T3/E3 コントローラおよびシリアル インターフェイスに関する情報
2 ポートおよび 4 ポート クリア チャネル T3/E3 SPA は、シリアル ライン上でのみ、クリア チャネル サービスをサポートします。2 ポートおよび 4 ポート チャネライズド T3 SPA は、クリア チャネル サービスおよびチャネライズド シリアル ラインをサポートします。
コントローラがチャネル化されない場合,このコントローラはクリア チャネル コントローラとなり、関連付けられたシリアル ラインの全帯域幅がシリアル サービスを伝送する単一のチャネル専用となります。
(注) このリリースでは、T3 の T1/E1 へのチャネル化だけがサポートされます。
T3 コントローラがチャネル化されると、より小さい帯域幅の T1 または E1 コントローラに論理的に分割されます。どちらのコントローラに分割されるかは、選択したチャネル化のモードによって決まります。T1 または E1 コントローラのシリアル インターフェイスの帯域幅の合計は、チャネル化された T1 または E1 コントローラを含む T3 コントローラの帯域幅を超過できません。
T3 コントローラをチャネル化すると、T1 または E1 の各コントローラは自動的にさらに DS0 タイムスロットにチャネル化されます。単一の T1 コントローラは 24 DS0 タイムスロットを伝送し、単一の E1 コントローラは 31 DS0 タイムスロットを伝送します。ユーザは、これらの DS0 タイムスロットを個々のチャネル グループに分割できます。各チャネル グループはそれぞれ、単一のシリアル インターフェイスをサポートします。
コントローラがチャネル化され、チャネル グループが作成されると、サービスは関連付けられたシリアル インターフェイスでプロビジョニングされます。
このリリースのチャネル化機能では、次のタイプのチャネルにチャネル化することができます。
• 単一の T3 コントローラを 28 T1 コントローラにチャネル化(コントローラ サイズ合計は 44210 kbps) 。
• 単一の T3 コントローラを 21 E1 コントローラにチャネル化(コントローラ サイズ合計は 34010 kbps) 。
• 単一の T1 コントローラは、最大 1.536 MB を サポートします。
• 単一の E1 コントローラは、最大 2.048 MB を サポートします。
(注) 単一の共有ポート アダプタ(SPA)は、最大 448 チャネル グループをサポートできます。
チャネル化された T3 コントローラおよびその関連付けられたシリアル インターフェイスと設定は、4 段階の手順で行います。
ステップ 1 T3 コントローラを設定し、コントローラのモードを T1 または E1 に設定します。
ステップ 2 T1 または E1 コントローラを設定します。
ステップ 3 チャネル グループを作成し、目的に合わせて DS0 タイムスロットをこれらのチャネル グループに割り当てます。
ステップ 4 このマニュアルで後述する「 Cisco IOS XR ソフトウェアでのシリアル インターフェイスの設定 」モジュールの説明に従って、各チャネル グループに関連付けられたシリアル インターフェイスを設定します。
T3 およびE3 コントローラのデフォルト設定値
表 19 に、T3 および E3 コントローラのデフォルト設定パラメータを示します。
表 19 T3 および E3 コントローラのデフォルト設定値
|
|
|
データ ラインのフレーム タイプ |
T3 の場合:C ビット フレーム構成 E3 の場合:G.751 |
framing { auto-detect | c-bit | m23 } |
各 T3/E3 リンクのクロッキング |
internal |
clock source { internal | line } |
ケーブル長 |
224 フィート |
cablelength feet |
Maintenance Data Link(MDL; メンテナンス データ リンク)メッセージ (T3 のみ) |
disable |
mdl transmit { idle-signal | path | test-signal } { disable | enable } |
E3 ポートの各国用予約ビット (E3 のみ) |
enable 、ビット パターン値は 1 |
national bits { disable | enable } |
(注) シリアル リンクでクロッキングを設定する場合、一方のエンドを internal にし、もう一方を line にする必要があります。接続の両エンドに internal クロッキングを設定すると、フレーム同期のずれが生じます。接続の両エンドに line クロッキングを設定すると、ラインはアップ状態になりません。
T1 およびE1 コントローラのデフォルト設定値
表 20 に、T1 および E1 コントローラのデフォルト設定パラメータを示します。
表 20 T1 および E1 コントローラのデフォルト設定値
|
|
|
データ ラインのフレーム タイプ |
T1 の場合:拡張スーパーフレーム( esf ) E1 の場合:CRC-4 エラー監視機能( crc4 )付きのフレーム構成 |
T1 の場合: framing { sf | esf } E1 の場合: framing { crc4 | no-crc4 | unframed |
検出およびT1 イエロー アラームの生成 (T1 のみ) |
T1 チャネルでイエロー アラームが検出され、生成されます。 |
yellow { detection | generation } { disable | enable } |
各 T1 および E1 リンクのクロッキング |
internal |
clock source { internal | line } |
ケーブル長 (T1 のみ) |
cablelength long コマンドの場合: db-gain-value : gain26; db-loss-value : 0db cablelength short コマンドの場合:533 feet |
ケーブル長を 655 フィートよりも長く設定する場合: cablelength long db-gain-value db-loss-value ケーブル長を 655 フィート以下に設定する場合: cablelength short length |
ANSI T1.403 または AT&T TR54016 についての秒単位のパフォーマンス レポートの T1 チャネルの Facility Data Link(FDL; ファシリティ データ リンク)を通じた伝送 (T1 のみ) |
disable |
fdl { ansi | att } { enable | disable } |
E1 ポートの各国用予約ビット (E1 のみ) |
0(16 進表記の 0x1f に一致します) |
national bits bits |
(注) シリアル リンクでクロッキングを設定する場合、一方のエンドを internal にし、もう一方を line にする必要があります。接続の両エンドに internal クロッキングを設定すると、フレーム同期のずれが生じます。接続の両エンドに line クロッキングを設定すると、ラインはアップ状態になりません。
クリア チャネル T3/E3 コントローラおよびチャネル化された T1/E1 コントローラの設定方法
T3/E3 コントローラは、Cisco IOS XR ソフトウェア のコンフィギュレーション スペースの物理レイヤのコントロール要素で設定します。このコンフィギュレーションについては、次のタスクで説明します。
• 「カード タイプの設定」
• 「クリア チャネル E3 コントローラの設定」
• 「デフォルトの E3 コントローラ設定の変更」
• 「クリア チャネル T3 コントローラの設定」
• 「チャネル化された T3 コントローラの設定」
• 「デフォルトの T3 コントローラ設定の変更」
• 「T1 コントローラの設定」
