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この章では、Cisco Data Center Network Management(DCNM)のイベント ブラウザと機能固有の [Events] タブを使用する方法を取り上げます。
• 「前提条件」
• 「イベント ブラウザおよび [Events] タブの使用」
• 「関連資料」
Cisco DCNM では、最近のステータス イベントを表示および管理できます。イベントは次のいずれかになります。
• Cisco DCNM が管理対象デバイスから取得したステータスに関連するシステム メッセージ。詳細については、『 Cisco DCNM Fundamentals Configuration Guide, Release 5.x 』を参照してください。
Cisco DCNM クライアントにはイベント ブラウザと機能固有の [Events] タブがあります。それらは、イベントが発生する可能性のある機能の [Details] ペインに表示されます。イベント ブラウザには最近のステータス イベントがすべて表示され、機能固有の [Events] タブには機能に関連するステータス イベントが表示されます。Cisco DCNM クライアントが新しいイベントをサーバから受信すると、イベント ブラウザおよび [Events] タブは動的にアップデートされます。
イベント ブラウザおよび [Events] タブでは、イベントのステータスを変更したり、イベントに注釈を追加したり、イベントを削除したりできます。
さらに、イベント ブラウザでは、イベントを重大度ごとに分けて、円グラフと棒グラフで表示できます。また、イベント データベースから個別のイベントを削除できます。
(注) Cisco DCNM サーバのログ設定が、管理対象 Cisco NX-OS デバイスのロギング レベルに影響を与えることはありません。
イベント機能を Cisco DCNM で使用するには、次の前提条件が必要です。機能固有の前提条件の詳細については、プラットフォームごとのマニュアルを参照してください。
• イベント機能のシステム メッセージのロギング レベルは、Cisco DCNM の要件を満たすか、その要件を上回る必要があります。デバイスのディスカバリ中、Cisco DCNM は不適切なロギング レベルを検出し、そのレベルを最小要件まで引き上げます。Cisco NX-OS Release 4.0 を実行する Cisco Nexus 7000 シリーズのスイッチは例外です。Cisco NX-OS Release 4.0 は、デバイスのディスカバリ前にコマンドライン インターフェイスを使用して、Cisco DCNM の要件を満たすか、その要件を上回るようにロギング レベルを設定します。詳細については、『 Cisco DCNM Fundamentals Configuration Guide, Release 5.x 』を参照してください。
• 管理対象 Cisco NX-OS デバイスは、システム メッセージを Cisco DCNM サーバに送信するように設定する必要があります。
イベント ブラウザ機能には、コンフィギュレーションに関する次の注意事項と制約事項があります。
• イベント ブラウザおよび機能固有の [Events] タブにはステータス イベントだけが表示されます。これらは、機能またはオブジェクトのステータスが変更したときに生成されるイベントです。たとえば、コンフィギュレーション イベントはイベント ブラウザおよび機能固有の [Events] タブには表示されません。
• イベント ブラウザには、Cisco DCNM クライアントを起動してから 24 時間以内に生成されたイベント メッセージだけを表示できます。デフォルトでは、Cisco DCNM クライアントは 1 時間以内に生成されたサーバ メッセージを取得します。
• イベント ブラウザには最大 2000 個のイベントを表示できます。イベント データベースは、データベースで使用可能な容量に制限されます。
• Cisco DCNM を使用して、管理対象 Cisco NX-OS デバイスのロギング レベルを制御することはできません。詳細については、『 Cisco DCNM Fundamentals Configuration Guide, Release 5.x 』を参照してください。
• 不要なイベントや解決したイベントは削除することを推奨します。イベント データベースから古いイベントを削除する方法の詳細については、『 Cisco DCNM Fundamentals Configuration Guide, Release 5.x 』を参照してください。
この機能は次のプラットフォームでサポートされていますが、異なる方法で実装される場合があります。注意事項や制約事項、システムのデフォルト、コンフィギュレーションの制限などに関するプラットフォーム固有の情報については、対応するマニュアルを参照してください。
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イベント ブラウザを使用して、最近のイベントとこれらのイベントの概要グラフを表示できます。デフォルトでは、イベント ブラウザには Cisco DCNM クライアントを起動する 1 時間前までに発生したイベントが表示されます。
ステップ 1 [Feature Selector] ペインから [Event Browser] を選択します。
[Contents] ペインにイベントの表が表示されます。概要グラフは [Feature Selector] ペインの上部に表示されます。
ステップ 2 (任意)[Feature Selector] の上部に表示されている概要グラフを変更する場合には、必要に応じて次のいずれかの [Chart Type] オプションを選択します。
