この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
この章では、Cisco Data Center Network Management(DCNM)でデバイス OS 管理機能を使用する方法を取り上げます。
• 「前提条件」
デバイス OS 管理機能を使用すると、Cisco DCNM で管理されている特定のデバイスにインストールされているソフトウェア イメージを管理できます。
デバイス OS 管理画面では、管理対象デバイスで使用されているソフトウェア イメージの情報を表示できます。また、[Device OS Management Summary] ペインからソフトウェア インストール ウィザードを開始できます。
ソフトウェア インストール ジョブ機能では、ソフトウェア インストール ジョブを作成および監視できます。Cisco DCNM に用意されているソフトウェア インストール ウィザードを使用すると、ソフトウェア インストール ジョブの設定に必要な情報をすべて指定できます。
1 つ以上の管理対象デバイスに対して使用できるソフトウェア インストール ジョブを作成できます。デバイスのローカル ファイル システムにすでにあるソフトウェア イメージを使用することも、ジョブに含まれている各管理対象デバイスに Cisco DCNM から指示を出し、管理対象デバイスにあるローカル ファイル システムにソフトウェア イメージを転送させることもできます。オプションは次のとおりです。
• [Device file system]:デバイスのローカル ファイル システムにあるソフトウェア イメージを使用できます。インストール ジョブを設定する前に、デバイスにイメージが存在することを確認する必要があります。
1 台のデバイスのソフトウェア イメージを指定するのではなく、デバイス タイプ カテゴリのソフトウェア イメージを指定できます。ただし、指定するイメージは、カテゴリ内の各デバイスの同じ場所および同じファイル名で存在する必要があります。たとえば、bootflash:/images/n7000-s1-dk9.4.1.2.upg.bin を指定する場合、n7000-s1-dk9.4.1.2.upg.bin のイメージ ファイルは、デバイス カテゴリ内の各デバイスの bootflash:/images にある必要があります。
• [File server]:Cisco DCNM に設定しているファイル サーバを使用できます。ファイル サーバを使用する場合、Cisco DCNM はそのファイル サーバを設定するときに指定した情報と、ソフトウェア インストール ジョブを設定するときに指定した情報を使用して、ジョブの管理対象デバイスがソフトウェア イメージを取得するために使用できる URL を集めます。
ソフトウェア インストール ジョブを設定する前に、ソフトウェア イメージがファイル サーバにあることを確認してください。また、ファイル サーバを Cisco DCNM に設定する必要があります。詳細については、「ファイル サーバ」を参照してください。
• [URL]:URL を使用してイメージ ファイルを指定できます。Cisco DCNM では、使用する転送プロトコルによって、次のように URL を確認します。
– FTP:Cisco DCNM は URL 形式、URL の FTP サーバが到達可能かどうか、指定したイメージ ファイルが FTP サーバにあるかどうかを確認します。FTP の URL 形式は次のようになります。
ftp:// username @ servername / path / filename
– SFTP:Cisco DCNM は URL 形式、URL の SFTP サーバが到達可能かどうか、指定したイメージ ファイルが SFTP サーバにあるかどうかを確認します。SFTP の URL 形式は次のようになります。
sftp:// username @ servername / path / filename
– TFTP:パスとイメージ ファイル名が正しいことを確認する必要があります。Cisco DCNM は URL 形式と URL の TFTP サーバが到達可能かどうかを確認します。TFTP の URL 形式は次のようになります。
tftp:// servername / path / filename
– SCP:SCP サーバが到達可能で、パスとイメージ ファイル名が正しいことを確認する必要があります。Cisco DCNM は URL 形式を確認します。SCP の URL 形式は次のようになります。
scp:// username @ servername / path / filename
ソフトウェア インストール ウィザードには、ソフトウェア イメージと管理対象デバイスのバージョン互換性を確認するオプションの手順があります。この手順の実行中、ソフトウェア イメージが URL またはファイル サーバで指定されている場合、Cisco DCNM は管理対象デバイスに対し、URL またはファイル サーバからデバイスのブートフラッシュ ファイル システムにソフトウェア イメージをコピーするように指示します。バージョン互換性の手順をスキップすると、インストール ジョブが開始されるまで、Cisco DCNM は URL またはファイル サーバからソフトウェア イメージをコピーするようにデバイスに指示しません。
