統合パッケージの管理

この章では、統合パッケージがどのように管理され、Cisco Catalyst 8500 シリーズ エッジ プラットフォームを実行するために使用されるかについて説明します。


Note


このプロセスは、C8500L-8S4X には適用されません。

ここで説明する内容は、次のとおりです。

Cisco Catalyst 8500 シリーズ エッジ プラットフォームの実行:概要

Cisco Catalyst 8500 シリーズ エッジ プラットフォームは、完全な統合パッケージを使用して実行できます。

この項では、次のトピックについて取り上げます。

統合パッケージを使用した Cisco Catalyst 8500 シリーズ エッジ プラットフォームの実行:概要

Cisco Catalyst 8500 シリーズ エッジ プラットフォームは、統合パッケージを使用して実行するように設定できます。

ルータで統合パッケージでの実行が設定されている場合は、統合パッケージ ファイル全体がルータにコピーされるか、または TFTP またはその他のネットワーク転送方式でルータからアクセスされます。ルータは、統合パッケージ ファイルを使用して稼働します。

Cisco Catalyst 8500 シリーズ エッジ プラットフォームが統合パッケージファイルを使用して実行するように設定されている場合、ルータ要求の処理に、より多くのメモリが消費されます。これは、要求のたびにルータにより、さらに大きなファイルの検索が必要になるためです。ネットワーク トラフィックの転送に使用できるメモリの最大量は、統合パッケージによる実行が設定されている方が少なくて済みます。

統合パッケージを使用して実行するように設定された Cisco Catalyst 8500 シリーズ エッジ プラットフォームは、統合パッケージファイルをブートすることで、起動します。

統合パッケージは TFTP またはその他のネットワーク転送方式でブートして使用することができます。特定のネットワーク環境でルータを実行する場合、統合パッケージを使用してルータを実行するのが適切な方法です。

この方式を使用してルータを実行する場合は、統合パッケージを bootflash:、usb[0-1]:、またはリモート ファイル システムに保存する必要があります。

Cisco Catalyst 8500 シリーズ エッジ プラットフォームの実行:概要

ここでは、Cisco Catalyst 8500 シリーズ エッジ プラットフォームの各実行方法の長所と短所について簡単に説明します。

統合パッケージを使用してルータを実行する場合は、次の利点があります。

  • インストールを簡素化:複数の個別のイメージではなく、1 つのソフトウェア ファイルだけが管理されます。
  • ストレージ:統合パッケージは、bootflash:、USB フラッシュディスク、ネットワークサーバーのいずれかに保存した状態でルータを実行できます。統合パッケージは TFTP またはその他のネットワーク転送方式を使用してブートおよび利用できます。

コマンド セットを使用したソフトウェア ファイルの管理

ソフトウェアファイルは、3 つの異なるコマンドセットを使用して Cisco Catalyst 8500 シリーズ エッジ プラットフォームで管理できます。ここでは、次のコマンド セットの概要について説明します。

request platform コマンド セット

request platform software package コマンドは、Cisco Catalyst 8500 シリーズ エッジ プラットフォームに導入されているより大きな request platform コマンドセットの一部です。各 request platform コマンドと、それぞれのコマンドで使用可能なオプションの詳細については、『Cisco IOS Configuration Fundamentals Command Reference』を参照してください。

request platform software package コマンドは、個別のサブパッケージおよび統合パッケージ全体をアップグレードする場合に使用でき、Cisco Catalyst 8500 シリーズ エッジ プラットフォーム上のソフトウェアのアップグレードに使用されます。request platform software package コマンドは、特に個別のサブパッケージをアップグレードする場合に推奨されます。また、ルータが個別のサブパッケージを実行している場合、ルータ上の個別のサブパッケージをダウンタイムなしでアップグレードできる唯一の方法でもあります。

request platform software package コマンドを使用する場合は、コマンドラインで宛先デバイスまたはプロセスを指定する必要があるため、このコマンドを使用すると、アクティブまたはスタンバイプロセッサの両方でソフトウェアをアップグレードできます。request platform software package コマンドは、ほとんどのシナリオにおいて、ダウンタイムなしのソフトウェアのアップグレードを実現します。

このコマンドの基本構文は、request platform software package install rp rp-slot-number file file-URL です。ここで、rp-slot-number には RP スロットの番号を、file-URL には Cisco Catalyst 8500 シリーズ エッジ プラットフォームのアップグレードに使用するファイルへのパスを指定します。このコマンドには、その他にもオプションがあります。このコマンドセットで使用できるすべてのオプションについては、request platform software package コマンドリファレンスを参照してください。

copy コマンド

Cisco Catalyst 8500 シリーズ エッジ プラットフォーム上の統合パッケージをアップグレードするには、他のほとんどの Cisco ルータの場合と同じように、 copy コマンドを使用して統合パッケージをルータ上のファイルシステム(通常は bootflash: または usb[0-1]:)にコピーします。このコピーを行ってから、統合パッケージ ファイルを使用してブートするようにルータを設定します。

copy コマンドで使用可能なオプションの一覧については、copy コマンドリファレンスを参照してください。

統合パッケージを使用して実行されるルータの管理および設定

ここでは、次の内容について説明します。

クイック スタート ソフトウェア アップグレード

次の手順では、Cisco Catalyst 8500 シリーズ エッジ プラットフォームを実行するソフトウェアを簡単にアップグレードするための方法について説明します。この手順は、ユーザーが統合パッケージにアクセスできること、統合パッケージファイルを bootflash: ファイルシステムに保存すること、およびファイルを格納するための領域が十分にあることを前提とします。

インストールの詳細な例については、この章の他のセクションを参照してください。

クイック スタート バージョンを使用してソフトウェアをアップグレードするには、次の手順を実行します。

SUMMARY STEPS

  1. copy URL-to-image bootflash: コマンドを使用して、統合パッケージを bootflash: にコピーします。
  2. dir bootflash: コマンドを入力して、bootflash: ディレクトリ内の統合パッケージを確認します。
  3. ブート用のブート パラメータを設定します。config-register 0x2102 グローバル コンフィギュレーション コマンドを入力して、コンフィギュレーション レジスタを 0x2 に設定し、boot system flash bootflash: image-name を入力します。
  4. copy running-config startup-config を入力して設定を保存します。
  5. reload コマンドを入力して、ルータをリロードし、ブートを終了します。リロード完了時には、アップグレードされたソフトウェアが実行されています。

DETAILED STEPS


Step 1

copy URL-to-image bootflash: コマンドを使用して、統合パッケージを bootflash: にコピーします。

Step 2

dir bootflash: コマンドを入力して、bootflash: ディレクトリ内の統合パッケージを確認します。

Step 3

ブート用のブート パラメータを設定します。config-register 0x2102 グローバル コンフィギュレーション コマンドを入力して、コンフィギュレーション レジスタを 0x2 に設定し、boot system flash bootflash: image-name を入力します。

Step 4

copy running-config startup-config を入力して設定を保存します。

Step 5

reload コマンドを入力して、ルータをリロードし、ブートを終了します。リロード完了時には、アップグレードされたソフトウェアが実行されています。


統合パッケージで実行するルータの管理および設定

ここでは、次の手順について説明します。

copy コマンドを使用した統合パッケージの管理および設定

copy コマンドを使用して Cisco Catalyst 8500 シリーズ エッジ プラットフォーム上の統合パッケージをアップグレードするには、他のほとんどの Cisco ルータの場合と同じように、 copy コマンドを使用して統合パッケージをルータ上の bootflash: ディレクトリにコピーします。このコピーを行ってから、統合パッケージ ファイルを使用してブートするようにルータを設定します。

次の例では、統合パッケージ ファイルを TFTP から bootflash: ファイル システムにコピーしています。さらに、boot system コマンドを使用して起動するようにコンフィギュレーション レジスタを設定し、この boot system コマンドにより、bootflash: ファイルシステムに保存されている統合パッケージを使用して起動するようルータに指示します。その後、新しい設定は copy running-config startup-config コマンドにより保存され、システムがリロードされてプロセスが終了します。


Router# dir bootflash:
Directory of bootflash:/
   11  drwx       16384   Dec 4 2007 04:32:46 -08:00  lost+found
86401  drwx        4096   Dec 4 2007 06:06:24 -08:00  .ssh
14401  drwx        4096   Dec 4 2007 06:06:36 -08:00  .rollback_timer
28801  drwx        4096  Mar 18 2008 17:31:17 -07:00  .prst_sync
43201  drwx        4096   Dec 4 2007 04:34:45 -08:00  .installer
   13  -rw-       45977   Apr 9 2008 16:48:46 -07:00  target_support_output.tgz.tgz
928862208 bytes total (712273920 bytes free)
Router# copy tftp bootflash:



Router# dir bootflash:


Router# config t
Enter configuration commands, one per line.  End with CNTL/Z.