• 「E1 コントローラの設定」
• 「BERT の設定」
カード タイプの設定
デフォルトでは、2 ポートおよび 4 ポート クリア チャネル T3/E3 SPA は T3 モードで起動し、8 ポート チャネライズド T1/E1 SPA は T1 モードで起動します。2 ポートまたは 4 ポートのクリア チャネル T3/E3 SPA を E3 モードで使用するか、または 8 ポート チャネライズド T1/E1 SPA を E1 モードで使用するには、ここに記載されているように hw-module subslot card type コマンドのデフォルト設定を変更する必要があります。
(注) hw-module subslot card type コマンドを使用すると、SPA 上のすべてのポートが同じタイプに設定されます。
注意
hw-module subslot card type コマンドがコミットされると、SPA は自動的にリセットされます。
(注) hw-module subslot card type コマンドは、2 ポートおよび 4 ポート クリア チャネル T3/E3 SPA および 8 ポート チャネライズド T1/E1 SPA のみに適用されます。2 ポートおよび 4 ポート チャネライズド T3 SPA は、T3 モードでのみ実行されます。
前提条件
2 ポートまたは 4 ポート クリア チャネル T3/E3 SPA または 8 ポート チャネライズド T1/E1 SPA 上でインターフェイスを以前に設定したことがある場合、そのカード タイプを変更するには、以前に定義した T3/E3 または T1/E1 コントローラおよびシリアル インターフェイス コンフィギュレーションを削除する必要があります。 no controller [ e1 | e3 | t1 | t3 ] コマンドと no interface serial コマンドを使用して、コントローラおよびインターフェイスのコンフィギュレーションをデフォルトに戻します。
制約事項
このタスクは、2 ポートおよび 4 ポート クリア チャネル T3/E3 SPA および 8 ポート チャネライズド T1/E1 SPA のみに適用されます。
手順の概要
1. configure
2. hw-module subslot subslot-id cardtype { e1 | e3 | t1 | t3 }
3. end
または
commit
詳細手順
|
|
|
ステップ 1 |
configure
RP/0/0/CPU0:router# configure |
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 2 |
hw-module subslot subslot-id cardtype { e1 | e3 t1 | t3 }
RP/0/0/CPU0:router(config)# hw-module subslot 0/1/0 cardtype e3 または RP/0/0/CPU0:router(config)# hw-module subslot 0/2/0 cardtype e1 |
SPA のシリアル モードを設定します。 • t3:B3ZS コーディングを使用するネットワークでの 44,210 Kbps の T3 接続を指定します。これがデフォルトの設定です。 • e3:主に欧州で使用されているデータ転送レート 34,010 Kbps の広域デジタル転送方式を指定します。 • t1:最大 1.536 MB をサポートする 24 DS0 タイムスロットを指定します。 • e1:最大 2.048 MB をサポートする 31 DS0 タイムスロットを指定します。 |
ステップ 3 |
end または commit
RP/0/0/CPU0:router(config)# end または RP/0/0/CPU0:router(config)# commit |
設定変更を保存します。 • end コマンドを発行すると、変更のコミットを求めるプロンプトが表示されます。
Uncommitted changes found, commit them before exiting(yes/no/cancel)?
– yes と入力すると、実行コンフィギュレーション ファイルに設定変更が保存され、コンフィギュレーション セッションが終了し、ルータが EXEC モードに戻ります。 – no と入力すると、設定変更をコミットせずにコンフィギュレーション セッションが終了し、ルータが EXEC モードに戻ります。 – cancel と入力すると、コンフィギュレーション セッションの終了や設定変更のコミットは行われず、ルータでは現在のコンフィギュレーション セッションが継続されます。 • 設定変更を実行コンフィギュレーション ファイルに保存し、コンフィギュレーション セッションを継続するには、 commit コマンドを使用します。 |
クリア チャネル E3 コントローラの設定
クリア チャネル モードにある E3 コントローラは、単一シリアル インターフェイスを伝送します。
E3 コントローラを設定するには、E3 コンフィギュレーション モードを使用します。
前提条件
E3 をサポートするカードを設定するには、最初に hw-module subslot cardtype コマンドを使用する必要があります。
制約事項
• コントローラ タイプに有効でないオプションを設定すると、設定をコミットするときにエラーが表示されます。
• 単一の SPA では、T3 インターフェイスと E3 インターフェイスの併用はサポートされません。
• このタスクは、2 ポートおよび 4 ポート クリア チャネル T3/E3 SPA のみに適用されます。
手順の概要
1. configure
2. controller e3 interface-path-id
3. mode serial
4. no shutdown
5. end
または
commit
6. show controllers e3 interface-path-id
詳細手順
|
|
|
ステップ 1 |
configure
RP/0/0/CPU0:router# configure |
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 2 |
controller e3 interface-path-id
RP/0/0/CPU0:router(config)# controller t3 0/1/0/0 |
rack/slot/module/port 表記で E3 コントローラ名を指定し、E3 コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 3 |
mode serial
RP/0/0/CPU0:router(config-e3)# mode serial |
ポートのモードをクリア チャネル シリアルに設定します。 (注) このステップは、2 ポートおよび 4 ポート チャネライズド T3 SPA にのみ必要です。2 ポートおよび 4 ポート クリア チャネル T3/E3 SPA は、デフォルトでシリアル モードで実行されます。 |
ステップ 4 |
no shutdown
RP/0/0/CPU0:router(config-e3)# no shutdown |
shutdown 設定を削除します。 • shutdown 設定を削除すると、コントロールに強制された管理上のダウンが解除され、コントローラをアップ状態またはダウン状態に移行できるようになります。 |
ステップ 5 |
end または commit
RP/0/0/CPU0:router(config-e3)# end または RP/0/0/CPU0:router(config-e3)# commit |
設定変更を保存します。 • end コマンドを発行すると、変更のコミットを求めるプロンプトが表示されます。
Uncommitted changes found, commit them before exiting(yes/no/cancel)?
