この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
• Cisco CSR 1000V のハードウェアと VM の要件の確認
Cisco CSR 1000V に関する問題をトラブルシューティングしやすくするために、サポートされるハードウェアにルータがインストールされており、VM の要件が満たされていることを確認してください。
• サーバ ハードウェアがハイパーバイザ ベンダーでサポートされていることを確認します。
VMware を使用する場合、サーバが VMware ハードウェア互換性リストにリストされていることを確認します。詳細については、VMware のマニュアルを参照してください。
• 使用している I/O デバイス(FC、iSCSI、SAS など)が VM のベンダーによってサポートされていることを確認します。
• 十分な RAM が VM とハイパーバイザ ホスト用のサーバに割り当てられていることを確認します。
VMware を使用している場合、サーバに VM と ESXi の両方をサポートするだけの十分な RAM があることを確認します。
• ハイパーバイザのバージョンが Cisco CSR 1000V でサポートされていることを確認します。
• メモリの量、CPU の数、およびディスク サイズの VM 設定が正しく設定されていることを確認します。
• サポートされているネットワーク ドライバを使用して vNIC が設定されていることを確認します。「VM への Cisco CSR 1000V ソフトウェアのインストールおよびブート」を参照してください。
「Cisco CSR 1000V シリーズ Cloud Services Router の概要」および『 Cisco CSR 1000V Series Cloud Services Router Release Notes 』を参照してください。
Cisco CSR 1000V のネットワーク接続性に関する問題をトラブルシューティングするには、以下の手順に従ってください。
• アクティブで期限内のライセンスが VM にインストールされていることを確認します。
show license コマンドを入力します。[License State] に [Active, In Use] と示されている必要があります。
• VM の vNIC が正しい物理 NIC か、適切な vSwitch に接続されていることを確認します。
• 仮想 LAN(VLAN)を使用している場合は、vSwitch に正しい VLAN が設定されていることを確認します。
• スタティック MAC アドレスかクローンされた VM を使用している場合は、MAC アドレスの重複がないことを確認します。
重複した MAC アドレスがあると、Cisco CSR 1000V 機能ライセンスが無効になり、その結果、ルータ インターフェイスをディセーブルになります。
Cisco CSR 1000V は、サポートされた VM のパラメータおよび設定内で動作して、シスコがテストした一定のパフォーマンス レベルを実現します。
VM のパフォーマンスをトラブルシューティングするには、vSphere Client を使用してデータを表示します。vCenter を使用している場合は、履歴データを表示できます。vCenter を使用してない場合は、ホストからライブ データを表示できます。
パフォーマンスに関する問題をトラブルシューティングするには、次を実行します。
• 正しい MTU 設定に合わせてルータが設定されていることを確認します。
デフォルトでは、ルータの最大 MTU の設定値は 1500 に設定されます。ジャンボ フレームをサポートするには、デフォルトの VMware vSwitch 設定を編集する必要があります。詳細については、VMware vSwitch の資料を参照してください。
(注) ジャンボ フレームがルータでイネーブルにされていても、ESXi 5.0 は最大 MTU サイズ 9000 をサポートします。
• Cisco CSR 1000V は VM 間のメモリ共有をサポートしていません。ESXi ホストで、メモリ カウンタをチェックして、VM にある使用済みメモリと共有メモリの量を確認します。バルーンと使用スワップ カウンタがゼロであることを確認します。
• 対象の VM に Cisco CSR 1000V をサポートするのに十分なメモリがない場合は VM のメモリのサイズを増やします。VM またはホストのメモリが不足していると、Cisco CSR 1000V コンソールが停止して、応答しなくなることがあります。
(注) パフォーマンスに関する問題をトラブルシューティングするときは、Cisco CSR 1000V と同じホスト上の他の VM が、Cisco CSR 1000V VM のパフォーマンスに影響する場合があることに注意してください。ホスト上の他の VM が、Cisco CSR 1000V VM に影響しているメモリの問題を引き起こしていないことを確認します。
• ネットワーク パケットがドロップされていないことを確認します。ESXi ホストで、ネットワークのパフォーマンスをチェックし、カウンタを参照して、受信したパケットとドロップされた送信パケットの数を確認します。
• show platform hardware throughput level コマンドによって、現在の最大スループット レベルを確認します。
VM パフォーマンス インジケータの確認に関する詳細については、 VMware のマニュアル を参照してください。