S コマンド
この章では、S で始まる Cisco Nexus 1010 コマンドについて説明します。
server
RADIUS サーバを RADIUS サーバ グループのメンバーとして設定するには、 server コマンドを使用します。サーバを削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
server { ipv4-address | server-name }
no server { ipv4-address | server-name }
シンタックスの説明
ipv4-address |
RADIUS サーバの IPV4 アドレスを指定します。 |
server-name |
RADIUS サーバを識別する名前を指定します。 |
コマンド モード
Radius コンフィギュレーション(config-radius)
サポートされるユーザの役割
network-admin
コマンドの履歴
|
|
4.0(4)SP1(1) |
このコマンドが追加されました。 |
例
次に、RADIUS サーバを RADIUS サーバ グループのメンバーとして設定する例を示します。
switch(config)# aaa group server radius RadServer
switch(config-radius)# server 10.10.1.1
次に、サーバの設定を削除する例を示します。
switch(config)# aaa group server radius RadServer
switch(
config)#
no server 10.10.1.1
関連コマンド
|
|
aaa group server radius |
RADIUS サーバ グループを作成し、そのグループの RADIUS サーバ グループ コンフィギュレーション サブモードを開始します。 |
deadtime |
モニタリング デッド タイムを設定します。 |
use-vrf |
サーバ グループ内のサーバとの接続に使用する Virtual Routing and Forwarding(VRF; 仮想ルーティング/転送)を指定します。 |
show radius-server groups |
RADIUS サーバ グループ設定を表示します。 |
session-limit
Vegas Shell(VSH)セッションの数を制限するには、 session-limit コマンドを使用します。制限を解除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
session-limit number
no session-limit number
シンタックスの説明
number |
VSH セッションの数です。有効な値の範囲は 1 ~ 64 です。 |
コマンド モード
ライン コンフィギュレーション(config-line)
サポートされるユーザの役割
network-admin
コマンドの履歴
|
|
4.0(4)SP1(1) |
このコマンドが追加されました。 |
例
次に、VSH セッションの数を制限する例を示します。
switch#
configure terminal
switch(config-line)# session-limit 10
次に、制限を解除する例を示します。
switch#
configure terminal
switch(config-line)# no session-limit 10
関連コマンド
|
|
exec-timeout |
アクティブでない状態のままの Telnet または SSH セッションを自動的にシャットダウンするまでの時間(分単位)を設定します。 |
line-vty |
ライン コンフィギュレーション モードを開始します。 |
setup
コンフィギュレーション ファイルの作成または修正に Basic System Configuration Dialog を使用するには、 setup コマンドを使用します。
setup
シンタックスの説明
このコマンドには、引数またはキーワードはありません。
コマンド モード
任意のコマンド モード
サポートされるユーザの役割
network-admin
コマンドの履歴
|
|
4.0(4)SP1(1) |
このコマンドが追加されました。 |
使用上のガイドライン
setup コマンドには、引数もキーワードもありませんが、Basic System Configuration Dialog ではセットアップ情報の入力を求められます(「例」の項を参照してください)。
Basic System Configuration Dialog は出荷時を前提としています。既存のコンフィギュレーションを修正する場合はこの点に留意してください。
コンフィギュレーションに対して行われた変更はすべてセットアップ シーケンスの終了時に表示され、変更を保存するかしないかをオプションで選べます。
Ctrl+C キーを押すと、どの時点でもセットアップ シーケンスを終了できます。
例
次に、ベーシック システム コンフィギュレーションの作成または修正に setup コマンドを使用する例を示します。
Enter HA role[primary/secondary]: primary
Enter network-uplink type <1-4>:
1. Ports 1-2 carry all management, control and data vlans
2. Ports 1-2 management and control, ports 3-6 data
3. Ports 1-2 management, ports 3-6 control and data
4. Ports 1-2 management, ports 3-4 control, ports 5-6 data
Enter control vlan <1-3967, 4048-4093>: 1
Enter the domain id<1-4095>: 2801
Enter management vlan <1-3967, 4048-4093>: 1
Error: There was an error executing atleast one of the command
Please verify the following log for the command execution errors.
ERROR: CLI error: Domain id can be configured only once
Warning! Mandatory reload needed for change to take effect.
Save configuration before reload, else Nexus1010 HA will break!
[########################################] 100%
---- Basic System Configuration Dialog ----
This setup utility will guide you through the basic configuration of
the system. Setup configures only enough connectivity for management
*Note: setup is mainly used for configuring the system initially,
when no configuration is present. So setup always assumes system
defaults and not the current system configuration values.
Press Enter at anytime to skip a dialog. Use ctrl-c at anytime
to skip the remaining dialogs.
