハード ドライブの場所に保存するか、Cisco Unity ゲートウェイへのファイルのコピーに使用できるメディアに保存します。ファイルには公開キーの証明書が含まれているため、機密データとして扱う必要があります。
ステップ 5 [参照(Browse)] を選択して、「Cisco Unity ゲートウェイ設定ファイルをダウンロードする」でダウンロードした Cisco Unity 設定ファイルをアップロードします。
ステップ 6 転送プロトコル設定では、SSL を有効にして Cisco Unity と Cisco Unity Connection 間のディレクトリ同期トラフィックを暗号化するかどうかを決定します。
ステップ 7 [同期の設定(Synchronization Settings)] で、[ディレクトリ データを同期するときに同報リストを含める(Include Distribution Lists When Synchronizing Directory Data)] チェックボックスをオンにして、Cisco Unity サイトで作成されたシステム同報リストを Connection にレプリケートし、Connection ユーザがこれらをメッセージの宛先に指定できるようにします。(レプリケートされるのは、宛先指定に使用されたリスト名などの情報だけです)。
(注) 個々のシステム同報リストを Cisco Unity ゲートウェイによる同期に使用するには、これらのリストに同期を許可するマークが付いている必要があります。デフォルトでは、個々の Cisco Unity システム同報リストには同期を許可するマークが付いていません。個々のリストの同期を有効にするタイミングと方法は、タスク リストによって警告されます。
ステップ 8 リモート サイトで同期するときに、録音名をこのサイトから他のコーディングに変換するには、[発信録音名を変換(Convert Outgoing Recorded Names to)] チェックボックスをオンにして、使用するコーデックを選択します。
(注) 選択したコーデックが Cisco Unity サイト ゲートウェイにとって適切であることを確認します。サイト間リンクの作成後に録音形式を変更する必要がある場合は、Cisco Unity Connection Administrationの [ネットワーク(Networking)] > [サイト間リンク(Intersite Links)] > [サイト間リンクの検索(Search Intersite Links)] ページにある [録音名のクリア(Clear Recorded Names)] ボタンと [すべて再同期(Resync All)] ボタンを使用して、すべての録音名を消去した後で、すべてのディレクトリ データと名前を再同期する必要があります。この処理はパフォーマンスに大きな影響を及ぼす可能性があるため、営業時間外に行ってください。
注意 Cisco Unity サイト ゲートウェイにサイト間リンクを設定するときは、G711 a-law 形式を選択しないでください。
ステップ 9 デフォルトでは、Cisco Unity から Connection にディレクトリ データと録音名をプルするためにそれぞれ独自のスケジュールで実行される 2 つのタスクは、サイト間リンクを作成した直後に有効になります。適切な同期タスクを手動で編集して有効にするまで、いずれかのタイプのディレクトリ同期を無効にするには、[参加後にディレクトリ データを同期するタスクを有効にする(Enable Task to Synchronize Directory Data After the Join)] チェックボックスまたは [参加後に録音名を同期するタスクを有効にする(Enable Task to Synchronize Recorded Names After the Join)] チェックボックスをオフにします。
注意 最初の同期は、トラフィックが最大の時間帯を避けて、通常の営業時間外に実行することを強くお勧めします。特に、Cisco Unity サイト ゲートウェイがプラットフォーム オーバーレイ 1 サーバの場合、同期アクティビティによって、ユーザのカンバセーションにかなりの遅れが生じる可能性があります。
ステップ 10 サイト間ルーティング用に、適切なオプションを選択します。
• [次を経由してこのリモート サイトにルーティングする(Route to this Remote Site Through)]:SMTP メッセージを受け入れて、Interoperability Gateway for Microsoft Exchange にルーティングできる組織内の Microsoft Exchange サーバの特定の IP アドレスか、完全修飾ドメイン名を入力します。ホストは、Cisco Unity Connection ゲートウェイから相互運用ドメインのアドレスに送信される SMTP メッセージを受け入れられる必要があります。
