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Embedded Event Manager(EEM)アプレットがトリガーされたときに 2 個の変数の値を追加するアクションを指定するには、アプレット コンフィギュレーション モードで action add コマンドを使用します。 追加のアクションを取り消すには、このコマンドの no 形式を使用します。
action label add { long-integer | variable-name } { long-integer | variable-name }
no action label add
label |
一意な識別子(任意のストリング値を指定できます)。 アクションは、ラベルをソート キーとして使用して、英数字のキーの昇順にソートされ、実行されます。 ストリングに空白が含まれる場合は二重引用符で囲みます。 |
add |
2 つの変数の値を追加します。 |
variable-name |
変数名として配置されるストリング値。 |
long-integer |
変数に追加される長整数値。 |
デフォルトでは、EEM アプレット内に設定された変数の値は変更されません。
アプレット コンフィギュレーション(config-applet)
リリース |
変更内容 |
---|---|
12.4(22)T |
このコマンドが導入されました。 |
12.2(33)SRE |
このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(33)SRE に統合されました。 |
このコマンドを使用して、2 つの変数の値を追加できます。 結果は $_result という名前の変数に保存されます。 変数の値は長整数である必要があり、これ以外の場合はアクションが失敗します。
次に、2 つの変数の値を追加するように EEM アプレットを設定する例を示します。
Router(config)#event manager applet one Router(config-applet)#action 1.0 set $var1 10 Router(config-applet)#action 1.0 set $var2 20 Router(config-applet)#action 1.0 add $var1 $var2 Router(config-applet)#
コマンド |
説明 |
---|---|
event manager applet |
Embedded Event Manager にイベント アプレットを登録し、アプレット コンフィギュレーション モードを開始します。 |
Embedded Event Manager(EEM)アプレットがトリガーされたときに、特定のストリング値を現在の変数値に追加するアクションを指定するには、アプレット コンフィギュレーション モードで action append コマンドを使用します。 追加のアクションを取り消すには、このコマンドの no 形式を使用します。
action label append variable-name [variable-value]
no action label add
label |
一意な識別子(任意のストリング値を指定できます)。 アクションは、ラベルをソート キーとして使用して、英数字のキーの昇順にソートされ、実行されます。 ストリングに空白が含まれる場合は二重引用符で囲みます。 |
append |
特定のストリング値を指定された変数の現在の値に追加します。 |
variable-name |
変数名として配置されるストリング値。 |
variable-value |
(任意)指定した変数名の値に追加される長整数値。 |
デフォルトでは、EEM アプレット内に設定された変数の値は変更されません。
アプレット コンフィギュレーション(config-applet)
リリース |
変更内容 |
---|---|
12.4(22)T |
このコマンドが導入されました。 |
12.2(33)SRE |
このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(33)SRE に統合されました。 |
このコマンドを使用して、特定のストリング値を変数の現在の値に追加できます。 変数が存在しない場合、作成されて特定の値に設定されます。
次に、指定された変数の現在の値に、特定のストリング値を追加するように EEM アプレットを設定する例を示します。
Router(config)#event manager applet one Router(config-applet)#action 1.0 set $var1 10 Router(config-applet)#action 1.0 append $var1 12 Router(config-applet)#
コマンド |
説明 |
---|---|
event manager applet |
Embedded Event Manager にイベント アプレットを登録し、アプレット コンフィギュレーション モードを開始します。 |
Embedded Event Manager(EEM)アプレットがトリガーされたときに、アクションのループを終了するアクションを指定するには、アプレット コンフィギュレーション モードで action break コマンドを使用します。 中断アクションをディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
action label break
no action label break
label |
一意な識別子(任意のストリング値を指定できます)。 アクションは、ラベルをソート キーとして使用して、英数字のキーの昇順にソートされ、実行されます。 ストリングに空白が含まれる場合は二重引用符で囲みます。 |
break |
アクションのループをただちに終了させます。 |
デフォルトでは、EEM アプレット内に設定されたアクションのループは終了しません。
アプレット コンフィギュレーション(config-applet)
リリース |
変更内容 |
---|---|
12.4(22)T |
このコマンドが導入されました。 |
12.2(33)SRE |
このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(33)SRE に統合されました。 |
このコマンドを使用して、関連する最後のアクションまでのすべてのアクションをスキップできます。
次に、アクションのループを中断するように EEM アプレットを設定する例を示します。
Router(config)# event manager applet loop Router(config-applet)# event none Router(config-applet)# action 1 while 1 eq 1 Router(config-applet)# action 2 break Router(config-applet)# action 3 end
コマンド |
説明 |
---|---|
event manager applet |
Embedded Event Manager にイベント アプレットを登録し、アプレット コンフィギュレーション モードを開始します。 |
Embedded Event Manager(EEM)アプレットがトリガーされたときに、Cisco IOS コマンドライン インターフェイス(CLI)のアクションを実行するように指定するには、アプレット コンフィギュレーション モードで action cli コマンドを使用します。 CLI コマンドを実行するアクションを削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
action label cli command cli-string [ pattern pattern-string ]
no action label cli command cli-string
label |
一意な識別子(任意のストリング値を指定できます)。 アクションは、ラベルをソート キーとして使用して、英数字のキーの昇順にソートされ、実行されます。 ストリングに空白が含まれる場合は二重引用符で囲みます。 |
command |
Cisco IOS CLI に送信するメッセージを指定します。 |
cli-string |
実行する CLI コマンド。 ストリングに空白が含まれる場合は二重引用符で囲みます。 |
pattern |
(任意)コマンド ストリングが入力を求める場合にだけ、command cli-string に対する正規表現の応答パターンを指定します。 |
pattern-string |
(任意)pattern キーワードで指定されるアクションを指定します。 次の応答プロンプトに一致する正規表現の pattern-string を指定する必要があります。 |
EEM アプレットがトリガーされたときに、CLI コマンドは実行されません。
アプレット コンフィギュレーション(config-applet)
リリース |
変更内容 |
---|---|
12.3(14)T |
このコマンドが導入されました。 |
12.2(28)SB |
このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(28)SB に統合されました。 |
12.2(18)SXF4 |
このコマンドが Cisco IOS Release 12.2(18)SXF4 に統合され、ソフトウェア モジュラリティ イメージだけをサポートするようになりました。 |
12.2(33)SRA |
このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(33)SRA に統合されました。 |
12.2(18)SXF5 |
このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(18)SXF5 に統合されました。 |
12.2(33)SXH |
pattern キーワードが追加されました。 |
action cli コマンドを使用して、EEM アプレットがトリガーされたときに Cisco IOS CLI コマンドを実行するアクションを指定します。 pattern キーワードはオプションで、コマンド文字列が入力を求める場合にだけ使用します。
Cisco IOS CLI コマンドには 2 種類あります。
action cli コマンドは、オプションの pattern キーワードで指定された応答プロンプトを受け取ったときに終了します。 次の応答プロンプトに一致する正規表現パターンを指定する必要があります。 正しくないパターンを指定すると、action cli コマンドが、maxrun タイマー期限切れによるアプレット実行タイムアウトまで、待ち続けることになります。
vty 行は、line vty CLI コンフィギュレーション コマンドを使用して設定された vty 行のプールから割り当てられます。 EEM によって vty 行が使用されていない場合で、使用可能な vty 行がある場合、EEM では、vty 行が使用されます。 EEM によって vty 行がすでに使用されている場合で、使用可能な 3 行以上の vty 行がある場合も、EEM では、vty 行が使用されます。 3 行よりも少ない vty 行が使用可能な場合、残りの vty 行は Telnet で使用するために予約されているので、接続は失敗することに注意してください。
次の表に、action cli コマンドを実行したときに設定される組み込み変数を示します。
組み込み変数 |
説明 |
---|---|
$_cli_result |
CLI コマンドの実行結果。 |
次に、Cisco IOS interface loopback CLI コマンドが 3 回設定されたときに EEM アプレットが実行されるように指定する例を示します。 アプレットは、ループバック インターフェイスが動作可能であることを確実にするために no shutdown コマンドを実行します。
Router(config)# event manager applet cli-match Router(config-applet)# event cli command {.*interface loopback*} sync yes occurs 3 Router(config-applet)# action 1.0 cli command "no shutdown"
次に、pattern キーワードにより、clear counters Ethernet0/1 コマンドに confirm 引数が指定されたときに EEM アプレットが実行されるように指定する例を示します。
Router(config)# event manager applet cli-match Router(config-applet)# action 1.0 cli command "enable" Router(config-applet)# action 2.0 cli command "clear counters Ethernet0/1" pattern "confirm" Router(config-applet)# action 3.0 cli command "y" !
