Cisco Unity Connection 8.x で VPIM ネットワーキングを使用するための設定手順
ここでは、Cisco Unity Connection で VPIM ネットワーキングを設定するために必要なすべての手順を説明します。次の項を参照してください。
• 「設計上の決定と必要な情報の収集」
• 「ドメイン名の決定」
• 「IP アドレスを使用した名前の解決」
• 「リモート ボイス メッセージング システムとの接続性の確認」
• 「VPIM ロケーションの作成」
• 「VPIM ロケーションのカスタマイズ」
• 「VPIM 連絡先の作成」
• 「VPIM 連絡先ディレクトリの更新設定のカスタマイズ」
• 「各 VPIM ロケーションのユーザの別名の追加」
• 「別のボイス メッセージング システムを VPIM 用に設定するための Cisco Unity Connection に関する情報の収集」
VPIM ネットワーキングの概念の詳細な説明については、「Cisco Unity Connection 8.x の VPIM の概念」を参照してください。
設計上の決定と必要な情報の収集
Cisco Unity Connection での VPIM ネットワーキングの設定を始める前に、次のことを計画し、該当する情報を収集します。
• 番号計画の方針を再確認して、VPIM ロケーションにプレフィックスを入力する必要があるかどうかを判断し、どの番号を VPIM ロケーションのダイヤル ID として割り当てるかを決定します。
次のポリシーをお勧めします。
– 固定長のダイヤル ID を採用し、可能な場合には固定長の内線番号を採用します。
– 一意のダイヤル ID を割り当てます。ダイヤル ID は、他のダイヤル ID または内線番号と同じものにしないでください。
– 少なくとも 3 桁のダイヤル ID を割り当てます。
– ダイヤル ID の番号範囲は、内線番号の番号範囲とは別のものにします。001 や 002 など、内線番号と競合するダイヤル ID は使用しないでください。
– 可変長ダイヤル ID を使用する場合、各 ID の最初の桁は他のダイヤル ID に対して一意になります。
• パーティションとサーチ スペースを確認して、使用するパーティションと検索範囲を VPIM ロケーションごとに決定します。詳細については、『 System Administration Guide for Cisco Unity Connection 』( Release 8.x )( http://www.cisco.com/en/US/docs/voice_ip_comm/connection/8x/administration/guide/8xcucsagx.html から入手可能)の「 Managing Partitions and Search Spaces in Cisco Unity Connection 8.x 」の章の「Search Spaces and VPIM Locations」の項を参照してください。
• 着信 VPIM メッセージで受信した情報に基づいて、Connection がリモート ボイス メッセージング システム上のユーザの VPIM 連絡先レコードを自動的に作成、変更、および削除できるようにするかどうかをシステムごとに決定します。また、送信元の情報を VPIM 連絡先の表示名および内線番号にどのようにマッピングするかも決定します。
• 各リモート ボイス メッセージング システムで、Connection ユーザに、そのロケーションの受信者に対するメッセージのブラインド アドレス宛先検索を許可するかどうかを決定します。
• リモート ボイス メッセージング システムに関して、メールボックスの範囲、サーバ名、ドメイン名、IP アドレスをメモします。
ドメイン名の決定
VPIM メッセージは、<Mailbox Number>@<Domain Name> の形式で宛先指定されます。リモート ボイス メッセージング システムと Cisco Unity Connection の間でメッセージを交換するには、Connection ユーザをメッセージの宛先に指定するときにリモート ボイス メッセージング システムが使用するドメイン名を決定する必要があります。このドメイン名は、次の方法で設定します。
• リモート ボイス メッセージング システム上で、Connection に対応するロケーション プロファイルまたはノード プロファイルでドメイン名を設定します。(詳細については、リモート ボイス メッセージング システムのマニュアルを参照してください)。
• Cisco Unity Connection Administrationの [システム設定(System Settings)] > [SMTP サーバの設定(SMTP Server Configuration)] ページの [SMTP ドメイン(SMTP Domain)] フィールド。
ドメイン名が、Connection に対応するリモート ボイス メッセージング システムのロケーション プロファイルまたはノード プロファイルですでに設定されている場合、この項の手順ではそのドメイン名を使用してください。
ドメイン名の要件
ドメイン名は、ボイス メッセージング システムを一意に識別するものです。Connection とリモート ボイス メッセージング システムで使用するドメイン名を選択する場合は、次の点に注意してください。
• Connection およびリモート ボイス メッセージング システムは、同じドメイン名を使用できません。各システムがそれぞれ一意のドメイン名を使用する必要があります。