• [SMTP スマート ホスト経由でこのリモート サイトにルーティングする(定義されている場合)(Route to this Remote Site Through SMTP Smart Host (If One Is Defined))]:[システム設定(System Settings)] > [SMTP の設定(SMTP Configuration)] > [スマート ホスト(Smart Host)] ページで定義したホストに、発信メッセージをルーティングします。このオプションを選択した場合、スマート ホストが定義されていて、このスマート ホストが Cisco Unity Connection ゲートウェイから相互運用ドメインのアドレスに送信される SMTP メッセージを受け入れられる必要があります。スマート ホストが定義されていない場合、Non-Delivery Receipt(NDR; 不達確認)がメッセージの送信者に送信されます。
• [リモート サイト ゲートウェイ経由でこのリモート サイトにルーティングする(Route to this Remote Site Through the Remote Site Gateway)]:発信メッセージを Cisco Unity ゲートウェイにルーティングします。Microsoft Exchange が Cisco Unity サーバにインストールされていて、サーバが Cisco Unity Connection ゲートウェイから相互運用ドメインのアドレスに送信される SMTP メッセージを受け入れられる場合に限り、このオプションを使用します。
ステップ 11 [リンク(Link)] を選択します。
Cisco Unity ゲートウェイでのサイト間リンクの作成
次の手順を実行して、Cisco Unity ゲートウェイにサイト間リンクを作成します。
サイト ゲートウェイがフェールオーバー ペアの場合、この手順はプライマリ サーバだけで行ってください。この手順を実行する場合、プライマリ サーバがアクティブになっている必要があります。
注意 次の手順の
ステップ 12 を実行すると、Cisco Unity Connection オブジェクトの Cisco Unity への同期が自動的に開始されます。この手順は、トラフィックが最大の時間帯を避けて、通常の営業時間外に実行することを強くお勧めします。特に、Cisco Unity サイト ゲートウェイがプラットフォーム オーバーレイ 1 サーバの場合、同期アクティビティによって、ユーザのカンバセーションにかなりの遅れが生じる可能性があります。
Cisco Unity ゲートウェイでサイト間リンクを作成する
ステップ 1 Cisco Unity サイト ゲートウェイの Cisco Unity Administrator で、[ネットワーク(Network)] を参照して、[Connection ネットワーキング(Connection Networking)] を選択します。
ステップ 2 [Connection ネットワーキング(Connection Networking)] ページの [リモート設定ファイル(Remote Configuration File)] フィールドで、[参照(Browse)] を選択して、「Cisco Unity Connection ゲートウェイでサイト間リンクを作成する」のステップ 4 でダウンロードした Cisco Unity Connection 設定ファイルをアップロードします。
ステップ 3 [追加(Add)] を選択します。
ステップ 4 テンプレートには、「Cisco Unity ゲートウェイでの Cisco Unity Connection ユーザ用のテンプレートの設定」で選択または作成したテンプレートを選択します。テンプレートは Connection ユーザの Cisco Unity ディレクトリ オブジェクトの作成に使用されるため、Cisco Unity ユーザはこれらをメッセージの宛先に指定できるようになります。テンプレートを選択すると、サイト間リンクを作成できるようになります。
ステップ 5 オプションで、表示名サフィックスを入力します。Cisco Unity サイト ゲートウェイで Connection ユーザのディレクトリ オブジェクトと、レプリケートされたシステム同報リストを作成すると、このサフィックスはオブジェクトの表示名の最後に配置されます。これは Cisco Unity ユーザが、メッセージの宛先指定に使用する適切な連絡先を Microsoft Outlook などのディレクトリにアクセスするクライアント内で見つけるときに役立ちます。特に、サイト間リンクの作成前に Connection ユーザがすでに Active Directory アカウントを所有している場合に便利です。
ヒント Connection ユーザとシステム同報リストのオブジェクトにサフィックスを追加する必要がない場合は、[表示名サフィックス(Display Name Suffix)] フィールドのデフォルト テキストを削除して、このフィールドをブランクにします。
ステップ 6 [同報リストを同期(Synchronize Distribution Lists)] チェックボックスをオンにして、Connection サイトで作成されたシステム同報リストを Cisco Unity にレプリケートし、Cisco Unity ユーザがこれらをメッセージの宛先に指定できるようにします。(レプリケートされるのは、宛先指定に使用されたリスト名などの情報だけです)。