コマンド |
説明 |
---|---|
event manager applet |
Embedded Event Manager にイベント アプレットを登録し、アプレット コンフィギュレーション モードを開始します。 |
Embedded Event Manager(EEM)アプレットがトリガーされたときに、アプレットにコメントを追加するアクションを指定するには、アプレット コンフィギュレーション モードで action comment コマンドを使用します。 コメントをディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
action label comment string
no action label comment
label |
一意な識別子(任意のストリング値を指定できます)。 アクションは、ラベルをソート キーとして使用して、英数字のキーの昇順にソートされ、実行されます。 ストリングに空白が含まれる場合は二重引用符で囲みます。 |
comment |
アプレットにコメントを追加します。 |
string |
コメントとして配置する一連の文字(埋め込みスペースを含む)。 |
デフォルトでは、アプレットにコメントは追加されません。
アプレット コンフィギュレーション(config-applet)
リリース |
変更内容 |
---|---|
12.4(22)T |
このコマンドが導入されました。 |
12.2(33)SRE |
このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(33)SRE に統合されました。 |
このコマンドを使用して、アプレットにコメントを追加できます。 この結果、アプレットが実行されたときに no-op になります。
次に、アプレットにコメントを追加する例を示します。
Router(config)#event manager applet one Router(config-applet)#action 1.0 comment keyvalue Router(config-applet)#
コマンド |
説明 |
---|---|
event manager applet |
Embedded Event Manager にイベント アプレットを登録し、アプレット コンフィギュレーション モードを開始します。 |
Embedded Event Manager(EEM)アプレットがトリガーされたときに、特定のコンテキスト名キーのセットによって識別される変数を取得するアクションを指定するには、アプレット コンフィギュレーション モードで action context retrieve コマンドを使用します。 取得アクションを取り消すには、このコマンドの no 形式を使用します。
action label context retrieve key key-name variable variable-name-pattern
no action label context retrieve
label |
一意な識別子(任意のストリング値を指定できます)。 アクションは、ラベルをソート キーとして使用して、英数字のキーの昇順にソートされ、実行されます。 ストリングに空白が含まれる場合は二重引用符で囲みます。 |
context retrieve |
特定のコンテキスト名キーで識別される変数を取得するために使用します。 |
key key-name |
コンテキスト名キーを指定します。 |
variable variable-name-pattern |
変数の説明を示します。 |
デフォルトでは、特定のコンテキスト名キーのセットで指定した変数は取得されません。
アプレット コンフィギュレーション(config-applet)
リリース |
変更内容 |
---|---|
12.4(22)T |
このコマンドが導入されました。 |
12.2(33)SRE |
このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(33)SRE に統合されました。 |
このコマンドを使用して、特定のコンテキスト名キーのセットによって識別される変数を取得できます。 取得された情報は、自動的にコンテキスト データベースから削除されます。
コマンドで指定された変数の情報が取得されるのは、action context save コマンドを使用して、対応する context save コールで同じ名前の変数が保存された場合のみです。
次に、特定のコンテキスト名キーのセットによって識別される変数を取得するように EEM アプレットを設定する例を示します。
Router(config)#event manager applet one Router(config-applet)#action 1.0 context retrieve key pki-72a variable var1 Router(config-applet)#
コマンド |
説明 |
---|---|
event manager applet |
Embedded Event Manager にイベント アプレットを登録し、アプレット コンフィギュレーション モードを開始します。 |
action context save |
このコマンドは、複数のポリシー トリガーにわたって情報を保存するために使用されます。 |
Embedded Event Manager(EEM)アプレットがトリガーされたときに、複数のポリシー トリガーにわたって情報を保存するアクションを指定するには、アプレット コンフィギュレーション モードで action context save コマンドを使用します。 保存された情報を削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
action label context save key key-name variable variable-name-pattern
no action label context save
label |
一意な識別子(任意のストリング値を指定できます)。 アクションは、ラベルをソート キーとして使用して、英数字のキーの昇順にソートされ、実行されます。 ストリングに空白が含まれる場合は二重引用符で囲みます。 |
context save |
複数のポリシー トリガーにわたって情報を保存するために使用されます。 |
key key-name |
コンテキスト名キーを指定します。 |
variable variable-name-pattern |
変数の説明を示します。 |
デフォルトでは、情報は複数のポリシー トリガーにわたって保存されません。
アプレット コンフィギュレーション(config-applet)
リリース |
変更内容 |
---|---|
12.4(22)T |
このコマンドが導入されました。 |
action context save コマンドを使用して、複数のポリシー トリガーにわたって情報を保存できます。 このコマンドは、識別情報と同じコンテキスト名キーを持つ、特定のパターンに一致する変数を保存します。 保存された情報は、action context retrieve コマンドを使用して、別のアプレットから取得できます。
保存された情報が取得されると、その情報は自動的にコンテキスト データベースから削除されます。 情報を取得したアプレットにその情報を保存するには、そのアプレットで再度 action context save コマンドを実行する必要があります。
次に、複数のポリシー トリガーにわたって情報を保存するように EEM アプレットを設定する例を示します。
Router(config)#event manager applet one Router(config-applet)#action 1.0 context save key pki-72a variable var1 Router(config-applet)#
コマンド |
説明 |
---|---|
event manager applet |
Embedded Event Manager にイベント アプレットを登録し、アプレット コンフィギュレーション モードを開始します。 |
action context retrieve |
特定のコンテキスト名キーで識別される変数を取得します。 |
Embedded Event Manager(EEM)アプレットがトリガーされたときに、if/else 条件付きアクション ブロックの else 条件付きアクション ブロックの開始を識別するには、アプレット コンフィギュレーション モードで action else コマンドを使用します。 else 条件付きアクション ブロックを削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
action label else
no action label else
label |
一意な識別子(任意のストリング値を指定できます)。 アクションは、ラベルをソート キーとして使用して、英数字のキーの昇順にソートされ、実行されます。 ストリングに空白が含まれる場合は二重引用符で囲みます。 |
アプレット コンフィギュレーション モードでコマンドを入力しなかった場合、設定を終了したときに個別のアプレットが登録されません。
アプレット コンフィギュレーション(config-applet)
リリース |
変更内容 |
---|---|
12.4(22)T |
このコマンドが導入されました。 |
12.2(33)SRE |
このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(33)SRE に統合されました。 |
