ハイブリッドワーク環境でのコラボレーションは、アジャイルで成果が重視されるものであり、さまざまなツールを駆使してあらゆるワークスタイルを支援し、場所やデバイスを問わず成果を高めるチームを作ります。
「テクノロジーは遠隔地や対面といった場所の違いに左右されずに、多様な人に対応できる環境と密接なつながりを作り出す中核的な存在です」
セキュリティ & コラボレーション EVP 兼 GM Jeetu Patel
コラボレーションとは、対面で行っていた会議をオンライン形式の会議に置き換えるだけの話ではありません。ハイブリッドワークのフレームワークにおけるコラボレーションは、会議以外でも効果を発揮します。
具体的には次のような変化が過去 6 ヵ月でもたらされています。
ハイブリッドワークは、成果ベースのコラボレーションに重点を置く、動的かつ柔軟なコミュニケーションモデルへと進化しつつあります。ハイブリッドワーク環境のコラボレーション エクスペリエンスでは、従業員を常にリアルタイムでワークフローに関与させ続ける各種の要素が入り混じった、複数のチャネルのさまざまなコミュニケーション手段が活用されます。また会議も目標ではなく、チームワークやコラボレーションのための手段になりました。
一つひとつの共同作業を、コンテキストをもたらし、コミュニティを構築する会話と考えてください。分散しているチームは各種のエンゲージメント機能を有効に活用して、チームの活動にもっと関わっていく必要があります。人材がそれぞれに合ったやり方で働き、参加できるように、インクルーシブなコラボレーションを利用してください。
ハイブリッドワークは、コミュニティとしてのコラボレーションであり、同僚だけでなく社外の人とも接点を持ちます。コラボレーションツールには多様な人が入り混じったチームや対象者の誰もが安全に使えて生産性を発揮できる適応力が求められます。
生産性と参加率は、各参加者のエクスペリエンスとアクセスの質に左右されます。パートナー、顧客、会社の外にいる同僚とのコミュニケーションやコラボレーションには扱いやすくセキュリティに優れたツールを使用してください。包括的で多様な人に対応できる機能と、交流やエンゲージメントを促進する機能を備えたプラットフォームを活用します。
イベント種類別の開催割合1
イベントの主催者側はより多くの対象者のニーズに応えようと参加方法の選択肢を広げたため、イベントの種類別(対面、オンライン、ハイブリッド)の比率はほぼ均等な割合に近づいています。今ではイベントそのものの前後や開催中にも主催者と参加者が途切れることなく交流できる手段があり、出席者やビジネスパートナー、イベントパートナーおよびスポンサーの誰にとってもイベントから得られる ROI の向上につながっています。対面型イベントやハイブリッド型イベントへの回帰が好評を得るなか、イベントプラットフォームはリモート参加者のサポートにとどまらず、クローズドキャプションやリアルタイム翻訳、ソーシャルツール、ライブ Q&A、投票機能などを活かして対面型イベントの参加を促す用途にも使われます。
未来の働き方にはハイブリッドワークだけでなく、ハイブリッドイベントも含まれます。組織はタッチポイントを増やしてコミュニティを築き、1 度限りの機会で終わらない有益なイベントコンテンツを生み出すために、ハイブリッド型のエンゲージメントを構築するテクノロジーを検討する必要があります。
出典:シスコ ハイブリッド ワーク インデックス
1Webex by Cisco
2ハイブリッドワークに関するシスコのグローバル調査 2022