ファイル サーバ機能では、ファイル サーバを設定できます。ファイル サーバは次の目的で使用できます。
• ソフトウェア インストール ジョブ:Cisco DCNM はファイル サーバからソフトウェア イメージ ファイルを取得して、ソフトウェア インストール ジョブに含まれているデバイスにそれらのファイルを転送します。
• コンフィギュレーション ロールバック:Cisco DCNM はデバイス コンフィギュレーションをロールバックするときに、デバイス コンフィギュレーションのバックアップをファイル サーバに作成します。
Cisco DCNM では、次のプロトコルを使用するファイル サーバをサポートしています。
ソフトウェア インストール ジョブでファイル サーバを使用する場合、次の項目を検討してください。
• ジョブに含まれている管理対象デバイスは、ファイル サーバに直接接続できる必要があります。
• ソフトウェア イメージ ファイルができる限り迅速に転送されるようにするため、ソフトウェア インストール ジョブに含まれているデバイスと同じ LAN にあるファイル サーバを使用します。利用可能なファイル サーバからのソフトウェア イメージ ファイルの転送が遅すぎる場合、ソフトウェア インストール ジョブを作成する前に、ジョブに含めるデバイスにそのファイルを手動でコピーし、ファイル サーバではなく、手動でコピーしたファイルを使用するようにジョブを設定します。
デバイス ソフトウェア イメージは、Virtual Device Context(VDC; 仮想デバイス コンテキスト)ではなく、物理デバイスに適用します。管理対象デバイス上のソフトウェア イメージを変更すると、デバイスのすべての VDC は新しいソフトウェア イメージを使用します。
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デバイス OS 管理には LAN エンタープライズ ライセンスが必要です。Cisco DCNM LAN エンタープライズ ライセンスの取得およびインストールについては、『 Cisco DCNM Installation and Licensing Guide, Release 5.x 』を参照してください。 |
Cisco DCNM でデバイス OS 管理機能を使用するには、次の前提条件が必要です。機能固有の前提条件の詳細については、プラットフォームごとのマニュアルを参照してください。
• デバイス OS 管理機能は、Cisco DCNM で管理されているデバイスだけをサポートします。つまり、Cisco DCNM でデバイスが正常に検出されている必要があります。
• デバイス OS 管理機能は、Cisco DCNM のライセンスを持つデバイスのリストに追加されているデバイスだけをサポートします。
• ソフトウェア インストール ジョブを実行するとき、ソフトウェア インストール ジョブに含まれているデバイスは、Cisco DCNM から到達可能である必要があります。デバイスに到達できないと、ソフトウェア インストール ジョブは失敗します。
デバイス OS 管理機能には、コンフィギュレーションに関する次の注意事項と制約事項があります。
• ソフトウェア インストール ジョブで使用される URL とファイル サーバは、ジョブの管理対象デバイスから到達可能である必要があります。
• URL に DNS 名を使用している場合やファイル サーバを設定する場合には、URL またはファイル サーバを使用している管理対象デバイスで DNS 名を解決できることを確認します。
• ソフトウェア インストール ジョブは、Connectivity Management Processor(CMP; 接続管理プロセッサ)をリロードしません。ソフトウェア インストール ジョブが完了したら、手動で CMP をリロードする必要があります。完了したソフトウェア インストール ジョブのステータスには、手動でリロードする必要がある CMP に関するメッセージが含まれています。詳細については、『 Cisco Nexus 7000 Series NX-OS Software Upgrade and Downgrade Guide, Release 5.x 』を参照してください。
• スーパーバイザ モジュールを 1 つ装備する Cisco Nexus 7000 シリーズのデバイスでは、ソフトウェア インストール ジョブによってデバイスはリロードされません。インストール ジョブが完了した後、スーパーバイザを 1 つ装備する Nexus 7000 シリーズのデバイスで、新しくインストールしたソフトウェア イメージを実行するには、デバイスを手動でリロードする必要があります。詳細については、『 Cisco Nexus 7000 Series NX-OS Software Upgrade and Downgrade Guide, Release 5.x 』を参照してください。
