概要
サポートデータを収集するタスクは、record collector と呼ばれるバックグラウンド CLI タスクによって実行されます。管理者は、CLI を介して SDC を設定し、コマンドを定期的に実行します。レコードコレクタは常にバックグラウンドで実行され、収集レコードがあるかどうかを確認します。
サポートデータを収集する時間になると、スケジューラは設定された CLI コマンドのシーケンスを実行し、その結果をハードディスク上の gunzipped(gz)ファイルに保存します。このファイルは SDR(サポートデータレコード)と呼ばれ、その時点でのシステム全体の状態のスナップショットを表します。
テクニカル アシスタンス センター(TAC)担当者およびローカル管理者は、SDR をオンラインで、またはシステムから転送して確認することができます。また、コレクタの状態の情報を調査する場合もあります。次の図は、状態とカウンタの情報を含むシステムタスクを示しています。タスクとプロセスの間の矢印は、メッセンジャの要求を表し、データの主要なフローを示します。