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この章では、ポート チャネルを設定し、Cisco Nexus 7000 シリーズ NX-OS でポート チャネルをより有効に利用するために Link Aggregation Control Protocol(LACP)を適用して設定する手順を説明します。
Data Center Network Manager の機能とポート チャネルでの [Topology] タブの使用の詳細については、 『Cisco DCNM Fundamentals Configuration Guide, Release 5.x 』 を参照してください。
(注) 管理対象デバイス上で実行される Cisco NX-OS リリースでは、この章で説明する機能や設定がすべてサポートされるとは限りません。最新の機能情報および警告については、使用するプラットフォームおよびソフトウェア リリースのマニュアルとリリース ノートを参照してください。
(注) ポート チャネル機能に対するシステム メッセージのログ レベルは、Cisco DCNM の要件以上でなければなりません。デバイス検出時に、ログ レベルが不十分であることが検出された場合は、最低限必要なレベルまで Cisco DCNM によって引き上げられます。ただし、Cisco Nexus 7000 シリーズ スイッチで Cisco NX-OS Release 4.0 を実行する場合は例外です。Cisco NX-OS Release 4.0 の場合は、デバイス検出の前に、コマンドライン インターフェイスを使用してログ レベルを Cisco DCNM の要件以上となるように設定してください。詳細については、『Cisco Nexus 7000 Series NX-OS System Management Configuration Guide, Release 5.x』を参照してください。
ポート チャネルは複数の物理インターフェイスの集合体で、論理インターフェイスを作成します。1 つのポート チャネルに最大 8 つの個別アクティブ リンクをバンドルして、帯域幅と冗長性を向上させることができます。また、ポート チャネルでは、これらの集約された各物理インターフェイス間でトラフィックのロード バランシングも行います。ポート チャネルの物理インターフェイスが少なくとも 1 つ動作していれば、そのポート チャネルは動作しています。
レイヤ 2 ポート チャネルに適合するレイヤ 2 インターフェイスをバンドルすれば、レイヤ 2 ポート チャネルを作成できます。レイヤ 3 ポート チャネルに適合するレイヤ 3 インターフェイスをバンドルすれば、レイヤ 3 ポート チャネルを作成できます。レイヤ 3 ポート チャネルを作成したら、ポート チャネル インターフェイスに IP アドレスを追加してレイヤ 3 ポート チャネルにサブインターフェイスを作成できます。レイヤ 2 インターフェイスとレイヤ 3 インターフェイスを同一のポート チャネルで組み合わせることはできません。
Cisco NX-OS Release 4.2 から、ポート セキュリティをポート チャネルに適用できます(ポート セキュリティの詳細については、『 Cisco DCNM Security Configuration Guide, Release 5.x 』を参照してください)。
ポート チャネル内のすべてのポートは同じデバイス内にある必要があり、複数のデバイスにまたがってポート チャネルを設定することはできません。
ポート チャネルをレイヤ 3 からレイヤ 2 に変更することもできます。レイヤ 2 インターフェイスの作成手順については、「レイヤ 2 インターフェイスの設定」を参照してください。
変更した設定をポート チャネルに適用すると、そのポート チャネルのメンバ インターフェイスにもそれぞれ変更が適用されます。たとえば、Spanning Tree Protocol(STP; スパニング ツリー プロトコル)パラメータをポート チャネルに設定すると、Cisco DC-OS ソフトウェアはこれらのパラメータをポート チャネルのそれぞれのインターフェイスに適用します。
(注) レイヤ 2 ポートがポート チャネルの一部になった後に、すべてのスイッチポートの設定をポート チャネルで実行する必要があります。スイッチポートの設定を各ポート チャネル メンバに適用できません。レイヤ 3 の設定を各ポート チャネル メンバに適用できません。設定をポート チャネル全体に適用する必要があります。
サブインターフェイスが論理ポート チャネル インターフェイスの一部であっても、レイヤ 3 ポート チャネルにサブインターフェイスを作成できます。ポート チャネル サブインターフェイスの詳細については、「サブインターフェイス」を参照してください。
集約プロトコルが関連付けられていない場合でもスタティック ポート チャネルを使用して設定を簡略化できます。
柔軟性を高めたい場合は LACP を使用できます。Link Aggregation Control Protocol(LACP)は IEEE 802.3ad で定義されています。LACP を使用すると、リンクによってプロトコル パケットが渡されます。
• 「基本設定」
• 「互換性要件」
• 「LACP」
ポート チャネルは物理リンクをチャネル グループにバンドルして単一の論理リンクを作成し、最大 8 つの物理リンクからなる集約帯域幅を実現します。ポート チャネルのメンバ ポートが故障すると、それまでに故障したリンクで伝送されたトラフィックはポート チャネルに残っている他のメンバ ポートに切り替えます。
最大 8 つのポートをスタティック ポート チャネルにバンドルできます。集約プロトコルは使用しません。ただし、LACP をイネーブルにすればポート チャネルをより柔軟に使用できます。LACP を使ってポート チャネルを設定する場合とスタティック ポート チャネルを使って設定する場合では、手順が多少異なります(「ポート チャネルの設定」を参照)。
(注) デバイスのポート チャネルは Port Aggregation Protocol(PAgP)をサポートしません。
各ポートにはポート チャネルが 1 つだけあります。ポート チャネルのすべてのポートには互換性があり、同じ速度とデュプレックス モードを使用します(「互換性要件」を参照)。集約プロトコルを使わずにスタティック ポート チャネルを実行する場合、物理リンクはすべて on チャネル モードです。このモードは、LACP をイネーブルにしない限り変更できません(「ポート チャネル モード」を参照)。
ポート チャネル インターフェイスを作成すると、ポート チャネルを直接作成できます。またはチャネル グループを作成して個別ポートをバンドルに集約させることができます。インターフェイスをチャネル グループに関連付けると、ポート チャネルがない場合は対応するポート チャネルが自動的に作成されます。この場合、ポート チャネルは最初のインターフェイスのレイヤ 2 またはレイヤ 3 設定を行います。最初にポート チャネルを作成することもできます。この場合は、Cisco DC-OS ソフトウェアがポート チャネルと同じチャネル番号の空のチャネル グループを作成してデフォルト レイヤ 2 またはレイヤ 3 設定を行い、互換性も設定します(「互換性要件」を参照)。ポート チャネル サブインターフェイスの作成と削除の詳細については、「レイヤ 3 インターフェイスの設定」を参照してください。
(注) 少なくともメンバ ポートの 1 つがアップしており、そのポートのチャネルが有効であれば、ポート チャネルはアップしています。メンバ ポートがすべてダウンしていれば、ポート チャネルはダウンしています。
図 5-1 に、ポート チャネル インターフェイスを示します。