この機能は次のプラットフォームでサポートされていますが、異なる方法で実装される場合があります。注意事項や制約事項、システムのデフォルト、コンフィギュレーションの制限などに関するプラットフォーム固有の情報については、対応するマニュアルを参照してください。
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ステップ 1 [Feature Selector] ペインから、[Device OS Management] を選択します。
管理対象デバイスの表が [Summary] ペインに表示されます。各行にはデバイスのソフトウェア イメージ情報が表示されます。デバイスはアルファベット順に表示されます。
ステップ 2 ソフトウェア イメージの詳細を表示するデバイスをクリックします。
[Details] ペインには、情報の 2 つのセクションが表示されます。[System] セクションには [Summary] ペインにも表示されている情報の他に、インストール ジョブのスケジュールが設定されている場合は、インストール ジョブへのリンクなど、スケジュールが設定されているインストール ジョブのメッセージが表示されます。
[Software Installation Jobs] セクションには、今後のインストール ジョブ、現在のインストール ジョブ、過去のインストール ジョブの情報が表示されます。
ヒント [System] セクションまたは [Software Installation Jobs] セクションを展開または折りたたむには、セクション タイトルをダブルクリックします。
ステップ 3 (任意)スケジュールが設定されているソフトウェア インストール ジョブを開くには、[System] セクションでインストール ジョブへのリンクをクリックします。
[Feature Selector] ペインがソフトウェア インストール ジョブ機能に変わります。詳細については、「ソフトウェア インストール ジョブの詳細の表示」を参照してください。
[Device OS Management Summary] ペインに表示されているデバイスにソフトウェアをインストールできます。[Device OS Management Summary] ペインからソフトウェアをインストールすると、ソフトウェア インストール ウィザードが起動します。このウィザードではソフトウェア インストール ジョブを作成したり変更したりできます。
ソフトウェア インストール ウィザードでサポートされているいずれかのオプションで、インストールするソフトウェア イメージが使用可能であることを確認します。詳細については、「ソフトウェア インストール ジョブ」を参照してください。
ステップ 1 [Feature Selector] ペインから、[Device OS Management] > [Device OS Management] の順に選択します。
管理対象デバイスの表が [Summary] ペインに表示されます。
ステップ 2 新しいソフトウェア インストール ジョブに含めるデバイスをクリックします。
ステップ 3 メニュー バーから、[Actions] > [Install Software] の順に選択します。
ソフトウェア インストール ウィザードのダイアログボックスに、[Select Switches] の手順が表示されます。選択したデバイスが [Selected Switches] に表示されます。
ステップ 4 ウィザードを使用するには、「ソフトウェア インストール ウィザードの使用」を参照してください。
• 「ソフトウェア インストール ジョブのスケジュールの再設定」
• 「ソフトウェア インストール ジョブのコメントの追加と変更」
ステップ 1 [Feature Selector] ペインから、[Device OS Management] > [Software Installation Jobs] の順に選択します。
[Summary] ペインにソフトウェア インストール ジョブの表が表示されます。
ステップ 2 詳細を表示するソフトウェア インストール ジョブをクリックします。
[Details] ペインには、情報の 2 つのセクションが表示されます。[General] セクションには、ジョブ ID、ジョブのオーナー、スケジュール情報、コメント、インストール オプションが表示されます。
[Device and Software Images] セクションには、ジョブに含まれているデバイスの表、各デバイスにインストールされるソフトウェア イメージ、デバイスのインストール ステータスが表示されます。
ヒント [General] または [Device and Software Images] セクションを展開または折りたたむには、セクション タイトルをダブルクリックします。
