show vdev
デジタルシグナルプロセッサ(DSP)に関する情報を表示するには、特権 EXEC モードで show vdev コマンドを使用します。
show vdev {slot/port}
構文の説明
slot |
音声カードが取り付けられているスロット。 |
port |
音声カード上のポート。 |
コマンド デフォルト
デフォルトの動作や値はありません。
コマンド モード
特権 EXEC(#)
コマンド履歴
リリース |
変更内容 |
---|---|
12.3(2)T |
このコマンドが Cisco AS5850 に導入されました。 |
使用上のガイドライン
このコマンドをスタンバイ状態またはアクティブ状態のルートスイッチコントローラ(RSC)で使用すると、指定したポートで動的同期およびバルク同期が正しく実行されているかを確認できます。
例
次の例は、324 ユニバーサルポートカードの最後のポートに関するコマンド出力です。
Router# show vdev 2/323
flags = 0x0000
dev_status = 0x0000
service = 0x0000
service_type = 0x0
min_speed = 0, max_speed = 0
modulation = 0, err_correction = 0, compression = 0
csm_call_info = 0x0, csm_session = Invalid
vdev_p set to modem_info
DSPLIB information:
dsplib_state = 0x0
dsplib_next_action = 0x0
HDLC information:
call_id = 0x0
called_number =
speed = 0
ces = 0x0
spc = FALSE
d_idb = 0x0
Bulk sync reference = 2, Global bulk syncs = 2
下の表に、このコマンド出力で表示される重要なフィールドを示します。
フィールド |
説明 |
---|---|
flags |
内部 vdev フラグ |
dev_status |
当該リソースのステータスを示す追加フラグ |
service |
この DSP で現在実行中のサービス |
service_type |
RPM から渡されたサービスタイプ |
min_speed |
設定された最小モデム速度 |
max_speed |
設定された最大モデム速度 |
modulation |
ネゴシエートする最大変調 |
err_correction |
ネゴシエートするエラー訂正 |
compression |
ネゴシエートする圧縮 |
csm_call_info |
関連する csm_call_info 構造のアドレス |
csm_session |
CSM で維持されたセッション ID |
vdev_p |
関連するリソース構造のアドレス |
dsplib_state |
DSPLIB で認識された当該リソースの状態 |
dsplib_next_action |
このリソースで実行する必要がある次の DSPLIB アクション |
call_id |
このリソースに HDLC コールがある場合、そのコール ID |
called_number |
このリソースに HDLC コールがある場合、その着信番号 |
speed |
このリソースに HDLC コールがある場合、その接続速度 |
ces |
回線エミュレーションサービスの情報 |
spc |
半永久的なコールリンクの場合、True と表示されます |
d_idb |
このリソースに HDLC コールがある場合、関連付けられた D チャネル idb のアドレス |
Bulk sync reference |
このリソースがバルク同期された回数 |
Global bulk syncs |
VDEV 高可用性クライアントによって実行されたバルク同期の回数 |