• リモート ボイス メッセージング システムで使用されるドメイン名の一部分は、Connection で完全なドメイン名として使用できません。たとえば、Connection がドメイン名 cisco.com を使用している場合、リモート ボイス メッセージング システムは、london.cisco.com、paris-cisco.com、romecisco.com などのドメイン名を使用できません。ただし、Connection で europe.cisco.com を使用して、リモート ボイス メッセージング システムで london.cisco.com、paris-cisco.com、および romecisco.com を使用することは可能です。
注意 これらの要件を満たしていないドメイン名を選択すると、メッセージの配信に失敗します。
IP アドレスを使用した名前の解決
VPIM メッセージングは、インターネットまたは任意の TCP/IP ネットワーク上で SMTP を通じて送信されます。このため、リモート ボイス メッセージング サーバ用の名前解決メカニズムが必要です。名前解決でサポートされるのは、Domain Name System(DNS; ドメイン ネーム システム)を使用する方法です。
リモート ボイス メッセージング サーバの Fully Qualified Domain Name(FQDN; 完全修飾ドメイン名)と IP アドレスを把握しておく必要があります。FQDN は、[システム設定(System Settings)] > [SMTP サーバの設定(SMTP Server Configuration)] ページに表示されます。
DNS に、リモート ボイス メッセージング サーバのホスト アドレス リソース(A)レコードとメール交換(MX)レコードを追加します。
A レコードと MX レコードを DNS に追加する方法の詳細については、DNS サーバのマニュアルを参照してください。
リモート ボイス メッセージング システムとの接続性の確認
SMTP メッセージの送受信を処理するサーバがリモート ボイス メッセージング サーバとネットワーク接続されていることを確認し、逆方向のネットワーク接続も確認します。
別のボイス メッセージング サーバがあるネットワークでは、そのサーバ上で SMTP サービスまたはゲートウェイをインストールおよび設定することが必要な場合があります。SMTP サービスまたは SMTP ゲートウェイをインストールする方法については、相手側のボイス メッセージング システムのマニュアルを参照してください。先に進む前に、SMTP サービスまたはゲートウェイが他のボイス メッセージング サーバにインストールされていることを確認します。
リモート ボイス メッセージング サーバとのネットワーク接続を確認する
ステップ 1 Connection サーバと同じローカル ネットワーク セグメントにあるコンピュータを使用して、コマンド プロンプト ウィンドウを開きます。
ステップ 2 「 ping <IP アドレス> 」と入力し、Enter キーを押します。<IP アドレス> は、リモート ボイス メッセージング サーバの IP アドレスです。
応答がない場合は、問題が解決されるまでネットワーク接続性の問題をトラブルシューティングします。その後ステップ 3 に進みます。
ステップ 3 「 ping <ドメイン名> 」と入力します。<ドメイン名> は、リモート ボイス メッセージング サーバをメッセージの宛先に指定するために使用されるドメイン名です。このステップのドメイン名は、VPIM ネットワーキングの設定時に Cisco Unity Connection Administrationで VPIM ロケーションに対して入力したドメイン名です。
ステップ 4 ステップ 2 で IP アドレスに ping を実行したときに応答を受信し、ステップ 3 でドメイン名に ping を実行したときに応答を受信しない場合は、「IP アドレスを使用した名前の解決」を参照してください。問題が解決されたら、ステップ 5 に進みます。
ステップ 5 反対方向のネットワーク接続性をテストします。Connection 以外のシステムでテストを実施する方法については、マニュアルを参照してください。ステップ 6 に進みます。この手順中の残りの手順は、各自のシステムで必要な手順と正確に一致せず、調整が必要な場合があります。
ステップ 6 リモート サーバ上で、着信 SMTP メッセージを処理するローカル サーバの IP アドレスに対して ping を実行します。
応答がない場合は、問題が解決されるまでネットワーク接続性の問題をトラブルシューティングします。その後ステップ 7 に進みます。
ステップ 7 リモート サーバ上で、ドメイン名に対して ping を実行します。このドメイン名は「ドメイン名の決定」で決定したドメイン名です。
ステップ 8 ドメイン名による ping が失敗する場合は、「IP アドレスを使用した名前の解決」を参照してください。
(注) オプションで、CLI コマンド「utils network ping」を使用してネットワーク接続を確認できます。
リモート ボイス メッセージング サーバとの SMTP 接続性を確認するには
ステップ 1 Connection サーバと同じローカル ネットワーク セグメントにあるコンピュータを使用して、コマンド プロンプト ウィンドウを開きます。
ステップ 2 「telnet <サーバ名> 25」と入力します。<サーバ名> は、TCP ポート 25 を使用している SMTP サーバの IP アドレスまたは FQDN です。
ステップ 3 各コマンドを入力後、Enter キーを押します。
ステップ 4 リモート メッセージング サーバが SMTP に接続されている場合は、サーバの FQDN や SMTP のバージョンとともに 220 応答が返されます。
ステップ 5 telnet テストが成功した場合は、quit と入力して telnet セッションを終了します。
VPIM ロケーションの作成