ポート チャネル インターフェイスは、レイヤ 2 またはレイヤ 3 インターフェイスとして分類できます。さらに、レイヤ 2 ポート チャネルはアクセス モードまたはトランク モードに設定できます。レイヤ 3 ポート チャネル インターフェイスのチャネル メンバにはルーテッド ポートがあり、場合によってはサブインターフェイスもあります。
Cisco NX-OS Release 4.2(1) から、スタティック Media Access Control(MAC; メディア アクセス制御)アドレスを使用してレイヤ 3 ポート チャネルを設定できます。この値を設定しない場合、レイヤ 3 ポート チャネルは、最初にアップになるチャネル メンバのルータ MAC を使用します。レイヤ 3 ポート チャネルでのスタティック MAC アドレス設定については、『 Cisco Nexus 7000 Series NX-OS Layer 2 Switching Configuration Guide, Release 5.x 』を参照してください。
レイヤ 2 ポートにアクセスまたはトランク モードを設定する手順については、「レイヤ 2 インターフェイスの設定」を参照してください。レイヤ 3 インターフェイスとサブインターフェイスを設定する手順については、「レイヤ 3 インターフェイスの設定」を参照してください。
チャネル グループにインターフェイスを追加する場合、ソフトウェアは特定のインターフェイス属性をチェックし、インターフェイスがチャネル グループと互換性があることを確認します。たとえば、レイヤ 2 チャネル グループにレイヤ 3 インターフェイスを追加できません。また、Cisco DC-OS ソフトウェアはインターフェイスの多数の動作属性をチェックしてから、そのインターフェイスがポート チャネル集約に参加することを許容します。
チャネル モード セットを on に設定したインターフェイスだけをスタティック ポート チャネルに追加できます。また、チャネル モードを active または passive に設定したインターフェイスだけを、LACP を実行するポート チャネルに追加できます(ポート チャネル モードの詳細については、「LACP Marker Responder」を参照してください)。これらの属性は、個々のメンバ ポートに設定できます。設定するメンバ ポートの属性に互換性がない場合、ソフトウェアはこのポートをポート チャネルで一時停止させます。
または、次のパラメータが同じ場合、パラメータに互換性がないポートを強制的にポート チャネルに参加させることもできます。
インターフェイスがポート チャネルに参加すると、一部のパラメータが削除され、ポート チャネルの値が次のように置き換わります。
• Access Control List(ACL; アクセス コントロール リスト)
インターフェイスがポート チャネルに参加または脱退しても、次に示す多くのインターフェイス パラメータは影響を受けません。
ポート チャネル インターフェイスにサブインターフェイスを設定し、ポート チャネルのメンバ ポートを削除すると、ポート チャネル サブインターフェイスの設定はメンバ ポートに伝わりません。
(注) ポート チャネルを削除すると、すべてのメンバ インターフェイスはポート チャネルから削除されたかのように設定されます。
Cisco DC-OS ソフトウェアは、フレームのアドレスを数値にハッシュしてチャネルのリンクを 1 つ選択することで、ポート チャネルのすべての動作インターフェイス間のトラフィックをロード バランシングします。ポート チャネルはデフォルトでロード バランシングを備えています。ポート チャネル ロード バランシングは、MAC アドレス、IP アドレスを使用します。またはレイヤ 4 ポート番号を使用してリンクを選択します。ポート チャネル ロード バランシングは、送信元または宛先アドレスおよびポートの両方またはどちらか一方を使用します。
ロード バランシング モードを設定して、デバイス全体または指定したモジュールに設定したすべてのポート チャネルに適用することができます。モジュールごとの設定はデバイス全体のロード バランシング設定に優先されます。デバイス全体に 1 つのロード バランシング モードを、指定したモジュールに別のモードを、さらに別の指定したモジュールに別のモードを設定できます。ポート チャネルごとにロード バランシング方式を設定することはできません。
使用するロード バランシング アルゴリズムのタイプを設定できます。ロード バランシング アルゴリズムを指定し、フレームのフィールドを見て出力トラフィックに選択するメンバ ポートを決定します。
(注) レイヤ 3 インターフェイスのデフォルト ロード バランシング モードは、発信元および宛先 IP アドレスです。非 IP インターフェイスのデフォルト ロード バランシング モードは、送信元および宛先 MAC アドレスです。
次のいずれかの方式を使用するデバイスを設定し、ポート チャネル全体をロード バランシングできます。
非 IP およびレイヤ 3 ポート チャネルはどちらも設定したロード バランシング方式に従い、発信元、宛先、または発信元および宛先パラメータを使用します。たとえば、発信元 IP アドレスを使用するロード バランシングを設定すると、すべての非 IP トラフィックは発信元 MAC アドレスを使用してトラフィックをロード バランシングしますが、レイヤ 3 トラフィックは発信元 IP アドレスを使用してトラフィックをロード バランシングします。同様に、宛先 MAC アドレスをロード バランシング方式として設定すると、すべてのレイヤ 3 トラフィックは宛先 IP アドレスを使用しますが、非 IP トラフィックは宛先 MAC アドレスを使用してロード バランシングします。
ロード バランシングは、VDC とは無関係に、システム全体または特定のモジュールによって設定できます。ポート チャネルのロード バランシングは、すべての VDC にわたるグローバル設定です。
入トラフィックが Multiprotocol Label Switching(MPLS; マルチプロトコル ラベル スイッチング)の場合、ソフトウェアはパケットの IP アドレスのラベルの下位部分を参照します。
ポート チャネルを使用するロード バランシング アルゴリズムは、マルチキャスト トラフィックには適用されません。設定したロード バランシング アルゴリズムにかかわらず、マルチキャスト トラフィックは次の方式を使用してポート チャネルのロード バランシングを行います。
• レイヤ 4 情報を持つマルチキャスト トラフィック:送信元 IP アドレス、送信元ポート、宛先 IP アドレス、宛先ポート
• レイヤ 4 情報を持たないマルチキャスト トラフィック:発信元 IP アドレス、宛先 IP アドレス
• 非 IP マルチキャスト トラフィック:発信元 MAC アドレス、宛先 MAC アドレス
(注) Cisco IOS を実行するデバイスは、単一メンバの障害時に、port-channel hash-distribution コマンドを実行することで、メンバ ポートの ASIC の動作を最適化できました。Cisco Nexus 7000 はこの最適化をデフォルトで実行し、このコマンドを必要とせず、またサポートしません。Cisco NX-OS は、デバイス全体に対してであれ、モジュール単位であれ、port-channel load-balance ethernet コマンドによるポート チャネル上のロード バランシング基準のカスタマイズをサポートしません。
LACP では、最大 16 のインターフェイスを 1 つのポート チャネルに設定できます。最大 8 つのインターフェイスをアクティブに、最大 8 つのインターフェイスをスタンバイ ステートにできます。
(注) LCAP は、使用する前にイネーブルにする必要があります。デフォルトでは、LACP はディセーブルです。
LACP をイネーブルにする手順については「LACP のイネーブル化」を参照してください。