– yes と入力すると、実行コンフィギュレーション ファイルに設定変更が保存され、コンフィギュレーション セッションが終了し、ルータが EXEC モードに戻ります。 – no と入力すると、設定変更をコミットせずにコンフィギュレーション セッションが終了し、ルータが EXEC モードに戻ります。 – cancel と入力すると、コンフィギュレーション セッションの終了や設定変更のコミットは行われず、ルータでは現在のコンフィギュレーション セッションが継続されます。 • 設定変更を実行コンフィギュレーション ファイルに保存し、コンフィギュレーション セッションを継続するには、 commit コマンドを使用します。 |
ステップ 6 |
show controllers e3 interface-path-id
RP/0/0/CPU0:router# show controllers e3 0/1/0/0 |
(任意)E3 コントローラに関する情報を表示します。 |
次に行う作業
• 設定した E3 コントローラ上で実行されているデフォルト設定を、このモジュールで後述する「デフォルトの E3 コントローラ設定の変更」の説明に従って変更します。
• このモジュールで後述する「BERT の設定」の説明に従って、その完全性をテストするため、コントローラの Bit Error Rate Test(BERT; ビット誤り率テスト)を設定します。
• このマニュアルで後述する「 Cisco IOS XR ソフトウェアでのシリアル インターフェイスの設定 」モジュールの説明に従って、関連付けられたシリアル インターフェイスを設定します。
手順の概要
1. configure
2. controller e3 interface-path-id
3. clock source { internal | line }
4. cablelength feet
5. framing { g751 | g832 }
6. national bits { disable | enable }
7. no shutdown
8. end
または
commit
9. show controllers e3 interface-path-id
詳細手順
|
|
|
ステップ 1 |
configure
RP/0/0/CPU0:router# configure |
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 2 |
controller e3 interface-path-id
RP/0/0/CPU0:router(config)# controller t3 0/1/0/0 |
rack/slot/module/port 表記で E3 コントローラ名を指定し、E3 コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 3 |
clock source { internal | line }
RP/0/0/CPU0:router(config-e3)# clock source internal |
(任意)個々の E3 リンクのクロッキングを設定します。 です。 クロッキングを設定すると、ラインはアップ状態になりません。 |
ステップ 4 |
cablelength feet
RP/0/0/CPU0:router(config-e3)# cablelength 250 |
(任意)ルータからネットワーク装置までのケーブルの長さを指定します。 (注) デフォルトのケーブル長は 224 フィートです。 |
ステップ 5 |
framing { g751 | g832 }
RP/0/0/CPU0:router(config-e3)# framing g832 |
(任意)E3 ポートのフレーム タイプを指定します。設定可能な E3 フレーム タイプは、G.751 および G.832 です。 (注) E3 のデフォルトのフレーム構成は G.751 です。 |
ステップ 6 |
national bits { disable | enable }
RP/0/0/CPU0:router(config-e3)# national bits enable |
(任意)E3 ポートの 0x1F 各国用予約ビットパターンをイネーブルまたはディセーブルにします。 (注) E3 各国用ビットはデフォルトでイネーブルに設定され、ビットパターン値は 1 です。 |
ステップ 7 |
no shutdown
RP/0/0/CPU0:router(config-e3)# no shutdown |
shutdown 設定を削除します。 • shutdown 設定を削除すると、コントロールに強制された管理上のダウンが解除され、コントローラをアップ状態またはダウン状態に移行できるようになります。 |
ステップ 8 |
end または commit
RP/0/0/CPU0:router(config-e3)# end または RP/0/0/CPU0:router(config-e3)# commit |
設定変更を保存します。 • end コマンドを発行すると、変更のコミットを求めるプロンプトが表示されます。
Uncommitted changes found, commit them before exiting(yes/no/cancel)?
– yes と入力すると、実行コンフィギュレーション ファイルに設定変更が保存され、コンフィギュレーション セッションが終了し、ルータが EXEC モードに戻ります。 – no と入力すると、設定変更をコミットせずにコンフィギュレーション セッションが終了し、ルータが EXEC モードに戻ります。 – cancel と入力すると、コンフィギュレーション セッションの終了や設定変更のコミットは行われず、ルータでは現在のコンフィギュレーション セッションが継続されます。 • 設定変更を実行コンフィギュレーション ファイルに保存し、コンフィギュレーション セッションを継続するには、 commit コマンドを使用します。 |
ステップ 9 |
show controllers e3 interface-path-id
RP/0/0/CPU0:router# show controllers e3 0/1/0/0 |
(任意)E3 コントローラに関する情報を表示します。 |
次に行う作業
• 設定した T3 コントローラ上で実行されているデフォルト設定を、このモジュールで後述する「デフォルトの T3 コントローラ設定の変更」の説明に従って変更します。
• このモジュールで後述する「BERT の設定」の説明に従って、その完全性をテストするため、コントローラのビット誤り率テスト(BERT)を設定します。
• この マニュアルで後述する「 Cisco IOS XR ソフトウェアでのシリアル インターフェイスの設定 」モジュールの説明に従って、関連付けられたシリアル インターフェイスを設定します。
クリア チャネル T3 コントローラの設定
クリア チャネル モードにある T3 コントローラは、単一シリアル インターフェイスを伝送します。
T3 コントローラを設定するには、T3 コンフィギュレーション モードを使用します。
前提条件
このモジュールで前述した「カード タイプの設定」の説明に従って hw-module subslot cardtype コマンドを使用し、T3 をサポートするようにカードを設定する必要があります。
制約事項
• このタスクは、2 ポートおよび 4 ポート クリア チャネル T3/E3 SPA のみに適用されます。
• コントローラ タイプに有効でないオプションを設定すると、設定をコミットするときにエラーが表示されます。
• 単一の SPA では、T3 インターフェイスと E3 インターフェイスの併用はサポートされません。
手順の概要
1. configure
2. controller t3 interface-path-id
3. mode serial
4. no shutdown
5. end
または
commit
6. show controllers t3 interface-path-id
詳細手順
|
|
|
ステップ 1 |
configure
RP/0/0/CPU0:router# configure |
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 2 |
controller t3 interface-path-id
RP/0/0/CPU0:router(config)# controller t3 0/1/0/0 |
rack/slot/module/port 表記で T3 コントローラ名を指定し、T3 コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 3 |
mode serial
RP/0/0/CPU0:router(config-t3)# mode serial |
ポートのモードをクリア チャネル シリアルに設定します。 (注) このステップは、2 ポートおよび 4 ポート チャネライズド T3 SPA にのみ必要です。2 ポートおよび 4 ポート クリア チャネル T3/E3 SPA は、デフォルトでシリアル モードで実行されます。 |
ステップ 4 |
no shutdown
RP/0/0/CPU0:router(config-t3)# no shutdown |
shutdown 設定を削除します。 • shutdown 設定を削除すると、コントロールに強制された管理上のダウンが解除され、コントローラをアップ状態またはダウン状態に移行できるようになります。 |
ステップ 5 |
end または commit
RP/0/0/CPU0:router(config-t3)# end または RP/0/0/CPU0:router(config-t3)# commit |
設定変更を保存します。 • end コマンドを発行すると、変更のコミットを求めるプロンプトが表示されます。
Uncommitted changes found, commit them before exiting(yes/no/cancel)?