ユーザのメッセージ送信先となるリモート ボイス メッセージング システムごとに、Cisco Unity Connection 上に VPIM ロケーションを作成します。Connection でメッセージの交換相手となるボイス メッセージング システムの数が多い場合、ここでは、いくつかの VPIM ロケーションだけを設定して以降の設定に進むこともできます。Connection と、VPIM ロケーションが設定されたボイス メッセージング システムの間でメッセージ交換が正常に機能することを確認した後に、残りの VPIM ロケーションを作成します。
VPIM ロケーションを作成する
ステップ 1 Cisco Unity Connection Administration で、[ネットワーク(Networking)] を展開し、[VPIM] を選択します。
ステップ 2 [VPIM ロケーションの検索(Search VPIM Locations)] ページで、[新規追加(Add New)] を選択します。
ステップ 3 [VPIM ロケーションの新規作成(New VPIM Location)] ページで、適切な基本設定を入力します。(フィールド情報については、[ヘルプ(Help)] メニューで、[このページ(This Page)] を選択してください)。
(注) *(アスタリスク)マークの付いたフィールドは必須です。
ステップ 4 [保存(Save)] を選択します。
ステップ 5 [VPIM ロケーションの編集(Edit VPIM Location)] ページで、引き続き適切な設定を入力します。
ステップ 6 [VPIM ロケーションの編集(Edit VPIM Location)] ページで設定の入力が終了したら、[保存(Save)] を選択します。
VPIM ロケーションのカスタマイズ
Cisco Unity Connection Administrationを使用して、ユーザのメッセージ送信先となる各リモート ボイス メッセージング システムの VPIM ロケーションをカスタマイズできます。
VPIM ロケーションをカスタマイズする
ステップ 1 Cisco Unity Connection Administration で、[ネットワーク(Networking)] を展開し、[VPIM] を選択します。
ステップ 2 [VPIM ロケーションの検索(Search VPIM Locations)] ページで、カスタマイズする VPIM ロケーションの表示名を選択します。
ステップ 3 [VPIM ロケーションの編集(Edit VPIM Location)] ページで、必要な設定を変更します。(フィールド情報については、[ヘルプ(Help)] メニューで、[このページ(This Page)] を選択してください)。
ステップ 4 [VPIM ロケーションの編集(Edit VPIM Location)] ページで設定の変更が終了したら、[保存(Save)] を選択します。
Bulk Administration Toolを使用した複数の VPIM 連絡先の作成
Bulk Administration Tool(BAT)を使用すると、連絡先データを Comma-Separated Value(CSV; カンマ区切り形式)ファイルからインポートして、一度に複数の VPIM 連絡先を作成できます。CSV は、データ ストア間でデータを移動するための一般的なテキスト ファイル形式です。
次の手順を使用して、CSV ファイルを準備します。
VPIM 連絡先を作成するための CSV ファイルを準備する
ステップ 1 VPIM 連絡先の作成に使用するデータを CSV ファイルとして保存します。
1 つの CSV ファイルに含めるレコードは、7,500 以下にすることをお勧めします。この数を超えた場合、Bulk Administration Toolでデータをインポートするときに予期しない結果が生じることがあります。
ステップ 2 CSV ファイルを適切なディレクトリにコピーします。
ステップ 3 CSV ファイルを、スプレッドシート アプリケーション、またはデータの編集と再構成ができる別のアプリケーションで開きます。次の手順を実行します。
• ファイル内のデータがカンマで区切られ、タブ、スペース、セミコロンで区切られていないことを確認します。
• 空白文字、引用符、またはカンマがデータに含まれている場合は、文字列を引用符で囲みます。
ステップ 4 データを再配置して、カラムが、ステップ 5 に追加するカラム ヘッダーと同じ順序になるようにします。カラム ヘッダーの順序は順不同ですが、CSV ファイルを次に示すように設定することを推奨します。たとえば、次の例のデータ カラムは、連絡先のエイリアス、ユーザの姓、名、内線番号、リモート メールボックス ID(RemoteMailAddress)、VPIM ロケーション(DeliveryLocationDisplayName)の順になるようにソートされています。
aabade,Abade,Alex,2001,3000,Chicago VMS VPIM Location
kbader,Bader,Kelly,2002,3100,Chicago VMS VPIM Location
tcampbell,Campbell,Terry,2003,3200,Chicago VMS VPIM Location
lcho,Cho,Li,2004,3300,Chicago VMS VPIM Location
(注) 連絡先の作成に必要なカラム ヘッダーは、エイリアスと内線番号だけです。ただし、VPIM 連絡先を作成するには、リモート メールボックス ID と VPIM ロケーションのカラムも含める必要があります。
ステップ 5 最初のデータ行の上に、カラム ヘッダーを入力します。カラム ヘッダーは、カンマで区切って入力する必要があります。次に例を示します。
Alias,LastName,FirstName,Extension,RemoteMailAddress,DeliveryLocationDisplayName
ステップ 6 必要に応じて、先頭行にオプションのカラムを追加し、それに対応するインポート対象のデータを次の行以降に追加します。追加するときは、次の点を確認してください。