Cisco NX-OS Release 4.2 から、システムは機能のディセーブル化の前に自動的にチェックポイントを作成するため、このチェックポイントにロールバックできます。ロールバックとチェックポイントについては、『 Cisco Nexus 7000 Series NX-OS System Management Configuration Guide, Release 5.x 』を参照してください。
図 5-2 に、個別リンクを LACP ポート チャネルおよびチャネル グループに組み込み、個別リンクとして機能させる方法を示します。
LACP では、最大 16 のインターフェイスを 1 つのチャネル グループにバンドルできます。チャネル グループのインターフェイスが 8 つよりも多い場合、残りのインターフェイスは、このチャネル グループに関連付けられたポート チャネルのホットスタンバイとなります。
(注) ポート チャネルを削除すると、ソフトウェアは関連付けられたチャネル グループを自動的に削除します。すべてのメンバ インターフェイスはオリジナルの設定に戻ります。
ポート チャネルの個別インターフェイスは、チャネル モードで設定します。スタティック ポート チャネルを集約プロトコルを使用せずに実行すると、チャネル モードは常に on に設定されます。
デバイス上で LACP をグローバルにイネーブルにした後、各インターフェイスのチャネル モードを active または passive に設定して、各チャネルの LACP をイネーブルにします。チャネル グループにリンクを追加すると、LACP チャネル グループの個別リンクにいずれかのチャネル モードを設定できます。
(注) active または passive チャネル モードで、個々のインターフェイスを設定するには、まず、LACP をグローバルにイネーブルにする必要があります。
表 5-1 で、各チャネル モードについて説明します。
LACP は、パッシブおよびアクティブ モードの両方でポート間をネゴシエートして、ポート速度やトランキング ステートなどを基準にしてポート チャネルを形成できるかどうかを決定します。パッシブ モードは、リモート システムやパートナーが LACP をサポートするかどうか不明の場合に役に立ちます。
次の例のようにモードに互換性がある場合、ポートの LACP モードが異なれば、ポートは LACP ポート チャネルを形成できます。
• active モードのポートは、 active モードの別のポートとともにポート チャネルを正しく形成できます。
• active モードのポートは、 passive モードの別のポートとともにポート チャネルを形成できます。
• passive モードのポートは、どちらのポートもネゴシエーションを開始しないため、 passive モードの別のポートとともにポート チャネルを形成できません。
• on モードのポートは LACP を実行しておらず、 active または passive モードの別のポートとともにポート チャネルを形成できません。
LACP を実行するどのシステムにも LACP システム プライオリティ値があります。このパラメータのデフォルトの値である 32768 を適用することも、1 ~ 65535 の値を設定することもできます。LACP はシステム プライオリティに MAC アドレスを使用してシステム ID を形成します。また、他のデバイスとのネゴシエーション中にもシステム プライオリティを使用します。システム プライオリティ値が大きいほど、プライオリティは低くなります。
(注) LACP のシステム ID は、LACP システム プライオリティ値と MAC アドレスを組み合わせたものです。
LACP を使用するように設定されたポートにはそれぞれ LACP ポート プライオリティがあります。LACP ポート プライオリティに、デフォルト値である 32768 を適用することも、1 ~ 65535 の値を設定することもできます。LACP はポート番号とともにポート プライオリティを使用して、ポート ID を形成します。
互換性のあるすべてのポートを集約できない制限がある場合、LACP はポート プライオリティを使用して、スタンバイ モードにする必要があるポートを決定し、アクティブ モードにすべきポートを指定します。LACP では、ポート プライオリティ値が大きいほど、プライオリティは低くなります。指定ポートが、より低い LACP プライオリティを持ち、ホット スタンバイ リンクではなくアクティブ リンクとして選択される可能性が最も高くなるように、ポート プライオリティを設定できます。
LACP は、LACP を使用するように設定されたポートごとに、チャネルグループ番号と同じ管理キー値を自動的に設定します。管理キーは、他のポートと集約されるポートの機能を定義します。他のポートと集約されるポート機能は、次の要因によって決まります。
ポート チャネルを使用すればデータ トラフィックを動的に再配布できます。この再配布により、リンクが削除または追加されたり、ロード バランシング スキームが変更されることもあります。トラフィック フローの途中でトラフィックが再配布されると、フレームの秩序が乱れる可能性があります。
LACP は Marker Protocol を使って、再配布によってフレームが重複したり順番が入れ替わらないようにします。Marker Protocol は、所定のトラフィック フローのすべてのフレームがリモート エンドで正しく受信すると検出します。LACP は ポート チャネル リンクごとに Marker PDUS を送信します。リモート システムは、Marker PDU よりも先にこのリンクで受信されたすべてのフレームを受信すると、Marker PDU に応答します。リモート システムは次に Marker Responder を送信します。ポート チャネルのすべてのメンバ リンクの Marker Responder を受信したローカル システムは、トラフィック フローのフレームを正しい順序で再配分します。ソフトウェアは Marker Responder だけをサポートします。
表 5-2 に、LACP がイネーブルのポート チャネルとスタティック ポート チャネルの主な相違点を示します。
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相互運用性の解決、および LACP プロトコル収束の高速化のために複数の新しいコマンドがリリース 4.2(3) に追加されました。
Cisco Nexus 7000 が非 Nexus ピアに接続されている場合、そのグレースフル フェールオーバーのデフォルトが、ディセーブルにされたポートがダウンになるための時間を遅らせる可能性があります。また、ピアからのトラフィックを喪失する原因にもなります。これらの状況を解決するために、 lacp graceful-convergence コマンドが追加されました。
デフォルトで、ポートがピアから LACP PDU を受信しない場合、LACP はポートを中断ステートに設定します。場合によっては、この機能は誤設定によって作成されるループの防止に役立ちますが、サーバが LACP にポートを論理的アップにするように要求するときに、サーバの起動に失敗する原因になることがあります。 lacp suspend-individual コマンドを使用して、ポートを個別の状態に設定できます。
メンバ ポートと他のポート チャネルに関連する設定は、ポート チャネルとメンバ ポートを持つ Virtual Device Context(VDC; 仮想デバイス コンテキスト)で設定します。すべての VDC 間に最大 256 のポート チャネルを設定できます。各 VDC で 1 ~ 4096 の番号を使ってポート チャネルに番号を設定できます。異なる VDC に同じポート チャネル番号を使用できます。たとえば、VDC1 にポート チャネル 100 を設定し、VDC2 の別のポート チャネルにも 100 を設定できます。