Would you like to enter the basic configuration dialog (yes/no): y
Create another login account (yes/no) [n]: n
Configure read-only SNMP community string (yes/no) [n]:
Configure read-write SNMP community string (yes/no) [n]:
Enter the VSA name [Nexus1010]:
Continue with Out-of-band (mgmt0) management configuration? (yes/no) [y]: n
Configure the default gateway? (yes/no) [y]: n
Configure advanced IP options? (yes/no) [n]:
Enable the telnet service? (yes/no) [y]:
Enable the ssh service? (yes/no) [n]:
Configure the ntp server? (yes/no) [n]:
The following configuration will be applied:
Would you like to edit the configuration? (yes/no) [n]:
関連コマンド
|
|
show running-config |
実行コンフィギュレーションを表示します。 |
shutdown
仮想サービスをシャットダウンするには、 shutdown コマンドを使用します。仮想サービスの状態をオンに戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
shutdown [ primary | secondary ]
no shutdown [ primary | secondary ]
シンタックスの説明
primary |
(任意)プライマリ ブレードだけをシャットダウンします。 |
secondary |
(任意)セカンダリ ブレードだけをシャットダウンします。 |
コマンド モード
仮想サービス ブレード コンフィギュレーション(config-vsb-config)
サポートされるユーザの役割
network-admin
network-operator
コマンドの履歴
|
|
4.0(4)SP1(1) |
このコマンドが追加されました。 |
例
次に、仮想サービスのプライマリ ブレードをシャットダウンする例を示します。
switch# configure terminal
switch(config)# virtual-service-blade VSM-1
switch(config-vsb-config)# shutdown primary
関連コマンド
|
|
virtual-service-blade |
指定した仮想サービスのコンフィギュレーション モードに切り替えます。 |
show virtual-service-blade summary |
ロール、状態、モジュールなどのすべての仮想サービスに関する要約を表示します。 |
enable |
仮想サービスのコンフィギュレーションを開始してイネーブルにします。 |
sleep
スリープ時間を設定するには、 sleep コマンドを使用します。
sleep time
シンタックスの説明
time |
スリープ時間を秒単位で指定します。指定できる範囲は 0 ~ 2147483647 です。 |
コマンド モード
任意のコマンド モード
サポートされるユーザの役割
network-admin
network-operator
コマンドの履歴
|
|
4.0(4)SP1(1) |
このコマンドが追加されました。 |
使用上のガイドライン
time を 0 に設定した場合、スリープはディセーブルになります。
例
次に、スリープ時間を設定する例を示します。
次に、スリープをディセーブルにする例を示します。
snmp-server aaa-user cache-timeout
ローカル キャッシュで AAA 同期ユーザ設定を維持する時間を設定には、 snmp-server aaa-user cache-timeout コマンドを使用します。デフォルトの 3600 秒に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
snmp-server user aaa-user cache-timeout seconds
no snmp-server user aaa-user cache-timeout seconds
シンタックスの説明
seconds |
ローカル キャッシュでユーザ設定を維持する時間の長さを指定します。値の範囲は 1 ~ 86400 秒です。 |
デフォルト
デフォルトのタイムアウトは 3600 秒です。
コマンド モード
グローバル コンフィギュレーション(config)
サポートされるユーザの役割
network-admin
コマンドの履歴
|
|
4.0(4)SP1(1) |
このコマンドが追加されました。 |
例
次に、AAA 同期ユーザ設定をローカル キャッシュで 1200 秒間維持するように設定する例を示します。
switch(
config)# snmp-server aaa-user cache-timeout 1200
次に、デフォルトの 3600 秒に戻す例を示します。
switch(config)# no snmp-server aaa-user cache-timeout 1200
関連コマンド
|
|
show snmp |
SNMP 情報を表示します。 |
snmp-server contact |
sysContact(SNMP コンタクト)を設定します。 |
snmp-server protocol enable |
SNMP をイネーブルにします。 |
snmp-server globalEnforcePriv |
すべてのユーザに SNMP メッセージの暗号化を強制します。 |
snmp-server host |
SNMP トラップまたは応答要求のホスト レシーバーを設定します。 |
snmp-server location |
sysLocation(SNMP ロケーション)を設定します。 |
snmp-server tcp-session |
TCP セッション上で SNMP に対するワンタイム認証をイネーブルにします。 |
