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EEM イベント パブリッシュ アプリケーション プログラミング インターフェイス(API)経由で発生したイベント単位で起動される Embedded Event Manager(EEM)アプレットのイベント条件を指定するには、アプレット コンフィギュレーション モードで event application コマンドを使用します。 アプリケーション イベント条件を削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
event [ tag event-tag ] application subsystem subsystem-id type event-type [ maxrun maxruntime-number ]
no [ tag event-tag ] event application subsystem subsystem-id type event-type [ maxrun maxruntime-number ]
tag |
(任意)trigger コマンドで使用できる event-tag 引数を使用してタグを指定し、アプレットの複数のイベント文をサポートします。 |
event-tag |
(任意)タグを識別するストリング。 |
2subsystem |
アプリケーション イベントをパブリッシュするサブシステムの ID を指定します。 |
subsystem-id |
サブシステムを識別する 1 ~ 4294967295 の範囲の番号。 EEM ポリシーによりイベントがパブリッシュされる場合、ポリシー用に予約されている subsystem-id は 798 です。 |
type |
指定されたイベント内のイベント タイプを指定します。 |
event-type |
1 ~ 4294967295 の範囲の整数。 |
maxrun |
(任意)アプレットの最大実行時間を指定します。 maxrun キーワードが指定されている場合、maxruntime-number 値を指定する必要があります。 maxrun キーワードが指定されていない場合、デフォルトのアプレット ランタイムは 20 秒です。 |
maxruntime-number |
(任意)ssssssss[.mmm] 形式で指定される秒数。ssssssss は、0 ~ 31536000 の秒数を表す整数で、mmm は 0 ~ 999 のミリ秒数を表す整数である必要があります。 |
EEM イベント基準は指定されていません。
アプレット コンフィギュレーション(config-applet)
リリース |
変更内容 |
---|---|
12.2(25)S |
このコマンドが導入されました。 |
12.3(14)T |
このコマンドが、Cisco IOS Release 12.3(14)T に統合されました。 |
12.2(28)SB |
このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(28)SB に統合されました。 |
12.2(18)SXF4 |
このコマンドが Cisco IOS Release 12.2(18)SXF4 に統合され、ソフトウェア モジュラリティ イメージだけをサポートするようになりました。 |
12.2(33)SRA |
このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(33)SRA に統合されました。 |
12.2(18)SXF5 |
このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(18)SXF5 に統合されました。 |
12.2SX |
このコマンドは、Cisco IOS Release 12.2SX トレインでサポートされます。 このトレインの特定の 12.2SX リリースにおけるサポートは、フィーチャ セット、プラットフォーム、およびプラットフォーム ハードウェアによって異なります。 |
12.4(20)T |
tag および maxrun キーワードが、アプレット内の複数のイベント文をサポートするために追加されました。 |
EEM イベントは、アプリケーションがサブシステム ID およびアプリケーション イベント タイプに一致するイベント仕様で EEM イベント パブリッシュ API をコールしたときにトリガーされます。
次に、EventPublish_A という名前のポリシーが 20 秒ごとに実行され、番号が 1 の既知の EEM イベント タイプにイベントをパブリッシュする例を示します。 EventPublish_B という名前の別のポリシーは、既知の EEM イベント タイプ 1 が発生したときに実行されるように登録されます。 EventPublish_B ポリシーが実行されると、このポリシーにより EventPublish_A の引数として渡されたデータを含む syslog に、メッセージが出力されます。
Router(config)# event manager applet EventPublish_A Router(config-applet)# event timer watchdog time 20.0 Router(config-applet)# action 1.0 syslog msg "Applet EventPublish_A" Router(config-applet)# action 2.0 publish-event sub-system 798 type 1 arg1 twenty Router(config-applet)# exit Router(config)# event manager applet EventPublish_B Router(config-applet)# event application subsystem 798 type 1 Router(config-applet)# action 1.0 syslog msg "Applet EventPublish_B arg1 $_application_data1"
コマンド |
説明 |
---|---|
event manager applet |
Embedded Event Manager にイベント アプレットを登録し、アプレット コンフィギュレーション モードを開始します。 |
認証、許可、またはインターフェイス上で通常のトラフィックが流れ始めた後にイベントをパブリッシュするには、アプレット コンフィギュレーション モードで event identity コマンドを使用します。 イベントのパブリッシュをディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
event [ tag event-tag ] identity interface { type number | regexp interface-name } [ maxrun maxruntime-number ] [ aaa-attribute attribute-name ] [ authc { all | fail | success } ] [ authz { all | fail | success } ] [authc-complete] [ mac-address mac-address ]
no event identity
デフォルトでは、イベントはパブリッシュされません。
アプレット コンフィギュレーション(config-applet)
リリース |
変更内容 |
---|---|
12.2(52)SE |
このコマンドが導入されました。 |
12.2(54)SG |
このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(54)SG に統合されました。 |
