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このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
この章では、レイヤ 2 スイッチング ポートをアクセス ポートまたはトランク ポートとして設定する手順について説明します。
(注) 管理対象デバイス上で実行される Cisco NX-OS リリースでは、この章で説明する機能や設定がすべてサポートされるとは限りません。最新の機能情報および警告については、使用するプラットフォームおよびソフトウェア リリースのマニュアルとリリース ノートを参照してください。
(注) レイヤ 2 ポートは、トランク ポート、アクセス ポート、またはプライベート VLAN ポートとして機能させることができます。プライベート VLAN の詳細については、『Cisco DCNM Layer 2 Switching Configuration Guide, Release 5.x』を参照してください。
• 「アクセス インターフェイスとトランク インターフェイスについて」
• 「アクセス インターフェイスとトランク インターフェイスの設定」
(注) SPAN 宛先インターフェイスについては、『Cisco Nexus 7000 Series NX-OS System Management Configuration Guide, Release 5.x』を参照してください。
Data Center Network Manager の機能の詳細については、『 Cisco DCNM Fundamentals Configuration Guide, Release 5.x 』を参照してください。
レイヤ 2 スイッチング ポートをアクセス ポートまたはトランク ポートとして設定できます。トランクは単一のリンクを介して複数の VLAN トラフィックを伝送します。これにより、ネットワーク全体に VLAN を拡張できます。すべてのレイヤ 2 スイッチング ポートは、Media Access Control(MAC; メディア アクセス制御)アドレス テーブルを維持します。
(注) VLAN、プライベート VLAN、およびスパニング ツリー プロトコルの詳細については、『Cisco DCNM Layer 2 Switching Configuration Guide, Release 5.x』を参照してください。
(注) レイヤ 2 ポートは、トランク ポート、アクセス ポート、またはプライベート VLAN ポートとして機能させることができます。プライベート VLAN の詳細については、『Cisco DCNM Layer 2 Switching Configuration Guide, Release 5.x』を参照してください。
(注) ハイ アベイラビリティ機能の詳細については、『Cisco Nexus 7000 Series NX-OS High Availability and Redundancy Guide, Release 5.x』を参照してください。
• 「アクセス インターフェイスとトランク インターフェイスについて」
(注) このデバイスは、IEEE 802.1Q タイプ VLAN トランク カプセル化だけをサポートします。
レイヤ 2 ポートは、アクセスまたはトランク ポートとして次のように設定できます。
• アクセス ポートには VLAN を 1 つだけ設定でき、1 つの VLAN のトラフィックだけを伝送できます。
• トランク ポートには複数の VLAN を設定でき、複数の VLAN のトラフィックを同時に伝送できます。
デフォルトでは、デバイスのポートはすべてレイヤ 3 ポートです。
デフォルト ポート設定をレイヤ 2 に変更するには、Command-Line Interface(CLI; コマンドライン インターフェイス)を使用します。システムのデフォルト ポート設定をレイヤ 2 に変更する方法については、『 Cisco DCNM Layer 2 Switching Configuration Guide, Release 5.x 』を参照してください。
同じトランクのポートはすべて同じデバイス内にあることが必要です。複数のデバイスからの VLAN のトラフィックをトランク ポートで伝送できません。
図 3-1 に、ネットワーク内でのトランク ポートの使用例を示します。トランク ポートは、2 つ以上の VLAN のトラフィックを伝送します。
図 3-1 トランクおよびアクセス ポートと VLAN トラフィック
(注) VLAN については、『Cisco DCNM Layer 2 Switching Configuration Guide, Release 5.x』を参照してください。