snmp-server user |
認証およびプライバシー パラメータを指定して、SNMP ユーザを設定します。 |
snmp-server community
SNMP コミュニティ ストリングを作成してアクセス権限を割り当てるには、 snmp-server community コマンドを使用します。
コミュニティまたはそのアクセス権限を削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
snmp-server community string [ group group-name ] [ ro | rw ]
no snmp-server community string [ group group-name ] [ ro | rw ]
シンタックスの説明
string |
SNMP コミュニティ ストリングです。これがコミュニティを識別します。 |
group |
(任意)このコミュニティが属するグループを指定します。 |
group-name |
既存のグループを識別する名前を指定します。 |
ro |
(任意)このコミュニティの読み取り専用アクセスを指定します。 |
rw |
(任意)このコミュニティの読み取りと書き込みアクセスを指定します。 |
コマンド モード
グローバル コンフィギュレーション(config)
サポートされるユーザの役割
network-admin
コマンドの履歴
|
|
4.0(4)SP1(1) |
このコマンドが追加されました。 |
使用上のガイドライン
SNMPv1 または SNMPv2c の SNMP コミュニティを作成できます。
例
次に、public という名前の SNMP コミュニティの読み取り専用アクセスを設定する例を示します。
switch(
config)# snmp-server community public ro
次に、public という名前の SNMP コミュニティを削除する例を示します。
switch(config)# no snmp-server community public
関連コマンド
|
|
show snmp |
SNMP 情報を表示します。 |
snmp-server aaa-user cache-timeout |
ローカル キャッシュで AAA 同期ユーザ設定を維持する時間を設定します。 |
snmp-server contact |
sysContact(SNMP コンタクト)を設定します。 |
snmp-server protocol enable |
SNMP をイネーブルにします。 |
snmp-server globalEnforcePriv |
すべてのユーザに SNMP メッセージの暗号化を強制します。 |
snmp-server host |
SNMP トラップまたは応答要求のホスト レシーバーを設定します。 |
snmp-server location |
sysLocation(SNMP ロケーション)を設定します。 |
snmp-server tcp-session |
TCP セッション上で SNMP に対するワンタイム認証をイネーブルにします。 |
snmp-server user |
認証およびプライバシー パラメータを指定して、SNMP ユーザを設定します。 |
snmp-server community |
SNMP コミュニティ ストリングを作成してアクセス権限を割り当てます。 |
snmp-server contact
SNMP コンタクト名として sysContact を設定するには、 snmp-server contact コマンドを使用します。
sysContact を削除または変更するには、このコマンドの no 形式を使用します。
snmp-server contact [ name ]
no snmp-server contact [ name ]
シンタックスの説明
name |
(任意)SNMP コンタクト名(sysContact)を 32 文字以下の英数字で指定します。 |
コマンド モード
グローバル コンフィギュレーション(config)
サポートされるユーザの役割
network-admin
コマンドの履歴
|
|
4.0(4)SP1(1) |
このコマンドが追加されました。 |
使用上のガイドライン
SNMPv1 または SNMPv2c の SNMP コミュニティを作成できます。
例
次に、sysContact を Admin に設定する例を示します。
switch(
config)# snmp-server contact Admin
次に、sysContact を削除する例を示します。
switch(config)# no snmp-server contact
関連コマンド
|
|
show snmp |
SNMP 情報を表示します。 |
snmp-server aaa-user cache-timeout |
ローカル キャッシュで AAA 同期ユーザ設定を維持する時間を設定します。 |
snmp-server protocol enable |
SNMP をイネーブルにします。 |
snmp-server globalEnforcePriv |
すべてのユーザに SNMP メッセージの暗号化を強制します。 |
snmp-server host |
SNMP トラップまたは応答要求のホスト レシーバーを設定します。 |
snmp-server location |
sysLocation(SNMP ロケーション)を設定します。 |
snmp-server tcp-session |
TCP セッション上で SNMP に対するワンタイム認証をイネーブルにします。 |
snmp-server user |
認証およびプライバシー パラメータを指定して、SNMP ユーザを設定します。 |
snmp-server globalEnforcePriv
SNMP メッセージの暗号化をすべてのユーザに強制するには、 snmp-server globalEnforcePriv コマンドを使用します。
snmp-server globalEnforcePriv
シンタックスの説明
このコマンドには、引数またはキーワードはありません。
コマンド モード
グローバル コンフィギュレーション(config)
サポートされるユーザの役割
network-admin
コマンドの履歴
|
|
4.0(4)SP1(1) |
このコマンドが追加されました。 |
例
次に、SNMP メッセージの暗号化をすべてのユーザに強制する例を示します。