インターフェイスを指定する必要があります。 任意またはすべての他のキーワードを指定できます。 キーワードは任意の組み合わせで使用できます。
次に、認証が成功または失敗し、インターフェイスに接続されているデバイスが完全に認証、許可され、そのインターフェイスで通常のトラフィックが流れ始めたときにイベントをパブリッシュする例を示します。
Router(config)# event manager applet identity Router(config-applet)# event identity interface fastethernet0 authz all athuz-complete Router(config-applet)#
コマンド |
説明 |
---|---|
event manager applet |
Embedded Event Manager にイベント アプレットを登録し、アプレット コンフィギュレーション モードを開始します。 |
Embedded Event Manager(EEM)のアプレットに対して IP SLA 操作がトリガーされたときにイベントをパブリッシュするには、アプレット コンフィギュレーション モードで event ipsla コマンドを使用します。 IP SLA の応答がトリガーされたときのイベントのパブリッシュをディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
event [ tag event-tag ] ipsla { group-name name [ operation-id operation-id-value ] | operation-id operation-id-value [ group-name name ] } [ dest-ip-address ip-address ] [ reaction-type type ] [ maxrun maxruntime-number ]
no event [ tag event-tag ] ipsla
イベントは IP SLA 動作がトリガーされたときにパブリッシュされません。
アプレット コンフィギュレーション(config-applet)
リリース |
変更内容 |
---|---|
12.4(22)T |
このコマンドが導入されました。 |
12.2(33)SRE |
このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(33)SRE に統合されました。 |
EEM イベントは、IP SLA 応答がトリガーされるときにパブリッシュされます。 group-name または operation-id のいずれかを指定する必要があります。 残りのパラメータはオプションです。
次に、IP SLA 動作がトリガーされたときにイベントをパブリッシュする例を示します。 この例では、grp1 という名前のグループが、3 秒ごとに現在のインターフェイスを経由して宛先サーバ 209.165.200.221 に ping を送信します。 応答がない場合、アクションはタイム アウトになります。
Router# configure terminal Router(config)# event manager applet EventIPSLA Router(config-applet)# event ipsla group-name grp1 dest-ip-address 209.165.200.221 reaction-type timeout maxrun 3
コマンド |
説明 |
---|---|
event manager applet |
EEM にイベント アプレットを登録し、アプレット コンフィギュレーション モードを開始します。 |
Embedded Event Manager(EEM)にアプレットを登録してアプレット コンフィギュレーション モードを開始するには、グローバル コンフィギュレーション モードで event manager applet コマンドを使用します。 アプレットを登録解除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
event manager applet applet-name [ authorization bypass ] [ class class-options ] [trap]
no event manager applet applet-name [ authorization bypass ] [ class class-options ] [trap]
EEM アプレットは登録されません。
グローバル コンフィギュレーション(config)
リリース |
変更内容 |
---|---|
12.0(26)S |
このコマンドが導入されました。 |
12.3(4)T |
このコマンドが Cisco IOS Release 12.3(4)T に統合されました。 |
12.3(2)XE |
このコマンドが、Cisco IOS Release 12.3(2)XE に統合されました。 |
12.2(25)S |
このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(25)S に統合されました。 |
12.2(28)SB |
このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(28)SB に統合されました。 |
12.2(18)SXF4 |
このコマンドが Cisco IOS Release 12.2(18)SXF4 に統合され、ソフトウェア モジュラリティ イメージだけをサポートするようになりました。 |
12.2(33)SRA |
このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(33)SRA に統合されました。 |
12.2(18)SXF5 |
このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(18)SXF5 に統合されました。 |
12.2SX |
このコマンドは、Cisco IOS Release 12.2SX トレインでサポートされます。 このトレインの特定の 12.2SX リリースにおけるサポートは、フィーチャ セット、プラットフォーム、およびプラットフォーム ハードウェアによって異なります。 |
12.4(22)T |
class および trap キーワードと class-options 引数が追加されました。 |
15.0(1)M |
コマンドが変更されました。 authorization および bypass キーワードが追加されました。 |
EEM アプレットは、イベント スクリーニング基準とイベント発生時に実行するアクションを定義する簡潔な方法です。
アプレット コンフィギュレーションでは、event コンフィギュレーション コマンドを 1 つだけ使用できます。 アプレット コンフィギュレーション サブモードが終了し、event コマンドが存在しない場合は、アプレットにイベントが関連付けられていないことを示す警告が表示されます。 イベントが指定されていない場合、このアプレットは登録されたと判断されないため、アプレットは表示されません。 このアプレットにアクションが割り当てられない場合、イベントはトリガーされますが、アクションは実行されません。 1 つのアプレット コンフィギュレーション内で複数の action アプレット コンフィギュレーション コマンドが使用できます。 show event manager policy registered コマンドを使用して、登録されたアプレットの一覧を表示します。
アプレット コンフィギュレーション モードを終了しないと既存のアプレットが置き換えられないため、EEM アプレットを変更する前に、このコマンドの no 形式を使用して登録を解除します。 アプレット コンフィギュレーション モードでアプレットを修正中であっても、既存のアプレットを実行できます。 アプレット コンフィギュレーション モードを終了すると、古いアプレットが登録解除され、新しいバージョンが登録されます。