– yes と入力すると、実行コンフィギュレーション ファイルに設定変更が保存され、コンフィギュレーション セッションが終了し、ルータが EXEC モードに戻ります。 – no と入力すると、設定変更をコミットせずにコンフィギュレーション セッションが終了し、ルータが EXEC モードに戻ります。 – cancel と入力すると、コンフィギュレーション セッションの終了や設定変更のコミットは行われず、ルータでは現在のコンフィギュレーション セッションが継続されます。 • 設定変更を実行コンフィギュレーション ファイルに保存し、コンフィギュレーション セッションを継続するには、 commit コマンドを使用します。 |
ステップ 6 |
show controllers t3 interface-path-id
RP/0/0/CPU0:router# show controllers t3 0/1/0/0 |
(任意)T3 コントローラに関する情報を表示します。 |
次に行う作業
• 設定した T3 コントローラ上で実行されているデフォルト設定を、このモジュールで後述する「デフォルトの T3 コントローラ設定の変更」の説明に従って変更します。
• このモジュールで後述する「BERT の設定」の説明に従って、その完全性をテストするため、コントローラの Bit Error Rate Test(BERT; ビット誤り率テスト)を設定します。
• このドキュメントで後述する 「 Cisco IOS XR ソフトウェアでのシリアル インターフェイスの設定 」モジュールの説明に従って、関連付けられたシリアル インターフェイスを設定します。
チャネル化された T3 コントローラの設定
2 ポートおよび 4 ポート チャネライズド T3 SPA は、T1、E1、および DS0 へのチャネル化をサポートします。ここでは、単一の T3 コントローラを 28 T1 コントローラまたは 21 E1 コントローラにチャネル化する手順について説明します。T1 または E1 コントローラを作成すると、次の説明に従って、それらのコントローラを DS0 タイムスロットにチャネル化することができます。
• T1 コントローラの設定
• E1 コントローラの設定
個々の T1 コントローラは、24 DS0 タイムスロットの合計をサポートします。また、個々の E1 コントローラは、31 DS0 タイムスロットの合計をサポートします。
(注) コントローラ タイプに有効でないオプションを設定すると、設定をコミットするときにエラーが表示されます。
手順の概要
1. configure
2. controller t3 interface-path-id
3. mode [ t1 | e1 ]
4. no shutdown
5. end
または
commit
6. show controllers t3 interface-path-id
詳細手順
|
|
|
ステップ 1 |
configure
RP/0/0/CPU0:router# configure |
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 2 |
controller T3 interface-path-id
RP/0/0/CPU0:router(config)# controller t3 0/1/0/0 |
rack/slot/module/port 表記で T3 コントローラ名を指定し、T3 コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 3 |
mode t1
RP/0/0/CPU0:router(config-t3)# mode t1 |
チャネル化したコントローラのモードを T1 に設定し、28 T1 コントローラを作成します。 |
ステップ 4 |
no shutdown
RP/0/0/CPU0:router(config-t3)# no shutdown |
shutdown 設定を削除します。 • shutdown 設定を削除すると、コントロールに強制された管理上のダウンが解除され、コントローラをアップ状態またはダウン状態に移行できるようになります。 |
ステップ 5 |
end または commit
RP/0/0/CPU0:router(config-t3)# end または RP/0/0/CPU0:router(config-t3)# commit |
設定変更を保存します。 • end コマンドを発行すると、変更のコミットを求めるプロンプトが表示されます。
Uncommitted changes found, commit them before exiting(yes/no/cancel)?
– yes と入力すると、実行コンフィギュレーション ファイルに設定変更が保存され、コンフィギュレーション セッションが終了し、ルータが EXEC モードに戻ります。 – no と入力すると、設定変更をコミットせずにコンフィギュレーション セッションが終了し、ルータが EXEC モードに戻ります。 – cancel と入力すると、コンフィギュレーション セッションの終了や設定変更のコミットは行われず、ルータでは現在のコンフィギュレーション セッションが継続されます。 • 設定変更を実行コンフィギュレーション ファイルに保存し、コンフィギュレーション セッションを継続するには、 commit コマンドを使用します。 |
ステップ 6 |
show controllers t3 interface-path-id
RP/0/0/CPU0:router# show controllers t3 0/1/0/0 |
(任意)T3 コントローラに関する情報を表示します。 |
次に行う作業
• 設定した T3 コントローラ上で実行されているデフォルト設定を、このモジュールで後述する「デフォルトの T3 コントローラ設定の変更」の説明に従って変更します。
• T3 コントローラを 28 T1 コントローラにチャネル化したら、このマニュアルで後述する 「 T1 コントローラの設定 」モジュールの説明に従って T1 コントローラを設定し、それらに DS0 タイムスロットを割り当てます。
• T3 コントローラを 21 E1 コントローラにチャネル化したら、このマニュアルで後述する 「 E1 コントローラの設定 」モジュールの説明に従って E1 コントローラを設定し、それらに DS0 タイムスロットを割り当てます。
手順の概要
1. configure
2. controller t3 interface-path-id
3. clock source { internal | line }
4. cablelength feet
5. framing { auto-detect | c-bit | m23 }
6. mdl transmit { idle-signal | path | test-signal } { disable | enable }
7. mdl string { eic | fi | fic | gen-number | lic | port-number | unit } string
8. no shutdown
9. end
または
commit
10. show controllers t3 interface-path-id
詳細手順
|
|
|
ステップ 1 |
configure
RP/0/0/CPU0:router# configure |
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 2 |
controller T3 interface-path-id
RP/0/0/CPU0:router(config)# controller t3 0/1/0/0 |
rack/slot/module/port 表記で T3 コントローラ名を指定し、T3 コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 3 |
clock source { internal | line }
RP/0/0/CPU0:router(config-t3)# clock source internal |
(任意)T3 ポートのクロッキングを設定します。 です。 クロッキングを設定すると、ラインはアップ状態になりません。 |
ステップ 4 |
cablelength feet
RP/0/0/CPU0:router(config-t3)# cablelength 250 |
(任意)ルータからネットワーク装置までのケーブルの長さを指定します。 (注) デフォルトのケーブル長は 224 フィートです。 |
ステップ 5 |
framing { auto-detect | c-bit | m23 }
RP/0/0/CPU0:router(config-t3)# framing c-bit |
(任意)T3 ポートのフレーム タイプを指定します。 (注) T3 のデフォルトのフレーム タイプは C-bit です。 |
ステップ 6 |
mdl transmit { idle-signal | path | test-signal } { disable | enable }
RP/0/0/CPU0:router(config-t3)# mdl transmit path enable |
(任意)T3 ポートのメンテナンス データ リンク(MDL)メッセージをイネーブルにします。 (注) MDL メッセージは、T3 フレーム構成が C-bit パリティである場合にのみサポートされます。 (注) MDL メッセージはデフォルトで表示されます。 |
ステップ 7 |
mdl string { eic | fi | fic | gen-number | lic | port-number | unit } string
RP/0/0/CPU0:router(config-t3)# mdl fi facility identification code |
(任意)MDL メッセージで送信される文字列の値を指定します。 |
ステップ 8 |
no shutdown
RP/0/0/CPU0:router(config-t3)# no shutdown |
shutdown 設定を削除します。 • shutdown 設定を削除すると、コントロールに強制された管理上のダウンが解除され、コントローラをアップ状態またはダウン状態に移行できるようになります。 |
ステップ 9 |
end または commit
RP/0/0/CPU0:router(config-t3)# end または RP/0/0/CPU0:router(config-t3)# commit |
設定変更を保存します。 • end コマンドを発行すると、変更のコミットを求めるプロンプトが表示されます。
Uncommitted changes found, commit them before exiting(yes/no/cancel)?