ただし、LACP システム ID は VDC ごとに異なります。LACP の詳細については、「LACP の概要」を参照してください。
(注) VDC およびリソースの割り当ての詳細については、『Cisco DCNM Virtual Device Context Configuration Guide, Release 5.x』を参照してください。
1 つのポート チャネルのすべてのポートと VLAN は同じ VDC であることが必要です。LACP を使用する場合、最大 8 つのアクティブ ポートと最大 8 つのスタンバイ ポートは同じ VDC であることが必要です。ポート チャネルはグローバルに作成されるので、ポート チャネルにメンバ ポートを設定する前に、それぞれの VDC に割り当てるメンバ ポートを確認する必要があります。ポート チャネルは 1 つの VDC から始まり(そのチャネルのすべてのポートが同じ VDC)、別の VDC のポート チャネルに対応します(この場合もそのチャネルのすべてのポートは同じ VDC)。
(注) ポートチャネリング ロード バランシング モードは、単一のモジュールまたはモジュール全体で動作します。デフォルト VDC のポート チャネルを使用するロード バランシングを設定する必要があります。指定した VDC のポート チャネルを使用してロード バランシングを設定することはできません。ロード バランシングの詳細については、「ポート チャネルを使ったロード バランシング」を参照してください。
ポート チャネルは、複数のポートのトラフィックをロード バランシングすることでハイ アベイラビリティを実現します。物理ポートが故障した場合、ポート チャネルのメンバがアクティブであればポート チャネルは引き続き動作します。モジュール間の設定が共通しているため、異なるモジュールのポートをバンドルして、モジュール故障時にも動作するポート チャネルを作成できます。
ポート チャネルは、ステートフル再起動とステートレス再起動をサポートします。ステートフル再起動はスーパーバイザ切り替え時に発生します。切り替え後、Cisco DC-OS ソフトウェアは実行時の設定を適用します。
(注) ハイ アベイラビリティ機能の詳細については、『Cisco Nexus 7000 Series NX-OS High Availability and Redundancy Guide, Release 5.x』を参照してください。
• DCNM を使用してポート チャネルを設定する前に、デバイスのコマンド ラインで NX-OS グローバル コマンド logging-level port-channel 6 を入力して、ログ レベルを設定する必要があります。ログ レベルの詳細については、『 Cisco Nexus 7000 Series NX-OS System Management Configuration Guide, Release 5.x 』を参照してください。
• シングル ポート チャネルのすべてのポートは、レイヤ 2 またはレイヤ 3 ポートであること。
• シングル ポート チャネルのすべてのポートが、互換性の要件を満たしていること。互換性の要件の詳細については、「互換性要件」を参照してください。
• この機能を使用する前に LACP をイネーブルにする必要があります。
• 冗長スーパーバイザ エンジン上のポートも含め、すべてのモジュール上のすべてのイーサネット ポートは、ポート チャネル(最大 8 つのアクティブ ポートを持つ)をサポートします。これらのポートは、物理的に隣接しているポートでなくても、また同じモジュール上のポートでなくてもかまいません。
• 共有および専用ポートは同じポート チャネルに設定できません(共有および専用ポートについては、「基本インターフェイス パラメータの設定」 を参照してください)。
• レイヤ 2 ポート チャネルでは、ポートに互換性が設定されていれば、STP ポート パス コストが異なる場合でもポート チャネルを形成できます。
• STP では、ポート チャネル バンドルはシングル ポートと見なされます。この場合のポート コストは、そのチャネルに割り当てられているすべての設定されたポート コストの合計です。
• ポート チャネルを設定した場合、ポート チャネル インターフェイスに適用した設定はポート チャネル メンバ ポートに影響を与えます。メンバ ポートに適用した設定は、設定を適用したメンバ ポートにだけ影響します。
• LACP は半二重モードをサポートしません。LACP ポート チャネルの半二重ポートは中断ステートになります。
• ポート チャネルにポートを追加する前に、ポートセキュリティ情報をそのポートから削除しておく必要があります。同様に、チャネル グループのメンバであるポートにポートセキュリティ情報を追加できません。
• ポート チャネル グループに属するポートはプライベート VLAN ポートとして設定しないでください。ポートがプライベート VLAN の設定に含まれている間は、そのポート チャネルの設定は非アクティブになります。
(注) ポート チャネルでの Topology 機能の使用方法の詳細については、『Cisco DCNM Fundamentals Configuration Guide, Release 5.x』を参照してください。
• 「ポート チャネル インターフェイスのシャットダウンと再起動」
• 「ポート チャネル インターフェイスへの速度とデュプレックスの設定」
LACP ベースのポート チャネルにする場合は LACP をイネーブルにします。
正しいデバイスで操作していることを確認します(または [Feature Selector] ペインから [Virtual Devices] を選択)。
[Port Channel] パネルを使用して、ポート チャネルを作成します。またはレイヤ 3 のポート チャネルとは別に、スイッチド、またはレイヤ 2 のポート チャネルを作成します。
ステップ 1 [Feature Selector] ペインで、[Interfaces] > [Logical] > [Port Channel] を選択し、[Port Channel] ペインを開きます。
ステップ 2 [Contents] ペインの [Summary] ペインで、ポート チャネルを作成するデバイスをクリックします。
ステップ 3 メニュー バーで [New] > [Switched Port Channel] を選択し、レイヤ 2 ポート チャネルを作成します。
ステップ 4 メニュー バーで [New] > [Routed Port Channel] を選択し、レイヤ 3 ポート チャネルを作成します。
ステップ 5 [Channel ID] に数値を入力します。
ステップ 6 (任意)メニュー バーで [File] > [Deploy] を選択して変更をデバイスに適用します。
[Port Channel] ペインを使用して、ポート チャネルを削除します(図 5-3を参照)。
ステップ 1 [Feature Selector] ペインで、[Interfaces] > [Logical] > [Port Channel] を選択し、[Port Channel] ペインを開きます。
ステップ 2 [Contents] ペインの [Summary] ペインで、ポート チャネルを削除するデバイスをダブルクリックします。
ステップ 4 メニュー バーで [Actions] > [Delete] を選択します。
ステップ 5 (任意)メニュー バーで [File] > [Deploy] を選択して変更をデバイスに適用します。
新しいチャネル グループまたはすでにレイヤ 2 ポートを含むチャネル グループにレイヤ 2 ポートを追加できます。ポート チャネルがない場合は、このチャネル グループに関連付けられたポート チャネルが作成されます。