switch(config)#
snmp-server globalEnforcePriv
関連コマンド
|
|
show snmp |
SNMP 情報を表示します。 |
snmp-server aaa-user cache-timeout |
ローカル キャッシュで AAA 同期ユーザ設定を維持する時間を設定します。 |
snmp-server contact |
sysContact(SNMP コンタクト)を設定します。 |
snmp-server protocol enable |
SNMP をイネーブルにします。 |
snmp-server host |
SNMP トラップまたは応答要求のホスト レシーバーを設定します。 |
snmp-server location |
sysLocation(SNMP ロケーション)を設定します。 |
snmp-server tcp-session |
TCP セッション上で SNMP に対するワンタイム認証をイネーブルにします。 |
snmp-server user |
認証およびプライバシー パラメータを指定して、SNMP ユーザを設定します。 |
snmp-server host
SNMPv1 トラップまたは SNMPv2c トラップのホスト レシーバーを設定するには、 snmp-server host コマンドを使用します。ホストを削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
snmp-server host ip-address {informs | traps }{ version { 1 | 2c | 3 }} [ auth | noauth | priv ] community [ udp_port number ]
no snmp-server host ip-address {informs | traps } { version { 1 | 2c | 3 }} [ auth | noauth | priv ] community [ udp_port number ]
シンタックスの説明
ip-address |
SNMP 通知ホストの IPv4 アドレス、IPv6 アドレス、または Domain Name Service(DNS; ドメイン ネーム サービス)名を指定します。 |
informs |
このホストへの通知メッセージを指定します。 |
traps |
このホストへのトラップ メッセージを指定します。 |
version |
通知メッセージに使用する SNMP バージョンを指定します。 |
1 |
バージョンとして SNMPv1 を指定します。 |
2c |
バージョンとして SNMPv2c を指定します。 |
3 |
バージョンとして SNMPv3 を指定します。 |
auth |
(任意)(SNMPv3 に)authNoPriv セキュリティ レベルを指定します。 |
noauth |
(任意)(SNMPv3 に)noAuthNoPriv セキュリティ レベルを指定します。 |
priv |
(任意)(SNMPv3 に)authPriv セキュリティ レベルを指定します。 |
community |
SNMPv1/v2c コミュニティ ストリングまたは SNMPv3 ユーザ名を指定します。コミュニティ ストリングには、255 文字以下の英数字を使用できます。 |
udp-port |
(任意)既存の UDP ポートを指定します。 |
number |
通知ホストの UDP ポートを識別する番号を指定します。指定できる範囲は 0 ~ 65535 です。 |
コマンド モード
グローバル コンフィギュレーション(config)
サポートされるユーザの役割
network-admin
例
次に、SNMPv1 トラップのホスト レシーバー(192.0.2.1)を設定する例を示します。
switch(config)# snmp-server host 192.0.2.1 traps version 1 public
次に、設定を削除する例を示します。
switch(config)# no snmp-server host 192.0.2.1 traps version 1 public
関連コマンド
|
|
show snmp |
SNMP 情報を表示します。 |
snmp-server aaa-user cache-timeout |
ローカル キャッシュで AAA 同期ユーザ設定を維持する時間を設定します。 |
snmp-server contact |
sysContact(SNMP コンタクト)を設定します。 |
snmp-server protocol enable |
SNMP をイネーブルにします。 |
snmp-server globalEnforcePriv |
すべてのユーザに SNMP メッセージの暗号化を強制します。 |
snmp-server location |
sysLocation(SNMP ロケーション)を設定します。 |
snmp-server tcp-session |
TCP セッション上で SNMP に対するワンタイム認証をイネーブルにします。 |
snmp-server user |
認証およびプライバシー パラメータを指定して、SNMP ユーザを設定します。 |
snmp-server location
SNMP ロケーション名として sysLocation を設定するには、 snmp-server location コマンドを使用します。
sysLocation を削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
snmp-server location [ name ]
no snmp-server location [ name ]
シンタックスの説明
name |
(任意)SNMP ロケーション名(sysLocation)を 32 文字以下の英数字で指定します。 |
コマンド モード
グローバル コンフィギュレーション(config)
サポートされるユーザの役割
network-admin
コマンドの履歴
|
|
4.0(4)SP1(1) |
このコマンドが追加されました。 |
例
次に、sysLocation を Lab-7 に設定する例を示します。
switch(
config)# snmp-server location Lab-7
次に、sysLocation を削除する例を示します。
switch(config)# no snmp-server location
関連コマンド
|
|