action コンフィギュレーション コマンドは、label 引数を使用することで一意に識別できます。label 引数には任意の文字列値が使用できます。 アクションは、label 引数をソート キーとして、英数字のキーの昇順にソートされ、この順序で実行されます。
EEM は、ポリシー自体に含まれているイベントの指定内容に基づいて、ポリシーをスケジューリングおよび実行します。 アプレット コンフィギュレーション モードが終了するとき、EEM は、入力された event コマンドと action コマンドを検査し、指定されたイベントの発生時に実行されるようにアプレットを登録します。
EEM ポリシーは、登録されたときに class class-letter が指定されている場合はクラスに割り当てられます。 クラスなしで登録された EEM ポリシーは、default クラスに割り当てられます。 default をクラスとして保持するスレッドは、スレッドが作業に利用可能であるとき、デフォルト クラスにサービスを提供します。 特定のクラス文字に割り当てられたスレッドは、スレッドが作業に利用可能であるとき、クラス文字が一致する任意のポリシーをサービスします。
EEM 実行スレッドが、指定されたクラスのポリシー実行に利用可能でない場合で、クラスのスケジューラ ルールが設定されている場合は、ポリシーは該当クラスのスレッドが実行可能になるまで待ちます。 同じ入力イベントからトリガーされた同期ポリシーは、同一の実行スレッドにスケジュールされなければなりません。 ポリシーは、queue_priority をキューイング順序として使用し、各クラスの別々のキューにキューイングされます。
ポリシーがトリガーされると、AAA が設定されている場合は、許可のために AAA サーバに接続します。 authorization bypass キーワードの組み合わせを使用して、AAA サーバへの接続をスキップし、ポリシーをただちに実行することができます。 EEM は、AAA バイパス ポリシー名をリストに保存します。 このリストは、ポリシーがトリガーされたときに検査されます。 一致が見つかった場合、AAA 許可はバイパスされます。
EEM ポリシーによって設定されたコマンドの許可を避けるために、EEM は AAA が提供する名前付き方式リストを使用します。 これらの名前付き方式リストは、コマンド許可を持たないように設定できます。
次に、AAA の設定例を示します。
この設定は、192.168.10.1 のポート 10000 に TACACS+ サーバを想定しています。 TACACS+ サーバがイネーブルでない場合、コンフィギュレーション コマンドは、コンソールで許可されます。ただし、EEM ポリシーとアプレット CLI の相互動作は失敗します。
enable password lab aaa new-model tacacs-server host 128.107.164.152 port 10000 tacacs-server key cisco aaa authentication login consoleline none aaa authorization exec consoleline none aaa authorization commands 1 consoleline none aaa authorization commands 15 consoleline none line con 0 exec-timeout 0 0 login authentication consoleline aaa authentication login default group tacacs+ enable aaa authorization exec default group tacacs+ aaa authorization commands 1 default group tacacs+ aaa authorization commands 15 default group tacacs+
authorization、class および trap キーワードは任意の組み合わせで使用できます。
次に、IPSLAping1 という名前の EEM アプレットが登録され、指定された SNMP オブジェクト ID の値と完全一致する(正常な IP SLA ICMP エコー動作を表す)場合に実行される例を示します(これは ping コマンドに相当します)。 エコー操作が失敗した場合は 4 つのアクションがトリガーされ、イベント モニタリングは 2 回目の失敗後までディセーブルにされます。 サーバへの ICMP エコー動作が失敗したことを示すメッセージが syslog に送信され、SNMP トラップが生成され、EEM はアプリケーション固有のイベントをパブリッシュし、IPSLA1F というカウンタが値 1 で増分されます。
Router(config)# event manager applet IPSLAping1 Router(config-applet)# event snmp oid 1.3.6.1.4.1.9.9.42.1.2.9.1.6.4 get-type exact entry-op eq entry-val 1 exit-op eq exit-val 2 poll-interval 5 Router(config-applet)# action 1.0 syslog priority critical msg "Server IP echo failed: OID=$_snmp_oid_val" Router(config-applet)# action 1.1 snmp-trap strdata "EEM detected server reachability failure to 10.1.88.9" Router(config-applet)# action 1.2 publish-event sub-system 88000101 type 1 arg1 10.1.88.9 arg2 IPSLAEcho arg3 fail Router(config-applet)# action 1.3 counter name _IPSLA1F value 1 op inc
次に、名前 one、クラス A でアプレットを登録し、タイマー イベント ディテクタが 10 秒ごとにイベントをトリガーするアプレット コンフィギュレーション モードを開始する例を示します。 イベントがトリガーされると、action syslog コマンドにより、syslog にメッセージ「hello world」が書き込まれます。
Router(config)# event manager applet one class A Router(config-applet)# event timer watchdog time 10 Router(config-applet)# action syslog syslog msg "hello world" Router(config-applet)# exit
次に、名前 one、クラス A でアプレットを登録するときに、AAA 許可をバイパスする例を示します。
Router(config)# event manager applet one class A authorization bypass Router(config-applet)#
コマンド |
説明 |
---|---|
show event manager policy registered |
登録されている EEM ポリシーを表示します。 |
ルーティング イベント ディテクタがモニタリング イベントを開始する際の遅延時間を設定するには、グローバル コンフィギュレーション モードで event manager detector routing コマンドを使用します。 遅延時間をディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