LACP ベースのポート チャネルにする場合は LACP をイネーブルにします。
すべてのレイヤ 2 メンバ ポートは、全二重モードで同じ速度で実行されている必要があります。
(注) 特定のポート チャネルに特定のインターフェイスを追加できない場合、互換性の問題を示すエラー メッセージが表示されます。
[Ethernet] ペインを使用して、レイヤ 2 ポートをスイッチド ポート チャネルに追加します(図 5-4を参照)。
レイヤ 2 インターフェイスをスイッチド ポート チャネルに追加するには、次の手順を実行します。
ステップ 1 [Feature Selector] ペインで [Interfaces] > [Physical] > [Ethernet] を選択して [Ethernet] ペインを開きます。
ステップ 2 [Summary] ペインの [Contents] ペインで、デバイスをダブルクリックしてインターフェイスを表示します。
ステップ 3 スロットをクリックすると、インターフェイスのリストが表示されます。
そのインターフェイスが [Summary] ペイン内で強調表示され、一連のタブが [Details] ペインに表示されます。
ステップ 5 [Details] ペインの [Port Details] タブをクリックします。
ステップ 6 [Basic Settings] セクションをクリックします。
ステップ 7 [Port Channel Id] ドロップダウン リストで、レイヤ 2 ポートを追加するスイッチド ポート チャネルを選択します。
ステップ 9 (任意)メニュー バーで [File] > [Deploy] を選択して変更をデバイスに適用します。
新しいチャネル グループまたはすでにレイヤ 3 ポートが設定されているチャネル グループにレイヤ 3 ポートを追加できます。ポート チャネルがない場合は、このチャネル グループに関連付けられたポート チャネルが作成されます。
追加するレイヤ 3 ポートに IP アドレスが設定されている場合、ポートがポート チャネルに追加される前にその IP アドレスは削除されます。レイヤ 3 ポート チャネルを作成したら、ポート チャネル インターフェイスに IP アドレスを割り当てることができます。また、既存のレイヤ 3 ポート チャネルにサブインターフェイスを追加できます。
LACP ベースのポート チャネルにする場合は LACP をイネーブルにします。
レイヤ 3 インターフェイスに設定した IP アドレスがあれば、この IP アドレスを削除します。
[Ethernet] ペインを使用して、レイヤ 3 ポートをルーテッド ポート チャネルに追加します(図 5-4 を参照)。
ルーテッド ポートをルーテッド ポート チャネルに追加するには、次の手順を実行します。
ステップ 1 [Feature Selector] ペインで [Interfaces] > [Physical] > [Ethernet] を選択して [Ethernet] ペインを開きます。
ステップ 2 [Summary] ペインの [Contents] ペインで、デバイスをダブルクリックしてインターフェイスを表示します。
ステップ 3 スロットをクリックすると、インターフェイスのリストが表示されます。
そのインターフェイスが [Summary] ペイン内で強調表示され、一連のタブが [Details] ペインに表示されます。
ステップ 5 [Details] ペインの [Port Details] タブをクリックします。
ステップ 6 [Port Mode Settings] セクションをクリックします。
ステップ 8 [Basic Settings] セクションをクリックします。
ステップ 9 [Port Channel Id] ドロップダウン リストで、ルーテッド ポートを追加するルーテッド ポート チャネルを選択します。
ステップ 11 (任意)メニュー バーで [File] > [Deploy] を選択して変更をデバイスに適用します。
(IP アドレスの割り当てとサブインターフェイスの追加の詳細については、「レイヤ 3 インターフェイスの設定」を参照してください)。
[Port Channel] ペインを使用して、ポート チャネルからポートを削除します(図 5-3 を参照)。
ポート チャネルからポートを削除するには、次の手順を実行します。
ステップ 1 [Feature Selector] ペインで、[Interfaces] > [Logical] > [Port Channel] を選択し、[Port Channel] ペインを開きます。
ステップ 2 [Contents] ペインの [Summary] ペインで、ポート チャネルを表示するデバイスをダブルクリックします。
ステップ 3 ポートを削除するポート チャネルをクリックします。
ポート チャネルが [Summary] ペイン内で強調表示され、一連のタブが [Details] ペインに表示されます。
ステップ 4 [Details] ペインの [Port Channel Details] タブをクリックします。
ステップ 5 [Link Settings] セクションをクリックします。
ステップ 7 メニュー バーで [Actions] > [Delete] を選択し、ポート チャネルからポートを削除します。
ステップ 8 (任意)メニュー バーで [File] > [Deploy] を選択して変更をデバイスに適用します。
ポート チャネル インターフェイスをシャットダウンして再起動できます。ポート チャネル インターフェイスをシャットダウンすると、トラフィックは通過しなくなりインターフェイスは管理上ダウンします。
[Port Channel] ペインを使用して、ポート チャネル インターフェイスを管理的にアップまたはダウンするように設定します(図 5-3 を参照)。
ポート チャネル インターフェイスを管理的にアップまたはダウンするように設定するには、次の手順を実行します。
ステップ 1 [Feature Selector] ペインで、[Interfaces] > [Logical] > [Port Channel] を選択し、[Port Channel] ペインを開きます。
ステップ 2 [Contents] ペインの [Summary] ペインで、ポート チャネルを表示するデバイスをダブルクリックします。
ポート チャネルが [Summary] ペイン内で強調表示され、一連のタブが [Details] ペインに表示されます。
ステップ 4 [Details] ペインの [Port Channel Details] タブをクリックします。
ステップ 5 [Common Settings] セクションをクリックします。
ステップ 6 [Admin Status] ドロップダウン リストで [Up] または [Down] を選択します。
ステップ 7 (任意)メニュー バーで [File] > [Deploy] を選択して変更をデバイスに適用します。
ポート チャネルにポートを強制的に参加させるように設定するには、次の手順を実行します。
ステップ 1 [Feature Selector] ペインで、[Interfaces] > [Logical] > [Port Channel] を選択し、[Port Channel] ペインを開きます。
ステップ 2 [Contents] ペインの [Summary] ペインで、ポート チャネルを表示するデバイスをダブルクリックします。
ポート チャネルが [Summary] ペイン内で強調表示され、一連のタブが [Details] ペインに表示されます。
ステップ 4 [Associated Panes] の [Interfaces] タブを選択します。
ステップ 5 ポート チャネルへの参加を強制するポートを選択します。
ステップ 6 メニュー バーで [Actions] > [Add Port to Port Channel with Force] を選択します。