action else コマンドを使用して、else 条件付きアクション ブロックを識別します。 このアプレットにステートメントが関連付けられていない場合、イベントは引き続きトリガーされますがアクションまたは結果は発生しません。 設定の終了時に、このアプレットにステートメントが関連付けられていないことを示す警告メッセージが表示されます。
Tool Command Language(Tcl)と CLI アプレットベースの EEM ポリシーの間でカスタマー向けの一貫したユーザ インターフェイスを実現するには、次の基準に従います。
アプレットベースの実装では、一部のキーワードが必要以上に長いか、ハイフンで連結されているように見えますが、これは Tcl ベースの実装が最初に開発され、導入されているためです。
アプレット コンフィギュレーション モードを開始するには、グローバル コンフィギュレーション モードを開始後、event manager applet applet-name コマンドを使用します。 アプレット コンフィギュレーション モードでは、config プロンプトが、(config-applet)# に変わります。 アプレット コンフィギュレーション モードでは、3 種類のコンフィギュレーション文がサポートされています。
次に、else アクション ブロックの開始を識別する例を示します。
Router(config)# event manager applet action Router(config-applet)# action label if $var eq 0 Router(config-applet)# action label2 else Router(config-applet)# end
コマンド |
説明 |
---|---|
action elseif |
EEM アプレットがトリガーされたときに、elseif 条件付きアクション ブロックの開始を識別します。 |
action if |
EEM アプレットがトリガーされたときに、if 条件付きアクション ブロックの開始を識別します。 |
Embedded Event Manager(EEM)アプレットがトリガーされたときに、if/else および while 条件付きアクション ブロックで、条件付きアクション ブロックの終了を識別するには、アプレット コンフィギュレーション モードで action end コマンドを使用します。 end 条件付きアクション ブロックを削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
action label end
no action label end
label |
一意な識別子(任意のストリング値を指定できます)。 アクションは、ラベルをソート キーとして使用して、英数字のキーの昇順にソートされ、実行されます。 ストリングに空白が含まれる場合は二重引用符で囲みます。 |
アプレット コンフィギュレーション モードでコマンドを入力しなかった場合、設定を終了したときに個別のアプレットが削除されます。
アプレット コンフィギュレーション(config-applet)
リリース |
変更内容 |
---|---|
12.4(22)T |
このコマンドが導入されました。 |
action end コマンドを使用して、if/else および while 条件付きアクション ブロックで、条件付きアクション ブロックの終了を識別します。
Tool Command Language(Tcl)と CLI アプレットベースの EEM ポリシーの間でカスタマー向けの一貫したユーザ インターフェイスを実現するには、次の基準に従います。
アプレットベースの実装では、一部のキーワードが必要以上に長いか、ハイフンで連結されているように見えますが、これは Tcl ベースの実装が最初に開発され、導入されているためです。
アプレット コンフィギュレーション モードを開始するには、グローバル コンフィギュレーション モードを開始後、event manager applet applet-name コマンドを使用します。 アプレット コンフィギュレーション モードでは、config プロンプトが、(config-applet)# に変わります。 アプレット コンフィギュレーション モードでは、3 種類のコンフィギュレーション文がサポートされています。
次に、条件付きアクション ブロックの終了を識別する例を示します。
Router(config)# event manager applet action Router(config-applet)# event none Router(config-applet)# action 1.0 set x "5" Router(config-applet)# action 2.0 if $x lt 10 Router(config-applet)# action 3.0 puts "$x is less than 10" Router(config-applet)# action 4.0 end
コマンド |
説明 |
---|---|
action else |
EEM アプレットがトリガーされたときに、else 条件付きアクション ブロックの開始を識別します。 |
action if |
EEM アプレットがトリガーされたときに、if 条件付きアクション ブロックの開始を識別します。 |
デリミタをトークン化パターンとして使用して、入力文字列の反復を指定するには、アプレット コンフィギュレーション モードで action foreach コマンドを使用します。 入力文字列の反復を削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
action label foreach [string-iterator] [string-input] [string-delimiter]
no action label foreach
label |
一意な識別子(任意のストリング値を指定できます)。 アクションは、ラベルをソート キーとして使用して、英数字のキーの昇順にソートされ、実行されます。 ストリングに空白が含まれる場合は二重引用符で囲みます。 |
string-iterator |
(任意)イテレータとして機能する一連の文字。 ストリングに空白が含まれる場合は二重引用符で囲みます。 |
string-input |
(任意)入力として機能する一連の文字。 ストリングに空白が含まれる場合は二重引用符で囲みます。 |
string-delimiter |
(任意)デリミタとして機能する一連の文字。 ストリングに空白が含まれる場合は二重引用符で囲みます。 デフォルトのデリミタは、スペースです。 |
アプレット コンフィギュレーション モードでコマンドを入力しなかった場合、設定を終了したときに個別のアプレットが削除されます。
アプレット コンフィギュレーション(config-applet)
リリース |
変更内容 |
---|---|
12.4(22)T |
このコマンドが導入されました。 |
12.2(33)SRE |
このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(33)SRE に統合されました。 |
action foreach コマンドを使用して、デリミタをトークン化パターンとして使用して入力文字列を繰り返します。 デリミタは、正規表現パターン文字列です。 各反復で見つかったトークンは、与えられた iterator 変数に割り当てられます。 すべての算術演算は、長整数としてオーバーフローのチェックなしで実行されます。 このアプレットにステートメントが関連付けられていない場合、イベントは引き続きトリガーされますがアクションまたは結果は発生しません。 設定の終了時に、このアプレットにステートメントが関連付けられていないことを示す警告メッセージが表示されます。
Tool Command Language(Tcl)と CLI アプレットベースの EEM ポリシーの間でカスタマー向けの一貫したユーザ インターフェイスを実現するには、次の基準に従います。
アプレットベースの実装では、一部のキーワードが必要以上に長いか、ハイフンで連結されているように見えますが、これは Tcl ベースの実装が最初に開発され、導入されているためです。
アプレット コンフィギュレーション モードを開始するには、グローバル コンフィギュレーション モードを開始後、event manager applet applet-name コマンドを使用します。 アプレット コンフィギュレーション モードでは、config プロンプトが、(config-applet)# に変わります。 アプレット コンフィギュレーション モードでは、3 種類のコンフィギュレーション文がサポートされています。
次に、デリミタをトークン化パターンとして使用して入力文字列を繰り返す例を示します。
Router(config)# event manager applet action Router(config-applet)# event none Router(config-applet)# action 1 foreach _iterator "red blue green orange" Router(config-applet)# action 2 puts "iterator is $_iterator" Router(config-applet)# action 3 end Router# event manager run action iterator is red iterator is blue iterator is green iterator is orange Router#
