メモリ増設またはハードディスク交換(特定のサーバのみ)
(注) アップグレードするサーバでメモリ増設もハードディスク交換も必要ない場合は、この項を省略してください。
Cisco Unity Connection の使用に適したサーバにするには、次の作業が必要になる場合があります。
• 任意の構成で Connection 7.x を実行するためのメモリ増設
• 音声認識とデジタル ネットワーキングの両方が設定されている場合に、指定された数の Connection ユーザをサポートするためのメモリ増設
• Connection クラスタをサポートするためのハードディスク交換
http://www.cisco.com/en/US/products/ps6509/products_data_sheets_list.html にある『 Cisco Unity Connection サポート対象プラットフォーム 』で、該当するサーバ固有の表を参照してください。
警告 オン/オフ スイッチのあるシステムで作業を始める場合は、はじめに電源スイッチをオフにし、電源コードのプラグを抜いてください。ステートメント 1
警告 シャーシを開ける前に、TNV(Telephone Network Voltage; 電話網電圧)に接触しないように電話網ケーブルの接続を切ります。ステートメント 2
警告 この装置の設置およびメンテナンス作業は、AS/NZS 3260 の 1.2.14.3 条に定義されているサービス要員が行う必要があります。ステートメント 88
警告 この手順を行う際には、ESD によるカードの損傷を防ぐため、静電気防止用リスト ストラップを着用してください。電気ショックを防ぐために、装置の背面を直接手や金属で触らないようにします。ステートメント 94
警告 この製品には安全カバーが不可欠です。安全カバーを設置していない装置は操作しないでください。安全カバーが正しく設置されていない装置を扱うと、安全認可が無効になり、火災や電気による事故を引き起こす恐れがあります。ステートメント 117
警告 雷が発生しているときは、システムに手を加えたり、ケーブルの接続や取り外しを行わないでください。ステートメント 1001
警告 必ず設置手順を読んでから、システムを電源に接続してください。ステートメント 1004
警告 この装置をラックに設置したり保守作業を行ったりするときは、人身事故を防ぐため、システムが安定しているかどうかを十分に確認する必要があります。次の注意事項に従ってください。
• ラックにこの装置を単独で設置する場合は、ラックの一番下に設置します。
• ラックに別の装置がすでに設置されている場合は、最も重量のある装置を一番下にして、重い順に下から上へ設置します。
• ラックに安定器具が付属している場合は、その安定器具を取り付けてから、装置をラックに設置するか、またはラック内の装置の保守作業を行ってください。ステートメント1006
警告 不適切なバッテリに交換すると、爆発の危険性があります。製造元が推奨するものと同じまたは同等のバッテリだけを使用してください。使用済みバッテリは、製造元が指示する方法に従って処分してください。ステートメント 1015
警告 この装置は立ち入り制限区域内に設置することが前提になっています。立ち入り制限区域とは、鍵、錠、またはその他の保全手段を使用しないと立ち入ることができない区域です。ステートメント 1017
警告 感電事故を防ぐため、Safety Extra-low Voltage(SELV)回路を Telephone-Network Voltage(TNV; 電話網電圧)回路に接続しないでください。LAN ポートには SELV 回路、WAN ポートには TNV 回路が使用されています。LAN ポートおよび WAN ポートによっては、どちらも RJ-45 コネクタが使用されている場合があります。ケーブルを接続するときは注意してください。ステートメント 1021
警告 火災の危険性を抑えるため、No. 26 AWG 以上の通信回線コードだけを使用してください。ステートメント 1023
警告 この装置はアース接続する必要があります。アース導体を破損しないよう注意し、アース導体を正しく取り付けないまま装置を稼働させないでください。アース接続が適正であるかどうかわからない場合には、電気検査機関または電気技術者に相談してください。ステートメント 1024
警告 ブランクの前面プレートおよびカバー パネルは、3 つの重要な役割を果たします。シャーシ内部の危険な電圧および電流に接触しないように防御の役割を果たします。他の機器に悪影響を与える EMI(電磁干渉)を外に出しません。さらに、シャーシ全体に冷却用の空気を流します。カード、前面プレート、前面カバー、および背面カバーがすべて取り付けられてから、システムを稼働させてください。ステートメント 1029
警告 この装置の設置、交換、保守は、訓練を受けた相応の資格のある人が行ってください。ステートメント 1030
警告 この製品を廃棄処分する際は、各国の法律および規制に従って取り扱ってください。ステートメント 1040
上記の安全上の警告の各国語版については、