ステップ 7 (任意)メニュー バーで [File] > [Deploy] を選択して変更をデバイスに適用します。
ポート チャネルにポートを強制的に参加させるように設定するには、次の手順を実行します。
ステップ 1 [Feature Selector] ペインで、[Interfaces] > [Logical] > [Port Channel] を選択し、[Port Channel] ペインを開きます。
ステップ 2 [Contents] ペインの [Summary] ペインで、ポート チャネルを表示するデバイスをダブルクリックします。
ポート チャネルが [Summary] ペイン内で強調表示され、一連のタブが [Details] ペインに表示されます。
ステップ 4 [Associated Panes] の [Physical Links] タブを選択します。
タブが開かれ、ポート チャネルへの物理リンクが表示されます。
ステップ 5 ポート チャネルに追加する 1 つまたは複数のリンクを選択します。
ステップ 6 メニュー バーで [Actions] > [Add Link Port Channel] を選択します。
DCNM ソフトウェアによって、[Port Channel Details] タブの [Link Settings] セクションで、ローカル ポートまたはネイバー ポートとして物理リンクのいずれかの側にポートが追加されます。
ステップ 7 (任意)メニュー バーで [Actions] > [Add Link Port Channel with Force] を選択します。
ステップ 8 (任意)メニュー バーで [File] > [Deploy] を選択して変更をデバイスに適用します。
ポート チャネルへのリンクを削除するには、次の手順を実行します。
ステップ 1 [Feature Selector] ペインで、[Interfaces] > [Logical] > [Port Channel] を選択し、[Port Channel] ペインを開きます。
ステップ 2 [Contents] ペインの [Summary] ペインで、ポート チャネルを表示するデバイスをダブルクリックします。
ポート チャネルが [Summary] ペイン内で強調表示され、一連のタブが [Details] ペインに表示されます。
ステップ 4 [Port Channels Details] タブをクリックします。
ステップ 5 [Link Settings] セクションをクリックします。
セクションが展開され、選択したポート チャネルへのすべてのリンクが表示されます。
ステップ 7 右クリックし、[Delete] を選択します。
ステップ 8 (任意)メニュー バーで [File] > [Deploy] を選択して変更をデバイスに適用します。
[Port Channel] ペインを使用して、ポート チャネル インターフェイスの説明を追加または変更します(図 5-3を参照)。
ポート チャネル インターフェイスの説明を設定するには、次の手順を実行します。
ステップ 1 [Feature Selector] ペインで、[Interfaces] > [Logical] > [Port Channel] を選択し、[Port Channel] ペインを開きます。
ステップ 2 [Contents] ペインの [Summary] ペインで、ポート チャネルを表示するデバイスをダブルクリックします。
ポート チャネルが [Summary] ペイン内で強調表示され、一連のタブが [Details] ペインに表示されます。
ステップ 4 [Details] ペインの [Port Channel Details] タブをクリックします。
ステップ 5 [Basic Settings] セクションをクリックします。
ステップ 6 [Local Device:switch] 領域で、[Description] 行をダブルクリックし、説明を追加または変更します。
ステップ 7 (任意)メニュー バーで [File] > [Deploy] を選択して変更をデバイスに適用します。
ポート チャネル インターフェイスに速度とデュプレックスを設定できます。
[Port Channel] ペインを使用して、ポート チャネル インターフェイスの速度とデュプレックスの設定を行います(図 5-3を参照)。
ポート チャネル インターフェイスの速度とデュプレックスを設定するには、次の手順を実行します。
ステップ 1 [Feature Selector] ペインで、[Interfaces] > [Logical] > [Port Channel] を選択し、[Port Channel] ペインを開きます。
ステップ 2 [Contents] ペインの [Summary] ペインで、ポート チャネルを表示するデバイスをダブルクリックします。
ポート チャネルが [Summary] ペイン内で強調表示され、一連のタブが [Details] ペインに表示されます。
ステップ 4 [Details] ペインの [Port Channel Details] タブをクリックします。
ステップ 5 [Basic Settings] セクションをクリックします。
ステップ 6 [Local Device:switch] 領域で、[Speed setting] をダブルクリックして、速度を設定します。
ステップ 7 ドロップダウン リストから必要な速度を選択します。
ステップ 8 [Local Device:switch] 領域で、[Duplex setting] をダブルクリックして、デュプレックスを設定します。
ステップ 9 ドロップダウン リストから必要なデュプレックス設定を選択します。
ステップ 10 (任意)メニュー バーで [File] > [Deploy] を選択して変更をデバイスに適用します。
ポート チャネルのロード バランシング アルゴリズムを設定し、デバイス全体または 1 のモジュールだけに適用します。モジュールベースのロード バランシングは、デバイスベースのロード バランシングに優先します。
ポート チャネルを使用したロード バランシングを設定するには、次の手順を実行します。
ステップ 1 [Feature Selector] ペインで、[Interfaces] > [Logical] > [Port Channel] を選択し、[Port Channel] ペインを開きます。
そのデバイスが [Contents] ペイン内で表示され、一連のタブが [Details] ペインに表示されます。
ステップ 2 [Contents] ペインの [Summary] ペインで、目的のデバイスをクリックします。
ステップ 3 [Details] ペインの [Configuration] タブをクリックします。
ステップ 4 [Load Balancing Algorithm] ドロップダウン リストから目的のロード バランシング方式を選択します。
レイヤ 2 ポート チャネルのデフォルトは [Source Destination MAC] で、レイヤ 3 ポート チャネルのデフォルトは [Source Destination IP] です。
ステップ 5 (任意)[Network Card Loadbalance Settings] 領域で、ロード バランシングを設定するシャーシ内の他のモジュールの行をクリックします。
ステップ 6 (任意)[Load Balancing Algorithm] フィールドで、他のモジュールのロード バランシング方式を選択します。
ステップ 5 と 6 を繰り返して、シャーシ内の他のモジュールのロード バランシング方式を設定します。
ステップ 7 (任意)メニュー バーで [File] > [Deploy] を選択して変更をデバイスに適用します。
LACP はデフォルトでディセーブルです。LACP 設定を開始する前に LACP をイネーブルにする必要があります。LACP 設定が 1 つでも存在する限り、LACP をディセーブルにできません。
