ステートフル スイッチオーバー(SSO)による無停止ルーティング(NSR)に対する BGP サポート機能に関する情報
BGP NSR with SSO 機能を設定するには、次の概念を理解しておく必要があります。
• 「BGP NSR with SSO の概要」
• 「BGP NSR with SSO の利点」
BGP NSR with SSO の概要
Cisco IOS Release 12.2(28)SB で BGP NSR with SSO が導入される以前は、BGP NSF に参加している隣接デバイスが NSF 対応であるか、または(BGP グレースフル リスタート メカニズムをサポートするようにデバイスを設定して)NSF 認識として設定する必要がありました。そのため、BGP NSF ではすべての隣接デバイスを BGP グレースフル リスタートをサポートする Cisco IOS ソフトウェア バージョンへアップグレードする必要がありました。ただし、多くの MPLS VPN 展開では、BGP グレースフル リスタートをサポートしておらず、プロバイダー(P)ルータと同じタイム フレームで BGP グレースフル リスタートがサポートされるソフトウェア バージョンにアップグレードできない CE ルータとの Exterior BGP(eBGP; 外部 BGP)ピアリング セッションに PE ルータが関与していることがあります。
BGP NSR with SSO では、High Availability(HA; ハイ アベイラビリティ)ソリューションをサービス プロバイダーに提供して、BGP グレースフル リスタートをサポートしない CE ルータとの eBGP ピアリング関係に PE ルータが関与できるようにします。BGP NSR は SSO と連携して、アクティブ RP とスタンバイ RP との間で BGP 状態情報を同期化します。SSO により、スイッチオーバー後にユーザがネットワークを使用できない時間が最小限になります。BGP NSR with SSO 機能を設定した場合、RP のスイッチオーバー時に、PE ルータが BGP NSR with SSO を使用して、NSF 認識でない CE との eBGP ピアリング セッションに関する BGP 状態を維持します(図 1を参照)。
また、BGP NSR with SSO 機能では、NSF 認識ピアを動的に検出し、CE ルータでのグレースフル リスタートを実行します。NSF 認識ピアとの eBGP ピアリング セッションと、サービス プロバイダー コアの BGP Route Reflector(RR; ルート リフレクタ)との Internal BGP(iBGP; 内部 BGP)セッションでは、PE が NSF を使用して BGP 状態を維持します。さらに、BGP NSR with SSO により、BGP グレースフル リスタートをサポートするための CE ルータのアップグレードを必要とせずに、サービス プロバイダーは NSR のさらなる利点とともに NSF の利点を提供できます。
図 1 RP スイッチオーバー時の BGP NSR with SSO 操作
BGP NSR with SSO は、BGP ピア、BGP ピア グループ、および BGP セッション テンプレート コンフィギュレーションでサポートされます。BGP ピアおよび BGP ピア グループ コンフィギュレーションで BGP NSR with SSO サポートを設定するには、IPv4 VRF アドレス ファミリ BGP ピア セッションのアドレス ファミリ コンフィギュレーション モードで neighbor ha-mode sso コマンドを使用します。ピア セッション テンプレートで Cisco BGP NSR with SSO のサポートを含めるには、セッション テンプレート コンフィギュレーション モードで ha-mode sso コマンドを使用します。
BGP NSR with SSO の利点
• サービスの中断を最小限に抑える:BGP NSR with SSO により、RP スイッチオーバー時(スケジュール済みイベントまたはスケジュールされていないイベント)にお客様のトラフィックに与える影響が少なくなり、エッジでの HA の展開および利点が拡張されます。
• エッジにおけるハイ アベイラビリティ NSF および SSO 展開を拡大する:BGP NSR with SSO では、NSR 機能を使用してプロバイダー エッジをアップグレードすることにより、段階的な展開が可能です。これにより、お客様側のエッジ ルータは自動的に同期され、お客様側にあるシスコ製または他社製のカスタマー エッジ ルータでの調整や NSF 認識が不要になります。BGP NSR 機能では、NSF 認識ピアを動的に検出して、そのような CE ルータとのグレースフル リスタートを実行します。
• 透過的ルート収束を提供する:BGP NSR with SSO では、アクティブ RP とスタンバイ RP の両方で BGP 状態を維持することにより、ルート フラップを取り除き、パケット フォワーディングを継続して RP フェールオーバー時のパケット損失を最小限に抑えます。
ステートフル スイッチオーバー(SSO)による無停止ルーティング(NSR)に対する BGP サポート機能の設定方法
ここでは、次の手順について説明します。
• 「BGP NSR with SSO をサポートする PE ルータの設定」(必須)
• 「NSR with SSO の BGP サポートの確認」(任意)
前提条件
• これらの作業は、BGP ピア、BGP ピア グループ、および BGP セッション テンプレートの概念に精通していることを前提にしています。詳細については、「 Configuring a Basic BGP Network 」モジュールを参照してください。