Embedded Event Manager(EEM)アプレットがトリガーされたときに、同期アプレットのローカル tty から入力を取得して値を特定の変数に格納するには、アプレット コンフィギュレーション モードで action gets コマンドを使用します。 ローカル tty から入力を受信するプロセスをキャンセルするには、このコマンドの no 形式を使用します。
action label gets variable
no action label gets
label |
一意な識別子(任意のストリング値を指定できます)。 アクションは、ラベルをソート キーとして使用して、英数字のキーの昇順にソートされ、実行されます。 ストリングに空白が含まれる場合は二重引用符で囲みます。 |
variable |
同期アプレットからの入力値を格納する可変語。 |
アプレット コンフィギュレーション モードでコマンドを入力しなかった場合、設定を終了したときに個別のアプレットが削除されます。
アプレット コンフィギュレーション(config-applet)
リリース |
変更内容 |
---|---|
12.4(22)T |
このコマンドが導入されました。 |
12.2(33)SRE |
このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(33)SRE に統合されました。 |
action gets コマンドを使用して、同期アプレットのローカル tty から入力を取得し、特定の変数に値を格納します。 このコマンドは非同期アプレットでは動作しません。 アプレットはエラーなしで続行されますが、変数は設定されません。 すべての算術演算は、長整数としてオーバーフローのチェックなしで実行されます。 このアプレットにステートメントが関連付けられていない場合、イベントは引き続きトリガーされますがアクションまたは結果は発生しません。 設定の終了時に、このアプレットにステートメントが関連付けられていないことを示す警告メッセージが表示されます。
Tool Command Language(Tcl)と CLI アプレットベースの EEM ポリシーの間でカスタマー向けの一貫したユーザ インターフェイスを実現するには、次の基準に従います。
アプレットベースの実装では、一部のキーワードが必要以上に長いか、ハイフンで連結されているように見えますが、これは Tcl ベースの実装が最初に開発され、導入されているためです。
アプレット コンフィギュレーション モードを開始するには、グローバル コンフィギュレーション モードを開始後、event manager applet applet-name コマンドを使用します。 アプレット コンフィギュレーション モードでは、config プロンプトが、(config-applet)# に変わります。 アプレット コンフィギュレーション モードでは、3 種類のコンフィギュレーション文がサポートされています。
次に、同期アプレットのローカル tty から入力を取得して値を格納する例を示します。
Router(config)# event manager applet action Router(config-applet)# event none Router(config-applet)# action label2 gets input Router(config-applet)# action label3 syslog msg “Input entered was \”$input\“”
コマンド |
説明 |
---|---|
action puts |
EEM アプレットがトリガーされたときに、同期アプレットのローカル tty に直接データを出力します。 |
Embedded Event Manager(EEM)アプレットがトリガーされたときに、if 条件付きブロックの開始を識別するには、アプレット コンフィギュレーション モードで action if コマンドを使用します。 if 条件付きアクション ブロックを削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
action label if [string-op-1] { eq | gt | ge | lt | le | ne } [string-op-2]
no action label if
label |
一意な識別子(任意のストリング値を指定できます)。 アクションは、ラベルをソート キーとして使用して、英数字のキーの昇順にソートされ、実行されます。 ストリングに空白が含まれる場合は二重引用符で囲みます。 |
string-op-1 |
(任意)ストリングの文字の範囲を置き換える一連の文字。 |
eq |
2 個の文字列を比較するために使用される Equal To キーワード。 |
gt |
2 個の文字列を比較するために使用される Greater Than キーワード。 |
ge |
2 個の文字列を比較するために使用される Greater Than or Equal To キーワード。 |
lt |
2 個の文字列を比較するために使用される Less Than キーワード。 |
le |
2 個の文字列を比較するために使用される Less Than or Equal To キーワード。 |
ne |
2 個の文字列を比較するために使用される Not Equal To キーワード。 |
string-op-2 |
(任意)ストリングの文字の範囲を置き換える一連の文字。 |
アプレット コンフィギュレーション モードでコマンドを入力しなかった場合、設定を終了したときに個別のアプレットが削除されます。
アプレット コンフィギュレーション(config-applet)
リリース |
変更内容 |
---|---|
12.4(22)T |
このコマンドが導入されました。 |
12.2(33)SRE |
このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(33)SRE に統合されました。 |
action if コマンドを使用して、if 条件付きアクション ブロックの開始を識別します。 すべての算術演算は、長整数としてオーバーフローのチェックなしで実行されます。 goto label オプションを使用している場合、if 機能ではアクション ブロックの開始は識別されませんが、アプレットは、条件が真の場合は特定のラベルにジャンプするように指示されます。
このアプレットにステートメントが関連付けられていない場合、イベントは引き続きトリガーされますがアクションまたは結果は発生しません。 設定の終了時に、このアプレットにステートメントが関連付けられていないことを示す警告メッセージが表示されます。
Tool Command Language(Tcl)と CLI アプレットベースの EEM ポリシーの間でカスタマー向けの一貫したユーザ インターフェイスを実現するには、次の基準に従います。
アプレットベースの実装では、一部のキーワードが必要以上に長いか、ハイフンで連結されているように見えますが、これは Tcl ベースの実装が最初に開発され、導入されているためです。
アプレット コンフィギュレーション モードを開始するには、グローバル コンフィギュレーション モードを開始後、event manager applet applet-name コマンドを使用します。 アプレット コンフィギュレーション モードでは、config プロンプトが、(config-applet)# に変わります。 アプレット コンフィギュレーション モードでは、3 種類のコンフィギュレーション文がサポートされています。
次に、if 条件付きブロックの開始を識別する例を示します。
Router(config)# event manager applet action Router(config-applet)# event none Router(config-applet)# action 1.0 set x "5" Router(config-applet)# action 2.0 if $x lt 10 Router(config-applet)# action 3.0 puts "$x is less than 10" Router(config-applet)# action 4.0 end Router# event manager run action 5 is less than 10 Router#
コマンド |
説明 |
---|---|
action elseif |
EEM アプレットがトリガーされたときに、else/if 条件付きブロックの else 条件付きアクション ブロックの開始を識別します。 |
action ifgoto |
EEM アプレットがトリガーされたときに、条件が真の場合は特定のラベルにジャンプするようにアプレットに指示します。 |
Embedded Event Manager(EEM)アプレットがトリガーされたときに、指定された条件が真の場合は、特定のラベルにジャンプするようにアプレットに指示するには、アプレット コンフィギュレーション モードで action ifgoto コマンドを使用します。 アプレット ジャンプのプロセスをキャンセルするには、このコマンドの no 形式を使用します。
action label-1 if [string-op-1] { eq | gt | ge | lt | le | ne } [string-op-2] goto label-2
no action label ifgoto
label-1 |
一意な識別子(任意のストリング値を指定できます)。 アクションは、ラベルをソート キーとして使用して、英数字のキーの昇順にソートされ、実行されます。 ストリングに空白が含まれる場合は二重引用符で囲みます。 |