Router# reload

request platform software package install コマンドを使用した統合パッケージの管理および設定

次の例では、 request platform software package install コマンドを使用して RP 0 上で実行されている統合パッケージをアップグレードしています。また、すべてのプロンプトを無視して(すでに同じ統合パッケージがインストールされている場合など)強制的にアップグレードを実行する force オプションを使用しています。


Router# request platform software package install rp 0 file bootflash: force 
 
--- Starting installation state synchronization ---
Finished installation state synchronization
--- Starting file path checking ---
Finished file path checking
--- Starting image file verification ---
Checking image file names
Verifying image file locations
Locating image files and validating name syntax
Inspecting image file types
Processing image file constraints
Extracting super package content
Verifying parameters
Validating package type
Copying package files
Checking and verifying packages contained in super package
Creating candidate provisioning file
  
  WARNING:
  WARNING: Candidate software will be installed upon reboot
  WARNING:
  
Finished image file verification
--- Starting candidate package set construction ---
Verifying existing software set
Processing candidate provisioning file
Constructing working set for candidate package set
Constructing working set for running package set
Checking command output
Constructing merge of running and candidate packages
Finished candidate package set construction
--- Starting compatibility testing ---
Determining whether candidate package set is compatible
WARNING:
WARNING: Candidate software combination not found in compatibility database
WARNING:
Determining whether installation is valid
Determining whether installation is valid ... skipped
Checking IPC compatibility with running software
Checking IPC compatibility with running software ... skipped
Checking candidate package set infrastructure compatibility
Checking infrastructure compatibility with running software
Checking infrastructure compatibility with running software ... skipped
Finished compatibility testing
--- Starting commit of software changes ---
Updating provisioning rollback files
Creating pending provisioning file
Committing provisioning file
Finished commit of software changes
SUCCESS: Software provisioned.  New software will load on reboot.

Router# reload


Note


この手順を終了するには、リロードを行う必要があります。copy コマンドを使用した統合パッケージの管理および設定 には、統合パッケージを使用してルータをブートするように設定する例と、インストールを終了するためにリロードが実行された結果の例を示します。

インストールコマンドを使用したソフトウェアのインストール

Cisco IOS XE Cupertino 17.7.1a 以降、Cisco Catalyst 8000 エッジプラットフォームはデフォルトでインストールモードで出荷されます。ユーザーは、一連の install コマンドを使用して、プラットフォームを起動し、Cisco IOS XE ソフトウェアバージョンにアップグレードまたはダウングレードできます。

インストールコマンドを使用したソフトウェアのインストールに関する制約事項

  • ISSU はこの機能ではカバーされません。

  • インストールモードでは、システムの再起動が必要です。

インストールコマンドを使用したソフトウェアのインストールに関する情報

Cisco IOS XE Cupertino 17.7.1a リリース以降、インストールモードで出荷されるルータの場合、一連の install コマンドを使用して、インストールモードでプラットフォームを起動、アップグレード、およびダウングレードできます。この更新は、Cisco Catalyst 8000 エッジプラットフォームに適用されます。

次の表に、バンドルモードとインストールモードの違いを示します。

表 1. バンドルモードとインストールモード

バンドルモード

インストールモード

このモードでは、ローカル(ハードディスク、フラッシュ)またはリモート(TFTP)の .bin イメージを使用して、統合されたブートプロセスが提供されます。

このモードでは、ブートプロセスにローカル(ブートフラッシュ)の packages.conf ファイルを使用します。

このモードでは、1 つの .bin ファイルを使用します。

このモードでは、.bin ファイルは拡張された .pkg ファイルに置き換えられます。

CLI:
#boot system file <filename>
CLI:
#install add file bootflash: [activate commit]

このモードでアップグレードするには、boot system が新しいソフトウェアイメージをポイントするようにします。

このモードでアップグレードするには、install コマンドを使用します。

イメージの自動アップグレード:新しい Field Replaceable Unit(FRU)がモジュラ型シャーシに挿入された場合、アクティブな FRU と同じバージョンで新しい FRU を実行するには、手動による作業が必要です。

イメージの自動アップグレード:新しい FRU がモジュラ型シャーシに挿入された場合、結合する FRU は、アクティブな FRU と同期してイメージバージョンに自動アップグレードされます。

ロールバック:複数のソフトウェアメンテナンスの更新(SMU)を使用して以前のイメージにロールバックするには、複数回のリロードが必要になる場合があります。

ロールバック:1 回のリロードで、複数のパッチを含む、Cisco IOS XE ソフトウェアの以前のバージョンへのロールバックを有効にします。

インストールモードのプロセスフロー

インストールモードのプロセスフローは、プラットフォームでソフトウェアのインストールとアップグレードを実行するための次の 3 つのコマンドで構成されています。install add install activate install commit

次のフローチャートは、install コマンドを使用したインストールプロセスを説明しています。

install add コマンドは、ソフトウェアパッケージをローカルまたはリモートの場所からプラットフォームにコピーします。FTP、HTTP、HTTPs、または TFTP を使用できます。このコマンドは、パッケージファイルの個々のコンポーネントをサブパッケージと packages.conf ファイルに展開します。またファイルを検証して、イメージファイルがこれからインストールする先のプラットフォーム用のものであることを確認します。

install activate コマンドは、必要な検証を実行し、install add コマンドを使用して以前に追加されたパッケージをプロビジョニングします。また、システムのリロードをトリガーします。

install commit コマンドは、install activate コマンドを使用して以前にアクティブ化されたパッケージを確認し、リロード後も更新が持続されるようにします。


(注)  


更新をインストールすると、以前にインストールしたソフトウェア イメージが置換されます。どんな時でも、1 つのデバイスにインストールできるのは 1 つのイメージのみです。

次の一連のインストールコマンドが使用できます。

表 2. インストールコマンド一覧

コマンド

構文

目的

install add

install add file location:filename.bin

イメージ、パッケージ、および SMU の内容をソフトウェアリポジトリにコピーします。ファイルの場所はローカルでもリモートでもかまいません。このコマンドは次のことを行います。

  • ファイルのチェックサム、プラットフォームの互換性チェックなどを検証します。

  • パッケージの個々のコンポーネントをサブパッケージと packages.conf に展開します。

  • イメージをローカルインベントリにコピーし、次の手順で使用できるようにします。

install activate

install activate

install add コマンドを使用して追加されたパッケージをアクティブ化します。

  • show install summary コマンドを使用して、非アクティブなイメージを確認します。このイメージがアクティブ化されます。

  • このコマンドを実行すると、システムがリロードされます。アクティベーションを続行するかどうかを確認します。確認プロンプトを自動的に無視するには、このコマンドと prompt-level none キーワードを使用します。

(install activate) auto abort-timer

install activate auto-abort timer <30-1200>

auto-abort timer は自動的に開始され、デフォルト値は 120 分です。指定された時間内に install commit コマンドが実行されない場合、アクティベーションプロセスは中止され、システムは最後にコミットされた状態に戻ります。

  • install activate コマンドを実行しながらタイマーの値を変更できます。

  • install commit コマンドはタイマーを停止し、インストールプロセスを続行します。

  • install activate auto-abort timer stop コマンドは、パッケージをコミットせずにタイマーを停止します。

  • 確認プロンプトを自動的に無視するには、このコマンドと prompt-level none キーワードを使用します。

  • このコマンドは、3 ステップインストールのバリアントでのみ有効です。

install commit

install commit

install activate コマンドを使用してアクティブ化されたパッケージをコミットし、リロード後も持続するようにします。

  • show install summary コマンドを使用して、コミットされていないイメージを確認します。このイメージがコミットされます。

install abort

install abort

インストールを中止し、システムを最後にコミットされた状態に戻します。

  • このコマンドは、パッケージがアクティブ化された状態(コミットされていない状態)の場合にのみ適用されます。

  • install commit コマンドを使用してイメージをすでにコミットしている場合は、install rollback to コマンドを使用して望みのバージョンに戻ります。

install remove

install remove {file <filename> | inactive}

プラットフォームリポジトリから非アクティブなパッケージを削除します。このコマンドを使用して、スペースを解放します。

  • file:指定されたファイルを削除します。

  • inactive:非アクティブなファイルをすべて削除します。

install rollback to

install rollback to {base | label | committed | id}

保存されているインストールポイントか、最後にコミットされたインストールポイントに、ソフトウェアセットをロールバックします。このコマンドには次のような特長があります。

  • リロードが必要です。

  • パッケージがコミットされた状態の場合にのみ適用されます。

  • 確認プロンプトを自動的に無視するには、このコマンドと prompt-level none キーワードを使用します。

(注)  