• アクティブ RP およびスタンバイ RP が SSO モードになっている必要があります。SSO モードの設定の詳細については、『 Stateful Switchover 』マニュアルで「Configuring SSO」作業を参照してください。
• PE ルータでグレースフル リスタートがイネーブルである必要があります。グレースフル リスタートの設定の詳細については、「 Configuring Advanced BGP Features 」モジュールを参照してください。
(注) プロバイダー コアで BGP NSF に参加するすべての BGP ピアでグレースフル リスタートをイネーブルにすることをお勧めします。
• CE ルータは、ルート リフレッシュ機能をサポートしていなければなりません。詳細については、『 Cisco IOS IP Routing: BGP Configuration Guide 』の「 Configuring a Basic BGP Network 」モジュールを参照してください。
BGP NSR with SSO をサポートするピアの設定
BGP ピアで BGP NSR with SSO をサポートするように設定する場合は、PE ルータで次の作業を実行します。
手順の概要
1. enable
2. configure terminal
3. router bgp autonomous-system-number
4. bgp graceful-restart [restart-time seconds ] [stalepath-time seconds]
5. address-family ipv4 vrf vrf-name
6. neighbor ip-address remote-as autonomous-system-number
7. neighbor ip-address ha-mode sso
8. neighbor ip-address activate
9. end
10. show ip bgp vpnv4 all sso summary
手順の詳細
|
|
|
ステップ 1 |
enable
Router> enable |
特権 EXEC モードをイネーブルにします。 • プロンプトが表示されたら、パスワードを入力します。 |
ステップ 2 |
configure terminal
Router# configure terminal |
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 3 |
router bgp autonomous-system-number
Router(config)# router bgp 40000 |
指定されたルーティング プロセスでルータ コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 4 |
bgp graceful-restart [restart-time seconds ] [stalepath-time seconds]
Router(config-router)# bgp graceful-restart |
BGP グレースフル リスタート機能と BGP NSF 認識をイネーブルにします。 • BGP セッションの確立後にこのコマンドを入力する場合は、機能を BGP ネイバーと交換するためにセッションを再開する必要があります。 • このコマンドは、再起動ルータとそのすべてのピア(NSF 対応と NSF 認識)で使用してください。 |
ステップ 5 |
address-family ipv4 vrf vrf-name
Router(config-router)# address-family ipv4 vrf test |
IPv4 VRF アドレス ファミリ セッションでアドレス ファミリ コンフィギュレーション モードを開始します。 • vrf キーワード、および vrf-name 引数は、 IPv4 VRF インスタンス情報が交換されることを示します。 』を参照してください。 |
ステップ 6 |
neighbor ip-address remote-as autonomous-system-number
Router(config-router-af)# neighbor 192.168.1.1 remote-as 45000 |
指定された自律システムのネイバーの IP アドレスを、ローカル ルータの IPv4 マルチプロトコル BGP ネイバー テーブルに追加します。 |
ステップ 7 |
neighbor ip-address ha-mode sso
Router(config-router-af)# neighbor 192.168.1.1 ha-mode sso |
BGP NSR with SSO をサポートするようにネイバーを設定します。 |
ステップ 8 |
neighbor ip-address activate
Router(config-router-af)# neighbor testgroup activate |
ネイバーが IPv4 アドレス ファミリのプレフィクスをローカル ルータと交換できるようにします。 コマンドを使用して定義されたネイバーは、ユニキャスト アドレス プレフィクスだけを交換します。 |
ステップ 9 |
end
Router(config-router-af)# end |
アドレス ファミリ コンフィギュレーション モードを終了して、特権 EXEC モードを開始します。 |
ステップ 10 |
show ip bgp vpnv4 all sso summary
Router# show ip bgp vpnv4 all sso summary |
(任意)SSO モードである BGP ネイバーの番号を表示します。 |
BGP NSR with SSO をサポートするピア グループの設定