string-op-1 |
(任意)ストリングの文字の範囲を置き換える一連の文字。 |
eq |
2 個の文字列を比較するために使用される Equal To キーワード。 |
gt |
2 個の文字列を比較するために使用される Greater Than キーワード。 |
ge |
2 個の文字列を比較するために使用される Greater Than Or Equal To キーワード。 |
lt |
2 個の文字列を比較するために使用される Less Than キーワード。 |
le |
2 個の文字列を比較するために使用される Less Than Or Equal To キーワード。 |
ne |
2 個の文字列を比較するために使用される Not Equal To キーワード。 |
string-op-2 |
(任意)ストリングの文字の範囲を置き換える一連の文字。 |
label-2 |
一意な識別子(任意のストリング値を指定できます)。 アクションは、ラベルをソート キーとして使用して、英数字のキーの昇順にソートされ、実行されます。 ストリングに空白が含まれる場合は二重引用符で囲みます。 |
label |
一意な識別子(任意のストリング値を指定できます)。 アクションは、ラベルをソート キーとして使用して、英数字のキーの昇順にソートされ、実行されます。 ストリングに空白が含まれる場合は二重引用符で囲みます。 |
アプレット コンフィギュレーション モードでコマンドを入力しなかった場合、設定を終了したときに個別のアプレットが削除されます。
アプレット コンフィギュレーション(config-applet)
リリース |
変更内容 |
---|---|
12.4(22)T |
このコマンドが導入されました。 |
12.2(33)SRE |
このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(33)SRE に統合されました。 |
action ifgoto コマンドを使用して、指定された条件が真の場合は、特定のラベルにジャンプするようにアプレットに指示します。 goto label オプションを使用する場合、action if コマンドではアクション ブロックの開始は識別されません。 Goto アクションは、if/goto フォーマット内でのみサポートされます。 if を使用しないで goto をシミュレーションするには、常に真のテストを使用します。 すべての算術演算は、長整数としてオーバーフローのチェックなしで実行されます。 このアプレットにステートメントが関連付けられていない場合、イベントは引き続きトリガーされますがアクションまたは結果は発生しません。 設定の終了時に、このアプレットにステートメントが関連付けられていないことを示す警告メッセージが表示されます。
Tool Command Language(Tcl)と CLI アプレットベースの EEM ポリシーの間でカスタマー向けの一貫したユーザ インターフェイスを実現するには、次の基準に従います。
アプレットベースの実装では、一部のキーワードが必要以上に長いか、ハイフンで連結されているように見えますが、これは Tcl ベースの実装が最初に開発され、導入されているためです。
アプレット コンフィギュレーション モードを開始するには、グローバル コンフィギュレーション モードで event manager applet applet-name コマンドを使用します。 アプレット コンフィギュレーション モードでは、config プロンプトが、(config-applet)# に変わります。 アプレット コンフィギュレーション モードでは、3 種類のコンフィギュレーション文がサポートされています。
次に、特定のラベルにジャンプすることをアプレットに指示する例を示します。
Router(config)# event manager applet action Router(config-applet)# event none Router(config-applet)# action 1 set x "5" Router(config-applet)# action 2 if $x lt 10 goto 4 Router(config-applet)# action 3 puts "skipping this" Router(config-applet)# action 4 puts "jumped to action 4" Router(config-applet)# action 5 end Router# event manager run action jumped to action 4
コマンド |
説明 |
---|---|
action else |
EEM アプレットがトリガーされたときに、else 条件付きアクション ブロックの開始を識別します。 |
action if |
EEM アプレットがトリガーされたときに、if 条件付きアクション ブロックの開始を識別します。 |
Embedded Event Manager(EEM)アプレットがトリガーされたときに、変数の値を増分するアクションを指定するには、アプレット コンフィギュレーション モードで action increment コマンドを使用します。 アプレットからアクションを削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
action label increment variable-name long-integer
no action label increment
label |
一意な識別子(任意のストリング値を指定できます)。 アクションは、ラベルをソート キーとして使用して、英数字のキーの昇順にソートされ、実行されます。 ストリングに空白が含まれる場合は二重引用符で囲みます。 |
increment |
指定された長整数で、変数の値を増分します。 |
variable-name |
変数名として配置されるストリング値。 |
long-integer |
変数が増分する長整数値。 |
デフォルトでは、EEM アプレット内に設定された変数の値は変更されません。
アプレット コンフィギュレーション(config-applet)
リリース |
変更内容 |
---|---|
12.4(22)T |
このコマンドが導入されました。 |
12.2(33)SRE |
このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(33)SRE に統合されました。 |
このコマンドを使用して、変数の値を増分できます。 変数の値は長整数である必要があり、これ以外の場合はアクションが失敗します。
次に、変数の値を増分するように EEM アプレットを設定する例を示します。
Router(config)#event manager applet one Router(config-applet)#action 1.0 set varname 20 Router(config-applet)#action 1.0 increment varname 12 Router(config-applet)#
コマンド |
説明 |
---|---|
event manager applet |
Embedded Event Manager にイベント アプレットを登録し、アプレット コンフィギュレーション モードを開始します。 |
Embedded Event Manager(EEM)アプレットがトリガーされたときに、インターフェイス名を取得するには、アプレット コンフィギュレーション モードで action info type interface-names コマンドを使用します。 インターフェイス名を取得するアクションをディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
action label info type interface-names [ include string-operator | exclude string-operator | regexp regular-expression ]
no action label info type
label |
一意な識別子(任意のストリング値を指定できます)。 アクションは、ラベルをソート キーとして使用して、英数字のキーの昇順にソートされ、実行されます。 ストリングに空白が含まれる場合は二重引用符で囲みます。 |
include |
(任意)ストリング パターンを含むすべてのインターフェイス名が含まれます。 |
exclude |
(任意)ストリング パターンを含むすべてのインターフェイス名が除外されます。 |
string-operator |
(任意)インターフェイス名を含めるまたは除外するためのストリング パターン。 |
regexp |
(任意)指定された正規表現に一致するすべてのインターフェイスを取得します。 |
regular-expression |
(任意)正規表現パターン。 たとえば、[^abc] とします。 |
現在のすべてのインターフェイス名がデータベースから取得されます。
アプレット コンフィギュレーション(config-applet)
リリース |
変更内容 |
---|---|
12.4(22)T |
このコマンドが導入されました。 |
12.2(33)SRE |
このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(33)SRE に統合されました。 |