show snmp |
SNMP 情報を表示します。 |
snmp-server aaa-user cache-timeout |
ローカル キャッシュで AAA 同期ユーザ設定を維持する時間を設定します。 |
snmp-server contact |
sysContact(SNMP コンタクト)を設定します。 |
snmp-server protocol enable |
SNMP をイネーブルにします。 |
snmp-server globalEnforcePriv |
すべてのユーザに SNMP メッセージの暗号化を強制します。 |
snmp-server host |
SNMP トラップまたは応答要求のホスト レシーバーを設定します。 |
snmp-server tcp-session |
TCP セッション上で SNMP に対するワンタイム認証をイネーブルにします。 |
snmp-server user |
認証およびプライバシー パラメータを指定して、SNMP ユーザを設定します。 |
snmp-server protocol enable
SNMP プロトコルの動作をイネーブルにするには、 snmp-server protocol enable コマンドを使用します。SNMP プロトコルの動作をディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
snmp-server protocol enable
no snmp-server protocol enable
シンタックスの説明
このコマンドには、引数またはキーワードはありません。
デフォルト
このコマンドは、デフォルトでイネーブルにされています。
コマンド モード
グローバル コンフィギュレーション(config)
サポートされるユーザの役割
network-admin
コマンドの履歴
|
|
4.0(4)SP1(1) |
このコマンドが追加されました。 |
例
次に、SNTP プロトコルの動作をイネーブルにする例を示します。
switch(config)#
snmp-server protocol enable
次に、SNTP プロトコルの動作をディセーブルにする例を示します。
switch(config)#
no snmp-server protocol enable
関連コマンド
|
|
show snmp |
SNMP 情報を表示します。 |
snmp-server aaa-user cache-timeout |
ローカル キャッシュで AAA 同期ユーザ設定を維持する時間を設定します。 |
snmp-server contact |
sysContact(SNMP コンタクト)を設定します。 |
snmp-server globalEnforcePriv |
すべてのユーザに SNMP メッセージの暗号化を強制します。 |
snmp-server host |
SNMP トラップまたは応答要求のホスト レシーバーを設定します。 |
snmp-server location |
sysLocation(SNMP ロケーション)を設定します。 |
snmp-server tcp-session |
TCP セッション上で SNMP に対するワンタイム認証をイネーブルにします。 |
snmp-server user |
認証およびプライバシー パラメータを指定して、SNMP ユーザを設定します。 |
snmp-server tcp-session
TCP で SNMP に対する認証をイネーブルにするには、 snmp-server tcp-session コマンドを使用します。TCP で SNMP に対する認証をディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
snmp-server tcp-session [ auth ]
no snmp-server tcp-session
シンタックスの説明
auth |
(任意)TCP セッション全体で(コマンド ベースではなく)SNMP に対するワンタイム認証をイネーブルにします。 |
デフォルト
このコマンドは、デフォルトではディセーブルです。
コマンド モード
グローバル コンフィギュレーション(config)
サポートされるユーザの役割
network-admin
コマンドの履歴
|
|
4.0(4)SP1(1) |
このコマンドが追加されました。 |
例
次に、TCP で SNMP に対するワンタイム認証をイネーブルにする例を示します。
switch(config)#
snmp-server tcp-session auth
次に、TCP で SNMP に対するワンタイム認証をディセーブルにする例を示します。
n1000v(config)#
no snmp-server tcp-session
関連コマンド
|
|
show snmp |
SNMP 情報を表示します。 |
snmp-server aaa-user cache-timeout |
ローカル キャッシュで AAA 同期ユーザ設定を維持する時間を設定します。 |
snmp-server contact |
sysContact(SNMP コンタクト)を設定します。 |
snmp-server protocol enable |
SNMP をイネーブルにします。 |
snmp-server globalEnforcePriv |
すべてのユーザに SNMP メッセージの暗号化を強制します。 |
snmp-server host |
SNMP トラップまたは応答要求のホスト レシーバーを設定します。 |
snmp-server location |
sysLocation(SNMP ロケーション)を設定します。 |
snmp-server user |
認証およびプライバシー パラメータを指定して、SNMP ユーザを設定します。 |
snmp-server user
SNMP エンジンにアクセスできるユーザを定義するには、 snmp-server user コマンドを使用します。SNMP エンジンへのユーザ アクセスを拒否するには、このコマンドの no 形式を使用します。
snmp-server user name [ auth { md5 | sha } passphrase-1 [ priv [ aes-128 ] passphrase-2 ] [ engineID id ] [ localizedkey ]]
no snmp-server user name
シンタックスの説明
name |
SNMP エンジンにアクセスできるユーザの名前を指定します。 |