 
以前のイメージへのインストールのロールバックを実行する場合は、以前のイメージはインストールモードでインストールされている必要があります。バンドルモードでは SMU ロールバックのみが可能です。

install deactivate

install deactivate file <filename>

プラットフォームリポジトリからパッケージを削除します。このコマンドは、SMU でのみサポートされています。

  • 確認プロンプトを自動的に無視するには、このコマンドと prompt-level none キーワードを使用します。

次の show コマンドも使用できます。

表 3. show コマンドの一覧

コマンド

構文

目的

show install log

show install log

プラットフォームがブートされた後に実行されたすべてのインストール操作の履歴と詳細を提供します。

show install package

show install package <filename>

指定された .pkg/.bin ファイルに関する詳細を提供します。

show install summary

show install summary

すべての FRU のイメージバージョンとそれに対応するインストール状態の概要を提供します。

  • 表示される表には、この情報が適用される FRU が示されます。

  • 存在するイメージとその状態に関してすべての FRU が同期している場合、1 つの表のみが表示されます。

  • ただし、FRU 間でイメージまたは状態の情報に違いがある場合は、スタックの残りの部分と異なる各 FRU が個別の表にリストされます。

show install active

show install active

すべての FRU のアクティブなパッケージに関する情報を提供します。

FRU 間で情報に違いがある場合は、スタックの残りの部分と異なる各 FRU が個別の表に示されます。

show install inactive

show install inactive

すべての FRU に非アクティブなパッケージがあれば、そのパッケージに関する情報を提供します。

FRU 間で情報に違いがある場合は、スタックの残りの部分と異なる各 FRU が個別の表に示されます。

show install committed

show install committed

すべての FRU のコミットされたパッケージに関する情報を提供します。

FRU 間で情報に違いがある場合は、スタックの残りの部分と異なる各 FRU が個別の表に示されます。

show install uncommitted

show install uncommitted

すべての FRU について、コミットされていないパッケージがある場合はそのパッケージに関する情報を提供します。

FRU 間で情報に違いがある場合は、スタックの残りの部分と異なる各 FRU が個別の表に示されます。

show install rollback

show install rollback {point-id | label}

保存されているインストールポイントに関連付けられたパッケージを表示します。

show version

show version [rp-slot] [installed [user-interface] | provisioned | running]

ハードウェアとプラットフォームの情報とともに、現在のパッケージに関する情報を表示します。

プラットフォームをインストールモードで起動

単一のコマンド(1 ステップインストール)または複数の個別のコマンド(3 ステップインストール)を使用してソフトウェアパッケージをインストールして、アクティブ化し、コミットできます。

プラットフォームがバンドルモードで動作している場合、1 ステップインストールの手順を使用して、最初にバンドルモードからインストールモードに変換する必要があります。その後のプラットフォームでのインストールとアップグレードは、1 ステップまたは 3 ステップのバリアントのいずれかで実行できます。

1 ステップインストールまたはバンドルモードからインストールモードへの変換


(注)  


  • すべての CLI アクション(追加、アクティブ化など)は、使用可能なすべての FRU で実行されます。

  • 保存されていない設定が検出されると、設定保存プロンプトが表示されます。

  • このワークフローの 2 番目のステップの後に、リロードプロンプトが表示されます。確認プロンプトを自動的に無視するには、prompt-level none キーワードを使用します。

  • プロンプトレベルが [None] に設定されていて、保存されていない設定がある場合、インストールは失敗します。コマンドを再発行する前に、設定を保存する必要があります。


以下で説明する 1 ステップインストールの手順を使用して、バンドルブートモードで実行されているプラットフォームをインストールモードに変換します。コマンドの実行後、プラットフォームはインストールブートモードでリブートします。

後で、1 ステップインストールの手順を使用してプラットフォームをアップグレードすることもできます。

この手順では、特権 EXEC モードで install add file activate commit コマンドを使用して、ソフトウェアパッケージをインストールし、プラットフォームを新しいバージョンにアップグレードします。

手順の概要

  1. enable
  2. install add file location: filename [activate commit]
  3. exit

手順の詳細

  コマンドまたはアクション 目的

ステップ 1

enable

例:

Device>enable

特権 EXEC モードを有効にします。プロンプトが表示されたらパスワードを入力します。

ステップ 2

install add file location: filename [activate commit]

例:

Device#install add file bootflash:c8000be-universalk9.BLD_V177_THROTTLE_LATEST_20211021_031123_V17_7_0_117.SSA.bin activate commit

ソフトウェア インストール パッケージをローカルまたはリモートの場所(FTP、HTTP、HTTPs、または TFTP 経由)からプラットフォームにコピーし、.package ファイルの個々のコンポーネントをサブパッケージおよび packages.conf ファイルに展開します。プラットフォームおよびイメージバージョンの検証および互換性チェックを実行し、パッケージをアクティブ化し、そのパッケージをコミットして複数回リロードしても維持されるようにします。

このコマンドを実行すると、プラットフォームがリロードされます。

ステップ 3

exit

例:

Device#exit

特権 EXEC モードを終了し、ユーザー EXEC モードに戻ります。

3 ステップインストール


(注)  


  • すべての CLI アクション(追加、アクティブ化など)は、使用可能なすべての FRU で実行されます。

  • 保存されていない設定が検出されると、設定保存プロンプトが表示されます。

  • このワークフローの install activate ステップの後に、リロードプロンプトが表示されます。確認プロンプトを自動的に無視するには、prompt-level none キーワードを使用します。


3 ステップインストール手順は、プラットフォームがインストールモードになった後でのみ使用できます。このオプションにより、インストール時により多くの柔軟性と制御がもたらされます。

この手順では、個別の install add install activate 、および install commit コマンドを使用して、ソフトウェアパッケージをインストールし、プラットフォームを新しいバージョンにアップグレードします。

手順の概要

  1. enable
  2. install add file location: filename
  3. show install summary
  4. install activate [auto-abort-timer <time>]
  5. install abort
  6. install commit
  7. install rollback to committed
  8. install remove {file filesystem: filename | inactive}
  9. show install summary
  10. exit

手順の詳細

  コマンドまたはアクション 目的

ステップ 1

enable

例:

Device>enable

特権 EXEC モードを有効にします。プロンプトが表示されたらパスワードを入力します。

ステップ 2

install add file location: filename

例:

Device#install add file bootflash:c8000be-universalk9.BLD_V177_THROTTLE_LATEST_20211027_030841_V17_7_0_120.SSA.bin 

ソフトウェア インストール パッケージをリモートの場所(FTP、HTTP、HTTPs、または TFTP 経由)からプラットフォームにコピーし、.package ファイルの個々のコンポーネントをサブパッケージおよび packages.conf ファイルに展開します。

ステップ 3

show install summary

例:

Device#show install summary

(オプション)すべての FRU のイメージバージョンとそれに対応するインストール状態の概要を提供します。

ステップ 4

install activate [auto-abort-timer <time>]

例:

Device# install activate auto-abort-timer 120

以前に追加されたパッケージをアクティブ化し、プラットフォームをリロードします。

  • ソフトウェアの完全インストールを実行する場合は、パッケージ ファイル名を指定しないでください。

  • 3 ステップインストールのバリアントでは、install activate コマンドで auto-abort-timer が自動的に開始されます。タイマーのデフォルトは 120 分です。タイマーの期限が切れる前に install commit コマンドが実行されない場合、インストールプロセスは自動的に終了します。プラットフォームがリロードされ、最後にコミットされたバージョンで起動します。

ステップ 5

install abort

例:

Device#install abort

(オプション)ソフトウェアインストールのアクティブ化を中止し、プラットフォームを最後にコミットされたバージョンに戻します。

  • このコマンドは、イメージがアクティブ化されている状態でのみ使用できます。イメージがコミットされた状態の場合は使用できません。

ステップ 6

install commit

例:

Device#install commit

新しいパッケージのインストールをコミットし、リロード後も変更が持続されるようにします。

ステップ 7

install rollback to committed

例:

Device#install rollback to committed

(オプション)最後にコミットした状態にプラットフォームをロールバックします。

ステップ 8

install remove {file filesystem: filename | inactive}

例:

Device#install remove inactive

(オプション)ソフトウェア インストール ファイルを削除します。

  • file:特定のファイルを削除します

  • inactive:未使用および非アクティブ状態のインストールファイルを削除します。

ステップ 9

show install summary

例:

Device#show install summary

(オプション)現在のシステムの状態に関する情報を表示します。このコマンドの出力は、このコマンドよりも先に実行された install コマンドに応じて変化します。

ステップ 10

exit

例:

Device#exit

特権 EXEC モードを終了し、ユーザー EXEC モードに戻ります。

インストール モードでのアップグレード

1 ステップインストールまたは 3 ステップインストールを使用して、インストールモードでプラットフォームをアップグレードします。

インストールモードでのダウングレード

ダウングレード先のイメージがインストールモードでインストールされている場合、install rollback コマンドを使用して、プラットフォームを適切なイメージにポイントすることにより、プラットフォームを以前のバージョンにダウングレードします。

この install rollback コマンドはプラットフォームをリロードし、前のイメージで起動します。


(注)  


install remove inactive コマンドを使用して前のファイルを削除していない場合にのみ、install rollback コマンドは成功します。

または、install コマンドを使用して古いイメージをインストールすることでダウングレードすることもできます。

ソフトウェアインストールの中止

ソフトウェアパッケージのアクティブ化は次の方法で中止できます。

  • 新しいイメージをアクティブ化した後にプラットフォームをリロードすると、3 ステップインストールのバリアントでは auto-abort-timer がトリガーされます。install commit コマンドを発行する前にタイマーが期限切れになった場合、インストールプロセスが終了します。プラットフォームはリロードし、最後にコミットしたバージョンのソフトウェアイメージで起動します。

    または、install commit コマンドを使用せずに、install auto-abort-timer stop コマンドを使用してこのタイマーを停止します。このプロセスでは、新しいイメージはコミットされていないままです。

  • install abort コマンドを使用して、新しいソフトウェアのインストール前に実行していたバージョンにプラットフォームを戻します。このコマンドは、install commit コマンドを発行する前に使用します。

インストールコマンドを使用したソフトウェアインストールの設定例

以下は、1 ステップインストールまたはバンドルモードからインストールモードへの変換の例です。

Router# install add file bootflash:c8000be-universalk9.BLD_V177_THROTTLE_LATEST_20211021_031123_V17_7_0_117.SSA.bin activate commit
install_add_activate_commit: START Thu Oct 28 21:57:21 UTC 2021

System configuration has been modified.
Press Yes(y) to save the configuration and proceed.
Press No(n) for proceeding without saving the configuration.
Press Quit(q) to exit, you may save configuration and re-enter the command. [y/n/q]y 
Building configuration...

[OK]Modified configuration has been saved

*Oct 28 21:57:39.818: %SYS-6-PRIVCFG_ENCRYPT_SUCCESS: Successfully encrypted private config file
*Oct 28 21:57:39.925: %INSTALL-5-INSTALL_START_INFO: R0/0: install_engine: Started install one-shot bootflash:c8000be-universalk9.BLD_V177_THROTTLE_LATEST_20211021_031123_V17_7_0_117.SSA.bininstall_add_activate_commit: Adding PACKAGE
install_add_activate_commit: Checking whether new add is allowed ....

--- Starting Add ---
Performing Add on Active/Standby
  [1] Add package(s) on R0
  [1] Finished Add on R0
Checking status of Add on [R0]
Add: Passed on [R0]
Finished Add

Image added. Version: 17.07.01.0.1515
install_add_activate_commit: Activating PACKAGE
Following packages shall be activated:
/bootflash/c8000be-rpboot.BLD_V177_THROTTLE_LATEST_20211021_031123_V17_7_0_117.SSA.pkg
/bootflash/c8000be-mono-universalk9.BLD_V177_THROTTLE_LATEST_20211021_031123_V17_7_0_117.SSA.pkg
/bootflash/c8000be-firmware_sm_nim_adpt.BLD_V177_THROTTLE_LATEST_20211021_031123_V17_7_0_117.SSA.pkg
/bootflash/c8000be-firmware_sm_dsp_sp2700.BLD_V177_THROTTLE_LATEST_20211021_031123_V17_7_0_117.SSA.pkg
/bootflash/c8000be-firmware_sm_async.BLD_V177_THROTTLE_LATEST_20211021_031123_V17_7_0_117.SSA.pkg
/bootflash/c8000be-firmware_sm_1t3e3.BLD_V177_THROTTLE_LATEST_20211021_031123_V17_7_0_117.SSA.pkg
/bootflash/c8000be-firmware_sm_10g.BLD_V177_THROTTLE_LATEST_20211021_031123_V17_7_0_117.SSA.pkg
/bootflash/c8000be-firmware_prince.BLD_V177_THROTTLE_LATEST_20211021_031123_V17_7_0_117.SSA.pkg
/bootflash/c8000be-firmware_nim_xdsl.BLD_V177_THROTTLE_LATEST_20211021_031123_V17_7_0_117.SSA.pkg
/bootflash/c8000be-firmware_nim_ssd.BLD_V177_THROTTLE_LATEST_20211021_031123_V17_7_0_117.SSA.pkg
/bootflash/c8000be-firmware_nim_shdsl.BLD_V177_THROTTLE_LATEST_20211021_031123_V17_7_0_117.SSA.pkg
/bootflash/c8000be-firmware_nim_ge.BLD_V177_THROTTLE_LATEST_20211021_031123_V17_7_0_117.SSA.pkg
/bootflash/c8000be-firmware_nim_cwan.BLD_V177_THROTTLE_LATEST_20211021_031123_V17_7_0_117.SSA.pkg
/bootflash/c8000be-firmware_nim_bri_st_fw.BLD_V177_THROTTLE_LATEST_20211021_031123_V17_7_0_117.SSA.pkg
/bootflash/c8000be-firmware_nim_async.BLD_V177_THROTTLE_LATEST_20211021_031123_V17_7_0_117.SSA.pkg
/bootflash/c8000be-firmware_ngwic_t1e1.BLD_V177_THROTTLE_LATEST_20211021_031123_V17_7_0_117.SSA.pkg
/bootflash/c8000be-firmware_dsp_tilegx.BLD_V177_THROTTLE_LATEST_20211021_031123_V17_7_0_117.SSA.pkg
/bootflash/c8000be-firmware_dsp_sp2700.BLD_V177_THROTTLE_LATEST_20211021_031123_V17_7_0_117.SSA.pkg
/bootflash/c8000be-firmware_dsp_analogbri.BLD_V177_THROTTLE_LATEST_20211021_031123_V17_7_0_117.SSA.pkg
/bootflash/c8000be-firmware_dreamliner.BLD_V177_THROTTLE_LATEST_20211021_031123_V17_7_0_117.SSA.pkg

This operation may require a reload of the system. Do you want to proceed? [y/n]y
--- Starting Activate ---
Performing Activate on Active/Standby

*Oct 28 22:05:49.484: %INSTALL-5-INSTALL_AUTO_ABORT_TIMER_PROGRESS: R0/0: rollback_timer: Install auto abort timer will expire in 7200 seconds  [1] Activate package(s) on R0
  [1] Finished Activate on R0
Checking status of Activate on [R0]
Activate: Passed on [R0]
Finished Activate

--- Starting Commit ---
Performing Commit on Active/Standby
  [1] Commit package(s) on R0

Building configuration...
  [1] Finished Commit on R0
Checking status of Commit on [R0]
Commit: Passed on [R0]
Finished Commit

[OK]
*Oct 28 22:06:55.375: %SYS-6-PRIVCFG_ENCRYPT_SUCCESS: Successfully encrypted private config fileSend model notification for install_add_activate_commit before reload
Install will reload the system now!
SUCCESS: install_add_activate_commit  Thu Oct 28 22:07:22 UTC 2021

Router#
*Oct 28 22:07:22.661: %INSTALL-5-INSTALL_COMPLETED_INFO: R0/0: install_engine: Completed install one-shot PACKAGE bootflash:c8000be-universalk9.BLD_V177_THROTTLE_LATEST_20211021_031123_V17_7_0_117.SSA.binOct 28 22:07:26.864: %PMAN-5-EXITACTION: R0/0: pvp: Process manager is exiting: reload action requested

⋮

Press RETURN to get started!

以下は、3 ステップインストールの例です。

Router# install add file bootflash:c8000be-universalk9.BLD_V177_THROTTLE_LATEST_20211027_030841_V17_7_0_120.SSA.bin 
install_add: START Thu Oct 28 22:36:43 UTC 2021

*Oct 28 22:36:44.526: %INSTALL-5-INSTALL_START_INFO: R0/0: install_engine: Started install add bootflash:c8000be-universalk9.BLD_V177_THROTTLE_LATEST_20211027_030841_V17_7_0_120.SSA.bininstall_add: Adding PACKAGE
install_add: Checking whether new add is allowed ....