http://www.cisco.com/en/US/docs/voice_ip_comm/connection/regulatory/compliance/ucwarns.html にある『 Regulatory Compliance and Safety Information for Cisco Unity Connection 』を参照してください。
メモリを増設する、またはハードディスクを交換する(特定のサーバのみ)
ステップ 1 カバーを取り外します。
ステップ 2 メモリを増設しない場合は、ステップ 3 に進みます。
サーバ モデルに応じて、メモリ モジュールを適切なスロットまたは場所に取り付けます。詳細については、 http://www.cisco.com/en/US/products/ps6509/products_data_sheets_list.html にある『 Cisco Unity Connection サポート対象プラットフォーム 』を参照してください。
注意 新しいメモリ モジュールを誤ったスロットに取り付けると、サーバとオペレーティング システムがそのモジュールを認識しない場合や、Cisco Unity Connection のパフォーマンスが低下する場合があります。
ステップ 3 ハードディスクを交換しない場合は、ステップ 4 に進みます。
注意 既存のハードディスクを取り外し、それと同じ台数のハードディスクを取り付ける必要があります。台数が異なると、Cisco Unity Connection のインストールが失敗します。
次の手順に従って、ハードディスクを交換します。
a. サーバにおけるハードディスクの現在の場所(ハードディスクとハードディスク スロットの対応関係も含む)を書き留めます。交換時に障害が発生して現在の構成に戻す必要が生じた場合に、既存のハードディスクを現在の場所に戻す必要があるためです。
b. サーバからドライブ トレイを取り外します。
c. ドライブ トレイから古いハードディスクを取り外します。
d. 新しいハードディスクをドライブ トレイに装着します。
e. ステップ a. で書き留めた場所にドライブ トレイを再度取り付けます。
ステップ 4 カバーを再度取り付けます。
Exchange 情報へのアクセス権を持つユーザの外部サービス アカウントにおける電子メール アドレスの調整
この項の手順は、Connection 2.x からアップグレードする場合にのみ必要です(外部サービス アカウントのデータベース エントリが、バージョン 7.x に移行されます)。
Connection 2.x が Exchange の連絡先およびカレンダー情報にアクセスするように設定されている場合、Connection 7.x のカレンダー連動機能の一部(ボイス メッセージを会議の開催者または参加者に送信する機能など)が正常に動作しないことがあります。
この問題を回避するため、Exchange の連絡先およびカレンダー情報へのアクセス権を持つ各ユーザの外部サービス アカウントにおいて、次の手順を実行します。
Exchange 情報へのアクセス権を持つユーザの外部サービス アカウントにおいて電子メール アドレスを調整する
ステップ 1 Cisco Unity Connection の管理で、 [ユーザ(Users)] を展開し、 [ユーザ(Users)] をクリックします。
ステップ 2 [ユーザの検索(Search Users)]ページで、ユーザのエイリアスをクリックします。
ステップ 3 [ユーザの基本設定の編集(Edit User Basics)]ページの[編集(Edit)]メニューで、 [外部サービスのアカウント(External Service Accounts)] をクリックします。
ステップ 4 [外部サービスのアカウント(External Service Accounts)]ページで、[サービス タイプ(Service Type)]が[Exchange 2007]または[Exchange 2003]になっていて、[予定表へのユーザ アクセス(User Access to Calendar)]が有効になっているサービスの表示名をクリックします。
ステップ 5 [外部サービスのアカウントの編集(Edit External Service Account)]ページの[電子メール(Email Address)]フィールドに、ユーザの Exchange メールボックスのプライマリ SMTP アドレスを入力し、 [保存(Save)] をクリックします。
ステップ 6 [テスト(Test)] をクリックして、[電子メール(Email Address)]フィールドのエントリを確認します。
ステップ 7 [サービス タイプ(Service Type)]が[Exchange 2007]または[Exchange 2003]になっていて、[予定表へのユーザ アクセス(User Access to Calendar)]が有効になっている残りのサービスすべてについて、ステップ 4 ~ステップ 6 を繰り返します。
ステップ 8 Exchange の連絡先およびカレンダー情報へのアクセス権を持つ残りのユーザすべてについて、この手順を繰り返します。