複数の VLAN に接続するトランク ポートのトラフィックを正しく伝送するために、デバイスは IEEE 802.1Q カプセル化(タギング方式)を使用します(詳細については、「IEEE 802.1Q カプセル化」 を参照してください)。
(注) レイヤ 3 インターフェイスのサブインターフェイスの詳細については、『Cisco DCNM Unicast Routing Configuration Guide, Release 5.x』を参照してください。
アクセス ポートのパフォーマンスを最適化するには、ポートをホスト ポートとして設定します。ホスト ポートとして設定されたポートは、自動的にアクセス ポートとして設定され、チャネル グループ化はディセーブルになります。ホストを割り当てると、割り当てたポートがパケット転送を開始する時間が短縮されます。
ホスト ポートとして設定できるのは端末だけです。端末以外のポートをホストとして設定しようとするとエラー メッセージが表示されます。
アクセス ポートで受信するパケットのヘッダーにアクセス VLAN 値以外の 802.1Q タグがある場合、このポートは MAC 送信元アドレスを学習せずにパケットをドロップします。
レイヤ 2 インターフェイスはアクセス ポートまたはトランク ポートとして機能できますが、両方のポート タイプとして同時に機能できません。
レイヤ 2 インターフェイスをレイヤ 3 インターフェイスに戻すと、このインターフェイスはレイヤ 2 の設定をすべて失い、デフォルト VLAN 設定に戻ります。
(注) VLAN の情報については、『Cisco DCNM Layer 2 Switching Configuration Guide, Release 5.x』を参照してください。
トランクとは、スイッチと他のネットワーキングデバイス間の Point-To-Point(p2p; ポイントツーポイント)リンクです。トランクは単一のリンクを介して複数の VLAN トラフィックを伝送します。これにより、ネットワーク全体に VLAN を拡張できます。
複数の VLAN に接続するトランク ポートのトラフィックを正しく配信するために、デバイスは IEEE 802.1Q カプセル化(タギング方式)を使用します。この方式では、フレーム ヘッダーに挿入したタグが使用されます(図 3-2 を参照)。このタグには、そのフレームおよびパケットが属する特定の VLAN に関する情報が含まれます。タグ方式を使用すると、複数の異なる VLAN 用にカプセル化されたパケットが、同じポートを通過しても、各 VLAN 間でトラフィック分離を維持できます。また、カプセル化された VLAN タグにより、トランクは同じ VLAN 上のネットワークの端から端までトラフィックを移動させます。
図 3-2 802.1Q タグなしヘッダーと 802.1Q タグ付きヘッダー
(注) アクセス VLAN を割り当て、プライベート VLAN のプライマリ VLAN としても動作させると、そのアクセス VLAN に対応するすべてのアクセス ポートも、プライベート VLAN モードのプライマリ VLAN 向けのすべてのブロードキャスト トラフィックを受信するようになります。
(注) プライベート VLAN の詳細については、『Cisco DCNM Layer 2 Switching Configuration Guide, Release 5.x』を参照してください。
アクセス モードでポートを設定すると、そのインターフェイスのトラフィックを伝送する VLAN を指定できます。アクセス モードのポート用またはアクセス ポート用に VLAN を設定しないと、そのインターフェイスはデフォルトの VLAN(VLAN1)のトラフィックを伝送します。
VLAN のアクセス ポート メンバシップを変更するには、新しい VLAN を指定します。VLAN をアクセス ポートのアクセス VLAN として割り当てるには、まず、VLAN を作成する必要があります。アクセス ポートのアクセス VLAN をまだ作成していない VLAN に変更すると、アクセス ポートがシャットダウンされます。
アクセス ポートは、アクセス VLAN 値のほかに 802.1Q タグがヘッダーに設定されたパケットを受信すると、送信元 MAC アドレスを学習せずに、そのパケットをドロップします。
トランク ポートは、タグなしパケットと 802.1Q タグ付きパケットを同時に伝送できます。デフォルトのポート VLAN ID をトランク ポートに割り当てると、すべてのタグなしトラフィックが、そのトランク ポートのデフォルトのポート VLAN ID で伝送され、タグなしトラフィックはすべてこの VLAN に属するものと見なされます。この VLAN は、トランク ポートのネイティブ VLAN ID と呼ばれます。つまり、トランク ポートでタグなしトラフィックを伝送する VLAN がネイティブ VLAN ID となります。
(注) ネイティブ VLAN ID 番号は、トランクの両端で一致している必要があります。