– yes と入力すると、実行コンフィギュレーション ファイルに設定変更が保存され、コンフィギュレーション セッションが終了し、ルータが EXEC モードに戻ります。 – no と入力すると、設定変更をコミットせずにコンフィギュレーション セッションが終了し、ルータが EXEC モードに戻ります。 – cancel と入力すると、コンフィギュレーション セッションの終了や設定変更のコミットは行われず、ルータでは現在のコンフィギュレーション セッションが継続されます。 • 設定変更を実行コンフィギュレーション ファイルに保存し、コンフィギュレーション セッションを継続するには、 commit コマンドを使用します。 |
ステップ 10 |
show controllers t3 interface-path-id
RP/0/0/CPU0:router# show controllers t3 0/1/0/0 |
(任意)T3 コントローラに関する情報を表示します。 |
次に行う作業
• クリア チャネル T3 コントローラを設定したら、次の作業を行います。
– このモジュールで後述する「BERT の設定」の説明に従って、その完全性をテストするため、コントローラのビット誤り率テスト(BERT)を設定します。
– このマニュアルで後述する 「 Cisco IOS XR ソフトウェアでのシリアル インターフェイスの設定 」モジュール の説明に従って、関連付けられたシリアル インターフェイスを設定します。
• T3 コントローラを 28 T1 コントローラにチャネル化したら、このマニュアルで後述する 「 T1 コントローラの設定 」モジュール の説明に従って T1 コントローラを設定し、それらに DS0 タイムスロットを割り当てます。
• T3 コントローラを 21 E1 コントローラにチャネル化したら、このマニュアルで後述する 「 E1 コントローラの設定 」モジュール の説明に従って E1 コントローラを設定し、それらに DS0 タイムスロットを割り当てます。
T1 コントローラの設定
ここでは、個々の T1 コントローラを設定し、それを 24 の個別の DS0 タイムスロットにチャネル化する手順について説明します。
前提条件
• 2 ポートまたは 4 ポートのチャネル化した T3 SPA が必要です。またはルータに 8 ポート チャネライズド T1/E1 SPA がインストールされている必要があります。
• 2 ポートまたは 4 ポートのチャネル化した T3 SPA がある場合、このモジュールの「チャネル化された T3 コントローラの設定」の説明に従って、チャネル化した T3 コントローラを T1 モードで実行するように設定する必要があります。
制約事項
コントローラ タイプに有効でないオプションを設定すると、設定をコミットするときにエラーが表示されます。
手順の概要
1. show controllers t1 interface-path-id
2. configure
3. controller t1 interface-path-id
4. framing { sf | esf }
5. yellow { detection | generation } { disable | enable }
6. clock source { internal | line }
7. fdl { ansi | att } { enable | disable }
8. no shutdown
9. channel-group channel-group-number
10. timeslots range
11. speed kbps
12. exit
13. ステップ 9 ~ 12 を繰り返し、タイムスロットをチャネル グループに割り当てます。各コントローラには、最大 24 のタイムスロットを設定できます。
14. exit
15. ステップ 2 ~ 14 を繰り返し、さらなるチャネル グループをコントローラに割り当てます。
16. end
または
commit
詳細手順
ステップ 1 |
show controllers t1 interface-path-id
RP/0/0/CPU0:router# show controllers t3 0/1/0/0 |
(任意)ステップ 3 で作成した T1 コントローラに関する情報を表示します。 |
ステップ 2 |
configure
RP/0/0/CPU0:router# configure |
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 3 |
controller t1 interface-path-id
RP/0/0/CPU0:router(config)# controller t1 0/3/0/0/0 |
T1 コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 4 |
framing { sf | esf }
RP/0/0/CPU0:router(config-t1)# framing esf |
(任意)T1 データ ラインのフレーム タイプを指定します。 • sf :スーパーフレーム • esf :拡張スーパーフレーム )です。 |
ステップ 5 |
yellow { detection | generation } { disable | enable }
RP/0/0/CPU0:router(config-t1e1)# yellow detection enable |
(任意)T1 でのイエロー アラームの検出と生成をイネーブルまたはディセーブルにします。 (注) デフォルトでは、T1 チャネルでイエロー アラームが検出され、生成されます。 |
ステップ 6 |
clock source { internal | line }
RP/0/0/CPU0:router(config-t1e1)# clock source internal |
(任意)個々の T1 リンクのクロッキングを設定します。 です。 クロッキングを設定すると、ラインはアップ状態になりません。 |
ステップ 7 |
fdl { ansi | att } { enable | disable }
RP/0/0/CPU0:router(config-t1e1)# fdl ansi enable |
Facility Data Link(FDL; ファシリティ データ リンク)を介した ANSI T1.403 または AT&T TR54016 についての秒単位のパフォーマンス レポートの伝送をイネーブルにします。 (注) FDL ansi および att はデフォルトでディセーブルに設定されています。 |
ステップ 8 |
no shutdown
RP/0/0/CPU0:router(config-t1e1)# no shutdown |
shutdown 設定を削除します。 • shutdown 設定を削除すると、コントロールに強制された管理上のダウンが解除され、コントローラをアップ状態またはダウン状態に移行できるようになります。 |
ステップ 9 |
channel-group channel-group-number
RP/0/0/CPU0:router(config-t1)# channel-group 0 |
T1 チャネル グループを作成し、そのチャネル グループのチャネル グループ コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 10 |
timeslots range
RP/0/0/CPU0:router(config-t1-channel_group)# timeslots 7-12 |
1 つまたは複数の DS0 タイムスロットをチャネル グループに関連付け、関連付けたシリアル サブインターフェイスをそのチャネル グループに作成します。 • 範囲は 1 ~ 24 タイムスロットです。 • 24 タイムスロットすべてを単一のチャネル グループに割り当てることも、タイムスロットを複数のチャネル グループに分割することもできます。 (注) 個々の T1 コントローラは、24 DS0 タイムスロットの合計をサポートします。 |
ステップ 11 |
speed kbps
RP/0/0/CPU0:router(config-t1e1-channel_group)# speed 64 |
(任意)DS0 の速度を Kbps 単位で指定します。有効値は 56 と 64 です。 (注) デフォルトの速度は 64 kbps です。 |
ステップ 12 |
exit
RP/0/0/CPU0:router(config-t1-channel_group)# exit |
チャネル グループ コンフィギュレーション モードを終了します。 |
ステップ 13 |
ステップ 9 ~ 12 を繰り返し、タイムスロットをチャネル グループに割り当てます。各コントローラには、最大 24 のタイムスロットを設定できます。 |
- |
ステップ 14 |
exit
RP/0/0/CPU0:router(config-t1)# exit
|
T1 コンフィギュレーション モードを終了し、グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 15 |
Repeat Step 2 through Step 14 to assign more channel groups to a controller as desired.