--- Starting Add ---
Performing Add on Active/Standby
  [1] Add package(s) on R0
  [1] Finished Add on R0
Checking status of Add on [R0]
Add: Passed on [R0]
Finished Add

Image added. Version: 17.07.01.0.1601
SUCCESS: install_add  Thu Oct 28 22:40:25 UTC 2021

Router#
*Oct 28 22:40:25.971: %INSTALL-5-INSTALL_COMPLETED_INFO: R0/0: install_engine: Completed install add PACKAGE bootflash:c8000be-universalk9.BLD_V177_THROTTLE_LATEST_20211027_030841_V17_7_0_120.SSA.bin

Router# show install log
[0|install_op_boot]: START Thu Oct 28 22:09:29 Universal 2021
[0|install_op_boot(INFO, )]: Mount IMG INI state base image
[0|install_op_boot]: END SUCCESS  Thu Oct 28 22:09:30 Universal 2021
[0|install_op_boot(INFO, )]: cleanup_trap  remote_invocation 0 operation install_op_boot .. 0 .. 0
[1|display_install_log]: START Thu Oct 28 22:12:11 UTC 2021
[2|install_add]: START Thu Oct 28 22:36:43 UTC 2021
[2|install_add(INFO, )]: Set INSTALL_TYPE to PACKAGE
[2|install_add(CONSOLE, )]: Adding PACKAGE
[2|install_add(CONSOLE, )]: Checking whether new add is allowed ....
[2|install_add(INFO, )]: check_add_op_allowed: Install type PACKAGE
[remote|install_add]: START Thu Oct 28 22:37:12 UTC 2021
[remote|install_add]: END SUCCESS  Thu Oct 28 22:40:10 UTC 2021
[remote|install_add(INFO, )]: cleanup_trap  remote_invocation 1 operation install_add .. 0 .. 0
[2|install_add(INFO, )]: Remote output from R0
[2|install_add(INFO, )]: install_add: START Thu Oct 28 22:37:12 UTC 2021
Expanding image file: bootflash:c8000be-universalk9.BLD_V177_THROTTLE_LATEST_20211027_030841_V17_7_0_120.SSA.bin
Verifying parameters
Expanding superpackage bootflash:c8000be-universalk9.BLD_V177_THROTTLE_LATEST_20211027_030841_V17_7_0_120.SSA.bin
... parameters verified
Validating package type
... package type validated
Copying package files
    c8000be-firmware_dreamliner.BLD_V177_THROTTLE_LATEST_20211027_030841_V17_7_0_120.SSA.pkg
    c8000be-firmware_dsp_analogbri.BLD_V177_THROTTLE_LATEST_20211027_030841_V17_7_0_120.SSA.pkg
    c8000be-firmware_dsp_sp2700.BLD_V177_THROTTLE_LATEST_20211027_030841_V17_7_0_120.SSA.pkg
    c8000be-firmware_dsp_tilegx.BLD_V177_THROTTLE_LATEST_20211027_030841_V17_7_0_120.SSA.pkg
    c8000be-firmware_ngwic_t1e1.BLD_V177_THROTTLE_LATEST_20211027_030841_V17_7_0_120.SSA.pkg
    c8000be-firmware_nim_async.BLD_V177_THROTTLE_LATEST_20211027_030841_V17_7_0_120.SSA.pkg
    c8000be-firmware_nim_bri_st_fw.BLD_V177_THROTTLE_LATEST_20211027_030841_V17_7_0_120.SSA.pkg
    c8000be-firmware_nim_cwan.BLD_V177_THROTTLE_LATEST_20211027_030841_V17_7_0_120.SSA.pkg
    c8000be-firmware_nim_ge.BLD_V177_THROTTLE_LATEST_20211027_030841_V17_7_0_120.SSA.pkg
    c8000be-firmware_nim_shdsl.BLD_V177_THROTTLE_LATEST_20211027_030841_V17_7_0_120.SSA.pkg
    c8000be-firmware_nim_ssd.BLD_V177_THROTTLE_LATEST_20211027_030841_V17_7_0_120.SSA.pkg
    c8000be-firmware_nim_xdsl.BLD_V177_THROTTLE_LATEST_20211027_030841_V17_7_0_120.SSA.pkg
    c8000be-firmware_prince.BLD_V177_THROTTLE_LATEST_20211027_030841_V17_7_0_120.SSA.pkg
    c8000be-firmware_sm_10g.BLD_V177_THROTTLE_LATEST_20211027_030841_V17_7_0_120.SSA.pkg
    c8000be-firmware_sm_1t3e3.BLD_V177_THROTTLE_LATEST_20211027_030841_V17_7_0_120.SSA.pkg
    c8000be-firmware_sm_async.BLD_V177_THROTTLE_LATEST_20211027_030841_V17_7_0_120.SSA.pkg
    c8000be-firmware_sm_dsp_sp2700.BLD_V177_THROTTLE_LATEST_20211027_030841_V17_7_0_120.SSA.pkg
    c8000be-firmware_sm_nim_adpt.BLD_V177_THROTTLE_LATEST_20211027_030841_V17_7_0_120.SSA.pkg
    c8000be-mono-universalk9.BLD_V177_THROTTLE_LATEST_20211027_030841_V17_7_0_120.SSA.pkg
    c8000be-rpboot.BLD_V177_THROTTLE_LATEST_20211027_030841_V17_7_0_120.SSA.pkg
  WARNING: A different version of provisioning file packages.conf already exists in bootflash:
  WARNING: The provisioning file from the expanded bundle will be saved as
  WARNING: bootflash:c8000be-universalk9.BLD_V177_THROTTLE_LATEST_20211027_0.conf
... package files copied
SUCCESS: Finished expanding all-in-one software package.
Image file expanded
SUCCESS: install_add  Thu Oct 28 22:40:10 UTC 2021
[2|install_add]: END SUCCESS  Thu Oct 28 22:40:25 UTC 2021
[2|install_add(INFO, )]: cleanup_trap  remote_invocation 0 operation install_add .. 0 .. 0
[3|COMP_CHECK]: START Thu Oct 28 22:40:26 UTC 2021
[3|COMP_CHECK]: END FAILED exit(1)  Thu Oct 28 22:40:27 UTC 2021
[3|COMP_CHECK(INFO, )]: cleanup_trap  remote_invocation 0 operation COMP_CHECK .. 1 .. 1
[4|install_activate]: START Thu Oct 28 22:42:53 UTC 2021
[4|install_activate(INFO, require user prompt)]: install_cli
[4|install_activate(CONSOLE, )]: Activating PACKAGE
[4|install_activate(INFO, )]: Acquiring transaction lock... 
[4|install_activate(INFO, )]: global_trans_lock: /bootflash/.installer/install_global_trans_lock
[4|install_activate(INFO, )]: tmp_global_trans_lock: /tmp/tmp_install_global_trans_lock
[4|install_activate(INFO, )]: tmp lock does not exist: /tmp/tmp_install_global_trans_lock
[4|install_activate(INFO, )]: global_trans_lock: /bootflash/.installer/install_global_trans_lock
[4|install_activate(INFO, )]: tmp_global_trans_lock: /tmp/tmp_install_global_trans_lock
[4|install_activate(INFO, )]: local_trans_lock: /bootflash/.installer/install_local_trans_lock
[4|install_activate(INFO, )]: global_trans_lock: /bootflash/.installer/install_global_trans_lock
[4|install_activate(INFO, )]: validate_lock: lock_duration is 7200
[4|install_activate(INFO, )]: install type stored in lock PACKAGE, install type PACKAGE, install operation install_activate
[4|install_activate(INFO, )]: lock duration: 7200
[4|install_activate(INFO, )]: extend trans lock done. /bootflash/.installer/install_global_trans_lock
[4|install_activate(INFO, require user prompt)]: install_cli
[4|install_activate( FATAL)]: Cannot proceed activate because of user input
[4|install_activate(INFO, )]: cleanup_trap  remote_invocation 0 operation install_activate .. 6 .. 0
[5|install_add]: START Thu Oct 28 22:45:48 UTC 2021
[5|install_add(INFO, )]: Set INSTALL_TYPE to PACKAGE
[5|install_add(CONSOLE, )]: Adding PACKAGE
[5|install_add(CONSOLE, )]: Checking whether new add is allowed ....
[5|install_add(INFO, )]: check_add_op_allowed: Install type PACKAGE
[5|install_add( FATAL)]: Super package already added. Add operation not allowed. install remove inactive can be used to discard added packages

Router# install activate
install_activate: START Thu Oct 28 23:57:57 UTC 2021
install_activate: Activating PACKAGE