auth |
(任意)TCP セッション上で SNMP に対するワンタイム認証をイネーブルにします。 |
md5 |
(任意)認証の HMAC MD5 アルゴリズムを指定します。 |
sha |
(任意)認証の HMAC SHA アルゴリズムを指定します。 |
passphrase-1 |
このユーザの認証パスフレーズを指定します。パスフレーズには最大 64 文字の英数字を使用できます。大文字と小文字を区別します。 |
priv |
(任意)ユーザの暗号パラメータを指定します。 |
aes-128 |
(任意)プライバシーの 128 バイトの AES アルゴリズムを指定します。 |
passphrase-2 |
このユーザの暗号パスフレーズを指定します。パスフレーズには最大 64 文字の英数字を使用できます。大文字と小文字を区別します。 |
engineID |
(任意)通知ターゲット ユーザを設定する engineID を指定します(V3 informs 用)。 |
id |
engineID を識別する番号です。コロンで区切った 12 桁の 10 進数で指定します。 |
localizedkey |
(任意)パスフレーズを 130 文字以下の英数字で指定します。大文字と小文字が区別されます。 |
コマンド モード
グローバル コンフィギュレーション(config)
サポートされるユーザの役割
network-admin
コマンドの履歴
|
|
4.0(4)SP1(1) |
このコマンドが追加されました。 |
例
次に、HMAC SHA アルゴリズムを認証に使用して、Admin というユーザにワンタイム SNMP 認証を行う例を示します。
switch(
config)# snmp-server user Admin auth sha abcd1234 priv abcdefgh
次に、SNMP エンジンへのユーザ アクセスを拒否する例を示します。
switch(config)# no snmp-server user Admin
関連コマンド
|
|
show snmp |
SNMP 情報を表示します。 |
snmp-server aaa-user cache-timeout |
ローカル キャッシュで AAA 同期ユーザ設定を維持する時間を設定します。 |
snmp-server contact |
sysContact(SNMP コンタクト)を設定します。 |
snmp-server protocol enable |
SNMP をイネーブルにします。 |
snmp-server globalEnforcePriv |
すべてのユーザに SNMP メッセージの暗号化を強制します。 |
snmp-server host |
SNMP トラップまたは応答要求のホスト レシーバーを設定します。 |
snmp-server location |
sysLocation(SNMP ロケーション)を設定します。 |
snmp-server tcp-session |
TCP セッション上で SNMP に対するワンタイム認証をイネーブルにします。 |
snmp trap link-status
インターフェイスの SNMP リンクステート トラップをイネーブルにするには、 snmp trap link-status コマンドを使用します。インターフェイスの SNMP リンクステート トラップをディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
snmp trap link-status
no snmp trap link-status
シンタックスの説明
このコマンドには、引数またはキーワードはありません。
コマンド モード
CLI インターフェイス コンフィギュレーション(config-if)
サポートされるユーザの役割
network-admin
コマンドの履歴
|
|
4.0(4)SP1(1) |
このコマンドが追加されました。 |
使用上のガイドライン
このコマンドは、デフォルトでイネーブルにされています。
例
次に、インターフェイスの SNMP リンクステート トラップをイネーブルにする例を示します。
switch(config)# interface veth 2
switch(config-if)# snmp trap link-status
次に、インターフェイスの SNMP リンクステート トラップをディセーブルにする例を示します。
switch(config)# interface veth 2
switch(config-if)# no snmp trap link-status
関連コマンド
|
|
show snmp |
SNMP 情報を表示します。 |
snmp-server aaa-user cache-timeout |
ローカル キャッシュで AAA 同期ユーザ設定を維持する時間を設定します。 |
snmp-server contact |
sysContact(SNMP コンタクト)を設定します。 |
snmp-server protocol enable |
SNMP をイネーブルにします。 |
snmp-server globalEnforcePriv |
すべてのユーザに SNMP メッセージの暗号化を強制します。 |
snmp-server host |
SNMP トラップまたは応答要求のホスト レシーバーを設定します。 |
snmp-server location |
sysLocation(SNMP ロケーション)を設定します。 |
snmp-server tcp-session |
TCP セッション上で SNMP に対するワンタイム認証をイネーブルにします。 |
speed
インターフェイスの速度を設定するには、 speed コマンドを使用します。速度とデュプレックス パラメータの両方を自動的に自動に設定するには、このコマンドの no 形式を使用します。
speed { speed_val | auto [ 10 | 100 | 1000 ]}
no speed [ speed_val | auto [ 10 | 100 | 1000 ]]
シンタックスの説明
speed_val |
インターフェイスのポート速度を Mbps 単位で指定します。 |
auto |
速度を接続先ポートと自動ネゴシエートするようにインターフェイスを設定します。 |
10 |
(任意)速度を 10 Mbps に設定します。 |
100 |
(任意)速度を 100 Mbps に設定します。 |
1000 |