[Software Installation Jobs] コンテンツ ペインから、ソフトウェア インストール ジョブを作成したり、既存のジョブを編集したりできます。[Software Installation Jobs] コンテンツ ペインからジョブを作成または編集すると、ソフトウェア インストール ウィザードが起動します。このウィザードではジョブを作成または変更できます。
ソフトウェア インストール ウィザードでサポートされているいずれかのオプションで、インストールするソフトウェア イメージが使用可能であることを確認します。詳細については、「ソフトウェア インストール ジョブ」を参照してください。
ソフトウェア イメージ ファイルができる限り迅速に転送されるようにするため、ソフトウェア インストール ジョブに含まれているデバイスと同じ LAN にあるファイル サーバを使用します。利用可能なファイル サーバからのソフトウェア イメージ ファイルの転送が遅すぎる場合、ソフトウェア インストール ジョブを作成する前に、ジョブに含めるデバイスにそのファイルを手動でコピーし、ファイル サーバではなく、手動でコピーしたファイルを使用するようにジョブを設定します。
[Summary] ペインにソフトウェア インストール ジョブの表が表示されます。
• ジョブを作成するには、メニュー バーから [Actions] > [New] の順に選択します。
• ジョブを編集するには、[Summary] ペインでジョブをクリックし、メニュー バーから [Actions] > [Edit] を選択します。
ソフトウェア インストール ウィザードのダイアログボックスに、[Select Switches] の手順が表示されます。
ステップ 3 ウィザードを使用するには、「ソフトウェア インストール ウィザードの使用」を参照してください。
ソフトウェア インストール ウィザードを使用して、新しいソフトウェア インストール ジョブを設定したり、既存のソフトウェア インストール ジョブを変更したりできます。
次のいずれかの場所から、ソフトウェア インストール ウィザードを起動します。
• [Device OS Management]:「デバイスへのソフトウェアのインストール」を参照してください。
• [Software Installation Jobs]:「ソフトウェア インストール ジョブの作成と編集」を参照してください。
ステップ 1 ソフトウェア インストール ウィザードのダイアログボックスで、インストール ジョブに含める各デバイスに対し、次の手順を実行します。
a. [Available Switches] でデバイスをクリックします。
ヒント ジョブからデバイスを削除するには、[Selected Switches] でデバイスをクリックし、[Remove] をクリックします。
ソフトウェア インストール ウィザードのダイアログボックスに、[Specify Software Images] の手順が表示されます。デバイスは物理デバイス タイプで分類されます。各デバイスのソフトウェア イメージを個別に指定することも、同じ物理タイプのデバイスのカテゴリ全体にソフトウェア イメージを指定することもできます。
ステップ 3 各デバイスまたは物理デバイス カテゴリで、キックスタート イメージとシステム イメージを指定します。これを行うには、[Kickstart Image] テキスト ボックスでこれらの手順を行い、[System Image] テキスト ボックスでもこれらの手順を再度行います。
a. 適用可能なイメージ テキスト ボックスをクリックして、テキスト ボックスを有効にします。次に、ボタンをさらにクリックします。
[Software Image Browser] ダイアログボックスが表示されます。
b. インストールされるソフトウェア イメージのファイルの場所を指定します。これを行うには、次のオプションのいずれかを選択します。
• [File Server]:このオプションを選択する場合、[Repository] リストからファイル サーバを選択し、ファイル サーバのフォルダに移動し、ソフトウェア イメージ ファイルを選択する必要があります。
• [Switch File System]:このオプションを選択する場合、デバイス上のファイル システムに移動して、ソフトウェア イメージ ファイルを選択する必要があります。
デバイス タイプ カテゴリのソフトウェア イメージを指定している場合、指定したイメージはカテゴリ内の各デバイスに、同じ場所および同じ名前で存在する必要があります。
• [URL]:このオプションを選択する場合、URL テキスト ボックスに URL を入力します。使用する転送プロトコルの URL にユーザ名が含まれている場合、[Password] テキスト ボックスに URL のユーザ名のパスワードを入力します。
URL を指定したら、Cisco DCNM はその URL を確認します。
[Software Image Browser] ダイアログボックスを閉じます。適用可能なイメージのテキスト ボックスに、選択したソフトウェア イメージが表示されます。
