連絡先について
Cisco Unity Connection は連絡先リストの情報を使用して、着信コールを転送し、コールの発信を支援します。また、電話の発信者を識別するためにも連絡先を使用します。
連絡先情報は Cisco Unity Connection ディレクトリ内の情報を補足するものです。Connection ディレクトリは組織内部のものであり、システム管理者が保守しているのに対して、連絡先はユーザが設定し、保守しています。
連絡先には、Connection ディレクトリに含まれない人、たとえば、お客様、納入業者、家族、友人の名前と番号などを保管できます。
連絡先は Messaging Assistant Web ツールで管理します。Connection ユーザを連絡先に追加することもできますが、それらのエントリはシステムによって自動的に更新または保守されません。たとえば、リストに含まれる同僚が退社したとき、連絡先からは、そのエントリを手動で削除することが必要になります。
ボイス コマンドを使用して電話をかける場合に、他の Connection ユーザを連絡先に追加すると次のような利点があります。
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代行ユーザ名の使用。代行ユーザ名によって、ボイス コマンドを使用して同僚にダイヤルするときの精度が改善されます。Connection ディレクトリ内で頻繁に電話をかける相手や名前の発音が難しい人に対して、ニックネームまたは別の代行ユーザ名のエントリを作成します。
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外線番号の使用。同僚の携帯電話に頻繁に電話する場合は、連絡先のエントリに Connection ディレクトリ内の同僚の情報を携帯電話番号とともに追加することにより、ボイス コマンドを使用して同僚にすばやく連絡することができます
(ボイス コマンドを使用して電話をかけるには、Connection にサインインしている必要があります)。