(任意)速度を 1000 Mbps に設定します。 |
コマンド モード
インターフェイス コンフィギュレーション(config-if)
サポートされるユーザの役割
network-admin
コマンドの履歴
|
|
4.0(4)SP1(1) |
このコマンドが追加されました。 |
使用上のガイドライン
イーサネット ポート速度を自動以外の値(10 Mbps、100 Mbps、1000 Mbps など)に設定する場合は、それに合わせて接続先ポートを設定してください。接続先ポートが速度をネゴシエーションするように設定しないでください。
例
次に、スロット 3 にあるモジュールのイーサネット ポート 1 の速度を 1000 Mbps に設定する例を示します。
switch(config)# interface ethernet 2/1
switch(config-if)# speed 1000
次に、速度を自動的に自動に設定する例を示します。
switch(config)# interface ethernet 2/1
switch(config-if)# no speed 1000
関連コマンド
|
|
interface |
設定するインターフェイスを指定します。 |
duplex |
全二重モード、半二重モード、自動ネゴシエート モードを指定します。 |
show interface |
インターフェイス ステータスを表示します。速度およびデュプレックス モード パラメータもあわせて表示します。 |
ssh
Secure Shell(SSH; セキュア シェル)セッションを作成するには、 ssh コマンドを使用します。
ssh [ username @ ]{ ipv4-address | hostname } [ vrf vrf-name ]
シンタックスの説明
username |
(任意)SSH セッションのユーザ名です。ユーザ名では大文字と小文字は区別されません。 |
ipv4-address |
リモート デバイスの IPv4 アドレスを指定します。 |
hostname |
リモート デバイスのホスト名を指定します。ホスト名では、大文字と小文字が区別されます。 |
vrf vrf-name |
(任意)SSH セッションで使用する Virtual Routing and Forwarding(VRF; 仮想ルーティング/転送)名を指定します。VRF 名では、大文字と小文字が区別されます。 |
コマンド モード
任意のコマンド モード
サポートされるユーザの役割
network-admin
コマンドの履歴
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4.0(4)SP1(1) |
このコマンドが追加されました。 |
使用上のガイドライン
Cisco NX-OS ソフトウェアは、SSH バージョン 2 をサポートしています。
例
次に、SSH セッションを開始する例を示します。
switch# ssh 10.10.1.1 vrf management
The authenticity of host '10.10.1.1 (10.10.1.1)' can't be established.
RSA key fingerprint is 9b:d9:09:97:f6:40:76:89:05:15:42:6b:12:48:0f:d6.
Are you sure you want to continue connecting (yes/no)? yes
Warning: Permanently added '10.10.1.1' (RSA) to the list of known hosts.
関連コマンド
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clear ssh session |
SSH セッションをクリアします。 |
ssh server enable |
SSH サーバをイネーブルにします。 |
ssh key
スイッチのキー ペア(SSH サーバをイネーブルにしている場合に使用されます)を生成するには、 ssh key コマンドを使用します。SSH サーバ鍵を削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
ssh key { dsa [ force ] | rsa [ length [ force ]]}
no ssh key [ dsa | rsa ]
シンタックスの説明
dsa |
Digital System Algorithm(DSA)SSH サーバ鍵を指定します。 |
force |
(任意)SSH 鍵の交換を強制します。 |
rsa |
Rivest, Shamir, and Adelman(RSA)公開鍵暗号 SSH サーバ鍵を指定します。 |
length |
(任意)SSH サーバ鍵を作成するときに使用するビット数を指定します。指定できる範囲は 768 ~ 2048 です。 |
コマンド モード
グローバル コンフィギュレーション(config)
サポートされるユーザの役割
network-admin
コマンドの履歴
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4.0(4)SP1(1) |
このコマンドが追加されました。 |
使用上のガイドライン
スイッチはデフォルトで 1024 ビットの RSA キーを使用します。 ssh key コマンドを使用すると、別のアルゴリズム(DSA)または別の鍵の強さを選択できます。
SSH サーバ鍵を削除または交換する場合、 no feature ssh コマンドを使用してまず SSH サーバをディセーブルにする必要があります。
Cisco NX-OS ソフトウェアは、SSH バージョン 2 をサポートしています。
例
次に、DSA を使用して SSH サーバ鍵を作成する例を示します。
switch(config)# ssh key dsa
generating dsa key(1024 bits).....
次に、デフォルトの鍵の長さで RSA を使用して SSH サーバ鍵を作成する例を示します。
switch(config)# ssh key rsa
generating rsa key(1024 bits).....
次に、指定した鍵の長さで RSA を使用して SSH サーバ鍵を作成する例を示します。
switch(config)# ssh key rsa 768
generating rsa key(768 bits).....