(注) 個々のシステム同報リストを Connection ゲートウェイによる同期に使用するには、これらのリストに同期を許可するマークが付いている必要があります。デフォルトでは、個々の Connection システム同報リストには同期を許可するマークが付いていますが、この設定は変更されている可能性があります。個々のリストの同期を有効にするタイミングと方法は、タスク リストによって警告されます。
ステップ 7 [音声名を同期(Synchronize Voice Names)] チェックボックスをオンにして、Cisco Unity で Connection ユーザの音声名とシステム同報リストを同期するようにします。
ステップ 8 「Cisco Unity Connection ゲートウェイでサイト間リンクを作成する」のステップ 6 で SSL を有効にした場合は、[Secure Sockets Layer(SSL)を使用する(Use Secure Sockets Layer (SSL))] チェックボックスをオンにします。Connection サイト ゲートウェイで自己署名証明書を使用している場合(Connection のデフォルト)は、[自己署名証明書を使用する(Use Self-Signed Certificates)] チェックボックスもオンにします。
ステップ 9 発信音声変換では、音声名を Connection サイト ゲートウェイに送信する前に他の形式に変換する必要がある場合は、[音声名(Voice Names)] フィールドでコーデックを選択します。
(注) 選択したコーデックが Connection サイト ゲートウェイにとって適切であることを確認します。サイト間リンクの作成後に録音形式を変更する必要がある場合は、Cisco Unity Administrator の [ネットワーク(Networking)] > [Connection ネットワーク(Connection Networking)] > [プロファイル(Profile)] ページにある [ボイス名の消去(Clear Voice Names)] ボタンと [全体の同期(Total Sync)] ボタンを使用して、すべての録音名を消去した後で、すべてのディレクトリ データと名前を再同期する必要があります。この処理はパフォーマンスに大きな影響を及ぼす可能性があるため、営業時間外に行ってください。
ステップ 10 確認したら、必要に応じて設定の入力を続行します。
ステップ 11 設定の入力が終了したら、[保存(Save)] アイコンを選択します。
ステップ 12 [参加(Join)] を選択します。
Cisco Unity と Cisco Unity Connection の相互運用のパーティションとサーチ スペースの設定
Cisco Unity Connection と Cisco Unity の間に初めてサイト間リンクを設定したとき、Cisco Unity ユーザは新しく作成されたパーティション(ホーム Cisco Unity サーバに基づく)に配置されています。このパーティションは、Connection のいずれのサーチ スペースにも属していないため、Connection ユーザは Cisco Unity ユーザをメッセージの宛先に指定できません。
ゲートウェイ間の最初のレプリケーションが完了して、Cisco Unity オブジェクトが Connection サイト全体でレプリケートされたら、Cisco Unity パーティションを含むようにサーチ スペースを再設定できます。(Cisco Unity ユーザ用に作成されたパーティションに Cisco Unity Connection ユーザまたはその他のオブジェクトは割り当てられません)。
さらに、Connection ロケーションごとに、Cisco Unity ユーザが内線番号で宛先指定できるローカル パーティションを指定できます。このパーティションに属する内線番号だけが、Cisco Unity にレプリケートされます。これらの内線番号は、Cisco Unity サイトでのメッセージの宛先指定と自動アテンダント ダイヤル発信に使用できます。レプリケートされた内線番号は、Cisco Unity サイト ゲートウェイのダイヤル発信ドメインに追加されます。ダイヤル発信ドメイン内の内線番号は一意である必要があるため、Connection サイト全体で選択されたパーティションのコレクションに、重複した内線番号を含めることはできません。このコレクションに重複した内線番号が含まれる場合、または Cisco Unity サイト ゲートウェイのダイヤル発信ドメインにすでに存在する内線番号が含まれる場合は、1 つまたは複数の内線番号が Cisco Unity ディレクトリから除外されます。Cisco Unity アプリケーションのイベント ログに警告が表示され、除外された各内線番号の所有者が示されます。すべての競合を修正したら、内線番号を更新するために、Cisco Unity サイト ゲートウェイで手動で再同期を実行する必要があります(Cisco Unity Administrator の [ネットワーク(Network)] > [Connection ネットワークのプロファイル(Connection Networking Profile)] ページの [全体の同期(Total Sync)] を選択)。