ステップ 4 (任意)ソフトウェア インストール ウィザードを使用して、選択したキックスタート イメージおよびシステム ソフトウェア イメージがデバイスと互換性があることを確認しない場合には、デバイスの行で [Skip Version Compatibility] チェックボックスを選択します。
ヒント ソフトウェア インストール ジョブに含まれている各デバイスのキックスタート イメージおよびシステム イメージを指定するまで、[Next] ボタンは利用できません。
ソフトウェア イメージの場所の URL またはソフトウェア イメージ リポジトリを指定したら、Cisco DCNM はジョブのデバイスに指定した場所からイメージを取得するように指示します。
ソフトウェア イメージ ファイルの取得に十分なスペースがデバイスのローカル ファイル システムにない場合、デバイスのスペースを解放するオプションがダイアログボックスで提示されます。
ステップ 6 デバイスに十分なスペースがないという警告を受け取ったら、次のいずれかを実行します。
• デバイスからファイルを削除するには、[Yes] をクリックします。[Delete Files] ダイアログボックスを使用して、デバイスのローカル ファイル システムを検索して、不要なファイルを削除します。完了したら、[OK] をクリックして、[Next] をクリックします。
• ジョブからデバイスを削除するには、[No]、[Back] の順にクリックしてステップ 3 に戻ります。
• ソフトウェア インストール ウィザードを終了するには、[No] をクリックして、[Cancel] をクリックします。
インストール ジョブの各デバイスのバージョン互換性チェックをスキップするように選択しない限り、ソフトウェア インストール ウィザードのダイアログボックスには、[Pre-installation Checks] の手順が表示されます。[Version Compatibility Check] カラムには、デバイスがチェックに合格したか失敗したかが表示されます。
ステップ 7 ソフトウェア インストール ウィザードのダイアログボックスに [Pre-installation Checks] の手順が表示されたら、次の手順を実行します。
a. バージョン互換性チェックに失敗したデバイスがある場合、次のいずれかを実行します。
– デバイスに指定されているソフトウェア イメージ ファイルを変更する場合、[Back] をクリックしてステップ 3 に戻ります。
– バージョン互換性チェックに失敗したデバイスにソフトウェアをインストールせずにジョブを続行する場合、[Skip devices with version compatibility failure] チェックボックスを選択します。
ソフトウェア インストール ウィザードのダイアログボックスに、[Installation Options] と [Schedule] の手順が表示されます。
ステップ 8 (任意)各デバイスの現在のコンフィギュレーションをジョブで保存したり、削除したりするには、次の手順を実行します。
a. [Installation Options] チェックボックスを選択します。
b. ジョブで各デバイスの実行コンフィギュレーションをスタートアップ コンフィギュレーションにコピーする場合、[Save Running Configuration to Startup before Installation] オプション ボタンをクリックします。実行コンフィギュレーションを変更するアップグレードまたはダウングレードがインストールされない限り、インストール ジョブ後のデバイスのコンフィギュレーションは、ジョブの実行前と同じコンフィギュレーションです。
c. 各デバイスのスタートアップ コンフィギュレーションをジョブで削除するには、[Erase Startup Configuration before Installation] オプション ボタンをクリックします。インストール ジョブの完了後、ジョブのデバイスにはデフォルトの実行コンフィギュレーションだけがあります。
ステップ 9 [Schedule] で次のいずれかを実行します。
• ウィザードの完了後すぐにソフトウェア インストール ジョブを開始する場合、[Install Now] オプション ボタンをクリックします。
• ソフトウェア インストール ジョブの開始日時を指定する場合、[Schedule Installation] オプション ボタンをクリックして、[Date and Time] フィールドでジョブの開始日時を指定します。
ステップ 10 (任意)[Comments] テキスト ボックスに、インストール ジョブのコメントを入力します。
ステップ 11 [Execution Mode] で次のいずれかを実行します。
• ジョブに含まれているデバイスに対し、一度に 1 台のデバイスでインストール ジョブを実行してから、次のデバイスに移る場合、[Sequential] オプション ボタンをクリックします。