• カラム ヘッダーとデータがカンマで区切られていること。オプションのカラム ヘッダーについては、すべての行にデータが含まれている必要はありません。
• 空白文字、引用符、またはカンマがデータに含まれている場合は、文字列を引用符で囲みます。
ヒント 内線番号を入力するか、受信者名を音声で入力することで、通常の Connection ユーザをメッセージの宛先に指定するときと同じように VPIM 連絡先をメッセージの宛先に指定できるようにするには、各連絡先に ListInDirectory ヘッダーのカラムと 1 の値を含めます。オプションのカラム ヘッダーのリストについては、『User Moves, Adds, and Changes Guide for Cisco Unity Connection』(Release 8.x)(http://www.cisco.com/en/US/docs/voice_ip_comm/connection/8x/user_mac/guide/8xcucmacx.html から入手可能)の付録「Using the Cisco Unity Connection 8.x Bulk Administration Tool」にある「Required and Optional CSV Fields for Contacts」の表を参照してください。
ステップ 7 CSV ファイルに、インポートしないデータのカラムがある場合は、そのカラムを削除します。または、1 つのカラムを NOTES というタイトルにします。BAT では、NOTES というカラム ヘッダーの下にあるデータは無視されます。ただし、CSV ファイルに NOTES カラムを複数含めることはできません。
ステップ 8 各行に、各カラム ヘッダーに対応する適切なデータが含まれていることを確認します。
ステップ 9 ファイルを CSV ファイルとして保存します。
ステップ 10 次の「Bulk Administration Toolを使用して VPIM 連絡先を作成する」の手順に進みます。
Bulk Administration Toolを使用して VPIM 連絡先を作成する
ステップ 1 Cisco Unity Connection Administration で [Tools(ツール)] を展開し、[一括管理ツール(Bulk Administration Tool)] を選択します。
ステップ 2 [一括管理ツール(Bulk Administration Tool)] ページで、[操作の選択(Select Operation)] の下の [作成(Create)] を選択します。
ステップ 3 [オブジェクト タイプの選択(Select Object Type)] の下の [システム連絡先(System Contacts)] を選択します。
ステップ 4 [ファイルの選択(Select File)] の下の [参照(Browse)] を選択します。
ステップ 5 [ファイルの選択(Select File)] ダイアログボックスで、「VPIM 連絡先を作成するための CSV ファイルを準備する」で作成した CSV ファイルを保存したディレクトリを参照し、[開く(Open)] を選択します。
ステップ 6 [エラーログ ファイル名(Failed Objects Filename)] フィールドに、エラーが記録されるファイルのパスと名前を入力します。
ステップ 7 [送信(Submit)] を選択します。
CSV のエラーの修正
VPIM 連絡先の作成に失敗したデータは、失敗したオブジェクトのファイルに記録されます。Bulk Administration Toolは、CSV ファイル内の各行で最初に検出したエラーを報告します。エラーを修正してデータを再度インポートしたとき、同じ行にある別のエラーが BAT によって検出される場合があります。このような修正プロセス(BAT を実行してエラーを修正)を何回か繰り返して、すべてのエラーを検出し、修正する必要があります。
失敗したオブジェクトのファイルには、VPIM 連絡先の作成に失敗したレコードがすべて含まれています。このファイルを CSV ファイルとして保存し、BAT を再度実行するときに利用できます。BAT を実行すると、失敗したオブジェクトのファイルはその都度上書きされることに注意してください。
VPIM 連絡先の作成時に発生した CSV エラーを修正する
ステップ 1 Bulk Administration Tool操作が失敗した場合は、[失敗したオブジェクト ファイルのダウンロード(Download the Failed Objects File)] を選択すると、失敗したオブジェクトのレポート ファイルをただちに検証できます。
ステップ 2 このファイルを開き、各レコードの [FailureReason] カラムの情報を参照して、データの問題をすべて修正します。
ステップ 3 [FailureReason] カラムを削除するか、またはヘッダーを「 JUNK 」に変更します。
ステップ 4 データの修正が完了した後、このファイルを新しい名前で CSV ファイルとして保存します。
ステップ 5 ステップ 4 で保存した CSV ファイルを入力ファイルとして使用して、BAT を再度実行します。
BAT を実行するたびに、失敗したオブジェクトのファイルが上書きされることに注意してください(ただし、このツールを実行するたびに新しいファイル名を指定すると、上書きされません)。
ステップ 6 すべての VPIM 連絡先アカウントがエラーのない状態で作成されるまで、この手順を繰り返します。次に、「VPIM 連絡先を作成した後の作業」に進みます。
Cisco Unity Connection Administrationを使用した VPIM 連絡先の作成
Cisco Unity Connection Administrationを使用して、VPIM 連絡先を 1 つずつ作成できます。
Cisco Unity Connection Administrationを使用して VPIM 連絡先を作成する