event manager detector routing bootup-delay delay-time
no event manager detector routing
bootup-delay |
起動後にモニタリングをオンにする時間遅延を指定します。 |
delay-time |
秒数およびオプションのミリ秒数を ssssssssss [.mmm] 形式で表した数字。 秒数の範囲は 0 ~ 4294967295 です。 ミリ秒の範囲は 0 ~ 999 です。 ミリ秒だけを使用する場合は、0.mmm の形式でミリ秒を指定します。 |
ルーティング イベント ディテクタ コマンドは設定されません。
グローバル コンフィギュレーション(config)
リリース |
変更内容 |
---|---|
12.4(22)T |
このコマンドが導入されました。 |
12.2(33)SRE |
このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(33)SRE に統合されました。 |
起動後に遅延時間が経過してからルーティング アップデートをオンにするように設定するには、event manager detector routing コマンドを使用します。 設定された場合、ルーティング イベント ディテクタは、起動遅延時間後にイベントのモニタリングを開始します。 起動遅延時間に到達すると、ルーティング アップデートがオンになり、ポリシーはトリガーを開始します。
次に、ルーティング アップデートをオンにための遅延時間を設定する例を示します。
Router(config)# event manager detector routing bootup-delay 800
コマンド |
説明 |
---|---|
event manager detector rpc |
RPC イベント ディテクタ コマンドを使用して EEM アプレットを受け入れるようにルータを設定します。 |
ユーザ ライブラリ ファイルまたはユーザ定義の Embedded Event Manager(EEM)ポリシーを保存するディレクトリを指定するには、グローバル コンフィギュレーション コマンドで event manager directory user コマンドを使用します。 ユーザ ライブラリ ファイルまたはユーザ定義の EEM ポリシーを保存するディレクトリの使用をディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
event manager directory user { library path | policy path }
no event manager directory user { library path | policy path }
library |
ディレクトリを使用してユーザ ライブラリ ファイルを保存するように指定します。 |
policy |
ディレクトリを使用してユーザ定義の EEM ポリシーを保存するように指定します。 |
path |
フラッシュ デバイスのユーザ ディレクトリの絶対パス名。 |
ユーザ ライブラリ ファイルまたはユーザ定義の EEM ポリシーを保存するディレクトリは指定されていません。
グローバル コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
12.3(14)T |
このコマンドが導入されました。 |
12.2(28)SB |
このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(28)SB に統合されました。 |
12.2(18)SXF4 |
このコマンドが Cisco IOS Release 12.2(18)SXF4 に統合され、ソフトウェア モジュラリティ イメージだけをサポートするようになりました。 |
12.2(33)SRA |
このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(33)SRA に統合されました。 |
12.2(18)SXF5 |
このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(18)SXF5 に統合されました。 |
12.2SX |
このコマンドは、Cisco IOS Release 12.2SX トレインでサポートされます。 このトレインの特定の 12.2SX リリースにおけるサポートは、フィーチャ セット、プラットフォーム、およびプラットフォーム ハードウェアによって異なります。 |
ユーザ ライブラリ ディレクトリは、EEM ポリシーの作成に関連するユーザ ライブラリ ファイルを保存するために必要です。 EEM ポリシーを記述する予定がない場合は、ユーザ ライブラリ ディレクトリを作成する必要はありません。
Cisco IOS Release 12.3(14)T 以降のリリースでは、ソフトウェアは Tool Command Language(Tcl)のスクリプト言語を使用して作成されたポリシー ファイルをサポートします。 Tcl は、EEM をネットワーク デバイスにインストールする際に、Cisco IOS ソフトウェアイメージで提供されます。 .tcl 拡張子を持つファイルは、EEM ポリシー、Tcl ライブラリ ファイル、または「tclindex」という名前の特別な Tcl ライブラリ インデックス ファイルのいずれかです。tclindex ファイルには、ユーザ関数名のリストと、ユーザ関数を含むライブラリ ファイルが含まれます。 EEM は、Tcl が tclindex ファイルの処理を開始すると、ユーザ ライブラリ ディレクトリを検索します。
EEM に対して識別する前にユーザ ライブラリ ディレクトリを作成するには、特権 EXEC モードで mkdir コマンドを使用します。 ユーザ ライブラリ ディレクトリを作成したら、copy コマンドを使用して .tcl ライブラリ ファイルをユーザ ライブラリ ディレクトリにコピーできます。
ユーザ ポリシー ディレクトリは、ユーザ定義のポリシー ファイルを保存するために必要です。 EEM ポリシーを記述する予定がない場合は、ユーザ ポリシー ディレクトリを作成する必要はありません。 EEM は、event manager policy policy-filename type user コマンドが入力されたときにユーザ ポリシー ディレクトリを検索します。
EEM に対して識別する前にユーザ ポリシー ディレクトリを作成するには、特権 EXEC モードで mkdir コマンドを使用します。 ユーザ ポリシー ディレクトリを作成したら、copy コマンドを使用して、ポリシー ファイルをユーザ ポリシー ディレクトリにコピーできます。
次に、ユーザ ライブラリ ファイルを保存するディレクトリとして disk0:/user_library を指定する例を示します。
Router(config)# event manager directory user library disk0:/user_library
コマンド |
説明 |
---|---|
copy |
コピー元からコピー先に任意のファイルをコピーします。 |
event manager policy |
EEM ポリシーを EEM に登録します。 |
mkdir |
クラス C フラッシュ ファイル システムに新しいディレクトリを作成します。 |
Embedded Event Manager(EEM)環境変数を設定するには、グローバル コンフィギュレーション モードで event manager environment コマンドを使用します。 EEM 環境変数をディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
