レポートの概要
Cisco Unity Connection Administration では、次のレポートを生成することができます。
表21-1 システム設定と通話管理に関するレポート
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電話インターフェイスでの失敗したログオン |
電話での Connection へのログオンが失敗した場合に、そのすべてのログオン試行について次の情報が含まれています。 • ログオンに失敗したユーザのユーザ名、エイリアス、発信者 ID、および内線番号。 • ログオン試行が失敗した日時。 • ユーザが、ログオン失敗の最大回数に達したかどうか。 |
ユーザ |
各ユーザに関する次の情報が含まれています。 • 姓、名、およびエイリアス。 • ユーザに関連付けられている Connection サーバを識別するための情報。 • 課金 ID、サービス クラス、および内線番号。 • アカウントがロックされているかどうか。 • ユーザがパーソナル着信転送ルールを有効にしているかどうか。 |
ユーザのメッセージ アクティビティ |
送受信されたメッセージに関して、次の情報がユーザごとに含まれています。 • 名前、内線番号、およびサービス クラス。 • 各メッセージの日時。 • 各メッセージの送信元に関する情報。 • 完了した操作(新しいメッセージ、メッセージの開封、MWI オン要求など)。 • ユーザが受信した新しいメッセージの数、およびメッセージ発信者に関する情報。 • 発信番号と結果。 |
同報リスト |
次の情報が含まれています。 • リストの名前と表示名。 • リストの作成日時。 • 同報リストの作成日時は、グリニッジ標準時で示されます。 • リストに含まれているユーザの番号の数。 • [Include List Members] チェックボックスをオンにした場合は、リストのメンバーになっている各ユーザのエイリアスのリスト。 |
ユーザ ロックアウト |
ユーザのエイリアス、ユーザがログオンに失敗した回数、資格のタイプ(結果が「4」の場合は Connection ガイダンスからのログオン試行を示し、「3」の場合は Web アプリケーションからのログオン試行を示す)、およびアカウントがロックされた日時が含まれています。
(注) ユーザ アカウントのロックアウト日時は、グリニッジ標準時で示されます。
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未使用ボイスメール アカウント |
ユーザのエイリアスと表示名、およびユーザ アカウントの作成日時が含まれています。
(注) ユーザ アカウントの作成日時は、グリニッジ標準時で示されます。
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転送電話課金 |
各通話に関する次の情報が含まれています。 • ユーザの名前、内線番号、および課金 ID。 • 通話が発生した日時。 • ダイヤルされた電話番号。 • 転送の結果(接続、応答なし(RNA)、通話中、不明)。 |
発信課金詳細 |
次の情報が含まれています。これらの情報は、日付および電話をかけたユーザの内線番号に基づいて整理されています。 • 名前、内線番号、および課金 ID。 • 通話の発生日時。 • ダイヤルされた電話番号。 • 通話の結果(接続、応答なし(RNA)、通話中、不明)。 • 通話の長さ(秒)。 |
発信課金要約 |
出力は、日付および電話をかけたユーザの名前、内線番号、および課金 ID に基づいて整理されています。この出力は 1 日(24 時間)のリストであり、指定された日の各 1 時間の発信時間(秒単位)が示されています。 |
コール ハンドラ トラフィック |
各コール ハンドラに関する次の情報が含まれています。1 日の各 1 時間に 1 行使用されています。 • 通話の合計数。 • 各タッチトーン キーが押された回数。 • 内線。 • 無効な内線番号。 • グリーティング再生後の操作が発生した回数。 • 発信者が電話を切った回数。 |
システム コンフィギュレーション |
Connection システムのコンフィギュレーションのすべての面に関する、詳細な情報が含まれています。 |
レポート設定パラメータの設定
Cisco Unity Connection は、レポート生成の基礎となるデータを収集して格納するように自動的に設定されます。生成するレポートの出力内容に応じて、次のパラメータを調整することができます。レポートのパラメータ設定は、すべて Cisco Unity Connection Administration の [System Settings] > [Advanced] > [Reports] ページにあります。
• [Milliseconds Between Data Collection Cycles]:デフォルトでは、30 分(1,800,000 ミリ秒)に設定されています。この設定によって、レポート データを収集する各サイクル間に Connection が待機する時間の長さを制御します。
• [Days to Keep Data in Reports Database]:デフォルトでは、180 日に設定されています。生成しようとするレポートに対して、この日数を超える値を対象期間として指定しても、データの日数はここで設定する値によって制限されます。
• [Maximum Records in Report Output]:デフォルトでは、25,000 レコードに設定されています。このフィールドに指定できる最大値は、30,000 レコードです。生成しようとするレポートで、レコード数がこの許容最大値を超える場合は、レポートを何回かに分けて生成します。たとえば、データ範囲を狭くするか、各期間に含まれるユーザ アカウントの数を減らします。