action info type interface-names コマンドは、現在のインターフェイス名を取得し、$_info_interface_names 組み込み変数にスペースで区切ったリストとして格納します。
次に、インターフェイス名に「eth」が含まれるものを取得するように指定する例を示します。
Router# configure terminal Router(config)# event manager applet interface-app Router(config-applet)# action 1.2 info type interface-names include eth
コマンド |
説明 |
---|---|
event manager applet |
EEM にイベント アプレットを登録し、アプレット コンフィギュレーション モードを開始します。 |
SNMP get 操作中に簡易ネットワーク管理プロトコル(SNMP)エンティティから個別の変数を取得するには、アプレット コンフィギュレーション モードで action info type snmp getid コマンドを使用します。 SNMP からの個別の変数の取得をディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
action label info type snmp getid oid-value [ community community-string ] [ ipaddr ip-address ]
no action label info type
リリース |
変更内容 |
---|---|
12.4(22)T |
このコマンドが導入されました。 |
12.2(33)SRE |
このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(33)SRE に統合されました。 |
次の表に、SNMP get 操作から取得された変数が保存される組み込み変数を示します。
組み込み変数 |
説明 |
---|---|
$_info_snmp_sysname_oid |
sysName 変数の OID 値。 |
$_ info_snmp_sysname_value |
sysName 変数の値文字列。 |
$_info_snmp_syslocation_oid |
sysLocation 変数の OID 値。 |
$_info_snmp_syslocation_value |
sysLocation 変数の値文字列。 |
$_info_snmp_sysdescr_oid |
sysDescr 変数の OID 値。 |
$_info_snmp_sysdescr_value |
sysDescr 変数の値文字列。 |
$_info_snmp_sysobjectid_oid |
sysObjectID 変数の OID 値。 |
$_info_snmp_sysobjectid_value |
sysObjectID 変数の値文字列。 |
$_info_snmp_sysuptime_oid |
sysUptime 変数の OID 値。 |
$_info_snmp_sysuptime_value |
sysUptime 変数の値文字列。 |
$_info_snmp_syscontact_oid |
sysContact 変数の OID 値。 |
$_info_snmp_syscontact_value |
sysContact 変数の値文字列。 |
次に、SNMP エンティティから sysDescr.0 変数を取得する例を示します。
Router(config)# event manager applet Router(config-applet)# action 1.3 info type snmp getid 1.3.6.1.2.1.1.1.0 community public ipaddr 172.17.16.69 Router(config-applet)#
コマンド |
説明 |
---|---|
event manager applet |
EEM にイベント アプレットを登録し、アプレット コンフィギュレーション モードを開始します。 |
snmp-server community |
SNMP エンティティへのアクセスをイネーブルにするコミュニティ アクセス ストリングを設定します。 |
Embedded Event Manager(EEM)アプレットがトリガーされたときに、簡易ネットワーク管理プロトコル(SNMP)インフォーム要求を送信するには、アプレット コンフィギュレーション モードで action info type snmp inform コマンドを使用します。 SNMP インフォーム要求の送信をディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
action label info type snmp inform trap-oid trap-oid-value trap-var trap-variable community community-string ipaddr ip-address
no action label info type
SNMP インフォーム要求はデフォルトで送信されません。
アプレット コンフィギュレーション(config-applet)
リリース |
変更内容 |
---|---|
12.4(22)T |
このコマンドが導入されました。 |
12.2(33)SRE |
このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(33)SRE に統合されました。 |
SNMP インフォーム要求は、SNMP マネージャにネットワーク状態を警告する SNMP 通知で、SNMP マネージャからの受信の確認を要求します。
次に、SNMP インフォーム要求を送信する例を示します。
Router(config)# event manager applet Router(config-applet)# action 1.4 info type snmp inform trap-oid 1.3.6.1.4.1.1.226.0.2.1 trap-var sysUpTime community public ipaddr 172.69.16.2 Router(config-applet)#
コマンド |
説明 |
---|---|
event manager applet |
EEM にイベント アプレットを登録し、アプレット コンフィギュレーション モードを開始します。 |
snmp-server community |
SNMP エンティティへのアクセスをイネーブルにするコミュニティ アクセス ストリングを設定します。 |
snmp-server enable traps |
システムで使用可能なすべての SNMP 通知タイプをイネーブルにします。 |
Embedded Event Manager(EEM)アプレットがトリガーされたときに、SNMP set 操作中に取得されるオブジェクトと簡易ネットワーク管理プロトコル(SNMP)のタイプを指定するには、アプレット コンフィギュレーション モードで action info type snmp oid コマンドを使用します。 この機能をディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
action label info type snmp oid oid-value { get-type { exact | next } [ community community-string ] | set-type oid-type oid-type-value community community-string } [ ipaddr ip-address ]
no action label info type
EEM アプレットがトリガーされたときに、SNMP set または get 操作の要求は送信されません。
アプレット コンフィギュレーション(config-applet)
リリース |
変更内容 |
---|---|
12.3(14)T |
このコマンドが導入されました。 |
12.2(28)SB |
このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(28)SB に統合されました。 |
12.2(18)SXF4 |
このコマンドが Cisco IOS Release 12.2(18)SXF4 に統合され、ソフトウェア モジュラリティ イメージだけをサポートするようになりました。 |
12.2(33)SRA |
このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(33)SRA に統合されました。 |
12.2(18)SXF5 |
このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(18)SXF5 に統合されました。 |
12.4(22)T |
set-type、community、および ipaddr キーワードが追加されました。 |
SNMP set 操作は個々の変数を SNMP エンティティに設定し、SNMP get 操作は SNMP エンティティから個々の変数を取得します。
次の表に、SNMP get および set 操作の結果が保存される組み込み変数を示します。
組み込み変数 |
説明 |
---|---|
$_info_snmp_oid |
SNMP オブジェクト ID。 |
$_info_snmp_value |
割り当てられた SNMP データ エレメントの値文字列。 |
次に、SNMP エンティティからオブジェクトの個々の変数を取得する例を示します。