ステップ 1 Cisco Unity Connection Administrationで、[連絡先(Contacts)] を展開して [連絡先(Contacts)] を選択します。
ステップ 2 [連絡先の検索(Search Contacts)] ページで、[連絡先(Contact)] メニューの [連絡先の新規作成(New Contact)] を選択します。
ステップ 3 [連絡先の新規作成(New Contact)] ページで、次の設定を入力して [保存(Save)] を選択します。
表 4-1 [連絡先の新規作成(New Contact)] ページの設定
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エイリアス(Alias) |
VPIM 連絡先のエイリアスを入力します。 |
名(First name) |
VPIM 連絡先の名を入力します。 |
姓(Last name) |
VPIM 連絡先の姓を入力します。 |
表示名(Display Name) |
VPIM 連絡先の表示名を入力します。 |
連絡先テンプレート(Contact Template) |
VPIM 連絡先の基礎となるテンプレートを選択します。 |
ステップ 4 [連絡先の基本情報の編集(Edit Contact Basics)] ページで、次の設定を入力して [保存(Save)] を選択します。
表 4-2 [連絡先の基本情報の編集(Edit Contact Basics)] ページの設定
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音声名(Voice Name) |
[再生/録音(Play/Record)] を選択して、VPIM 連絡先の名前を録音します。 |
ディレクトリに登録(List in Directory) |
この VPIM 連絡先を Connection のディレクトリに表示するには、このチェックボックスをオンにします。 |
パーティション(Partition) |
VPIM 連絡先が所属するパーティションを選択します。パーティションはグループ化されてサーチ スペースになります。サーチ スペースは、ユーザまたは外部発信者が Connection と対話しているときに到達できるオブジェクト(たとえば、ユーザや同報リスト)の範囲を定義するために使用されます。VPIM 連絡先は 1 つのパーティションだけに所属できます。パーティションは、複数のサーチ スペースに所属できます。 |
転送有効(Transfer Enabled) |
(省略可能) Connection が、VPIM 連絡先のリモート メールボックスにメッセージを送信するのではなく、VPIM 連絡先に関連付けられている電話番号に着信通話を転送するようにする場合は、このチェックボックスをオンにします。 |
転送先内線番号(Transfer Extension) |
(省略可能) 電話システムが、VPIM 連絡先に通話を転送するときに使用する電話番号を、必要に応じてアウトダイヤル アクセス コードを含めて入力します。このフィールドは、[転送有効(Transfer Enabled)] フィールドと連携します。 |
配信ロケーション(Delivery Location) |
VPIM 連絡先の VPIM ロケーションを選択します。 |
VPIM リモート メールボックス番号(VPIM Remote Mailbox Number) |
リモート ボイス メッセージング システム上の VPIM 連絡先のメールボックス番号を入力します。 |
ローカル内線番号(Local Extension) |
(省略可能) VPIM 連絡先に対して、Connection 内線番号方法に適合するローカル内線番号を割り当てられます。ローカル内線番号を使用すると、発信者は、内線番号を使用して VPIM 連絡先をメッセージの宛先に指定できるため、連絡先のロケーション ID とリモート メールボックス番号を覚えておく必要はありません。 さらに、[転送有効(Transfer Enabled)] フィールドと [転送先内線番号(Transfer Extension)] フィールドを設定した場合、発信者は VPIM 連絡先を識別し、その連絡先に転送されます。 |
ボイス コマンドを使用して連絡先にコールする電話番号(Phone Numbers to Call Contact by Using Voice Commands) |
(省略可能) 音声認識ユーザが、連絡先の特定の電話のタイプを指定して、VPIM 連絡先を呼び出せるようにするには、[ダイヤルする職場の番号(Dialed Work Phone)]、[ダイヤルする自宅の番号(Dialed Home Phone)]、[ダイヤルする携帯電話(Dialed Mobile Phone)] の各フィールドを使用します。 ダイヤルする電話番号には、外部通話のダイヤルに必要な追加の番号(たとえば 9)や、長距離ダイヤルに必要な追加の番号(たとえば 1)を含めます。 |
パーソナル着信転送ルールの連絡先を識別する電話番号(Phone Numbers to Identify Contact for Personal Call Transfer Rules) |
(省略可能) Connection がシステム連絡先からの着信通話に対してユーザのパーソナル着信転送ルールを照合するときに使用する電話番号を入力するには、[職場の電話(Work Phone)]、[自宅の電話(Home Phone)]、[携帯電話(Mobile Phone)]、[別の電話番号 1(Other Number 1)]、および [別の電話番号 2(Other Number 2)] の各フィールドを使用します。 |
ステップ 5 作成する残りすべての VPIM 連絡先について、ステップ 2 ~ステップ 4 を繰り返します。
VPIM 連絡先を作成した後の作業
VPIM 連絡先を作成した後は、次の点に注意してください。