(注) ユーザのメッセージ アクティビティ レポートでは、[Maximum Records in Report Output] の設定が、デフォルトの 25,000 レコードではなく 15,000 レコードに制限されます。これは、レポートのサイズが大きくなるためです。
• [Minimum Records Needed to Display Progress Indicator]:デフォルトでは、2,500 レコードに設定されています。このフィールドに指定できる最大値は、10,000 レコードです。進捗インジケータの目的は、要求したレポートのサイズが大きく、完了に時間がかかる場合に警告することです。Connection では、レポートはブラウザから生成します。このブラウザ セッションは、レポートを生成している間は開いたままにしておく必要があります。データベースのサイズや生成しているレポートのタイプによっては、レポートの生成に時間がかかることがあります。この間、管理者はブラウザを使用できず、Connection Administration セッションを開いたままにしておく必要があります。
レポート データのアーカイブ
レポート データは、設定したデータ保存期間パラメータに基づいて、徐々に上書きされていきます。履歴を残すためにレポートを保管しておく場合は、レポートを定期的に生成するスケジュールを計画し、それらのレポートを Cisco Unity Connection サーバ以外の場所に保存することをお勧めします。
レポートの生成と表示
レポートを生成する場合、次の項目の一部またはすべてを指定できます。
• レポートに含めるオブジェクト(ユーザ アカウントやコール ハンドラなど)
• レポートに含める日付と時刻の範囲
• レポート内のデータのソート順
レポートのファイル形式についても、次の中から選択できます。
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HTML ファイル。レポート出力は、Web ブラウザに表示されます。 小さなレポートをすぐに表示するには、この形式を選択します。Web ページ レポートを Connection サーバ上で直接表示すると、システムのパフォーマンスに影響する可能性があります。したがって、この場合の Web ページ レポートのサイズは 250 レコードに制限されています。250 レコードを超える Web ページ レポートを実行する場合は、Connection Administration を別のコンピュータから参照し、レポートを生成します。 レポートを保管しておく場合は、PDF レポートを生成することをお勧めします。 |
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テキスト ファイル(カンマ区切り、または CSV ファイルとも呼ばれる)。レポート出力は、カンマ区切りのデータ ストリングとして表示されます。スプレッドシート プログラムなど、別のアプリケーションで情報を表示または印刷する場合に、この形式を選択します。 |
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レポート出力は、読みやすい形式で PDF として表示されます。PDF は、印刷および保存することができます。レポートを保管しておく場合は、この形式を選択することをお勧めします。 |
レポートを生成するには、システムがビジー状態でないときが最適です。Connection が多くの通話を処理していない通常の営業時間後、または他のプロセスが実行中でない場合(たとえば、フル バックアップの前後)です。レポート生成要求は、キューに入れられます。複数のレポートが(それぞれ別のブラウザから)同時に生成される場合、レポートは順に待機し、一度に 1 つずつ処理されます。
注意 システムがビジー状態のときに大きなレポートを生成すると、システム リソースを消費し、結果としてシステム ユーザに対する応答時間が長くなる可能性があります。
レポートは、事前にスケジュールを設定することができません。また、レポートの生成中に Connection サーバをシャットダウンするか、Connection Administration のブラウザ セッションを閉じると、レポートの生成はキャンセルされます。
レポートを生成して表示する
ステップ 1 Cisco Unity Connection Administration で、 [Monitoring & Reports] を展開し、 [Reports] をクリックします。
ステップ 2 [Reports] ページで、生成するレポートの名前をクリックします。
ステップ 3 レポート出力のファイル形式を、次の中から選択します。
• [Web Page]
• [Comma-Delimited File]
• [PDF File]
ステップ 4 適切な開始日時と終了日時(年、月、日、時刻)をクリックして、日付範囲を設定します。
ステップ 5 必要に応じて、その他のパラメータを設定します。
ステップ 6 [Generate Report] をクリックします。
ステップ 7 ステップ 3 で選択したファイル形式に応じた方法で、レポート出力を表示します。
• [Web Page] を選択した場合、レポート出力はブラウザ ウィンドウに表示されます。
• [Comma-Delimited File] を選択した場合は、ファイル ダウンロード ダイアログボックスが表示され、ファイルを開くか、保存するように求められます。
• [PDF File] を選択した場合は、ファイル ダウンロード ダイアログボックスが表示され、ファイルを開くか、保存するように求められます。