|
- |
ステップ 16 |
end または commit
RP/0/0/CPU0:router(config-t3)# end または RP/0/0/CPU0:router(config-t3)# commit |
設定変更を保存します。 • end コマンドを発行すると、変更のコミットを求めるプロンプトが表示されます。
Uncommitted changes found, commit them before exiting(yes/no/cancel)?
– yes と入力すると、実行コンフィギュレーション ファイルに設定変更が保存され、コンフィギュレーション セッションが終了し、ルータが EXEC モードに戻ります。 – no と入力すると、設定変更をコミットせずにコンフィギュレーション セッションが終了し、ルータが EXEC モードに戻ります。 – cancel と入力すると、コンフィギュレーション セッションの終了や設定変更のコミットは行われず、ルータでは現在のコンフィギュレーション セッションが継続されます。 • 設定変更を実行コンフィギュレーション ファイルに保存し、コンフィギュレーション セッションを継続するには、 commit コマンドを使用します。 |
次に行う作業
• このモジュールの「BERT の設定」の説明に従って、その完全性をテストするため、コントローラの Bit Error Rate Test(BERT; ビット誤り率テスト)を設定します。
• このマニュアルで後述する 「 Cisco IOS XR ソフトウェアでのシリアル インターフェイスの設定 」モジュールの説明に従って、関連付けられたシリアル インターフェイスを設定します。
E1 コントローラの設定
ここでは、個々の E1 コントローラを設定し、それを 31 の個別の DS0 タイムスロットにチャネル化する手順について説明します。
前提条件
• 2 ポートまたは 4 ポートのチャネル化した T3 SPA が必要です。またはルータに 8 ポート チャネライズド T1/E1 SPA がインストールされている必要があります。
• 2 ポートまたは 4 ポートのチャネル化した T3 SPA がある場合、このモジュールの「チャネル化された T3 コントローラの設定」の説明に従って、チャネル化した T3 コントローラを E1 モードで実行するように設定する必要があります。
制約事項
コントローラ タイプに有効でないオプションを設定すると、設定をコミットするときにエラーが表示されます。
手順の概要
1. show controllers e1 interface-path-id
2. configure
3. controller e1 interface-path-id
4. clock source { internal | line }
5. framing { crc4 | no-crc4 | unframed }
6. national bits bits
7. no shutdown
8. channel-group channel-group-number
9. timeslots range
10. speed kbps
11. exit
12. ステップ 8 ~ 11 を繰り返し、タイムスロットをチャネル グループに割り当てます。各コントローラには、最大 24 のタイムスロットを設定できます。
13. exit
14. ステップ 2 ~ 13 を繰り返し、目的に合わせて、さらなるチャネル グループをコントローラに割り当てます。
15. end
または
commit
詳細手順
|
|
|
ステップ 1 |
show controllers e1 interface-path-id
RP/0/0/CPU0:router# show controllers e1 0/1/0/0 |
(任意)E1 コントローラに関する情報を表示します。 |
ステップ 2 |
configure
RP/0/0/CPU0:router# configure |
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 3 |
controller e1 interface-path-id
RP/0/0/CPU0:router(config)# controller e1 0/3/0/0/0 |
E1 コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 4 |
clock source { internal | line }
RP/0/0/CPU0:router(config-e1)# clock source internal |
(任意)個々の E1 リンクのクロッキングを設定します。 です。 クロッキングを設定すると、ラインはアップ状態になりません。 |
ステップ 5 |
framing { crc4 | no-crc4 | unframed }
RP/0/0/CPU0:router(config-e1)# framing unframed |
(任意)E1 データ ラインのフレーム タイプを指定します。E1 に有効なフレーム タイプは次のとおりです。 • crc4 :CRC-4 エラー監視機能付きのフレーム構成 • no-crc4 :CRC-4 エラー監視機能なしのフレーム構成 • unframed :フレーム化されていない E1 です。 |
ステップ 6 |
national bits bits
RP/0/0/CPU0:router(config-e1)# national bits 10 |
(任意)E1 ポートの各国用予約ビットを指定します。範囲は 0 ~ 31 です。 に一致します。 |
ステップ 7 |
no shutdown
RP/0/0/CPU0:router(config-e1)# no shutdown |
shutdown 設定を削除します。 • shutdown 設定を削除すると、コントロールに強制された管理上のダウンが解除され、コントローラをアップ状態またはダウン状態に移行できるようになります。 |
ステップ 8 |
channel-group channel-group-number
RP/0/0/CPU0:router(config-e1)# channel-group 0 |
E1 チャネル グループを作成し、そのチャネル グループのチャネル グループ コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 9 |
timeslots range
RP/0/0/CPU0:router(config-e1-channel_group)# timeslots 1-16 |
1 つまたは複数のタイムスロットをチャネル グループに関連付け、関連付けたシリアル サブインターフェイスをそのチャネル グループに作成します。 • 範囲は 1 ~ 31 タイムスロットです。 • 31 タイムスロットすべてを単一のチャネル グループに割り当てることも、タイムスロットを複数のチャネル グループに分割することもできます。 (注) 各 E1 コントローラは、31 DS0 タイムスロットの合計をサポートします。 |
ステップ 10 |
speed kbps
RP/0/0/CPU0:router(config-e1-channel_group)# speed 100 |
(任意)DS0 の速度を Kbps 単位で指定します。有効値は 56 と 64 です。 (注) デフォルトの速度は 64 kbps です。 |
ステップ 11 |
exit
RP/0/0/CPU0:router(config-e1-channel_group)# exit |
チャネル グループ コンフィギュレーション モードを終了します。 |
ステップ 12 |
ステップ 8 ~ 11 を繰り返し、タイムスロットをチャネル グループに割り当てます。 |
- |
ステップ 13 |
exit
RP/0/0/CPU0:router(config-e1)# exit |
E1 コンフィギュレーション モードを終了します。 |
ステップ 14 |
ステップ 2 ~ 13 を繰り返し、目的に合わせて、さらなるチャネル グループをコントローラに割り当てます。 |
- |
ステップ 15 |
end または commit
RP/0/0/CPU0:router(config-e3)# end または RP/0/0/CPU0:router(config-e3)# commit |
設定変更を保存します。 • end コマンドを発行すると、変更のコミットを求めるプロンプトが表示されます。
Uncommitted changes found, commit them before exiting(yes/no/cancel)?