トランク ポートは、デフォルトのポート VLAN ID と同じ VLAN が設定された出力パケットをタグなしで送信します。他のすべての出力パケットは、トランク ポートによってタグ付けされます。ネイティブ VLAN ID を設定しないと、トランク ポートはデフォルト VLAN を使用します。
シスコのソフトウェアは、トランク ポートで IEEE 802.1Q 標準をサポートします。タグなしトラフィックがトランク ポートを通過するには、パケットにタグがない VLAN を作成する必要があります(またはデフォルト VLAN を使用することもできます)。タグなしパケットはトランク ポートとアクセス ポートを通過できます。
ただし、デバイスを通過するすべてのパケットに 802.1Q タグがあり、トランクのネイティブ VLAN の値と一致する場合はタギングが取り除かれ、タグなしパケットとしてトランク ポートから出力されます。トランク ポートのネイティブ VLAN でパケットのタギングを保持したい場合は、この点が問題になります。
トランク ポートのすべてのタグなしパケットをドロップし、ネイティブ VLAN ID と同じ 802.1Q の値付きでデバイスに届くパケットのタグを保持するようにデバイスを設定できます。この場合も、すべての制御トラフィックはネイティブ VLAN を通過します。この設定はグローバルです。デバイスのトランク ポートは、ネイティブ VLAN のタギングを保持する場合と保持しない場合があります。
デフォルトでは、トランク ポートは、すべての VLAN へのトラフィックを送信し、すべての VLAN からのトラフィックを受信します。各トランク上では、すべての VLAN ID が許可されます。ただし、この包括的なリストから VLAN を削除すれば、特定の VLAN からのトラフィックが、そのトランクを通過するのを禁止できます。後ほど、トラフィックを伝送するトランクの VLAN を指定してリストに追加し直すこともできます。
デフォルト VLAN のスパニング ツリー プロトコル(STP)トポロジを区切るには、許容 VLAN のリストから VLAN1 を削除します。この分割を行わないと、VLAN1(デフォルトでは、すべてのポートでイネーブル)が非常に大きな STP トポロジを形成し、STP の収束時に問題が発生する可能性があります。VLAN1 を削除すると、そのポート上で VLAN1 のデータ トラフィックはすべてブロックされますが、制御トラフィックは通過し続けます。
(注) パーティションの詳細については、『Cisco DCNM Layer 2 Switching Configuration Guide, Release 5.x』を参照してください。
ソフトウェアは、レイヤ 2 ポートのハイ アベイラビリティをサポートします。
(注) ハイ アベイラビリティの詳細については、『Cisco Nexus 7000 Series NX-OS High Availability and Redundancy Guide, Release 5.x』を参照してください。
デバイスは仮想デバイス コンテキスト(VDC)をサポートします。
同じトランクのポートはすべて同じデバイス内にあることが必要です。また、複数のデバイスからの VLAN のトラフィックをトランク ポートで伝送できません。
(注) VDC およびリソースの割り当ての詳細については、『Cisco DCNM Virtual Device Context Configuration Guide, Release 5.x』を参照してください。
(注) VDC を使用する場合は Advanced Services ライセンスが必要です。
次に示す設定時の注意事項および制約事項は、802.1Q トランクを使用するときに適用され、ネットワークのトランキングの構築方法が多少制限されます。802.1Q トランクを使用するときは、これらの制約事項に注意してください。
• ポートはレイヤ 2 またはレイヤ 3 インターフェイスのいずれかです。両方が同時に成立することはありません。
• レイヤ 3 ポートをレイヤ 2 ポートに変更する場合またはレイヤ 2 ポートをレイヤ 3 ポートに変更する場合は、レイヤに依存するすべての設定は失われます。アクセスまたはトランク ポートをレイヤ 3 ポートに変更すると、アクセス VLAN、ネイティブ VLAN、許容 VLAN などの情報はすべて失われます。
• アクセス リンクを持つデバイスには接続しないでください。アクセス リンクにより VLAN が区分されることがあります。
• 802.1Q トランクを介してシスコ デバイスを接続するときは、802.1Q トランクのネイティブ VLAN がトランク リンクの両端で同じであることを確認してください。トランクの一端のネイティブ VLAN と他端のネイティブ VLAN が異なると、スパニング ツリー ループの原因になります。