event manager environment variable-name string
no event manager environment variable-name
variable-name |
EEM 環境変数に割り当てる名前。 |
string |
環境変数 variable-name に配置する一連の文字列(埋め込みスペースを含む)。 |
EEM 環境変数は設定されていません。
グローバル コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
12.2(25)S |
このコマンドが導入されました。 |
12.3(14)T |
このコマンドが、Cisco IOS Release 12.3(14)T に統合されました。 |
12.2(28)SB |
このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(28)SB に統合されました。 |
12.2(18)SXF4 |
このコマンドが Cisco IOS Release 12.2(18)SXF4 に統合され、ソフトウェア モジュラリティ イメージだけをサポートするようになりました。 |
12.2(33)SRA |
このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(33)SRA に統合されました。 |
12.2(18)SXF5 |
このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(18)SXF5 に統合されました。 |
12.2SX |
このコマンドは、Cisco IOS Release 12.2SX トレインでサポートされます。 このトレインの特定の 12.2SX リリースにおけるサポートは、フィーチャ セット、プラットフォーム、およびプラットフォーム ハードウェアによって異なります。 |
通例として、シスコで定義されているすべての環境変数の名前は、他の変数と区別するためにアンダースコア文字で始まります(_show_cmd など)。
string 引数で埋め込みスペースをサポートするために、このコマンドでは variable-name 引数の後ろから行の最後までのすべてを、string 引数の一部と解釈します。
設定後、EEM 環境変数の名前と値を表示するには、show event manager environment コマンドを使用します。
次に、event manager environment コマンドが EEM 環境変数のセットを定義する例を示します。
Router(config)# event manager environment _cron_entry 0-59/2 0-23/1 * * 0-7 Router(config)# event manager environment _show_cmd show version
コマンド |
説明 |
---|---|
show event manager environment |
すべての EEM 環境変数の名前および値を表示します。 |
Embedded Event Manager(EEM)履歴テーブルのサイズを変更するには、グローバル コンフィギュレーション モードで event manager history size コマンドを使用します。 デフォルトの履歴テーブルのサイズに戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
event manager history size { events | traps } [size]
no event manager history size { events | traps }
events |
EEM イベント履歴テーブルのサイズを変更します。 |
traps |
EEM 簡易ネットワーク管理プロトコル(SNMP)トラップ履歴テーブルのサイズを変更します。 |
size |
(任意)履歴テーブルのエントリ数を指定する 1 ~ 50 の範囲の整数。 デフォルトは 50 です。 |
履歴テーブルのサイズは 50 エントリです。
グローバル コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
12.2(25)S |
このコマンドが導入されました。 |
12.3(14)T |
このコマンドが、Cisco IOS Release 12.3(14)T に統合されました。 |
12.2(28)SB |
このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(28)SB に統合されました。 |
12.2(18)SXF4 |
このコマンドが Cisco IOS Release 12.2(18)SXF4 に統合され、ソフトウェア モジュラリティ イメージだけをサポートするようになりました。 |
12.2(33)SRA |
このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(33)SRA に統合されました。 |
12.2(18)SXF5 |
このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(18)SXF5 に統合されました。 |
12.2SX |
このコマンドは、Cisco IOS Release 12.2SX トレインでサポートされます。 このトレインの特定の 12.2SX リリースにおけるサポートは、フィーチャ セット、プラットフォーム、およびプラットフォーム ハードウェアによって異なります。 |
次に、event manager history size コマンドが SNMP トラップ履歴テーブルのサイズを 30 エントリに変更する例を示します。
Router(config)# event manager history size traps 30
コマンド |
説明 |
---|---|
show event manager history events |
トリガーされた EEM イベントを表示します。 |
show event manager history traps |
送信された EEM SNMP トラップを表示します。 |
登録済みの Embedded Event Manager(EEM)ポリシーを手動で実行するには、特権 EXEC モードで event manager run コマンドを使用します。
event manager run policy-filename [ [parameter1] [parameter2] . .. [parameter15] ]
policy-filename |
ポリシー ファイルの名前。 |
parameter |
(任意)スクリプトに渡されるパラメータ。 最大 15 個のパラメータを指定できます。 パラメータは、英数字のストリングである必要があります。 引用符、埋め込みスペースや特殊文字は使用できません。 |
登録済みの EEM ポリシーは実行されません。
特権 EXEC(#)
リリース |
変更内容 |
---|---|
12.3(14)T |
このコマンドが導入されました。 |
12.2(28)SB |
このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(28)SB に統合されました。 |
12.2(18)SXF4 |
このコマンドが Cisco IOS Release 12.2(18)SXF4 に統合され、ソフトウェア モジュラリティ イメージだけをサポートするようになりました。 |
12.2(33)SRA |
このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(33)SRA に統合されました。 |
12.2(18)SXF5 |
このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(18)SXF5 に統合されました。 |
12.2SX |
このコマンドは、Cisco IOS Release 12.2SX トレインでサポートされました。 このトレインの特定の 12.2SX リリースにおけるサポートは、フィーチャ セット、プラットフォーム、およびプラットフォーム ハードウェアによって異なります。 |
12.4(20)T |
parameter 引数が追加されました。 最大 15 のパラメータ値を指定でき、引数はレジストリ コールで指定できます。 |
また、このコマンドを使用することでパラメータをイベント ポリシーで使用し、レジストリ コールで引数を指定できます。
EEM は、通常、ポリシーそのものに含まれるイベント仕様に基づいてポリシーをスケジューリングし、実行します。 event manager run コマンドを使用することで、ポリシーを手動で実行できます。 手動でポリシーを実行するには、最初に event none コマンドを設定する必要があります。 None イベント ディテクタは、None イベントをパブリッシュする場合は引数を含みます。 このコマンドには、no 形式はありません。
次に、policy-manual.tcl という名前の EEM ポリシーを手動で実行する例を示します。
Router# event manager run policy-manual.tcl
各パラメータは組み込みの総数($_none_argc)と、続けて組み込みのリスト($_none_arg1、$_none_arg2、および $_none_arg3)で構成されます。 次に、アプレットおよび Tool Tcl スクリプトの例を示します。
event manager applet none_parameter_test event none action 1 syslog msg "Number of Arguments is $_none_argc" action 2 syslog msg "Argument 1 is $_none_arg1" action 3 syslog msg "Argument 2 is $_none_arg2" action 4 syslog msg "Argument 3 is $_none_arg3" end Router# event manager run none_parameter_test 11 22 33 01:26:03: %HA_EM-6-LOG: none_parameter_test: Number of Arguments is 3 01:26:03: %HA_EM-6-LOG: none_parameter_test: Argument 1 is 11 01:26:03: %HA_EM-6-LOG: none_parameter_test: Argument 2 is 22 01:26:03: %HA_EM-6-LOG: none_parameter_test: Argument 3 is 33
ポリシーの場合、event_reqinfo はオプション パラメータをストリングで返し、そのストリングはその後ポリシーによって処理されます。
none_paramter_test.tcl ::cisco::eem::event_register_none namespace import ::cisco::eem::* namespace import ::cisco::lib::* # query the event info array set arr_einfo [event_reqinfo] if {$_cerrno != 0} { set result [format "component=%s; subsys err=%s; posix err=%s;\n%s" \ $_cerr_sub_num $_cerr_sub_err $_cerr_posix_err $_cerr_str] error $result } action_syslog priority info msg "Number of Arguments is $arr_einfo(argc)" if {$_cerrno != 0} { set result [format \ "component=%s; subsys err=%s; posix err=%s;\n%s" \ $_cerr_sub_num $_cerr_sub_err $_cerr_posix_err $_cerr_str] error $result } action_syslog priority info msg "Argument 1 is $arr_einfo(arg1)" if {$_cerrno != 0} { set result [format \ "component=%s; subsys err=%s; posix err=%s;\n%s" \ $_cerr_sub_num $_cerr_sub_err $_cerr_posix_err $_cerr_str] error $result } action_syslog priority info msg "Argument 2 is $arr_einfo(arg2)" if {$_cerrno != 0} { set result [format \ "component=%s; subsys err=%s; posix err=%s;\n%s" \ $_cerr_sub_num $_cerr_sub_err $_cerr_posix_err $_cerr_str] error $result } action_syslog priority info msg "Argument 3 is $arr_einfo(arg3)" if {$_cerrno != 0} { set result [format \ "component=%s; subsys err=%s; posix err=%s;\n%s" \ $_cerr_sub_num $_cerr_sub_err $_cerr_posix_err $_cerr_str] error $result } jubjub#event manager run none_parameter_test.tcl 1 2 3 01:26:03: %HA_EM-6-LOG: tmpsys:/eem_policy/none_parameter_test.tcl: Number of Arguments is 3 01:26:03: %HA_EM-6-LOG: tmpsys:/eem_policy/none_parameter_test.tcl: Argument 1 is 1 01:26:03: %HA_EM-6-LOG: tmpsys:/eem_policy/none_parameter_test.tcl: Argument 2 is 2 01:26:03: %HA_EM-6-LOG: tmpsys:/eem_policy/none_parameter_test.tcl: Argument 3 is 3
コマンド |
説明 |
---|---|
event manager applet |
EEM に EEM アプレットを登録し、アプレット コンフィギュレーション モードを開始します。 |
event manager policy |
EEM ポリシーを EEM に登録します。 |
event none |
EEM に登録して手動で起動される EEM ポリシーを指定します。 |
show event manager policy registered |
登録済みの EEM ポリシーを表示します。 |
実行中または実行を保留中の Embedded Event Manager(EEM)ポリシーをクリアするには、特権 EXEC モードで event manager scheduler clear コマンドを使用します。