BGP ピア グループで BGP NSR with SSO をサポートするように設定する場合は、PE ルータで次の作業を実行します。
手順の概要
1. enable
2. configure terminal
3. router bgp autonomous-system-number
4. bgp graceful-restart [restart-time seconds ] [stalepath-time seconds]
5. address-family ipv4 vrf vrf-name
6. neighbor peer-group-name peer-group
7. neighbor ip-address remote-as autonomous-system-number
8. neighbor ip-address peer-group peer-group-name
9. neighbor peer-group-name ha-mode sso
10. neighbor peer-group-name activate
11. end
12. show ip bgp vpnv4 all sso summary
手順の詳細
|
|
|
ステップ 1 |
enable
Router> enable |
特権 EXEC モードをイネーブルにします。 • プロンプトが表示されたら、パスワードを入力します。 |
ステップ 2 |
configure terminal
Router# configure terminal |
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 3 |
router bgp autonomous-system-number
Router(config)# router bgp 40000 |
指定されたルーティング プロセスでルータ コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 4 |
bgp graceful-restart [restart-time seconds ] [stalepath-time seconds]
Router(config-router)# bgp graceful-restart |
BGP グレースフル リスタート機能と BGP NSF 認識をイネーブルにします。 • BGP セッションの確立後にこのコマンドを入力する場合は、機能を BGP ネイバーと交換するためにセッションを再開する必要があります。 • このコマンドは、再起動ルータとそのすべてのピア(NSF 対応と NSF 認識)で使用してください。 |
ステップ 5 |
address-family ipv4 vrf vrf-name
Router(config-router)# address-family ipv4 vrf cisco |
IPv4 アドレス ファミリを指定し、アドレス ファミリ コンフィギュレーション モードを開始します。 • vrf キーワード、および vrf-name 引数は、 IPv4 VRF インスタンス情報が交換されることを示します。 』を参照してください。 |
ステップ 6 |
neighbor peer-group-name peer-group
Router(config-router-af)# neighbor testgroup peer-group |
BGP ピア グループを作成します。 |
ステップ 7 |
neighbor ip-address remote-as autonomous-system-number
Router(config-router-af)# neighbor 192.168.1.1 remote-as 45000 |
指定された自律システムのネイバーの IP アドレスを、ローカル ルータの IPv4 マルチプロトコル BGP ネイバー テーブルに追加します。 |
ステップ 8 |
neighbor ip-address peer-group peer-group-name
Router(config-router-af)# neighbor 192.168.1.1 peer-group testgroup |
BGP ネイバーの IP アドレスを BGP ピア グループに割り当てます。 |
ステップ 9 |
neighbor peer-group-name ha-mode sso
Router(config-router-af)# neighbor 192.168.1.1 ha-mode sso |
BGP NSR with SSO をサポートするように BGP ピア グループを設定します。 |
ステップ 10 |
neighbor peer-group-name activate
Router(config-router-af)# neighbor testgroup activate |
ネイバーが IPv4 アドレス ファミリのプレフィクスをローカル ルータと交換できるようにします。 |
ステップ 11 |
end
Router(config-router-af)# end |
アドレス ファミリ コンフィギュレーション モードを終了し、グローバル コンフィギュレーション モードに戻ります。 |
ステップ 12 |
show ip bgp vpnv4 all sso summary
Router# show ip bgp vpnv4 all sso summary |
(任意)SSO モードである BGP ネイバーの番号を表示します。 |
BGP NSR with SSO をサポートするピア セッション テンプレートの設定
BGP ピア セッション テンプレートで BGP NSR with SSO をサポートするように設定する場合は、PE ルータで次の作業を実行します。
手順の概要
1. enable
2. configure terminal
