この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
この章では、Cisco Data Center Network Manager(DCNM)のコンポーネント機能の使用方法について説明します。
• 「前提条件」
コンポーネント機能は、管理された Cisco Nexus 7000 シリーズ スイッチの選択された管理デバイスおよび電力消費量の情報を構成するコンポーネントに関する情報を表示します。さらに、コンポーネント機能を使用すると、Cisco Nexus 1000V シリーズ スイッチなどの仮想スイッチの基本システム パラメータを設定できます。仮想スイッチの設定については 第 4 章「仮想スイッチの管理」 を参照してください。
コンポーネント機能は、管理デバイスのシャーシ、モジュール、ファン トレイ、電源に関するサマリーおよび詳細情報を表示します。
Cisco DCNM は、管理対象の Cisco Nexus 7000 シリーズ スイッチすべての電力消費量および特定デバイスのサマリー情報の集約、および選択されたデバイスのグラフィカル情報を含む、管理対象の Cisco Nexus 7000 シリーズ スイッチの電力消費量に関する情報を表示します。
Cisco DCNM でコンポーネント機能を使用するには、次の前提条件が必要です。機能固有の前提条件の詳細については、プラットフォームごとのマニュアルを参照してください。
• LLDP 機能のシステム メッセージ ロギング レベルは、Cisco DCNM 要件を満たすか上回る必要があります。デバイスのディスカバリ中、Cisco DCNM は不適切なロギング レベルを検出し、そのレベルを最小要件まで引き上げます。Cisco NX-OS Release 4.0 を実行する Cisco Nexus 7000 シリーズのスイッチは例外です。Cisco NX-OS Release 4.0 は、デバイスのディスカバリ前にコマンドライン インターフェイスを使用して、Cisco DCNM の要件を満たすか、その要件を上回るようにロギング レベルを設定します。詳細については、『 Cisco DCNM Fundamentals Configuration Guide, Release 5.x 』を参照してください。
この機能は次のプラットフォームでサポートされていますが、異なる方法で実装される場合があります。注意事項や制約事項、システムのデフォルト、コンフィギュレーションの制限などに関するプラットフォーム固有の情報については、対応するマニュアルを参照してください。
|
|
---|---|
Cisco Nexus 1000V シリーズ スイッチ 1 |
|
Cisco Nexus 4000 シリーズ スイッチ1 |
|
コンポーネント機能は、管理デバイスのシャーシ、モジュール、ファン トレイ、電源に関するサマリーおよび詳細情報を表示します。
ステップ 1 [Feature Selector] ペインから、[Inventory] を選択します。
[Summary] ペインに、各管理デバイスのサマリー シャーシ情報が表示されます。
ステップ 2 シャーシに関するその他の情報を表示するには、デバイスをクリックしてください。
[Details] タブが選択された状態で、[Details] ペインにタブが表示されます。
• [Details]:ハードウェアおよびソフトウェアの詳細情報を表示します。
• [Environmental Status]:電力消費量および冗長情報を表示します。
• [CPU Utilization]:ユーザ機能およびカーネル機能専用の利用パーセンテージを示す、収集された統計情報を表示します。この機能に関する統計情報の収集の詳細については、『 Cisco DCNM Fundamentals Configuration Guide, Release 5.x 』を参照してください。
• [Memory Utilization]:特定のしきい値内のメモリ利用率を示す、収集された統計情報を表示します。この機能に関する統計情報の収集の詳細については、『 Cisco DCNM Fundamentals Configuration Guide, Release 5.x 』を参照してください。
• [Events]:シャーシ イベントを表示します。イベントの送信元、時間、重大度、メッセージ、およびステータスもあわせて表示します。イベントの詳細を表示するには、[Details] ペインのイベントを選択し、[Details] ペインの最下部にある下矢印をクリックします。
Cisco DCNM は、スーパーバイザ モジュール、I/O モジュール、およびファブリック モジュールのサマリー情報、詳細情報、環境情報、およびイベント情報を表示します。
ステップ 1 [Feature Selector] ペインから、[Inventory] を選択します。
[Summary] ペインに表示される各管理デバイスのモジュール説明、製品 ID、シリアル番号、ハードウェア バージョン、ソフトウェア バージョン、ステータス、温度、およびイベントを含む、サマリー シャーシ情報。
ステップ 2 [Summary] ペインからデバイスを拡張します。
シャーシ内の各モジュール、電源、およびファン トレイのサマリーが含まれるように、デバイスの一覧表示が拡張されます。
[Details] タブが選択された状態で、[Details] ペインにタブが表示されます。
• [Details]:選択されたモジュール タイプの一般識別情報および特別な情報を表示します。
• [Environmental Status]:選択されたスーパーバイザ モジュール、I/O モジュール、またはファブリック モジュールの環境ステータス情報を表示します。文字による温度情報を表示するには、[Temperature Status Table] セクションを拡張します。図による温度情報を表示するには、[Temperature Status Thermometer] セクションを拡張します。