*Oct 28 23:57:57.823: %INSTALL-5-INSTALL_START_INFO: R0/0: install_engine: Started install activateFollowing packages shall be activated:
/bootflash/c8000be-rpboot.BLD_V177_THROTTLE_LATEST_20211027_030841_V17_7_0_120.SSA.pkg
/bootflash/c8000be-mono-universalk9.BLD_V177_THROTTLE_LATEST_20211027_030841_V17_7_0_120.SSA.pkg
/bootflash/c8000be-firmware_sm_nim_adpt.BLD_V177_THROTTLE_LATEST_20211027_030841_V17_7_0_120.SSA.pkg
/bootflash/c8000be-firmware_sm_dsp_sp2700.BLD_V177_THROTTLE_LATEST_20211027_030841_V17_7_0_120.SSA.pkg
/bootflash/c8000be-firmware_sm_async.BLD_V177_THROTTLE_LATEST_20211027_030841_V17_7_0_120.SSA.pkg
/bootflash/c8000be-firmware_sm_1t3e3.BLD_V177_THROTTLE_LATEST_20211027_030841_V17_7_0_120.SSA.pkg
/bootflash/c8000be-firmware_sm_10g.BLD_V177_THROTTLE_LATEST_20211027_030841_V17_7_0_120.SSA.pkg
/bootflash/c8000be-firmware_prince.BLD_V177_THROTTLE_LATEST_20211027_030841_V17_7_0_120.SSA.pkg
/bootflash/c8000be-firmware_nim_xdsl.BLD_V177_THROTTLE_LATEST_20211027_030841_V17_7_0_120.SSA.pkg
/bootflash/c8000be-firmware_nim_ssd.BLD_V177_THROTTLE_LATEST_20211027_030841_V17_7_0_120.SSA.pkg
/bootflash/c8000be-firmware_nim_shdsl.BLD_V177_THROTTLE_LATEST_20211027_030841_V17_7_0_120.SSA.pkg
/bootflash/c8000be-firmware_nim_ge.BLD_V177_THROTTLE_LATEST_20211027_030841_V17_7_0_120.SSA.pkg
/bootflash/c8000be-firmware_nim_cwan.BLD_V177_THROTTLE_LATEST_20211027_030841_V17_7_0_120.SSA.pkg
/bootflash/c8000be-firmware_nim_bri_st_fw.BLD_V177_THROTTLE_LATEST_20211027_030841_V17_7_0_120.SSA.pkg
/bootflash/c8000be-firmware_nim_async.BLD_V177_THROTTLE_LATEST_20211027_030841_V17_7_0_120.SSA.pkg
/bootflash/c8000be-firmware_ngwic_t1e1.BLD_V177_THROTTLE_LATEST_20211027_030841_V17_7_0_120.SSA.pkg
/bootflash/c8000be-firmware_dsp_tilegx.BLD_V177_THROTTLE_LATEST_20211027_030841_V17_7_0_120.SSA.pkg
/bootflash/c8000be-firmware_dsp_sp2700.BLD_V177_THROTTLE_LATEST_20211027_030841_V17_7_0_120.SSA.pkg
/bootflash/c8000be-firmware_dsp_analogbri.BLD_V177_THROTTLE_LATEST_20211027_030841_V17_7_0_120.SSA.pkg
/bootflash/c8000be-firmware_dreamliner.BLD_V177_THROTTLE_LATEST_20211027_030841_V17_7_0_120.SSA.pkg

This operation may require a reload of the system. Do you want to proceed? [y/n]y
--- Starting Activate ---
Performing Activate on Active/Standby

*Oct 29 00:04:19.400: %INSTALL-5-INSTALL_AUTO_ABORT_TIMER_PROGRESS: R0/0: rollback_timer: Install auto abort timer will expire in 7200 seconds  [1] Activate package(s) on R0
    --- Starting list of software package changes ---
    Old files list:
      Modified c8000be-firmware_dreamliner.BLD_V177_THROTTLE_LATEST_20211021_031123_V17_7_0_117.SSA.pkg
      Modified c8000be-firmware_dsp_analogbri.BLD_V177_THROTTLE_LATEST_20211021_031123_V17_7_0_117.SSA.pkg
      Modified c8000be-firmware_dsp_sp2700.BLD_V177_THROTTLE_LATEST_20211021_031123_V17_7_0_117.SSA.pkg
      Modified c8000be-firmware_dsp_tilegx.BLD_V177_THROTTLE_LATEST_20211021_031123_V17_7_0_117.SSA.pkg
      Modified c8000be-firmware_ngwic_t1e1.BLD_V177_THROTTLE_LATEST_20211021_031123_V17_7_0_117.SSA.pkg
      Modified c8000be-firmware_nim_async.BLD_V177_THROTTLE_LATEST_20211021_031123_V17_7_0_117.SSA.pkg
      Modified c8000be-firmware_nim_bri_st_fw.BLD_V177_THROTTLE_LATEST_20211021_031123_V17_7_0_117.SSA.pkg
      Modified c8000be-firmware_nim_cwan.BLD_V177_THROTTLE_LATEST_20211021_031123_V17_7_0_117.SSA.pkg
      Modified c8000be-firmware_nim_ge.BLD_V177_THROTTLE_LATEST_20211021_031123_V17_7_0_117.SSA.pkg
      Modified c8000be-firmware_nim_shdsl.BLD_V177_THROTTLE_LATEST_20211021_031123_V17_7_0_117.SSA.pkg
      Modified c8000be-firmware_nim_ssd.BLD_V177_THROTTLE_LATEST_20211021_031123_V17_7_0_117.SSA.pkg
      Modified c8000be-firmware_nim_xdsl.BLD_V177_THROTTLE_LATEST_20211021_031123_V17_7_0_117.SSA.pkg
      Modified c8000be-firmware_prince.BLD_V177_THROTTLE_LATEST_20211021_031123_V17_7_0_117.SSA.pkg
      Modified c8000be-firmware_sm_10g.BLD_V177_THROTTLE_LATEST_20211021_031123_V17_7_0_117.SSA.pkg
      Modified c8000be-firmware_sm_1t3e3.BLD_V177_THROTTLE_LATEST_20211021_031123_V17_7_0_117.SSA.pkg
      Modified c8000be-firmware_sm_async.BLD_V177_THROTTLE_LATEST_20211021_031123_V17_7_0_117.SSA.pkg
      Modified c8000be-firmware_sm_dsp_sp2700.BLD_V177_THROTTLE_LATEST_20211021_031123_V17_7_0_117.SSA.pkg
      Modified c8000be-firmware_sm_nim_adpt.BLD_V177_THROTTLE_LATEST_20211021_031123_V17_7_0_117.SSA.pkg
      Modified c8000be-mono-universalk9.BLD_V177_THROTTLE_LATEST_20211021_031123_V17_7_0_117.SSA.pkg
      Modified c8000be-rpboot.BLD_V177_THROTTLE_LATEST_20211021_031123_V17_7_0_117.SSA.pkg
    New files list:
      Added c8000be-firmware_dreamliner.BLD_V177_THROTTLE_LATEST_20211027_030841_V17_7_0_120.SSA.pkg
      Added c8000be-firmware_dsp_analogbri.BLD_V177_THROTTLE_LATEST_20211027_030841_V17_7_0_120.SSA.pkg
      Added c8000be-firmware_dsp_sp2700.BLD_V177_THROTTLE_LATEST_20211027_030841_V17_7_0_120.SSA.pkg
      Added c8000be-firmware_dsp_tilegx.BLD_V177_THROTTLE_LATEST_20211027_030841_V17_7_0_120.SSA.pkg
      Added c8000be-firmware_ngwic_t1e1.BLD_V177_THROTTLE_LATEST_20211027_030841_V17_7_0_120.SSA.pkg
      Added c8000be-firmware_nim_async.BLD_V177_THROTTLE_LATEST_20211027_030841_V17_7_0_120.SSA.pkg
      Added c8000be-firmware_nim_bri_st_fw.BLD_V177_THROTTLE_LATEST_20211027_030841_V17_7_0_120.SSA.pkg
      Added c8000be-firmware_nim_cwan.BLD_V177_THROTTLE_LATEST_20211027_030841_V17_7_0_120.SSA.pkg
      Added c8000be-firmware_nim_ge.BLD_V177_THROTTLE_LATEST_20211027_030841_V17_7_0_120.SSA.pkg
      Added c8000be-firmware_nim_shdsl.BLD_V177_THROTTLE_LATEST_20211027_030841_V17_7_0_120.SSA.pkg
      Added c8000be-firmware_nim_ssd.BLD_V177_THROTTLE_LATEST_20211027_030841_V17_7_0_120.SSA.pkg
      Added c8000be-firmware_nim_xdsl.BLD_V177_THROTTLE_LATEST_20211027_030841_V17_7_0_120.SSA.pkg
      Added c8000be-firmware_prince.BLD_V177_THROTTLE_LATEST_20211027_030841_V17_7_0_120.SSA.pkg
      Added c8000be-firmware_sm_10g.BLD_V177_THROTTLE_LATEST_20211027_030841_V17_7_0_120.SSA.pkg
      Added c8000be-firmware_sm_1t3e3.BLD_V177_THROTTLE_LATEST_20211027_030841_V17_7_0_120.SSA.pkg
      Added c8000be-firmware_sm_async.BLD_V177_THROTTLE_LATEST_20211027_030841_V17_7_0_120.SSA.pkg
      Added c8000be-firmware_sm_dsp_sp2700.BLD_V177_THROTTLE_LATEST_20211027_030841_V17_7_0_120.SSA.pkg
      Added c8000be-firmware_sm_nim_adpt.BLD_V177_THROTTLE_LATEST_20211027_030841_V17_7_0_120.SSA.pkg
      Added c8000be-mono-universalk9.BLD_V177_THROTTLE_LATEST_20211027_030841_V17_7_0_120.SSA.pkg
      Added c8000be-rpboot.BLD_V177_THROTTLE_LATEST_20211027_030841_V17_7_0_120.SSA.pkg
    Finished list of software package changes
  [1] Finished Activate on R0
Checking status of Activate on [R0]
Activate: Passed on [R0]
Finished Activate