• ジョブに含まれているすべてのデバイスに対し、同時にインストール ジョブを開始する場合、[Concurrent] オプション ボタンをクリックします。
ステップ 12 (任意)ソフトウェア インストール ジョブで失敗したインストールのログ データを保存する場合、[Archive logs from switches on DCNM server upon installation failure] チェックボックスを選択します。
[Schedule] でジョブの日時を指定した場合、ウィザードが閉じて、[Summary] ペインにジョブが表示されます。
[Schedule] で [Install Now] オプション ボタンをクリックした場合、ジョブの各デバイスの情報とジョブ ステータスが [Software Installation Status] ダイアログボックスに表示されます。
ステップ 14 [Software Installation Status] ダイアログボックスが表示されたら、次のいずれかを実行します。
• ダイアログボックスを閉じて、ジョブの実行を許可するには、[Run in Background] をクリックします。
• 1 台以上のデバイスでソフトウェア インストールを中断するには、中断するデバイスをそれぞれクリックして、[Abort Selected] をクリックします。
• すべてのデバイスでソフトウェア インストールを中断するには、[Abort All] をクリックします。
ヒント すべてのデバイスでソフトウェア インストールを中断する場合、[Close] をクリックしてダイアログボックスを閉じます。
スケジュールを再設定するソフトウェア インストール ジョブのステータスは、[Scheduled] である必要があります。中断したジョブや完了したジョブのスケジュールを再度設定することはできません。
ステップ 1 [Feature Selector] ペインから、[Device OS Management] > [Software Installation Jobs] の順に選択します。
[Summary] ペインにソフトウェア インストール ジョブの表が表示されます。
ステップ 2 [Summary] ペインで、スケジュールを再設定するジョブをクリックします。
ステップ 3 (任意)必要に応じて、[Details] タブの [General] セクション を展開します。
ステップ 4 [Scheduled At] フィールドを使用して、ジョブの開始日時を指定します。
ステップ 5 メニュー バーから [File] > [Deploy] の順に選択して、ジョブのスケジュールの変更を保存します。
ソフトウェア インストール ジョブは、その状態にかかわらず削除できます。[Software Installation Jobs] の [Summary] ペインには、完了ジョブと中断ジョブを削除するまで、それらのジョブが引き続き表示されます。
ステップ 1 [Feature Selector] ペインから、[Device OS Management] > [Software Installation Jobs] の順に選択します。
[Summary] ペインにソフトウェア インストール ジョブの表が表示されます。
ステップ 2 [Summary] ペインで、削除するジョブをクリックします。
ステップ 3 メニュー バーで、[Actions] > [Delete] の順に選択します。
[Warning] ダイアログボックスに、確認のメッセージが表示されます。
ジョブが [Summary] ペインから削除されます。変更内容を保存する必要はありません。
ステップ 1 [Feature Selector] ペインから、[Device OS Management] > [Software Installation Jobs] の順に選択します。
[Summary] ペインにソフトウェア インストール ジョブの表が表示されます。
ステップ 2 [Summary] ペインで、コメントを追加または変更するジョブをクリックします。
ステップ 3 (任意)必要に応じて、[Details] タブの [General] セクション を展開します。
ステップ 4 [Comments] フィールドにコメントを入力します。
ステップ 5 メニュー バーから [File] > [Deploy] の順に選択して、ジョブのスケジュールの変更を保存します。
ソフトウェア インストール ジョブに関連するインストール オプションを変更できます。インストール オプションでは、Cisco DCNM がデバイスの実行コンフィギュレーションを保存するか、スタートアップ コンフィギュレーションを削除するか、ソフトウェアのインストール前にデバイスのコンフィギュレーションでアクションを実行しないか、などを指定できます。
ステップ 1 [Feature Selector] ペインから、[Device OS Management] > [Software Installation Jobs] の順に選択します。