– yes と入力すると、実行コンフィギュレーション ファイルに設定変更が保存され、コンフィギュレーション セッションが終了し、ルータが EXEC モードに戻ります。 – no と入力すると、設定変更をコミットせずにコンフィギュレーション セッションが終了し、ルータが EXEC モードに戻ります。 – cancel と入力すると、コンフィギュレーション セッションの終了や設定変更のコミットは行われず、ルータでは現在のコンフィギュレーション セッションが継続されます。 • 設定変更を実行コンフィギュレーション ファイルに保存し、コンフィギュレーション セッションを継続するには、 commit コマンドを使用します。 |
次に行う作業
• このモジュールの「BERT の設定」の説明に従って、その完全性をテストするため、コントローラの Bit Error Rate Test(BERT; ビット誤り率テスト)を設定します。
• このマニュアルで後述する 「 Cisco IOS XR ソフトウェアでのシリアル インターフェイスの設定 」モジュールの説明に従って、関連付けられたシリアル インターフェイスを設定します。
BERT の設定
ビット誤り率テスト(BERT)は、各 T3/E3 または T1/E1 コントローラ、および DS0 チャネル グループでサポートされています。これは、フレーム化されていな T3/E3 または T1/E1 信号でのみ行われ、一度に 1 つのポート上でのみ実行されます。個々のチャネル グループでもサポートされます。
BERT の結果を参照するには、EXEC モードで show controllers t1 コマンドまたは show controllers t3 コマンドを使用します。BERT の結果には、次の情報が含まれます。
• 選択したテスト パターンのタイプ
• テストのステータス
• 選択したインターバル
• BER テストの残り時間
• ビット エラーの合計
• 受信したビット数の合計
BERT はデータ挿入型です。テストの実行中、正規のデータはラインにフローされません。BERT の進行中、ラインはアラーム状態に置かれ、BERT が完了すると正常状態に復元されます。
T3/E3 および T1/E1 コントローラでの BERT の設定
ここでは、T3/E3 ライン、T1/E1 ライン、または個々のチャネル グループでビット誤り率テスト(BERT)のパターンをイネーブルにする手順について説明します。
前提条件
クリア チャネル T3/E3 コントローラを設定するか、T3 の T1/E1 コントローラへのチャネル化を行う必要があります。
手順の概要
1. configure
2. controller [ t3 | e3 | t1 | e1 ] interface-path-id
3. bert pattern pattern
4. bert interval time
5. bert error [ number ]
6. end
または
commit
7. exit
8. exit
9. bert [ t3 | e3 | t1 | e1 ] interface-path-id [ channel-group channel-group-number ] [ error ] start
10. bert [ t3 | e3 | t1 | e1 ] interface-path-id [ channel-group channel-group-number ] stop
11. show controllers [ t3 | e3 | t1 | e1 ] interface-path-id
詳細手順
|
|
|
ステップ 1 |
configure
RP/0/0/CPU0:router# configure |
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 2 |
controller [ t3 | e3 | t1 | e1 ] interface-path-id
RP/0/0/CPU0:router(config)# controller t3 0/1/0/0 |
コントローラ名とインスタンス ID を rack/slot/module/port 表記で指定し、T3、E3、T1、または E1 コントローラ コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 3 |
bert pattern pattern
RP/0/0/CPU0:router(config-t3)# bert pattern 2^15 |
コントローラで特定のビット誤り率テスト(BERT)のパターンをイネーブルにします。すべてのコントローラおよびチャネル グループに有効なパターンには、 0s 、 1s 、 2^15 、 2^20 、 2^20-QRSS 、 2^23 、 alt-0-1 があります。T1 および E1 コントローラに有効なパターンには 1in8 、 3in24 、 55Daly 、 55Octet があります。チャネル グループに有効なパターンには 2^11 、 2^9 、 ds0-1 、 ds0-2 、 ds0-3 、 ds0-4 があります。 コマンドを使用する必要があります。 |
ステップ 4 |
bert interval time
RP/0/0/CPU0:router(config-t3)# bert pattern 2^15 |
(任意)T3/E3 または T1/E1 ラインでのビット誤り率テスト(BERT)のパターンを指定します。インターバルの値は 1 ~ 14400 の範囲で指定できます。 |
ステップ 5 |
RP/0/0/CPU0:router(config-t3)# bert error 10 |
ビット ストリームに追加する BERT エラーの数を指定します。範囲は 1 ~ 255 です。 |
ステップ 6 |
end または commit
RP/0/0/CPU0:router(config-t3)# end または RP/0/0/CPU0:router(config-t3)# commit |
設定変更を保存します。 • end コマンドを発行すると、変更のコミットを求めるプロンプトが表示されます。
Uncommitted changes found, commit them before exiting(yes/no/cancel)?