LACP は、LAN ポート グループの機能を動的に学習し、残りの LAN ポートに通知します。LACP は、正確に一致しているイーサネット リンクを識別すると、リンクを 1 つのポート チャネルとしてまとめます。次に、ポート チャネルは単一ブリッジ ポートとしてスパニングツリーに追加されます。
ステップ 1 [Feature Selector] ペインで、[Interfaces] > [Logical] > [Port Channel] を選択し、[Port Channel] ペインを開きます。
ステップ 2 [Contents] ペインの [Summary] ペインで、デバイスをクリックします。
ステップ 3 メニュー バーで [Actions] > [Enable LACP Service] を選択します。
ステップ 4 (任意)LACP をディセーブルにするには、メニュー バーで [Actions] > [Enable LACP Service] を選択します。
ステップ 5 (任意)メニュー バーで [File] > [Deploy] を選択して変更をデバイスに適用します。
LACP をイネーブルにしたら、LACP ポート チャネルのそれぞれのリンクのチャネル モードを active または passive に設定できます。このチャネル コンフィギュレーション モードを使えば、LACP でリンクを許容できます。
関連する集約プロトコルを使用せずにポート チャネルを設定すると、リンク両端のすべてのインターフェイスは on チャネル モードを維持します。
[Port Channel] ペインを使用して LACP チャネル モードを設定します(図 5-3 を参照)。
LACP チャネル モードを設定するには、次の手順を実行します。
ステップ 1 [Feature Selector] ペインで、[Interfaces] > [Logical] > [Port Channel] を選択し、[Port Channel] ペインを開きます。
ステップ 2 [Contents] ペインの [Summary] ペインで、ポート チャネルを表示するデバイスをダブルクリックします。
そのデバイスが [Summary] ペイン内で強調表示され、一連のタブが [Details] ペインに表示されます。
ポート チャネルが [Summary] ペイン内で強調表示され、一連のタブが [Details] ペインに表示されます。
ステップ 4 [Port Channel Details] タブをクリックします。
ステップ 5 [Link Settings] セクションをクリックします。
ステップ 7 [Ports (switch)] 領域の [Mode] フィールドをクリックし、ドロップダウン リストから [Active] または [Passive] を選択します。
ステップ 8 (任意)メニュー バーで [File] > [Deploy] を選択して変更をデバイスに適用します。
LACP システム プライオリティを設定するには、次の手順を実行します。
ステップ 1 [Feature Selector] ペインで、[Interfaces] > [Logical] > [Port Channel] を選択し、[Port Channel] ペインを開きます。
ステップ 2 [Contents] ペインの [Summary] ペインで、デバイスをクリックします。
ステップ 3 [Details] ペインの [Configuration] タブをクリックします。
ステップ 4 [LACP System Priority] フィールドで、システム ID の値を入力します。
ステップ 5 (任意)メニュー バーで [File] > [Deploy] を選択して変更をデバイスに適用します。
[Port Channel] ペインを使用して、LACP ポート プライオリティを設定します(図 5-3 を参照)。
LACP ポート プライオリティを設定するには、次の手順を実行します。
ステップ 1 [Feature Selector] ペインで、[Interfaces] > [Logical] > [Port Channel] を選択し、[Port Channel] ペインを開きます。
ステップ 2 [Contents] ペインの [Summary] ペインで、ポート チャネルを表示するデバイスをダブルクリックします。
そのデバイスが [Summary] ペイン内で強調表示され、一連のタブが [Details] ペインに表示されます。
ポート チャネルが [Summary] ペイン内で強調表示され、一連のタブが [Details] ペインに表示されます。
ステップ 4 [Port Channel Details] タブをクリックします。
ステップ 5 [Link Settings] セクションをクリックします。
ステップ 7 [Ports (switch)] 領域で、[Priority] フィールドをダブルクリックし、ポートのプライオリティの値を入力します。
ステップ 8 (任意)メニュー バーで [File] > [Deploy] を選択して変更をデバイスに適用します。
デフォルトで、LACP グレースフル コンバージェンスはイネーブルになっています。あるデバイスとの LACP 相互運用性をサポートする必要がある場合、コンバージェンスをディセーブルにできます。そのデバイスとは、グレースフル フェールオーバーのデフォルトが、ディセーブルにされたポートがダウンになるための時間を遅らせる可能性がある、または、ピアからのトラフィックを喪失する原因にもなるデバイスです。
(注) コマンドが実行される前に、ポート チャネルが管理上のダウン状態である必要があります。
[Port Channel] ペインを使用して、LACP ポート プライオリティを設定します(図 5-3 を参照)。
LACP ポート プライオリティを設定するには、次の手順を実行します。
ステップ 1 [Feature Selector] ペインで、[Interfaces] > [Logical] > [Port Channel] を選択し、[Port Channel] ペインを開きます。
ステップ 2 [Contents] ペインの [Summary] ペインで、ポート チャネルを表示するデバイスをダブルクリックします。
そのデバイスが [Summary] ペイン内で強調表示され、一連のタブが [Details] ペインに表示されます。
ポート チャネルが [Summary] ペイン内で強調表示され、一連のタブが [Details] ペインに表示されます。
ステップ 4 [Port Channel Details] タブをクリックします。
ステップ 5 [Link Settings] セクションをクリックします。
ステップ 7 [Ports (switch)] 領域で、[Priority] フィールドをダブルクリックし、ポートのプライオリティの値を入力します。
ステップ 8 (任意)メニュー バーで [File] > [Deploy] を選択して変更をデバイスに適用します。
デフォルトの LACP グレースフル コンバージェンスが再度必要になった場合、コンバージェンスを再度イネーブルにできます。
[Port Channel] ペインを使用して、LACP ポート プライオリティを設定します(図 5-3 を参照)。
LACP ポート プライオリティを設定するには、次の手順を実行します。
ステップ 1 [Feature Selector] ペインで、[Interfaces] > [Logical] > [Port Channel] を選択し、[Port Channel] ペインを開きます。
ステップ 2 [Contents] ペインの [Summary] ペインで、ポート チャネルを表示するデバイスをダブルクリックします。
そのデバイスが [Summary] ペイン内で強調表示され、一連のタブが [Details] ペインに表示されます。