• 新しく作成した VPIM 連絡先をメッセージの受信に使用できるようになるまでに、数分かかります。
• 個々の VPIM 連絡先の設定は、Cisco Unity Connection Administrationで変更できます。
• 内線番号など、VPIM 連絡先の一意の設定を複数の連絡先について一度に変更するには、Bulk Administration Toolを再度実行します。
• VPIM 連絡先が Connection アカウントを必要としなくなった場合は、その VPIM 連絡先を削除できます。詳細については、「Cisco Unity Connection 8.x での VPIM 連絡先の削除」を参照してください。
VPIM 連絡先ディレクトリの更新設定のカスタマイズ
VPIM 連絡先を手動で作成、変更、削除するほかに、Cisco Unity Connection の設定を変更することで、着信 VPIM メッセージに含まれている情報に基づいて VPIM 連絡先ディレクトリ内のレコードを自動的に更新できます。作成、変更、削除の操作を自動的に実行するかどうか、および着信情報をレコードの作成または変更でどのように使用するかを制御する設定値は、VPIM ロケーションごとに個別に設定できます。デフォルトでは、どの VPIM ロケーションについてもディレクトリの自動更新は実行されません。
管理者が VPIM ロケーションごとに選択する [連絡先作成(Contact Creation)] の設定に応じて、Connection は着信 VPIM メッセージのヘッダーから情報を取得して使用します。VPIM メッセージを VPIM ロケーション上の送信者から受信し、そのロケーションが VPIM 連絡先を自動作成できるように設定されている場合、その送信者の情報と一致する既存の VPIM 連絡先がないときは、新しい VPIM 連絡先レコードが作成されます。ただし、VPIM メッセージに次の情報が含まれている必要があります。
• 電話番号
• テキスト名
• ドメイン名
• 名前の録音(VPIM ロケーションの設定に応じて、必要な場合)
この他の [連絡先作成(Contact Creation)] 設定を使用すると、VPIM 連絡先の解析されたテキスト名を、姓、名、表示名にどのようにマッピングするか、および電話番号を内線番号にどのようにマッピングするかを指定できます。
(注) VPIM ロケーションの [連絡先作成(Contact Creation)] ページにある [VPIM の連絡先の内線番号のマップ先(Map VPIM Contact extensions to)] 設定を変更した場合、変更内容が適用されるのは、設定を保存した後に作成される VPIM 連絡先だけです。[VPIM の連絡先の内線番号のマップ先(Map VPIM Contact extensions to)] の設定を変更する前から存在している VPIM 連絡先は、自動的には更新されません。この VPIM ロケーションの既存 VPIM 連絡先の内線番号は、それぞれ手動で変更する必要があります。
VPIM メッセージを配信ロケーション上の送信者から受信し、そのロケーションが VPIM 連絡先を自動変更できるように設定されている場合、その送信者の情報と一致する既存の VPIM 連絡先があるときは、VPIM 連絡先が更新されます。VPIM 連絡先の情報は、VPIM 連絡先からメッセージを受信するたびに更新することも、メッセージを VPIM 連絡先から受信したときに、その連絡先のテキスト名がディレクトリ エントリの作成後に変更されている場合に限り、更新することもできます。また、変更する際に、表示名に対する更新を許可するかどうかも決定できます。
Connection ユーザから VPIM 連絡先にメッセージを送信して Non-Delivery Receipt(NDR; 不達確認)が発生した場合は、宛先となる受信者が存在していないためにメッセージを配信できなかったことを示します(SMTP 5.1.1)。VPIM ロケーションが VPIM 連絡先を自動削除できるように設定されている場合、この VPIM 連絡先は削除されます。
VPIM ロケーションの連絡先作成の設定値は、Cisco Unity Connection Administrationを使用して更新できます。次の項を参照してください。
• 「VPIM 連絡先作成の設定値を設定する前に」
• 「Cisco Unity Connection Administrationを使用した VPIM 連絡先の作成設定値の設定」
VPIM 連絡先作成の設定値を設定する前に
VPIM ロケーションの連絡先作成の設定値を設定する場合は、次の点を事前に考慮してください。
• 変更できない固有の表示名を VPIM 連絡先にあらかじめ入力しておき、連絡先レコードの他のフィールドについては自動変更できるようにするには、[VPIM の連絡先の表示名の更新を許可する(Allow VPIM Contact Display Name Updates)] チェックボックスをオフのままにします。この場合、連絡先の姓、名、および名前の録音は自動更新によって変更される可能性があります。これにより、音声名が更新され表示名が更新されない場合に、不一致が発生します。
• [録音名なしの VPIM の連絡先を許可する(Allow VPIM Contacts Without Recorded Voice Names)] チェックボックスがオフになっている場合、着信メッセージに Originator-Spoken-Name 添付ファイルが含まれていないときは、新しい VPIM 連絡先が作成されません。また、VPIM 連絡先の自動変更が有効になっている場合、着信メッセージの送信者が既存の VPIM 連絡先と一致し、メッセージにこの添付ファイルが含まれていないときは、当該の VPIM 連絡先が削除されます。