グラフの色はイベントの重大度レベルに対応し、その凡例はグラフの上部に表示されます。
ステップ 3 (任意)イベントを並べ替えまたはフィルタリングする場合、次の表に示される 1 つ以上のフィルタリング機能を使用できます。
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カラムの見出しをクリックすると、次の並べ替えオプションが順番に表示されます。 • [First click]:イベントはカラムの値でアルファベット順に昇順で並べ替えられます。 |
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「イベント フィルタの適用と削除」を参照してください。 |
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1. メニュー バーから [View] > [Filter] の順に選択します。 2. イベントのフィルタリングに使用する各カラムの見出しのリストから、イベント ブラウザに表示されているイベントに含める値を選択します。 |
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イベント ブラウザのツールバーで、イベントをフィルタリングするために使用するテキストを入力します。 イベント ブラウザには入力するテキストが含まれるイベントだけが表示されます。 ヒント クイック フィルタリング オプションを設定するには、イベント ブラウザのツールバーのドロップダウン リストを使用します。 |
ステップ 4 (任意)特定のイベントの詳細を表示するには、次の手順を実行します。
c. 必要に応じて、[Details] ペインを展開します。
選択したイベントの詳細が [Details] ペインに表示されます。
d. (任意)イベントのステータス変更に関する注意とメッセージを確認するには、[Action Log] フィールドの情報を確認します。
次の基準によってイベント ブラウザのイベントをフィルタリングできます。
• イベントの日時:デフォルトでは、Cisco DCNM クライアントには Cisco DCNM クライアントを開始してから受信したイベントと、Cisco DCNM クライアントの開始前に、設定した時間内で発生したイベントがすべて表示されます(詳細は、『 Cisco DCNM Fundamentals Configuration Guide, Release 5.x 』を参照してください)。
• イベントの重大度:デフォルトでは、Cisco DCNM クライアントにはすべての重大度のイベントが表示されます。
(注) イベント フィルタを適用する場合、Cisco DCNM サーバがイベントを受信すると [Events] タブにはそれらのイベントが追加で表示されます。選択するフィルタ基準は、[Filtered Events] タブだけに影響します。
[Contents] ペインの上部に「Filter Applied」というメッセージが表示されている場合、Cisco DCNM クライアントはイベント ブラウザにイベント フィルタを適用しています。
ステップ 1 イベント ブラウザでイベントを表示する(「イベント ブラウザの表示」を参照)。
ステップ 2 イベント フィルタを適用するには、次の手順を実行します。
a. メニュー バーから [View] > [Event Filter] の順に選択します。
b. [Apply Filter] チェックボックスを選択します。
[Filtered Events] タブがイベント ブラウザに表示されます。このタブには指定したフィルタ基準に一致するイベントが表示されます。「Filter Applied」というメッセージが [Contents] ペインの上部に表示されます。
ステップ 3 イベント フィルタを削除するには、次の手順を実行します。
a. メニュー バーから [View] > [Event Filter] の順に選択します。
b. [Apply Filter] チェックボックスの選択を解除します。
[Filtered Events] タブが非表示になります。[Contents] ペインの上部に表示されているメッセージはありません。
機能の [Details] ペインに表示される [Events] タブでは機能固有のイベントを表示できます。デフォルトでは、[Events] タブには Cisco DCNM クライアントを起動する 1 時間前までに受信したイベントが表示されます。
一般的に、関連するイベントが発生する可能性のあるオブジェクトを選択すると、[Summary] ペインに [Events] タブが表示されます。たとえば、[Feature Selector] ペインから [Interfaces] > [Physical] > [Ethernet] の順に選択すると、[Summary] ペインにはデバイスが表示されます。デバイスにはスロットがあり、スロットにはイーサネット ポートがあります。デバイス、スロット、ポートのいずれかを選択すると、[Details] ペインには [Events] タブが表示されます。
[Summary] ペインで選択した項目によって、タブに表示されるイベントが決定されます。たとえば、イーサネット インターフェイスの場合、[Events] タブのイベントの範囲は、次のいずれの項目を選択するかによって異なります。
• [Device]:選択したデバイス、デバイス内のスロット、スロット内のイーサネット インターフェイスに関連するイベントです。
ステップ 1 [Feature Selector] ペインから、イベントを表示する機能を選択します。
たとえば、[Interfaces] > [Physical] > [Ethernet] の順に選択します。