[Summary] ペインにソフトウェア インストール ジョブの表が表示されます。
ステップ 2 [Summary] ペインで、コメントを追加または変更するジョブをクリックします。
ステップ 3 (任意)必要に応じて、[Details] タブの [General] セクション を展開します。
ステップ 4 インストール ジョブの完了後、ソフトウェア インストール ジョブのデバイスで、デフォルトのデバイス コンフィギュレーションだけを保存するには、次の手順を実行します。
a. [Installation Options] チェックボックスを選択します。
b. 各デバイスのスタートアップ コンフィギュレーションをジョブで削除するには、[Erase Startup Configuration before Installation] オプション ボタンをクリックします。
ステップ 5 ソフトウェア インストール ジョブのデバイスで、インストール ジョブの完了後と同じ実行コンフィギュレーションを保存するには、次の手順を実行します。
a. [Installation Options] チェックボックスを選択します。
b. ジョブで各デバイスの実行コンフィギュレーションをスタートアップ コンフィギュレーションにコピーする場合、[Save Running Configuration to Startup before Installation] オプション ボタンをクリックします。
ステップ 6 ソフトウェア インストール ジョブの完了後に、ソフトウェア インストール ジョブのデバイスで、現在のスタートアップ コンフィギュレーションを実行コンフィギュレーションとして使用するには、[Installation Options] チェックボックスの選択を解除します。
ステップ 7 メニュー バーから [File] > [Deploy] の順に選択して、ジョブのスケジュールの変更を保存します。
(注) ホスト名を使用する場合、Cisco DCNM サーバで使用するように設定されている DNS サーバに登録されている必要があります。
• サーバが提供する転送プロトコル。Cisco DCNM では次の転送プロトコルをサポートしています。
• Cisco DCNM がサーバへのアクセスに使用するユーザ名とパスワード。
• サーバのベース ディレクトリ。Cisco DCNM がアクセスする必要があるすべてのファイルとディレクトリは、このディレクトリの下で利用可能である必要があります。
ステップ 1 [Feature Selector] ペインから、[Device OS Management] > [File Servers] の順に選択します。
[Contents] ペインにファイル サーバの表が表示されます。
ステップ 2 メニュー バーから [Actions] > [New File Server] の順に選択します。
[Contents] ペインに新しい行が表示され、[Server Name/IP Address] フィールドにはカーソルが表示されます。
ステップ 3 [Server Name/IP Address] フィールドに、ファイル サーバの IP アドレスまたはホスト名を入力します。
ステップ 4 [Protocol] フィールドをダブルクリックして、表示されたリストからプロトコルを選択します。サポート対象のプロトコルは、次のとおりです。
ステップ 5 ファイル サーバに認証が必要な場合、[User Credentials] フィールドをダブルクリックして、サーバのユーザ名とパスワードを入力します。Cisco DCNM でそのパスワードを記憶する場合、[Save Password] チェックボックスを選択します。
ステップ 6 [Base Directory] フィールドをダブルクリックします。
[Software Image Browser] ダイアログボックスが表示されます。
ステップ 7 サーバ ファイル システムを探索して、Cisco DCNM でベース ディレクトリとして使用するディレクトリを選択します。Cisco DCNM がアクセスする必要のあるすべてのファイルとディレクトリは、このディレクトリの下に配置されている必要があります。デフォルトでは、サーバのルート ディレクトリはベース ディレクトリです。
ステップ 8 (任意)[Comment] フィールドをダブルクリックして、コメントを入力します。
ステップ 9 メニュー バーから [File] > [Deploy] の順に選択して、ジョブのスケジュールの変更を保存します。
ファイル サーバのユーザ クレデンシャル、ベース ディレクトリ、コメントを変更できます。
(注) [Server Name/IP Address] または [Protocol] フィールドの値は変更できません。これらの値を変更する必要がある場合、ファイル サーバを削除して、新しい値でファイル サーバを作成します。
ユーザ クレデンシャルまたはベース ディレクトリを変更する場合、新しいユーザ クレデンシャルまたはベース ディレクトリを決定します。
