一般的なトラブルシューティング情報
ここでは、SIP および SPA のトラブルシューティングに関する一般情報を示します。内容は次のとおりです。
コンソール エラー メッセージの意味
Cisco ASR 1000 シリーズ ルータの SIP や SPA の関連メッセージなどの Cisco ASR 1000 シリーズ ルータ エラー メッセージの解説や推奨アクションを確認するには、『System Messages for Cisco IOS XE 』のマニュアルを参照してください。
マニュアルでは、一連のシステム エラー メッセージが、生成元のシステム ファシリティ別に記載されています。シリアル SPA の SIP および SPA のエラー メッセージには、次のファシリティ名が使用されます。
- Cisco ASR 1000 シリーズ SIP:ASR1000_SIP
- 2 ポートおよび 4 ポート チャネライズド T3 SPA:SPA_CHOC_DSX
- 2 ポートおよび 4 ポート クリア チャネル T3/E3 シリアル SPA:SPA_T3E3
debug コマンドの使用
注意 |
デバッグ出力は CPU プロセスで高プライオリティが割り当てられているため、デバッグ出力を行うとシステムが使用できなくなることがあります。したがって、debug コマンドを使用するのは、特定の問題のトラブルシューティング時、またはシスコのテクニカル サポート担当者とともにトラブルシューティングを行う場合に限定してください。さらに、debug コマンドは、ネットワーク トラフィックが少なく、ユーザも少ないときに使用することを推奨します。デバッグをこのような時間帯に行うと、debug コマンド処理のオーバーヘッドの増加によりシステムの使用に影響が及ぶ可能性が少なくなります。 |
Cisco ASR 1000 シリーズ ルータでサポートされている他の debug コマンドと同様に、debug hw-module subslot 特権 EXEC コマンドを使用して、Cisco ASR 1000 シリーズ ルータの SPA に固有のデバッグ情報を取得することができます。
debug hw-module subslot コマンドは、シスコのテクニカル サポート担当者が使用するためのものです。Cisco ASR 1000 シリーズ ルータでサポートされている他の debug コマンドについては、『Cisco IOS Debug Command Reference』やご使用の Cisco IOS ソフトウェア リリースの機能の関連ドキュメントを参照してください。
show コマンドの使用
show コマンドには、Cisco ASR 1000 シリーズ ルータの SIP および SPA のモニタやトラブルシューティングに使用できるものがいくつかあります。この章では、show interfaces コマンドと show controllers コマンドを使用した SPA のトラブルシューティング手順について説明します。