Send model notification for install_activate before reload
Install will reload the system now!
SUCCESS: install_activate  Fri Oct 29 00:05:09 UTC 2021

Router#
*Oct 29 00:05:09.504: %INSTALL-5-INSTALL_COMPLETED_INFO: R0/0: install_engine: Completed install activate PACKAGEOct 29 00:05:14.494: %PMAN-5-EXITACTION: R0/0: pvp: Process manager is exiting: reload action requested

Initializing Hardware ...

Checking for PCIe device presence...done
System integrity status: 0x610

System Bootstrap, Version 17.3(4.1r), RELEASE SOFTWARE
Copyright (c) 1994-2021 by cisco Systems, Inc.

Current image running   : Boot ROM1
Last reset cause        : LocalSoft
C8300-2N2S-6T platform with 8388608 Kbytes of main memory

⋮

Press RETURN to get started!

⋮

Router# install commit
install_commit: START Fri Oct 29 00:13:58 UTC 2021
install_commit: Committing PACKAGE

--- Starting Commit ---
Performing Commit on Active/Standby

*Oct 29 00:13:59.552: %INSTALL-5-INSTALL_START_INFO: R0/0: install_engine: Started install commit  [1] Commit package(s) on R0
  [1] Finished Commit on R0
Checking status of Commit on [R0]
Commit: Passed on [R0]
Finished Commit

SUCCESS: install_commit  Fri Oct 29 00:14:03 UTC 2021

Router#
*Oct 29 00:14:03.712: %INSTALL-5-INSTALL_COMPLETED_INFO: R0/0: install_engine: Completed install commit PACKAGE

以下は、インストールモードでのダウングレードの例です。

ROUTER# install activate file bootflash:c8000be-universalk9.17.06.01a.SPA.bin activate commit

install_add_activate_commit: START Fri Dec 10 18:07:17 GMT 2021

*Dec 10 18:07:18.405 GMT: %INSTALL-5-INSTALL_START_INFO: R0/0: install_engine: Started install one-shot bootflash:c8000be-universalk9.17.06.01a.SPA.bininstall_add_activate_commit: Adding PACKAGE
install_add_activate_commit: Checking whether new add is allowed ....

--- Starting Add ---
Performing Add on Active/Standby
  [1] Add package(s) on R0
  [1] Finished Add on R0
Checking status of Add on [R0]
Add: Passed on [R0]
Finished Add

Image added. Version: 17.06.01a.0.298
install_add_activate_commit: Activating PACKAGE
Following packages shall be activated:
/bootflash/c8000be-rpboot.17.06.01a.SPA.pkg
/bootflash/c8000be-mono-universalk9.17.06.01a.SPA.pkg
/bootflash/c8000be-firmware_sm_nim_adpt.17.06.01a.SPA.pkg
/bootflash/c8000be-firmware_sm_dsp_sp2700.17.06.01a.SPA.pkg
/bootflash/c8000be-firmware_sm_async.17.06.01a.SPA.pkg
/bootflash/c8000be-firmware_sm_1t3e3.17.06.01a.SPA.pkg
/bootflash/c8000be-firmware_sm_10g.17.06.01a.SPA.pkg
/bootflash/c8000be-firmware_prince.17.06.01a.SPA.pkg
/bootflash/c8000be-firmware_nim_xdsl.17.06.01a.SPA.pkg
/bootflash/c8000be-firmware_nim_ssd.17.06.01a.SPA.pkg
/bootflash/c8000be-firmware_nim_shdsl.17.06.01a.SPA.pkg
/bootflash/c8000be-firmware_nim_ge.17.06.01a.SPA.pkg
/bootflash/c8000be-firmware_nim_cwan.17.06.01a.SPA.pkg
/bootflash/c8000be-firmware_nim_bri_st_fw.17.06.01a.SPA.pkg
/bootflash/c8000be-firmware_nim_async.17.06.01a.SPA.pkg
/bootflash/c8000be-firmware_ngwic_t1e1.17.06.01a.SPA.pkg
/bootflash/c8000be-firmware_dsp_tilegx.17.06.01a.SPA.pkg
/bootflash/c8000be-firmware_dsp_sp2700.17.06.01a.SPA.pkg
/bootflash/c8000be-firmware_dsp_analogbri.17.06.01a.SPA.pkg
/bootflash/c8000be-firmware_dreamliner.17.06.01a.SPA.pkg

This operation may require a reload of the system. Do you want to proceed? [y/n]y
--- Starting Activate ---
Performing Activate on Active/Standby
  [1] Activate package(s) on R0
  [1] Finished Activate on R0
Checking status of Activate on [R0]
Activate: Passed on [R0]
Finished Activate

--- Starting Commit ---
Performing Commit on Active/Standby
  [1] Commit package(s) on R0
Building configuration...

  [1] Finished Commit on R0
Checking status of Commit on [R0]
Commit: Passed on [R0]
Finished Commit

[OK]
*Dec 10 18:14:57.782 GMT: %SYS-6-PRIVCFG_ENCRYPT_SUCCESS: Successfully encrypted private config fileSend model notification for install_add_activate_commit before reload
/usr/binos/conf/install_util.sh: line 164: /bootflash/.prst_sync/reload_info: No such file or directory
/usr/binos/conf/install_util.sh: line 168: /bootflash/.prst_sync/reload_info: No such file or directory
cat: /bootflash/.prst_sync/reload_info: No such file or directory
Install will reload the system now!
SUCCESS: install_add_activate_commit  Fri Dec 10 18:15:23 GMT 2021

ROUTER#
*Dec 10 18:15:23.955 GMT: %INSTALL-5-INSTALL_COMPLETED_INFO: R0/0: install_engine: Completed install one-shot PACKAGE bootflash:c8000be-universalk9.17.06.01a.SPA.binDec 10 18:15:27.708: %PMAN-5-EXITACTION: R0/0: pvp: Process manager is exiting: reload action requested

Initializing Hardware ...

Checking for PCIe device presence...done
System integrity status: 0x610
Rom image verified correctly

System Bootstrap, Version 17.3(5r), RELEASE SOFTWARE
Copyright (c) 1994-2021 by cisco Systems, Inc.

Current image running: Boot ROM0

Last reset cause: LocalSoft
ROUTER platform with 8388608 Kbytes of main memory

⋮

Press RETURN to get started!

⋮

ROUTER#
ROUTER# show version
Cisco IOS XE Software, Version 17.06.01a
Cisco IOS Software [Bengaluru], c8000be Software (X86_64_LINUX_IOSD-UNIVERSALK9-M), Version 17.6.1a, RELEASE SOFTWARE (fc2)
Technical Support: http://www.cisco.com/techsupport
Copyright (c) 1986-2021 by Cisco Systems, Inc.
Compiled Sat 21-Aug-21 03:27 by mcpre

Cisco IOS-XE software, Copyright (c) 2005-2021 by cisco Systems, Inc.
All rights reserved.  Certain components of Cisco IOS-XE software are
licensed under the GNU General Public License ("GPL") Version 2.0.  The
software code licensed under GPL Version 2.0 is free software that comes
with ABSOLUTELY NO WARRANTY.  You can redistribute and/or modify such
GPL code under the terms of GPL Version 2.0.  For more details, see the
documentation or "License Notice" file accompanying the IOS-XE software,
or the applicable URL provided on the flyer accompanying the IOS-XE
software.

ROM: 17.3(5r)

ROUTER uptime is 0 minutes
Uptime for this control processor is 2 minutes
System returned to ROM by LocalSoft
System image file is "bootflash:packages.conf"
Last reload reason: LocalSoft

This product contains cryptographic features and is subject to United
States and local country laws governing import, export, transfer and
use. Delivery of Cisco cryptographic products does not imply
third-party authority to import, export, distribute or use encryption.
Importers, exporters, distributors and users are responsible for
compliance with U.S. and local country laws. By using this product you
agree to comply with applicable laws and regulations. If you are unable
to comply with U.S. and local laws, return this product immediately.