• [録音名なしの VPIM の連絡先を許可する(Allow VPIM Contacts Without Recorded Voice Names)] チェックボックスがオンで、VPIM 連絡先の自動変更が有効になっていて、着信メッセージに Originator-Spoken-Name 添付ファイルが含まれていない場合、送信者が既存の VPIM 連絡先と一致したときは、既存の名前の録音が削除されます。
• [VPIM の連絡先の内線番号のマップ先(Map VPIM Contact Extensions To)] フィールドで選択されたオプションを使用して、着信メッセージに含まれている電話番号を内線番号に正しくマッピングできない場合、その送信者の VPIM 連絡先は作成されません。
Cisco Unity Connection Administrationを使用した VPIM 連絡先の作成設定値の設定
VPIM ロケーションを作成した後は、その VPIM ロケーションのディレクトリ自動更新を制御する設定値を Cisco Unity Connection Administrationを使用して設定できます。
Cisco Unity Connection Administrationを使用して VPIM 連絡先の作成設定値を設定する
ステップ 1 Cisco Unity Connection Administrationで、[ネットワーク(Networking)] を展開し、[VPIM ロケーション(VPIM Locations)] を選択します。
ステップ 2 [VPIM ロケーションの検索(Search VPIM Locations)] ページで、連絡先の作成設定値を設定する VPIM ロケーションの名前を選択します。
ステップ 3 [VPIM ロケーションの編集(Edit VPIM Location)] ページで、[編集(Edit)] メニューの [連絡先作成(Contact Creation)] を選択します。
ステップ 4 VPIM メッセージが着信したとき、その送信者に対応する VPIM 連絡先レコードがまだ存在していない場合に、このロケーションの VPIM 連絡先レコードが自動的に作成されるようにするには、[連絡先作成(Contact Creation)] ページで [VPIM の連絡先を自動的に作成する(Automatically Create VPIM Contacts)] チェックボックスをオンにします。
ステップ 5 ステップ 4 で [VPIM の連絡先を自動的に作成する(Automatically Create VPIM Contacts)] チェックボックスをオンにした場合は、[連絡先テンプレート(Contact Template)] リストで、自動的に作成される連絡先の基礎となるテンプレートを選択します。
ステップ 6 [VPIM の連絡先を自動的に変更する(Automatically Modify VPIM Contact)] フィールドで、このロケーションの VPIM 連絡先に適用する、次のいずれかの設定を選択します。
• [連絡先を自動的に更新しない(No Automatic Update of Contacts)]:着信メッセージの送信者情報が変更されていたとき、VPIM メッセージに含まれている送信者情報を使用して VPIM 連絡先レコードを更新しません。
• [テキスト名が変更される時のみ(Only When the Text Name Changes)]:VPIM メッセージで受信したテキスト名が、VPIM 連絡先の名前と一致しない場合に限り、VPIM 連絡先レコードを更新します。
• [各 VPIM メッセージ(With Each VPIM message)]:このロケーションの VPIM 連絡先から VPIM メッセージが着信するたびに、対応する VPIM 連絡先レコードが更新されます。
ステップ 7 VPIM メッセージが配信不能として返された場合に、このロケーションの VPIM 連絡先を自動的に削除できるようにするには、[VPIM の連絡先を自動的に削除する(Automatically Delete VPIM Contact)] チェックボックスをオンにします。
ステップ 8 このロケーションからの着信メッセージで送信者の表示名が変更されていた場合に、VPIM 連絡先の表示名を自動的に更新できるようにするには、[VPIM の連絡先の表示名の更新を許可する(Allow VPIM Contact Display Name Updates)] チェックボックスをオンにします。
ステップ 9 このロケーションで、録音名を持たない VPIM 連絡先レコードに対する自動更新を有効にするには、[録音名なしの VPIM の連絡先を許可する(Allow VPIM Contacts Without Recorded Voice Names)] チェックボックスをオンにします。
ステップ 10 [テキスト名のマッピング(Mapping Text Names)] フィールドで、このロケーションからの着信メッセージに含まれているテキスト名を、自動作成された VPIM 連絡先レコードの表示名にどのようにマッピングするかについて、次のいずれかのオプションを選択して指定します。
• [VPIM の連絡先の表示名に直接(Directly to VPIM Contact Display Names)]:VPIM 連絡先の表示名は、対応するテキスト名と一致します。
• [カスタム(Custom)]:テキスト名から VPIM 連絡先の表示名へのマッピング方法を定義するルールを入力します。トークン <FN>、<LN>、および <TN>(それぞれ名、姓、テキスト名)を他のテキストと任意に組み合わせて入力できます。<FN>、<LN>、および <TN> の前には、空白文字、カンマ、またはセミコロン(;)を必ず入力します。ただし、ルールの先頭になる場合は除きます。また、トークンが規則の最後にない限り、必ずトークンの後にスペース、カンマ、セミコロンのいずれかを入力します。規則の先頭または末尾には、追加の文字は不要です。