• ネットワーク上の各 VLAN のスパニング ツリーをディセーブルにせずに 802.1Q トランクのネイティブ VLAN のスパニング ツリーをディセーブルにすると、スパニング ツリー ループが発生することがあります。802.1Q トランクのネイティブ VLAN のスパニング ツリーはイネーブルのままにしておく必要があります。スパニング ツリーをイネーブルにしておけない場合は、ネットワークの各 VLAN のスパニング ツリーをディセーブルにする必要があります。スパニング ツリーをディセーブルにする前に、ネットワークに物理ループがないことを確認してください。
• 802.1Q トランクを介して 2 台のシスコ デバイスを接続すると、トランク上で許容される VLAN ごとにスパニング ツリー Bridge Protocol Data Unit(BPDU; ブリッジ プロトコル データ ユニット)が交換されます。トランクのネイティブ VLAN 上の BPDU は、タグなしの状態で予約済み IEEE 802.1D スパニング ツリー マルチキャスト MAC アドレス(01-80-C2-00-00-00)に送信されます。トランク上の他の全 VLAN 上の BPDU は、タグ付きの状態で、予約済み Cisco Shared Spanning Tree(SSTP)マルチキャスト MAC アドレス(01-00-0c-cc-cc-cd)に送信されます。
• 他社製の 802.1Q デバイスでは、すべての VLAN に対してスパニング ツリー トポロジを定義するスパニング ツリーのインスタンス(Mono Spanning Tree)が 1 つしか維持されません。802.1Q トランクを介してシスコ製のスイッチを他社製のスイッチに接続すると、他社製のスイッチの Mono Spanning Tree とシスコ製のスイッチのネイティブ VLAN スパニング ツリーが組み合わされて、Common Spanning Tree(CST)と呼ばれる単一のスパニング ツリー トポロジが形成されます。
• シスコ デバイスは、トランクのネイティブ VLAN 以外の VLAN にある SSTP マルチキャスト MAC アドレスに BPDU を伝送します。したがって、他社製のデバイスではこれらのフレームが BPDU として認識されず、対応する VLAN のすべてのポート上でフラッディングされます。他社製の 802.1Q クラウドに接続された他のシスコ デバイスは、フラッディングされたこれらの BPDU を受信します。BPDU を受信すると、Cisco スイッチは、他社製の 802.1Q デバイス クラウドにわたって、VLAN 別のスパニング ツリー トポロジを維持できます。シスコ デバイスを隔てている他社製の 802.1Q クラウドは、802.1Q トランクを介して他社製の 802.1Q クラウドに接続されたすべてのデバイス間の単一のブロードキャスト セグメントとして処理されます。
• シスコ デバイスを他社製の 802.1Q クラウドに接続するすべての 802.1Q トランク上で、ネイティブ VLAN が同じであることを確認します。
• 他社製の特定の 802.1Q クラウドに複数のシスコ デバイスを接続する場合は、すべての接続に 802.1Q トランクを使用する必要があります。シスコ デバイスを他社製の 802.1Q クラウドにアクセス ポート経由で接続することはできません。この場合、シスコ製のアクセス ポートはスパニング ツリー「ポート不一致」状態になり、トラフィックはポートを通過しません。
• トランク ポートをポート チャネル グループに含めることができますが、そのグループのトランクはすべて同じ設定にする必要があります。グループを初めて作成する場合、すべてのポートはグループに追加する最初のポートのパラメータ セットのとおりになります。パラメータの設定を変更すると、許容 VLAN やトランク ステータスなど、デバイスのグループのすべてのポートにその設定を伝えます。たとえば、ポート グループのあるポートがトランクになるのを中止すると、すべてのポートがトランクになるのを中止します。
• トランク ポートで 802.1X をイネーブルにしようとすると、エラー メッセージが表示され、802.1X はイネーブルになりません。802.1X をイネーブルにしたポートをトランク モードに変更しようとしても、ポートのモードは変更されません。
• 「レイヤ 2 アクセス ポートとしての LAN インターフェイスの設定」
• 「ネイティブ VLAN トラフィックにタグを付けるためのデバイス設定」
レイヤ 2 ポートをアクセス ポートとして設定できます。アクセス ポートは、タグなしの 1 つの VLAN だけのパケットを伝送します。インターフェイスが伝送する VLAN トラフィックを指定します。これがアクセス VLAN になります。アクセス ポートの VLAN を指定しない場合、そのインターフェイスはデフォルト VLAN のトラフィックだけを伝送します。デフォルトの VLAN は VLAN1 です。