• [TCAM Statistics]:モジュールの TCAM 使用率に関する収集された情報を表示します。この機能に関する統計情報の収集の詳細については、『 Cisco DCNM Fundamentals Configuration Guide, Release 5.x 』を参照してください。
• [Events]:選択されたスーパーバイザ モジュール、I/O モジュール、またはファブリック モジュールのイベント情報を表示します。イベントの詳細を表示するには、イベントを選択し、ペインの最下部にある上矢印ボタンをクリックします。
ステップ 1 [Feature Selector] ペインから、[Inventory] を選択します。
[Summary] ペインに、各管理デバイスのサマリー シャーシ情報が表示されます。
ステップ 2 [Summary] ペインからデバイスを拡張します。
シャーシ内の各モジュール、電源、およびファン トレイのサマリーが含まれるように、デバイスの一覧表示が拡張されます。
[Details] タブが選択された状態で、[Details] ペインにタブが表示されます。
• [Details]:一般識別情報、電力(ワット)、および電流(アンペア)などの情報を表示します。
• [Events]:イベント情報を表示します。イベントの送信元、時間、重大度、メッセージ、およびステータスの情報もあわせて表示します。イベントの詳細を表示するには、イベントを選択し、ペインの最下部にある上矢印ボタンをクリックします。フィールドが開いて、詳細イベント情報が表示されます。
ステップ 1 [Feature Selector] ペインから、[Inventory] を選択します。
デバイスのシャーシ サマリー情報が [Summary] ペインに表示されます。
ステップ 2 [Summary] ペインからデバイスを拡張します。
[Summary] ペインのデバイスの下にモジュール、電源、およびファン トレイが一覧表示されます。各行には、コンポーネントのサマリー情報が含まれています。
[Details] タブが選択された状態で、[Details] ペインにタブが表示されます。
• [Details]:ファン トレイの説明情報およびステータスを表示します。
• [Events]:イベント情報を表示します。イベントの送信元、時間、重大度、メッセージ、およびステータスもあわせて表示します。各イベントの詳細を表示できます。
Cisco DCNM は、ネットワークの 1 つ以上の管理デバイスの電力消費量に関するサマリー情報および詳細情報を表示します。Cisco DCNM は、すべての管理された Cisco Nexus 7000 シリーズ スイッチの集約電力消費量の情報も表示します。最大 6 つの管理デバイスの電力消費量の統計情報を収集するように Cisco DCNM を設定できます。
Cisco DCNM は、すべての管理された Cisco Nexus 7000 シリーズ デバイスと各管理デバイスの集約電力消費量、および各管理デバイスに割り当てられた、また使用可能な総電力容量と消費電力に関するサマリー情報を表示します。
電力消費量サマリー情報を表示するには、[Feature Selector] ペインから、[Inventory] > [Power Usage] を選択します。[Summary] ペインに、すべての管理された Cisco Nexus 7000 シリーズ スイッチの集約電力消費量、および各管理デバイスの電力消費量情報が表示されます。
ネットワークの 1 つ以上の管理デバイスの電力消費量に関するグラフィカルな詳細を表示できます。このグラフィカルな情報には、棒グラフおよび円グラフが含まれます。棒グラフには、デバイスの消費電力に基づいて、上位または下位の 5 つのデバイスの総容量(ワット)、総割り当て量(ワット)、および総消費量(ワット)が表示されます。上位 5 つのデバイスは、最大電力を消費するデバイスから始まります。円グラフでは、選択されたデバイスの消費電力および未使用電力の合計が表示されます。
ステップ 1 [Feature Selector] ペインから、[Inventory] > [Power Usage] を選択します。
[Summary] ペインに、ネットワーク全体および各管理デバイスのサマリー電力消費量の情報が表示されます。
ステップ 2 [Summary] ペインから、ネットワーク全体または 1 つ以上のデバイスをクリックします。
[Details] タブに、選択されたデバイスの電力消費量に関するグラフィカルな詳細が表示されます。
次のウィンドウが [Statistics] タブに表示されます。
• [Power Usage Statistics Chart]:最大 6 つの管理デバイスの総容量(ワット)、総消費量(ワット)、総割り当て量(ワット)、総使用可能量(ワット)を表示します。
この機能に関する統計情報の収集の詳細については、『 Cisco DCNM Fundamentals Configuration Guide, Release 5.x 』を参照してください。
ここでは、コンポーネント機能および電力消費量機能の次のフィールドについて説明します。
• 「[Inventory]:[Details]:[Hardware] セクション」
• 「[Inventory]:[Details]:[Software] セクション」
|
|
---|---|
|
|
---|---|
|
|
|
|
|
|
---|---|
グループ内の全デバイスが使用する電力のパーセンテージ、または 1 つのデバイス内の全モジュールが使用する電力のパーセンテージ。 |
|
表 3-4 は、この機能のリリースの履歴です。
|
|
|
---|---|---|
Nexus 5000 シリーズ スイッチおよび Nexus 2000 シリーズ Fabric Extender に対するサポートが追加されました。 |