ステップ 1 [Feature Selector] ペインから、[Device OS Management] > [File Servers] の順に選択します。
[Contents] ペインにファイル サーバの表が表示されます。
ステップ 2 この表で、変更するファイル サーバの行を見つけます。
ステップ 3 次の項目を実行し、必要に応じてファイル サーバのエントリを変更します。
• ユーザ クレデンシャルを変更するには、ファイル サーバの [User Credentials] フィールドをダブルクリックして、サーバのユーザ名およびパフォーマンスを入力またはクリアします。Cisco DCNM でそのパスワードを記憶する場合、[Save Password] チェックボックスを選択します。
• ベース ディレクトリを変更するには、[Base Directory] フィールドをダブルクリックして、[Software Image Browser] ダイアログボックスで Cisco DCNM がベース ディレクトリとして使用するディレクトリを選択します。
• コメントを変更するには、[Comments] フィールドをダブルクリックして、コメントを入力します。
ステップ 4 メニュー バーから [File] > [Deploy] の順に選択して、ファイル サーバの変更を保存します。
アーカイブ設定機能で、ファイル サーバがコンフィギュレーション ロールバックのファイル サーバとして指定されていることを確認します。詳細については、「ロールバック ファイル サーバの設定」を参照してください。
ステップ 1 [Feature Selector] ペインから、[Device OS Management] > [File Servers] の順に選択します。
[Contents] ペインにファイル サーバの表が表示されます。
ステップ 2 削除するファイル サーバの行を表でクリックします。
ステップ 3 メニュー バーで、[Actions] > [Delete] の順に選択します。
(注) アーカイブ設定機能で、ファイル サーバがコンフィギュレーション ロールバックのファイル サーバとして指定されている場合、ファイル サーバを削除できないことを通知するダイアログボックスが表示されます。詳細については、「ロールバック ファイル サーバの設定」を参照してください。
ファイル サーバが [Summary] ペインから削除されます。変更内容を保存する必要はありません。
ここでは、デバイス OS 管理の [Feature Selector] ドロワーで利用可能な次の 3 つの機能のフィールドを説明します。
• 「ソフトウェア インストール ジョブのフィールドの説明」
• 「[File Servers Contents] ペインのフィールドの説明」
ここでは、デバイス OS 管理機能のフィールドを説明します。
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表示専用フィールド。 インストール ジョブのステータスです。ジョブが実行中、失敗、成功の場合、ステータスを展開して、ジョブの詳細情報を表示できます。 |
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ここでは、ソフトウェア インストール ジョブ機能のフィールドを説明します。
• 「[Installation Job]:[Details]:[General] セクション」
• 「[Installation Job]:[Details]:[Devices and Software Images] セクション」
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デバイス OS 管理機能に関する詳細情報については、次の項を参照してください。
• 「関連資料」
• 「標準規格」
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Nexus 7000 シリーズ スイッチでのコマンドライン インターフェイスを使用した Cisco NX-OS ソフトウェアのアップグレードとダウングレード |
『Cisco Nexus 7000 Series NX-OS Software Upgrade and Downgrade Guide, Release 5.x 』 |
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この機能でサポートされる新規または改訂された標準規格はありません。また、この機能による既存の標準規格サポートの変更はありません。 |
表 7-6 は、この機能のリリースの履歴です。
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Cisco Nexus 4000 シリーズ スイッチと Cisco Nexus 5000 シリーズ スイッチにサポートが追加されました。 |