レイヤ 2 アクセス ポートを設定するには、[Ethernet] ペインを使用します(図 3-3 を参照)。
図 3-3 [Ethernet] ペイン、[Port Mode Settings]
レイヤ 2 アクセス ポートを設定するには、次の手順を実行します。
ステップ 1 [Feature Selector] ペインで [Interfaces] > [Physical] > [Ethernet] を選択して [Ethernet] ペインを開きます。
ステップ 2 [Summary] ペインの [Contents] ペインで、デバイスをダブルクリックしてインターフェイスを表示します。
ステップ 3 スロットをクリックすると、インターフェイスのリストが表示されます。
そのインターフェイスが [Summary] ペイン内で強調表示され、一連のタブが [Details] ペインに表示されます。
ステップ 5 [Details] ペインの [Port Details] タブをクリックします。
ステップ 6 [Port Mode Settings] セクションをクリックします。
ステップ 7 ポートをアクセス ポートとして設定するには、[Mode] ドロップダウン リストで [Access] を選択します。
ステップ 8 [Access VLAN] フィールドでアクセス VLAN を指定します。指定するには、既知の VLAN を使用するか、このデバイス上の VLAN の 1 つを割り当てるか、新しい VLAN を作成します。
デフォルトのアクセス VLAN は VLAN1 です。有効範囲は VLAN 1 ~ 4094 です。ただし、内部的に割り当てられている VLAN 3968 ~ 4047 と 4094 を除きます。
ステップ 9 メニュー バーで [File] > [Deploy] を選択して変更をデバイスに適用します。
(注) 実際のポートがまだアクセス モードであるときに、トランク ポートをプレプロビジョニングすることができます。メイン メニューで [Tools] > [Global Preferences] > [Pre Provisioning] を選択すると、この機能を設定する画面の表示と非表示が切り替わります。プレプロビジョニングの詳細については、『Cisco DCNM Fundamentals Configuration Guide, Release 5.x』を参照してください。
レイヤ 2 ポートをトランク ポートとして設定することができます。このポートは、1 つの VLAN のタグなしパケットを送信するのに加えて、複数の VLAN のカプセル化されたタグ付きパケットを送信します。
(注) デバイスは 802.1Q カプセル化だけをサポートします。
レイヤ 2 トランク ポートを設定するには、[Ethernet] ペインを使用します(図 3-3 を参照)。
レイヤ 2 トランク ポートを設定する手順は次のとおりです。
ステップ 1 [Feature Selector] ペインで [Interfaces] > [Physical] > [Ethernet] を選択して [Ethernet] ペインを開きます。
ステップ 2 [Summary] ペインの [Contents] ペインで、デバイスをダブルクリックしてインターフェイスを表示します。
ステップ 3 スロットをクリックすると、インターフェイスのリストが表示されます。
そのインターフェイスが [Summary] ペイン内で強調表示され、一連のタブが [Details] ペインに表示されます。
ステップ 5 [Details] ペインの [Port Details] タブをクリックします。
ステップ 6 [Port Mode Settings] セクションをクリックします。
ステップ 7 ポートをトランク ポートとして設定するには、[Mode] ドロップダウン リストで [Trunk] を選択します。
(注) [Encapsulation] の行の淡色表示されている dot1q からの値は変更しないでください。IEEE 802.1Q カプセル化法は、サポートされている唯一のカプセル化方法です。
ステップ 8 [Allowed VLAN] フィールドに、このトランク ポート上で稼動できる VLAN の番号を入力するか、VLAN を選択します。
VLAN 1 ~ 4094 がデフォルトです。VLAN 3968 ~ 4047 および 4094 は、デバイス使用のために内部的に割り当てられています。
ステップ 9 [Native VLAN] フィールドでは、このトランク ポートのネイティブ VLAN を指定、選択、作成します。
デフォルトのネイティブ VLAN は VLAN1 です。有効範囲は VLAN 1 ~ 4094 です。ただし、内部的に割り当てられている VLAN 3968 ~ 4047 と 4094 を除きます。