ステップ 11 [VPIM の連絡先の内線番号のマップ先(Map VPIM Contact Extensions To)] フィールドで、このロケーションからの着信メッセージに含まれている電話番号を、自動作成された VPIM 連絡先レコードの内線番号にどのようにマッピングするかについて、次のいずれかの設定を選択して指定します。
• [電話番号(Phone Number)]:内線番号は、着信 VPIM メッセージを解析して得られた電話番号と同じものになります。
• [電話番号 - リモート電話プレフィックス(Phone Number - Remote Phone Prefix)]:内線番号は、電話番号の先頭部分からリモート電話プレフィックスを削除して生成されます。
• [ロケーション ダイヤル ID + 電話番号(Location Dial ID + Phone Number)]:内線番号は、電話番号の前にロケーション ダイヤル ID を付加して生成されます。
• [ロケーション ダイヤル ID + 電話番号 - リモート電話プレフィックス(Location Dial ID + Phone Number - Remote Phone Prefix)]:内線番号は、電話番号の先頭部分からリモート電話プレフィックスを削除し、残りの番号の前にロケーション ダイヤル ID を付加して生成されます。
ステップ 12 [保存(Save)] を選択します。
ステップ 13 [VPIM ロケーション(VPIM Location)] メニューの [VPIM ロケーションの検索(Search VPIM Locations)] を選択します。
ステップ 14 残りすべての VPIM ロケーションについて、ステップ 2 ~ステップ 13 を繰り返します。
各 VPIM ロケーションのユーザの別名の追加
Cisco Unity Connection システムが音声認識オプションを使用する場合は、VPIM ロケーションに付ける表示名のユーザの別名を指定することもできます。ユーザは、ボイス コマンドを使用して VPIM ロケーションのメールボックス番号に対するブラインド アドレス宛先検索を実行する場合、表示名を告げます(たとえば、Seatle という VPIM ロケーションの内線番号 55 を宛先に指定する場合、ユーザは「five five at Seattle」と言います)。また、ボイス コマンドを使用して VPIM ロケーションの VPIM 連絡先名をメッセージの宛先に指定する場合も、表示名を告げます(たとえば、「Robin Smith in Chicago」)。VPIM ロケーションの表示名に管理情報が含まれており、その管理情報をユーザが知らない可能性のある場合、または、略語ではよくあることですが、VPIM ロケーションの表示名の発音が、通常考えられる読み方と異なる場合、ユーザの別名を指定することを検討してください。また、ユーザが 1 つのロケーションに対してさまざまな呼び方をする傾向にある場合も、ユーザの別名の追加を検討してください。たとえば、あるサイトのユーザがあるロケーションを「Seattle branch」と呼び、別のサイトのユーザが同じロケーションを「Seattle office」と呼ぶ場合は、「Seattle branch」と「Seattle office」の両方をユーザの別名として追加できます。
VPIM ロケーションのユーザの別名を追加する
ステップ 1 Cisco Unity Connection Administrationで、[ネットワーク(Networking)] を展開し、[VPIM ロケーション(VPIM Locations)] を選択します。
ステップ 2 [VPIM ロケーションの検索(Search VPIM Locations)] ページで、ユーザの別名を追加する VPIM ロケーションの名前を選択します。
ステップ 3 [VPIM ロケーションの編集(Edit VPIM Location)] ページで、[編集(Edit)] メニューの [ユーザの別名(Alternate Names)] を選択します。
ステップ 4 [ユーザの別名の編集(Edit Alternate Names)] ページの [表示名(Display Name)] フィールドに VPIM ロケーションのユーザの別名を入力し、[新規追加(Add New)] を選択します。
ステップ 5 [VPIM ロケーション(VPIM Location)] メニューの [VPIM ロケーションの検索(Search VPIM Locations)] を選択します。
ステップ 6 ユーザの別名を追加する残りすべての VPIM ロケーションについて、ステップ 2 ~ステップ 5 を繰り返します。
別のボイス メッセージング システムを VPIM 用に設定するための Cisco Unity Connection に関する情報の収集
別のボイス メッセージング システムを、Cisco Unity Connection と VPIM メッセージを交換するように設定するには、次の情報が必要です。
• 着信 SMTP メッセージを処理する SMTP サーバのサーバ名とドメイン名。
• 対応する VPIM ロケーション ページで入力した、Connection の電話プレフィックスおよびリモート電話プレフィックス(それぞれ存在する場合)。
• Connection ユーザのメールボックス番号の範囲。
着信 VPIM メッセージは、この SMTP サーバにルーティングする必要があります。リモート ボイス メッセージング システム上で Connection のロケーションを定義するときは、この SMTP サーバに対して入力したドメイン名を使用します。
Connection は、着信 VPIM メッセージが次の形式になっていることを前提としています。
<ConnectionPhonePrefix+ConnectionUserExtension@PrimaryLocationSMTPDomainName>
これらの個々のプロパティは Connection で設定しますが、他のボイス メッセージング システムでも同様の情報を設定する必要があります。