A summary of U.S. laws governing Cisco cryptographic products may be found at:
http://www.cisco.com/wwl/export/crypto/tool/stqrg.html

If you require further assistance please contact us by sending email to
export@cisco.com.

Technology Package License Information: 
          
-----------------------------------------------------------------
Technology     Type         Technology-package Technology-package
                            Current            Next Reboot       
-----------------------------------------------------------------
Smart License  Perpetual    None               None              
Smart License  Subscription None               None              

The current crypto throughput level is 250000 kbps 

Smart Licensing Status: Registration Not Applicable/Not Applicable

cisco ROUTER (1RU) processor with 3747220K/6147K bytes of memory.
Processor board ID FDO2521M27S
Router operating mode: Autonomous
5 Gigabit Ethernet interfaces
2 2.5 Gigabit Ethernet interfaces
2 Cellular interfaces
32768K bytes of non-volatile configuration memory.
8388608K bytes of physical memory.
7573503K bytes of flash memory at bootflash:.
1875361792K bytes of NVMe SSD at harddisk:.
16789568K bytes of USB flash at usb0:.

Configuration register is 0x2102

以下は、ソフトウェアのインストールを終了する例です。

Router# install abort
install_abort: START Fri Oct 29 02:42:51 UTC 2021

This install abort would require a reload. Do you want to proceed? [y/n]
                                                                        *Oct 29 02:42:52.789: %INSTALL-5-INSTALL_START_INFO: R0/0: install_engine: Started install aborty
--- Starting Abort ---
Performing Abort on Active/Standby

  [1] Abort package(s) on R0
  [1] Finished Abort on R0
Checking status of Abort on [R0]
Abort: Passed on [R0]
Finished Abort

Send model notification for install_abort before reload
Install will reload the system now!
SUCCESS: install_abort  Fri Oct 29 02:44:47 UTC 2021

Router#
*Oct 29 02:44:47.866: %INSTALL-5-INSTALL_COMPLETED_INFO: R0/0: install_engine: Completed install abort PACKAGEOct 29 02:44:51.577: %PMAN-5-EXITACTION: R0/0: pvp: Process manager is exiting: reload action requested

Initializing Hardware ...

Checking for PCIe device presence...done
System integrity status: 0x610

System Bootstrap, Version 17.3(4.1r), RELEASE SOFTWARE
Copyright (c) 1994-2021 by cisco Systems, Inc.

Current image running   : Boot ROM1
Last reset cause        : LocalSoft
C8300-2N2S-6T platform with 8388608 Kbytes of main memory

⋮

Press RETURN to get started!

⋮

以下は、show コマンドの出力例です。

show install log

Device# show install log
[0|install_op_boot]: START Thu Oct 28 22:09:29 Universal 2021
[0|install_op_boot(INFO, )]: Mount IMG INI state base image
[0|install_op_boot]: END SUCCESS  Thu Oct 28 22:09:30 Universal 2021

show install summary

Device# show install summary
[ R0 ] Installed Package(s) Information:
State (St): I - Inactive, U - Activated & Uncommitted,
            C - Activated & Committed, D - Deactivated & Uncommitted
--------------------------------------------------------------------
Type  St   Filename/Version
--------------------------------------------------------------------
IMG   C    17.07.01.0.1515

--------------------------------------------------------------------
Auto abort timer: inactive
--------------------------------------------------------------------

show install package filesystem: filename

Device# show install package bootflash:c8000be-universalk9.BLD_V177_THROTTLE_LATEST_20211021_031123_V17_7_0_117.SSA.bin
Package: c8000be-universalk9.BLD_V177_THROTTLE_LATEST_20211021_031123_V17_7_0_117.SSA.bin
  Size: 831447859
  Timestamp: 2021-10-23 17:08:14 UTC
  Canonical path: /bootflash/c8000be-universalk9.BLD_V177_THROTTLE_LATEST_20211021_031123_V17_7_0_117.SSA.bin

  Raw disk-file SHA1sum:
    5c4e7617a6c71ffbcc73dcd034ab58bf76605e3f
  Header size:     1192 bytes
  Package type:    30000
  Package flags:   0
  Header version:  3

  Internal package information:
    Name: rp_super
    BuildTime: 2021-10-21_13.00
    ReleaseDate: 2021-10-21_03.11
    BootArchitecture: i686
    RouteProcessor: radium
    Platform: C8000BE
    User: mcpre
    PackageName: universalk9
    Build: BLD_V177_THROTTLE_LATEST_20211021_031123_V17_7_0_117
    CardTypes: 
          
  Package is bootable from media and tftp.
  Package contents:
          
  Package: c8000be-firmware_nim_ge.BLD_V177_THROTTLE_LATEST_20211021_031123_V17_7_0_117.SSA.pkg
    Size: 2966620
    Timestamp: 2021-10-21 20:10:44 UTC
          
    Raw disk-file SHA1sum:
      501d59d5f152ca00084a0da8217bf6f6b95dddb1
    Header size:     1116 bytes
    Package type:    40000
    Package flags:   0
    Header version:  3
          
    Internal package information:
      Name: firmware_nim_ge
      BuildTime: 2021-10-21_13.00
      ReleaseDate: 2021-10-21_03.11
      BootArchitecture: none
      RouteProcessor: radium
      Platform: C8000BE
      User: mcpre
      PackageName: firmware_nim_ge
      Build: BLD_V177_THROTTLE_LATEST_20211021_031123_V17_7_0_117
      CardTypes: 
          
    Package is not bootable.
  Package: c8000be-firmware_prince.BLD_V177_THROTTLE_LATEST_20211021_031123_V17_7_0_117.SSA.pkg
    Size: 10204252
    Timestamp: 2021-10-21 20:10:43 UTC
          
    Raw disk-file SHA1sum:
      a57bed4ddecfd08af3b456f69d11aaeb962865ea
    Header size:     1116 bytes
    Package type:    40000
    Package flags:   0
    Header version:  3
          
    Internal package information:
      Name: firmware_prince
      BuildTime: 2021-10-21_13.00
      ReleaseDate: 2021-10-21_03.11
      BootArchitecture: none
      RouteProcessor: radium
      Platform: C8000BE
      User: mcpre
      PackageName: firmware_prince
      Build: BLD_V177_THROTTLE_LATEST_20211021_031123_V17_7_0_117
      CardTypes: 
          
    Package is not bootable.

show install active

Device# show install active
[ R0 ] Active Package(s) Information:
State (St): I - Inactive, U - Activated & Uncommitted,
            C - Activated & Committed, D - Deactivated & Uncommitted
--------------------------------------------------------------------
Type  St   Filename/Version
--------------------------------------------------------------------
IMG   C    17.07.01.0.1515

--------------------------------------------------------------------
Auto abort timer: inactive
--------------------------------------------------------------------

show install inactive

Device# show install inactive
[ R0 ] Inactive Package(s) Information:
State (St): I - Inactive, U - Activated & Uncommitted,
            C - Activated & Committed, D - Deactivated & Uncommitted
--------------------------------------------------------------------
Type  St   Filename/Version
--------------------------------------------------------------------
No Inactive Packages

show install committed

Device# show install committed
[ R0 ] Committed Package(s) Information:
State (St): I - Inactive, U - Activated & Uncommitted,
            C - Activated & Committed, D - Deactivated & Uncommitted
--------------------------------------------------------------------
Type  St   Filename/Version
--------------------------------------------------------------------
IMG   C    17.07.01.0.1515

--------------------------------------------------------------------
Auto abort timer: inactive
--------------------------------------------------------------------

show install uncommitted

Device# show install uncommitted
[ R0 ] Uncommitted Package(s) Information:
State (St): I - Inactive, U - Activated & Uncommitted,
            C - Activated & Committed, D - Deactivated & Uncommitted
--------------------------------------------------------------------
Type  St   Filename/Version
--------------------------------------------------------------------
No Uncommitted Packages

インストールコマンドを使用したソフトウェアインストールのトラブルシューティング

問題 ソフトウェアインストールのトラブルシューティング

解決法 インストールの概要、ログ、およびソフトウェアバージョンを表示するには、次の show コマンドを使用します。

  • show install summary

  • show install log

  • show version

  • show version running

問題 インストールに関するその他の問題

解決法 インストールに関する問題を解決するには、次のコマンドを使用します。

  • dir <install directory>

  • more location:packages.conf

  • show tech-support install:このコマンドはインストール情報に固有の情報を表示する show コマンドを自動的に実行します。

  • request platform software trace archive target bootflash <location>:このコマンドは、最後のリロード以降にシステム上で実行されているすべてのプロセスに関連するすべてのトレースログをアーカイブし、この情報を指定された場所に保存します。