Router(config)# event manager applet Router(config-applet)# action 1.3 info type snmp oid 1.3.6.1.4.1.9.9.48.1.1.1.6.1 get-type exact community public ipaddr 172.17.16.69 Router(config-applet)#
次に、SNMP エンティティに個々の変数を設定する例を示します。
Router(config)# event manager applet Router(config-applet)# action 1.4 info type snmp oid 1.3.6.1.4.1.9.9.48.1.1.1.6.1 set-type integer 42220 sysName.0 community public ipaddr 172.17.16.69 Router(config-applet)#
コマンド |
説明 |
---|---|
event manager applet |
EEM にイベント アプレットを登録し、アプレット コンフィギュレーション モードを開始します。 |
snmp-server community |
SNMP エンティティへのアクセスをイネーブルにするコミュニティ アクセス ストリングを設定します。 |
Embedded Event Manager(EEM)アプレットがトリガーされたときに、簡易ネットワーク管理プロトコル(SNMP)トラップ要求を送信するには、アプレット コンフィギュレーション モードで action info type snmp trap コマンドを使用します。 SNMP トラップ要求の送信をディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
action label info type snmp trap enterprise-oid enterprise-oid-value generic-trapnum generic-trap-number specific-trapnum specific-trap-number trap-oid trap-oid-value trap-var trap-variable
no action label info type
SNMP トラップ要求はデフォルトで送信されません。
アプレット コンフィギュレーション(config-applet)
リリース |
変更内容 |
---|---|
12.4(22)T |
このコマンドが導入されました。 |
12.2(33)SRE |
このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(33)SRE に統合されました。 |
トラップは、SNMP マネージャまたは NMS にネットワーク状態を警告する SNMP 通知です。 SNMP インフォーム要求とは異なり、トラップは SNMP マネージャに受信確認を要求しません。
次に、SNMP トラップ要求を送信する例を示します。
Router(config)# event manager applet Router(config-applet)# action 1.4 info type snmp trap enterprise-oid 1.3.6.1.4.1.1 generic-trapnum 4 specific-trapnum 7 trap-oid 1.3.6.1.4.1.1.226.0.2.1 trap-var sysUpTime Router(config-applet)#
コマンド |
説明 |
---|---|
event manager applet |
EEM にイベント アプレットを登録し、アプレット コンフィギュレーション モードを開始します。 |
snmp-server enable traps |
システムで使用可能なすべての SNMP 通知タイプをイネーブルにします。 |
Embedded Event Manager(EEM)アプレットから簡易ネットワーク管理プロトコル(SNMP)オブジェクト ID(OID)の変数およびその値を作成するには、アプレット コンフィギュレーション モードで action info type snmp var コマンドを使用します。 変数を削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
action label info type snmp var variable-name oid oid-value oid-type oid-type-value
no action label info type
デフォルトでは、EEM アプレットがトリガーされたときに変数は作成されません。
アプレット コンフィギュレーション(config-applet)
リリース |
変更内容 |
---|---|
12.4(22)T |
このコマンドが導入されました。 |
12.2(33)SRE |
このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(33)SRE に統合されました。 |
変数は、OID とインスタンスによって識別されます。 一般的に、インスタンスは、OID に .0 を追加することで指定されます。 たとえば、sysDescr.0。
次に、オブジェクト ID の変数を作成する例を示します。
Router(config)# event manager applet Router(config-applet)# action 1.3 info type snmp var sysDescr.0 oid 1.3.6.1.4.1.9.9.48.1.1.1.6.1 integer 4220 Router(config-applet)#
コマンド |
説明 |
---|---|
event manager applet |
EEM にイベント アプレットを登録し、アプレット コンフィギュレーション モードを開始します。 |
Embedded Event Manager(EEM)アプレットがトリガーされたときに、変数の値を指定された特定の整数の値で乗算するアクションを指定するには、アプレット コンフィギュレーション モードで action multiply コマンドを使用します。 計算プロセスを削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
action label multiply [ long-integer-1 | variable-name-1 ] [ long-integer-2 | variable-name-2 ]
no action label multiply
label |
一意な識別子(任意のストリング値を指定できます)。 アクションは、ラベルをソート キーとして使用して、英数字のキーの昇順にソートされ、実行されます。 ストリングに空白が含まれる場合は二重引用符で囲みます。 |
long-integer-1 |
(任意)乗算の最初の整数値。 |
variable-name-1 |
(任意)乗算の最初の変数名。 乗数の変数名に格納されている値は長整数値である必要があります。そうしないと、アクションは失敗します。 |
long-integer-2 |
(任意)乗算の 2 番目の整数値。 |
variable-name-2 |
(任意)乗算の 2 番目の変数名。 乗数の変数名に格納されている値は長整数値である必要があります。そうしないと、アクションは失敗します。 |
アプレット コンフィギュレーション モードでコマンドを入力しなかった場合、設定を終了したときに個別のアプレットが登録されません。
アプレット コンフィギュレーション(config-applet)
リリース |
変更内容 |
---|---|
12.4(22)T |
このコマンドが導入されました。 |
12.2(33)SRE |
このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(33)SRE に統合されました。 |
action multiply コマンドを使用して、変数の値を特定の整数値で乗算します。 すべての算術演算は、長整数としてオーバーフローのチェックなしで実行されます。 このアプレットにステートメントが関連付けられていない場合、イベントは引き続きトリガーされますがアクションまたは結果は発生しません。 設定の終了時に、このアプレットにステートメントが関連付けられていないことを示す警告メッセージが表示されます。 action multiply コマンドの結果は、すべて $_result に格納されます。
Tool Command Language(Tcl)と CLI アプレットベースの EEM ポリシーの間でカスタマー向けの一貫したユーザ インターフェイスを実現するには、次の基準に従います。
アプレットベースの実装では、一部のキーワードが必要以上に長いか、ハイフンで連結されているように見えますが、これは Tcl ベースの実装が最初に開発され、導入されているためです。
アプレット コンフィギュレーション モードを開始するには、グローバル コンフィギュレーション モードを開始後、event manager applet applet-name コマンドを使用します。 アプレット コンフィギュレーション モードでは、config プロンプトが、(config-applet)# に変わります。 アプレット コンフィギュレーション モードでは、3 種類のコンフィギュレーション文がサポートされています。
次に、保存された変数の値を乗算する例を示します。