ステップ 2 [Summary] ペインで、オブジェクトを選択します。
[Events] タブが [Details] ペインに表示されます。[Events] タブに、イベントの表が表示されます。
(注) [Events] タブが表示されない場合は、Cisco DCNM では選択したオブジェクトのイベントを表示できません。
ステップ 3 (任意)イベントを並べ替えまたはフィルタリングする場合、次の表に示される 1 つ以上のフィルタリング機能を使用できます。
ステップ 4 (任意)特定のイベントの詳細を表示するには、次の手順を実行します。
c. 必要に応じて、[Details] ペインを展開します。
選択したイベントの詳細が [Details] ペインに表示されます。
d. (任意)イベントのステータス変更に関する注意とメッセージを確認するには、[Action Log] フィールドの情報を確認します。
イベントのステータスを次のいずれかのステータスに変更できます。
• [Acknowledged]:緑のチェック マークとして表示されます。
デフォルトでは、新しいイベントのステータスは [Open] です。これは赤の斜線が付いた緑のチェック マークで [Annotation] カラムに表されています。
イベント ブラウザまたは特定の機能の [Events] タブでイベントを選択します。詳細については、「イベント ブラウザの表示」または「[Events] タブでのイベントの表示」を参照してください。
ステップ 2 必要に応じて、[Acknowledge] または [Open] を選択します。
選択したイベントの新しいステータスが [Annotation] カラムに表示されます。
[Details] ペインの [Action Log] フィールドには、ステータス変更に関するメッセージが表示されます。
注釈を追加するイベントを見つけます。詳細については、「イベント ブラウザの表示」または「[Events] タブでのイベントの表示」を参照してください。
• イベントを 1 つ選択するには、選択するイベントをクリックします。
• 2 つ以上の隣接したイベントを選択するには、対象イベントをクリックしてドラッグします。
• 2 つ以上のイベントを選択するには、Ctrl キーを押しながら各イベントをクリックします。
ステップ 2 選択したイベントのうち、いずれか 1 つを右クリックして [Add Notes] を選択します。
ステップ 3 注釈を入力します。1000 文字までの英数字を入力できます。これらの文字は大文字小文字が区別されます。
[Action Log] フィールドに、選択した各イベントの注釈が表示されます。
イベント ブラウザまたは機能固有の [Events] タブから 1 つ以上のイベントを削除できます。削除したイベントはイベント ブラウザまたは機能固有の [Events] タブには表示されなくなりますが、そのイベントはイベント データベースに保存されています。
イベント データベースから古いイベントを削除する方法の詳細については、『 Cisco DCNM Fundamentals Configuration Guide, Release 5.x 』を参照してください。
イベント ブラウザまたは特定の機能の [Events] タブでイベントを選択します。詳細については、「イベント ブラウザの表示」または「[Events] タブでのイベントの表示」を参照してください。
ステップ 1 イベントの表で、削除する 1 つ以上のイベントを選択します。
(注) 複数のイベントを選択するには、対象イベントをクリックしてドラッグするか、または Ctrl キーを押したまま各イベントをクリックします。
• 「イベントの表」
イベントの表はイベント ブラウザおよび機能固有の [Events] タブに表示されます。
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表示専用フィールド。 イベント メッセージの生成元です。ソースは管理対象 Cisco NX-OS デバイスの機能または Cisco DCNM サーバのいずれかです。 |
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• [Open]:イベントのデフォルトのステータスです。イベントに Open のステータスを割り当てることはできません。 |
イベント ブラウザおよび機能固有の [Events] タブのイベントの表の下に、イベントの詳細が表示されます。
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表示専用フィールド。 イベントのタイプです。イベント タイプは、イベントの一般的な性質を示す分類です。イベント タイプの値は次のとおりです。 |
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『 Cisco DCNM Fundamentals Configuration Guide, Release 5.x 』 |
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『 Cisco DCNM Fundamentals Configuration Guide, Release 5.x 』 |
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『 Cisco DCNM Fundamentals Configuration Guide, Release 5.x 』 |
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表 2-3 は、この機能のリリースの履歴です。
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