3. router bgp autonomous-system-number
4. template peer-session session-template-name
5. ha-mode sso
6. exit-peer-session
7. end
8. show ip bgp template peer-session [ session-template-name ]
手順の詳細
|
|
|
ステップ 1 |
enable
Router> enable |
特権 EXEC モードをイネーブルにします。 • プロンプトが表示されたら、パスワードを入力します。 |
ステップ 2 |
configure terminal
Router# configure terminal |
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 3 |
router bgp autonomous-system-number
Router(config)# router bgp 101 |
ルータ コンフィギュレーション モードを開始して、BGP ルーティング プロセスを作成します。 |
ステップ 4 |
template peer-session session-template-name
Router(config-router)# template peer-session CORE1 |
セッション テンプレート コンフィギュレーション モードを開始して、ピア セッション テンプレートを作成します。 |
ステップ 5 |
ha-mode sso
Router(config-router-stmp)# ha-mode sso |
BGP NSR with SSO をサポートするようにネイバーを設定します。 |
ステップ 6 |
exit-peer-session
Router(config-router-stmp)# exit-peer-session |
セッション テンプレート コンフィギュレーション モードを終了し、ルータ コンフィギュレーション モードに戻ります。 |
ステップ 7 |
end
Router(config-router)# end |
ルータ コンフィギュレーション モードを終了して、特権 EXEC モードに戻ります。 |
ステップ 8 |
show ip bgp template peer-session [ session-template-name ]
Router# show ip bgp template peer-session |
(任意)ローカル設定のピア セッション テンプレートを表示します。 • session-template-name 引数を使用して、ピア ポリシー テンプレートが 1 つだけ表示されるように、出力をフィルタできます。また、このコマンドは、標準出力修飾子すべてをサポートしています。 |
次の作業
ピア セッション テンプレートの作成後、ピア セッション テンプレートのコンフィギュレーションは、 inherit peer-session コマンド、または neighbor inherit peer-session コマンドを使って、別のピア セッション テンプレートに継承させる、または適用することができます。
ピア セッション テンプレートの詳細については、『 Cisco IOS IP Routing: BGP Configuration Guide 』の「 Configuring a Basic BGP Network 」の章を参照してください。
NSR with SSO の BGP サポートの確認
BGP NSR with SSO サポートを確認する場合は、このオプション作業を実行します。
手順の概要
1. enable
2. show ip bgp vpnv4 all sso summary
3. show ip bgp vpnv4 all neighbors
手順の詳細
ステップ 1 enable
特権 EXEC モードをイネーブルにします。プロンプトが表示されたら、パスワードを入力します。
ステップ 2 show ip bgp vpnv4 all sso summary
このコマンドは、SSO モードである BGP ネイバーの番号を表示するために使用します。
次に、 show ip bgp vpnv4 all sso summary コマンドの出力例を示します。
Router# show ip bgp vpnv4 all sso summary
Stateful switchover support enabled for 40 neighbors
ステップ 3 show ip bgp vpnv4 all neighbors
このコマンドは、BGP テーブルの VPN アドレス情報を表示します。
次に、 show ip bgp vpnv4 all neighbors コマンドの出力例を示します。[Stateful switchover support] フィールドは、SSO がイネーブルかディセーブルかを示します。[SSO Last Disable Reason] フィールドは、SSO 機能が失われた最後の BGP セッションに関する情報を表示します。
Router# show ip bgp vpnv4 all neighbors 10.3.3.3
BGP neighbor is 10.3.3.3, vrf vrf1, remote AS 3, external link
Inherits from template 10vrf-session for session parameters
BGP version 4, remote router ID 10.1.105.12
BGP state = Established, up for 04:21:39