– yes と入力すると、実行コンフィギュレーション ファイルに設定変更が保存され、コンフィギュレーション セッションが終了し、ルータが EXEC モードに戻ります。 – no と入力すると、設定変更をコミットせずにコンフィギュレーション セッションが終了し、ルータが EXEC モードに戻ります。 – cancel と入力すると、コンフィギュレーション セッションの終了や設定変更のコミットは行われず、ルータでは現在のコンフィギュレーション セッションが継続されます。 • 設定変更を実行コンフィギュレーション ファイルに保存し、コンフィギュレーション セッションを継続するには、 commit コマンドを使用します。 |
ステップ 7 |
RP/0/0/CPU0:router(config-t3)# exit |
T3/E3 または T1/E1 コントローラ コンフィギュレーション モードを終了します。 |
ステップ 8 |
RP/0/0/CPU0:router(config)# exit |
グローバル コンフィギュレーション モードを終了します。 |
ステップ 9 |
bert [
t3 |
e3 |
t1 |
e1 ]
interface-path-id [
channel-group
channel-group-number ] [
error ]
start
RP/0/0/CPU0:router# bert t3 0/3/0/0 start RP/0/0/CPU0:router# bert t3 0/3/0/0 error |
指定した T3/E3 または T1/E1 コントローラで、設定した BERT テストを開始します。 キーワードを指定して、実行中の BERT ストリームにエラーを挿入することもできます。 |
ステップ 10 |
bert [
t3 |
e3 |
t1 |
e1 ] interface-path-id [
channel-group channel-group-number]
stop
RP/0/0/CPU0:router# bert t3 0/3/0/0 stop |
指定した T3/E3 または T1/E1 コントローラで、設定した BERT テストを停止します。 |
ステップ 11 |
show controllers [
t3 |
e3 |
t1 |
e1 ] interface-path-id
RP/0/0/CPU0:router# show controllers t3 0/3/0/0 |
設定した BERT の結果を表示します。 |
次に行う作業
このマニュアルで後述する 「 Cisco IOS XR ソフトウェアでのシリアル インターフェイスの設定 」モジュールの説明に従って、テストしたコントローラに関連付けられたシリアル インターフェイスを設定します。
DS0 チャネル グループでの BERT の設定
ここでは、個々の DS0 チャネル グループでビット誤り率テスト(BERT)のパターンをイネーブルにする手順について説明します。
前提条件
クリア チャネル T3/E3 コントローラを設定するか、T3 の T1/E1 コントローラへのチャネル化を行う必要があります。
手順の概要
1. configure
2. controller [ t1 | e1 ] interface-path-id
3. channel-group channel-group-number
4. bert pattern pattern
5. bert interval time
6. end
または
commit
7. exit
8. exit
9. exit
10. bert [ t1 | e1 ] interface-path-id [ channel-group channel-group-number ][ error ] start
11. bert [ t1 | e1 ] interface-path-id [ channel-group channel-group-number ] stop
12. show controllers [ t1 | e1 ] interface-path-id
詳細手順
|
|
|
ステップ 1 |
configure
RP/0/0/CPU0:router# configure |
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 2 |
controller [ t1 | e1 ] interface-path-id
RP/0/0/CPU0:router(config)# controller t3 0/1/0/0 |
コントローラ名とインスタンス ID を rack/slot/module/port 表記で指定し、T1 または E1 コントローラ コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 3 |
channel-group
channel-group-number
RP/0/0/CPU0:router(config-t1)# channel-group 1 RP/0/0/CPU0:router(config-t1-channel_group)# |
特定のチャネル グループのチャネル グループ コンフィギュレーション モードを開始します。 channel-group-number を、BERT を設定するチャネル グループを指す番号に置き換えます。 |
ステップ 4 |
bert pattern pattern
RP/0/0/CPU0:router(config-t1-channel_group)# bert pattern 2^15 |
T3 ラインで特定のビット誤り率テスト(BERT)のパターンをイネーブルにします。すべてのコントローラおよびチャネル グループに有効なパターンには、 0s 、 1s 、 2^15 、 2^20 、 2^20-QRSS 、 2^23 、 alt-0-1 があります。T1 および E1 コントローラに有効なパターンには 1in8 、 3in24 、 55Daly 、 55Octet があります。チャネル グループに有効なパターンには 2^11 、 2^9 、 ds0-1 、 ds0-2 、 ds0-3 、 ds0-4 があります。 コマンドを使用する必要があります。 |
ステップ 5 |
bert interval time
RP/0/0/CPU0:router(config-t1-channel_group)# bert interval 5 |
(任意)T3/E3 または T1/E1 ラインでのビット誤り率テスト(BERT)パターンの時間を分単位で指定します。インターバルの値は 1 ~ 14400 の範囲で指定できます。 |
ステップ 6 |
end または commit
RP/0/0/CPU0:router(config-t1-channel_group)# end または RP/0/0/CPU0:router(config-t1-channel_group)# commit |
設定変更を保存します。 • end コマンドを発行すると、変更のコミットを求めるプロンプトが表示されます。
Uncommitted changes found, commit them before exiting(yes/no/cancel)?
– yes と入力すると、実行コンフィギュレーション ファイルに設定変更が保存され、コンフィギュレーション セッションが終了し、ルータが EXEC モードに戻ります。 – no と入力すると、設定変更をコミットせずにコンフィギュレーション セッションが終了し、ルータが EXEC モードに戻ります。 – cancel と入力すると、コンフィギュレーション セッションの終了や設定変更のコミットは行われず、ルータでは現在のコンフィギュレーション セッションが継続されます。 • 設定変更を実行コンフィギュレーション ファイルに保存し、コンフィギュレーション セッションを継続するには、 commit コマンドを使用します。 |
ステップ 7 |
RP/0/0/CPU0:router(config-t1-channel_group)# exit |
チャネル グループ コンフィギュレーション モードを終了します。 |
ステップ 8 |
RP/0/0/CPU0:router(config-t1)# exit |
T1 または E1 コンフィギュレーション モードを終了します。 |
ステップ 9 |
RP/0/0/CPU0:router(config)# exit |
グローバル コンフィギュレーション モードを終了します。 |
ステップ 10 |
bert [
t1 |
e1 ]
interface-path-id [
channel-group
channel-group-number ] [
error ]
start
RP/0/0/CPU0:router# bert t1 0/3/0/0/0 start RP/0/0/CPU0:router# bert t1 0/3/0/0/0 error |
指定したチャネル グループで、設定した BERT テストを開始します。 キーワードを指定して、実行中の BERT ストリームにエラーを挿入することもできます。 |
ステップ 11 |
bert [
t1 |
e1 ] interface-path-id [
channel-group channel-group-number]
stop
RP/0/0/CPU0:router# bert t1 0/3/0/0/0 stop |
指定したチャネル グループで、設定した BERT テストを停止します。 |
ステップ 12 |
show controllers [
t1 |
e3 ] interface-path-id
RP/0/0/CPU0:router# show controllers t3 0/3/0/0 |
設定した BERT の結果を表示します。 |
次に行う作業
このマニュアルで後述する 「 Cisco IOS XR ソフトウェアでのシリアル インターフェイスの設定 」モジュールの説明に従って、テストしたコントローラに関連付けられたシリアル インターフェイスを設定します。