Connection ユーザが、ホーム サーバで設定された Cisco Unity ユーザが内線番号で宛先指定できるローカル パーティションに属する内線番号を所有しないという状況になることもあります。この場合、Cisco Unity ユーザは、このような Connection ユーザをメッセージの宛先として指定するには名前によるダイヤルを使用する必要があります。また、Cisco Unity サイトの発信者がユーザに到達するには、名前によるダイヤルのディレクトリ ハンドラを使用する必要があります。
Cisco Unity ユーザが内線番号で宛先指定できるローカル パーティションを設定するには、各 Connection サーバで次の手順を実行します。
(注) デフォルトでは、Connection ロケーションごとに、デフォルトの <サーバ名> パーティションが、Cisco Unity ユーザが内線番号で宛先指定できるローカル パーティションに使用されます。Cisco Unity ユーザは、このパーティションに内線番号を持たない Connection ユーザを、内線番号によるでメッセージの宛先に指定できません。
Cisco Unity Connection ロケーションで Cisco Unity ユーザが宛先指定できるパーティションを設定する
ステップ 1 Cisco Unity Connection Administration(任意のロケーション)で、[ネットワーク(Networking)] を展開して [ロケーション(Locations)] を選択します。
ステップ 2 [ローカル サイト(Local Site)] を展開して、ローカル ロケーション(Connection の管理にアクセスするロケーション)の表示名を選択します。
ステップ 3 [Cisco Unity ユーザが内線番号で宛先指定できるローカル パーティション(Local Partition That Cisco Unity Users Can Address To By Extension)] の下の [パーティション(Partition)] で、使用するパーティションの名前を選択します。
ステップ 4 [保存(Save)] を選択します。
ステップ 5 サイト内の各 Connection サーバでステップ 1 ~ステップ 4 を繰り返します。
同期する個々のシステム同報リストの設定
「Cisco Unity Connection ゲートウェイでサイト間リンクを作成する」のステップ 7 で [ディレクトリ データを同期するときに同報リストを含める(Include Distribution Lists When Synchronizing Directory Data)] チェックボックスをオンにした場合、Cisco Unity で作成したシステム同報リストを Cisco Unity Connection にレプリケートして、Connection ユーザがこれらをメッセージの宛先に指定できるようにします。ただしデフォルトでは、個々の Cisco Unity システム同報リストには同期を許可するマークが付いていません。マークを付けるには、Cisco Unity Tools Depot にある Public Distribution List Builder ツールを使用します。(リストの同期の設定または設定解除のオプションは、「Connection ネットワーキングの同報リストの設定」と呼ばれます)。
「Cisco Unity ゲートウェイでサイト間リンクを作成する」のステップ 6 で [同報リストの同期(Synchronize Distribution Lists)] チェックボックスをオンにした場合、Connection で作成したシステム同報リストを Cisco Unity にレプリケートできます。ただし、個々のリストに関する情報を Cisco Unity サイトに提供するために、リストの [同報リストの基本設定の編集(Edit Distribution List Basics)] ページで、[サイト間リンク経由のリモート サイトのレプリケート(Replicate to Remote Sites Over Intersite Links)] チェックボックスをオンにする必要があります。デフォルトでは、[サイト間リンク経由のリモート サイトのレプリケート(Replicate to Remote Sites Over Intersite Links)] はオンになっているので、個々の Connection システム同報リストにはデフォルトで同期のマークが付いています。ただしシステム同報リストのメンバーとして連絡先を許可するには、[サイト間リンク経由のリモート サイトのレプリケート(Replicate to Remote Sites Over Intersite Links)] をオフにする必要があります。そのため、メンバーとして連絡先を許可するように設定されたリストがある場合、これらはリモート サイトへのレプリケーションに使用されません。