Router(config)# event manager applet action Router(config-applet)# action label2 multiply 23 25
コマンド |
説明 |
---|---|
action add |
EEM アプレットがトリガーされたときに、変数の値に特定の値を加算します。 |
action divide |
EEM アプレットがトリガーされたときに、変数の値を特定の値で除算します。 |
action subtract |
EEM アプレットがトリガーされたときに、変数の値から特定の値を減算します。 |
Embedded Event Manager(EEM)アプレットがトリガーされたときに、ローカル tty に直接データを出力するアクションを指定するには、アプレット コンフィギュレーション モードで action puts コマンドを使用します。 この機能をディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
action label puts [nonewline] string
no action label puts
label |
一意な識別子(任意のストリング値を指定できます)。 アクションは、ラベルをソート キーとして使用して、英数字のキーの昇順にソートされ、実行されます。 ストリングに空白が含まれる場合は二重引用符で囲みます。 |
nonewline |
(任意)改行文字の表示を抑制します。 |
string |
文字のシーケンス。 ストリングに空白が含まれる場合は二重引用符で囲みます。 |
データはローカル TTY に出力されません。
アプレット コンフィギュレーション(config-applet)
リリース |
変更内容 |
---|---|
12.4(22)T |
このコマンドが導入されました。 |
12.2(33)SRE |
このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(33)SRE に統合されました。 |
action puts コマンドは、同期イベントに適用されます。 同期アプレットに対するこのコマンドの出力は、syslog をバイパスして tty に直接表示されます。 非同期イベントの場合、このコマンドのデフォルトは syslog です。 nonewline キーワードは、改行文字の表示を抑制します。 非同期アプレットの action puts コマンドの出力は、ロガーに向けられます。
次に、ローカル tty に直接データを出力する例を示します。
Router(config-applet)# event manager applet puts Router(config-applet)# event none Router(config-applet)# action 1 regexp "(.*) (.*) (.*)" "one two three" _match _sub1 Router(config-applet)# action 2 puts "match is $_match" Router(config-applet)# action 3 puts "submatch 1 is $_sub1" Router# event manager run puts match is one two three submatch 1 is one Router#
コマンド |
説明 |
---|---|
action gets |
ローカル tty から入力を取得し、特定の変数に値を格納します。 |
event manager applet |
EEM にイベント アプレットを登録し、アプレット コンフィギュレーション モードを開始します。 |
Embedded Event Manager(EEM)アプレットがトリガーされたときに、入力ストリングで正規表現パターンをマッチングするには、アプレット コンフィギュレーション モードで action regexp コマンドを使用します。 この機能をディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
action label regexp string-pattern string-input [ string-match [string-submatch1] [string-submatch2] [string-submatch3] ]
no action label regexp
label |
一意な識別子(任意のストリング値を指定できます)。 アクションは、ラベルをソート キーとして使用して、英数字のキーの昇順にソートされ、実行されます。 ストリングに空白が含まれる場合は二重引用符で囲みます。 |
string-pattern |
正規表現パターン マッチングに使用する文字のシーケンス。 |
string-input |
入力として使用する文字のシーケンス。 |
string-match |
(任意)全体一致を格納する変数名。 |
string-submatch |
(任意)存在するすべてのサブマッチを格納する変数名。 最大 3 個のサブマッチ ストリングを指定できます。 |
正規表現パターンのマッチングは行われません。
アプレット コンフィギュレーション(config-applet)
リリース |
変更内容 |
---|---|
12.4(22)T |
このコマンドが導入されました。 |
12.2(33)SRE |
このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(33)SRE に統合されました。 |
string-pattern 引数は正規表現です。 ストリングの一部がパターンに一致する場合は 1、それ以外の場合は 0 を返します。 オプションの string-match および string-submatch 引数は、マッチングの結果を格納します。
次の表に、action regexp コマンドの結果が保存される組み込み変数を示します。
組み込み変数 |
説明 |
---|---|
$_regexp_result |
正規表現パターン マッチングの結果がこの変数に格納されます。 |
次に、正規表現マッチングを定義する例を示します。
Router(config-applet)# event manager applet regexp Router(config-applet)# event none Router(config-applet)# action 1 regexp "(.*) (.*) (.*)" "one two three" _match _sub1 Router(config-applet)# action 2 puts "match is $_match" Router(config-applet)# action 3 puts "submatch 1 is $_sub1" Router# event manager run regexp match is one two three submatch 1 is one Router#
コマンド |
説明 |
---|---|
event manager applet |
EEM にイベント アプレットを登録し、アプレット コンフィギュレーション モードを開始します。 |
Embedded Event Manager(EEM)アプレットがトリガーされたときに、変数の値を設定するには、アプレット コンフィギュレーション モードで action set コマンドを使用します。 EEM アプレット変数の値を削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
action label set variable-name variable-value
no action label set
label |
一意な識別子(任意のストリング値を指定できます)。 アクションは、ラベルをソート キーとして使用して、英数字のキーの昇順にソートされ、実行されます。 ストリングに空白が含まれる場合は二重引用符で囲みます。 |
variable-name |
設定する変数に割り当てられた名前。 |
variable-value |
変数の値。 |
変数の値は設定されません。
アプレット コンフィギュレーション(config-applet)
リリース |
変更内容 |
---|---|
12.4(22)T |
このコマンドが導入されました。 set(EEM)コマンドが、このコマンドに置き換えられました。 |
12.2(33)SRE |
このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(33)SRE に統合されました。 |
action set コマンドを使用して、EEM アプレットがトリガーされたときに、変数の値を設定します。
次に、変数の値を設定する例を示します。
Router(config-applet)# event manager applet set Router(config-applet)# event none Router(config-applet)# action 1 set str “this is some text” Router(config-applet)# action 2 string range “$str” 0 6 Router(config-applet)# action 3 puts “$_string_result” Router# event manager run set “this is” Router#
コマンド |
説明 |
---|---|
event manager applet |
EEM にイベント アプレットを登録し、アプレット コンフィギュレーション モードを開始します。 |