event manager scheduler clear { all | policy job-id | queue-type { applet | call-home | axp | script } [ class class-options ] } [ processor { rp_primary | rp_standby } ]
特権 EXEC(#)
リリース |
変更内容 |
---|---|
12.4(20)T |
このコマンドが導入されました。 |
12.4(22)T |
queue-type および processor キーワードと、class-letter および class-range 引数が追加されました。 |
12.2(33)SRE |
このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(33)SRE に統合されました。 |
show event manager policy pending コマンドを使用して、サーバ実行キューで保留されているポリシーを表示します。
show event manager policy active コマンドを使用して、実行中のポリシーを表示します。
event manager scheduler clear コマンドを使用して、サーバのポリシーまたはポリシー キューをクリアします。
class キーワードの場合、class-letter、default、または range class-range のいずれかのオプションを指定する必要があります。 同じ CLI 文でこれらのオプションをすべて指定できます。
次に、実行保留中の EEM ポリシーをクリアする例を示します。 show コマンドは、ポリシーをクリアする前後の出力例を表示します。
Router# show event manager policy pending no. job id status time of event event type name 1 1 pend Thu Sep 7 02:54:04 2006 syslog applet: one 2 2 pend Thu Sep 7 02:54:04 2006 syslog applet: two 3 3 pend Thu Sep 7 02:54:04 2006 syslog applet: three Router# event manager scheduler clear policy 2 Router# show event manager policy pending no. job id status time of event event type name 1 1 pend Thu Sep 7 02:54:04 2006 syslog applet: one 3 3 pend Thu Sep 7 02:54:04 2006 syslog applet: three
コマンド |
説明 |
---|---|
event manager policy |
EEM ポリシーを EEM に登録します。 |
show event manager policy pending |
実行保留中の EEM ポリシーを表示します。 |
EEM スケジューラのスケジュールされた Embedded Event Manager(EEM)ポリシー イベントまたはイベント キューをホールドするには、特権 EXEC モードで event manager scheduler hold コマンドを使用します。 ポリシー イベントまたはイベント キューを再開するには、event manager scheduler release コマンドを使用します。
event manager scheduler hold { all | policy job-id | queue-type { applet | call-home | axp | script } [ class class-options ] } [ processor { rp_primary | rp_standby } ]
特権 EXEC(#)
リリース |
変更内容 |
---|---|
12.4(22)T |
このコマンドが導入されました。 |
12.2(33)SRE |
このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(33)SRE に統合されました。 |
show event manager policy pending コマンドを使用して、サーバ実行キューで保留されているポリシーを表示します。
event manager scheduler hold コマンドを使用して、サーバのポリシーまたはポリシー キューをホールドします。
class キーワードの場合、class-letter、default、または range class-range のいずれかのオプションを指定する必要があります。 同じ CLI 文でこれらのオプションをすべて指定できます。
次に、EEM スケジューラのスケジュールされたポリシー イベントをホールドする例を示します。 show コマンドは、ポリシー イベントをホールドする前後の出力例を表示します。
Router# show event manager policy pending no. job id status time of event event type name 1 1 pend Thu Sep 7 02:54:04 2006 syslog applet: one 2 2 pend Thu Sep 7 02:54:04 2006 syslog applet: two 3 3 pend Thu Sep 7 02:54:04 2006 syslog applet: three Router# event manager scheduler hold policy 2 Router# show event manager policy pending no. job id status time of event event type name 1 1 pend Thu Sep 7 02:54:04 2006 syslog applet: one 2 2 held Thu Sep 7 02:54:04 2006 syslog applet: two 3 3 pend Thu Sep 7 02:54:04 2006 syslog applet: three
コマンド |
説明 |
---|---|
event manager policy |
EEM ポリシーを EEM に登録します。 |
event manager scheduler release |
ポリシー イベントまたはイベント キューを再開します。 |
show event manager policy pending |
実行保留中の EEM ポリシーを表示します。 |
Embedded Event Manager(EEM)ポリシーのスケジューリング パラメータを変更するには、特権 EXEC モードで event manager scheduler modify コマンドを使用します。
event manager scheduler modify { all | policy job-id | queue-type { applet | call-home | axp | script } } { class class-options [ queue-priority { high | last | low | normal } ] | queue-priority { high | last | low | normal } [ class class-options ] } [ processor { rp_primary | rp_standby } ]
特権 EXEC(#)
リリース |
変更内容 |
---|---|
12.4(22)T |
このコマンドが導入されました。 |
12.2(33)SRE |
このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(33)SRE に統合されました。 |