個々のリストの同期を無効にするには、[サイト間リンク経由のリモート サイトのレプリケート(Replicate to Remote Sites Over Intersite Links)] をオフにします。個々のリストの同期を有効にするには、メンバーとして追加された連絡先をすべて削除し、[サイト間リンク経由のリモート サイトのレプリケート(Replicate to Remote Sites Over Intersite Links)] チェックボックスをオンにします。複数リストの同期を同時に有効または無効にするには、一括編集または一括管理ツールのいずれかを使用できます。
Connection ネットワーキング ユーザを含めるための Cisco Unity に認識されたユーザ メッセージの拡張
Cisco Unity Connection サイトのユーザが Cisco Unity ユーザを呼び出してメッセージを残すと、デフォルトで、Cisco Unity はそのメッセージが Connection ユーザからのメッセージであることを認識しません。発信者番号が Connection ユーザの内線番号または代行内線番号と一致する発信者を Cisco Unity で認識させるには、認識されたユーザ メッセージ(ISM)をネットワーク連絡先にまで拡張する必要があります。(VPIM などの別のタイプのネットワーキングも使用している場合は、ネットワーク連絡先の ISM をすでに有効にしている可能性があります)。
ISM を有効にして、Connection ネットワーキング ユーザやその他のネットワーク連絡先を含めるには、次の要件を満たしている必要があります。
• 各サーバでの自動アテンダントの検索範囲がダイヤル発信ドメインに設定されている必要があります。各サーバで、[自動アテンダントの検索範囲を設定する(Set Auto Attendant Search Scope)] フィールドが、Cisco Unity Administrator の [ネットワーク(Network)] > [プライマリ ロケーション(Primary Location)] > [プロファイル(Profile)] ページで [ダイヤル発信ドメイン(Dialing Domain)] に設定されていることを確認します。
• 認識されたユーザ メッセージが、各サーバで有効になっている必要があります。(デフォルトで、ISM は通常のユーザに対して有効になっています)。各サーバで、Cisco Unity Administrator の [システム(System)] > [設定(Configuration)] > [設定(Settings)] ページの [認識されたユーザ メッセージの無効化(Disable Identified Subscriber Messaging)] チェックボックスがオフになっていることを確認します(この設定は、レジストリに保存されます。システムがフェールオーバーを使用している場合は、プライマリ サーバとセカンダリ サーバの両方で設定を確認します)。
認識されたメッセージを拡張して Connection ネットワーキング ユーザを含めるには
ステップ 1 Cisco Unity サーバのデスクトップ上にある [Cisco Unity Tools Depot] アイコンをダブルクリックします。(ロケーションがフェールオーバーを使用している場合は、この手順をプライマリ サーバで開始します)。
ステップ 2 左側のペインで、[管理ツール(Administrative Tools)] の下の [詳細設定ツール(Advanced Settings Tool)] をダブルクリックします。
ステップ 3 [Unity 設定(Unity Settings)] ペインで、[ネットワーク:AMIS、Bridge、VPIM、および信頼できるインターネット ユーザに対する認識されたユーザ メッセージ(ISM)を有効にする(Networking - Enable Identified Subscriber Messaging (ISM) for AMIS, Bridge, VPIM and Trusted Internet Subscribers)] をクリックします。
ステップ 4 [項目の新しい値(New Value)] リストで、[1] をクリックし、[設定(Set)] をクリックします。
ステップ 5 プロンプトが表示されたら、[OK] をクリックします。
ステップ 6 [終了(Exit)] をクリックします。
ステップ 7 レジストリ設定を有効にするため、Cisco Unity を再起動します。
ステップ 8 ロケーションがフェールオーバーを使用している場合は、セカンダリ サーバでステップ 1 ~ステップ 7 を繰り返します。
ステップ 9 サイト内の各 Cisco Unity サーバでステップ 1 ~ステップ 8 を繰り返します。