ポート チャネルが [Summary] ペイン内で強調表示され、一連のタブが [Details] ペインに表示されます。
ステップ 4 [Port Channel Details] タブをクリックします。
ステップ 5 [Link Settings] セクションをクリックします。
ステップ 7 [Ports (switch)] 領域で、[Priority] フィールドをダブルクリックし、ポートのプライオリティの値を入力します。
ステップ 8 (任意)メニュー バーで [File] > [Deploy] を選択して変更をデバイスに適用します。
ポートがピアから LACP PDU を受信しない場合、LACP はポートを中断ステートに設定します。これが、サーバが LACP にポートを論理的アップにするように要求するときに、サーバの起動に失敗する原因になることがあります。個別の利用のために動作を調整できます。
(注) エッジ ポートで lacp suspend-individual コマンドを実行するだけです。コマンドが実行される前に、ポート チャネルが管理上のダウン状態である必要があります。
[Port Channel] ペインを使用して、LACP ポート プライオリティを設定します(図 5-3 を参照)。
LACP ポート プライオリティを設定するには、次の手順を実行します。
ステップ 1 [Feature Selector] ペインで、[Interfaces] > [Logical] > [Port Channel] を選択し、[Port Channel] ペインを開きます。
ステップ 2 [Contents] ペインの [Summary] ペインで、ポート チャネルを表示するデバイスをダブルクリックします。
そのデバイスが [Summary] ペイン内で強調表示され、一連のタブが [Details] ペインに表示されます。
ポート チャネルが [Summary] ペイン内で強調表示され、一連のタブが [Details] ペインに表示されます。
ステップ 4 [Port Channel Details] タブをクリックします。
ステップ 5 [Link Settings] セクションをクリックします。
ステップ 7 [Ports (switch)] 領域で、[Priority] フィールドをダブルクリックし、ポートのプライオリティの値を入力します。
ステップ 8 (任意)メニュー バーで [File] > [Deploy] を選択して変更をデバイスに適用します。
デフォルトの LACP 個別ポートの一時停止動作を再度イネーブルにできます。
[Port Channel] ペインを使用して、LACP ポート プライオリティを設定します(図 5-3 を参照)。
LACP ポート プライオリティを設定するには、次の手順を実行します。
ステップ 1 [Feature Selector] ペインで、[Interfaces] > [Logical] > [Port Channel] を選択し、[Port Channel] ペインを開きます。
ステップ 2 [Contents] ペインの [Summary] ペインで、ポート チャネルを表示するデバイスをダブルクリックします。
そのデバイスが [Summary] ペイン内で強調表示され、一連のタブが [Details] ペインに表示されます。
ポート チャネルが [Summary] ペイン内で強調表示され、一連のタブが [Details] ペインに表示されます。
ステップ 4 [Port Channel Details] タブをクリックします。
ステップ 5 [Link Settings] セクションをクリックします。
ステップ 7 [Ports (switch)] 領域で、[Priority] フィールドをダブルクリックし、ポートのプライオリティの値を入力します。
ステップ 8 (任意)メニュー バーで [File] > [Deploy] を選択して変更をデバイスに適用します。
[Statistics] タブに次のウィンドウが表示されます。
• Port Traffic Statistics:ロード バランシングのトラフィック速度、および使用率を表示します。
• Port Error Counters:ポート チャネルでのエラーを表示します。
• FIP Traffic Statistics:選択したポート チャネルの FIP トラフィックの統計情報を表示します。
この機能のための統計情報収集の詳細については、『 Cisco DCNM Fundamentals Configuration Guide, Release 5.x 』を参照してください。
これらのフィールドの説明は、ポート チャネリングと LACP の設定に使用されます。ここでは、次の内容について説明します。
• 「[Device]:[Port Channel Configuration] タブ」
• 「[Device]:[vPC Configuration] タブ」
• 「[Port Channel]:[Port Channel Details]:[Common Settings] セクション」
• 「[Port Channel]:[Port Channel Details]:[Basic Settings] セクション」
• 「[Port Channel]:[Port Channel Details]:[Link Settings] セクション」
• 「[Port Channel]:[Port Channel Advanced Settings for Switched Port Channels]:[VLAN Settings] セクション」
• 「[Port Channel]:[Port Channel Advanced Settings for Routed Port Channels]:[IP Address] セクション」
• 「[Port Channel]:[Port Channel Advanced Settings]:[Advanced Settings] セクション」
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ポート チャネル内のインターフェイス間でトラフィックを分散させるために使用されるアルゴリズム。レイヤ 3 ポート チャネルのデフォルトは [Source Destination IP] で、レイヤ 2 ポート チャネルのデフォルトは [Source Destination MAC] です。 |
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(注) デバイスで vPC がイネーブルになっていない場合、この画面に次の 2 つのフィールドが表示されます。
-- 表示のみ。デバイスで VPC がディセーブルになっています。
-- [Enable vPC]。このフィールドをクリックすると、デバイスで vPC がイネーブルになります。
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設定したポート チャネルのモード。 |
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ポート チャネルの実装に関する追加情報については、次の項を参照してください。
• 「関連資料」
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Management Information Base(MIB; 管理情報ベース)を検索およびダウンロードするには、次の URL にアクセスしてください。 http://www.cisco.com/public/sw-center/netmgmt/cmtk/mibs.shtml |
表 5-13 は、この機能のリリースの履歴です。
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