次に、 force オプションで DSA を使用して SSH サーバ鍵を交換する例を示します。
switch(config)# no ssh server enable
switch(config)# ssh key dsa force
deleting old dsa key.....
generating dsa key(1024 bits).....
switch(config)# ssh server enable
次に、DSA SSH サーバ鍵を削除する例を示します。
switch(config)# no ssh server enable
XML interface to system may become unavailable since ssh is disabled
switch(config)# no ssh key dsa
switch(config)# ssh server enable
次に、SSH サーバ鍵をすべて削除する例を示します。
switch(config)# no ssh server enable
XML interface to system may become unavailable since ssh is disabled
switch(config)# no ssh key
switch(config)# ssh server enable
関連コマンド
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show ssh key |
SSH サーバ鍵の情報を表示します。 |
ssh server enable |
SSH サーバをイネーブルにします。 |
ssh server enable
Secure Shell(SSH; セキュア シェル)サーバをイネーブルにするには、 ssh server enable コマンドを使用します。SSH サーバをディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
ssh server enable
no ssh server enable
シンタックスの説明
このコマンドには、引数またはキーワードはありません。
コマンド モード
グローバル コンフィギュレーション(config)
サポートされるユーザの役割
network-admin
コマンドの履歴
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4.0(4)SP1(1) |
このコマンドが追加されました。 |
使用上のガイドライン
Cisco NX-OS ソフトウェアは、SSH バージョン 2 をサポートしています。
例
次に、SSH サーバをイネーブルにする例を示します。
switch(config)# ssh server enable
次に、SSH サーバをディセーブルにする例を示します。
switch(config)# no ssh server enable
XML interface to system may become unavailable since ssh is disabled
関連コマンド
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show ssh server |
SSH サーバ鍵の情報を表示します。 |
svs-domain
SVS ドメインを設定し、SVS ドメイン コンフィギュレーション モードを開始するには、 svs-domain コマンドを使用します。
svs - domain
シンタックスの説明
このコマンドには、引数またはキーワードはありません。
コマンド モード
グローバル コンフィギュレーション(config)
サポートされるユーザの役割
network-admin
コマンドの履歴
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4.0(4)SP1(1) |
このコマンドが追加されました。 |
例
次に、SVS ドメイン コンフィギュレーション モードを開始して、SVS ドメインを設定する例を示します。
switch#
configure terminal
switch(config)# svs-domain
switch(config-svs-domain)#
switchname
デバイスのホスト名を設定するには、 switchname コマンドを使用します。デフォルトの設定に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
switchname name
no switchname
シンタックスの説明
name |
デバイスの名前を指定します。この名前は 32 文字以下の長さの英数字で、大文字と小文字が区別されます。特殊文字を使用できます。 |
コマンド モード
グローバル コンフィギュレーション(config)
サポートされるユーザの役割
network-admin
コマンドの履歴
|
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4.0(4)SP1(1) |
このコマンドが追加されました。 |
使用上のガイドライン
Cisco NX-OS ソフトウェアは Command-Line Interface(CLI; コマンドライン インターフェイス)プロンプトおよびデフォルトのコンフィギュレーション ファイル名でホスト名を使用します。
switchname コマンドは hostname コマンドと同じ機能を実行します。
例
次に、デバイスのホスト名を設定する例を示します。
switch# configure terminal
switch(config)# switchname Engineering2
次に、デバイスのホスト名をデフォルトに戻す例を示します。
Engineering2# configure terminal
Engineering2(config)# no switchname
system redundancy role
VSM の冗長ロールを設定するには、 system redundancy role コマンドを使用します。デフォルトの設定に戻す場合は、このコマンドの no 形式を使用します。
system redundancy role { primary | secondary | standalone }
no system redundancy role { primary | secondary | standalone }
シンタックスの説明
primary |
プライマリの冗長 VSM を指定します。 |
secondary |
セカンダリの冗長 VSM を指定します。 |
standalone |
冗長 VSM がないことを指定します。 |
コマンド モード
EXEC モード
サポートされるユーザの役割
network-admin
コマンドの履歴
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4.0(4)SP1(1) |
このコマンドが追加されました。 |
例
次に、冗長 VSM を設定する例を示します。
switch# system redundancy role standalone
関連コマンド
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|
reload module |
Virtual Supervisor Module(VSM)をリロードします。 |
show version |
VSM に存在するソフトウェア バージョンを表示します。 |
system switchover
スタンバイ スーパーバイザに切り替えるには、 system switchover コマンドを使用します。
system switchover
シンタックスの説明
このコマンドには、引数またはキーワードはありません。
コマンド モード
EXEC モード
サポートされるユーザの役割
network-admin
コマンドの履歴
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4.0(4)SP1(1) |
このコマンドが追加されました。 |
例
次に、スタンバイ スーパーバイザに切り替える例を示します。
switch# system switchover
関連コマンド
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system redundancyrole |
VSM の冗長ロールを設定します。 |
reload module |
Virtual Supervisor Module(VSM)をリロードします。 |
show version |
VSM に存在するソフトウェア バージョンを表示します。 |