ステップ 10 メニュー バーで [File] > [Deploy] を選択して変更をデバイスに適用します。
802.1Q トランク インターフェイスを使用する場合、ネイティブ VLAN ID の値と一致しすべてのタグなしトラフィックをドロップするタグで開始するすべてのパケットに対するタギングを維持できます(この場合もインターフェイスの制御トラフィックは伝送されます)。この機能はデバイス全体に当てはまります。デバイスの VLAN を指定して当てはめることはできません。
(注) あるデバイスの 802.1Q タギングでイネーブルにし、別のデバイスではディセーブルにすると、この機能をディセーブルにしたデバイスのトラフィックはすべてドロップされます。この機能はデバイスごとに独自に設定する必要があります。
すべてのトランク ポートのすべてのネイティブ VLAN に対してタギングを維持するように設定するには、[VLAN] ペインを使用します(図 3-4 を参照)。
図 3-4 [VLAN] ペイン、[Global Settings]
トランク ポートのネイティブ VLAN に対してタギングを維持するようにデバイスを設定する手順は次のとおりです。
ステップ 1 [Feature Selector] ペインで [Switching] > [VLAN] を選択して [VLAN] ペインを開きます。
ステップ 2 [Summary] ペインの [Device View] タブをクリックします。
そのデバイスが [Summary] ペイン内で強調表示され、一連のタブが [Details] ペインに表示されます。
ステップ 4 [Details] ペインの [Global Settings] タブをクリックします。
ステップ 5 [Dot1Q Native Tag] ドロップダウン リストから [Enabled] を選択します。これで、すべてのトランク ポートのネイティブ VLAN 上で常に 802.1q タグを維持するようにデバイスが設定されます。
ステップ 6 メニュー バーで [File] > [Deploy] を選択して変更をデバイスに適用します。
統計情報を表示するために作成できるチャートには、次のものがあります。これらは [Statistics] タブに表示されます。
• Traffic Statistics Chart:ポートに関する情報(ユニキャスト、マルチキャスト、廃棄など)が表示されます。
• Error Counters Chart:アクセスまたはトランク インターフェイスに関するエラーが表示されます(アラインメント、コリジョン、ラント、ジャイアントなど)。
• SFP Diagnostic Chart:このデバイスに接続されている SFP トランシーバに関する診断情報が表示されます。
• Trunk Statistics Chart:特定のトランク ポートを選択したときにトランクの情報が表示されます(ユニキャスト、マルチキャストなど)。
• SOLM Statistics Chart:ユニキャストおよびマルチキャストの受信/送信トラフィックに関するデータが表示されます。
(注) SOLM Statistics Chart を作成できるのは、Cisco Nexus 4000 プラットフォーム、Cisco DCNM 4.2(3) リリース以降のみです。
• FIP Statistics Chart:選択されているイーサネット インターフェイスの FIP 統計情報が表示されます。
この機能のための統計情報収集の詳細については、『 Cisco DCNM Fundamentals Configuration Guide, Release 5.x 』を参照してください。
この章で説明したフィールドの説明は、「基本インターフェイス パラメータの設定」を参照してください。
アクセスおよびトランク ポート モードの実装に関する追加情報については、次の項を参照してください。
• 「関連資料」
• 「標準規格」
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この機能でサポートされる新規または改訂された標準規格はありません。また、この機能による既存の標準規格サポートの変更はありません。 |
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Management Information Base(MIB; 管理情報ベース)を検索およびダウンロードするには、次の URL にアクセスしてください。 http://www.cisco.com/public/sw-center/netmgmt/cmtk/mibs.shtml |
表 3-1 は、この機能のリリースの履歴です。
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