show event manager policy pending コマンドを使用して、サーバ実行キューで保留されているポリシーを表示します。
event manager scheduler modify コマンドを使用して、ポリシーのスケジューリング パラメータを変更します。
class キーワードの場合、class-letter または default のいずれかのオプションを指定する必要があります。 同じ CLI 文で両方のオプションを指定できます。
次に、EEM ポリシーのスケジューリング パラメータを変更する例を示します。 show コマンドは、スケジューリング パラメータを変更する前後の出力例を表示します。
Router# show event manager policy pending no. class status time of event event type name 1 default pend Thu Sep 7 02:54:04 2006 syslog applet: one 2 default pend Thu Sep 7 02:54:04 2006 syslog applet: two 3 B pend Thu Sep 7 02:54:04 2006 syslog applet: three Router# event manager scheduler modify all class A Router# show event manager policy pending no. class status time of event event type name 1 A pend Thu Sep 7 02:54:04 2006 syslog applet: one 2 A pend Thu Sep 7 02:54:04 2006 syslog applet: two 3 A pend Thu Sep 7 02:54:04 2006 syslog applet: three
コマンド |
説明 |
---|---|
event manager policy |
EEM ポリシーを EEM に登録します。 |
show event manager policy pending |
実行保留中の EEM ポリシーを表示します。 |
Embedded Event Manager(EEM)ポリシーの実行を再開するには、特権 EXEC モードで event manager scheduler release コマンドを使用します。
event manager scheduler release { all | policy policy-id | queue-type { applet | call-home | axp | script } [ class class-options ] } [ processor { rp_primary | rp_standby } ]
ディセーブル
特権 EXEC(#)
リリース |
変更内容 |
---|---|
12.4(22)T |
このコマンドが導入されました。 |
event manager scheduler hold コマンドを使用してホールドした EEM ポリシーを解放するには、event manager scheduler release コマンドを使用します。
class-letter、default、および range class-letter-range のいずれかのオプションを指定する必要があります。 同じ CLI 文でこれらのオプションをすべて指定できます。
次に、すべての EEM ポリシーの実行を再開する例を示します。
Router# event manager scheduler release all
次に、クラス A ~ E のポリシーの実行を再開する例を示します。
Router# event manager scheduler release queue-type script class range A-E
コマンド |
説明 |
---|---|
event manager scheduler hold |
EEM ポリシーのスケジューリング実行をホールドします。 |
Embedded Event Manager(EEM)ポリシーのスケジューリング実行をただちに停止するには、グローバル コンフィギュレーション モードで event manager scheduler suspend コマンドを使用します。 EEM ポリシーのスケジューリングを再開するには、このコマンドの no 形式を使用します。
event manager scheduler suspend
no event manager scheduler suspend
このコマンドには引数またはキーワードはありません。
ポリシー スケジューリングはアクティブです。
グローバル コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
12.2(25)S |
このコマンドが導入されました。 |
12.3(14)T |
このコマンドが、Cisco IOS Release 12.3(14)T に統合されました。 |
12.2(28)SB |
このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(28)SB に統合されました。 |
12.2(18)SXF4 |
このコマンドが Cisco IOS Release 12.2(18)SXF4 に統合され、ソフトウェア モジュラリティ イメージだけをサポートするようになりました。 |
12.2(33)SRA |
このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(33)SRA に統合されました。 |
12.2(18)SXF5 |
このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(18)SXF5 に統合されました。 |
12.2SX |
このコマンドは、Cisco IOS Release 12.2SX トレインでサポートされます。 このトレインの特定の 12.2SX リリースにおけるサポートは、フィーチャ セット、プラットフォーム、およびプラットフォーム ハードウェアによって異なります。 |
event manager scheduler suspend コマンドを使用して、すべてのポリシーのスケジューリング要求を停止します。このコマンドの no 形式を入力するまで、スケジューリングは行われません。 このコマンドの no 形式を使用すると、ポリシーのスケジューリングが再開され、保留中のポリシーが実行されます。
ポリシーを 1 つずつ登録解除せずに、ポリシーの実行をただちに停止する必要がある状況として、次のものが挙げられます。
次の event manager scheduler suspend コマンドの例では、ポリシーのスケジュールがディセーブルになります。
Router(config)# event manager scheduler suspend May 19 14:31:22.439: fm_server[12330]: %HA_EM-6-FMS_POLICY_EXEC: fh_io_msg: Policy execution has been suspended
次の event manager scheduler suspend コマンドの例では、ポリシーのスケジュールがイネーブルになります。
Router(config)# no event manager scheduler suspend May 19 14:31:40.449: fm_server[12330]: %HA_EM-6-FMS_POLICY_EXEC: fh_io_msg: Policy execution has been resumed
コマンド |
説明 |
---|---|
event manager policy |
EEM ポリシーを EEM に登録します。 |