Last read 00:00:05, last write 00:00:09, hold time is 30, keepalive interval is 10 seconds
Configured hold time is 30, keepalive interval is 10 seconds
Minimum holdtime from neighbor is 0 seconds
Route refresh: advertised and received(new)
Address family IPv4 Unicast: advertised and received
Stateful switchover support enabled
Default minimum time between advertisement runs is 30 seconds
For address family: VPNv4 Unicast
Translates address family IPv4 Unicast for VRF vrf1
BGP table version 25161, neighbor version 25161/0
Index 7, Offset 0, Mask 0x80
Inherits from template 10vrf-policy
Overrides the neighbor AS with my AS before sending updates
Outbound path policy configured
Route map for outgoing advertisements is Deny-CE-prefixes
Prefix activity: ---- ----
Prefixes Current: 10 50 (Consumes 3400 bytes)
Local Policy Denied Prefixes: -------- -------
Number of NLRIs in the update sent: max 10, min 10
Address tracking is enabled, the RIB does have a route to 10.3.3.3
Address tracking requires at least a /24 route to the peer
Connections established 1; dropped 0
Transport(tcp) path-mtu-discovery is enabled
TCP session must be opened passively
Connection state is ESTAB, I/O status: 1, unread input bytes: 0 Connection is ECN Disabled Local host: 10.0.21.1, Local port: 179 Foreign host: 10.0.21.3, Foreign port: 51205 Connection tableid (VRF): 1
Enqueued packets for retransmit: 0, input: 0 mis-ordered: 0 (0 bytes)
Event Timers (current time is 0x1625488):
Timer Starts Wakeups Next
iss: 2241977291 snduna: 2242006573 sndnxt: 2242006573 sndwnd: 13097
irs: 821359845 rcvnxt: 821391670 rcvwnd: 14883 delrcvwnd: 1501
SRTT: 300 ms, RTTO: 303 ms, RTV: 3 ms, KRTT: 0 ms
minRTT: 0 ms, maxRTT: 300 ms, ACK hold: 200 ms Status Flags: passive open, retransmission timeout, gen tcbs
Option Flags: VRF id set, always push, md5
Datagrams (max data segment is 4330 bytes):
Rcvd: 3165 (out of order: 0), with data: 1535, total data bytes: 31824
Sent: 3162 (retransmit: 210 fastretransmit: 0),with data: 1537, total data
SSO Last Disable Reason: Application Disable (Active)
トラブルシューティングのヒント
BGP NSR with SSO をトラブルシューティングするには、必要に応じて特権 EXEC モードで次のコマンドを使用します。
• debug ip bgp sso :BGP 関連の SSO イベント、またはアクティブ RP とスタンバイ RP の間の BGP に関連するインタラクションのデバッグ情報を表示します。このコマンドは、RP スイッチオーバー時または計画された ISSU 時に PE ルータの BGP セッションを監視またはトラブルシューティングを行う際に役立ちます。
• debug ip tcp ha :TCP HA イベント、またはアクティブ RP とスタンバイ RP の間の TCP スタック インタラクションのデバッグ情報を表示します。このコマンドは、SSO 認識 TCP 接続のトラブルシューティングを行う際に役立ちます。
• show tcp :TCP 接続の状態を表示します。ディスプレイ出力に SSO 機能フラグが表示され、TCP 接続で SSO プロパティがエラーになった理由が示されます。
• show tcp ha connections :接続 ID から TCP のマッピング データを表示します。