この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
この章では、Cisco Nexus 7000 シリーズ スイッチに接続されているサーバを検出するための Link Layer Discovery Protocol(LLDP)の設定方法について説明します。
• 「前提条件」
Cisco Discovery Protocol(CDP)は、すべてのシスコ デバイス(ルータ、ブリッジ、アクセス サーバ、およびスイッチ)上のレイヤ 2(データリンク層)で動作するデバイス ディスカバリ プロトコルです。CDP を使用すると、ネットワーク管理アプリケーションは、ネットワークに接続されている他のシスコ デバイスを検出して、そのデバイスについて学習できます。
他社製デバイスのディスカバリを許可するために、スイッチは、IEEE 802.1ab 規格で定義されているベンダー ニュートラルなデバイス ディスカバリ プロトコルである Link Layer Discovery Protocol(LLDP) もサポートしています。LLDP を使用すると、ネットワーク デバイスはネットワーク デバイスに関する情報を、ネットワーク上の他のデバイスにアドバタイズできます。このプロトコルはデータリンク レイヤで実行されるため、異なるネットワーク レイヤ プロトコルを実行している 2 つのシステムでも情報を交換できます。
LLDP は、デバイスおよびそのインターフェイスの機能と現在のステータスに関する情報を送信する単一方向のプロトコルです。LLDP デバイスはこのプロトコルを使用して、他の LLDP デバイスからだけ情報を要求します。Cisco DCNM は LLDP を使用して、デバイスに接続されているサーバだけを検出できます。
(注) デバイス ディスカバリおよび手動によるデバイスのサーバへのバインディングの詳細については、『Cisco DCNM Fundamentals Configuration Guide, Release 5.x』を参照してください。
LLDP 機能は、ステートレス リスタートおよびステートフル リスタートをサポートしています。リブート後またはスーパーバイザ スイッチオーバー後に、実行コンフィギュレーションが適用されます。
Cisco DCNM 上で LLDP を使用するには、次の前提条件が必要です。機能固有の前提条件の詳細については、プラットフォームごとのマニュアルを参照してください。
• LLDP 機能のシステム メッセージ ロギング レベルは、Cisco DCNM 要件を満たすか上回る必要があります。デバイスのディスカバリ中、Cisco DCNM は不適切なロギング レベルを検出し、そのレベルを最小要件まで引き上げます。Cisco NX-OS Release 4.0 を実行する Cisco Nexus 7000 シリーズのスイッチは例外です。Cisco NX-OS Release 4.0 は、デバイスのディスカバリ前にコマンドライン インターフェイスを使用して、Cisco DCNM の要件を満たすか、その要件を上回るようにロギング レベルを設定します。詳細については、『 Cisco DCNM Fundamentals Configuration Guide, Release 5.x 』を参照してください。
この機能を Cisco DCNM で使用するには、次の注意事項および制約事項が必要です。機能固有の前提条件の注意事項および制約事項の完全なリストについては、プラットフォーム固有のマニュアルを参照してください。
• LLDP タイマーと Type Length Value(TLV; タイプ、長さ、値)の記述は、Cisco DCNM を使用して設定できません。
次のプラットフォームが、この機能をサポートしています。注意事項や制約事項、システムのデフォルト、コンフィギュレーションの制限などに関するプラットフォーム固有の情報については、対応するマニュアルを参照してください。
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• 「LLDP のグローバルなイネーブルまたはディセーブル」
• 「インターフェイス上での LLDP のイネーブルまたはディセーブル」
ステップ 1 [Feature Selector] ペインから、[Interfaces] > [Physical] > [Ethernet] を選択します。使用できるデバイスが [Summary] ペインに表示されます。
ステップ 2 [Summary] ペインから、LLDP をイネーブルまたはディセーブルにするデバイスをクリックします。
• デバイスで LLDP をイネーブルにするには、メニュー バーから、[Actions] > [Enable LLDP Service] を選択します。
• デバイスで LLDP をディセーブルにするには、メニュー バーから、[Actions] > [Disable LLDP Service] を選択します。
ステップ 4 メニュー バーから、[File] > [Deploy] を選択して、変更内容をデバイスに適用します。
LLDP をグローバルにイネーブルにすると、LLDP は、デフォルトでサポートされているすべてのインターフェイス上でイネーブルになります。ただし、LLDP パケットの送信だけ、または受信だけを実行するために、個々のインターフェイスでの LLDP のイネーブルまたはディセーブル、あるいはインターフェイスの選択的な設定を実行できます。
(注) インターフェイスがトンネル ポートとして設定されている場合、LLDP は自動的にディセーブルになります。
デバイスで LLDP をグローバルにイネーブルにしていることを確認します。詳細については、「LLDP のグローバルなイネーブルまたはディセーブル」を参照してください。
ステップ 1 [Feature Selector] ペインから、[Interfaces] > [Physical] > [Ethernet] を選択します。使用できるデバイスが [Summary] ペインに表示されます。
ステップ 2 [Summary] ペインから、デバイスおよびスロットを拡張し、LLDP をイネーブルまたはディセーブルにするポートをクリックします。
[Details] ペインにポート情報のタブが表示されます。[Port Details] タブはアクティブですが、そのセクションが拡張されていません。
• ポートで LLDP をディセーブルにするには、メニュー バーから、[Actions] > [Disable LLDP] を選択します。
• ポートで LLDP をイネーブルにするには、メニュー バーから、[Actions] > [Enable LLDP] を選択します。
ステップ 4 [Details] ペインから、[Basic Settings] セクションを拡張します。
LLDP がイネーブルになると、[LLDP Transmit Enabled and LLDP Receive Enabled] フィールドに「Enabled」が表示されます。
LLDP がディセーブルになると、[LLDP Transmit Enabled and LLDP Receive Enabled] フィールドに「Disabled」が表示されます。
ステップ 5 (任意)LLDP パケットの送信だけ、または受信だけを実行するようにポートを選択的に設定するには、次のいずれかを実行します。
• LLDP パケットの送信だけを実行するようにポートを設定するには、[LLDP Transmit Enabled] ドロップダウン リストから [Enabled] を選択して、[LLDP Receive Enabled] ドロップダウン リストから [Disabled] を選択します。
• LLDP パケットの受信だけを実行するようにポートを設定するには、[LLDP Transmit Enabled] ドロップダウン リストから [Disabled] を選択して、[LLDP Receive Enabled] ドロップダウン リストから [Enabled] を選択します。
ステップ 6 メニュー バーから、[File] > [Deploy] を選択して、変更内容をデバイスに適用します。
LLDP の実装に関する詳細情報については、次の各セクションを参照してください。
• 「関連資料」
• 「標準規格」
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『 Cisco DCNM Fundamentals Configuration Guide, Release 5.x 』 |
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『 Cisco DCNM Virtual Device Context Configuration Guide, Release 5.x 』 |
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この機能でサポートされる新規または改訂された標準規格はありません。また、この機能による既存の標準規格サポートの変更はありません。 |
表 6-1 は、この機能のリリースの履歴です。
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